JP4462412B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記の樹脂組成物においてもPAI樹脂が良好に相溶化しておらず、複合化後、良好な溶融流動性、靭性、機械的強度のある材料は得られていない。そのため、精密成形や薄物成形等の用途に不適であった。
また本発明は、該樹脂組成物からなる成形品を包含する。
さらに本発明は、芳香族ポリアミドイミド樹脂およびポリアリーレンスルフィド樹脂からなる樹脂組成物の溶融流動性を向上させる方法であって、重量平均分子量(Mw)が1,000〜100,000であり、かつ分子中に含まれるアミノ基が、0.00002〜0.002mol/gである芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)5〜60重量部およびポリアリーレンスルフィド樹脂(B)95〜40重量部からなる樹脂組成物に対して、0.01〜10重量部のエピスルフィド化合物(C)を添加することからなる方法を包含する。
本発明の樹脂組成物の(A)成分である芳香族ポリアミドイミド樹脂(PAI樹脂)は、下記一般式(I)で表される。
Ar1の炭素数6〜18の2価の芳香族基として、置換若しくは非置換のアリーレン基が挙げられる。アリーレン基としてフェニレン基、ナフタレン基、ビフェニリレン基、ベンジレン基(トルエン−ジイル基)、1,4−フェニレンビス(メチレン)基が挙げられる。置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜3のアルキル基、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子が挙げられる。
合して用いることもできる。
特に好ましいものとして、以下のものが例示される。
本発明に使用されるPAI樹脂は、GPCを用いたPEG換算重量平均分子量(Mw)が1,000〜100,000であるものが使用できる。好ましくは、PEG換算重量平均分子量が1,000〜50,000であり、より好ましくは1,000〜30,000である。
使用カラム:shodex KD−806M
溶離液:N,N−ジメチルホルムアミド
カラム温度:50℃
溶離液流量:0.5ml/min
中和滴定は、PAI樹脂をジメチルホルムアミドに溶解し、0.1mol/l塩酸を滴下し電位差計を用いて中和点を判断した。
本発明の樹脂組成物の(B)成分であるポリアリーレンスルフィド樹脂(PAS樹脂)とは、下記一般式(II)
〔−Ar−S−〕 (II)
(式中、−Ar−は、アリーレン基である。)
で表されるアリーレンスルフィドの繰り返し単位を主たる構成要素とする芳香族ポリマーである。
〔−Ar−S−〕を1モル(基本モル)と定義すると、本発明で使用するPAS樹脂は、この繰り返し単位を通常50モル%以上、好ましくは70モル%以上、より好ましくは90モル%以上含有するポリマーである。
アリーレン基としては、例えば、p−フェニレン基、m−フェニレン基、置換フェニレン基(置換基は、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基、またはフェニル基である。)、p、p’−ジフェニレンスルホン基、p、p’−ビフェニレン基、p、p’−ジフェニレンカルボニル基、ナフチレン基などを挙げることができる。PAS樹脂としては、主として同一のアリーレン基を有するポリマーを好ましく用いることができるが、加工性や耐熱性の観点から、2種以上のアリーレン基を含んだコポリマーを用いることもできる。
コポリマーの具体例としては、p−フェニレンスルフィドの繰り返し単位とm−フェニレンスルフィドの繰り返し単位を有するランダムまたはブロックコポリマー、フェニレンスルフィドの繰り返し単位とアリーレンケトンスルフィドの繰り返し単位を有するランダムまたはブロックコポリマー、フェニレンスルフィドの繰り返し単位とアリーレンケトンケトンスルフィドの繰り返し単位を有するランダムまたはブロックコポリマー、フェニレンスルフィドの繰り返し単位とアリーレンスルホンスルフィドの繰り返し単位を有するランダムまたはブロックコポリマーなどを挙げることができる。これらのPAS樹脂は、結晶性ポリマーであることが好ましい。
アルカリ金属硫化物としては、例えば、硫化リチウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシウムなどを挙げることができる。反応系中で、NaSHとNaOHを反応させることにより生成させた硫化ナトリウムなども使用することができる。
ジハロゲン置換芳香族化合物としては、例えば、p−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、2,5−ジクロロトルエン、p−ジブロモベンゼン、2,6−ジクロロナフタレン、1−メトキシ2,5−ジクロロベンゼン、4,4’−ジクロロビフェニル、3,5−ジクロロ安息香酸、p、p’−ジクロロジフェニルエーテル、4,4’−ジクロロジフェニルスルホン、4,4’−ジクロロジフェニルスルホキシド、4,4’−ジクロロジフェニルケトンなどを挙げることができる。これらは、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(C)成分であるエピスルフィド化合物は、分子内に1つ以上のエピスルフィド基を有する化合物である。
エピスルフィド化合物としては、下記一般式(III)で表される化合物が好適に用いられる。
ここで、エピスルフィド基は下記式で表される。
2価の炭化水素基として炭素数1〜3の脂肪族炭化水素基が好ましい。脂肪族炭化水素基としてアルカン−ジイル基が好ましい。アルカン−ジイル基としてメチレン基、トリメチレン基などの炭素数1〜3のアルキレン基、エタン−ジイル基が挙げられる。
X3はそれぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜24の1価の炭化水素基、ビニル基、ヒドロキシ基、アミノ基、ウレイド基、イソシアネート基、エピスルフィド基、エポキシ基、およびメルカプト基を表す。
1価の炭化水素基として、炭素数1〜24の脂肪族基、置換若しくは非置換の芳香族基が挙げられる。脂肪族基としてメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基などの炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。芳香族基として、フェニル基、ベンジル基が好ましい。
R1はそれぞれ独立に炭素数1〜24の4価の炭化水素基を表す。炭化水素基として炭素数1〜6の4価の脂肪族基、炭素数6〜8の4価の脂環族基または炭素数6〜15の4価の芳香族基が挙げられる。脂肪族基として炭素数1〜6のアルカン−テトライル基、脂環族炭化水素基として炭素数1〜8のシクロアルカン−テトライル基、芳香族炭化水素基として炭素数6〜15のアレーン−テトライル基が好ましい。
R2はそれぞれ独立に炭素数1〜24の2価の炭化水素基を表す。炭化水素基として炭素数1〜3の脂肪族炭化水素基が好ましい。脂肪族炭化水素基としてアルカン−ジイル基が好ましい。アルカン−ジイル基としてメチレン基、エチレン基、プロピレン基などの炭素数1〜3のアルキレン基、エタン−ジイル基が挙げられる。nは0以上20以下の整数を表す。)
アルカン−テトライル基として、メタン−テトライル基、エタン−テトライル基、プロパン−テトライル基、ブタン−テトライル基、ペンタン−テトライル基などが挙げられる。シクロアルカン−テトライル基としてシクロヘキサン−テトライル基などが挙げられる。アレーン−テトライル基として、ベンゼン−テトライル基、キシレン−テトライル基、ジフェニル−テトライル基、ジフェニルメタン−テトライル基、ジフェニルプロパン−テトライル基などが挙げられる。
アルカン−テトライル基として、メタン−テトライル基、エタン−テトライル基、プロパン−テトライル基、ブタン−テトライル基、ペンタン−テトライル基などが挙げられる。シクロアルカン−テトライル基としてシクロヘキサン−テトライル基などが挙げられる。アレーン−テトライル基として、ベンゼン−テトライル基、キシレン−テトライル基、ジフェニル−テトライル基、ジフェニルメタン−テトライル基、ジフェニルプロパン−テトライル基などが挙げられる。
本発明で好適に用いられるエピスルフィド化合物を以下に例示するが、これらを単独で用いてもよく、また2種類以上を併用しても良い。
滑剤としては、鉱物油、シリコン油、エチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ステアリン酸ナトリウムなどの金属塩、モンタン酸ナトリウム等の金属塩、モンタン酸アミドなどが代表的なものとして例示される。
また可塑剤としては、一般に用いられるシラン系化合物や、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート等のフタル酸化合物等が挙げられる。また、一般に用いられる紫外線吸収剤、着色剤等を用いることができる。
難燃剤としては、トリフェニルフォスフェートのようなリン酸エステル類、デカブロモビフェニル、ペンタブロモトルエン、ブロモ化エポキシ樹脂、等の臭化化合物;メラミン誘導体などの含窒素リン化合物等が挙げられる。難燃助剤を使用しても良く、その例としては、アンチモン、ほう素、亜鉛等の化合物等が挙げられる。
また、本発明は、重量平均分子量(Mw)が1,000〜100,000であり、かつ分子中に含まれるアミノ基が、0.00002〜0.002mol/gである芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)5〜60重量部およびポリアリーレンスルフィド樹脂(B)95〜40重量部からなる樹脂組成物に対するエピスルフィド化合物の溶融流動性付与剤としての使用を包含する。
水分含有量15ppmのN−メチルピロリドン3リットルを、5リットルの攪拌機、温度計、先端に塩化カルシウムを充填した乾燥管を装着した還流冷却器を備えた反応器に仕込んだ。ここにトリメリット酸無水物555g(50モル%)、次いで2,4−トリレンジイソシアネート503g(50モル%)を加えた。トリメリット酸無水物の添加時の系内水分は30ppmであった。最初、室温から30分を要して内容物温度を120℃とし、この温度に保ったまま8時間継続した。
重合終了後N−メチルピロリドンの2倍容量のメタノール中に強力な攪拌下で重合液を滴下し、ポリマーを析出させた。析出したポリマーを吸引ろ別し、さらにメタノールでよく洗浄し、200℃で減圧乾燥を行いポリアミドイミド樹脂(PAI樹脂(1))を得た。
GPCを用いてPEG(ポリエチレングリコール)換算重量平均分子量を測定したところ、Mw=9,000であった。測定条件は以下の通りである。
GPC機種:株式会社島津製作所製LC−6Aおよび検出器RID−6A
使用カラム:shodex KD−806M
溶離液:N,N−ジメチルホルムアミド
カラム温度:50℃
溶離液流量:0.5ml/min
検量線:分子量既知のPEGを測定し作成した。
また、ポリアミドイミド樹脂をジメチルホルムアミドに溶解し、塩酸を使用した中和滴定を行なったところ、分子中に含まれるアミノ基は0.0001mol/gであった。
5リットルの攪拌機を備えた反応器にアセトン1.5リットル、および水1.5リットルを仕込み、次いでトリエチルアミン202g、次いでトリメリット酸クロリド無水物421g(50モル%)、さらにm−トリレンジアミン244g(50モル%)を加えた。室温で2時間攪拌し、析出したポリマーを吸引ろ別し、さらにメタノールでよく洗浄し、200℃で減圧乾燥を24時間行いポリアミドイミド樹脂(PAI樹脂(2))を得た。
合成例1と同様に、GPCを用いてPEG換算重量平均分子量を測定したところ、Mw=7,000であった(溶媒ジメチルホルムアミド)。ポリアミドイミド樹脂をジメチルホルムアミドに溶解し、塩酸を使用した中和滴定を行なったところ、分子中に含まれるアミノ基は0.00007mol/gであった。
合成例1で無水トリメリット酸および2,4−トリレンジイソシアネートを加えた後に室温から50分を要して内容物温度を200℃とし、この温度を保ったまま6時間継続した。その後ポリマーを析出させた以降は合成例1と同様の方法にてポリアミドイミド樹脂(PAI樹脂(3))を得た。
合成例1と同様に、GPCを用いてPEG換算重量平均分子量を測定したところ、Mw=120,000であった(溶媒ジメチルホルムアミド)。ポリアミドイミド樹脂をジメチルホルムアミドに溶解し、塩酸を使用した中和滴定を行なったところ、分子中に含まれるアミノ基は0.00008mol/gであった。
合成例1でトリメリット酸無水物および2,4−トリレンジイソシアネートを加えた後に室温から20分を要して内容物温度を90℃とし、この温度を保ったまま50分継続した。ついで115℃に昇温し、この温度に保ったまま8時間継続した。その後は合成例1と同様の方法にてポリアミドイミド樹脂(PAI樹脂(4))を得た。
合成例1と同様に、GPCを用いてPEG換算重量平均分子量を測定したところ、Mw=8,000であった(溶媒ジメチルホルムアミド)。ポリアミドイミド樹脂をジメチルホルムアミドに溶解し、塩酸を使用した中和滴定を行なったところ、分子中に含まれるアミノ基は0.000001mol/gであった。
合成例1で製造したPAI樹脂(1)49.5wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03、繰り返し単位はp−フェニレン、温度310℃、剪断速度1200/秒で測定した溶融粘度は300Pa・s)49.5wt%とフェニルチオグリシジルエーテル1wt%をブレンドし、2軸押出機を用いて320℃で溶融混錬してペレット化し、樹脂組成物を製造した。
(溶融流動性の測定)
溶融流動性は、ペレットから測定した((株)東洋精機製作所キャピログラフ1B、350℃、シェアレート=1200sec−1)。
(曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ歪み、熱変形温度の測定)
このペレットを射出成形し、1/8インチ厚の抗折試験片を得た。この試験片を用いて、曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ歪み、熱変形温度を測定した。
曲げ強度、曲げ弾性率、曲げ歪みは、島津製作所(株)オートグラフ AG5000B)を用いて測定した(測定条件:23℃、ASTM D790)。
熱変形温度(DTUL)は、この試験片を用いて、安田精機(株)HD−500−PCにより、18.6kg/cm2荷重、窒素雰囲気下で測定した(ASTM D648)。
測定結果を表10に示す。
エピスルフィド化合物として、ビスチオグリシジルスルフィドを用いた以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例1で製造したPAI樹脂(1)46wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03)46wt%とフェニルチオグリシジルエーテル8wt%をブレンドし、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例1で製造したPAI樹脂(2)49.5wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03)49.5wt%とフェニルチオグリシジルエーテル1wt%をブレンドし、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
エピスルフィド化合物として、2,3−エピスルフィド−1−プロパノールを用いた以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
エピスルフィド化合物として、2,2−ビス{4−(2,3−エピチオプロピルオキシ)フェニル}プロパンを用いた以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例1で製造したPAI樹脂(1)50wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03)50wt%をブレンドした以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例1で製造したPAI樹脂(1)40wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03)40wt%とフェニルチオグリシジルエーテル20wt%をブレンドし、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例1で製造したPAI樹脂(1)40wt%とPAS樹脂(大日本インキ化学工業(株)製 DIC−PPS−LR03)40wt%とビスチオグリシジルスルフィド20wt%をブレンドし、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、評価した。結果を表10に示す。
合成例3で製造したPAI樹脂(3)を用いた以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、物性を測定した。結果を表10に示す。
合成例4で製造したPAI樹脂(4)を用いた以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂組成物を製造し、物性を測定した。結果を表10に示す。
Claims (12)
- (1)重量平均分子量(Mw)が1,000〜100,000であり、かつ分子中に含まれるアミノ基が、0.00002〜0.002mol/gである芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)5〜60重量部、(2)ポリアリーレンスルフィド樹脂(B)95〜40重量部および(3)(A)および(B)の合計100重量部に対して0.01〜10重量部のエピスルフィド化合物(C)からなる樹脂組成物。
- 芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)が1,000〜50,000である請求項1記載の樹脂組成物。
- 芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)中に含まれるアミノ基が、0.00005〜0.001mol/gである請求項1記載の樹脂組成物。
- ポリアリーレンスルフィド樹脂(B)は、温度310℃、剪断速度1200/秒で測定した溶融粘度が10〜600Pa・sである請求項1記載の樹脂組成物。
- エピスルフィド化合物(C)が、下記一般式(III)で表される化合物である請求項1記載の樹脂組成物。
- エピスルフィド化合物(C)が、下記一般式(III-1)、(III-2)および(III-3)からなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物である請求項1記載の樹脂組成物。
基を表す。)
- 請求項1記載の樹脂組成物からなる成形品。
- 芳香族ポリアミドイミド樹脂およびポリアリーレンスルフィド樹脂からなる樹脂組成物の溶融流動性を向上させる方法であって、重量平均分子量(Mw)が1,000〜100,000であり、かつ分子中に含まれるアミノ基が、0.00002〜0.002mol/gである芳香族ポリアミドイミド樹脂(A)5〜60重量部およびポリアリーレンスルフィド樹脂(B)95〜40重量部からなる樹脂組成物に対して、0.01〜10重量部のエピスルフィド化合物(C)を添加することからなる方法。
- エピスルフィド化合物(C)が、下記一般式(III)で表される化合物である請求項11記載の方法。
Eはエピスルフィド基またはエポキシ基を表し、エピスルフィド基は分子中に必ず1つ以上含まれる。X2はそれぞれ独立に炭素数1〜6の2価の炭化水素基、エーテル結合、チオエーテル結合、ジスルフィド結合、カルボニル結合、エステル結合、アミド結合、または単結合を表す。X3はそれぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜24の1価の炭化水素基、ビニル基、水酸基、アミノ基、ウレイド基、イソシアネート基、エピスルフィド基、エポキシ基、およびメルカプト基を表す。R1はそれぞれ独立に炭素数1〜24の4価の炭化水素基を表し、R2はそれぞれ独立に炭素数1〜24の2価の炭化水素基を表す。nは0以上20以下の整数を表す。)
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