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JP4444603B2 - 表示装置、システム、画像表示システム、画像処理方法、表示方法、及びプログラム - Google Patents

表示装置、システム、画像表示システム、画像処理方法、表示方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は表示装置、画像処理装置、及び画像処理システムに関し、特に、監視システムやカメラサーバにおいて、所定量を超える画像の変化量が検知された場合にその時の画像を記憶する技術に関するものである。
カメラを用いて動画像を撮影する監視システムにおいて、画像処理によって撮影された動画像における変化(シーンチェンジ)を自動的に検知し、変化が検知されたときの画像を保存蓄積(記憶)する技術が実用化されている。
このようなシステムでは変化が検知されたときに撮影され蓄積された画像を、撮影時刻順に撮影時刻と共に複数枚並べて表示することが一般的である。
また、ライブ画像や変化検知時に撮影された画像を、ネットワーク経由で閲覧できるようにし、変化検知のパラメータを含む各種の設定を遠隔から行う機能が実用化されている。
一方、ビデオ編集システムにおいて、シーンの変化を画像処理によって検知し、シーンが変化したときに、その時刻と画像とを編集画面上に視覚的に表示することが行われている。
例えば、特許文献1には、ビデオ編集ソフトにおいてカット検知を自動的に行い、同一シーンの先頭画像を表示するGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を備える画像処理装置が開示されている。
また、特許文献2には、色調、話者、字幕、色調等から同一シーンを求め、シーン中の代表画像を表示する動画像の特徴場面検知装置が開示されている。
特開平11−32301号公報 特開平9−65287号公報
上記のような監視システムにおいては、変化が検知されたときの画像を時系列順に一覧表示することはできるが、各画像間の変化量の大きさが分からない。
一方、特許文献1又は2に記載されたビデオ編集システムにおいては、カット検知による変化時刻と先頭のシーンあるいは代表画像が表示されるが、この場合にも各画像間の変化量の大きさは分からない。
このように表示された画像間の変化量の大きさがわからないと、蓄積された画像から最も変化量の大きい部分を見つけることが困難である。
上記のシステムで変化量の大きい画像だけが蓄積・表示されるようにパラメータを変更することもできるが、この場合には変化量が閾値未満であると画像が蓄積されないので、画像蓄積後に所望の画像が見られない可能性が増えてしまう。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、画像の変化量の時間的推移を表示すると共に、所定量以上の変化が検知されたときの画像を変化量の時間的推移と関連して表示させることを可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、入力された画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する連続した複数の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置であって、前記変化量の変化履歴及び前記検知画像を受信する受信手段と、前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記変化を検知した時の画像を示す図形を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と、ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段とを有し、前記表示手段は、前記図形が前記操作手段を介して選択されたときに選択された図形に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とする。
すなわち、本発明では、入力した画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する期間の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置において、変化量の変化履歴及び検知画像を受信し、変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上に検知画像に関する情報を重ねて表示する。
このようにすると、所定の期間に渡る画像データの変化量の時間的推移を、例えばグラフ状に表示すると共に、検知画像に関する情報を該グラフと関連して表示することができ、画像データの時間的推移を視覚的に分かりやすい形態で表示でき、かつ、所望の検知画像を表示させることが容易となる。
また、上記目的は、上記の表示装置に対応した表示方法、画像処理システムに対応した画像処理方法、画像処理システムにおける画像情報表示方法、これら方法をコンピュータ装置に実行させるコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、所定の期間に渡る画像データの変化量の時間的推移を、例えばグラフ状に表示すると共に、検知画像に関する情報を該グラフと関連して表示することができる。
従って、画像データの時間的推移を視覚的に分かりやすい形態で表示でき、かつ、所望の検知画像を表示させることが容易となる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書において「蓄積」とは、「記憶」あるいは「保存」と同じ意味で使用しており、情報を再生可能な形態で格納することを意味する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態として、カメラサーバにおいて撮影画像の変化検知を行い、その結果蓄積した変化検知量の時系列変化を表すグラフと変化検知時の画像とを、画像変化検知設定クライアント(以下、単に設定クライアントと称する)の画面に表示させる画像変化検知システムを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態の画像変化検知システムのハードウェア構成を示すブロック図である。本実施形態の画像変化検知システムは、カメラサーバ101と設定クライアント114から構成され、両者はネットワーク115を介して接続されている。
カメラサーバ101は、カメラ113で撮影された画像を取得し、ネットワーク115経由で設定クライアント114に送信する。またカメラサーバ内部で画像の変化検知処理を行い、変化を検知したときの画像と変化検知検知量の履歴とを蓄積する。なお、カメラ113で撮影される画像は静止画像であっても動画像であっても構わない。
設定クライアント114上では、受信した映像を表示するソフトウェアや、変化検知機能を設定するソフトウェアや、変化履歴と変化検知時の蓄積画像を表示するソフトウェアが動作する。設定クライアント114は、設定ソフトウェアにより設定された設定値をカメラサーバ101に送信する。カメラサーバ101は設定値を受信し、以後その設定値に基づいて変化検知処理を行う。
カメラサーバ101は、CPU102、RAM103、ROM104、二次記憶装置105を具備する。また画面表示のためにビデオRAM(VRAM)106を具備し、モニタ107が接続されている。周辺機器の接続のために周辺機器インターフェース108を具備し、該周辺機器インターフェース108には、ユーザが操作するためのキーボード110、マウスなどのポインティングデバイス111、および、雲台付あるいは雲台のないカメラ113が接続されている。カメラ113はデジタル信号を送受信する周辺機器インターフェース108、または、ビデオ信号を受信するビデオキャプチャカード112に接続されている。カメラサーバ101は、ネットワーク115との接続のためにネットワークインターフェース109も具備する。なお周辺機器インターフェース108の規格としては、PS/2、RS−232C、USB、IEEE1394などの様々な規格が存在するが、本実施形態はこのような規格に依存するものではない。
CPU102、RAM103、ROM104、二次記憶装置105、VRAM106、周辺機器インターフェース108、ネットワークインターフェース109、ビデオキャプチャカード112は、内部バスに接続されている。
以上説明したようなカメラサーバ101の構成は、市販のパーソナルコンピュータとカメラを用いることで簡単に実現できる。また、サーバ本体はネットワーク経由で外部からの操作も可能であることから、VRAM106、モニタ107、キーボード110、マウス111のない、いわゆるセットトップボックスの構成としても何ら問題ない。
設定クライアント114も、カメラサーバ101とほぼ同様な構成であり、接続する入力機器が異なるのみである。すなわち、設定クライアント114は、CPU102、RAM103、ROM104、二次記憶装置105、VRAM106、モニタ107、周辺機器インターフェース108、ネットワークインターフェース109、キーボード110、ポインティングデバイス(マウス)111によって構成されている。
設定クライアント114も、市販のパーソナルコンピュータを用いることで簡単に実現できる。二次記憶装置105には既に説明した映像表示、変化検知設定、及び変化履歴表示を行うソフトウェアが格納されている。また、モニタ107にはアプリケーションソフトウェアによってGUIが表示され、ユーザはキーボード110およびマウス111で対話的に操作を行う。
設定クライアント114がカメラサーバ101から画像を取得するには、例えば、URLエンコーディングされたコマンドをHTTPによって送信すると複数フレーム分の画像が返信される、といった方式による。このような方式はキヤノン社のネットワークカメラサーバVBシリーズやAXIS社のネットワークカメラAXIS2120などで使用されている公知の技術である。
本実施形態では、ネットワーク115としてIPプロトコルに基づくインターネットを想定しているが、デジタル信号を送受信可能で画像通信に十分な容量のある伝送路であれば、その実現方式は問わない。
次に、図2を用いて、カメラサーバの機能ブロックの例を説明する。なお図2では画像処理に関連する部分のみを説明し、カメラ制御やシステム制御などに関する部分の説明は省略する。
図2において、カメラ201から入力した画像信号はA/D変換部202でデジタル化され、符号化部203において符号化される。ここで符号化の方式はJPEGやMPEGなどがあるが、本実施形態は符号化の方式に依存するものではない。次に、変化検知部205において画像の変化検知処理が行われる。変化検知205における変化量の履歴や変化検知時の蓄積画像は、変化履歴蓄積部207において保存・管理される。符号化された画像や、変化検知処理結果、変化履歴、変化検知時の蓄積画像は、設定クライアントからの要求に応じて送信部204から送信される。また受信部206は、設定クライアントから送信された、符号化や変化検知の設定、ライブ画像要求、変化履歴要求、蓄積画像要求などを受信する。
変化検知処理の方式としては、隣接フレーム間差分や背景差分を利用する方式が知られている。隣接フレーム間差分の特徴量としては、同一座標画素の明度差の絶対値や、JPEG符号化ブロック中におけるDCT係数の差の絶対値などが用いられ、これらを画像全体で積算した値が所定の閾値以上になると変化ありと判定する方式がある。差分の方式によって変化検知部205において符号化後の画像情報を用いるか、符号化前の画像情報を用いるかが異なるため、図2では変化検知部205に入力する画像の経路を実線と一点鎖線の両方で示している。
本実施形態は変化検知の方式に依存するものではないが、説明の都合上、JPEG符号化ブロック単位でDCT係数の差の絶対値を求める隣接フレーム間差分方式を想定する。この場合、変化検知の発生は、感度、面積比、継続時間の3つの閾値で決定する。感度とはJPEG符号化ブロック単位でのDCT係数の差の絶対値和が、その値以上になった場合に当該ブロックで変化が発生したとする閾値を定めるもので、感度が高いほど閾値が低くなり、より少ない変化に対しても検知する。面積比とは画像中で定めた変化検知領域の面積に対して変化が発生したブロックの合計面積の割合が所定の閾値を超えた場合に変化を検知したとするものである。また、継続時間とは前記の面積比によって検知された変化が所定の閾値を超えて所定の時間継続した場合に、最終的に変化を検知したとするもので、ここで初めて変化検知イベントが発生する。
ここで変化量としては面積比を選択する。面積比の時系列変化は変化履歴として変化履歴蓄積部207に保存される。また、面積比が閾値以上になった時と閾値を下回った時の画像が変化履歴蓄積部207に保存される。また、面積比が閾値以上である時は一定時間間隔で画像が蓄積される。保存された変化検知量や画像は、設定クライアントからの要求に応じて、送信部204から送信される。
次に、図3を参照して本実施形態における設定クライアントの機能ブロックの例を説明する。設定クライアントはライブ画像の表示、動き検知機能の設定、動き検知履歴の表示、蓄積画像の表示の各機能を有し、これら機能を実現するため、受信部301、表示操作部302、変化検知設定部303、変化履歴表示部304、送信部305からなる。設定クライアントは、例えばパーソナルコンピュータ上に実装されたアプリケーションソフトによって実現され、十分な処理能力があれば、特定のハードウェアやオペレーティング・システム(OS)に依存するものでないことは言うまでもない。
画像信号は受信部301において受信され、表示操作部302において復号化されて表示される。変化検知結果も受信部301において受信され、表示操作部302に表示される。変化検知設定情報は受信後、変化検知設定部303にて検知設定表示の初期化に使用され、その後表示操作部302に設定情報が表示される。また、変化履歴情報や蓄積画像は受信後、変化履歴表示部304にて表示される。
表示操作部302において行う設定とは、例えば画像上での変化検知領域の指定や、検知感度の指定を含む。これらの指定を行うと設定情報は変化検知設定部303に送信され、送信部307を通じてカメラサーバに送信される。また蓄積画像の要求や変化履歴の要求は変化履歴表示部304から送信部305経由でカメラサーバに送信される。
なお、変化検知信号や変化検知設定信号を取得するためのプロトコルは、TCPプロトコル上に実装する方法やHTTPプロトコル上に実装する方法などがあるが、本実施形態は情報の取得方法やプロトコルに依存するものではないため説明を省略する。
次に設定クライアントのGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を図4から図6を用いて説明する。
図4は、設定クライアントの表示操作部302に表示される画面の例であり、ウィンドウシステムに実装されたアプリケーションソフトの表示する1ウィンドウである。ウィンドウはウィンドウ枠401とクライアント領域402から成り、クライアント領域402にはカメラサーバから受信した画像が表示される。画像中には変化検知対象領域を示すフレーム403が表示される。フレーム403はラッチ404を不図示のマウスカーソルでドラッグすることによってその大きさを変更できる。また不図示のマウスカーソルをフレーム上でドラッグすることでフレームの位置を変更できる。変更した値は適用ボタン406をクリックすることによりカメラサーバに送信される。
変化検知処理はカメラサーバにおいて変化検知対象領域に対して行い、変化が発生した場所をブロック405の位置情報で表してクライアントに送信する。本実施形態では前述したようにJPEGのブロック単位で変化検知を行うためブロック表示としたが、画素単位で変化を検知する場合は画素ごとに変化の有無を表示する。また407はウィンドウを閉じるためのボタンである。
次に、変化検知の各種設定を行うための変化検知設定部303によって表示される画面の例を図5に示す。501はウィンドウの外枠である。502は変化検知機能を有効にするか無効にするかを選択するチェックボックスである。503は制御可能なカメラを対象とする場合にパン・チルト・ズームを指定するための上下矢印付き編集ボックスである。504は感度設定であり、値は数字で表示され、スライドバーを移動することにより値を設定可能である。507は面積比の閾値であり、感度と同様に値は数字で表示されスライドバーを用いて閾値を設定する。
506は現在の面積比、すなわち検知対象領域に対する検知した領域の割合を左右に変化するグラフ(レベルバー)として実時間で表示するもので、面積比が閾値を超えたかどうかが一目で分かる。508は継続時間の閾値を表示・設定する上下矢印付編集ボックスである。また509は設定値を適用しカメラサーバに送信するボタンであり、510は設定終了後にウィンドウ501を閉じるボタンである。
次に、図6を参照して、本実施形態における動き検知履歴の表示および操作方法に関して説明する。図6も一つのウィンドウ601としてモニタに表示され、履歴表示部602、更新ボタン607、閉じるボタン608が配置されている。履歴表示部602には、カメラで撮影された画像の変化量を縦軸にとって時系列で表示したグラフ604が表示され、変化を検知の基準となる変化量の閾値603が点線で表示されている。ここで変化量は本実施形態では面積比がこれに相当するが、これは説明の便宜上のもので、動き検知の判定に関わる量であればよく、面積比に限定されるものではない。更新ボタン607は履歴表示を更新するものであり、閉じるボタン608はウィンドウ601を閉じるためのものである。
なお、グラフ604の横軸は、絶対時間(標準時)で表わされても良いし、相対時間で表わされても良い。蓄積が長期間に渡る場合には、全体表示と部分表示とを切り替えたり、拡大・縮小するためのボタンを設けたりするのが好ましい。その場合、拡大表示又は部分表示している際には横軸方向にグラフをスクロール出来るようにするのが好適である。また、グラフの横軸には所定の時間毎に目盛りを設けるのが好ましい。
変化量が閾値603を超えた場合にはカメラサーバにその時の画像が時刻情報と共に保存されるが、設定クライアントでは変化履歴グラフ604上で画像が保存された時刻に対応する位置に変化検知画像を表す記号605を表示する。なお、面積比が閾値以上である時は一定時間間隔で画像が蓄積されるので、グラフが閾値603を超えている部分にはこの記号605もグラフ内に所定の間隔で表示される。さらにマウスなどのポインティングデバイスでこの記号605を指定(クリック)することにより、カメラサーバから当該保存画像606が読み込まれて表示される。保存画像は別のウィンドウに表示されるが、画像の表示が行われればよいので具体的な表示形式については特に説明しない。
次に、図7および図8のフローチャートを参照して、カメラサーバの動作手順を説明する。カメラサーバはGUIを担当するメインプロセスと画像取得および変化検知を行うサブプロセスからなる。図7は、カメラサーバのメインプロセスの動作手順を示すフローチャートであり、図8はサブプロセスの動作手順を示すフローチャートである。
図7のメインプロセスが開始されると、ステップS701で初期化処理を行い、ステップS702でサブプロセスを起動する。サブプロセスの動作手順については図8を参照して後述する。その後、ステップS703でイベント待ちとなり、イベントが発生するとステップS704以下の処理を行う。
ステップS704では、発生したイベントが接続要求イベントかどうかを判定する。接続要求イベントである場合にはステップS705に進み、接続を許可できるかどうかを判定する。これは接続数に制限がある場合や接続サービス時間の制限などがある場合に、接続を許可できないことがあるからである。接続を許可できない場合には、ステップS706に進んで接続拒否通知を行い、その後再度ステップS703に戻り次のイベント待ちとなる。
ステップS704で接続が許可できると判定された場合には、ステップS707に進んでクライアントの登録処理を行う。ここではクライアントに管理番号を割り振り、IPアドレスを登録し、接続時間などの管理データを初期化する。次にステップS708で設定クライアントに対して、接続許可通知を返信する。ここでは例えばクライアントに割り当てられる管理番号なども同時に通知する。処理終了後ステップS703に戻って次のイベント待ちとなる。
一方、ステップS704において、発生したイベントが接続要求イベントでないと判定された場合には、ステップS709に進み接続終了要求イベントかどうかを判定する。接続終了要求イベントであると判定された場合には、ステップS710に進んで接続終了をクライアントに通知する。その後ステップS711に進んでクライアントの管理データを抹消する。処理終了後ステップS703に戻って次のイベント待ちとなる。
ステップS709において、発生したイベントが接続終了要求イベントでないと判定された場合には、ステップS712に進み変化履歴要求イベントかどうかを判定する。変化履歴要求イベントである場合には、ステップS713に進み要求したクライアントに対して、変化履歴を送信する。その後ステップS703に戻り次のイベント待ちとなる。
ステップS712で、発生したイベントが変化履歴要求イベントでないと判定された場合には、ステップS714に進んで蓄積画像要求イベントかどうかを判定する。蓄積画像要求イベントである場合には、ステップS715に進んで要求したクライアントに対して蓄積画像を送信する。その後ステップS703に戻って次のイベント待ちとなる。
ステップS715で、発生したイベントが蓄積画像要求イベントではないと判定された場合には、ステップS716に進んで他のイベント処理を行う。他のイベント処理としては、ライブ画像要求イベント、変化検知情報要求イベント、変化検知設定更新要求イベント、オペレーティング・システム(OS)のイベントなどがあるが、本発明に直接関わる部分ではないため説明を省略する。他のイベント処理が終了すると、ステップS703に戻って次のイベント待ちとなる。
次に図8を用いてカメラサーバのサブプロセスの動作手順を説明する。サブプロセスは、画像の取得及び符号化、動き検知処理、変化履歴蓄積処理と、動き検知時の画像蓄積処理を所定の時間間隔で行うものである。
サブプロセスが開始されるとステップS801においてカメラから画像を取得し、ステップS802において画像の符号化を行い画像バッファに符号化した画像を格納する。もしメインプロセスにおいて画像要求イベントが発生した場合には、この画像バッファの画像を送信する。次に、ステップS803において変化検知処理を行うかどうかを判定する。変化検知処理を行うかどうかは、図5に関して説明したクライアントの設定画面上で、「変化検知を有効にする」チェックボックス502によってユーザが設定できる。変化検知処理を行う場合にはステップS804以下の処理を行う。変化検知処理を行わない場合にはステップS801に戻る。
サブプロセスでは変化検知処理のために、検知用バッファ1と検知用バッファ2の2つのバッファを用いる。ステップS804において、検知用バッファ1から検知用バッファ2にデータをコピーする。次に、ステップS805において現在の画像を検知用バッファ1に格納する。そしてステップS806で変化検知を行う。ここで変化検知には既に説明したようにいくつかの方式があるが、本実施形態では検知対象領域に対して検知した領域の割合すなわち面積比を変化量として求める方式を例に説明する。
そしてステップS807に進み、変化検知ブロック、面積比、検知結果などの情報を、接続している設定クライアントがあれば、変化検知情報として送信する。設定クライアントではこれらを受信して表示する。次にステップS808において、変化履歴情報を保存する。
さらにステップS809に進んで、ステップS806において変化が検知されたかどうかを判定する。変化が検知されたと判定された場合には、ステップS810に進んで取得した画像を検知時の画像としてCPUやOSから得た時刻情報と共に蓄積保存する。ここでの画像の蓄積保存の方法は特に問わず、複数フレーム連続して保存しても、間欠的に保存してもよい。ステップS809において、変化が検知されていないと判定された場合にはステップS811に進む。
ステップS811では終了すべきかどうかを判定する。通常は終了せずにステップS801に戻って処理を続行するが、もし何らかの例外処理が発生した場合や、メインプロセスから終了指示があった場合にはプロセスを終了する。
以下、図9のフローチャートを参照して設定クライアントの動作手順について説明する。
初めにステップS901で初期化を行い、ステップS902でカメラサーバに対して接続要求する。ステップS903でカメラサーバからの応答を待って、接続が成功したか否かを判定する。接続に失敗した場合にはステップS904に進んで終了処理を行い、終了する。一方、接続に成功した場合には、ステップS905に進んでイベント待ちとなる。
ステップS905でイベントが発生した場合には、ステップS906に進み履歴取得要求イベントか否かを判定する。なお、この履歴取得要求イベントは設定クライアントの起動時や、図6に関して説明した更新ボタン607の押下時に発生する。発生したイベントが履歴取得要求イベントである場合には、ステップS907に進み変化履歴をカメラサーバから取得し、ステップS908で変化履歴を表示する。その後 ステップS905に戻り次のイベント待ちとなる。
ステップS906において、発生したイベントが変化履歴取得イベントでないと判定された場合には、ステップS909に進んで、発生したイベントが蓄積画像要求イベントかどうかを判定する。この蓄積画像要求イベントは、図6に関して説明したように、変化履歴グラフ604上の画像に対応する記号605をユーザがポインティングデバイスで選択(クリック)することにより発生する。発生したイベントが蓄積画像要求イベントである場合には、ステップS910に進み蓄積画像をカメラサーバから取得し、ステップS911で取得した画像を表示する。その後ステップS905に戻り次のイベント待ちとなる。
ステップS909において、発生したイベントが蓄積画像要求イベントでないと判定された場合には、ステップS912に進んで、発生したイベントがスケール変更要求イベントかどうかを判定する。このスケール変更要求イベントは、ウィンドウのサイズを変更した場合に発生する。発生したイベントがスケール変更要求イベントである場合には、ステップS913に進んでスケール変更処理を行う。この処理は変化履歴表示グラフの上下あるいは左右方向のサイズを変えることである。上下方向のサイズを変えた場合は、単純に上下方向の表示倍率を変更する。もし左右方向のサイズを変えた場合には、蓄積画像を表示する記号の間隔も変化するが、間隔が狭くなり詰めて表示できない場合には記号を間引いて表示する。
ステップS912において、発生したイベントがスケール変更要求イベントでないと判定された場合には、ステップS914に進んで、発生したイベントが終了イベントか否かを判定する。終了イベントである場合には、ステップS915に進んで終了処理を行う。この終了処理では切断要求をカメラサーバに送信して終了する。
ステップS914において、発生したイベントが終了イベントでないと判定された場合には、ステップS916に進んでその他のイベント処理を行う。他のイベント処理としては、図4に示した表示画面に関わる画像表示処理や動き検知状態表示処理、図4の表示画面および図5の設定画面に関わる変化検知情報受信処理、変化検知設定送信処理等があるが、動き検知履歴表示処理とは直接関係しないため、詳細な説明は省略する。ステップS916の処理が終了すると、ステップS905に戻り次のイベント待ちとなる。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態によれば、カメラによって撮影された画像の取得、取得した画像の変化検知処理、画像の蓄積、及び画像の送信を行うカメラサーバと、ネットワーク経由でカメラサーバから画像を受信してこれを表示すると共に、変化検知処理の設定を行う設定クライアントからなる画像変化検知システムにおいて、設定クライアントで、変化履歴のグラフが表示され、変化検知時に蓄積された画像をグラフに関連付けて表示することができるので、撮影画像の時系列的変化と、所定量以上の変化が検知されたときの画像に関する情報とが、同時に視覚的に分かりやすく表示される。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る第2の実施形態について説明する。第2の実施形態も第1の実施形態と同様な画像変化検知システムであり、以下では第1の実施形態と同様な部分については説明を省略し、第2の実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
第2の実施形態は、動き検知履歴の表示画面が第1の実施形態とは異なっている。図10は、第2の実施形態の動き検知履歴の表示画面を示す図である。
本実施形態では、図示されたように、設定クライアントのモニタに表示されるウィンドウ1001内の変化履歴を表示する履歴表示部1002において、グラフ1004に関連して表示される変化検知時の蓄積画像を表す記号を、画像が蓄積されたタイミングに応じて複数種類用いる。図示した例では、変化検知の開始時点の画像を1005、変化検知中の画像を1006、変化検知終了時点の画像を1007で表しており、それぞれの記号を異なる形状としている。このようにすることによって、変化検知の開始時点や終了時点をより視覚的に表現できる。なお用いる記号の種類は3種類に限定されるものではなく、複数種類の記号それぞれを異なった形状ではなく異なった色としてもよい。
また、記号1005〜1007をポインティングデバイスで指定(クリック)すると対応する蓄積画像がカメラサーバから読み込まれて、別ウィンドウ1009で表示される機能は第1の実施形態と同様であり、閾値1003、更新ボタン1011及び閉じるボタン1012も第1の実施形態と同様である。
本実施形態では更に、変化検知開始時の蓄積画像を縮小画像1008としてウィンドウ1001内にグラフと同時に表示する。これにより大きなサイズの画像を表示することなく概略的な変化の履歴が容易に理解できる。この縮小画像1008をポインティングデバイスで選択(クリック)した場合にも、1005から007の記号と同様に、別ウィンドウ1009でその拡大画像が表示される。
本実施形態のハードウェアと機能ブロック(ソフトウェア)の構成は第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。また、動作手順に関しては設定クライアントの動作手順の一部が異なり、図9のフローチャートのステップS907の変化履歴取得およびステップS908の履歴表示において、履歴を取得するとともに、変化検知開始時の画像を取得してその縮小画像を作成して表示する。なお、縮小画像をポインティングデバイスで選択した場合の処理は、既に画像を取得していることから、取得した画像を元の大きさで表示すればよい。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態によれば、変化開始時点、変化中、変化終了時点で蓄積画像を表す記号を異なったものにすると共に、変化開始時の蓄積画像を縮小表示することで、概略的な変化履歴がより視覚的に分かりやすく表示される。
(第3の実施形態)
以下、本発明に係る第3の実施形態について説明する。第3の実施形態も第1及び第2の実施形態と同様な画像変化検知システムであり、以下では上記の実施形態と同様な部分については説明を省略し、第3の実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
第3の実施形態は、変化検知時の蓄積画像を表す記号を、閾値を超えた一連の範囲毎に集合体として表示するものである。図11は、第3の実施形態の動き検知履歴の表示画面を示す図である。
図示されたように本実施形態では、設定クライアントのモニタに表示されるウィンドウ1101内の変化履歴を表示する履歴表示部1102において、グラフ1104に関連して表示される変化検知時の蓄積画像を表す記号を、閾値を超えた変化開始時点から変化終了時点までの一連の範囲(変化範囲とも称する)内において、1つのグループであることが分かるように、同じ色又は柄(模様)で表す。図示された例では、1回目の変化範囲の記号1105と1106は第1の色で表され、2回目の変化範囲の記号1107は第2の色で表され、3回目の変化範囲の記号1108は第3の色で表される。
更に、変化範囲を分かりやすく表示するために、1107に示すように変化開始時点の記号から変化終了時点の記号までを線で結んだり、1108に示すように変化範囲内の記号を枠で囲んだりしてもよい。なお、記号の色や柄は特定の色や柄に限定されるものではなく、記号を結ぶ線や記号を囲む枠も特定の形状に限定されるものではない。
また、記号1105、1106をポインティングデバイスで指定(クリック)すると対応する蓄積画像がカメラサーバから読み込まれて、別ウィンドウで表示される機能は第1の実施形態と同様であり、閾値1103、更新ボタン1109及び閉じるボタン1110も第1の実施形態と同様である。
本実施形態のハードウェアおよび機能ブロック(ソフトウェア)の構成は第1の実施形態と同一なので説明を省略する。また、動作手順に関しては、第1の実施形態における設定クライアントの動作手順を示す図9のフローチャートのステップS908の履歴表示で、図11に例示したような表示を行えばよい。
以上説明したように本実施形態によれば、変化履歴において閾値を超えて変化した範囲毎に異なった色や柄で表示される記号が用いられるので、変化範囲が視覚的に分かりやすく表示される。
(第4の実施形態)
以下、本発明に係る第4の実施形態について説明する。第4の実施形態も第1から第3の実施形態と同様な画像変化検知システムであり、以下では上記の実施形態と同様な部分については説明を省略し、第4の実施形態の特徴的な部分を中心に説明する。
第4の実施形態は、設定クライアントのモニタに、複数の検知対象領域における検知履歴を表示するものである。すなわち、本実施形態では、図4に関して説明したクライアント領域402内の画像上に、変化検知対象領域を示すフレーム403を複数設定する。カメラサーバでは、各検知対象領域に対して独立に変化検知処理を行い、検知結果に応じてそれぞれの変化履歴及び画像を蓄積する。
図12は、本実施形態の動き検知履歴の表示画面を示す図である。図示されたように、設定クライアントのモニタに表示されるウィンドウ1201内の変化履歴を表示する履歴表示部1202において、複数の検知対象領域のうち、1つの検知対象領域の変化履歴がグラフ1205として表示される。複数の検知対象領域にはそれぞれ番号が付与され、表示対象となる検知対象領域は、リストボックス1203から番号を選択することによって設定される。図示された例では3つの検知対象領域が設定され、変化履歴のグラフは第1の検知対象領域に対応したものが表示されているが、変化検知時の蓄積画像を表す記号は3つの検知対象領域それぞれの番号と共に表示されている。図中、1206は第1の検知対象領域に対応した蓄積画像の記号群であり、1207は第3の検知対象領域に対応した蓄積画像の記号群である。
また、記号群1206、1207のいずれかの記号をポインティングデバイスで指定(クリック)すると対応する蓄積画像がカメラサーバから読み込まれて、別ウィンドウで表示される機能は第1の実施形態と同様であり、閾値1204、更新ボタン1208及び閉じるボタン1209も第1の実施形態と同様である。
本実施形態のハードウェアと機能ブロック(ソフトウェア)の構成は第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。また、動作手順に関しては第1の実施形態におけるカメラサーバの動作手順については、図8に示すカメラサーバのサブプロセスを各検知対象領域について実行し、図9に示す設定クライアントのフローチャートにおいてステップS908の履歴表示で、図12に示したように表示すればよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の検知対象領域に対する変化履歴を切り替えて表示できると共に、複数の検知対象領域に関する変化検知時の蓄積画像を表す記号を同時に表示することができる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、カメラサーバ及び設定クライアントから構成される画像変化検知システムに本発明を適用した例を説明したが、撮影した画像の変化を検知して変化履歴と検知画像とを蓄積する機能を備えた一つの機器(例えば、画像変化検知装置)にも本発明は適用できる。
また、上記の実施形態では、1台のカメラで撮影された画像データの変化を検知して変化履歴と検知画像とを蓄積する構成を説明したが、複数台のカメラで撮影した複数の画像データそれぞれに対して変化を検知して変化履歴と検知画像とを蓄積するような構成にも本発明は適用できる。この場合、複数台のカメラが1つのカメラサーバに接続される構成あるいはカメラとカメラサーバの組を複数備える構成のいずれでもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図7から図9に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
第1の実施形態の画像変化検知システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1のカメラサーバの機能ブロック図である。 図1の設定クライアントの機能ブロック図である。 設定クライアントの表示操作部に表示される画面の例を示す図である 各種設定を行うための変化検知設定部によって表示される画面の例を示す図である。 第1の実施形態の検知履歴を表示するウィンドウの例を示す図である。 カメラサーバのメインプロセスの処理手順を示すフローチャートである。 カメラサーバのサブプロセスの処理手順を示すフローチャートである。 設定クライアントの処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の検知履歴を表示するウィンドウの例を示す図である。 第3の実施形態の検知履歴を表示するウィンドウの例を示す図である。 第4の実施形態の検知履歴を表示するウィンドウの例を示す図である。

Claims (16)

  1. 入力された画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する連続した複数の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置であって、
    前記変化量の変化履歴及び前記検知画像を受信する受信手段と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と、
    ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段と
    を有し、
    前記表示手段は、前記図形が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とする表示装置。
  2. 入力された画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する連続した複数の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置であって、
    前記変化量の変化履歴及び前記検知画像を受信する受信手段と、
    ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像の縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と
    を有し、
    前記表示手段は、前記縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とする表示装置。
  3. 前記図形は、前記検知画像を記憶する開始時点の検知画像、前記検知画像を記憶する終了時点の検知画像、及び前記検知画像を記憶する開始時点と終了時点との間の検知画像それぞれに対して異なった図形であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  4. 前記図形は、前記検知画像を記憶する開始時点から終了時点までの一連の検知画像群を単位として、各検知画像群が他の検知画像群と識別可能な図形であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 前記図形は、前記検知画像を記憶する開始時点から終了時点までの一連の検知画像群の図形が、図形的に連結した形態であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 画像処理装置と表示装置とを備えたシステムであって、
    前記画像処理装置は、
    入力された画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知手段と、
    前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記変化検知手段によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶手段と、
    を備え
    前記表示装置は、
    前記符号化された画像データを復号する復号手段と、
    ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示装置の表示手段は、前記図形が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とするシステム。
  7. 画像処理装置と表示装置とを備えたシステムであって、
    前記画像処理装置は、
    入力された画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知手段と、
    前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記変化検知手段によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記符号化された画像データを復号する復号手段と、
    ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像の縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と、
    を備え、
    前記表示装置の前記表示手段は、前記縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とするシステム。
  8. 前記表示装置の前記表示手段は、前記図形を、前記検知画像を記憶する開始時点の検知画像、前記検知画像を記憶する終了時点の検知画像、及び前記検知画像を記憶するの開始時点と終了時点の間の検知画像それぞれに対して異なった図形として表示することを特徴とする請求項に記載のシステム
  9. 前記表示手段は、前記図形を、前記検知画像を記憶する開始時点から終了時点までの一連の検知画像群を単位として、各検知画像群が他の検知画像群と識別可能な図形として表示することを特徴とする請求項に記載のシステム
  10. 前記表示手段は、前記検知画像を記憶する開始時点から終了時点までの一連の検知画像群の図形を、図形的に連結した形態で表示することを特徴とする請求項に記載のシステム
  11. 画像処理装置と表示装置とを備える画像表示システムであって、
    前記変化履歴及び前記検知画像を表示する表示装置は、
    前記符号化された画像データを復号する復号手段と、
    ユーザによって操作され、選択や指示を入力するための操作手段と、
    前記操作手段によって選択された前記複数の領域のいずれか1つに対して、前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上に前記複数の領域それぞれの前記検知画像に関する情報を重ねて表示する表示手段と、
    を備え
    前記検知画像に関する情報は、検知画像を示す図形ないしは縮小画像であって、
    前記表示装置の表示手段は、当該図形ないしは縮小画像を指定すると指定された当該図形ないしは縮小画像に対応する検知画像を別領域に表示し、
    前記画像処理装置は、
    入力された画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知手段と、
    前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記変化検知手段によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶手段と
    を備え、
    前記画像処理装置の前記記憶手段は、
    前記変化量が前記所定量を超えたときから前記所定量以下となるまで前記符号化された画像データを時間情報と共に記憶し、
    前記変化履歴と前記検知画像を各領域に対して記憶し、
    前記画像処理装置の前記変化検知手段は、前記画像データの予め設定された複数の領域内における前記変化量を検知することを特徴とする画像表示システム。
  12. 被写体の撮影により得られた画像データを出力するカメラと、前記画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知手段と、
    前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記検知手段によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶手段と、
    を備える画像処理装置と、
    前記符号化された画像データを復号する復号手段と、
    ユーザによって操作され選択や指示を入力するための操作手段と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形ないしは縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と、
    を備える表示装置と、
    を備え、
    前記表示装置の前記表示手段は、前記図形ないしは縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形ないしは縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示し、
    前記画像処理装置と前記表示装置とがネットワークを介して接続されていることを特徴とする画像表示システム。
  13. 符号化手段が、入力された画像データを符号化する符号化工程と、
    変化検知手段が、前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知工程と、
    記憶手段が、前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記変化検知工程によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶工程と、
    表示手段が、前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形ないしは縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示工程と、
    を備え、
    前記表示工程は、前記図形ないしは縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形ないしは縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とする画像処理方法。
  14. カメラから出力された画像データを処理する画像処理装置と、該画像処理装置から出力された情報に基づいて表示を行う表示装置とがネットワークを介して接続されている画像表示システムにおける画像情報の表示方法であって、
    前記画像処理装置において、
    符号化手段が、前記カメラから出力された画像データを符号化する符号化工程と、
    変化検知手段が、前記符号化された画像データ間の差分に基づいて、前記画像データにおける変化量が所定量を超えたか否かを検知する変化検知工程と、
    記憶手段が、前記変化量の時間的推移を表す変化履歴を記憶すると共に、前記変化検知工程によって前記変化量が前記所定量を超えたと検知されたときに、対応する符号化された画像データを検知画像として記憶する記憶工程と、
    を有し、
    前記表示装置において、
    受信手段が、前記変化履歴及び前記検知画像を前記画像処理装置から受信する受信工程と、
    復号手段が、前記符号化された画像を復号する復号工程と、
    グラフ表示手段が、前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形ないしは縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示するグラフ表示工程と、
    画像表示手段が、表示された前記変化を検知した時の画像を示す図形ないしは縮小画像のいずれかがユーザの操作する操作手段によって選択されたときに、選択された前記図形ないしは縮小画像に対応する検知画像を別のウィンドウに表示する画像表示工程と、
    を備えることを特徴とする画像情報の表示方法。
  15. 入力した画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する期間の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置に画像を表示させる画像表示システムであって、
    記変化量の変化履歴及び前記検知画像を受信する受信手段と、
    記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の検知画像に関する情報を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示手段と、
    を備え、
    前記検知画像に関する情報は、前記検知画像を示す図形ないしは縮小画像であって、
    前記表示手段は、前記図形ないしは縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形ないしは縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示することを特徴とする画像表示システム。
  16. 入力した画像の変化量を検知して所定量以上の変化量を有する期間の画像を検知画像として記憶する画像処理装置に接続される表示装置に画像を表示させるコンピュータプログラムであって、
    前記変化量の変化履歴及び前記検知画像を受信する受信工程と、
    前記変化履歴をグラフ状に表示すると共に、該グラフ上において、前記所定量以上の変化量を検知した時の画像を示す図形ないしは縮小画像を、前記検知画像の入力時刻に対応する位置に重ねて表示する表示工程と
    を有し、
    前記表示工程は、前記画像ないしは縮小画像が前記操作手段を介して選択されたときに選択された前記図形ないしは縮小画像に対応する画像データを別の表示領域に表示するプログラムコードを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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