JP4338590B2 - 蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。 - Google Patents
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Description
FCSは、蛍光で標識した標的分子の媒質中におけるブラウン運動をレーザー共焦点顕微鏡系により微小領域で捉えることによって、蛍光強度のゆらぎから拡散時間を解析し、標的分子の物理量(分子の数、大きさ)を測定することにより実行されるもので、このような微小な領域で分子ゆらぎを捕えるFCSによる解析は、高感度、特異的に分子間相互作用を検出する上で有効な手段となっている。
(使用した材料):
Alexa Fluor647(Zenon One Mouse IgG1 Labeling Kit)
Fab647(Zenon One IgG1 Labeling Reagent)
抗体(図2中Abと表示とした)(Zenon One Blocking Reagent(mouse IgG))
(FCS測定装置)
MF−20(分子間相互作用解析システム:オリンパス光学工業株式会社)
(操作)
10nMのFab647(マウスIgG抗体)のみの溶液と、100nMの完全型抗体と混合したFab647混合物を、N101(日本油脂)でブロッキング処理した384穴プレート(オリンパス)に供し、MF20(オリンパス)を用いて測定した。測定はレーザーパワー100μWとし、30秒間×3回の測定を行った。MF20の処理ソフトフェアを用いて拡散時間をはじめとする各パラメータを導いた。
本発明においては、検出試薬として用いる蛍光標識抗体断片及び非蛍光標識化完全型抗体を調製するために抗原に特異的に結合する抗体を調製する。本発明において用いられる、抗原に特異的に結合する抗体としては、ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体等を挙げることができるが、その中でもモノクローナル抗体がその特異性の点でより好ましい。かかる抗原に対する抗体を調製するには、まず、検出する抗原を精製し、取得する。該抗原は、公知の精製手段を用いて供与源から単離・精製して調製することができ、また、抗原が抗原タンパク質で該抗原タンパク質のアミノ酸配列が公知であれば、遺伝子工学的手法により、微生物や動物細胞等を用いて該抗原タンパク質を産生させ、精製して取得することもできる。可能な場合は、該抗原タンパク質を、ペプチドの化学合成法により調製することができる。ペプチドの化学合成は公知の合成手段を採用することができる。例えば、アジド法、酸クロライド法、酸無水物法、混合酸無水物法、DCC 法、活性エステル法、カルボイミダゾール法、酸化還元法等が挙げられる。
本発明においては、本発明において用いる抗原タンパク質の抗体としては、上記のようにして調製されるものの他、既に調製されている市販の抗体がある場合には、該抗体を用いることができる。
本発明の抗原の迅速検出及び/又は測定法においては、抗原と抗原抗体反応を行い検出するための検出試薬として、該抗原から調製された蛍光標識抗体断片が用いられる。本発明において、蛍光標識抗体断片の調製に用いられる抗体は、同じく本発明において用いられる非蛍光標識化完全型抗体とはその結合する抗原のエピトープが異なる抗体が選択される。該蛍光標識抗体断片の調製には、抗原の完全型抗体をペプシンやパパインのような酵素で断片化し、これを2−メルカプトメチルアミン或いは2−メルカプトエタノール等で還元して単量体とした後、標識化して調製する。該標識化には、蛍光色素が用いられ、例えばフルオレセインイソチオシアネート(FITC)、Alexa532のような蛍光色素が用いられる。
本発明の抗原の迅速検出及び/又は測定法においては、被検試料に、検出試薬として蛍光標識抗体断片及び非蛍光標識化完全型抗体を添加し、混合して、抗原抗体反応を行った被検試料を、FCS(蛍光相関分光法)により抗原の検出及び/又は測定を行う。FCSは、溶液中の蛍光分子のブラウン運動を利用し、分子の「大きさ」や「数」といった物理量を得る方法である。
FCSの特徴は、溶液に含まれる蛍光分子の濃度や分子間相互作用を物理的な分離過程を経ずにほぼ実時間でモニタできることにある。そのため、FCSを用いた検出系では、これまで主流となっていた生体分子検出系(例えばELISAなど)で必要であった煩雑なBound/Free分離過程を省くことができる。従って、短時間に多量のサンプルを高感度に、かつ自動的に測定することが可能となる。FCSは、各種のものが知られているが、本発明においては、本発明の検出、測定対象の検出、測定のために障害となることがない限り、いずれの方法も用いることができる(蛋白質 核酸 酵素、Vol.44、No.9、1431−1438、1999;バイオインダストリー 4月号、p.52-59、2003;特開2001−272404号公報;特許第3517241号公報)。
FCSによる検出及び測定に用いられる装置の基本構造を、図4に示す。図により概説すると、(A)はFCS(蛍光相関分光)装置の模式図を示す。レーザーからの励起光はダイクロイックミラー(DM)と対物レンズを経由してカバーガラス上の試料溶液に導かれる。蛍光発光はロングパスフィルター又はバンドパスフィルター(F)を通り、共焦点上のピンホールで共焦点面以外のバックグラウンド光を取り除き、アバランシェフォトダイオード検出器(APD)、又は光電子増幅管(PMT)へと導かれ、その信号はさらにデジタル相関器で解析される。(B)は観測領域の拡大模式図を示す。対物レンズによって極限まで絞られた共焦点領域を、ブラウン運動している蛍光分子が通過する様子を示す。(C)は、蛍光相関解析後の相関曲線を示す。観測される蛍光強度のゆらぎを式を用いて解析することで、分子の「数」や「大きさ」といった物理量が得られる。
FCSによる測定では、共焦点光学系を用いることにより、試料溶液の極微小領域(直径 約400nm, 軸長 約2μm, 体積 〜10-16l)からの蛍光を検出している(図4)。本発明の実施例では、FCS測定装置として、オリンパス社製のMF20を用いた。測定は、波長543,633nmで30秒間の測定を3回行う方式で実施した。
FCSによる測定では、観測領域は開放系であるため、蛍光分子はブラウン運動にしたがい領域内を出入りする。すると、観測領域中の分子の数はある値を中心に変動し、数の揺らぎが生じる。そして、この数の揺らぎに起因した蛍光強度の揺らぎが観測される(蛋白質 核酸 酵素、Vol.44、No.9、1431−1438、1999)。
観測される蛍光強度のゆらぎを、次の式(1)〜(4)を用いて解析することで、分子の「数」や「大きさ」といった物理量が得られる。
すなわち、揺らぎの信号から情報を引き出すために自己相関関数を用いる。FCSで用いる自己相関関数は式(1)で示される。
式(1)で得られる拡散時間τD は、拡散定数Dと式(2)の関係にある。
従って、拡散時間τD は式(2)と(3)より分子の「大きさ」(サイズ)に当たる分子半径r と式(4)のように関係付けられる。
本発明のFCSによる抗原タンパク質の検出及び/又は測定の操作、所要時間について、従来法であるELISAを用いた抗原タンパク質の検出及び/又は測定法の場合と比較して表示した。
(1)操作の比較(簡便性の比較)
本発明のFCSによる抗原タンパク質の迅速検出及び/又は測定法の各ステップにおける操作を表1に示した。
本発明のFCSによる抗原タンパク質の迅速検出及び/又は測定法の各ステップにおける所要時間を表2に示した。
(装置及び材料)
(1) 装置
FCS装置
分子間相互作用解析システム(MF−20、オリンパス光学工業株式会社製)
(2)材料
蛍光標識抗体断片の調製
この実施例では、抗プリオン抗体の蛍光標識抗体断片(Fab'−Alexa532)を例にした。
Fab'−Alexa532の調製の概略を図5に示した。抗PrP抗体溶液をPD−10カラム(ファルマシア)を使ってクエン酸溶液(pH6.3)に平衡化した後、ペプシン(1%(w/w))を添加し(37℃、約30分間)、F(ab')2を調製した。消化の程度はHPLC(カラム;G300SWXL)で確認した。その後、0.1Mリン酸緩衝液(pH6.3)を用いてFPLC(カラム;Superdex 200(16/60))で精製した後、濃縮保存した。更に、2−メルカプトメチルアミン(0.01M)を添加して還元し(37℃、約1.5時間)、Fab'を調製した。
N101(日本油脂)でブロッキング処理した384穴プレート(オリンパス光学工業株式会社)に、Fab'−Alexa532(蛍光標識抗体断片)(6.86E−10M)、プリオンタンパク質(抗原タンパク質)(6.12E−8M)、完全型抗体(抗ウシ組換えプリオン抗体)(8.76E−7M)の順に入れ、ピペットでよく攪拌した。37℃で1時間放置した後、、MF20(FCS測定装置:オリンパス光学工業株式会社)を用いて測定した。測定時のレーザーパワーは150μWとし、30秒間×3回の測定を行った。MF20の処理ソフトフェアを用いて拡散時間をはじめとする各パラメータを導いた。
実験結果を、図6に示す。この実施例において、プリオン蛋白質の分子量が約30kDaであることから、完全型抗体を使用しない場合は拡散時間に有意な差が生じない可能性がある。具体的には、蛍光標識抗体断片と複合体(蛍光標識抗体断片+プリオン蛋白質)の理論的な拡散時間はそれぞれ約600μs、650μsとなる。実験においても、蛍光標識抗体断片と複合体(蛍光標識抗体断片+プリオン蛋白質)の拡散時間はそれぞれ約600μs、650μsとなり、有意な差が生じなかった(図6)。一方、蛍光標識抗体断片と複合体(蛍光標識抗体断片+完全型抗体+プリオン蛋白質)の理論的な拡散時間はそれぞれ約600μs、900μsとなり、有意な差が生じる。実験においても、蛍光標識抗体断片と複合体の拡散時間はそれぞれ約600μs、950μsと理論値に近く、有意な差を生じた(図6)。したがって、この実施例により、本発明の方法を用いなければ検出できない分子量の小さな抗原を、本方法を用いて検出し得ることが立証された。
Claims (12)
- 被検試料に、抗原のエピト−プを標的とする蛍光標識化された蛍光標識抗体断片、及び、抗原の他のエピト−プを標的とする非蛍光標識化完全型抗体を添加して、抗原抗体反応を行わせ、抗原と蛍光標識抗体断片及び非蛍光標識化完全型抗体との抗原抗体複合体を形成させ、形成された抗原と蛍光標識抗体断片及び非蛍光標識化完全型抗体との抗原抗体複合体を、蛍光相関分光法により検出、解析することを特徴とする蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 抗原が、抗原タンパク質であることを特徴とする請求項1記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 形成された抗原抗体複合体の蛍光相関分光法による検出、解析が、蛍光標識化された蛍光標識抗体断片と形成された標識化された抗原抗体複合体との拡散速度の差に基く識別を利用した抗原の検出、解析であることを特徴とする請求項1又は2記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 抗原の迅速検出及び/又は測定が、形成された抗原抗体複合体の蛍光相関分光法による検出、解析に基く抗原の存在、又は、抗原の濃度の検出及び/又は測定であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 抗原のエピト−プを標的とする蛍光標識化された蛍光標識抗体断片が、抗原を免疫原として作製されたモノクローナル抗体から調製されたものであり、抗原タンパク質の他のエピト−プを標的とする非蛍光標識化完全型抗体が、抗原を免疫原として作製されたモノクローナル抗体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 蛍光相関分光法による抗原の検出及び/又は測定が、被検試料に含まれる抗原の物理的な分離過程を経ることなく行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 被検試料へ、抗原のエピト−プを標的とする蛍光標識化された蛍光標識抗体断片、及び、抗原の他のエピト−プを標的とする非蛍光標識化完全型抗体を添加する工程、該被検試料、蛍光標識抗体断片及び非蛍光標識化完全型抗体により抗原抗体反応を行う工程、及び、該抗原抗体反応を行った被検試料を蛍光相関分光法により検出、解析を行う工程を、自動的又は半自動的に行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 被検試料が、生体タンパク質試料であり、抗原が病原性タンパク質抗原であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 病原性タンパク質抗原が、異常型プリオンであることを特徴とする請求項8記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 被検試料が、食品素材であり、抗原が食品素材中に含まれる有害タンパク質抗原であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載の蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定法。
- 検出及び/又は測定する抗原のエピト−プを標的とする蛍光標識化された蛍光標識抗体断片、及び、抗原の他のエピト−プを標的とする非蛍光標識化完全型抗体からなる、蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定用の検出試薬。
- 請求項11記載の検出試薬を装備した、蛍光相関分光法による抗原の迅速検出及び/又は測定用キット。
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