JP4441052B2 - Non-rotating structure of nut - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャフトの外周に螺合するナットをシャフトの外周に嵌合する回り止め部材で回り止めするナットの回り止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シャフトの外周に螺合するナットの緩みを防止する回り止めの手法として、被締結物を固定する第1のナットの外側に第2のナットを螺合して両ナット間に軸方向の荷重を発生させるもの(ダブルナット)や、被締結物とナットとの間にスプリングワッシャを介在させて軸方向の荷重を発生させるものが知られている。またナットの回り止めを更に確実にするために、回り止め部材を使用する手法も採用されている。かかる回り止め部材の一例として、軸方向に延びる溝を形成した雄ねじの外周に回り止め部材を嵌合し、回り止め部材に形成した突起を前記溝に係合させて回転を規制した状態で、回り止め部材をカシメてナットと一体化することにより該ナットの回転を防止するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来の回り止め部材は、その一部をカシメてナットと一体化することにより該ナットを回り止めするので、ナットを取り外す際にカシメ部の結合を解除する作業が面倒であるばかりか、一度ナットを取り外した後は回り止め部材を再使用することができないという問題があった。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、回り止め部材によりナットを確実に回り止めし、しかもナットを取り外した後の回り止め部材の再使用を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シャフトの外周に螺合するナットをシャフトの外周に嵌合する回り止め部材で回り止めするナットの回り止め構造において、ナットの外周に複数の第1被係合溝を円周方向に等間隔に形成し、回り止め部材に少なくとも1つの第1係合突起と少なくとも1つの第2係合突起とを形成し、シャフトの外周に少なくとも1つの第2被係合溝を形成し、ナットの第1被係合溝に回り止め部材の第1係合突起を相対回転不能に係合させるとともに、シャフトの第2被係合溝に回り止め部材の第2係合突起を相対回転不能に係合させ、ナットに回り止め部材をクリップで係止し、シャフトとナットと回り止め部材とにより囲まれたオイル溜を形成し、ナットを軸方向に貫通するオイル孔の軸方向一端側をオイル溜に連通させ、オイル溜の内部にオイル供給部材から供給したオイルをオイル孔を介してナットの軸方向他端側に供給することを特徴とするナットの回り止め構造が提案される。
【0006】
上記構成によれば、シャフトの外周にナットを螺合した後に回り止め部材をシャフトに嵌合してナットにクリップで係止すると、回り止め部材の第1係合突起がナットの第1被係合溝に相対回転不能に係合し、回り止め部材の第2係合突起がシャフトの第2被係合溝に相対回転不能に係合するため、回り止め部材を介してナットがシャフトに回転不能に拘束されて該ナットの緩みが防止される。またクリップを外すだけで回り止め部材をシャフトから抜き取ることができるので、ナットを簡単に緩めて外すことができるだけでなく、回り止め部材を何度でも再使用することができる。
【0007】
またシャフトとナットと回り止め部材とにより囲まれたオイル溜を形成し、ナットを軸方向に貫通するオイル孔の軸方向一端側をオイル溜に連通させたので、オイル溜の内部にオイル供給部材から供給したオイルをオイル孔を介してナットの軸方向他端側に供給することで、介在するナットに邪魔されずに該ナットの軸方向一端側から他端側にオイルを支障なく供給することが可能となり、特にシャフトの内部に油路を形成できない場合に有効である。更に、オイル孔の軸方向一端側をオイル溜に連通させたので、オイル供給部材からオイル溜に供給したオイルを無駄なく、かつ途切れることなくナットの軸方向他端側に供給することでき、しかも上記構成の回り止め部材を採用したことによりカシメ加工が不要になるため、そのカシメ加工の荷重でナットのオイル孔が潰れてオイルの供給が阻害される虞がない。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、ナットおよび回り止め部材間の位相調節ピッチと、回り止め部材およびシャフト間の位相調節ピッチとの何れか小さい方よりも、前記両ピッチの差が小さくなるように設定したことを特徴とするナットの回り止め構造が提案される。
【0009】
上記構成によれば、ナットおよび回り止め部材の係合位相の変更による位相調節ピッチに比べて、また回り止め部材およびシャフトの係合位相の変更による位相調節ピッチに比べて、ナットおよび回り止め部材の係合位相の変更と、回り止め部材およびシャフトの係合位相の変更とを併用した場合の位相調節ピッチを小さくし、ナットの締込み量をきめ細かく調節することができる。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、ナットの第1被係合溝をシャフトを中心とする回転対称位置に配置し、回り止め部材の第1係合突起および第2係合突起をシャフトを中心とする回転対称位置に配置したことを特徴とするナットの回り止め構造が提案される。
【0011】
上記構成によれば、ナットの重心位置および回り止め部材の重心位置をシャフトの中心に一致させ、シャフトの高速回転時における振動の発生を防止することができる。
【0012】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、ナットの外周に形成した第1被係合溝は、ナットランナーのソケットに係合可能であることを特徴とするナットの回り止め構造が提案される。
【0013】
上記構成によれば、ナットランナーを用いてナットを回転駆動するときにナットの外周に形成した第1被係合溝を利用することができるので、ナットランナーのソケットに係合する特別の被係合部をナットに形成する必要がない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1はガスタービンエンジンの要部縦断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図、図4はナットおよび回り止め部材の斜視図、図5はナットおよびナットランナーの斜視図である。
【0015】
図1はガスタービンエンジンの一部を示すもので、図示せぬ低圧タービンブレードおよび低圧コンプレッサブレードを支持する中空のインナーシャフト11と、図示せぬ高圧タービンブレードおよび高圧コンプレッサブレードを支持する中空のアウターシャフト12とが同軸に配置されており、アウターシャフト12の軸端部がローラベアリング13を介してベアリングハウジング14に支持される。ローラベアリング13は、アウターシャフト12の外周面に嵌合するインナーレース15と、ベアリングハウジング14の内周面に嵌合するアウターレース16と、インナーレース15およびアウターレース16間に配置された多数のローラ17…と、ローラ17…の脱落を防止するリテーナ18とから構成される。
【0016】
アウターシャフト12の外周には雄ねじ12aが形成されており、この雄ねじ12aにナット20の内周に形成した雌ねじ20aが螺合する。ナット20はローラベアリング13のインナーレース15を図中左方向に押圧し、アウターシャフト12の外周に嵌合するリヤカップリング21に前記インナーレース15を押し付けて軸方向に固定する。そしてアウターシャフト12に螺合したナット20は、アウターシャフト12の外周に嵌合する回り止め部材22によって回り止めされる。
【0017】
図2〜図4を併せて参照すると明らかなように、内周面に雌ねじ20aが形成されたナット20の本体部20bは、前端(図1における左側)に前記インナーレース15に当接する環状の押圧面20cが形成され、その外周の9個の突起20d…および9本の第1被係合溝20e…が円周方向に交互に形成される。9本の第1被係合溝20e…は軸方向に延びており、相互の間隔は一定で全て40°である。突起20d…の内周面には、それぞれ後述するクリップ23が嵌合するクリップ溝20f…が形成される。またナット20の雌ねじ20aの外側を囲むように、多数のオイル孔20g…が軸方向に貫通する。
【0018】
アウターシャフト12の外周に嵌合する環状の回り止め部材22は、円筒状の本体部22aの外周面の軸方向中間部から半径方向外側に突出する環状突起22bと、本体部22aの内周面の後端(図1に於ける右側)から半径方向内側に突出する環状突起22cと、本体部22aの前部内周面に形成された段部22dと、段部22dの前方から半径方向外側に延びるフランジ22eと、フランジ22eの半径方向外端から前方に突出する3個の第1係合突起22f…と、本体部22aの内周面の軸方向中間部から半径方向内側に突出する2個の第2係合突起22g,22gとを備える。3個の第1係合突起22f…は120°間隔で形成され、2個の第2係合突起22g,22gは180°間隔で形成される。アウターシャフト12の雄ねじ12aの後方には45°間隔で8本の第2被係合溝12b…が軸方向に形成され、これら第2被係合溝12b…の更に後方には180°間隔で2個の切欠12c,12cが形成される。
【0019】
ベアリングハウジング14に支持されたオイルジェット24は、ベアリングハウジング14から下方に突出する支持腕25の下部にボルト26で固定されたノズル部材27を備えており、オイルポンプ28に接続されて支持腕25の内部を下方に延びる油路25aはノズル部材27に斜めに形成したノズル27aに連通する。支持腕25とノズル部材27との接触部は、2個のシール部材29,29でシールされる。前記ノズル27aはアウターシャフト12の外周面と回り止め部材22の環状突起22cの先端との隙間αを指向しており、この隙間αの前方には回り止め部材22の本体部22aおよび環状突起22cと、アウターシャフト12の外周面とによって囲まれた環状のオイル溜30が形成される。 ナット20を軸方向に貫通するオイル孔20g…の後端は前記オイル溜30に連通し、前端はローラベアリング13のインナーレース15の内周面に軸方向に形成した複数のオイル溝15a…に連通する。そしてオイル溝15a…から半径方向に延びる複数のオイル孔15b…がローラ17…の近傍に連通する。
【0020】
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0021】
アウターシャフト12の外周に嵌合するローラベアリング13を左向きに押圧して固定すべく、図5に示すナットランナー31を用いてアウターシャフト12の雄ねじ12aにナット20の雌ねじ20aを螺合する。ナットランナー31のソケット32には9個の突起32a…が形成されており、これらの突起32a…をナット20の9本の第1被係合溝20e…に係合させることにより、ナット20を回転駆動してローラベアリング13を締結することができる。続いて、回り止め部材22の2個の第2係合突起22g,22gの位相をアウターシャフト12の軸端部の2個の切欠12c,12cの位相に一致させた状態で、回り止め部材22を軸方向に移動させてアウターシャフト12の軸端部から嵌合させる。
【0022】
続いて、回り止め部材22の3個の第1係合突起22f…をナット20の9本の第1被係合溝20e…のうちの3本に係合させ、これと同時に回り止め部材22の2個の第2係合突起22g,22gをアウターシャフト12の8本の第2被係合溝12b…のうちの2本に係合させる。そしてクリップ23を押し縮めてナット20のクリップ溝20fに半径方向内側から係合させ、回り止め部材22がナット20から脱落しないように係止する。 上記回り止めが施された状態では、回り止め部材22の2個の第2係合突起22g,22gがアウターシャフト12の8本の第2被係合溝12b…のうちの2本に相対回転不能に係合し、アウターシャフト12に対する回り止め部材22の回転が規制されるとともに、回り止め部材22の3個の第1係合突起22f…がナット20の9本の第1被係合溝20e…のうちの3本に相対回転不能に係合し、回り止め部材22に対するナット20の回転が規制される。その結果、回り止め部材22を介してアウターシャフト12に対するナット20の回転が規制され、振動等によるナット20の緩みが確実に防止される。
【0023】
このように、回り止め部材22を用いてナット20の回り止めを行うとき、その回り止め部材22にカシメを施す必要がなく、単に回り止め部材22をクリップ23でナット20に係止するだけで良いため、ナット20を螺合した後の回り止め部材22のカシメ作業や、一旦締め付けたナット20を緩める際のカシメ部の分離作業が不要になって作業性が大幅に向上するだけでなく、回り止め部材22を繰り返し使用することが可能になって経済性が向上する。尚、クリップ23を取り外して回り止め部材22をナット20から分離するとき、回り止め部材22の本体部22aの外周から突出する環状突起22bに工具を係合させてアウターシャフト12の軸端部側に引き抜けば良い。
【0024】
またナット20と回り止め部材22との結合位相は、360°をナット20の第1被係合溝20e…の数である9で除算した40°のピッチで調節可能であり、かつ回り止め部材22およびアウターシャフト12の結合位相は360°をアウターシャフト12の第2被係合溝12b…の数である8で除算した45°のピッチで調節可能であるため、40°と45°の差である5°間隔でアウターシャフト12に対するナット20の締込み量を微調節することができる。
【0025】
なぜならば、ナット20の第1被係合溝20e…に対する回り止め部材22の第1係合突起22f…の係合位置を左右方向に40°(つまりナット20の9本の第1被係合溝20e…の1ピッチ分)だけずらしたと仮定すると、回り止め部材22の第2係合突起22g,22gに対するアウターシャフト12の第2被係合溝12b…の係合は45°(アウターシャフト12の8本の第2被係合溝12b…の1ピッチ分)間隔でしか調節できないため、そのままの状態では回り止め部材22を装着することが不可能である。そこで、ナット20とそれと一体に係合する回り止め部材22とを左右方向に5°回転させれば、回り止め部材22の2個の第2係合突起22g,22gがアウターシャフト12の8本の第2被係合溝12b…のうちの新たな2本に係合し、回り止め部材22の装着が可能になる。
【0026】
このように、ナット20および回り止め部材22間の位相調節ピッチ(実施例では40°)と、回り止め部材22およびアウターシャフト12間の位相調節ピッチ(実施例では45°)とを異ならせることにより、アウターシャフト12に対するナット20の締込み量を、前記両ピッチの差に相当する5°間隔で微調節しながら、回り止め部材22を支障なく装着することができる。
【0027】
要するに、ナット20および回り止め部材22間の位相調節ピッチをP1(実施例では40°)とし、回り止め部材22およびアウターシャフト12間の位相調節ピッチをP2(実施例では45°)としたとき、ピッチP1およびピッチP2の何れか小さい方よりも、ピッチP1およびピッチP2の差の方が小さくなるように設定すれば、アウターシャフト12に対するナット20の締込み量をきめ細かく調節することができる。実施例では、ピッチP1とピッチP2との差である5°が、ピッチP1およびピッチP2の小さい方のピッチP1(40°)よりも小さく設定されているため、5°間隔での微調節が可能となる。
【0028】
仮に、実施例では8本あるアウターシャフト12の第2被係合溝12b…の本数を4本に減らし、回り止め部材22およびアウターシャフト12間の位相調節ピッチP2を45°から90°の変更した場合、ピッチP1とピッチP2との差が50°となって小さい方のピッチP1(40°)よりも大きくなってしまい、元々可能であった位相調節ピッチ、つまりナット20および回り止め部材22間の位相調節ピッチをP1(40°)を更に小さくすることはできない。
【0029】
さて、アウターシャフト12をベアリングハウジング14に支持するローラベアリング13を潤滑すべく、オイルポンプ28からオイルジェット24に供給されたオイルは、支持腕25の油路25aを経てノズル部材27のノズル27aから噴出し、アウターシャフト12の外周面と回り止め部材22の環状突起22cの先端との隙間αを通過してオイル溜30に供給される。オイル溜30に溜まったオイルは、ナット20のオイル孔20g…からローラベアリング13のインナーレース15のオイル溝15a…およびオイル孔15b…を経てローラ17…に供給され、ローラベアリング13の潤滑に供される。
【0030】
このように、潤滑すべきローラベアリング13との間にナット20が介在するために、オイルジェット24からローラベアリング13に直接オイルを供給できない場合でも、ナット20のオイル孔20g…を介してオイルを供給することによりアウターシャフト12の高速回転時にもローラベアリング13を充分に潤滑することができる。特に、本実施例の如く、ナット20が螺合するアウターシャフト12が中空軸であり、その内部にオイルを供給する油路が形成できない場合に有効である。
【0031】
またナット20のオイル孔20g…の入口にオイル溜30に臨ませたので、ノズル部材27のノズル27aから噴出したオイルを無駄なく、かつ途切れることなくローラベアリング13に供給することができる。しかも上記構成の回り止め部材22を採用したことによりカシメ加工が不要になるため、そのカシメ加工の荷重でナット20のオイル孔20g…が潰れてオイルの供給が阻害される虞がない。
【0032】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0033】
例えば、本発明の回り止め構造は、ガスタービンエンジン以外の任意の用途に適用することができる。またナット20の第1被係合溝20e…の数、アウターシャフト12の第2被係合溝12b…の数、回り止め部材22の第1係合突起22f…および第2係合突起22g…の数は実施例に限定されず、適宜変更することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、シャフトの外周にナットを螺合した後に回り止め部材をシャフトに嵌合してナットにクリップで係止すると、回り止め部材の第1係合突起がナットの第1被係合溝に相対回転不能に係合し、回り止め部材の第2係合突起がシャフトの第2被係合溝に相対回転不能に係合するため、回り止め部材を介してナットがシャフトに回転不能に拘束されて該ナットの緩みが防止される。またクリップを外すだけで回り止め部材をシャフトから抜き取ることができるので、ナットを簡単に緩めて外すことができるだけでなく、回り止め部材を何度でも再使用することができる。
【0035】
またシャフトとナットと回り止め部材とにより囲まれたオイル溜を形成し、ナットを軸方向に貫通するオイル孔の軸方向一端側をオイル溜に連通させたので、オイル溜の内部にオイル供給部材から供給したオイルをオイル孔を介してナットの軸方向他端側に供給することで、介在するナットに邪魔されずに該ナットの軸方向一端側から他端側にオイルを支障なく供給することが可能となり、特にシャフトの内部に油路を形成できない場合に有効である。更に、オイル孔の軸方向一端側をオイル溜に連通させたので、オイル供給部材からオイル溜に供給したオイルを無駄なく、かつ途切れることなくナットの軸方向他端側に供給することでき、しかも上記構成の回り止め部材を採用したことによりカシメ加工が不要になるため、そのカシメ加工の荷重でナットのオイル孔が潰れてオイルの供給が阻害される虞がない。
【0036】
また請求項2に記載された発明によれば、ナットおよび回り止め部材の係合位相の変更による位相調節ピッチに比べて、また回り止め部材およびシャフトの係合位相の変更による位相調節ピッチに比べて、ナットおよび回り止め部材の係合位相の変更と、回り止め部材およびシャフトの係合位相の変更とを併用した場合の位相調節ピッチを小さくし、ナットの締込み量をきめ細かく調節することができる。
【0037】
また請求項3に記載された発明によれば、ナットの重心位置および回り止め部材の重心位置をシャフトの中心に一致させ、シャフトの高速回転時における振動の発生を防止することができる。
【0038】
また請求項4に記載された発明によれば、ナットランナーを用いてナットを回転駆動するときにナットの外周に形成した第1被係合溝を利用することができるので、ナットランナーのソケットに係合する特別の被係合部をナットに形成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスタービンエンジンの要部縦断面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 図1の3−3線断面図
【図4】 ナットおよび回り止め部材の斜視図
【図5】 ナットおよびナットランナーの斜視図
【符号の説明】
12 アウターシャフト(シャフト)
12b 第2被係合溝
20 ナット
20e 第1被係合溝
20g オイル孔
22 回り止め部材
22f 第1係合突起
22g 第2係合突起
23 クリップ
27 ノズル部材(オイル供給部材)
30 オイル溜
31 ナットランナー
32 ソケット [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a nut rotation prevention structure in which a nut screwed to the outer periphery of a shaft is prevented from rotating by a rotation preventing member fitted to the outer periphery of the shaft.
[0002]
[Prior art]
As a method for preventing rotation of the nut screwed to the outer periphery of the shaft, a second nut is screwed to the outside of the first nut for fixing the object to be fastened, and an axial load is applied between the two nuts. What is generated (double nut), and what generates an axial load by interposing a spring washer between an object to be fastened and a nut are known. In order to further secure the rotation of the nut, a method using a rotation preventing member is also employed. As an example of such an anti-rotation member, in a state where the anti-rotation member is fitted to the outer periphery of the male screw formed with the groove extending in the axial direction, and the protrusion formed on the anti-rotation member is engaged with the groove to restrict the rotation, There are some which prevent rotation of the nut by caulking the rotation preventing member and integrating it with the nut.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the conventional anti-rotation member prevents the rotation of the nut by caulking a part thereof and integrating it with the nut, so that the work of releasing the coupling of the caulking portion when removing the nut is troublesome, Once the nut is removed, there has been a problem that the detent member cannot be reused.
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to reliably prevent a nut from rotating by a rotation preventing member and to allow reuse of the rotation preventing member after the nut is removed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, according to the invention described in claim 1, in the nut detent structure in which the nut screwed to the outer periphery of the shaft is detented by the detent member fitted to the outer periphery of the shaft, A plurality of first engagement grooves are formed at equal intervals in the circumferential direction on the outer periphery of the nut, and at least one first engagement protrusion and at least one second engagement protrusion are formed on the rotation preventing member, and the shaft At least one second engaged groove is formed on the outer periphery of the nut, and the first engagement protrusion of the rotation preventing member is engaged with the first engaged groove of the nut so as not to be relatively rotatable. The non-rotating member second engaging projection is engaged with the mating groove so as not to rotate relative to the nut, and the locking member is locked to the nut with a clip to form an oil reservoir surrounded by the shaft, the nut, and the locking member. , Oil hole through the nut in the axial direction The axial end is communicated with the oil reservoir, the detent structure of the nut to the oil supplied from the oil supply member in the interior of the oil reservoir, wherein the supply to the other axial end of the nut through the oil hole Proposed.
[0006]
According to the above configuration, after the nut is screwed onto the outer periphery of the shaft and the rotation preventing member is fitted to the shaft and locked to the nut by the clip, the first engagement protrusion of the rotation preventing member is the first engagement of the nut. Since the second engaging projection of the rotation preventing member engages with the second engaging groove of the shaft in a relatively non-rotatable manner, the nut rotates to the shaft via the rotation preventing member. The nut is restrained so that the nut is prevented from loosening. Further, since the detent member can be removed from the shaft simply by removing the clip, the nut can be easily loosened and removed, and the detent member can be reused any number of times.
[0007]
In addition, an oil reservoir surrounded by the shaft, the nut, and the non-rotating member is formed, and one end in the axial direction of the oil hole penetrating the nut in the axial direction is communicated with the oil reservoir. By supplying the oil supplied from the other end side in the axial direction of the nut through the oil hole, the oil can be supplied from the one axial end side of the nut to the other end side without any hindrance by the intervening nut. This is particularly effective when an oil passage cannot be formed inside the shaft. Furthermore, since one end of the oil hole in the axial direction is connected to the oil reservoir, the oil supplied from the oil supply member to the oil reservoir can be supplied to the other end in the axial direction of the nut without waste and without interruption. By adopting the anti-rotation member having the above configuration, caulking is not necessary, and there is no possibility that the oil hole of the nut is crushed by the caulking load and the oil supply is hindered.
[0008]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect, the smaller one of the phase adjustment pitch between the nut and the anti-rotation member and the phase adjustment pitch between the anti-rotation member and the shaft. Instead, a nut detent structure is proposed in which the difference between the two pitches is set to be small.
[0009]
According to the above configuration, the nut and the non-rotating member are compared with the phase adjusting pitch by changing the engaging phase of the nut and the non-rotating member, and compared with the phase adjusting pitch by changing the engaging phase of the non-rotating member and the shaft. When the change of the engagement phase is combined with the change of the engagement phase of the detent member and the shaft, the phase adjustment pitch can be reduced, and the tightening amount of the nut can be finely adjusted.
[0010]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first aspect, the first engaged groove of the nut is disposed at a rotationally symmetric position around the shaft, and the first engagement of the detent member is achieved. A nut detent structure is proposed in which the mating protrusion and the second engagement protrusion are arranged at rotationally symmetric positions around the shaft.
[0011]
According to the above configuration, the position of the center of gravity of the nut and the position of the center of gravity of the anti-rotation member can be made coincident with the center of the shaft, thereby preventing the occurrence of vibrations when the shaft rotates at high speed.
[0012]
According to the invention described in claim 4, in addition to the structure of claim 1, the first engaged groove formed on the outer periphery of the nut can be engaged with the socket of the nut runner. A nut detent structure is proposed.
[0013]
According to the above configuration, when the nut runner is used to rotationally drive the nut, the first engaged groove formed on the outer periphery of the nut can be used. There is no need to form a joint on the nut.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings. 1 to 5 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part of a gas turbine engine, FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a perspective view of the nut and the rotation preventing member, and FIG. 5 is a perspective view of the nut and the nut runner.
[0015]
FIG. 1 shows a part of a gas turbine engine. A hollow
[0016]
A
[0017]
As is obvious from FIGS. 2 to 4, the
[0018]
An
[0019]
The
[0020]
Next, the operation of the embodiment of the present invention having the above configuration will be described.
[0021]
In order to press and fix the
[0022]
Subsequently, the three first engaging
[0023]
In this way, when the
[0024]
The coupling phase between the
[0025]
This is because the engagement positions of the
[0026]
Thus, the phase adjustment pitch (40 ° in the embodiment) between the
[0027]
In short, when the phase adjustment pitch between the
[0028]
Temporarily, in the embodiment, the number of the second engaged
[0029]
The oil supplied from the
[0030]
As described above, since the
[0031]
Further, since the
[0032]
As mentioned above, although the Example of this invention was explained in full detail, this invention can perform a various design change in the range which does not deviate from the summary.
[0033]
For example, the detent structure of the present invention can be applied to any application other than a gas turbine engine. In addition, the number of first engaged
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, when the nut is engaged with the shaft after the nut is screwed onto the outer periphery of the shaft and the nut is clipped to the nut, The engaging protrusion engages with the first engaged groove of the nut in a relatively non-rotatable manner, and the second engaging protrusion of the rotation preventing member engages with the second engaged groove of the shaft in a relatively non-rotatable state. The nut is non-rotatably restrained by the shaft through the stopper member, and the nut is prevented from loosening. Further, since the detent member can be removed from the shaft simply by removing the clip, the nut can be easily loosened and removed, and the detent member can be reused any number of times.
[0035]
In addition, an oil reservoir surrounded by the shaft, the nut, and the non-rotating member is formed, and one end in the axial direction of the oil hole penetrating the nut in the axial direction is communicated with the oil reservoir. By supplying the oil supplied from the other end side in the axial direction of the nut through the oil hole, the oil can be supplied from the one axial end side of the nut to the other end side without any hindrance by the intervening nut. This is particularly effective when an oil passage cannot be formed inside the shaft. Furthermore, since one end of the oil hole in the axial direction is connected to the oil reservoir, the oil supplied from the oil supply member to the oil reservoir can be supplied to the other end in the axial direction of the nut without waste and without interruption. By adopting the anti-rotation member having the above configuration, caulking is not necessary, and there is no possibility that the oil hole of the nut is crushed by the caulking load and the oil supply is hindered.
[0036]
According to the second aspect of the present invention, the phase adjustment pitch is changed by changing the engagement phase of the nut and the rotation prevention member, and is compared with the phase adjustment pitch by changing the engagement phase of the rotation prevention member and the shaft. Therefore, the phase adjustment pitch when the change of the engagement phase of the nut and the rotation prevention member and the change of the engagement phase of the rotation prevention member and the shaft are used together can be reduced, and the tightening amount of the nut can be finely adjusted. it can.
[0037]
According to the third aspect of the present invention, the center of gravity position of the nut and the center of gravity of the rotation preventing member are made to coincide with the center of the shaft, so that the occurrence of vibration during high-speed rotation of the shaft can be prevented.
[0038]
According to the invention described in claim 4, when the nut runner is used to rotationally drive the nut, the first engaged groove formed on the outer periphery of the nut can be used. It is not necessary to form a special engaged portion to be engaged with the nut.
[Brief description of the drawings]
1 is a longitudinal sectional view of a main part of a gas turbine engine. FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 in FIG. 1. FIG. 3 is a sectional view taken along line 3-3 in FIG. [Fig.5] Perspective view of nut and nutrunner [Explanation of symbols]
12 Outer shaft (shaft)
12b Second engaged
27 nozzle member (oil supply member)
30
Claims (4)
ナット(20)の外周に複数の第1被係合溝(20e)を円周方向に等間隔に形成し、回り止め部材(22)に少なくとも1つの第1係合突起(22f)と少なくとも1つの第2係合突起(22g)とを形成し、シャフト(12)の外周に少なくとも1つの第2被係合溝(12b)を形成し、
ナット(20)の第1被係合溝(20e)に回り止め部材(22)の第1係合突起(22f)を相対回転不能に係合させるとともに、シャフト(12)の第2被係合溝(12b)に回り止め部材(22)の第2係合突起(22g)を相対回転不能に係合させ、
ナット(20)に回り止め部材(22)をクリップ(23)で係止し、
シャフト(12)とナット(20)と回り止め部材(22)とにより囲まれたオイル溜(30)を形成し、ナット(20)を軸方向に貫通するオイル孔(20g)の軸方向一端側をオイル溜(30)に連通させ、オイル溜(30)の内部にオイル供給部材(27)から供給したオイルをオイル孔(20g)を介してナット(20)の軸方向他端側に供給することを特徴とするナットの回り止め構造。In the nut detent structure in which the nut (20) screwed to the outer periphery of the shaft (12) is detented by the detent member (22) fitted to the outer periphery of the shaft (12),
A plurality of first engaged grooves (20e) are formed at equal intervals in the circumferential direction on the outer periphery of the nut (20), and at least one first engaging protrusion (22f) and at least one are provided on the rotation preventing member (22). Two second engaging protrusions (22g) and at least one second engaged groove (12b) on the outer periphery of the shaft (12),
The first engagement protrusion (22f) of the detent member (22) is engaged with the first engagement groove (20e) of the nut (20) in a relatively non-rotatable manner, and the second engagement of the shaft (12). Engage the second engagement protrusion (22g) of the detent member (22) in the groove (12b) so as not to be relatively rotatable,
Lock the locking member (22) to the nut (20) with the clip (23) ,
An oil reservoir (30) surrounded by the shaft (12), the nut (20), and the anti-rotation member (22) is formed, and one end of the oil hole (20g) in the axial direction penetrates the nut (20) in the axial direction. Is communicated with the oil reservoir (30), and the oil supplied from the oil supply member (27) into the oil reservoir (30) is supplied to the other axial end of the nut (20) through the oil hole (20g). A nut detent structure characterized by that.
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