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JP4441036B2 - 電子内視鏡の電気コネクタの防水キャップ - Google Patents

電子内視鏡の電気コネクタの防水キャップ Download PDF

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JP4441036B2
JP4441036B2 JP2000015171A JP2000015171A JP4441036B2 JP 4441036 B2 JP4441036 B2 JP 4441036B2 JP 2000015171 A JP2000015171 A JP 2000015171A JP 2000015171 A JP2000015171 A JP 2000015171A JP 4441036 B2 JP4441036 B2 JP 4441036B2
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Japan
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cap
electrical connector
waterproof cap
attached
electronic endoscope
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真一 松野
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子内視鏡の電気コネクタに対し洗浄消毒時に取り付けられる防水キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオプロセッサとの間で電気信号を導通させるために電子内視鏡に設けられた電気コネクタは、一般に、ビデオプロセッサに電気的に接続される接点群が、ビデオプロセッサに機械的に接続される接続筒内に配置された構成になっている。
【0003】
内視鏡使用後の洗浄消毒時にそのような接点群が濡れないように電気コネクタに取り付けられる防水キャップには、接続筒の基部とキャップ部材との間をシールするOリングが装着されていて、接続筒内への水分の浸入を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように接続筒の基部とキャップ部材との間にOリングを装着しただけの構成では、Oリングに何らかの不具合が生じてシール性が低下した場合に、電気コネクタ内に水分が浸入して、接点群のリークや接触不良等の電気的な故障が発生する原因になる場合がある。
【0005】
そこで本発明は、洗浄消毒時に電気コネクタ内への水分の浸入の可能性を大幅に低減させた信頼性の高い電子内視鏡の電気コネクタの防水キャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の電子内視鏡の電気コネクタの防水キャップは、ビデオプロセッサに電気的に接続される接点群が接続筒内に配置された電子内視鏡の電気コネクタに対して着脱自在な防水キャップであって、接続筒を囲む状態に取り付けられるキャップ部材と、接続筒の基部とキャップ部材との間をシールする第1のシール部材と、接続筒の開口部とキャップ部材との間をシールする第2のシール部材とを有するものである。
【0007】
なお、第1のシール部材と第2のシール部材とが、相対的に遊動可能な部材に分かれて装着されていると、各シール部材が各々均等に潰され、その場合、第1のシール部材がキャップ部材に直接装着され、第2のシール部材が、キャップ部材内に遊装された蓋状部材に装着されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は電子内視鏡の全体構成を示しており、挿入部1の先端に内蔵された固体撮像素子2によって内視鏡観察像が撮像される。
【0009】
挿入部1の基端が連結された操作部3から延出する可撓性連結管4の先端には、図示されていないビデオプロセッサに対して接続されるコネクタ5が設けられている。
【0010】
コネクタ5には、光源ランプから照明光を受けるライトガイドコネクタ部6と、ビデオプロセッサとの間で電気信号を導通させるための電気コネクタ部7とが設けられている。
【0011】
電気コネクタ部7は、ビデオプロセッサに電気的に接続される接点群が、ビデオプロセッサに機械的に接続される接続筒71内に配置された構成になっており、使用後の洗浄消毒時には防水キャップ10が被せられる。
【0012】
図3は防水キャップ10を示しており、接続筒71を密封する状態に囲むためのキャップ部材11は、金属又は硬質のプラスチック等を素材としていて、一端側だけが開口形成されている。
【0013】
キャップ部材11の内側に沿って固定された無底筒状のガイド筒12には、接続筒71の外周面に突設されたガイドピン72が係合するL字状のガイド溝13が形成されている。
【0014】
ガイド筒12は、外方からねじ込まれた小ネジ14によってキャップ部材11に固定されているが、そのネジ孔は有底であり、また小ネジ14を挟んで一対のOリング15,16がキャップ部材11とガイド筒12との嵌合部に装着されているので、小ネジ14部分から防水キャップ10内への水分の浸入はない。
【0015】
キャップ部材11内の底部には、蓋状部材17が配置されている。蓋状部材17は、キャップ部材11の底面の径より僅かに小さな円盤状部17aから、接続筒71に緩く内接する大きさの円筒状部17bが突設された形状に形成されている。
【0016】
そして、円盤状部17aがガイド筒12とキャップ部材11との間に遊びをもって挟まれているので、蓋状部材17全体がキャップ部材11内において径方向及び軸線方向に各々僅かに遊動可能に配置された状態になっている。
【0017】
このように構成された防水キャップ10の、キャップ部材11の口元近傍の内周面に形成された円周溝には、電気コネクタ部7の基部外周面に密接して弾力的に潰される第1のOリング21(第1のシール部材)が装着されている。
【0018】
また、蓋状部材17の円筒状部17bの外周面に形成された円周溝には、電気コネクタ部7の開口部内周面に密接して弾力的に潰される第2のOリング22(第2のシール部材)が装着されている。
【0019】
図4は、上述のように構成された防水キャップ10を電気コネクタ部7に取り付ける際の状態を示しており、キャップ部材11の外面に形成された指標19を接続筒71の外周面に突設された指標ピン73に対して位置合わせをし、ガイドピン72をガイド溝13に係合させて防水キャップ10を電気コネクタ部7に被せていく。
【0020】
図5は、防水キャップ10が電気コネクタ部7に完全に被せられた状態を示しており、図1はその状態の断面図である。このように防水キャップ10が電気コネクタ部7に被せられると、防水キャップ10と電気コネクタ部7との間が第1のOリング21と第2のOリング22によって、接続筒71の基部近傍と開口部近傍の二箇所でシールされる。
【0021】
その際に、第2のOリング22が装着されている蓋状部材17がキャップ部材11に対して遊動可能なので、第1のOリング21と第2のOリング22とが各々均等に歪みなく潰れて各々において良好なシール性が得られる。
【0022】
したがって、第1のOリング21と第2のOリング22の双方が同時に破損するなど、極めて確率の低い偶然のアクシデントが発生しない限り、外部から電気コネクタ部7内へ水分が浸入せず、電気コネクタ部7内の接点群のリークや接触不良が発生しない。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、電気コネクタの接続筒の基部と防水キャップのキャップ部材との間をシールする第1のシール部材と、接続筒の開口部とキャップ部材との間をシールする第2のシール部材とを防水キャップに設けたので、第1と第2のシール部材の双方が同時に破損するなど、極めて確率の低い偶然のアクシデントが発生しない限り、洗浄消毒時に外部から電気コネクタ内に水分が浸入せず、シール機能上高い信頼性を確保することができる。
【0024】
そして、第1のシール部材と第2のシール部材とを、相対的に遊動可能な部材に分けて装着することにより、第1と第2のシール部材が各々均等に歪みなく潰されて、各々において良好なシール性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気コネクタ部に防水キャップが取り付けられた状態の半断面図である。
【図2】本発明の実施例の電子内視鏡の全体構成を示す外観図である。
【図3】本発明の実施例の防水キャップの半断面図である。
【図4】本発明の実施例の電気コネクタ部に防水キャップが取り付けられる直前の状態の斜視図である。
【図5】本発明の実施例の電気コネクタ部に防水キャップが取り付けられた状態の斜視図である。
【符号の説明】
7 電気コネクタ部(電気コネクタ)
10 防水キャップ
11 キャップ部材
17 蓋状部材
21,22 Oリング(シール部材)
71 接続筒

Claims (1)

  1. ビデオプロセッサに電気的に接続される接点群が接続筒内に配置された電子内視鏡の電気コネクタに対して着脱自在な防水キャップであって、
    上記接続筒を囲む状態に取り付けられるキャップ部材と、上記接続筒の基部と上記キャップ部材との間をシールする第1のシール部材と、上記接続筒の開口部と上記キャップ部材との間をシールする第2のシール部材とを有し、
    上記第1のシール部材と第2のシール部材とが、相対的に遊動可能な部材に分かれて装着されていて、
    上記第1のシール部材は上記キャップ部材に直接装着され、上記第2のシール部材は、上記キャップ部材内に遊装された蓋状部材に装着されていることを特徴とする電子内視鏡の電気コネクタの防水キャップ。
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