JP4329629B2 - エキシマランプ - Google Patents
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Description
放電容器は合成石英ガラスにより形成されてなり、
放電容器における内側管の内周壁面を当該放電容器の外部から加熱するための加熱機構が設けられており、
放電容器における外側管における光透過部分を冷却するための冷却手段が設けられていることを特徴とする。
その結果、高いエネルギー効率をもって、目的とする種々の処理を実行することが可能となる。
また、以上の構成を有するエキシマランプによれば、加熱機構による放電用ガスの温度制御を、高い精度で達成することができる。
図1は、本発明に係るエキシマランプの一例における構成を、管軸に沿った断面で示す説明用断面図、図2は、図1に示すエキシマランプを、管軸に垂直な断面で示す説明用断面図である。
このエキシマランプ10は、例えば合成石英ガラスなどの誘電体よりなる概略円筒状の外側管11と、この外側管11内において同軸状となるよう配設された、当該外側管11の内径より小さい外径を有する、例えば合成石英ガラスなどの誘電体よりなる概略円筒状の内側管12と、この外側管11および内側管12により形成された円筒状の空間の両端部を気密に閉塞する封止部材131、132とよりなる二重管構造を有する密閉型の放電容器14を有してなり、この放電容器14の内部空間により、円筒状の放電空間Sが形成され、この放電空間Sにはキセノンガスが充填されている。
ここで、エキシマランプに係るランプ温度とは、本願の効果を考えればエキシマランプ中のガス温度を示すべきであるが、その測定は困難であるため、ここでは放電容器の外周壁面のもっとも高い温度をいう。
例えば、加熱機構は、外側管の外周壁面を加熱するものであってもよく、内側管の内周壁面および外側管の外周壁面の両方を加熱するものであってもよい。
図示するエキシマランプ10において、加熱機構一体型電極は、内側管12の管軸に沿って伸び、その一端(図3において左方)が気密に封止されている、例えばステンレスなどの導電性の金属よりなる筒状体171、および、この筒状体171の内部に配設されて、当該筒状体171との間に加熱用熱交換媒体Fが流通する送入用流通路173を形成すると共に、その内部に排出用流通路174を形成する、例えばステンレスなどの導電性の金属よりなる流通路形成管172よりなる構成とされており、この筒状体171が第2の電極16として機能する構成とされている。
図示の構成を有するエキシマランプ30は、下記の点を除いて、上記図4および図5に示すエキシマランプと基本的に同様の構成を有し、同様の動作条件において点灯されるものである。
すなわち、図6に示すエキシマランプ30においては、放電容器33の管軸に沿って、例えばタングステンなどの導電性材料よりなるコイル状の内部電極35が配設されてなり、また、放電容器33の外周壁面の一部に管軸方向全長にわたって接近して対向する、例えばアルミニウムなどの高熱電導性の金属よりなる、外部加熱機構として機能する加熱ブロック38が設けられてなるものであり、光透過部分に係る冷却手段は設けられていない。
ここで、加熱ブロック38は、例えばその内部に、図示しないセラミックヒーター、または加熱用熱交換媒体が流通するための流通路などが形成されてなるものである。
図7に示す構成に従って、実験用エキシマランプを作製した。この実験用エキシマランプ40において、放電容器41は、基本的に二重管構造の領域411を有してなるものである。
具体的には、放電容器41は、概略円筒状の誘電体よりなる外側管42と、この外側管42内において同軸状となるよう配設された、当該外側管42の内径より小さい外径および短い全長を有する、誘電体よりなる概略円筒状の内側管43とよりなり、この外側管42および内側管43は、各々の一端部が揃うよう偏位して配設されることにより、図示するように、その一端側(図7において左方)が単管構造とされると共に、他端側(図7において右方)が二重管構造とされている。
放電容器(41)
外側管(42) :外径;26mm、全長;300mm
内側管(43) :外径;16mm、全長;100mm
光透過窓部材(441):材質;フッ化マグネシウム
加熱機構
筒状体(451) :外径;14mm、材質;ステンレス
流通路形成管(452):外径;6mm、材質;ステンレス
第1の電極(44) :長さ(管軸方向);100mm、材質;ステンレス
第2の電極 :長さ(管軸方向);100mm、材質;ステンレス
入力電力 :電力;30W
放電用ガス :キセノンガス、封入ガス圧;70kPa
図1および図2に示す構成に従って、本発明に係るエキシマランプを作成した。
このエキシマランプの具体的な構成および使用は以下に示すとおりである。
放電容器(14)
外側管(11) :外径;26mm、全長;300mm、材質;合成石英ガラス
内側管(12) :外径;16mm、全長;300mm、材質;合成石英ガラス
ヒーター(17) :外径;13mm、全長220mm、入力電力;50W
放電用ガス :キセノンガス、封入ガス圧;70kPa
冷却ブロック(18):材質;アルミニウム
開口部(181a) :数;管軸方向に50mmの間隔で、エキシマランプの左右に7 個づつ
冷却手段
冷却風 :媒体;窒素ガス、温度;室温(25℃)、流量;10L/分
入力電力 :電力;30W
上記のエキシマランプを、条件(a)加熱機構が作動状態で冷却手段が非作動状態、条件(b)加熱機構および冷却手段が作動状態、の2つの異なる条件で点灯して、得られる放射光における波長165nmの真空紫外光の強度を測定した。各条件で得られた当該波長165nmの真空紫外光の強度の値を、条件(c)加熱機構および冷却手段が非作動状態で得られた値と比較した。
その結果、条件(c)で点灯させた際に得られた波長165nmの真空紫外光の強度を1とした場合において、条件(a)で点灯させた際に得られた当該発光強度は1.3であり、(b)で点灯させた際に得られた当該発光強度は1.5であった。
11 外側管
12 内側管
131、132 封止部材
14 放電容器
15 第1の電極
16 第2の電極
17 ヒーター
171 筒状体
172 流通路形成管
173 送入用流通路
174 排出用流通路
18 冷却ブロック
181 冷却風通路
181a 開口部
182 冷却用ノズル
30 エキシマランプ
31 管
321、322 封止部材
33 放電容器
34 外部電極
35 内部電極
361 筒状体
362 流通路形成管
363 送入用流通路
364 排出用流通路
37 冷却ブロック
371 冷却風通路
371a 開口部
372 冷却用ノズル
38 加熱ブロック
40 実験用エキシマランプ
41 放電容器
411 領域
42 外側管
43 内側管
44 第1の電極
441 光透過窓部材
442 封止部材
443 封止部材
451 筒状体
452 流通路形成管
46 冷却ブロック
47 熱電対
Claims (3)
- 概略円筒状の外側管およびこの外側管と同軸状になるよう配設された概略円筒状の内側管よりなる放電容器と、外側管の外周壁面に沿って設けられた第1の電極と、内側管の内周壁面に沿って設けられた第2の電極とを有してなり、放電容器の円筒状の内部空間にキセノンガスが充填されてなるエキシマランプであって、
放電容器は合成石英ガラスにより形成されてなり、
放電容器における内側管の内周壁面を当該放電容器の外部から加熱するための加熱機構が設けられており、
放電容器の外側管における光透過部分を冷却するための冷却手段が設けられていることを特徴とするエキシマランプ。 - 加熱機構が、内側管の管軸に沿って伸びるよう配設された、その内部に加熱用熱交換媒体が流通される筒状体により構成されてなることを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。
- 筒状体により第2の電極が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のエキシマランプ。
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