JP4445242B2 - Game machine - Google Patents
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Description
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、詳しくは、実行条件が成立した後に開始条件が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示手段を備え、識別情報の変動表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, and more specifically, a variable display capable of variably displaying a plurality of types of identification information that can be identified based on the start condition being satisfied after the execution condition is satisfied. The present invention relates to a gaming machine that includes means for controlling to a specific gaming state advantageous to a player when a display result of variation display of identification information becomes a predetermined specific display result.
パチンコ遊技機等の遊技機においては、液晶表示装置(以下LCD:Liquid Crystal Display)等の表示装置上に所定の識別情報(以下、表示図柄)を更新表示やスクロール表示させることで変動表示を行い、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定する、いわゆる変動表示ゲームによって遊技興趣を高めたものが数多く提供されている。 In gaming machines such as pachinko machines, variable display is performed by updating and scrolling predetermined identification information (hereinafter referred to as display symbols) on a display device such as a liquid crystal display (hereinafter referred to as LCD). There are a number of games that are enhanced by a so-called variable display game that determines whether or not to give a predetermined game value based on the display result.
変動表示ゲームには、主に、前述した表示装置を画像表示装置として用いることにより行うもの(以下、特図ゲーム)がある。特図ゲームは、所定領域を通過する遊技球の検出に伴って表示図柄の変動表示を行い、表示図柄の変動表示が完全に停止した際の停止図柄態様が特定表示態様となっている場合を「大当り」とするゲームである。特図ゲームにおいて「大当り」となると、大入賞口またはアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提供する。こうした状態を「特定遊技状態」あるいは「大当り遊技状態」という。 Among the variable display games, there is mainly a game that is performed by using the above-described display device as an image display device (hereinafter referred to as a special game). In the special figure game, when the game ball passing through the predetermined area is detected, the display symbol is changed and the stop symbol form when the display symbol change display is completely stopped is the specific display form. It is a game with a “big hit”. When a “big hit” is made in a special game, a special electric combination called a big prize opening or an attacker is opened, and a state in which a game ball can be won very easily is provided to a player for a certain period of time. Such a state is referred to as a “specific game state” or a “hit game state”.
このため、特図ゲームでは、停止図柄態様が特定表示態様となって「大当り」となるか否かに、遊技者の最大の関心が払われることになる。また、特定遊技状態の終了後に特図ゲームで「大当り」となる確率を通常よりも向上させる確率変動制御(以下、確変制御)等の制御が行われる遊技機では、表示図柄の停止図柄態様が確変制御を行う契機となる所定の表示図柄(以下、確変図柄)からなる表示態様となるか否かに、大きな関心が払われることになる。 For this reason, in the special game, the player's greatest interest is paid to whether or not the stop symbol form becomes the specific display form and becomes a “hit”. In addition, in a gaming machine in which control such as probability variation control (hereinafter, probability variation control) that improves the probability of being a “big hit” in a special game after completion of a specific gaming state is performed, the display symbol stop pattern mode is A great deal of attention is paid to whether or not the display mode is made up of predetermined display symbols (hereinafter referred to as “probability variation symbols”) that trigger the probability variation control.
こうした確変制御が行われる遊技機において、大当りとなる特図ゲームを実行する際に所定の記憶装置で記憶されている特図ゲームに大当りが含まれている場合には、電飾装置と音響装置とによる特殊演出などの特定の遊技作動を行うようにしたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。これにより、遊技者は、連続して大当りとなることを容易に認識することができる。
その一方で、確変制御が行われているときに、確変制御が行われていることを遊技者が認識できないようにして、通常よりも少ない特図ゲーム回数で「大当り」となる可能性を高めることにより、「大当り」となるときの意外性を高める遊技機も提案されている(例えば、特許文献2)。
上述した特許文献1の技術では、遊技者が連続して大当りとなることを容易に認識することができるため、遊技の意外性に欠けるという問題があった。これに対して、上述した特許文献2の技術では、確変制御が行われていることを遊技者が認識できないようにしているため、例えば確変制御が行われて遊技者にとって有利な遊技状態となっているにもかかわらず、遊技者が遊技を終了させてしまい、遊技者に損失を与えてしまうなどの問題があった。
In the technique of
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、遊技の意外性を高めて遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the said actual condition, and it aims at providing the gaming machine which can raise the surprise of a game and can improve the interest of a game.
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、実行条件(例えば特図ゲームの保留記憶数が上限値を超えていない状態で、普通可変入賞球装置6へ遊技球が入賞すること)が成立した後に開始条件(例えばRAM102における特図保留記憶エリアの第1エントリからの乱数値の読み出し)が成立したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄)を変動表示可能な変動表示手段(例えば変動表示装置4)を備え、識別情報の変動表示の表示結果が予め定められた特定表示結果(例えば図10(B)、(G)に示す図柄の組合せのように、表示図柄が予め定められた図柄の組合せで揃った表示結果)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に制御する遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、前記開始条件が成立したことに基づいて表示結果が導出表示される以前に、前記特定遊技状態に制御するか否かを決定する特定遊技状態決定手段(例えばCPU103がステップS203の大当り判定処理を実行する部分など)と、前記特定遊技状態決定手段によって特定遊技状態に制御する旨の決定がなされたときに、当該特定遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態とは異なる遊技状態であって通常遊技状態と比較して前記特定表示結果になりやすい特別遊技状態に制御するか否かを決定する特別遊技状態決定手段(例えばCPU103がステップS212の処理を実行する部分など)と、前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされたことに基づいて、次に特定遊技状態が発生するまでの期間において前記特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段(例えば高確率状態や時間短縮状態であるときにCPU103がステップS203の大当り判定処理やステップS112の変動パターン設定処理を実行する部分など)と、前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示であるか否かを判定する変動表示判定手段(例えばCPU103がステップS301の処理を実行する部分など)と、前記特別遊技状態決定手段による決定結果と前記変動表示判定手段による決定結果とに基づいて、前記特定表示結果として導出表示される識別情報を決定する識別情報決定手段(例えばCPU103がステップS212〜S215の処理を実行する部分など)と、前記特定遊技状態決定手段による決定結果及び前記識別情報決定手段によって決定された識別情報に基づいて、前記変動表示手段により識別情報を変動表示させて表示結果を導出表示する制御を行う変動表示制御手段(例えばCPU103がステップS111の停止図柄設定処理やステップS112の変動パターン設定処理を実行する部分、及び表示制御基板12に搭載されたCPU112、ROM113、RAM114、VDP115など)と、前記実行条件が成立しても前記開始条件が成立していない識別情報の変動表示の数を所定の上限値(例えば「4」)に達するまで保留記憶する保留記憶手段(例えばRAM102の特図保留記憶エリア)と、前記保留記憶手段によって保留記憶されている変動表示のうちに、前記特別遊技状態において前記特定表示結果となる変動表示が含まれているか否かを判定する保留記憶内判定手段(例えばCPU103がステップS206の保留記憶判定処理を実行し、特定判定値データとして増加判定値データを用いてステップS304の大当り判定処理を実行する部分)とを備え、前記識別情報決定手段は、前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御しない旨の決定がなされたときに、通常識別情報に決定する通常時決定手段(例えばCPU103がステップS212にてNoと判定したときにステップS215の処理を実行する部分など)と、前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされ、かつ、前記変動表示判定手段によって前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示でない旨の判定がなされたときに、前記保留記憶内判定手段によって前記特定表示結果となる変動表示が含まれていない旨の判定がなされたことを条件として、前記通常識別情報とは異なる特別識別情報に決定する第1特別時決定手段(例えばCPU103がステップS213にてNoと判定したときにステップS214の処理を実行する部分など)と、前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされ、かつ、前記変動表示判定手段によって前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示である旨の判定がなされたときに、前記保留記憶内判定手段によって前記特定表示結果となる変動表示が含まれている旨の判定がなされたことを条件として、前記通常識別情報に決定する第2特別時決定手段(例えばCPU103がステップS213にてYesと判定したときにステップS215の処理を実行する部分など)とを含む。なお、特別遊技状態は、変動表示の表示結果が特定表示結果となる確率が通常遊技状態時よりも高い高確率状態(各回の変動表示にて特定表示結果となる確率が通常よりも高くなるもの)であってもよいし、変動表示時間が通常遊技状態時よりも短く制御される時間短縮状態(一定期間内に実行される変動表示にて特定表示結果となる可能性が通常よりも高くなるもの)であってもよいし、変動表示の表示結果が通常よりも特定表示結果となりやすいその他の遊技状態であってもよい。また、保留記憶手段にて保留記憶可能な変動表示の数の上限値は、任意に設定可能であり、所定の条件(例えば、特定遊技状態や特別遊技状態が開始されること、あるいは終了されること)が成立したことに応じて上限値が増加あるいは減少するものであってもよい。特定遊技状態決定手段と特別遊技状態決定手段は同一の手段により構成されてもよく、例えば特定遊技状態に制御するか否かの決定結果によって特別遊技状態に制御するか否かも決められるものであってもよい。さらに、第2特別時決定手段は、特別遊技状態決定手段によって特別遊技状態に制御する旨の決定がなされ、かつ、保留記憶内判定手段によって特定表示結果となる変動表示が含まれている旨の判定がなされたことを条件として、特別識別情報に決定する割合よりも高い割合で通常識別情報に決定するものであってもよい。
In order to achieve the above-mentioned object, the gaming machine according to
請求項2に記載の遊技機においては、前記保留記憶内判定手段は、前記開始条件の成立した変動表示が前記特定表示結果となる変動表示が含まれていると判定(ステップS305におけるYesの判定)したときに、当該変動表示に基づく特定遊技状態が終了した後に前記特別遊技状態に制御されるか否かを判定する特別判定手段(例えばCPU103がステップS306の処理を実行する部分)を含み、前記第2特別時決定手段は、前記特別判定手段によって前記特別遊技状態に制御される旨の判定(ステップS306におけるYesの判定)がなされたことをさらなる条件として、前記通常識別情報に決定する。
In the gaming machine according to
請求項3に記載の遊技機においては、前記特別遊技状態制御手段によって前記特別遊技状態に制御されている旨を報知する特別遊技状態中報知手段(例えばCPU112が図9に示す報知開始制御処理を実行する部分など)を備え、前記特別遊技状態中報知手段は、前記第1特別時決定手段によって決定された前記特別識別情報からなる特別表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了した後に前記特別遊技状態制御手段によって前記特別遊技状態に制御されている期間において、前記特別遊技状態に制御されている旨の報知を行い(例えばステップS402におけるYesの判定により、ステップS403を実行する部分)、前記第2特別時決定手段によって決定された前記通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了してから次に特定遊技状態が発生するまでの期間において、前記特別遊技状態に制御されている旨の報知を行わない(例えばステップS402におけるNoの判定により、ステップS403を実行することなく報知開始制御処理を終了する部分など)。
In the gaming machine according to
請求項4に記載の遊技機においては、前記特定遊技状態決定手段によって特定遊技状態に制御するか否かを決定するモジュール(例えばステップS203の大当り判定処理を実行するためのモジュール)と、前記保留記憶内判定手段によって前記特定表示結果となる変動表示が含まれているか否かを判定するモジュール(ステップS304の大当り判定処理を実行するためのモジュール)は、共通である。
In the gaming machine according to
また、前記保留記憶判定手段は、前記事前判定手段によって前記特定表示結果とする旨の判定(ステップS204におけるYesの判定)がなされたときに、前記特定表示結果が含まれているか否かの判定(例えばステップS305の判定)を行うようにしてもよい。 In addition, the hold storage determination unit determines whether or not the specific display result is included when the prior determination unit determines that the specific display result is to be made (Yes determination in step S204). Determination (for example, determination in step S305) may be performed.
本発明は、以下に示す効果を有する。 The present invention has the following effects.
請求項1に記載の構成によれば、特別遊技状態決定手段によって特別遊技状態に制御する旨の決定がなされたときに、保留記憶手段によって保留記憶されている変動表示のうちに大当りとなるものが含まれていることを条件として、第2特別時決定手段が、特定表示結果として導出表示される識別情報を第1特別時決定手段によって決定される特別識別情報とは異なる通常識別情報に決定する。その一方で、特別遊技状態制御手段は、特別遊技状態決定手段によって特別遊技状態に制御する旨の決定がなされたことに基づいて、特定遊技状態が終了した後に、次に特定遊技状態が発生するまでの期間において、特別遊技状態に制御する。
これにより、第2特別時決定手段によって決定された通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者は、特別遊技状態に制御されることへの期待を失って落胆するが、その特定表示結果に基づく特定遊技状態が終了した後には特別遊技状態に制御されており、そのときに保留記憶されていた全ての変動表示が終了するまでの短い期間に再び特定表示結果が導出表示されることになるので、遊技の意外性を高めて遊技の興趣を向上させることができる。
請求項1に記載の遊技機においては、開始条件の成立した変動表示が特別遊技状態における変動表示であることを更なる条件として、導出表示される識別情報が第2特別時決定手段により通常識別情報に決定される。
これにより、例えば特別遊技状態に制御されているときに通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されることで特別遊技状態が終了する遊技機において、特別遊技状態が終了するときと同一の特定表示結果が導出表示される一方で、その特定遊技状態に制御する旨の判定がなされたときに保留記憶されている変動表示が終了するまでには再び特定表示結果が導出表示されることになる。遊技者は、特別遊技状態において通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されることで、特別遊技状態が終了するものと認識して落胆するが、そのときに保留記憶されていた全ての変動表示が終了するまでの短い期間に再び特定表示結果が導出表示されるので、遊技の意外性がより高められて遊技の興趣を向上させることができる。
According to the configuration of the first aspect, when the special game state determination means decides to control to the special game state, it becomes a big hit in the variable display held by the hold storage means. The second special time determination means determines that the identification information derived and displayed as the specific display result is normal identification information different from the special identification information determined by the first special time determination means on the condition that the information is included. To do. On the other hand, the special gaming state control means generates the next specific gaming state after the specific gaming state is ended based on the decision to control the special gaming state by the special gaming state determination means. In the period up to, control to the special gaming state.
Thereby, when the specific display result consisting of the normal identification information determined by the second special time determination means is derived and displayed, the player loses his expectation to be controlled to the special gaming state, but is discouraged. After the specific gaming state based on the specific display result is finished, it is controlled to the special gaming state, and the specific display result is derived again in a short period until all the variable displays stored at that time are finished. Since it is displayed, the unexpectedness of the game can be enhanced and the interest of the game can be improved.
In the gaming machine according to
Thus, for example, in the gaming machine in which the special gaming state is ended by deriving and displaying the specific display result including the normal identification information when being controlled in the special gaming state, the same specification as when the special gaming state is ended. While the display result is derived and displayed, the specific display result is derived and displayed again until the variable display stored on hold when the determination to control the specific gaming state is made is completed. . The player is discouraged by recognizing that the special gaming state is ended by deriving and displaying the specific display result consisting of the normal identification information in the special gaming state, but all fluctuations stored at that time are retained. Since the specific display result is derived and displayed again in a short period until the display is completed, the unexpectedness of the game can be further enhanced and the interest of the game can be improved.
請求項2に記載の遊技機においては、保留記憶されている変動表示のうちに特定表示結果となる変動表示が含まれているときに、その変動表示に基づく特定遊技状態が終了した後に特別遊技状態に制御される旨の判定が特別判定手段によってなされたことをさらなる条件として、導出表示される識別情報が第2特別時決定手段により通常識別情報に決定される。
これにより、特別遊技状態に制御する旨の判定がなされたときに保留記憶されている全ての変動表示が終了するまでの短い期間に再び特定表示結果が導出表示され、その特定表示結果が導出表示された変動表示に基づく特定遊技状態が終了した後にはさらに特別遊技状態に制御されることになるので、遊技の意外性を効果的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
In the gaming machine according to
As a result, the specific display result is derived and displayed again in a short period until all the variable displays stored on hold when the determination to control the special gaming state is completed, and the specific display result is derived and displayed. Since the special game state is further controlled after the specific game state based on the displayed change display, the unexpectedness of the game can be effectively enhanced and the interest of the game can be improved.
請求項3に記載の遊技機においては、第2特別時決定手段によって決定された通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了してから次に特定遊技状態が発生するまでの期間において、特別遊技状態中報知手段による特別遊技状態に制御されている旨の報知が行われない。
これにより、第2特別時決定手段によって決定された通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者は、特別遊技状態に制御されることへの期待を失って落胆するが、その特定表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了した後には特別遊技状態に制御されており、そのときに保留記憶されていた全ての変動表示が終了するまでの短い期間に再び特定表示結果が導出表示されることになるとともに、その特別遊技状態に制御されている旨の報知が行われないので、遊技の意外性を保つことができ、遊技の興趣を減退させない。
In the gaming machine according to
Thereby, when the specific display result consisting of the normal identification information determined by the second special time determination means is derived and displayed, the player loses his expectation to be controlled to the special gaming state, but is discouraged. After the specific game state based on the derivation display of the specific display result, it is controlled to the special game state, and in a short period until all the variable display stored at that time is ended Since the specific display result is derived and displayed again, and the notification that the game is controlled to the special game state is not performed, the unexpectedness of the game can be maintained, and the interest of the game is not reduced.
請求項4に記載の遊技機においては、モジュールを共通にすることで、プログラム量の増大を抑制することができる。 In the gaming machine according to the fourth aspect , an increase in the program amount can be suppressed by using a common module.
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域のほぼ中央位置には、変動表示装置4が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a
変動表示装置4は、例えばTFT(Thin Film Transistor)によるアクティブマトリクス型LCDや、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescence)、またはCRT(Cathode Ray Tube)などを用いて構成される。普通可変入賞球装置6に遊技球が入賞することが実行条件となる変動表示ゲーム(特図ゲーム)において、変動表示装置4は、数字、文字、絵柄等から構成され、各々が識別可能な複数種類の識別情報として機能する特別図柄を、複数の表示領域にて変動表示可能に表示する。変動表示装置4により行われる特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始した後、一定時間が経過すると、各表示領域における特別図柄の変動表示結果を所定の順序で導出表示し、確定図柄(最終停止図柄)を停止表示する。そして、確定図柄の組合せ(停止図柄態様)が所定の特定表示結果(大当り)となったときに、このパチンコ遊技機1は、特定遊技状態(大当り遊技状態)となる。この大当り遊技状態においては、特別可変入賞球装置7の開閉板が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞球が発生するまでの期間において開成され、開成されている間は遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に閉成する。そして、この開成サイクルを所定の上限回数(例えば、16回)まで繰り返すことができる。
The
この実施の形態では、変動表示装置4における表示領域として、左、中、右の3つの表示領域が設けられ、各表示領域において、それぞれ8種類の表示図柄「0」〜「7」が特別図柄として変動表示可能に表示されるものとする。例えば、左、中、右の各表示領域では、特図ゲーム中に特別図柄の変動が開始されると、図柄が示す番号の小さいものから大きいものへと更新表示やスクロール表示が行われ、特別図柄「7」が表示されると、次に特別図柄「0」が表示される。
In this embodiment, three display areas, left, middle, and right, are provided as display areas in the
変動表示装置4による特図ゲームにおいて、特別図柄の変動表示を開始した後、左、中、右の各表示領域にて同一の特別図柄が表示結果として導出表示されて確定したときには、パチンコ遊技機1は、大当り遊技状態となる。ここで、この実施の形態では、奇数を示す特別図柄「1」、「3」、「5」、「7」を確変大当り図柄とし、特図ゲームにおける変動表示結果として左、中、右の各表示領域にて同一の確変大当り図柄が揃って導出表示されて確定したときは、所定の特別表示結果としての確変大当りとなる。確変大当りとなったときには、その確変大当りに基づく大当り遊技状態が終了した後、特別遊技状態の一例として、確率変動制御(確変制御)が行われる高確率状態となる。確変制御が行われる高確率状態において、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなって大当り遊技状態に制御される確率は、通常遊技状態よりも向上する。なお、通常遊技状態とは、大当り遊技状態や高確率状態以外の遊技状態のことであり、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなる確率は、電源投入直後などの初期設定状態と同一に制御されている。ここで、大当り遊技状態が終了した後に高確率状態などの特別遊技状態に制御されてもよいし、特図ゲームで確変大当りとなったことに基づいて直ちに特別遊技状態に制御されてもよい。
In the special figure game by the
また、この実施の形態では、偶数を示す特別図柄「0」、「2」、「4」、「6」を通常大当り図柄とし、特図ゲームにおける変動表示結果として左、中、右の各表示領域にて同一の通常大当り図柄が揃って導出表示され確定したときには通常大当りとなる。この通常大当りとなったときには、大当り遊技状態が終了した後に確変制御が行われないため、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなって大当り遊技状態に制御される確率は向上しない。 In this embodiment, the special symbols “0”, “2”, “4”, and “6” indicating even numbers are set as normal jackpot symbols, and the left, middle, and right displays are displayed as the variation display results in the special diagram game. When the same normal big hit symbols are all derived and displayed in the area, they are usually big hits. When the normal big hit is made, the probability variation control is not performed after the big hit gaming state is ended, so the probability that the variation display result in the special game becomes a big hit and is controlled to the big hit gaming state is not improved.
この実施の形態では、特図ゲームにおける変動表示結果が確変大当りとなったときには、その確変大当りに基づく大当り遊技状態が終了した後、次の大当りが通常大当りとなるまで、継続して確変制御が行われる高確率状態となるものとする。なお、高確率状態にて実行される特図ゲームで大当りとなるときには一旦高確率状態が終了し、その大当りが確変大当りであるときには、再び高確率状態に制御されるものであってもよい。 In this embodiment, when the fluctuation display result in the special figure game is a probable big hit, after the big hit gaming state based on the probable big hit is finished, the probabilistic control is continued until the next big hit becomes the normal big hit. It is assumed that a high probability state is obtained. It should be noted that when the big game is a big hit in the special game executed in the high probability state, the high probability state is once ended, and when the big hit is a probable big hit, it may be controlled to the high probability state again.
変動表示装置4の下側には、普通可変入賞球装置(始動入賞口)6が配置されている。普通可変入賞球装置6の下側には、特別可変入賞球装置(大入賞口)7が配置されている。特別可変入賞球装置7は、普通可変入賞球装置6への入賞タイミングに基づいて特図ゲームが行われた結果、大当りとなった場合に前面に設けられた開閉板の開成動作を行う。また、遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。
Under the
パチンコ遊技機1には、図2に示すような主基板11と、表示制御基板12とが搭載されている。主基板11と表示制御基板12は、パチンコ遊技機1の背面にて適所に配置され、両基板の間に、例えば表示制御信号CD0〜CD7の8本の信号線が配線されている。また、主基板11と表示制御基板12の間には、ストローブ信号を送受信するための表示制御INT信号の信号線も配線されている。この他、パチンコ遊技機1の背面には、電源基板や音声制御基板、ランプ制御基板、払出制御基板、情報端子基板などといった、各種の制御基板が配置されている。主基板11には、普通可変入賞球装置6や特別可変入賞球装置7、その他の入賞口への遊技球の入賞等を検出するための各入賞口スイッチ70からの配線も接続されている。
The
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、表示制御基板12や音声制御基板、ランプ制御基板、払出制御基板などからなるサブ側の制御基板に対して、それぞれ指令情報の一例となる制御コマンドを出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。主基板11から表示制御基板12に対して送信される制御コマンドは、例えば表示制御信号CD0〜CD7の信号線を用いて電気信号として伝送される表示制御コマンドである。
The
表示制御コマンドは、例えば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。この表示制御コマンドとしては、例えば、変動開始コマンド、特別図柄指定コマンド、特別図柄確定コマンドなどが、予め用意されている。 The display control command has, for example, a 2-byte configuration. The first byte indicates MODE (command classification), and the second byte indicates EXT (command type). As this display control command, for example, a change start command, a special symbol designation command, a special symbol confirmation command, and the like are prepared in advance.
変動開始コマンドは、変動表示装置4における特別図柄の変動表示を開始する旨を指示するためのコマンドであり、表示制御基板12の側では、変動開始コマンドに含まれるEXTデータに対応して、特別図柄の総変動時間や、変動表示結果が大当りとなるか否かの判定結果、リーチとするか否かの判定結果などを特定することができる。特別図柄指定コマンドは、変動表示装置4に設けられた左、中、右の各表示領域にて、特図ゲームの実行中に停止表示される確定図柄等の特別図柄を指定するためのコマンドである。特別図柄確定コマンドは、特別図柄の変動表示の終了を指示するコマンドである。
The variation start command is a command for instructing to start the variation display of the special symbol on the
主基板11は、例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路107などを備えて構成される。遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)101、ワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)102、プログラムに従って制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)103及びI/O(Input/Output)ポート104を含んでいる。スイッチ回路107は、各入賞口スイッチ70からの検出信号を取り込んで、遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。
The
また、主基板11では、遊技の進行を制御するために各種の乱数がカウントされる。具体的な一例として、CPU103は、主基板11に搭載された所定の乱数発生回路による乱数生成動作の設定を行い、数値データを所定の手順に従って定期的に更新させるなどして、大当り判定用乱数や確変判定用乱数、リーチ判定用乱数、確定図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数などとして用いられる数値データをカウント可能に制御する。大当り判定用乱数は、大当りを発生させてパチンコ遊技機1を大当り遊技状態とするか否かを決定するために用いられる判定用の乱数であり、例えば「0」〜「299」の範囲の値をとる。確変判定用乱数は、大当りとなる確率を向上させる高確率状態とするか否かを決定するために用いられる乱数であり、「0」〜「7」の範囲の値をとる。確定図柄決定用乱数は、特図ゲームにおける特別図柄の確定図柄を決定するために用いられる表示用の乱数である。変動パターン決定用乱数は、特別図柄の変動パターンを決定するために用いられる表示用の乱数である。
In the
リーチ判定用乱数は、特図ゲームにおける変動表示結果をハズレとするときに特別図柄の変動表示態様をリーチ表示態様とするか否かを決定するために用いられる表示用の乱数である。ここで、リーチ表示態様とは、導出表示した図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ導出表示していない図柄(リーチ変動図柄という)については変動表示が行われている表示態様、あるいは、全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様のことである。具体的には、予め定められた複数の表示領域に、予め定められた図柄が停止することで大当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の表示領域に予め定められた図柄が停止しているときに未だ停止していない有効ライン上の表示領域において変動表示が行われている表示態様(例えば、左、中、右の表示領域のうち左、中の表示領域には大当り図柄の一部となる(例えば「7」)が停止表示されている状態で右の表示領域は未だ変動表示が行われている表示態様)、あるいは、有効ライン上の表示領域の全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様(例えば、左、中、右の表示領域の全てで変動表示が行われてどの状態が表示されても同一の図柄が揃っている態様で変動表示が行われている表示態様)である。 The reach determination random number is a display random number used to determine whether or not the variation display mode of the special symbol is set as the reach display mode when the variation display result in the special game is lost. Here, the reach display mode is a display mode in which a variable display is performed for a symbol that has not yet been derived and displayed (referred to as a reach variation symbol) when the derived symbol is a part of the jackpot symbol. Or, it is a display mode in which all or some of the symbols are variably displayed synchronously while constituting all or part of the jackpot symbol. Specifically, an effective line that becomes a big hit is determined in a plurality of predetermined display areas by stopping predetermined symbols, and predetermined symbols are displayed in some display areas on the effective lines. A display mode in which variable display is performed in the display area on the active line that has not been stopped when the video is stopped (for example, the left, middle, and right display areas have a big hit (A display mode in which the display area on the right is still being displayed in a display state where a part of the symbol (for example, “7”) is stopped), or all or part of the display area on the active line A display mode in which all or a part of the jackpot symbol is displayed in a synchronized manner (for example, the left, middle, and right display areas are displayed in a variable manner and which state is displayed. Will change in a way that the same design is aligned. Display is a display mode) that have been made.
ROM101には、ゲーム制御用のプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種のデータテーブルが格納されている。例えば、ROM101は、CPU103が各種の判定を行うために用意された複数の判定テーブルを記憶する。この判定テーブルには、変動表示装置4による特図ゲームの変動表示結果を大当りとするか否かを判定するための大当り判定テーブルなどが含まれている。
In addition to the game control program, the
RAM102には、特図ゲームの実行条件が成立しても開始条件が成立しないときに、その実行条件成立に基づく特図ゲームの実行を、記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで保留記憶する特図保留記憶エリアが設けられている。特図保留記憶エリアには、普通可変入賞球装置6への入賞順に、保留番号と、その入賞により抽出された大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データとが、互いに対応付けられて格納される。
In the
その他、RAM102には、パチンコ遊技機1における遊技状態やスイッチ回路107を介して各入賞口スイッチ70から伝送された信号などに応じて各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するための遊技制御フラグ設定エリアや、パチンコ遊技機1の遊技制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを格納する遊技制御タイマ設定エリアなどが設けられていてもよい。なお、フラグ設定やタイマに用いる回路は、RAM102とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
In addition, a game for setting a plurality of types of flags to be set or cleared in the
遊技制御フラグ設定エリアには、例えば、特別図柄プロセスフラグ、大当りフラグ、確変フラグ、通常表示フラグなどが設けられている。特別図柄プロセスフラグは、後述する特別図柄プロセス処理(図5)において、どの処理を選択・実行すべきかを指示する。大当りフラグは、変動表示装置4による特図ゲームを開始するとき、その特図ゲームにおける変動表示結果が大当り(通常大当りと確変大当りの両者を含む)となる旨の判定がなされた場合に、オン状態にセットされる。その一方で、大当り遊技状態が終了するときに大当りフラグはクリアされてオフ状態となる。
In the game control flag setting area, for example, a special symbol process flag, a big hit flag, a probability change flag, a normal display flag, and the like are provided. The special symbol process flag indicates which process should be selected and executed in the special symbol process (FIG. 5) described later. The big hit flag is turned on when it is determined that the fluctuation display result in the special figure game is a big hit (including both a normal big hit and a probable big hit) when the special display game by the
確変フラグは、特図ゲームの変動表示結果が確変大当りとなる旨の判定がなされたときにオン状態にセットされ、高確率状態から通常遊技状態へ戻るときにクリアされてオフ状態となる。通常表示フラグは、特図ゲームでの変動表示結果に基づいて高確率状態に制御されるときでも、変動表示結果として、確変大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄とは異なり、通常大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄を導出表示する場合に、オン状態にセットされる。 The probability variation flag is set to the on state when it is determined that the variation display result of the special figure game is a probability variation jackpot, and is cleared to return to the normal gaming state from the high probability state. Even if the normal display flag is controlled to a high probability state based on the fluctuation display result in the special figure game, the fluctuation display result is composed of the normal jackpot symbol as opposed to the fixed symbol of the jackpot combination consisting of the probability variation jackpot symbol. When the decisive symbol of the big hit combination is derived and displayed, it is set to the on state.
表示制御基板12は、主基板とは独立して変動表示装置4における表示動作の制御などを行うものである。例えば、表示制御基板12は、主基板11から送信される表示制御コマンドに基づいて変動表示装置4に画像の切替表示を行わせることにより、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示や大当り遊技状態におけるラウンド数の表示などといった、各種の表示による演出を可能とする。
The
図3は、表示制御基板12のハードウェア構成例を示すブロック図である。表示制御基板12は、発振回路110と、リセット回路111と、表示制御用のCPU112と、ROM113と、RAM114と、VDP(Video Display Processor)115と、CGROM116と、VRAM(Video RAM)117とを備えている。
FIG. 3 is a block diagram illustrating a hardware configuration example of the
発振回路110は、CPU112及びVDP115に基準クロック信号を出力するものであり、リセット回路111は、CPU112及びVDP115をリセットするためのリセット信号を出力するものである。CPU112は、主基板11から表示制御コマンドを受信するとRAM114を作業領域として用いながらROM113から表示制御を行うための制御データを読み出す。また、CPU112は、読み出した制御データに基づいてVDP115に描画命令を送る。
The
ROM113は、CPU112によって実行される各種の制御プログラムや固定パラメータなどを格納する半導体メモリである。例えば、ROM113には、主基板11からの変動開始コマンドによって指定された変動パターンに対応して、変動表示装置4における特別図柄の変動表示速度や表示位置、大きさ、表示色及びその表示状態での表示期間等を決定するためのプロセステーブルなどが格納されている。
The
RAM114は、CPU112によって作業領域として利用される半導体メモリである。RAM114には、変動表示装置4における表示状態や主基板11からの表示制御コマンドなどに応じて各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するための表示制御フラグ設定エリアや、変動表示装置4の表示制御に用いられる各種の時間を計測するために複数種類のタイマ値を示すデータを格納する表示制御タイマ設定エリアなどが設けられてもよい。なお、フラグ設定やタイマに用いる回路は、RAM114とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
The
VDP115は、画像表示を行うための表示制御機能及び高速描画機能を有し、CPU112からの描画命令に従った画像処理を実行する。また、CPU112とは独立した二次元のアドレス空間を持ち、そこにVRAM117をマッピングしている。例えば、VDP115は、CGROM116から読み出したデータに従って画像データを生成し、VRAM117上に展開する。そして、変動表示装置4に対してR(赤)、G(緑)、B(青)信号及び同期信号を出力する。一例として、R、G、B信号はそれぞれ8ビットで表され、変動表示装置4はVDP115からの指示に従ってR、G、Bのそれぞれを256階調、これらを合成して約1670万色の多色表示を行うことができる。なお、R、G、B信号のビット数は8ビット以外のビット数であってもよく、また、R、G、B信号の各ビット数が互いに異なる数であってもよい。
The
CGROM116は、変動表示装置4にて画像表示を行うために使用される各種の画像データを記憶しておくためのものである。例えば、CGROM116には、変動表示装置4に表示される画像の中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、具体的には、人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等が予め記憶されている。VRAM117は、VDP115によって生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリである。
The
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、電源電圧が供給されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって所定の遊技制御メイン処理を実行する。この遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機1の各部位の動作を初期化するとともに所定の初期設定などが行われる。こうした遊技制御メイン処理を実行することにより、CPU103では定期的(例えば、2ミリ秒ごと)にタイマ割込みが発生するように設定される。
Next, the operation (action) of the
図4は、タイマ割込みが発生するごとに実行される遊技制御割込処理の一例を示すフローチャートである。この例では、CPU103にてタイマ割込みが発生すると、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路107を介して各入賞口スイッチ70から入力される検出信号の状態を判定する(ステップS11)。続いて、所定のエラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要であれば警告を発生可能とする(ステップS12)。この後、主基板11の側でカウントされる判定用の乱数を更新する判定用乱数更新処理(ステップS13)や、表示用の乱数を更新する表示用乱数更新処理(ステップS14)が、順次に実行される。
FIG. 4 is a flowchart illustrating an example of a game control interrupt process that is executed each time a timer interrupt occurs. In this example, when a timer interrupt occurs in the
次に、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する(ステップS15)。特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の手順で制御するために各種の処理が選択されて実行される。特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄表示器40における表示動作(例えば7セグメントLEDやランプの点灯、点滅など)を制御して普通図柄を変動可能とするための普通図柄プロセス処理が実行される(ステップS16)。また、CPU103は、所定のコマンド制御処理を実行することにより、主基板11から表示制御基板12などのサブ側の制御基板に対して制御コマンドを送信し、遊技状態に合わせた動作制御を指示する(ステップS17)。さらに、所定の情報出力処理を実行することにより、各種出力データの格納領域の内容をI/Oポート104に含まれる各出力ポートに出力する(ステップS18)。この情報出力処理では、主基板11から所定の情報端子基板に、大当り情報、始動情報、確率変動情報などをホール管理用コンピュータに対して出力する指令の送信も行われる。
Next, the
続いて、CPU103は、所定のソレノイド出力処理を実行することにより、所定の条件が成立したときに普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御や特別可変入賞球装置7における開閉板の開閉制御を行う(ステップS19)。この後、所定の賞球処理を実行することにより、各入賞口スイッチ70から入力された検出信号に基づく賞球数の設定などを行い、所定の払出制御基板に対して払出制御コマンドを出力可能とする(ステップS20)。
Subsequently, the
図5は、ステップS15にて実行される特別図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理において、CPU103は、まず、遊技球が普通可変入賞球装置6に入賞したか否かを、例えば各入賞口スイッチ70に含まれる始動球検出スイッチからスイッチ回路107を介して入力される検出信号をチェックすることなどにより、判定する(ステップS100)。遊技球が入賞して始動球検出スイッチからの検出信号がオン状態となった場合には(ステップS100;Yes)、入賞処理を実行し(ステップS101)、遊技球が入賞していない場合(ステップS100;No)、入賞処理をスキップする。
FIG. 5 is a flowchart showing an example of the special symbol process executed in step S15. In this special symbol process, the
ステップS101の入賞処理では、RAM102の特図保留記憶エリアにおける保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)となっているか否かが判定される。このとき、特図保留記憶エリアにおいて保留記憶数の上限値に対応した保留番号にて大当り判定用乱数の値を示す数値データが格納されている場合には、保留記憶数が上限値になっていると判定される。保留記憶数が上限値であれば、今回の入賞による特図ゲームの実行条件成立は無効として特に何も行わない。一方、保留記憶数が上限値ではないときには、保留記憶数を1加算するとともに、所定の乱数発生回路から取得した大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データを、特図保留記憶エリアの空エントリの先頭にセットする。
In the winning process in step S101, it is determined whether or not the number of reserved memories in the special figure reserved storage area of the
この後、CPU103は、遊技状態に応じて更新される特別図柄プロセスフラグの値に対応して、以下に示すステップS110〜S117の各処理を実行する。
Thereafter, the
特別図柄プロセスフラグの値が“0”のとき、CPU103は、特図保留記憶エリアに格納されたデータに基づいて特図ゲームを開始するか否かを判定する処理等からなる「特別図柄通常処理」を実行する(ステップS110)。図6は、この実施の形態にて実行される特別図柄通常処理の一例を示すフローチャートである。
When the value of the special symbol process flag is “0”, the
図6に示す特別図柄通常処理において、CPU103は、まず、例えば特図保留記憶エリアの先頭エントリに乱数値を示す数値データがセットされているか否かをチェックするなどして、特図保留記憶エリアにおける特図ゲームの保留記憶数が「0」であるか否かを判定する(ステップS201)。保留記憶数が「0」であるときには(ステップS201;Yes)、そのまま特別図柄通常処理を終了する。一方、保留記憶数が「0」以外であるときには(ステップS201;No)、特図保留記憶エリアから保留番号「1」に対応して格納されている大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データを読み出す(ステップS202)。この際には、保留記憶数を1減算し、かつ、保留番号「1」より下位のエントリ(例えば、保留番号「2」〜「4」に対応するエントリ)に格納された大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データを、1エントリずつ上位にシフトする。
In the special symbol normal process shown in FIG. 6, the
その後、CPU103は、ステップS202にて読み出された大当り判定用乱数の値を示す数値データに基づき、開始条件が成立した特図ゲームにおける変動表示結果を大当りとするか否かを判定する大当り判定処理を実行する(ステップS203)。この大当り判定処理では、例えばROM101に格納されている大当り判定テーブルを参照するなどして、大当り判定用乱数の値を示す数値データが大当りの変動表示結果となることを示す特定判定値データと合致するか否かを判定する。ここで、特定判定値データには、確変フラグの状態に応じて、異なる数値を示すデータが設定される。例えば、特定判定値データとして設定可能なデータには、1個の数値「3」を示す通常判定値データと、通常判定値データよりも多い5個の数値「3」、「7」、「79」、「103」、「107」を示す増加判定値データとが、予め用意されている。そして、確変フラグがオフ状態であるときには、特定判定値データとして通常判定値データが用いられ、確変フラグがオン状態であるときには、特定判定値データとして増加判定値データが用いられる。
Thereafter, the
この実施の形態では、確変フラグがオフ状態であるときを通常時として、大当り判定用乱数の値が「3」である場合に「大当り」と判定し、「3」以外の値である場合には「ハズレ」と判定する。一方、確変フラグがオン状態であるときには高確率時であるとして、大当り判定用乱数の値が「3」、「7」、「79」、「103」、「107」のいずれかである場合に「大当り」と判定し、それ以外の値である場合には「ハズレ」と判定する。 In this embodiment, when the probability variation flag is in the off state, it is determined that the jackpot determination random number is “3” as a “big hit” and the value is other than “3”. Is determined to be “lost”. On the other hand, when the probability variation flag is on, it is assumed that the probability is high, and the value of the jackpot determination random number is “3”, “7”, “79”, “103”, or “107”. It is determined as “big hit”, and when it is other than that, it is determined as “lost”.
こうした大当り判定処理の実行結果として、CPU103は、大当り判定用乱数の値を示す数値データが特定判定値データと合致するか否かに対応して、新たな入賞球に基づいて実行される特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなるかハズレとなるかを判定する(ステップS204)。ここで、大当りとなる旨の判定がなされたときには(ステップS204;Yes)、特図保留記憶エリアにて保留記憶されている特図ゲームがあるか否かを判定する(ステップS205)。保留記憶されている特図ゲームがあるときには(ステップS205;Yes)、特図保留記憶エリアにおける記憶データにより、実行条件が成立した後に未だ開始条件が成立していない特図ゲームのうちに大当りとなるものが含まれているか否かを判定するための処理として、図7のフローチャートに示す保留記憶判定処理を実行する(ステップS206)。これに対して、ステップS204にてハズレとなる旨の判定がなされたときや(ステップS204;No)、ステップS205にて保留記憶されている特図ゲームがない旨の判定がなされたときには(ステップS205;No)、ステップS206をスキップして、ステップS207に進む。
As a result of the execution of such a jackpot determination process, the
図7に示す保留記憶判定処理を開始すると、CPU103は、まず、例えば確変フラグをチェックするなどして、確変制御による高確率状態となっているか否かを判定する(ステップS301)。このときに高確率状態となっていない旨の判定がなされると(ステップS301;No)、ステップS311に進む。これに対して、高確率状態であると判定されたとき(ステップS301;Yes)、CPU103は、特図保留記憶エリアにおける記憶内容をチェックするために用いられる変数kの値を初期値「1」に設定する(ステップS302)。
When the hold storage determination process shown in FIG. 7 is started, the
続いて、特図保留記憶エリアにおいて変数kの値と同一の保留番号に格納された大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データを読み出す(ステップS303)。なお、ステップS303では、特図保留記憶エリアから乱数値を示す数値データが読み出されても、特図保留記憶エリアにおける記憶内容は変更されない。すなわち、開始条件が成立していない特図ゲームに対応して抽出された大当り判定用乱数及び確変判定用乱数の値を示す数値データについては、特図保留記憶エリアにて保留記憶したままで保持する。 Subsequently, numerical data indicating the values of the jackpot determination random number and the probability variation determination random number stored in the same hold number as the value of the variable k in the special figure storage area are read (step S303). In step S303, even if the numerical data indicating the random number value is read from the special figure reservation storage area, the stored contents in the special figure reservation storage area are not changed. That is, the numerical data indicating the value of the jackpot determination random number and the probability variation determination random number extracted corresponding to the special figure game for which the start condition is not satisfied is retained and stored in the special figure storage area. To do.
この後、ステップS303にて読み出した大当り判定用乱数の値を示す数値データに基づいて、大当り判定処理を実行する(ステップS304)。CPU103は、ステップS304において、上述したステップS203と同一の判定モジュールを読み出して実行することにより、保留記憶されている特図ゲームでの変動表示結果が大当りとなるか否かを判定する。なお、ステップS304にて大当り判定処理を実行する際には、開始条件が成立した今回の特図ゲームにおいて通常大当りとなるか確変大当りとなるかを判定しておき、確変大当りとなるときには特定判定値データとして増加判定値データを用いて大当りとなるか否かの判定を行い、通常大当りとなるときには特定判定値データとして通常判定値データを用いて大当りとなるか否かの判定を行うようにすればよい。これにより、高確率状態において大当りとなる特図ゲームが保留記憶されているか否かを判定することができる。また、ステップS304とステップS203とで共通の判定モジュールを使用して大当り判定処理を実行することにより、プログラム量の増大を抑制することができる。
Thereafter, the jackpot determination process is executed based on the numerical data indicating the value of the jackpot determination random number read in step S303 (step S304). In step S304, the
ステップS304における大当り判定処理の実行結果に基づいて、変数kの値と同一の保留番号で保留記憶されている特図ゲームにおいて変動表示結果が大当りとなるか否かを判定する(ステップS305)。大当りとなる旨の判定がなされたときには(ステップS305;Yes)、例えばステップS303にて読み出した確変判定用乱数の値を示す数値データに基づいて所定の確変判定テーブルを参照するなどして、その大当りが確変大当りとなるか否かを判定する(ステップS306)。ここで、確変判定テーブルは、予めROM101等に格納されており、確変判定用乱数の値と大当りの変動表示結果が通常大当りになるか確変大当りになるかの判定結果とを対応付ける設定データなどから構成されている。
Based on the execution result of the jackpot determination process in step S304, it is determined whether or not the variable display result is a jackpot in the special figure game held and stored with the same hold number as the value of the variable k (step S305). When it is determined that a big hit is made (step S305; Yes), for example, by referring to a predetermined probability change determination table based on numerical data indicating the value of the probability change determination random number read in step S303, It is determined whether or not the big hit becomes a probable big hit (step S306). Here, the probability variation determination table is stored in advance in the
ステップS306にて通常大当りとなる旨の判定がなされたときには(ステップS306;No)、ステップS311に進む。一方、ステップS306にて確変大当りとなる旨の判定がなされたときには(ステップS306;Yes)、通常表示フラグをオン状態にセットした後(ステップS307)、保留記憶判定処理を終了する。 When it is determined in step S306 that a normal big hit is made (step S306; No), the process proceeds to step S311. On the other hand, when it is determined in step S306 that it is a probable big hit (step S306; Yes), the normal display flag is set to the on state (step S307), and the pending storage determination process is terminated.
また、ステップS305にて変数kの値と同一の保留番号で保留記憶された特図ゲームにおいて変動表示結果がハズレとなる旨の判定がなされたときには(ステップS305;No)、変数kの値が特図保留記憶エリアにおける保留記憶数の上限値と等しくなっているか否かを判定する(ステップS308)。変数kの値が保留記憶数の上限値となっているときには(ステップS308;Yes)、ステップS311に進む。一方、保留記憶数の上限値とは異なる値であるときには(ステップS308;No)、変数kの値を1加算した後(ステップS309)、加算された変数kの値と同一の保留番号で特図ゲームが保留記憶されているか否かを判定する(ステップS310)。例えば、変数kの値と同一の保留番号に対応付けられた大当り判定用乱数の値を示す数値データが特図保留記憶エリアに記憶されているときには、特図ゲームが保留記憶されていると判定する。 Further, when it is determined in step S305 that the variation display result is lost in the special figure game that is stored with the same holding number as the value of the variable k (step S305; No), the value of the variable k is changed. It is determined whether it is equal to the upper limit value of the number of reserved storage in the special figure storage area (step S308). When the value of the variable k is the upper limit value of the number of reserved storage (step S308; Yes), the process proceeds to step S311. On the other hand, when the value is different from the upper limit value of the number of reserved memories (step S308; No), after adding 1 to the value of the variable k (step S309), the special reserved number is the same as the value of the added variable k. It is determined whether or not the figure game is stored on hold (step S310). For example, when the numerical data indicating the value of the jackpot determination random number associated with the same hold number as the value of the variable k is stored in the special figure storage area, it is determined that the special figure game is stored on hold. To do.
ステップS310にて特図ゲームが保留記憶されている旨の判定がなされたときには(ステップS310;Yes)、ステップS303にリターンして、次の保留番号に対応する記憶内容に基づく大当り判定処理などを行う。これに対して、ステップS310にて特図ゲームが保留記憶されていない旨の判定がなされたときには(ステップS310;No)、ステップS311に進み、通常表示フラグをクリアしてオフ状態とする。こうした保留記憶判定処理が終了した後には、図6に示すステップS207に進み、特別図柄プロセスフラグの値を停止図柄設定処理に対応した値である“1”に更新する。 When it is determined in step S310 that the special figure game is stored on hold (step S310; Yes), the process returns to step S303 to perform a big hit determination process based on the stored content corresponding to the next reservation number. Do. On the other hand, when it is determined in step S310 that the special figure game is not stored on hold (step S310; No), the process proceeds to step S311 to clear the normal display flag and turn it off. After the hold memory determination process is completed, the process proceeds to step S207 shown in FIG. 6, and the value of the special symbol process flag is updated to “1” which is a value corresponding to the stop symbol setting process.
図5に示す特別図柄プロセス処理において、特別図柄プロセスフラグの値が“1”であるときには、特図ゲームで停止表示される確定図柄等となる特別図柄を設定するための「停止図柄設定処理」を実行する(ステップS111)。図8は、この実施の形態にて実行される停止図柄設定処理の一例を示すフローチャートである。 In the special symbol process shown in FIG. 5, when the value of the special symbol process flag is “1”, “stop symbol setting process” for setting a special symbol to be a fixed symbol or the like that is stopped and displayed in the special symbol game. Is executed (step S111). FIG. 8 is a flowchart showing an example of the stop symbol setting process executed in this embodiment.
図8に示す停止図柄設定処理において、CPU103は、まず、例えば大当りフラグをチェックするなどして、開始条件が成立した今回の特図ゲームにて変動表示結果が大当りとなるかハズレとなるかを判定する(ステップS211)。このときに大当りとなる旨の判定がなされると(ステップS211;Yes)、特図保留記憶エリアから読み出した確変判定用乱数の値を示す数値データに基づき、所定の確変判定テーブルを参照するなどして、確変大当りとするか通常大当りとするかを判定する(ステップS212)。確変大当りとする旨の判定がなされたときには(ステップS212;Yes)、通常表示フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS213)。
In the stop symbol setting process shown in FIG. 8, the
通常表示フラグがオフであるときには(ステップS213;No)、例えば乱数発生回路から抽出した大当り図柄決定用乱数の値を示す数値データに基づいて所定の確変大当り図柄決定テーブルを参照するなどして、確変大当り図柄から構成される大当り組合せとなる確定図柄を決定する(ステップS214)。これに対して、ステップS212にて通常大当りとする旨の判定がなされたときや(ステップS212;No)、ステップS213にて通常表示フラグがオンである旨の判定がなされたときには(ステップS213;Yes)、例えば大当り図柄決定用乱数の値を示す数値データに基づいて所定の通常大当り図柄決定テーブルを参照するなどして、通常大当り図柄から構成される大当り組合せとなる確定図柄を決定する(ステップS215)。ステップS214またはS215にて確定図柄を決定した後には、ステップS219に進む。 When the normal display flag is off (step S213; No), for example, by referring to a predetermined probability variation jackpot symbol determination table based on numerical data indicating the value of the jackpot symbol determination random number extracted from the random number generation circuit, A definite symbol that is a big hit combination composed of the probable big hit symbols is determined (step S214). On the other hand, when it is determined in step S212 that it is a normal big hit (step S212; No), or when it is determined in step S213 that the normal display flag is on (step S213; Yes), for example, by referring to a predetermined normal jackpot symbol determination table based on numerical data indicating the value of the random number for determining the jackpot symbol, a determined symbol that is a jackpot combination composed of the normal jackpot symbol is determined (step S215). After the determined symbol is determined in step S214 or S215, the process proceeds to step S219.
また、ステップS211にて、変動表示結果がハズレとなる旨の判定がなされたときには(ステップS211;No)、例えば乱数発生回路から抽出したリーチ判定用乱数の値を示す数値データに基づいて所定のリーチ判定テーブルを参照するなどして、特図ゲームにおける特別図柄の表示態様をリーチ表示態様とするか否かを判定する(ステップS216)。ここで、リーチ表示態様とする旨の判定がなされたときには、例えば所定のリーチフラグをオン状態に設定するなどして、リーチ表示態様とする旨の設定を保存するようにしてもよい。 Further, when it is determined in step S211 that the variation display result is lost (step S211; No), for example, based on numerical data indicating the value of the reach determination random number extracted from the random number generation circuit. By referring to the reach determination table, it is determined whether or not the display mode of the special symbol in the special game is to be the reach display mode (step S216). Here, when it is determined that the reach display mode is set, for example, a setting for setting the reach display mode may be saved by setting a predetermined reach flag to an ON state.
特別図柄の表示態様をリーチ表示態様としない場合には(ステップS216;No)、リーチ表示態様とすることなくハズレの変動表示結果を導出表示するための確定図柄となる特別図柄を決定する(ステップS217)。一方、リーチ表示態様とする場合には(ステップS216;Yes)、リーチ表示態様とした後にハズレの変動表示結果を導出表示するための確定図柄となる特別図柄を決定する(ステップS218)。この後、CPU103は、特別図柄プロセスフラグの値を変動パターン設定処理に対応した値である「2」に更新し(ステップS219)、停止図柄設定処理を終了する。
When the display mode of the special symbol is not the reach display mode (step S216; No), the special symbol to be a definite symbol for deriving and displaying the variation display result of the losing is determined without setting the reach display mode (step S216). S217). On the other hand, when the reach display mode is set (step S216; Yes), after the reach display mode is set, a special symbol that is a definite symbol for deriving and displaying the loss variation display result is determined (step S218). Thereafter, the
図5に示す特別図柄プロセス処理において、特別図柄プロセスフラグの値が“2”であるときには、特図ゲームにて特別図柄の変動表示として行われる変動パターンを設定するための「変動パターン設定処理」を実行する(ステップS112)。また、特別図柄プロセスフラグの値が“3”であるときには、変動表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の変動表示時間を計測する処理等からなる「変動表示中処理」を実行する(ステップS113)。特別図柄プロセスフラグの値が“4”のとき、変動表示装置4にて変動表示されている特別図柄の減速停止を行う処理等からなる「変動停止時処理」を実行する(ステップS114)。この変動停止時処理では、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなるときに、特別図柄プロセスフラグの値が“5”に更新される。一方、変動表示結果がハズレとなるときには、特別図柄プロセスフラグの値が“0”に更新される。
In the special symbol process shown in FIG. 5, when the value of the special symbol process flag is “2”, “fluctuation pattern setting process” for setting a variation pattern performed as a variation display of the special symbol in the special symbol game. Is executed (step S112). Further, when the value of the special symbol process flag is “3”, “variable display processing” including processing for measuring the variation display time of the special symbol in the special symbol game by the
特別図柄プロセスフラグの値が“5”のときには、大当り動作のための初期化処理等を行う「大入賞口開放前処理」を実行する(ステップS115)。特別図柄プロセスフラグの値が“6”のとき、大当り動作に関する様々な処理、及び1回当りの特別可変入賞球装置7の開放時間をチェックする「大入賞口開放中処理」を実行する(ステップS116)。特別図柄プロセスフラグの値が“7”のとき、大当り動作の終了かどうかを判定し、終了ならば、表示制御基板12に対して大当りの終了を指示するコマンドを送信する処理等からなる「大当り終了処理」を実行する(ステップS117)。
When the value of the special symbol process flag is “5”, “pre-opening process for big winning opening” for performing an initialization process or the like for the big hit operation is executed (step S115). When the value of the special symbol process flag is “6”, various processes relating to the big hit operation and “a big prize opening opening process” for checking the opening time of the special variable winning ball apparatus 7 per time are executed (step) S116). When the value of the special symbol process flag is “7”, it is determined whether or not the big hit operation is finished, and if it is finished, the “big hit” including processing for transmitting a command for instructing the big hit to the
表示制御基板12では、主基板11から受信した表示制御コマンドに従って、変動表示装置4における画像の表示動作を制御する各種の処理が行われる。例えば、主基板11からの変動開始コマンドや特別図柄指定コマンドに従ってCPU112がVDP115に対し適宜描画命令を送るなどして、指定された変動パターンで特別図柄を変動表示させる。また、主基板11からの特別図柄確定コマンドを受信したときには、特別図柄指定コマンドによって指定された確定図柄を停止表示する。
In the
表示制御基板12のCPU112は、確定図柄を停止表示するときに、例えば図9のフローチャートに示す報知開始制御処理を実行する。図9に示す報知開始制御処理において、CPU112は、まず、停止表示した確定図柄による特図ゲームの変動表示結果が大当りとなっているかハズレとなっているかを判定する(ステップS401)。そして、表示結果が大当りとなっているときには(ステップS401;Yes)、停止表示した確定図柄が確変大当り図柄であるか通常大当り図柄であるかを判定する(ステップS402)。
The
表示結果がハズレとなっているときや(ステップS401;No)、確定図柄が通常大当り図柄であるときには(ステップS402;No)、そのまま報知開始制御処理を終了する。一方、確定図柄が確変大当り図柄であるときには(ステップS402;Yes)、確変制御による高確率状態である旨を遊技者等に報知するための動作を開始させる(ステップS403)。例えば、CPU112は、VDP115に対して所定の描画命令を送信するなどして、変動表示装置4の表示領域における所定の表示位置に、高確率状態となっていることを示す画像を表示させる。なお、ステップS402にて確定図柄が通常大当り図柄であると判定したときに、主基板11から高確率状態の開始を指示する表示制御コマンドを受信した場合には、変動表示装置4の表示領域における所定の表示位置において、遊技者が高確率状態であることを認識することが困難な態様で、高確率状態となっていることを示す画像を表示させてもよい。例えば、CPU112は、VDP115に対して所定の描画命令を送信し、変動表示装置4の表示領域において1つの画素(ピクセル)についてのみ、通常遊技状態のときとは異なる表示色に変化させるようにすればよい。
When the display result is lost (step S401; No), or when the confirmed symbol is a normal big hit symbol (step S402; No), the notification start control process is terminated. On the other hand, when the confirmed symbol is a probability variation big hit symbol (step S402; Yes), an operation for notifying the player or the like of the high probability state by the probability variation control is started (step S403). For example, the
また、高確率状態である旨の報知は、変動表示装置4によって表示された画像により行われるものに限定されず、スピーカ8L、8Rから音声を出力させることにより行われてもよいし、遊技効果ランプ9に含まれる報知用ランプを点灯または点滅させることなどにより行われてもよい。さらに、変動表示装置4における画像表示、スピーカ8L、8Rからの音声出力、報知用ランプの点灯または点滅、可動部材からなる役物の動作のいずれかを組み合わせて、高確率状態となっていることを報知するようにしてもよい。
Further, the notification of the high probability state is not limited to that performed by the image displayed by the
上述したパチンコ遊技機1の動作を、次に具体例に基づいて説明する。
Next, the operation of the
パチンコ遊技機1の右下位置に設けられたハンドルを遊技者が操作すると、発射モータにより遊技球が遊技領域に打ち込まれ、遊技領域内を下りてくる。主基板11は、各入賞口スイッチ70の入力の有無を監視している。
When the player operates the handle provided at the lower right position of the
遊技球が普通可変入賞球装置6に入賞すると、始動球検出器により遊技球の入賞が検出される。遊技制御用マイクロコンピュータ100のCPU103は、各入賞口スイッチ70に含まれる始動球検出スイッチからの検出信号がオン状態となると(図5に示すステップS100;Yes)、大当り判定用乱数と確変判定用乱数の値を示す数値データを抽出し、抽出した乱数値を示す数値データを特図保留記憶エリアにおける空エントリの先頭に格納する。
When the game ball wins the normal variable winning
この後、特図ゲームが実行されていない場合に、CPU103が特図保留記憶エリアに格納されている大当り判定用乱数と確変判定用乱数の値を示す数値データを先頭エントリから読み出し、読み出した乱数値を示す数値データに従って大当りとハズレの別を判定する(ステップS203の大当り判定処理)。以下では、一例として、確変制御による高確率状態となっているときに実行される今回の特図ゲームで大当りになるとともに、特図保留記憶エリアにて保留番号「3」に対応して変動表示結果が確変大当りになる特図ゲームが保留記憶されているものとする。
Thereafter, when the special figure game is not executed, the
この例では、ステップS203にて大当り判定処理を実行した結果として、ステップS204にて「大当り」と判定され、この判定結果に応じて、特図保留記憶エリアにて保留記憶されている特図ゲームのうちに表示結果が大当りとなるものがあるか否かを判定するための保留記憶判定処理が実行される(ステップS206)。このときに、保留番号「3」に対応して保留記憶されている特図ゲームで大当りとなり(ステップS305;Yes)、かつ、その大当りが確変大当りであることから(ステップS306;Yes)、通常表示フラグがオン状態にセットされる(ステップS307)。 In this example, as a result of executing the big hit determination process in step S203, it is determined as “big hit” in step S204, and in accordance with this determination result, the special figure game that is reserved and stored in the special figure storage area Among them, a pending storage determination process for determining whether or not there is a display result that is a big hit (step S206). At this time, it is a big hit in the special figure game stored corresponding to the hold number “3” (step S305; Yes), and the big hit is a probable big hit (step S306; Yes). The display flag is set to the on state (step S307).
通常表示フラグがオン状態とされた後に大当り用の確定図柄を選択決定するときには(ステップS111の停止図柄設定処理)、今回の特図ゲームで確変大当りとして確変制御による高確率状態となる場合でも(ステップS212;Yes)、通常大当り図柄「0」、「2」、「4」、「6」のうちから、大当り組合せとなる確定図柄が決定される(ステップS213にてYesと判定されたことにより実行されるステップS215)。続いて、大当り用の変動パターンが決定される(ステップS112の変動パターン設定処理)。こうして決定された確定図柄に対応する特別図柄指定コマンドや、変動パターンに対応する変動開始コマンドが表示制御基板12に対して送信されることにより、変動表示装置4における特別図柄の変動表示を開始する旨の指示が行われる。
When the determined symbol for jackpot is selected and determined after the normal display flag is turned on (stopped symbol setting process in step S111), even if the probability game is in a high probability state by probability variation control as the probability variation jackpot in this special game ( Step S212; Yes), from among the normal jackpot symbols “0”, “2”, “4”, “6”, a determined symbol that is a jackpot combination is determined (by determining “Yes” in Step S213) Step S215 to be executed. Subsequently, a big hit variation pattern is determined (variation pattern setting process in step S112). A special symbol designation command corresponding to the determined symbol determined in this way and a variation start command corresponding to the variation pattern are transmitted to the
表示制御基板12の側では、CPU112が変動開始コマンドを受信したことに応答して、例えば図10(A)に示すように、変動表示装置4に設けられた左、中、右の3つの表示領域41a〜41cにて特別図柄の変動表示が開始され、変動パターンに対応した総変動時間が経過したときに、表示結果となる特別図柄の確定図柄が導出表示される。この例では、大当りのうちでも確変大当りとする旨の判定(ステップS212におけるYesの判定)がなされたときに、通常表示フラグがオンとなっている。このため、図10(B)に示すように、例えば確定図柄として通常大当り図柄である特別図柄「4」が、各表示領域41a〜41cにて導出表示される。
On the
こうして確定図柄が大当り組合せとなることで、パチンコ遊技機1は大当り遊技状態となり、特別可変入賞球装置7の開閉板が一定時間または一定数の遊技球が入賞するまで開成し、開閉を一定サイクル繰り返す。このとき主基板11のCPU103は、表示制御基板12に対して所定の大当りラウンド数指示コマンドを送出することなどにより、例えば図10(C)に示すように、大当り遊技状態において実行されるラウンド遊技の実行回数を報知するための情報を、変動表示装置4の表示領域に表示させる(図5に示すステップS116の大入賞口開放中処理)。この後、大当り遊技状態が終了すると、表示制御基板12では、CPU112が主基板11から所定の大当り終了コマンドを受信したことなどに応じて、例えば図10(D)に示すように、大当り遊技状態が終了したことを報知するための情報を、変動表示装置4により表示させる。
Thus, when the confirmed symbol becomes a big hit combination, the
また、表示制御基板12のCPU112は、特図ゲームの変動表示結果が通常大当り図柄である特別図柄「4」が揃った通常大当りであることから(図9に示すステップS402;No)、確変制御による高確率状態である旨を遊技者に報知するための処理を実行しない。あるいは、高確率状態である旨を遊技者が認識することは困難になるような形態で、その旨を報知するための処理を実行してもよい。
Further, the
続いて、大当り遊技状態が終了した後には、特図保留記憶エリアに格納されている乱数値を示す数値データの読み出しが行われ、新たな特図ゲームの開始条件が成立したことに応じて、図10(E)に示すように特別図柄の変動表示が開始される。こうして大当り遊技状態が終了した後、3回目に実行される特図ゲームにおいて変動表示結果が大当りとなる。そこで、CPU103は、再び保留記憶判定処理を実行し(ステップS206)、保留記憶されている特図ゲームで大当りとなるものがないときや(ステップS308;YesまたはステップS310;No)、大当りとなるものがあるときでも、それが通常大当りであるときには(ステップS306;No)、通常表示フラグがクリアされてオフ状態となる(ステップS311)。
Subsequently, after the big hit gaming state is finished, the numerical data indicating the random value stored in the special figure holding storage area is read, and in response to the establishment of a new special figure game start condition, As shown in FIG. 10E, the special symbol variation display is started. After the big hit gaming state is completed in this way, the variable display result is a big hit in the special game executed for the third time. Therefore, the
通常表示フラグがオフ状態とされた後に大当り用の確定図柄を選択決定するときには(ステップS111の停止図柄設定処理)、今回の特図ゲームで確変大当りとなる場合に(ステップS212;Yes)、確変大当り図柄「1」、「3」、「5」、「7」のうちから、大当り組合せとなる確定図柄が決定される(ステップS213にてNoと判定されたことにより実行されるステップS214)。続いて、大当り用の変動パターンが決定される。こうして、図10(F)及び(G)に示すように、大当り遊技状態が終了した後、3回目に実行される特図ゲームにおいて、例えば確定図柄として確変大当り図柄である特別図柄「7」が、各表示領域41a〜41cにて導出表示される。 When the determined symbol for big hit is selected and determined after the normal display flag is turned off (stopped symbol setting process in step S111), if it is a probable big hit in this special figure game (step S212; Yes), the probability change From the jackpot symbols “1”, “3”, “5”, and “7”, a determined symbol that is a jackpot combination is determined (step S214 executed when No is determined in step S213). Subsequently, a variation pattern for jackpot is determined. Thus, as shown in FIGS. 10 (F) and 10 (G), in the special game executed for the third time after the big hit gaming state is completed, for example, the special symbol “7” which is a probable big hit symbol is used as the final symbol. The display areas 41a to 41c are derived and displayed.
以上説明したように、この実施の形態によれば、確変制御が行われることにより高確率状態となっているときに実行される特図ゲームで大当りとなる場合に、保留記憶されている特図ゲームのうちに確変大当りとなるものがあるか否かが判定される。そして、確変大当りとなる特図ゲームが保留記憶されているときには、今回実行される特図ゲームにて確変大当りとなることにより特別遊技状態としての高確率状態に制御される場合に、変動表示結果として確変大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄に代えて、通常大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄を導出表示する。 As described above, according to this embodiment, in the case of a big hit in a special game that is executed when the probability variation control is performed and the state is in a high probability state, the special figure stored on hold is stored. It is determined whether or not there is a game that is a probable big hit in the game. When a special figure game that will be a probable big hit is stored on hold, a fluctuation display result is obtained when the special figure game executed this time is controlled to a high probability state as a special gaming state by becoming a probable big hit. As a substitute, a definite symbol of a big hit combination consisting of a normal big hit symbol is derived and displayed instead of a definite symbol of a big hit combination consisting of a probable big hit symbol.
例えば、高確率状態となっているときに実行される特図ゲームで通常大当りとなることで高確率状態が終了するようなパチンコ遊技機1では、高確率状態にて実行される特図ゲームでの表示結果が確変大当りとなって高確率状態が継続することに対する遊技者の期待感が高まっている。このときに、今回の特図ゲームで大当りとなる旨の判定がなされるとともに、保留記憶されている特図ゲームのうちに大当りとなるものがある場合には、高確率状態が終了するときと同様に通常大当りの表示結果を導出表示する。その一方で、その大当りとなる旨の判定がなされたときに保留記憶されていた全ての特図ゲームが終了するまでには、再び大当りの表示結果が導出表示されることになる。
For example, in a
遊技者は、高確率状態であるときに通常大当りの表示結果が導出表示されることにより、高確率状態が終了すると認識しやすい。その一方で、保留記憶されている全ての特図ゲームが実行されるまでには、再び大当りの表示結果が導出表示されるので、遊技の意外性が高められる。また、保留記憶されている全ての特図ゲームが実行されるまでには再び大当りの表示結果が導出表示されるため、遊技者が高確率状態であると認識できないことによる損失を蒙ることはない。 The player is likely to recognize that the high probability state is ended by deriving and displaying the normal jackpot display result in the high probability state. On the other hand, the display result of the big hit is derived and displayed again until all the special-pitch games stored on hold are executed, so that the unexpectedness of the game is enhanced. In addition, since the display result of the big hit is derived and displayed again until all the special game that is stored on hold is executed, there is no loss due to the player not being recognized as being in a high probability state. .
また、保留記憶されている特図ゲームが確変大当りであるときに限り、確変大当り図柄からなる大当り組合せに代えて通常大当り図柄からなる大当り組合せとすることで、再び導出表示される大当りの表示結果によって確変大当りとなる。これにより、遊技の意外性を高めることができる。さらに、再び大当りの表示結果が導出表示されるまでは、高確率状態に制御されている旨の報知が行われないか、あるいは、遊技者が認識することが困難な態様で報知が行われる。このため、通常大当り図柄からなる大当りとなった後に高確率状態となる場合に、遊技者が高確率状態となっていることを認識することができないか、あるいは、認識することが困難になるので、その高確率状態に制御する旨の判定がなされたときに保留記憶されている全ての特図ゲームが終了するまでの短い期間に再び大当りの表示結果が導出表示されることに対する遊技の意外性を保つことができ、遊技の興趣を減退させることがない。 In addition, only when the special figure game stored on hold is a probable big hit symbol, the big hit combination consisting of the normal big hit symbol is used instead of the big hit combination consisting of the probable big hit symbol, so that the big hit display result derived and displayed again Will be a promising big hit. Thereby, the unexpectedness of a game can be improved. Further, until the big hit display result is derived and displayed again, the notification that the high probability state is controlled is not performed, or the notification is performed in a manner that is difficult for the player to recognize. For this reason, when a high probability state is reached after a big hit consisting of a normal jackpot symbol, the player cannot recognize that it is in a high probability state, or it becomes difficult to recognize Unexpectedness of the game that the big hit display result is derived and displayed again in a short period until the end of all the special figure games stored on hold when the decision to control to the high probability state is made Can be maintained, and does not diminish the interest of the game.
図6に示す特別図柄通常処理では、ステップS204にて大当りとなる旨の判定がされなければ、ステップS206における保留記憶判定処理が実行されることはない。すなわち、開始条件が成立した今回の特図ゲームにおける表示結果が大当りとなるときに限り、保留記憶されている特図ゲームのうちに大当りとなるものがあるか否かの判定が行われることになる。これにより、ステップS203の大当り判定処理よりも前に保留記憶判定処理を実行するようにした場合と比較して、保留記憶されている特図ゲームの表示結果についての判定に要する処理負担を軽減することができる。 In the special symbol normal process shown in FIG. 6, the pending storage determination process in step S206 is not executed unless it is determined in step S204 that a big win has occurred. In other words, only when the display result in the special figure game of this time for which the start condition is satisfied is a big hit, it is determined whether or not there is a big hit among the special figure games stored on hold. Become. As a result, the processing load required to determine the display result of the special game stored on hold is reduced as compared with the case where the hold storage determination process is executed before the big hit determination process of step S203. be able to.
この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、特別遊技状態として確変制御が行われる高確率状態に制御されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、時間短縮制御(時短制御)が行われる時間短縮状態に制御されるものや、高確率状態にて所定回数の特図ゲームが行われても大当りとならないときに、所定回数の特図ゲームが実行されるまで時間短縮状態に制御されるものにも適用可能である。ここで、時間短縮状態では、確変制御が行われず、特図ゲームで大当りとなる確率は通常遊技状態のときと同じである。その一方で、時間短縮状態では、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示時間が短くなるように制御される。 The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. For example, in the above-described embodiment, it is described that the special gaming state is controlled to the high probability state in which the probability variation control is performed. However, the present invention is not limited to this, and the time in which the time reduction control (time reduction control) is performed. What is controlled in a shortened state, or is controlled in a time-reduced state until a predetermined number of special figure games are executed when a big hit is not made even if a predetermined number of special figure games are played in a high probability state It is also applicable to. Here, in the time shortening state, probability variation control is not performed, and the probability of winning a big hit in the special game is the same as in the normal gaming state. On the other hand, in the time shortening state, control is performed so that the fluctuation display time of the special symbol in the special figure game is shortened.
こうした時間短縮状態に制御されることにより、各特図ゲームにて変動表示結果が大当りとなる確率は向上しないが、一定期間内に実行可能な特図ゲーム回数は増加するので、通常遊技状態時と比較すると、一定期間内で変動表示結果が大当りとなる可能性は高められることになる。すなわち、時間短縮状態も、高確率状態と同様に、通常遊技状態時と比較して容易に特図ゲームでの変動表示結果が大当りとなり、特別遊技状態に含めることができる。なお、時間短縮状態において、普通図柄表示器40による普通図ゲームにおける変動表示時間が通常遊技状態のときよりも短くなるとともに、各回の普通図ゲームで表示結果が当り図柄となる確率が向上するようにしてもよい。
By controlling to such a time shortening state, the probability that the variation display result will be a big hit in each special figure game will not improve, but the number of special figure games that can be executed within a certain period will increase, so in the normal gaming state Compared with, the possibility that the variable display result will be a big hit within a certain period is increased. That is, the time shortened state can be easily included in the special game state because the variation display result in the special game is a big hit as compared with the normal game state, similarly to the high probability state. In the time shortening state, the fluctuation display time in the normal game with the normal
特図保留記憶エリアにて保留記憶可能な特図ゲームの保留記憶数の上限値は、任意に設定可能であり、所定の条件が成立したことに応じて保留記憶数の上限値が増加あるいは減少するものであってもよい。例えば、通常遊技状態における保留記憶数の上限値を「4」とし、大当り遊技状態や特別遊技状態などの通常時よりも遊技者に有利な状態では「100」とするようにしてもよい。 The upper limit value of the reserved memory number of the special figure game that can be stored in the special figure storage area can be arbitrarily set, and the upper limit value of the stored memory number is increased or decreased according to a predetermined condition being satisfied. You may do. For example, the upper limit value of the number of reserved memories in the normal gaming state may be set to “4”, and may be set to “100” in a state advantageous to the player over the normal time such as a big hit gaming state or a special gaming state.
図7に示す保留記憶判定処理では、ステップS301にて確変制御による高確率状態となっていない旨の判定がなされたときには(ステップS301;No)、ステップS311にて通常表示フラグをクリアするものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば図7に示す保留記憶判定処理にてステップS301の処理を実行することなくステップS302の処理から開始することで、高確率状態となっていないときでも、通常表示フラグをオン状態にセットできるようにしてもよい。これにより、特別遊技状態としての高確率状態ではないときでも、今回の特図ゲームで確変大当りとなる旨の判定がなされ、そのときに保留記憶されている特図ゲームのうちに確変大当りとなるものがあるときには、確変大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄に代えて、通常大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄を導出表示することができる。 In the hold memory determination process shown in FIG. 7, when it is determined in step S301 that the high probability state is not established by the probability variation control (step S301; No), the normal display flag is cleared in step S311. explained. However, the present invention is not limited to this. For example, even when the process is not in a high probability state by starting from the process of step S302 without executing the process of step S301 in the reserved storage determination process shown in FIG. The normal display flag may be set to an on state. As a result, even when the special gaming state is not a high probability state, it is determined that the special figure game will be a probable big hit, and the special figure game that is stored at that time will be a probable big hit. When there is something, it is possible to derive and display a definite symbol of the big hit combination consisting of the normal big hit symbol instead of the definite symbol of the big hit combination consisting of the probable big hit symbol.
このときに、通常大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄が導出表示されたことから、遊技者は、高確率状態には制御されないものと認識することが多い。しかしながら、実際には高確率状態に制御されており、しかも、確変大当り図柄に代えて通常大当り図柄とした特図ゲームの開始時に保留記憶されている特図ゲームが終了するまでには、確変大当りの変動表示結果が導出表示されることになる。したがって、遊技者に損失を与えることなく遊技の意外性を高めることができ、遊技の興趣を向上させることが可能になる。 At this time, since the decisive symbol of the big hit combination which is normally composed of the big hit symbol is derived and displayed, the player often recognizes that it is not controlled to the high probability state. However, it is actually controlled to a high probability state, and the probability variation big hit is not completed until the special figure game stored on hold at the start of the special figure game with the normal big hit symbol instead of the probability variation big hit symbol ends. The fluctuation display result is derived and displayed. Therefore, the unexpectedness of the game can be enhanced without losing the player, and the interest of the game can be improved.
また、図7に示す保留記憶判定処理では、ステップS306にて保留記憶されている特図ゲームで確変大当りとなる旨の判定がなされたときに限り(ステップS306;Yes)、ステップS307にて通常表示フラグをオン状態にセットするものとして説明した。しかしながら、保留記憶されている特図ゲームで確変大当りとなるか通常大当りとなるかに関わらず、大当りとなる特図ゲームが保留記憶されているときには通常表示フラグをオン状態にセットし、今回の特図ゲームにおける表示結果として確変大当りであることを示す特別図柄の組合せとは異なる特別図柄の組合せからなる大当りの表示結果を導出表示するようにしてもよい。 Further, in the hold memory determination process shown in FIG. 7, only when it is determined in step S306 that the special figure game stored on hold is a probable big hit (step S306; Yes), it is normal in step S307. It has been described that the display flag is set to the on state. However, regardless of whether the special figure game that is stored on hold is likely to be a big hit or a normal big hit, the normal display flag is set to ON when the special figure game that is a big hit is stored on hold. As a display result in the special figure game, a jackpot display result composed of a combination of special symbols different from a combination of special symbols indicating that the probability variation is a big hit may be derived and displayed.
さらに、図7に示す保留記憶判定処理では、ステップS306にて保留記憶されている特図ゲームで通常大当りとなる旨の判定がなされたときには(ステップS306;No)、ステップS311にて通常表示フラグをクリアして保留記憶判定処理を終了するようにしている。このため、開始条件が成立した特図ゲームにて大当りになるときに保留記憶されている特図ゲームのうちで、先に実行される特図ゲームにて通常大当りとなるときには、後に実行される特図ゲームのうちに確変大当りとなるものがあるときでも、通常表示フラグがオフ状態に設定される。そして、開始条件が成立した今回の特図ゲームで確変大当りとする旨の判定がなされると、図8に示すステップS214にて確変大当り図柄からなる大当り組合せの確定図柄が決定されることになる。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、特図保留記憶エリアにて保留記憶されている特図ゲームのうちのいずれかで確変大当りとなる場合には、開始条件が成立した特図ゲームにおいて確変大当り図柄からなる確定図柄に代えて通常大当り図柄からなる確定図柄を導出表示するようにしてもよい。この場合には、図7に示すステップS306にて通常大当りとなる旨の判定がなされたときに、ステップS308に進むようにして、さらに特図保留記憶エリアにて保留記憶されている特図ゲームでの変動表示結果を確認できるようにすればよい。 Further, in the hold memory determination process shown in FIG. 7, when it is determined in step S306 that the special figure game stored and stored is a normal big hit (step S306; No), the normal display flag is set in step S311. Is cleared to end the hold memory determination process. For this reason, among special figure games that are stored on hold when a big game is won in the special figure game for which the start condition is established, the special figure game that is executed first is executed later when the big game is normally won Even when there is a special figure game that is a probable big hit, the normal display flag is set to the off state. Then, when it is determined that the probable big hit is made in this special figure game in which the start condition is satisfied, a definite symbol combination of the big hit combination including the probable big hit symbol is determined in step S214 shown in FIG. . However, the present invention is not limited to this, and a special figure for which a start condition is satisfied is established in the case of a probable big hit in any of the special figure games held in the special figure storage area. In a game, instead of a confirmed symbol consisting of a probabilistic jackpot symbol, a confirmed symbol consisting of a normal jackpot symbol may be derived and displayed. In this case, when it is determined in step S306 shown in FIG. 7 that a normal big hit is made, the process proceeds to step S308, and further in the special figure game stored in the special figure storage area. What is necessary is just to be able to confirm the fluctuation display result.
さらに、この場合には、ステップS306にて確変大当りとなる旨の判定がなされたときに、所定の確変判定フラグをオン状態にセットし、通常大当りとなる旨の判定がなされたときに、確変判定フラグをクリアしてオフ状態とするようにしてもよい。そして、確変判定フラグがオンであるときには、ステップS304の大当り判定処理において、ステップS203の大当り判定処理にて確変フラグがオンとなっているときと同様に、特定判定値データとして増加判定値データを用いる。また、確変判定フラグがオフであるときには、ステップS304の大当り判定処理において、ステップS203の大当り判定処理にて確変フラグがオフとなっているときと同様に、特定判定値データとして通常判定値データを用いる。これにより、特図ゲームの実行条件が成立した時点で、その特図ゲームの開始条件が成立するときに高確率状態となっているか否かを考慮して、大当りとなるか否かを適切に判定することができる。 Further, in this case, when it is determined in step S306 that the probability variation big hit is made, a predetermined probability variation determination flag is set to the on state, and when it is determined that the normal big hit is made, the probability variation is determined. The determination flag may be cleared to be in an off state. Then, when the probability variation determination flag is on, in the jackpot determination process in step S304, the increase determination value data is used as the specific determination value data as in the case where the probability variation flag is turned on in step S203. Use. When the probability variation determination flag is off, the normal determination value data is used as the specific determination value data in the jackpot determination processing in step S304, as in the case where the probability variation flag is off in step S203. Use. As a result, when the execution condition of the special figure game is established, whether or not the big hit is properly considered in consideration of whether or not a high probability state is established when the start condition of the special figure game is established Can be determined.
また、上記実施の形態では、確変大当りとなったときに、その大当りに基づく大当り遊技状態が終了した後、次の大当りが通常大当りとなるまで、継続して確変制御が行われる高確率状態となるものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば大当り遊技状態が終了した後に大当りとなることなく所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されること、または、次の大当りが通常大当りとなることのいずれかの条件が成立したときに、高確率状態が終了するようにしてもよい。 Further, in the above embodiment, when the probability hit big hit, after the big hit gaming state based on the big hit, the high probability state in which the probability change control is continuously performed until the next big hit becomes the normal big hit. It was explained as However, the present invention is not limited to this. For example, a special game is executed a predetermined number of times (for example, 100 times) without a big hit after the big hit gaming state is completed, or the next big hit is The high probability state may be terminated when any of the conditions for a normal big hit is satisfied.
この場合には、主基板11において、CPU103が所定の確変中判定カウンタを用いるなどして、高確率状態にて実行可能な特図ゲームの残り回数をカウントできるようにする。この確変中判定カウンタには、図8に示す停止図柄設定処理において確変大当りである旨の判定(ステップS212におけるYesの判定)がなされたときに、高確率状態にて実行可能な特図ゲームの残り回数を示すカウント初期値(例えば「100」)を設定する。そして、確変フラグがオンであるときには、図6に示すステップS203の大当り判定処理が終了するごとに確変中判定カウンタの値を1減算する。続いて、確変中判定カウンタの値が「0」となったか否かを判定し、「0」となったときには、高確率状態が終了すると判断して、確変フラグをクリアしてオフ状態に設定する。
In this case, on the
さらに、この場合には、図7に示すステップS304の大当り判定処理が終了した後に、確変中判定カウンタのカウント値から変数kの値を差し引いた値が「0」以下となったか否かを判定し、「0」以下であるとき、確変判定フラグをクリアしてオフ状態に設定するようにしてもよい。 Further, in this case, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the value of the variable k from the count value of the probability changing determination counter is equal to or less than “0” after the big hit determination processing in step S304 shown in FIG. However, when it is “0” or less, the probability variation determination flag may be cleared and set to the off state.
上記実施の形態では、図6に示すステップS203の大当り判定処理にて大当りとするかハズレとするかの判定を行い、大当りとする旨の判定がなされたときには、図8に示すステップS212にて確変大当りとするか通常大当りとするかの判定を行うものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、大当りとする旨の決定結果によって確変大当りとするか否かも決定されるものであってもよい。例えば、特定判定値データのうちに、確変大当りとすることを示すデータ(例えば、数値「7」を示すデータ)と、通常大当りとすることを示すデータ(例えば、数値「3」を示すデータ)とが含まれていてもよい。この場合、ステップS203の大当り判定処理にていずれの特定判定値データに合致するかを判定することにより、ハズレとするか、通常大当りとするか、確変大当りとするかを決定することができる。 In the above-described embodiment, it is determined whether or not a big hit is made or lost in the big hit determination process in step S203 shown in FIG. 6, and when it is determined that the big hit is made, in step S212 shown in FIG. It has been described that it is determined whether to make a promising big hit or a normal big hit. However, the present invention is not limited to this, and it may be determined whether or not to make a promiscuous big hit based on the result of the decision to make the big hit. For example, among the specific determination value data, data indicating probability variation big hit (for example, data indicating numerical value “7”) and data indicating normal big hit (for example, data indicating numerical value “3”) And may be included. In this case, by determining which specific determination value data matches in the big hit determination process in step S203, it is possible to determine whether to make a loss, a normal big hit, or a probable big hit.
また、上記実施の形態では、図8に示すステップS213にて通常表示フラグがオンである旨の判定がなされたときには、常にステップS215に進んで通常大当りの確定図柄を決定するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、通常表示フラグがオンであるときに、所定の割合で通常大当りの確定図柄を決定するものとしてもよい。例えば、図8に示すステップS213にて通常表示フラグがオンである旨の判定がなされたときには、所定の通常表示判定用乱数の値を示す数値データを抽出し、予めROM101等に記憶された通常表示判定テーブルを参照するなどして、通常大当りの確定図柄とするか確変大当りの確定図柄とするかを決定する。通常表示判定テーブルには、通常表示判定用乱数の値と、通常大当りの確定図柄とするか確変大当りの確定図柄とするかの判定結果とを対応付ける設定データが格納されており、例えば、通常大当りとする旨の判定結果には、確変大当りの確定図柄とする旨の判定結果よりも多くの乱数値が対応付けられている。これにより、確変大当りの確定図柄に決定する割合よりも高い割合で通常大当りの確定図柄に決定することができる。こうして通常大当りの確定図柄とすることを決定したときには、ステップS215に進み、確変大当りの確定図柄とすることを決定したときには、ステップS214に進むようにすればよい。
In the above embodiment, when it is determined in step S213 shown in FIG. 8 that the normal display flag is on, the routine always proceeds to step S215 to determine the determined symbol for the normal jackpot. However, the present invention is not limited to this, and when the normal display flag is on, it is also possible to determine the regular jackpot symbol at a predetermined rate. For example, when it is determined in step S213 shown in FIG. 8 that the normal display flag is ON, numerical data indicating the value of a predetermined normal display determination random number is extracted and stored in the
図1に示した装置構成、図2及び図3に示したブロック構成、図4〜図9に示したフローチャート構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更及び修正が可能である。また、図10に示した表示動作は一例として示したものであり、遊技機における設定に応じて任意に変更されたものでもよい。 The apparatus configuration shown in FIG. 1, the block configurations shown in FIGS. 2 and 3, the flowchart configurations shown in FIGS. 4 to 9, and the like can be arbitrarily changed and modified without departing from the spirit of the present invention. . Further, the display operation shown in FIG. 10 is shown as an example, and may be arbitrarily changed according to the setting in the gaming machine.
また、本発明は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。さらに、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
In addition, the present invention is not limited to a payout type gaming machine that pays out a predetermined number of prize balls in response to detection of winning balls, and encloses game balls and gives points in response to detection of winning balls. It can also be applied to an enclosed game machine. Furthermore, the present invention can be applied to a game machine that simulates the operation of the
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。 The game execution mode is not only executed by attaching a detachable recording medium, but can also be executed by temporarily storing a program and data downloaded via a communication line or the like in an internal memory or the like. It is also possible to execute directly using hardware resources on the other device side on a network connected via a communication line or the like. Furthermore, the game can be executed by exchanging data with other computer devices or the like via a network.
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4 … 変動表示装置
6 … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
11 … 主基板
12 … 表示制御基板
40 … 普通図柄表示器
70 … 各入賞口スイッチ
100 … 遊技制御用マイクロコンピュータ
101、113 … ROM
102、114 … RAM
103、112 … CPU
104 … I/Oポート
107 … スイッチ回路
110 … 発振回路
111 … リセット回路
115 … VDP
116 … CGROM
117 … VRAM
DESCRIPTION OF
102, 114 ... RAM
103, 112 ... CPU
104 ... I /
116 ... CGROM
117 ... VRAM
Claims (4)
前記開始条件が成立したことに基づいて表示結果が導出表示される以前に、前記特定遊技状態に制御するか否かを決定する特定遊技状態決定手段と、
前記特定遊技状態決定手段によって特定遊技状態に制御する旨の決定がなされたときに、当該特定遊技状態が終了した後に前記特定遊技状態とは異なる遊技状態であって通常遊技状態と比較して前記特定表示結果になりやすい特別遊技状態に制御するか否かを決定する特別遊技状態決定手段と、
前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされたことに基づいて、次に特定遊技状態が発生するまでの期間において前記特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段と、
前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示であるか否かを判定する変動表示判定手段と、
前記特別遊技状態決定手段による決定結果と前記変動表示判定手段による決定結果とに基づいて、前記特定表示結果として導出表示される識別情報を決定する識別情報決定手段と、
前記特定遊技状態決定手段による決定結果及び前記識別情報決定手段によって決定された識別情報に基づいて、前記変動表示手段により識別情報を変動表示させて表示結果を導出表示する制御を行う変動表示制御手段と、
前記実行条件が成立しても前記開始条件が成立していない識別情報の変動表示の数を所定の上限値に達するまで保留記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段によって保留記憶されている変動表示のうちに、前記特別遊技状態において前記特定表示結果となる変動表示が含まれているか否かを判定する保留記憶内判定手段とを備え、
前記識別情報決定手段は、
前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御しない旨の決定がなされたときに、通常識別情報に決定する通常時決定手段と、
前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされ、かつ、前記変動表示判定手段によって前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示でない旨の判定がなされたときに、前記保留記憶内判定手段によって前記特定表示結果となる変動表示が含まれていない旨の判定がなされたことを条件として、前記通常識別情報とは異なる特別識別情報に決定する第1特別時決定手段と、
前記特別遊技状態決定手段によって前記特別遊技状態に制御する旨の決定がなされ、かつ、前記変動表示判定手段によって前記開始条件の成立した変動表示が前記特別遊技状態における変動表示である旨の判定がなされたときに、前記保留記憶内判定手段によって前記特定表示結果となる変動表示が含まれている旨の判定がなされたことを条件として、前記通常識別情報に決定する第2特別時決定手段とを含む、
ことを特徴とする遊技機。 Based on the fact that the start condition is satisfied after the execution condition is satisfied, the display includes a variable display means that can display a plurality of types of identification information that can be identified, and the display result of the variation display of the identification information is predetermined. A gaming machine that controls a specific gaming state advantageous to the player when a specific display result is obtained,
Specific gaming state determination means for determining whether or not to control to the specific gaming state before a display result is derived and displayed based on the establishment of the start condition;
When it is determined that the specific gaming state is controlled by the specific gaming state determination means, the gaming state is different from the specific gaming state after the specific gaming state is ended, and compared with the normal gaming state. Special gaming state determination means for determining whether or not to control to a special gaming state that tends to result in a specific display;
Special gaming state control means for controlling to the special gaming state during a period until the next specific gaming state occurs, based on the decision to control to the special gaming state by the special gaming state determination means; ,
Fluctuation display determination means for determining whether or not the variation display in which the start condition is satisfied is a variation display in the special gaming state;
Identification information determination means for determining identification information derived and displayed as the specific display result based on the determination result by the special gaming state determination means and the determination result by the variation display determination means ;
Based on the determination result by the specific gaming state determination unit and the identification information determined by the identification information determination unit, the variable display control unit performs control to display the display result by variably displaying the identification information by the variation display unit When,
A holding storage means for holding the number of fluctuation displays of identification information that does not satisfy the start condition even if the execution condition is satisfied until a predetermined upper limit value is reached;
A holding storage determining unit that determines whether or not the variation display stored by the holding storage unit includes the variation display that is the specific display result in the special gaming state,
The identification information determining means includes
A normal time determining means for determining the normal identification information when the special gaming state determining means determines that the special gaming state is not controlled;
The special gaming state determining means determines that the special gaming state is controlled, and the variable display determining means determines that the variable display satisfying the start condition is not a variable display in the special gaming state. when the first determining the condition that the determination by the hold memory within the determination means to the effect that does not contain variable display to be the specific display results was made special identification information different from the normal identification information Special time determination means,
It is determined that the special gaming state is determined to be controlled to the special gaming state by the special gaming state determination unit, and the variation display determination unit determines that the variation display satisfying the start condition is a variation display in the special gaming state. when made, on condition that the determination that contains the variable display to be the specific display result made by said pending memory within the determination unit, a second special time determining means for determining the normal identification information including,
A gaming machine characterized by that.
前記第2特別時決定手段は、前記特別判定手段によって前記特別遊技状態に制御される旨の判定がなされたことをさらなる条件として、前記通常識別情報に決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 Whether or not the hold-in-memory determination means is controlled to the special game state after the specific game state based on the variable display ends when it is determined that the variable display as the specific display result is included. Including special judgment means for judging
The second special time determination means determines the normal identification information on the further condition that the special determination means determines that the special gaming state is controlled.
The gaming machine according to claim 1 .
前記特別遊技状態中報知手段は、
前記第1特別時決定手段によって決定された前記特別識別情報からなる特別表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了した後に前記特別遊技状態制御手段によって前記特別遊技状態に制御されている期間において、前記特別遊技状態に制御されている旨の報知を行い、
前記第2特別時決定手段によって決定された前記通常識別情報からなる特定表示結果が導出表示されたことに基づく特定遊技状態が終了してから次に特定遊技状態が発生するまでの期間において、前記特別遊技状態に制御されている旨の報知を行わない、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 A special gaming state informing means for notifying that the special gaming state is controlled by the special gaming state control means;
The notification means during the special gaming state,
The special game state is controlled by the special game state control unit after the specific game state based on the special display result including the special identification information determined by the first special time determination unit is derived and displayed. Oite the period are performs notification to the effect that the is controlled to the special game state,
In a period from the end of the specific gaming state based on the fact that the specific display result including the normal identification information determined by the second special time determining means is derived and displayed until the generation of the specific gaming state next time, Do not notify that it is controlled to the special gaming state,
The gaming machine according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の遊技機。 A module for determining whether or not to control to a specific gaming state by the specific gaming state determination means, and a module for determining whether or not a variable display as the specific display result is included by the determination means in the on-hold storage, Is common,
The gaming machine according to claim 1, 2, or 3 .
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