JP4447383B2 - プッシュプル増幅器 - Google Patents
プッシュプル増幅器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4447383B2 JP4447383B2 JP2004179792A JP2004179792A JP4447383B2 JP 4447383 B2 JP4447383 B2 JP 4447383B2 JP 2004179792 A JP2004179792 A JP 2004179792A JP 2004179792 A JP2004179792 A JP 2004179792A JP 4447383 B2 JP4447383 B2 JP 4447383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential amplifier
- voltage
- output
- reference voltage
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 16
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 4
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
図9に示すプッシュプル増幅器は、低い出力抵抗でかつ出力の動作範囲が広いという特徴を有するものである(例えば、非特許文献1参照)。このプッシュプル増幅器は、図示のように、差動増幅器101と、差動増幅器102と、P型のMOSトランジスタ103およびN型のMOSトランジスタ104からなる出力増幅部と、を備えている。
図10において、非反転入力端子106の入力電圧がアナロググランドの場合、出力端子109の電圧も入力と同じとなり、すなわちアナロググランドの電圧になる。この時、抵抗110の両端の電圧差はゼロであるので、抵抗110に電流は流れない。このため、出力増幅部を構成するMOSトランジスタ103とMOSトランジスタ104に流れる電流は、いわゆる無負荷時の電流が流れているのみである。
しかし、このプッシュプル増幅器は、差動増幅器101および差動増幅器102のオフセットに弱いという欠点がある。
一方、差動増幅器101の非反転入力端子の電圧は下がり、差動増幅器101の出力端子107の電圧も下がり、電流が少し流れるようになって、最終的に、MOSトランジスタ103,104の電流量が同じになったところで安定状態になる。
ただし、そのオフセットが大きい場合には、MOSトランジスタ103、104に流れる電流はオフ状態で安定することがある。
以上の説明からわかるように、図10に示す従来のプッシュプル増幅器では、オフセットが本来の値より正に大きくなっても、あるいは負に大きくなっても上記のような不具合が発生する。
P.R.グレイ、P.J.フルスト、R.G.メイヤー著 浅田邦博、永田譲監訳 アナログ集積回路設計技術 上巻 培風館 451ページ
すなわち、請求項1に係る発明は、非反転入力端子、反転入力端子、および出力端子をそれぞれ有する第1差動増幅器および第2差動増幅器と、互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器の各出力信号を入力してプッシュプル動作を行う出力増幅部と、前記第1差動増幅器の出力信号と前記第2差動増幅器の出力信号とのレベル差を求め、この求めたレベル差と基準値との差に応じた制御信号を生成するオフセット制御部と、を備え、前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器のうち少なくとも一方の差動増幅器がオフセットを調整するためのオフセット調整端子を有し、前記オフセット制御部が生成する制御信号を前記オフセット調整端子に供給し、前記オフセット調整端子を有する差動増幅器は、入力用のMOSトランジスタ対を有し、そのMOSトランジスタ対の一方のウエルに基準電圧を供給するようにし、他方のウエルに前記オフセット調整端子を接続するようにした。
請求項2に係る発明は、非反転入力端子、反転入力端子、および出力端子をそれぞれ有する第1差動増幅器および第2差動増幅器と、互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器の各出力信号を入力してプッシュプル動作を行う出力増幅部と、前記第1差動増幅器の出力信号と前記第2差動増幅器の出力信号とのレベル差を求め、この求めたレベル差と基準値との差に応じた制御信号を生成するオフセット制御部と、を備え、前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器のうち少なくとも一方の差動増幅器がオフセットを調整するためのオフセット調整端子を有し、前記オフセット制御部が生成する制御信号を前記オフセット調整端子に供給し、前記オフセット調整端子を有する差動増幅器は、負荷となるMOSトランジスタ対を有し、そのMOSトランジスタ対の一方のウエルに基準電圧を供給するようにし、他方のウエルに前記オフセット調整端子を接続するようにした。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のプッシュプル増幅器において、前記オフセット制御部は、前記基準電圧を生成する第3減算回路をさらに備え、前記第3減算回路は、入力される第1基準電圧と第2基準電圧の差電圧を求め、この求めた差電圧を前記基準電圧として生成するようになっている。
[第1実施形態]
図1は、本発明のプッシュプル増幅器の第1実施形態の構成を示すブロック図である。この第1実施形態は、図1に示すように、差動増幅器1と、差動増幅器2と、P型のMOSトランジスタ3およびN型のMOSトランジスタ4からなる出力増幅部15と、オフセット制御部17と、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子9と、を備えている。
差動増幅器2は、非反転入力端子(+)、反転入力端子(−)、出力端子8を有し、その非反転入力端子が反転入力端子5に接続され、その反転入力端子が非反転入力端子6に接続され、出力端子8がMOSトランジスタ4のゲートに接続されている。
このため、P型のMOSトランジスタ3のゲートには差動増幅器1の出力電圧が供給され、そのソースには正の電源電圧Vddが供給されるようになっている。また、N型のMOSトランジスタ4のゲートには差動増幅器2の出力電圧が供給され、そのソースには負の電源電圧Vssが供給されるようになっている。さらに、MOSトランジス3のドレインとMOSトランジスタ4のドレインとが接続され、その共通接続部が出力端子9に接続されている。
図2に示す差動増幅器は、図示のように、差動対を構成する入力用のN型のMOSトランジスタ31、32と、カレントミラー回路を構成し能動負荷として機能するP型のMOSトランジスタ33、34と、MOSトランジスタ31、32に定電流を供給する電流源として機能するN型のMOSトランジスタ30とを備えている。
さらに、MOSトランジスタ33のウエルは、そのウエル電圧を制御する端子37に接続され、その端子37には所定の固定電圧が供給されるようになっている。また、MOSトランジスタ34のウエルは、ウエル電圧を制御する端子38に接続され、その端子38には図1に示す増幅回路14の出力電圧V5が供給されるようになっている。
いま、図1に示すように差動増幅器1の出力電圧をV1、差動増幅器2の出力電圧をV2、減算回路11の出力電圧をV3、減算回路13の出力電圧をV4、増幅回路14の出力電圧をV5とすると、以下のような(1)式〜(3)式が成立する。
V3=V1−V2 ・・・(1)
V4=V3−Vref・・・(2)
V5=A・V4 ・・・(3)
但し、(3)式において、Aは増幅回路14のゲイン(利得)であり、理想的には無限の値をとる。
(1)式〜(3)式により、次の(4)式が成立する。
V5=A{(V1−V2)−Vref}・・・(4)
V1=−B・V5 ・・・(5)
ここで、Bは正の定数である。
ところで、差動増幅器1と差動増幅器2の出力の電圧差である(V1−V2)が基準電圧Vrefよりも大きな場合、(4)式により増幅回路14の出力電圧V5はより大きくなり、(5)式により差動増幅器1の出力電圧V1は下がる。
また逆に、その電圧差(V1−V2)が基準電圧Vrefよりも小さい場合、(4)式により増幅回路14の出力電圧V5はより小さくなり、(5)式により差動増幅器1の出力電圧V1は上がる。
これを式によって説明すると、上記の(A・B)が十分に大きいと、(4)式の右辺はゼロとなるため、次の(6)式が得られる。
(V1−V2)−Vref=0 ・・・(6)
すなわち、オフセット制御部17は、次の(7)式になるような制御を行う。
V1−V2=Vref ・・・(7)
従って、オフセット制御部17は、差動増幅器1と差動増幅器2の出力の電圧差である(V1−V2)の値が基準電圧Vrefに等しくなるような制御を行う。
以上の説明は、図1に示すようにオフセット調整端子10が差動増幅器1にある場合だが、そのオフセット調整端子10が差動増幅器2にある場合にも全く同じ作用をする。
まず、図2に示す負荷用のP型のMOSトランジスタ33、34のウエル電圧の制御について説明する。いま、ウエル電圧Vwとソース電圧Vsの差の電圧をVsw=Vs−Vwとすると、MOSトランジスタのしきい値VthpとVswの間には、次の(8)式のような関係式が一次近似として成立する。
Vthp=Vtho+γ・Vsw ・・・(8)
ここで、VthoはVsw=0のときのしきい値で、γは比例定数で通常は0.1〜0.5程度の値になる。
そこで、図2に示す差動増幅器1では、MOSトランジスタ33のウエルと接続する端子37にはウエル電圧として固定の電圧値を供給し、MOSトランジスタ34のウエルと接続する端子38にはウエル電圧として可変電圧を供給するようにした。
しかし、図1に示す第1実施形態によれば、差動増幅器1または差動増幅器2においてオフセット電圧が発生しても、出力電圧差をいつも一定に制御できるので、出力増幅部15のMOSトランジスタ3、4の無負荷時電流をいつも一定に保つことができる。
図3に示す差動増幅器は、図示のように、差動対を構成する入力用のP型のMOSトランジスタ51、52と、カレントミラー回路を構成し能動負荷として機能するN型のMOSトランジスタ53、54と、MOSトランジスタ51、52に定電流を供給する電流源として機能するP型のMOSトランジスタ50と、を備えている。
このため、MOSトランジスタ51のウエルは、ウエル電圧を制御する端子57に接続され、その端子57には所定の固定電圧が供給されるようになっている。また、MOSトランジスタ52のウエルは、ウエル電圧を制御する端子58に接続され、その端子58には増幅回路14の出力電圧V5が供給されるようになっている。
以上説明したように、第1実施形態ではオフセット制御部17を備え、差動増幅器1と差動増幅器2の出力電位差をいつも基準電圧に等しくなるように制御したので、無信号時の消費電流を小さくすることができる。
図4は、本発明のプッシュプル増幅器の第2実施形態の構成を示すブロック図である。この第2実施形態は、図4に示すように、差動増幅器1と、差動増幅器2と、P型のMOSトランジスタ3およびN型のMOSトランジスタ4からなる出力増幅部15と、オフセット制御部17Aと、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子9と、を備えている。
オフセット制御部17Aは、図4に示すように、差動増幅器1の出力電圧V1と差動増幅器2の出力電圧2との減算を行う減算回路11と、基準電圧供給端子19に供給される第1基準電圧Vref1と基準電圧供給端子20に供給される第2基準電圧Vref2との減算を行う減算回路12と、減算回路11の出力電圧と減算回路12の出力電圧との減算を行う減算回路13と、この減算回路13の出力電圧を増幅する増幅回路14とを備え、増幅回路14の出力電圧V5を差動増幅器1のオフセット調整端子10に供給するようになっている。
従って、第1実施形態において導出された(7)式は、第2実施形態の場合では基準電圧Vrefの代わりに基準電圧(Vref1−Vref2)を用いることにより、次の(9)式で表すことができる。
V1−V2=Vref1−Vref2・・・(9)
なお、この第2実施形態のオフセット制御部17Aが行う差動増幅器1、2のオフセットの調整動作は、第1実施形態のオフセット制御部17が行うその調整動作と同様であるので、その説明は省略する。
図4において、MOSトランジスタ3およびMOSトランジスタ4に流れる電流値は、回路が安定に動作する範囲で可能な限り少ない値に設定することが、無負荷時の消費電流を上手に抑える設計ということになる。この電流値は、プッシュプル増幅器の帯域および負荷容量等によって決定されるものである。この最適な値は、計算またはシミュレーションによって導出できる。この導出された電流を、MOSトランジスタ3、4に供給できればよい。
第1基準電圧生成回路は、図5に示すように、電流値がIrefである定電流源23と、ダイオード接続されたP型のMOSトランジスタ24とが、正の電源Vddと負の電源Vssとの間に直列に接続されている。そして、MOSトランジスタ24のドレインに発生する電圧を第1基準電圧Vref1として出力するために、そのドレインが出力端子25に接続されている。
ここで、仮に、MOSトランジスタ24と図4に示すMOSトランジスタ3のトランジスタサイズが同じで、かつ、V1=Vref1の時には、これらの両MOSトランジスタ24、3は電流ミラーの関係を有するので、図4に示すMOSトランジスタ3に流れる電流値はIrefとなる。
この第2基準電圧生成回路は、図6に示すように、電流値がIrefである電流源26と、ダイオード接続されたN型のMOSトランジスタ27とが、正の電源Vddと負の電源Vssとの間に直列に接続されている。そして、MOSトランジスタ27のドレインに発生する電圧を第2基準電圧Vref2として出力するために、そのドレインが出力端子28に接続されている。
従って、図4に示す第2実施形態において、(9)式が実現できていれば、MOSトランジスタ3,4に流れる電流はIrefに設定できる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、出力増幅部15を構成するMOSトランジスタ3、4に無負荷時に流れる電流を、任意の設定値になるように制御できる。
図7は、本発明のプッシュプル増幅器の第3実施形態の構成を示すブロック図である。この第3実施形態は、図7に示すように、差動増幅器1と、差動増幅器2と、P型のMOSトランジスタ3およびN型のMOSトランジスタ4からなる出力増幅部15と、オフセット制御部17Bと、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子9と、を備えている。
オフセット制御部17Bは、図7に示すように、2つの非反転入力端子21a,21c、2つの反転入力端子21b,21d、および1つの出力端子21eを有する4入力1出力の差動増幅器21からなる。
ここで、この差動増幅器21は、後述のように、図4に示す減算回路11、12、13および増幅回路14の各機能を有するものである。
V6=A・(V1−V19−V2+V20)・・・(10)
V6=A・(V1−Vref1−V2+Vref2)・・・(10A)
(10A)式は、(4)式等を参照すると(9)式と同じになる。すなわち、差動増幅器21は、図4に示す減算回路11,12,13と増幅回路14を具現化した一例の回路であることがわかる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を実現することができる。
図8は、本発明のプッシュプル増幅器の第4実施形態の構成を示すブロック図である。この第4実施形態は、図8に示すように、差動増幅器1と、差動増幅器2と、P型のMOSトランジスタ3およびN型のMOSトランジスタ4からなる出力増幅部15と、オフセット制御部17Cと、反転入力端子5と、非反転入力端子6と、出力端子9と、を備えている。
すなわち、第4実施形態は、図8に示すように、差動増幅器1の出力端子とMOSトランジスタ3のゲートとの間に、抵抗値がRからなる抵抗を接続するようにした。その抵抗61の両端に電流値が可変できる可変電流源62、63の各一端側をそれぞれ接続するようにした。可変電流源62の他端側は正の電源に接続し、可変電流源63の他端側は接地するようにした。ここで、可変電流源62、63は可変制御される際に、その電流が同じ値になるように構成されている。
オフセット制御部17Cを構成する差動増幅器21の出力電圧と入力電圧の関係は、第3実施形態の動作で説明したように、以下の(11)式のように表すことができる。
V6=A・(V7−V19−V2+V20)・・・(11)
但し、V6は差動増幅器21の出力端子21eの出力電圧、V7はMOSトランジスタ4のゲート電圧であって差動増幅器21の非反転入力端子21aに入力される電圧、V2は差動増幅器2の出力電圧であって差動増幅器21の反転入力端子21bに入力される電圧である。また、V19は差動増幅器21の非反転入力端子21dに入力される電圧、V20は差動増幅器21の反転入力端子21cに入力される電圧である。
V6=A・(V7−Vref1−V2+Vref2)・・・(12)
ここで(V7−V2)が(Vref1−Vref2)よりも大きい場合には、V6はより高い値になる。この時、差動増幅器21の出力信号によって電流が制御される電流源62,63の電流I1が増加するように設定していたと仮定する。この場合には、抵抗61には差動増幅器1の出力端子7側からMOSトランジスタ3のゲート側に向かって電流I1が流れ、その出力端子7の電圧V1と差動増幅器21の非反転入力端子21aの電圧V7の関係は、次の(13)式のようになる。
V1−V7=I1×R・・・(13)
逆に、(V7−V2)が(Vref1−Vref2)よりも小さい場合には、差動増幅器21の出力電圧V6はより低い値になる。この時、差動増幅器21の出力信号によって電流が制御される可変電流源62,63の電流I2が逆向きに増加するように設定していたと仮定する。この場合には、抵抗61には差動増幅器21の非反転入力端子21aから差動増幅器1の出力端子7に向かって電流I2が流れ、その出力端子7の電圧V1とその非反転入力端子21aの電圧V7の関係は、次の(14)式のようになる。
V1−V7=−I2×R・・・(14)
このような動作により、最終的に(12)式の右辺の括弧内がゼロになり、次の(15)式のようになる。
V7−V2=Vref1−Vref2・・・(15)
従って、図8に示す第4実施形態では、図4に示す第2実施形態と同じ動作をすることになる。
以上の説明によれば、第4実施形態は、第3実施形態と同様に、低消費電流でかつ高い電流駆動能力を有する。
尚、上記の各実施形態では、出力増幅部をCMOSを用いた例で説明したが、これに代えてバイポーラトランジスタを用いた場合でも同じ効果が得られる。
3 P型のMOSトランジスタ
4 N型のMOSトランジスタ
11、12、13 減算回路
14 増幅回路
15 出力増幅部
17、17A、17B、17C オフセット制御部
21 4入力の差動増幅器
Claims (6)
- 非反転入力端子、反転入力端子、および出力端子をそれぞれ有する第1差動増幅器および第2差動増幅器と、
互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器の各出力信号を入力してプッシュプル動作を行う出力増幅部と、
前記第1差動増幅器の出力信号と前記第2差動増幅器の出力信号とのレベル差を求め、この求めたレベル差と基準値との差に応じた制御信号を生成するオフセット制御部と、を備え、
前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器のうち少なくとも一方の差動増幅器がオフセットを調整するためのオフセット調整端子を有し、前記オフセット制御部が生成する制御信号を前記オフセット調整端子に供給し、
前記オフセット調整端子を有する差動増幅器は、入力用のMOSトランジスタ対を有し、そのMOSトランジスタ対の一方のウエルに基準電圧を供給するようにし、他方のウエルに前記オフセット調整端子を接続するようにしたことを特徴とするプッシュプル増幅器。 - 非反転入力端子、反転入力端子、および出力端子をそれぞれ有する第1差動増幅器および第2差動増幅器と、
互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器の各出力信号を入力してプッシュプル動作を行う出力増幅部と、
前記第1差動増幅器の出力信号と前記第2差動増幅器の出力信号とのレベル差を求め、この求めたレベル差と基準値との差に応じた制御信号を生成するオフセット制御部と、を備え、
前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器のうち少なくとも一方の差動増幅器がオフセットを調整するためのオフセット調整端子を有し、前記オフセット制御部が生成する制御信号を前記オフセット調整端子に供給し、
前記オフセット調整端子を有する差動増幅器は、負荷となるMOSトランジスタ対を有し、そのMOSトランジスタ対の一方のウエルに基準電圧を供給するようにし、他方のウエルに前記オフセット調整端子を接続するようにしたことを特徴とするプッシュプル増幅器。 - 前記オフセット制御部は、
前記第1差動増幅器の出力電圧と前記第2差動増幅器の出力電圧との差の電圧を求める第1減算回路と、
前記第1減算回路の出力電圧と基準電圧とのレベル差を求める第2減算回路と、
前記第2減算回路の出力電圧を増幅する増幅回路とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のプッシュプル増幅器。 - 前記オフセット制御部は、前記基準電圧を生成する第3減算回路をさらに備え、
前記第3減算回路は、入力される第1基準電圧と第2基準電圧の差電圧を求め、この求めた差電圧を前記基準電圧として生成するようになっていることを特徴とする請求項3に記載のプッシュプル増幅器。 - 前記第1減算回路、前記第2減算回路、前記第3減算回路および前記増幅回路は、
第1および第2の非反転入力端子と第1および第2の反転入力端子とを有する2つの差動回路と、出力端子とを有する4入力の差動増幅器により構成されていることを特徴とする請求項4に記載のプッシュプル増幅器。 - 非反転入力端子、反転入力端子、および出力端子をそれぞれ有する第1差動増幅器および第2差動増幅器と、
互いに極性の異なる相補型のトランジスタからなり、前記各トランジスタは前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器の各出力信号を入力してプッシュプル動作を行う出力増幅部と、
前記第1差動増幅器の出力信号と前記第2差動増幅器の出力信号とのレベル差を求め、この求めたレベル差と基準値との差に応じた制御信号を生成するオフセット制御部と、を備え、
前記第1差動増幅器および前記第2差動増幅器のうち少なくとも一方の差動増幅器がオフセットを調整するためのオフセット調整端子を有し、前記オフセット制御部が生成する制御信号を前記オフセット調整端子に供給し、
前記オフセット制御部は、
前記第1差動増幅器の出力電圧と前記第2差動増幅器の出力電圧との差の電圧を求める第1減算回路と、
入力される第1基準電圧と第2基準電圧の差電圧を求め、この求めた差電圧を基準電圧として出力する第2減算回路と、
前記第1減算回路の出力電圧と前記第2減算回路から出力される基準電圧とのレベル差を求める第3減算回路と、
前記第3減算回路の出力電圧を増幅する増幅回路とからなり、
前記第1基準電圧を発生する第1基準電圧発生回路と、前記第2基準電圧を発生する第2基準電圧発生回路と、をさらに備え、
前記第1基準電圧発生回路は、ダイオード接続されたP型のMOSトランジスタと、定電流源とを正負の電源間に直列に接続させ、前記P型のMOSトランジスタのドレイン端子に発生する電圧を前記第1基準電圧として出力するようになっており、
前記第2基準電圧発生回路は、ダイオード接続されたN型のMOSトランジスタと、定電流源とを正負の電源間に直列に接続させ、前記N型のMOSトランジスタのドレイン端子に発生する電圧を前記第2基準電圧として出力するようになっており、
前記出力増幅部の相補型のトランジスタであって前記第1差動増幅器の出力信号を入力するトランジスタと、前記第1基準電圧発生回路のP型のMOSトランジスタとは、サイズが同じであり、且つ、前記出力増幅部の相補型のトランジスタであって前記第2差動増幅器の出力信号を入力するトランジスタと、前記第2基準電圧発生回路のN型のMOSトランジスタとは、サイズが同じであり、
前記第1基準電圧発生回路の定電流源に流れる電流と、前記第2基準電圧発生回路の定電流源に流れる電流と、は同じ値であることを特徴とするプッシュプル増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004179792A JP4447383B2 (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | プッシュプル増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004179792A JP4447383B2 (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | プッシュプル増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006005648A JP2006005648A (ja) | 2006-01-05 |
JP4447383B2 true JP4447383B2 (ja) | 2010-04-07 |
Family
ID=35773659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004179792A Expired - Fee Related JP4447383B2 (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | プッシュプル増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4447383B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107990992B (zh) * | 2017-11-27 | 2019-10-11 | 电子科技大学 | 高精度温度传感器及精度调节方法 |
-
2004
- 2004-06-17 JP JP2004179792A patent/JP4447383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006005648A (ja) | 2006-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080001661A1 (en) | Regulator circuit | |
JP4834347B2 (ja) | 定電流回路 | |
JP2009290844A (ja) | 増幅器、オフセット調整回路 | |
KR100877626B1 (ko) | 클래스 ab 증폭기 및 이를 위한 입력 스테이지 회로 | |
JP2010056889A (ja) | 差動増幅器、基準電圧発生回路、差動増幅方法及び基準電圧発生方法 | |
US6891433B2 (en) | Low voltage high gain amplifier circuits | |
US7253685B2 (en) | Class AB amplifier having adjustable quiescent current and output current | |
US7446607B2 (en) | Regulated cascode circuit, an amplifier including the same, and method of regulating a cascode circuit | |
JP2005244276A (ja) | 差動増幅回路 | |
US7737782B1 (en) | Operational amplifier circuit | |
KR20060056419A (ko) | Am 중간 주파 가변 이득 증폭 회로, 가변 이득 증폭 회로및 그 반도체 집적 회로 | |
US7420414B2 (en) | Amplifier, and step-down regulator and operational amplifier using the amplifier | |
US7312651B2 (en) | Cascode current mirror circuit operable at high speed | |
US10574200B2 (en) | Transconductance amplifier | |
JP4920219B2 (ja) | 演算増幅器 | |
US20080303595A1 (en) | Amplifying circuit | |
US20060170497A1 (en) | Gain variable amplifier | |
US20060012433A1 (en) | Amplifier with a voltage-controlled quiescent current and output current | |
JP4447383B2 (ja) | プッシュプル増幅器 | |
US11742812B2 (en) | Output pole-compensated operational amplifier | |
US7453104B2 (en) | Operational amplifier including low DC gain wideband feed forward circuit and high DC gain narrowband gain circuit | |
JP7431528B2 (ja) | 半導体増幅回路 | |
US7579911B2 (en) | Semiconductor circuit | |
JP4867066B2 (ja) | 増幅回路 | |
JP2005080090A (ja) | 差動増幅回路の出力電圧制御回路及び電圧検出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070402 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090616 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100120 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |