JP4462653B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレート式熱交換器における改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プレート式熱交換器は、例えば図2に示す如き、矩形状の金属板の中央部にヘリンボーン状の波形断面形状の伝熱面2を有するプレート1を順次積層することで、図3に示す如く、各プレート1,1…間に2つの流体の流路a,bを交互に形成し、これら流路a,bにそれぞれ異なる流体を交互に流通して両流体間でプレート1を介して熱交換を行なっている。
【0003】
図2および図3に示す如き、従来のプレート式熱交換器によれば、プレート1の伝熱面2のヘリンボーン波形形状の断面における山谷の形状が積層方向において上下対称であるため、各プレート1,1…間に交互に形成される2つの流体の流路a,bの断面積が同じであり、これにより2つの流体の流動性能は同じである。
【0004】
上述のように2つの流体の流動性能が同じプレート式熱交換器では、許容圧損が同じで2つの流体の流量が異なる場合には、大きな流量側が支配的となってプレート式熱交換器のプレート枚数が決定されるため、他方(少ない流量側)の許容圧損からみれば過剰なプレート枚数となる。しかも、少ない流量側では液流速が低下するため、伝熱性能の低下につながる。
【0005】
このような状況に鑑み、本出願人は、図4に示す如く、プレート1の伝熱面2のヘリンボーン波形形状を大山からなる波形山部3と2列の小山からなる波形山部3’とを交互に形成して積層方向における断面形状を上下非対称にすることで、各プレート1,1…間に交互に形成される2つの流体の流路a,bの断面積に大小の相対的な差を設けるようにしたプレート式熱交換器について既に出願している(実願昭44−59042号、実願昭52−161466号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図4に示すプレート式熱交換器では、図3に示すものよりも少ないプレート枚数にできるものの、2列の小山からなる波形山部3’が隣接するプレートの波形谷部と当接しない構造であるため、各プレート1,1…間の当たり点ピッチPが片方(大きな流量側)で大きくなり、耐圧レベルが低くなる問題が生じる。そのため、プレート1の板厚を大きくしなければならず、コスト面に弊害がある。また、2列の小山からなる波形山部3’で形成される各プレート1,1…間の隙間が小さいため、スケールが詰まり易くて流動、伝熱性能の低下につながる。更に、プレート1の伝熱面2の波形断面形状が大山からなる波形山部3と2列の小山からなる波形山部3’とを交互に繰り返す複雑な構造であるため、プレート1のプレス成形金型の加工に多くの時間やコストがかかるなどの問題がある。
【0007】
本発明は以上の問題点に鑑み、これを改良除去するためになされたもので、その目的とするところは、2つの流体に対して異なる流動、伝熱性能をもたらしながら、従来と同等の耐圧レベルで使用することができ、また、スケールの問題もなく、更に、プレートのプレス成形金型の加工も容易なプレート式熱交換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明は、伝熱面のヘリンボーン波形形状の断面における山谷の形状が積層方向において上下非対称となるプレートを積層することで、プレート相互間に交互に形成される2つの流体の流路の断面積に大小の相対的な差を設けるようにしたプレート式熱交換器において、プレートの伝熱面のヘリンボーン波形断面形状における波型山部および波型谷部をそれぞれ曲率半径の異なる大円弧面及び小円弧面で構成し、プレート同士の当接部で大円弧面同士及び小円弧面同士を当接させ、小円弧面同士のプレート積層方向と直交する方向で隣接する当接部の間に、プレート積層方向の両側に凸の大円弧面で囲まれた第1流路を設けると共に、大円弧面同士のプレート積層方向と直交する方向で隣接する当接部の間に、プレート積層方向の両側に凸の小円弧面で囲まれ、第1流路よりも流路面積の小さい第2流路とを設け、第1流路の流量を第2流路の流量よりも大きくし、第1流路及び第2流路が、プレート積層方向と直交する方向で円弧面同士の当接部に至るまで先細りになっていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態を示し、3枚のプレート1の積層状態における伝熱面2の部分断面図である。
【0010】
図1に示す実施形態は、プレート1の伝熱面2のヘリンボーン波形断面形状における波形山部3の半径Rと波形谷部4の半径rとを異なる半径寸法としたものである。詳しくは、波形山部3の半径Rを波形谷部4の半径rより大径寸法に設定し、波形山部3を半径Rの大円弧面で構成すると共に、波形谷部4を半径rの小円弧面で構成するようにしたものである。
【0011】
上述の如く構成すると、伝熱面2の波形断面形状における波形山部3の半径Rと波形谷部4の半径rの半径寸法が異なるため(R>r)、各プレート1,1…間に交互に形成される2つの流体の第1流路aおよび第2流路bの断面積が異なり(a>b)、2つの流体に対して異なる流動、伝熱性能を得ることができる。しかも、波形山部3の半径Rと波形谷部4の半径rの半径寸法が異なるだけで波形山部3が全て隣接するプレート1の波形谷部4に当接する構造であるため、各プレート1,1…間の当たり点ピッチPは図4に示す従来のものと同じにでき、耐圧レベルが低下することはない。従って、図4に示す従来のものと同等の耐圧レベルで使用することができ、プレート1の板厚を大きくする必要がなくなり、無駄なコストアップを避けることができる。また、各プレート1,1…間に小さな隙間がないため、スケールの詰まりを防止することができる。更に、プレート1の伝熱面2の波形断面形状が複雑な構造でないため、プレート1のプレス成形金型の加工が容易となり、プレス成形金型の製作における時間やコストを大幅に削減することができる。
【0012】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々の構造が可能である。
【0013】
尚、上述の各実施形態では、プレート間隙(成形深さH)が同じプレート1で説明したが、本発明は異なるプレート間隙のプレートに採用することも可能である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プレートの伝熱面のヘリンボーン波形断面形状における波形山部と波形谷部の半径を異なる寸法としたので、2つの流体に対して異なる流動、伝熱性能をもたらしながら、従来と同等の耐圧レベルで使用することができ、また、スケールの問題もなく、更に、プレートのプレス成形金型の加工も容易なプレート式熱交換器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施形態におけるプレート積層状態の図3A−A線の断面図である。
【図2】 プレート式熱交換器のプレートの平面図である。
【図3】 プレート式熱交換器の第1従来例におけるプレート積層状態の図3A−A線の断面図である。
【図4】 プレート式熱交換器の第2従来例におけるプレート積層状態の図3A−A線の断面図である。
【符号の説明】
1 プレート
2 伝熱面
3 波形山部(大円弧面)
4 波形谷部(小円弧面)
R 波形山部の半径
r 波形谷部の半径
H 成形深さ
a 第1流路
b 第2流路
Claims (1)
- 伝熱面のヘリンボーン波形形状の断面における山谷の形状が積層方向において上下非対称となるプレートを積層することで、プレート相互間に交互に形成される2つの流体の流路の断面積に大小の相対的な差を設けるようにしたプレート式熱交換器において、
プレートの伝熱面のヘリンボーン波形断面形状における波型山部および波型谷部をそれぞれ曲率半径の異なる大円弧面及び小円弧面で構成し、プレート同士の当接部で大円弧面同士及び小円弧面同士を当接させ、小円弧面同士のプレート積層方向と直交する方向で隣接する当接部の間に、プレート積層方向の両側に凸の大円弧面で囲まれた第1流路を設けると共に、大円弧面同士のプレート積層方向と直交する方向で隣接する当接部の間に、プレート積層方向の両側に凸の小円弧面で囲まれ、第1流路よりも流路面積の小さい第2流路とを設け、第1流路の流量を第2流路の流量よりも大きくし、第1流路及び第2流路が、プレート積層方向と直交する方向で円弧面同士の当接部に至るまで先細りになっていることを特徴とするプレート式熱交換器。
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