JP4328317B2 - Damping hydraulic damper - Google Patents
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Description
本発明は、シリンダの圧力室での作動油の吐出・吸入に応じて、地震や風などによる振動外力を減衰させる構造物等のための制振用油圧ダンパに関する。 The present invention relates to a damping hydraulic damper for a structure or the like that attenuates a vibration external force caused by an earthquake or a wind in accordance with discharge / suction of hydraulic oil in a pressure chamber of a cylinder.
従来より、制振用油圧ダンパは、特許文献1にあるように、シリンダ内で往復動するピストンの両側に作動油が充填される第1圧力室と第2圧力室とを備え、この両圧力室を連通する流路に制御弁としての調圧弁を介装している。地震や風等の振動外力が作用してピストンが往復動すると、何れか一方の圧力室の圧力が上昇してこの圧力室から何れか他方の圧力室に向けて作動油が流動し、この作動油の流動に伴って調圧弁により減衰力が発生し、振動に対する減衰作用が得られて建物の揺れが低減される。
Conventionally, as disclosed in
そして、ピストンに設けたピストンロッドにはアキュムレータを収装し、このアキュムレータの油室を調圧弁及び調圧弁と並設する逆止め弁を介して両圧力室に連通し、両圧力室に充填した作動油の熱膨張を吸収したり、ピストンの往復動により容積が増加して低圧となる何れか一方の圧力室に作動油を補給してこの圧力室が負圧になることを防止したりしている。
しかしながら、こうした従来のものでは、アキュムレータがピストンロッドの内部へ摺動可能に嵌挿して油室を区画形成するフリーピストンと、フリーピストンを油室側へ向けて付勢して油室の圧力を設定するばねと、油室の油量を外部より視認可能にフリーピストンの背部から外部に突出するゲージ棒とから構成されている。フリーピストンの外周には油室を密閉するよう環状のシール部材をピストンロッドの内部と摺接して設けている。圧力室の作動油を油室に吸収したり油室から圧力室へ作動油を補給する長期間の使用で、フリーピストンが繰り返し摺動すると、シール部材が摩耗して油室の作動油が外部に漏出し、油室より圧力室に補給する作動油が不足してこの圧力室が負圧になるおそれがあった。 However, in such a conventional one, the accumulator is slidably inserted into the piston rod to form an oil chamber, and the free piston is urged toward the oil chamber to reduce the pressure in the oil chamber. It comprises a spring to be set and a gauge rod that protrudes from the back of the free piston so that the amount of oil in the oil chamber can be seen from the outside. On the outer periphery of the free piston, an annular seal member is provided in sliding contact with the inside of the piston rod so as to seal the oil chamber. When the free piston slides repeatedly during a long period of time when the hydraulic oil in the pressure chamber is absorbed into the oil chamber or the hydraulic oil is replenished from the oil chamber to the pressure chamber, the seal member wears and the hydraulic oil in the oil chamber is exposed to the outside. There was a risk that the pressure chamber would become negative due to insufficient hydraulic fluid to be supplied to the pressure chamber from the oil chamber.
本発明の課題は、長期間の使用でアキュムレータの油室の作動油が外部へ漏洩することを防止し得る制振用油圧ダンパを提供することにある。 The subject of this invention is providing the hydraulic damper for damping | damping which can prevent the hydraulic fluid of the oil chamber of an accumulator from leaking outside by long-term use.
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
往復動するピストンの両側に形成され作動油を充填する第1圧力室及び第2圧力室が設けられたシリンダと、前記両圧力室を連通する流路に介装された制御弁と、前記両圧力室との間で前記作動油を給排するアキュムレータとを備えた制振用油圧ダンパにおいて、
前記アキュムレータは、弾性変形により伸縮可能な金属製の円筒状に形成された前記ベローズを備え、前記ベローズの一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材で閉塞し、かつ、前記蓋部材を前記ベローズの伸縮に応じて移動可能とし、前記ベローズと前記蓋部材とにより油室を区画形成して、該油室を前記両圧力室に連通し、更に、前記ベローズは前記弾性変形により前記油室の作動油を加圧可能としたことを特徴とする制振用油圧ダンパがそれである。
In order to achieve this problem, the present invention has taken the following measures in order to solve the problem. That is,
A cylinder provided with a first pressure chamber and a second pressure chamber formed on both sides of a reciprocating piston and filled with hydraulic oil; a control valve interposed in a flow path communicating the both pressure chambers; In a hydraulic damper for vibration suppression provided with an accumulator for supplying and discharging the hydraulic oil to and from a pressure chamber,
The accumulator includes the bellows formed in a metal cylindrical shape that can be expanded and contracted by elastic deformation, fixes one end of the bellows, closes the other end with a rigid lid member, and the lid member Can be moved according to the expansion and contraction of the bellows, an oil chamber is defined by the bellows and the lid member, the oil chamber is communicated with the pressure chambers, and the bellows is further deformed by the elastic deformation. This is a vibration damper for damping vibration characterized in that the hydraulic oil in the oil chamber can be pressurized .
前記ピストンには前記圧力室を貫通して外部に突出するピストンロッドを設け、該ピストンロッドに前記アキュムレータを設けた構成としてもよい。その際、前記アキュムレータを前記圧力室の外部に突出している前記ピストンロッドの先端に取り付けてもよく、あるいは、前記アキュムレータを前記ピストンロッドの内部に設けていもよい。
The piston may be provided with a piston rod that penetrates the pressure chamber and protrudes to the outside, and the piston rod is provided with the accumulator. At this time, the accumulator may be attached to the tip of the piston rod protruding outside the pressure chamber, or the accumulator may be provided inside the piston rod .
本発明の制振用油圧ダンパは、アキュムレータの油室を弾性変形により伸縮可能な金属製のベローズにより区画形成し、ベローズは圧力室と油室との作動油の給排の際に、他の部材と接触せずに伸縮するから、ベローズが摩耗することがなく、長期間の使用でアキュムレータの油室の作動油が漏洩することを良好に防止することができるという効果を奏する。また、ベローズは弾性変形により伸縮するので、従来の制振用油圧ダンパで必要としたフリーピストンを付勢して油室の圧力を設定するばねを不要として部品点数を低減でき、ベローズを型成形により簡単に製作することができることと相まってコスト低減を図ることができる。更に、アキュムレータのベローズを円筒状とし、ベローズの一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材で閉塞し、蓋部材をベローズの伸縮に応じて移動可能としているので、蓋部材を油室の圧力を受ける受圧面とすることができ、高圧力を良好に受圧することができる。
The vibration damping hydraulic damper according to the present invention is formed by partitioning an oil chamber of an accumulator with a metal bellows that can be expanded and contracted by elastic deformation, and the bellows is used for supplying and discharging hydraulic oil between the pressure chamber and the oil chamber. Since it expands and contracts without coming into contact with the member, the bellows is not worn, and it is possible to satisfactorily prevent the hydraulic fluid in the oil chamber of the accumulator from leaking over a long period of use. In addition, since the bellows expands and contracts due to elastic deformation, it is possible to reduce the number of parts by eliminating the need for a spring that sets the pressure in the oil chamber by urging the free piston required by conventional vibration damping dampers. This makes it possible to reduce the cost in combination with the ease of manufacture. Furthermore, the bellows of the accumulator has a cylindrical shape, one end of the bellows is fixed, the other end is closed with a rigid lid member, and the lid member can be moved according to the expansion and contraction of the bellows. The pressure receiving surface can receive a high pressure, and a high pressure can be received well.
請求項2に記載の発明は、外部に突出するピストンロッドにアキュムレータを設けたので、全体をコンパクトにすることができる。
請求項3に記載の発明は、アキュムレータを外部に突出するピストンロッドの先端に取り付けたので、圧力室と油室との間の作動油の給排に伴うベローズの伸縮を外部から視認できて油室の油量を確認でき、従来の制振用油圧ダンパで必要とした油室の油量を外部より視認するゲージ棒を不要にできて構成の簡略化を図ることができる。
According to the second aspect of the present invention, since the accumulator is provided on the piston rod projecting to the outside, the whole can be made compact.
In the invention according to
また、請求項4に記載の発明は、アキュムレータをピストンロッドの内部に備えているため、アキュムレータを外部に露呈することなく見栄えをよくすることができる。
In the invention according to
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はシリンダで、シリンダ1は摺動孔2が形成されたシリンダ本体4と、摺動孔2の両端を塞ぐ一対のカバー部材6,8と、摺動孔2に摺動可能に挿着されたピストン10とを備えている。ピストン10には、両カバー部材6,8を貫通するピストンロッド12が、一体的に取り付けられている。摺動孔2は、ピストン10により仕切られて、第1圧力室14及び第2圧力室16が形成されている。
The best mode for carrying out the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1,
ピストンロッド12は、第1ロッド部12aと第2ロッド部12bとを備えており、第1ロッド部12aは、一端がピストン10に挿入されると共に、他端が第1圧力室14側からカバー部材6を摺動可能に貫通して、シリンダ本体4の外部に突出され、その先端には継手22が取り付けられている。
The piston rod 12 includes a first rod portion 12a and a second rod portion 12b. The first rod portion 12a has one end inserted into the
第2ロッド部12bは、一端がピストン10に挿入されると共に、第1ロッド部10aの一端に螺着されて、第1ロッド部12aと第2ロッド部12bとピストン10とが一体に固定されている。第2ロッド部12bの他端は、第2圧力室16側からカバー部材8を摺動可能に貫通して、シリンダ本体4の外部に突出されている。
One end of the second rod portion 12b is inserted into the
第2ロッド部12b側のカバー部材8には、接続部材24が装着されており、接続部材24には、有底孔26が形成されている。有底孔26にはカバー部材8から突出した第2ロッド部12bが収納されている。接続部材24の長手方向の端には継手28が取り付けられている。第1ロッド部12aの継手22と接続部材24の継手28とが、柱と梁により構成される構造本体の構面内に設置されるブレース部材においてその軸上に、一方がブレース部材の一端に取り付けられ、他方が構造本体に取り付けられるブレース形式と呼ばれるものである。
A connecting
図2に示すように、ピストン10内には、第1圧力室14と第2圧力室16とを連通する第1流路30と第2流路32とが形成されている。第1流路30には第1圧力室14側に第1チェック弁34が、第2圧力室16側に第2チェック弁36が介装されている。第1チェック弁34は第1圧力室14側から第2圧力室16側への作動油の流れを許容し、第2チェック弁36は第2圧力室16側から第1圧力室14側への作動油の流れを許容するように配置されている。
As shown in FIG. 2, a
第2流路32には第1圧力室14側に第3チェック弁38が、第2圧力室16側に第4チェック弁40が介装されている。第3チェック弁38は第2圧力室16側から第1圧力室14側への作動油の流れを許容し、第4チェック弁40は第1圧力室14側から第2圧力室16側への作動油の流れを許容するように配置されている。
The
また、第1チェック弁34と第2チェック弁36との間の第1流路30と、第3チェック弁38と第4チェック弁40との間の第2流路32とは、第3流路41を介して連通されており、第3流路41には制御弁としての調圧弁42が介装されている。調圧弁42は第1流路30から第2流路32へ流れる作動油に所定の流体抵抗を付与するものである。
The
更に、ピストン10内には、第1圧力室14と第2圧力室16とを接続する第1リリーフ弁44と第2リリーフ弁46とが設けられており、第1リリーフ弁44は第1圧力室14から第2圧力室16に高圧作動油を逃がし、第2リリーフ弁46は第2圧力室16から第1圧力室14に高圧作動油を逃がすように配置されている。
Furthermore, a first relief valve 44 and a second relief valve 46 that connect the
第3チェック弁38と第4チェック弁40との間の第2流路32には、接続流路48が接続されており、接続流路48には絞り50が介装されている。接続流路48は第1ロッド部12aに形成された接続孔52に接続されており、接続孔52は第1ロッド部12aの端に形成された有底孔54に連通されている。有底孔54は第2ロッド部12bに形成された貫通孔56に連通されている。
A connection flow path 48 is connected to the
貫通孔56は第2ロッド部12bの長手方向に貫通して形成されており、第2ロッド部12bの端には貫通孔56に接続されたアキュムレータ58が取り付けられている。アキュムレータ58は、図3に示すように、第2ロッド部12bの端に螺着された固定部材60を備え、固定部材60には貫通孔56に連通した給排孔62が貫通形成されている。
The through
固定部材60の外周には、円筒状に形成されたベローズ64の一端が固定して取り付けられており、ベローズ64の他端は、剛性を有する蓋部材66に固定して取り付けられている。ベローズ64の両端が固定部材60と蓋部材66とにより閉塞されて、給排孔62と連通した油室68が区画形成されている。
One end of a bellows 64 formed in a cylindrical shape is fixedly attached to the outer periphery of the fixing
ベローズ64は、SUS304等の金属材料を型成形して形成されており、ベローズ64は弾性変形により伸縮可能で、ベローズ64の伸縮により油室68の容積が変化し、弾性変形により油室68の作動油を加圧することができるように構成されている。蓋部材66は、ベローズ64の伸縮に応じて移動可能に配置されている。図1に示すように、接続部材24には、ベローズ64の伸縮に応じて移動する蓋部材66を外部から視認できるように、観察窓70が形成されている。
The bellows 64 is formed by molding a metal material such as SUS304. The bellows 64 can be expanded and contracted by elastic deformation, and the volume of the oil chamber 68 is changed by expansion and contraction of the bellows 64, and the oil chamber 68 is expanded by elastic deformation. It is comprised so that hydraulic fluid can be pressurized. The lid member 66 is arranged to be movable according to the expansion and contraction of the bellows 64. As shown in FIG. 1, an
次に、前述した本第1実施形態の制振用油圧ダンパの作動について説明する。
まず、シリンダ1に地震や風などの振動外力が作用し、例えば、第1圧力室14の容積が減少し、第2圧力室16の容積が増加する方向にピストン10が移動すると、第1圧力室14の作動油の圧力が上昇する。これにより、第1流路30、第1チェック弁34、第3流路41、調圧弁42、第2流路32、第4チェック弁40を介して、第1圧力室14の作動油が第2圧力室16に流入する。その際、第2チェック弁36、第3チェック弁38は作動油の流れを規制する。
Next, the operation of the above-described vibration damping hydraulic damper according to the first embodiment will be described.
First, when an external vibration force such as an earthquake or wind acts on the
作動油が調圧弁42を通過する際、その流路抵抗により、ピストン10の移動速度を低減させる。作動油の圧力が所定圧力以上となったときには、第1リリーフ弁44も開弁して、第1リリーフ弁44を介して、第1圧力室14の作動油が第2圧力室16に流入し、作動油圧力が高圧になって、機器が破損するのを防止する。
When the hydraulic oil passes through the pressure regulating valve 42, the moving speed of the
外力の方向が変わり、逆に、第2圧力室16の容積が減少し、第1圧力室14の容積が増加する方向にピストン10が移動すると、第2圧力室16の作動油の圧力が上昇する。これにより、第1流路30、第2チェック弁36、第3流路41、調圧弁42、第2流路32、第3チェック弁38を介して、第2圧力室16の作動油が第1圧力室14に流入する。その際、第1チェック弁34、第4チェック弁40は作動油の流れを規制する。
When the direction of the external force changes, and conversely, the volume of the
作動油が調圧弁42を通過する際、その流路抵抗により、ピストン10の移動速度を低減させる。作動油の圧力が所定圧力以上となったときには、第2リリーフ弁46も開弁して、第2リリーフ弁46を介して、第2圧力室16の作動油が第1圧力室14に流入し、作動油圧力が高圧になって、機器が破損するのを防止する。
When the hydraulic oil passes through the pressure regulating valve 42, the moving speed of the
振動外力により、ピストン10が往復動すると、調圧弁42による流路抵抗に応じて、減衰力が発生し、振動が減衰される。その際、例えば、第2圧力室16の作動油圧力が負圧になると、アキュムレータ58の油室68から、給排孔62、貫通孔56、有底孔54、接続孔52、絞り50、接続流路48、第2流路32、第3チェック弁40を介して、第2圧力室16に作動油が流入して、減衰作用が低下するのを防止する。
When the
第1圧力室14の作動油圧力が負圧になった際にも同様に、アキュムレータ58の油室68から第1圧力室14に作動油が流入して、減衰作用が低下するのを防止する。油室68から作動油が流出する際には、ベローズ64が自身の弾性力により、油室68の容積を減少させて、作動油に圧力を付与して吐出する。作動油の温度変化により、作動油量が減少した場合も同様に、油室68から第1圧力室14あるいは第2圧力室16に作動油が供給される。
Similarly, when the hydraulic oil pressure in the
また、作動油の温度変化による熱膨張で、例えば、作動油量が増加した場合、第1圧力室14からアキュムレータ58の油室68に、第1流路30、第1チェック弁34、第3流路41、調圧弁42、接続流路48、絞り50、接続孔52、有底孔54、貫通孔56、給排孔62を介して作動油が流入する。
In addition, for example, when the amount of hydraulic oil increases due to thermal expansion due to temperature change of the hydraulic oil, the
あるいは、第2圧力室16からアキュムレータ58の油室68に、第1流路30、第2チェック弁36、第3流路41、調圧弁42、接続流路48、絞り50、接続孔52、有底孔54、貫通孔56、給排孔62を介して作動油が流入する。油室68に作動油が流入すると、ベローズ64が弾性変形しながら伸張して、油室68の容積が増加し、流入した作動油を収容する。
Alternatively, from the
前述したように、アキュムレータ58の油室68を弾性変形により伸縮可能な金属製のベローズ64により区画形成し、ベローズ64は両圧力室14,16と油室68との作動油の給排の際に、他の部材と接触せずに伸縮するので、ベローズ64が摩耗することがなく、長期間の使用でアキュムレータ58の油室68の作動油が漏洩することを良好に防止することができる。
As described above, the oil chamber 68 of the accumulator 58 is defined by the metal bellows 64 that can be expanded and contracted by elastic deformation, and the bellows 64 is supplied and discharged between the
また、ベローズ64は弾性変形により伸縮するので、従来の制振用油圧ダンパで必要としたフリーピストンを付勢して油室の圧力を設定するばねを不要として部品点数を低減できると共に、ベローズ64を型成形により簡単に製作することができ、コスト低減を図ることができる。更に、外部に突出するピストンロッド12の第2ロッド部12bにアキュムレータ58を設けたので、全体をコンパクトにすることができる。 Further, since the bellows 64 expands and contracts due to elastic deformation, it is possible to reduce the number of parts by eliminating the need for a spring that sets the pressure of the oil chamber by urging the free piston required in the conventional vibration damping damper. Can be easily manufactured by molding and cost reduction can be achieved. Furthermore, since the accumulator 58 is provided on the second rod portion 12b of the piston rod 12 projecting to the outside, the whole can be made compact.
ベローズ64の弾性変形による伸張により、蓋部材66が移動し、この移動を観察窓70から観察することにより、アキュムレータ58が正常に作動していることを確認できる。また、作動油の漏洩等により、作動油量が減少した際には、蓋部材66の位置を観察窓70から観察することにより、油室68の容積が減少したことを知ることができ、これにより、漏洩等を知ることが出きる。よって、従来の制振用油圧ダンパで必要とした油室の油量を外部より視認するゲージ棒を不要にできて構成の簡略化を図ることができる。
By the expansion of the bellows 64 due to elastic deformation, the lid member 66 moves. By observing this movement from the
アキュムレータ58のベローズ64を円筒状とし、ベローズ64の一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材66で閉塞し、蓋部材66をベローズ64の伸縮に応じて移動可能としているので、蓋部材66を油室68の圧力を受ける受圧面とすることができ、高圧力を良好に受圧することができる。 Since the bellows 64 of the accumulator 58 has a cylindrical shape, one end of the bellows 64 is fixed and the other end is closed by a rigid lid member 66, and the lid member 66 can be moved according to the expansion and contraction of the bellows 64. The member 66 can be a pressure receiving surface that receives the pressure of the oil chamber 68, and high pressure can be received well.
次に、前述した第1実施形態と異なる第2実施形態の制振用油圧ダンパについて、図4、図5によって説明する。尚、前述した実施形態と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省略する。以下同様。 Next, a vibration damper for vibration damping according to a second embodiment different from the first embodiment described above will be described with reference to FIGS. The same members as those in the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted. The same applies hereinafter.
第2実施形態では、前述した第1実施形態とアキュムレータの構成が異なり、ピストン10内に設けた各流路30,32,48、各チェック弁34,36,38,40、調圧弁42、絞り50、各リリーフ弁44,46の構成については第1実施形態と同様である。第2実施形態では、貫通孔56に連接して第2ロッド部12bに収納孔72が形成されている。収納孔72には、固定部材74が挿入されて収納孔72が閉塞されると共に、栓部材76が螺入されて固定部材74が固定されている。
In the second embodiment, the structure of the accumulator is different from that of the first embodiment described above, and each
固定部材74には、収納孔72に収納され円筒状に形成されたベローズ78の一端が固定されており、ベローズ78の他端は剛性を有する蓋部材80に固定されている。ベローズ78は、前述したと同様、SUS304等の金属材料を型成形して形成されており、ベローズ78は弾性変形により伸縮可能な構成である。 One end of a bellows 78 housed in the housing hole 72 and formed in a cylindrical shape is fixed to the fixing member 74, and the other end of the bellows 78 is fixed to a rigid lid member 80. As described above, the bellows 78 is formed by molding a metal material such as SUS304, and the bellows 78 can be expanded and contracted by elastic deformation.
蓋部材80は収納孔72内を移動可能に構成されており、第2ロッド部12bの収納孔72、固定部材74、ベローズ78の外側、蓋部材80により区画形成されて、油室82が形成されている。本第2実施形態では、第2ロッド部12bの収納孔72、固定部材74、ベローズ78、蓋部材80により、アキュムレータ84が構成されている。 The lid member 80 is configured to be movable in the accommodation hole 72, and is partitioned by the accommodation hole 72 of the second rod portion 12 b, the fixing member 74, the outside of the bellows 78, and the lid member 80, thereby forming an oil chamber 82. Has been. In the second embodiment, an accumulator 84 is configured by the storage hole 72, the fixing member 74, the bellows 78, and the lid member 80 of the second rod portion 12b.
蓋部材80には、ゲージ棒86が立設されており、ゲージ棒86はベローズ78内を通り、固定部材74、栓部材76を摺動可能に貫通して設けられている。ベローズ78の伸縮に応じて移動する蓋部材80と共にゲージ棒86も移動し、観察窓70からゲージ棒86の位置を観察することにより、油室82の油量を知ることができる。
A gauge rod 86 is erected on the lid member 80, and the gauge rod 86 passes through the bellows 78 and slidably passes through the fixing member 74 and the plug member 76. By moving the gauge rod 86 together with the lid member 80 that moves according to the expansion and contraction of the bellows 78 and observing the position of the gauge rod 86 from the
アキュムレータ84の油室82から第1圧力室14あるいは第2圧力室16に作動油を供給するときには、ベローズ78が自身の弾性力により伸張して、蓋部材80を貫通孔56側に移動させて、油室82から作動油を吐出する。また、第1圧力室14あるいは第2圧力室16からアキュムレータ84の油室82に作動油が流入するときには、貫通孔56から収納孔72に作動油が流入し、蓋部材80を介してベローズ78を弾性変形させて縮小させ、油室82の容積を拡張させて、作動油を収容する。
When hydraulic fluid is supplied from the oil chamber 82 of the accumulator 84 to the
この場合でも、前述したと同様に、ベローズ78は両圧力室14,16と油室82との作動油の給排の際に、他の部材と接触せずに伸縮するので、ベローズ78が摩耗することがなく、長期間の使用で作動油が漏洩することを良好に防止することができる。また、ベローズ78は弾性変形により伸縮するので、ばねを不要として部品点数を低減できると共に、ベローズ78を型成形により簡単に製作することができ、コスト低減を図ることができる。
Even in this case, the bellows 78 expands and contracts without contacting with other members when the hydraulic oil is supplied and discharged between the
更に、外部に突出するピストンロッド12の第2ロッド部12bにアキュムレータ84を設けたので、全体をコンパクトにすることができると共に、アキュムレータ84をピストンロッド12の第2ロッド部12bの内部に備えているため、アキュムレータ84を外部に露呈することなく見栄えをよくすることができる。 Further, since the accumulator 84 is provided on the second rod portion 12b of the piston rod 12 projecting to the outside, the whole can be made compact, and the accumulator 84 is provided inside the second rod portion 12b of the piston rod 12. Therefore, the appearance can be improved without exposing the accumulator 84 to the outside.
アキュムレータ84のベローズ78を円筒状とし、ベローズ78の一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材80で閉塞し、蓋部材80をベローズ78の伸縮に応じて移動可能としているので、蓋部材80を油室82の圧力を受ける受圧面とすることができ、高圧力を良好に受圧することができる。 Since the bellows 78 of the accumulator 84 has a cylindrical shape, one end of the bellows 78 is fixed and the other end is closed with a rigid lid member 80, and the lid member 80 can be moved according to the expansion and contraction of the bellows 78. The member 80 can be a pressure receiving surface that receives the pressure of the oil chamber 82, and high pressure can be received well.
次に、前述した第1、第2実施形態と異なる第3実施形態の制振用油圧ダンパについて、図6、図7によって説明する。
第3実施形態でも、前述した第1、第2実施形態とアキュムレータの構成が異なり、ピストン10内に設けた各流路30,32,48、各チェック弁34,36,38,40、調圧弁42、絞り50、各リリーフ弁44,46の構成については第1、第2実施形態と同様である。第3実施形態では、第2ロッド部12bが円筒状に形成されており、第2ロッド部12bの外周がピストン10に挿入されると共に、第2ロッド部12bの内周に第1ロッド部12aが螺入されて、第1ロッド部12aと第2ロッド部12bとが一体に固定されている。
Next, a vibration damping hydraulic damper of a third embodiment different from the first and second embodiments described above will be described with reference to FIGS.
Also in the third embodiment, the configuration of the accumulator is different from the first and second embodiments described above, and each
第2ロッド部12bの内部に挿入された固定部材88が第1ロッド部12aの有底孔54に螺入されると共に、固定部材88に貫通形成された給排孔90が有底孔54に連通されている。
The fixing member 88 inserted into the second rod portion 12 b is screwed into the bottomed
固定部材88の外周には、円筒状に形成されたベローズ92の一端が固定して取り付けられており、ベローズ92の他端は、剛性を有する蓋部材94に固定して取り付けられている。ベローズ92の両端が固定部材88と蓋部材94とにより閉塞されて、給排孔90と連通した油室96が区画形成されている。本第3実施形態では、固定部材88、ベローズ92、蓋部材94によりアキュムレータ98が構成されている。
One end of a bellows 92 formed in a cylindrical shape is fixedly attached to the outer periphery of the fixing member 88, and the other end of the bellows 92 is fixedly attached to a
ベローズ92は、SUS304等の金属材料を型成形して形成されており、ベローズ92は弾性変形により伸縮可能に構成されている。蓋部材94は、ベローズ92の伸縮に応じて第2ロッド部12bの内部を移動可能に配置されている。
The bellows 92 is formed by molding a metal material such as SUS304, and the bellows 92 is configured to be stretchable by elastic deformation. The
第2ロッド部12bの他端には、栓部材97が螺着されて、第2ロッド部12bの内部が閉塞されており、蓋部材94に立設されたゲージ棒99が栓部材97を摺動可能に貫通されている。図6に示すように、ベローズ92の伸縮に応じて移動するゲージ棒99を外部から視認できるように、接続部材24に観察窓70が形成されている。
A
第3実施形態の場合でも、アキュムレータ98の油室96から第1圧力室14あるいは第2圧力室16に作動油を供給するときには、ベローズ92が自身の弾性力により縮小して、蓋部材94を固定部材88側に移動させて、油室96から作動油を吐出する。また、第1圧力室14あるいは第2圧力室16からアキュムレータ98の油室96に作動油が流入するときには、給排孔90から作動油が流入し、ベローズ92を弾性変形させて伸長させ、油室96の容積を拡張させて、作動油を収容する。
Even in the case of the third embodiment, when the hydraulic oil is supplied from the oil chamber 96 of the accumulator 98 to the
この場合でも、前述したと同様に、ベローズ92は両圧力室14,16と油室96との作動油の給排の際に、他の部材と接触せずに伸縮するので、ベローズ92が摩耗することがなく、長期間の使用で作動油が漏洩することを良好に防止することができる。また、ベローズ92は弾性変形により伸縮するので、ばねを不要として部品点数を低減できると共に、ベローズ92を型成形により簡単に製作することができ、コスト低減を図ることができる。
Even in this case, the bellows 92 expands and contracts without contact with other members when the hydraulic oil is supplied to and discharged from the
更に、外部に突出するピストンロッド12にアキュムレータ98を設けたので、全体をコンパクトにすることができると共に、アキュムレータ98をピストンロッド12の第2ロッド部12bの内部に備えているため、アキュムレータ98を外部に露呈することなく見栄えをよくすることができる。 Further, since the accumulator 98 is provided on the piston rod 12 projecting to the outside, the whole can be made compact, and the accumulator 98 is provided inside the second rod portion 12b of the piston rod 12, so that the accumulator 98 is provided. The appearance can be improved without being exposed to the outside.
アキュムレータ98のベローズ92を円筒状とし、ベローズ92の一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材94で閉塞し、蓋部材94をベローズ92の伸縮に応じて移動可能としているので、蓋部材94を油室96の圧力を受ける受圧面とすることができ、高圧力を良好に受圧することができる。
Since the bellows 92 of the accumulator 98 is cylindrical, one end of the bellows 92 is fixed and the other end is closed with a
次に、前述した第1〜第3実施形態と異なる第4実施形態の制振用油圧ダンパについて、図8〜図12によって説明する。
図8に示すように、100はシリンダで、シリンダ100は摺動孔102が形成されたシリンダ本体104と、摺動孔102の両端を塞ぐ一対のカバー部材106,108と、摺動孔102に摺動可能に挿着されたピストン110とを備えている。また、ピストン110には、両カバー部材106,108を貫通するピストンロッド112が、一体的に設けられている。本第4実施形態では、ピストン110と第1ロッド部112aとが一体に形成され、ピストン110に第2ロッド部112bが螺入されて一体に構成されている。
Next, a vibration damper for vibration damping according to a fourth embodiment different from the first to third embodiments described above will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 8,
ピストンロッド112の第1ロッド部112aの一端には継手部材116が螺着されている。この継手部材116と反対側のシリンダ本体104の一端には接続部材117が取り付けられており、接続部材117の端には継手部材118が螺着されている。両継手部材116,118の一方が取付けブレース等の補助部材に取り付けられ、他方は構造本体に取り付けられるシアリンク形式と呼ばれるもので、前述した第1〜第3実施形態に示したブレース形式とは異なるものである。
A joint member 116 is screwed to one end of the first rod portion 112 a of the piston rod 112. A connecting
摺動孔102は、ピストン110により仕切られて、第1圧力室124及び第2圧力室126が形成されており、シリンダ本体104には、第1圧力室124及び第2圧力室126に連通した第1給排ポート128及び第2給排ポート130が形成されている。第1給排ポート128及び第2給排ポート130は、シリンダ本体104の外周に平坦に形成された取付面132に開口形成されている。 The sliding hole 102 is partitioned by the piston 110 to form a first pressure chamber 124 and a second pressure chamber 126, and the cylinder body 104 communicates with the first pressure chamber 124 and the second pressure chamber 126. A first supply / discharge port 128 and a second supply / discharge port 130 are formed. The first supply / discharge port 128 and the second supply / discharge port 130 are formed in an opening on a mounting surface 132 formed flat on the outer periphery of the cylinder body 104.
取付面132に取り付けられた弁ブロック138の下面138aには、第1給排ポート128及び第2給排ポート130に連通するように第1接続孔144及び第2接続孔146が開口形成されている。第1接続孔144及び第2接続孔146には、弁ブロック138内に平行に所定間隔で穿設された第1連通孔148及び第2連通孔150が接続されている。これらの第1接続孔144及び第2接続孔146、第1連通孔148及び第2連通孔150により第1流路156及び第2流路158が形成されている。
A
そして、弁ブロック138内には、図11に示すように、第1連通孔148及び第2連通孔150との間に、互いに逆向きの一対の第1調圧弁160及び第2調圧弁162が形成されている。更に、弁ブロック138内には、第1調圧弁160及び第2調圧弁162と同じ構成の第3調圧弁174及び第4調圧弁176(図12参照)が、対称の位置に形成されている。
In the valve block 138, as shown in FIG. 11, a pair of first
第1調圧弁160及び第2調圧弁162は、互いに逆向きに設けられている点が異なるがその構成は同一であり、また、第3調圧弁174及び第4調圧弁176も同様であるので、第1調圧弁160について詳細に説明し、第2〜第4調圧弁162,174,176については同じ部材に同一番号を付して詳細な説明を省略する。
Although the first
第1調圧弁160は、第1連通孔148及び第2連通孔150を連通する貫通孔164に第1連通孔148側から針状部166aが挿入された弁体166を備え、弁ブロック138に螺着された支持部材168内に収納された圧縮ばね170により、針状部166aを貫通孔164内に挿入する方向に弁体166を付勢している。また、支持部材168に螺着された調整部材172を回転させて、圧縮ばね170の付勢力を調整できるように構成されている。
The first
針状部166aは、ストレート部と先端に向かって深くなる溝とを備え、針状部166aが貫通孔164に挿入されているときには、ストレート部により貫通孔164を閉塞し、針状部166aが貫通孔164から抜け出るに従って溝により貫通孔164の開口面積が増加するように形成されている。 The needle-like portion 166a includes a straight portion and a groove deeper toward the tip. When the needle-like portion 166a is inserted into the through-hole 164, the through-hole 164 is closed by the straight portion, and the needle-like portion 166a is The groove is formed so that the opening area of the through-hole 164 is increased by the groove as it comes out of the through-hole 164.
一方、弁ブロック138内には、図10に示すように、第1連通孔148及び第2連通孔150との間に、互いに逆向きの一対の第1リリーフ弁178及び第2リリーフ弁180が形成されている。更に、弁ブロック138内には、第1リリーフ弁178及び第2リリーフ弁180と同じ構造の第3リリーフ弁179及び第4リリーフ弁181(図12参照)が、対称位置に形成されている。
On the other hand, in the valve block 138, as shown in FIG. 10, a pair of first relief valve 178 and second relief valve 180 opposite to each other are provided between the first communication hole 148 and the
第1リリーフ弁178及び第2リリーフ弁180は、互いに逆向きに設けられている点が異なるがその構成は同一であり、また、第3リリーフ弁179及び第4リリーフ弁181も同様であるので、第1リリーフ弁178について詳細に説明し、第2〜第4リリーフ弁179〜181については同じ部材に同一番号を付して詳細な説明を省略する。 Although the first relief valve 178 and the second relief valve 180 are different in that they are provided in opposite directions, the configuration is the same, and the third relief valve 179 and the fourth relief valve 181 are also the same. The first relief valve 178 will be described in detail, and the second to fourth relief valves 179 to 181 will be denoted by the same reference numerals and detailed description thereof will be omitted.
第1リリーフ弁178は、第1連通孔148及び第2連通孔150を連通する貫通孔182に第1連通孔148側から挿入された弁座部材184を備え、弁座部材184の軸方向には吐出孔186が貫通形成されている。第1連通孔148に突き出た弁座部材184に対抗して弁体188が弁ブロック138に挿入された筒部材190に摺動可能に挿入されている。
The first relief valve 178 includes a valve seat member 184 inserted from the first communication hole 148 side into a through hole 182 communicating with the first communication hole 148 and the
筒部材190の先端は弁座部材184に当接され、弁座部材184、筒部材190、弁体188により囲まれた弁室192が形成されている。弁室192は、弁座部材184側先端の筒部材190に形成された排出孔194を介して第1連通孔148に連通されている。
The distal end of the
弁ブロック138には支持部材196が螺入されており、支持部材196に形成された有底孔198に圧縮ばね200が収納されている。この圧縮ばね200により、弁体188が弁座184aに着座するように付勢されている。支持部材196に螺着された調整部材201を回転させて、圧縮ばね200の付勢力を調整できるように構成されている。尚、有底孔198は小径孔202、第2リリーフ弁180の貫通孔182を介して第1連通孔148に接続されている。
A
一方、弁ブロック138に積層されたアキュムレータブロック140には、アキュムレータ203が設けられており、アキュムレータ203はアキュムレータブロック140に取り付けられた固定部材204を備え、固定部材204には円筒状に形成されたベローズ206の一端が固定されている。ベローズ206の他端は剛性を有する蓋部材208に固定されて、固定部材204、ベローズ206、蓋部材208により油室210が区画形成されている。ベローズ206は、SUS304等の金属材料を型成形して形成されており、ベローズ206は弾性変形により伸縮可能に構成されている。
On the other hand, the
油室210は、固定部材204に形成された給排孔212を介して、アキュムレータブロック140に形成された接続孔214に連通されている。固定部材204には一対の案内棒216,218が立設されており、蓋部材208は一対の案内棒216,218に摺動可能に支持されている。
The
一対の案内棒216,218の先端には、ストッパ部材219の両端が固定されて、一対の案内棒216,218間にストッパ部材219が張り渡されている。ベローズ206が伸長して、蓋部材208が移動した際に、蓋部材208がストッパ部材219に当接して、ベローズ206のそれ以上の伸長を規制するように構成されている。
Both ends of the
図12に示すように、アキュムレータブロック140には第1チェック弁220及び第2チェック弁222が設けられると共に、第1絞り224及び第2絞り226が設けられている。第1圧力室124とアキュムレータ203の油室210とが、第1チェック弁220と第1絞り224を介して接続され、第1チェック弁220は油室210から第1圧力室124への作動油の流れを許容するように配置されている。また、第2圧力室126とアキュムレータ203の油室210とが、第2チェック弁222と第2絞り226を介して接続され、第2チェック弁222は油室210から第2圧力室126への作動油の流れを許容するように配置されている。
As shown in FIG. 12, the
次に、前述した本第4実施形態の油圧ダンパの作動について説明する。
まず、シリンダ100に地震や風などの振動外力が作用し、例えば、第2圧力室126の圧力が上昇すると、第2給排ポート130、第2接続孔146、第2連通孔150を介して、第1調圧弁160の弁体166に圧縮ばね170に抗する作用力が働く。
Next, the operation of the hydraulic damper according to the fourth embodiment will be described.
First, when an external vibration force such as an earthquake or wind acts on the
圧力上昇による作用力が、圧縮ばね170の付勢力を上回ると、弁体166の針状部166aが貫通孔164から抜け出る方向に摺動する。これにより、第2連通孔150は、貫通孔164を介して第1連通孔148と連通し、更に第1接続孔144、第1給排ポート128を介して第1圧力室124と連通する。
When the acting force due to the pressure rise exceeds the urging force of the compression spring 170, the needle-like portion 166 a of the valve body 166 slides in the direction of coming out of the through hole 164. Thus, the
弁体166には、第2圧力室126から導入される圧力と圧縮ばね170の付勢力とが対向作用し、圧力による作用力が付勢力を上回ると弁体166が摺動する。摺動により圧縮ばね170の付勢力が増加するので、圧力による作用力と圧縮ばね170の付勢力との釣り合いにより、弁体166の摺動量が定まる。 The pressure introduced from the second pressure chamber 126 and the urging force of the compression spring 170 act on the valve body 166 so that the valve body 166 slides when the acting force by the pressure exceeds the urging force. Since the urging force of the compression spring 170 is increased by sliding, the sliding amount of the valve body 166 is determined by the balance between the acting force due to the pressure and the urging force of the compression spring 170.
それに応じて、針状部166aによる貫通孔164の開口面積も定まるので、作動油の圧力の増加により、開口面積は緩やかに増加する。これにより、第2絞り226の作用と併せ、第2圧力室126からの排出流量にほぼ比例して圧力が増加する、流量と圧力の直線的な関係が得られ、振動速度に応じた抵抗を生じさせて、振動に対する効果的な減衰作用を発揮することができる。 Accordingly, the opening area of the through hole 164 by the needle-like portion 166a is also determined, so that the opening area gradually increases as the hydraulic oil pressure increases. As a result, in addition to the action of the second throttle 226, a linear relationship between the flow rate and the pressure is obtained in which the pressure increases almost in proportion to the discharge flow rate from the second pressure chamber 126, and the resistance corresponding to the vibration speed is reduced. As a result, an effective damping action against vibration can be exhibited.
第2圧力室126の圧力は、第2給排ポート130、第2接続孔146、第2連通孔150、貫通孔182、吐出孔186を介して第1リリーフ弁178の弁体188に作用する。圧力が更に上昇して、圧縮ばね200の付勢力を上回ると、弁体188が圧縮ばね200の付勢力に抗して摺動する。よって、弁体188が弁座184aから離間して、吐出孔186と第1連通孔148とを弁室192、排出孔194を介して連通する。
The pressure in the second pressure chamber 126 acts on the valve body 188 of the first relief valve 178 via the second supply / discharge port 130, the
従って、第2圧力室126内の作動油は第2給排ポート130、第2接続孔146、第2連通孔150、貫通孔182、吐出孔186、弁室192、排出孔194、第1連通孔148、第1接続孔144、第1給排ポート128を介して第1圧力室124に流入する。これにより、第2圧力室126内の圧力が、第1リリーフ弁178のリリーフ圧を上回ると、第1リリーフ弁178が開弁して、第2圧力室126の圧力がそれ以上上昇しないようにする。これにより、圧力がリリーフ圧以上となると、振動に対する抵抗力は一定に保たれる。尚、振動により第1圧力室124の圧力が上昇したときにも同様である。
Accordingly, the hydraulic oil in the second pressure chamber 126 flows through the second supply / discharge port 130, the
振動により第1圧力室124内の圧力が低下したときには、アキュムレータ203では、油室210から給排孔212、第1チェック弁220、第1給排ポート128を介して第1圧力室124に作動油が供給される。これにより、第1圧力室124が負圧となり、減衰作用が低下するのを防止する。第2圧力室126内の圧力が低下したときにも同様に、給排孔212、第2チェック弁222、第2給排ポート130を介して第2圧力室126に作動油が供給される。
When the pressure in the first pressure chamber 124 decreases due to vibration, the
一方、気温の上昇等の周囲の環境の温度上昇により、作動油の温度が上がり、第1圧力室124及び第2圧力室126の圧力が上昇したときには、第1給排ポート128及び第2給排ポート130、第1接続孔144及び第2接続孔146、第1連通孔148及び第2連通孔150、第1絞り224及び第2絞り226を介して油室210に作動油が排出される。
On the other hand, when the temperature of the hydraulic fluid rises due to a rise in the temperature of the surrounding environment such as a rise in temperature, and the pressure in the first pressure chamber 124 and the second pressure chamber 126 rises, the first supply / discharge port 128 and the second supply port 128 The hydraulic oil is discharged into the
よって、ベローズ206が弾性変形により伸長されて、油室210の容積を増加させて、第1圧力室124及び第2圧力室126からの作動油を収容する。逆に、周囲温度の低下により、作動油の温度が下がり、第1圧力室124及び第2圧力室126の圧力が低下したときには、油室210から第1圧力室124及び第2圧力室126に作動油が供給される。尚、蓋部材208の移動量により、油室210内の作動油の残量を知ることができる。
Therefore, the
この場合でも、前述したと同様に、ベローズ206は両圧力室124,126と油室210との作動油の給排の際に、他の部材と接触せずに伸縮するので、ベローズ206が摩耗することがなく、長期間の使用で作動油が漏洩することを良好に防止することができる。また、ベローズ206は弾性変形により伸縮するので、ばねを不要として部品点数を低減できると共に、ベローズ206を型成形により簡単に製作することができ、コスト低減を図ることができる。
Even in this case, since the
アキュムレータ203のベローズ206を円筒状とし、ベローズ206の一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材208で閉塞し、蓋部材208をベローズ206の伸縮に応じて移動可能としているので、蓋部材208を油室210の圧力を受ける受圧面とすることができ、高圧力を良好に受圧することができる。
Since the
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得るもので、前述した第1〜第4実施形態では制御弁として調圧弁42,160,162,174,176を用いたが、制御弁として特許第3357624号公報に開示される開閉弁を用いてもよいことは勿論である。
As described above, the present invention is not limited to such an embodiment, and can be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention. In the first to fourth embodiments described above, the control valve is used as a control valve. Although the
1,100…シリンダ 2,102…摺動孔
4,104…シリンダ本体
6,8,106,108…カバー部材
10,110…ピストン 12,112…ピストンロッド
14,124…第1圧力室 16,126…第2圧力室
34,36,38,40,220,222…チェック弁
42,160,162,174,176…調圧弁
44,46,178〜181…リリーフ弁
50,224,226…絞り
58,84,98,203…アキュムレータ
60,74,88,204…固定部材
62,90,212…給排孔
64,78,92,206…ベローズ
66,80,94,208…蓋部材
68,82,96,210…油室
70…観察窓 72…収納孔
86,99…ゲージ棒 138…弁ブロック
140…アキュムレータブロック
216,218…案内棒 219…ストッパ部材
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,100 ... Cylinder 2,102 ... Sliding hole 4,104 ... Cylinder
Claims (4)
前記アキュムレータは、弾性変形により伸縮可能な金属製の円筒状に形成された前記ベローズを備え、前記ベローズの一端を固定すると共に、他端を剛性を有する蓋部材で閉塞し、かつ、前記蓋部材を前記ベローズの伸縮に応じて移動可能とし、前記ベローズと前記蓋部材とにより油室を区画形成して、該油室を前記両圧力室に連通し、更に、前記ベローズは前記弾性変形により前記油室の作動油を加圧可能としたことを特徴とする制振用油圧ダンパ。 A cylinder provided with a first pressure chamber and a second pressure chamber formed on both sides of a reciprocating piston and filled with hydraulic oil; a control valve interposed in a flow path communicating the both pressure chambers; In a hydraulic damper for vibration suppression provided with an accumulator for supplying and discharging the hydraulic oil to and from a pressure chamber,
The accumulator includes the bellows formed in a metal cylindrical shape that can be expanded and contracted by elastic deformation, fixes one end of the bellows, closes the other end with a rigid lid member, and the lid member Can be moved according to the expansion and contraction of the bellows, an oil chamber is defined by the bellows and the lid member, the oil chamber is communicated with the pressure chambers, and the bellows is further deformed by the elastic deformation. A hydraulic damper for vibration control characterized in that the hydraulic oil in the oil chamber can be pressurized .
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