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JP4324886B2 - フレーム同期装置および方法、並びに、復調装置 - Google Patents

フレーム同期装置および方法、並びに、復調装置 Download PDF

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JP4324886B2 JP2007119094A JP2007119094A JP4324886B2 JP 4324886 B2 JP4324886 B2 JP 4324886B2 JP 2007119094 A JP2007119094 A JP 2007119094A JP 2007119094 A JP2007119094 A JP 2007119094A JP 4324886 B2 JP4324886 B2 JP 4324886B2
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Description

本発明は、フレーム同期装置および方法、並びに、復調装置に関し、特に、複数の種類のフレーム長を取る可能性のある信号に対して処理を行うフレーム同期装置および方法、並びに、復調装置に関する。
伝送する信号が複数の種類のフレーム長を取る可能性のある伝送方式の1つに、デジタル衛星放送の規格の1つであるDVB-S.2規格がある。図1は、DVB-S.2規格における伝送信号のフレームの構成を示している。
各フレームの先頭には90シンボルのヘッダが配置され、ヘッダの後ろに、1つあたり90シンボルの複数のスロットからなる主信号が配置される。また、設定に応じて、16スロットごとに同期用のパイロット信号が主信号に挿入される場合がある。
図2は、DVB-S.2規格における伝送信号のヘッダの構成を示している。ヘッダは、26シンボルのSOF(Start Of Frame)および64シンボルのPLSC(Physical Layer Signaling Code)から構成される。
SOFは、フレームの先頭を表す26ビットの固定値(以下、固定系列とも称する)により構成される。
PLSCは、信号の伝送に関わる伝送パラメータを示す7ビットの情報を、(64,7)Reed-Muller符号(RM符号)に符号化した64ビットの符号語により構成される。7ビットの伝送パラメータは、5ビットのMODCOD情報および2ビットのTYPE情報からなる。
MODCOD情報は、フレームの変調方式および誤り訂正符号の符号化率を示す。
TYPE情報のMSB(Most Significant Bit)(以下、フレーム長パラメータとも称する)は、フレーム長(単位はビット)を示し、0(normal)または1(short)が設定される。ただし、説明を簡単にするために、以下の説明では、フレーム長パラメータは、仮に0以外の値を取らないものとして説明する。また、TYPE情報のLSB(Least Significant Bit)(以下、パイロット信号パラメータとも称する)は、パイロット信号の挿入の有無を示し、0(パイロット信号の挿入なし)または1(パイロット信号の挿入あり)が設定される。
ヘッダの変調方式には、π/2シフトBPSK(Binary Phase Shift Keying)が採用される。図3は、ヘッダの各シンボルの複素平面上でのマッピングパターンを示している。図3の左側は、ヘッダの奇数番目のシンボルのマッピングパターンを示しており、右側は、ヘッダの偶数番目のシンボルのマッピングパターンを示している。すなわち、複素平面上において、奇数番目のシンボルは、値が0の場合、偏角がπ/4の点にマッピングされ、値が1の場合、偏角が5π/4の点にマッピングされ、偶数番目のシンボルは、値が0の場合、偏角が3π/4の点にマッピングされ、値が1の場合、偏角が7π/4の点にマッピングされる。従って、隣接するシンボル間の位相差は、±π/2の範囲内に限定される。
また、主信号の変調方式には、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)または8PSK(8-ary Phase Shift Keying)のいずれかが採用される。
さらに、パイロット信号は、QPSKの無変調シンボルとされる。すなわち、パイロット信号の各シンボルは、複素平面上において、偏角がπ/4の(1/√2,1/√2)の点にマッピングされる。
図4は、DVB-S.2規格における伝送信号のフレーム長の種類を示している。上述したように、TYPE情報のフレーム長パラメータが0に固定されている場合、フレーム長は、主信号の変調方式(MOD)およびパイロット信号の挿入の有無の違いにより、4種類の値をとる。すなわち、フレーム長Lは、主信号がQPSKにより変調され、パイロット信号が挿入されている場合、L=33282シンボルとなり、主信号がQPSKにより変調され、パイロット信号が挿入されていない場合、L=32490シンボルとなり、主信号が8PSKにより変調され、パイロット信号が挿入されている場合、L=22194シンボルとなり、主信号が8PSKにより変調され、パイロット信号が挿入されていない場合、L=21690シンボルとなる。
ここで、従来のDVB-S.2規格に準拠した信号を復調する復調回路におけるフレーム同期の処理について説明する。なお、ここで、フレーム同期とは、ノイズや搬送波周波数のオフセットなどの外乱の影響下で、複素シンボル列を含む信号(以下、入力信号とも称する)を受信して、各フレームの先頭を検出し、フレームに同期した同期信号を出力する一連の処理のことをいう。なお、ヘッダ内のPLSCのRM符号を復号し、MODCOD情報およびTYPE情報を得る処理がフレーム同期に含まれる場合もある。
図5は、特許文献1に記載されている、従来のDVB-S.2規格に準拠した信号を復調する復調回路におけるフレーム同期回路の構成の例を示している。図5のフレーム同期回路11は、差動相関検出器21およびピーク検索検出器22を含むように構成される。
差動相関検出器21は、差動演算処理部31、PLSC相関演算処理部32、SOF相関演算処理部33、加算器34−1,34−2、絶対値演算器35−1,35−2、および、選択器36により構成される。
差動演算処理部31は、複素共役演算器41、遅延器42、および、乗算器43により構成され、入力信号の差動検波を行い、差動検波により得られた差動値をPLSC相関演算処理部32に供給する。
PLSC相関演算処理部32は、遅延器51−1乃至51−64、乗算器52−1乃至52−32、および、加算器53により構成され、入力信号の差動値のシンボル列(以下、受信差動系列とも称する)と、PLSCの正しい差動値のシンボル列(以下、PLSC差動系列とも称する)との各シンボル間の相関を示す相関値を1シンボル置きに算出し、算出した相関値を加算し、加算した値(以下、PLSC相関値と称する)を加算器34−1および34−2に供給する。
ところで、上述したように、PLSCは(64,7)RM符号に符号化されている。RM符号の符号語は、先頭から2ビットずつのペアに区切った場合、全てのペアにおいて、各ペアの要素の値が一致するか、または、ビット反転するかのいずれかになるという性質を有する。また、各ペアの要素の値が一致するか、または、ビット反転するかは、符号化前のデータの特定の1ビットの値に依存する。
PLSCの場合、PLSCに符号化されている7ビットの伝送パラメータのうち、TYPE情報のLSBのパイロット信号パラメータの値が0である場合、各ペアの要素の値が一致し、各ペアの値は00または11のいずれかとなり、パイロット信号パラメータの値が1である場合、各ペアの要素の値がビット反転し、各ペアの値は01または10のいずれかとなる。従って、PLSC差動系列の先頭から1シンボル置きの差動値は、パイロット信号パラメータの値が0である場合、全て−j(=e-jπ/2)となり、パイロット信号パラメータの値が1である場合、全てj(=ejπ/2)となり、互いに反転した値となる。
PLSC相関演算処理部32は、パイロット信号パラメータの値が1である場合、すなわち、入力信号にパイロット信号が挿入されている場合のPLSC差動系列と、受信差動系列との相関を示すPLSC相関値を算出する。従って、PLSC相関値は、理想的には、差動相関検出器21に入力信号のヘッダの部分が入力され、入力信号のPLSCの部分に対応する受信差動系列がPLSC相関演算処理部32に入力された場合、入力信号に挿入されているパイロット信号パラメータの値が1であるとき、正の最大値となり、パイロット信号パラメータの値が0であるとき、負の最小値となる。
SOF相関演算処理部33は、遅延器61−1乃至61−25、乗算器62−1乃至62−25、および、加算器63を含むように構成され、受信差動系列と、SOFの正しい差動値のシンボル列(以下、SOF差動系列とも称する)との各シンボル間の相関を示す相関値を算出し、算出した相関値を加算し、加算した値(以下、SOF相関値と称する)を加算器34−1および34−2に供給する。
従って、SOF相関値は、理想的には、差動相関検出器21に入力信号のヘッダの部分が入力され、入力信号のSOFの部分に対応する受信差動系列がSOF相関演算処理部33に入力された場合、正の最大値となる。
加算器34−1は、PLSC相関値とSOF相関値を加算し、絶対値演算器35−1に供給する。
加算器34−2は、PLSC相関値と、SOF相関値の符号を反転した値を加算し、絶対値演算器35−2に供給する。
絶対値演算器35−1は、加算器34−1からの加算値の絶対値を算出し、選択器36に供給する。
絶対値演算器35−2は、加算器34−2からの加算値の絶対値を算出し、選択器36に供給する。
選択器36は、絶対値演算器35−1からの絶対値、および、絶対値演算器35−2からの絶対値のうち大きい方を選択して、ピーク検索検出器22に供給する。
従って、理想的には、入力信号に挿入されているパイロット信号パラメータの値が1である場合、差動相関検出器21に入力信号のヘッダの部分が入力されたとき、絶対値演算器35−1により算出される絶対値が最大となり、選択器36から出力される値が最大となり、入力信号に挿入されているパイロット信号パラメータの値が0である場合、差動相関検出器21に入力信号のヘッダの部分が入力されたとき、絶対値演算器35−2により算出される絶対値が最大となり、選択器36から出力される値が最大となる。
ここで、図6のフローチャートを参照して、ピーク検索検出器22によるピーク検索処理について説明する。
ステップS1において、ピーク検索検出器22は、変調方式が既知か否かを判定する。変調方式が既知であると判定された場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、ピーク検索検出器22は、検索ウインドウのサイズLを既知の変調方式に対応したフレーム長に設定する。その後、処理はステップS4に進む。
一方、ステップS1において、変調方式が既知でないと判定された場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、ピーク検索検出器22は、検索ウインドウのサイズLを最大サイズに設定する。
ステップS4において、ピーク検索検出器22は、検索ウインドウ内で選択器36から出力される相関値がピークとなる位置を発見する。
ステップS5において、ピーク検索検出器22は、発見したピーク位置を候補として指定する。
ステップS6において、ピーク検索検出器22は、MODCODE情報(MODCOD,TYPE情報)をデコードする。
ステップS7において、ピーク検索検出器22は、変調方式とエンコーディング方式に基づいて、次のユニークワードの位置を導出する。
ステップS8において、ピーク検索検出器22は、ステップS7において導出した位置が実際にユニークワードとMODCODE情報であるかを検証する。
ステップS9において、ピーク検索検出器22は、導出されたユニークワードの位置が所定の回数連続してユニークワードとMODCODE情報として検証できた場合、フレーム同期が獲得されたことを宣言する。
特開2005−6338号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ステップS6において、RM符号の復号し、MODCODE,TYPE情報をデコードすることができないと、その後の処理を行えず、フレーム同期の確立が困難になる。例えば、PLSCの64シンボルの区間でπ/2以上位相回転するような周波数オフセットが存在する場合、より具体的には、シンボルレートが30Mspsの場合に、約117kMHzの周波数オフセットが存在するとき、RM復号に失敗し、フレーム同期の確立が困難になる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数のフレーム長を取る可能性がある入力信号に対して、より確実にフレーム同期を確立できるようにするものである。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置は、所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段とを備え、前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する。
前記フレーム同期手段には、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータをさらに出力させることができる。
前記同期信号に基づいて、前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータを抽出する抽出手段と、前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータと前記抽出手段により抽出された前記伝送パラメータの値を比較することにより、抽出された前記伝送パラメータの信頼度を判定する判定手段とをさらに設けることができる。
前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータの一部を用いて、符号化されて前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータの復号を簡略化して行う復号手段をさらに設けることができる。
前記相関検出手段には、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータの値により前記既知系列が複数の値を取る場合、前記複数の値の既知系列に対応した相関値をそれぞれ算出させ、前記フレーム同期手段には、対応するフレーム長に応じた前記既知系列の値に対応する相関値のピークの間隔と、対応するフレーム長とを比較させることができる。
複数の前記フレーム同期手段から前記同期信号が出力された場合、対応するフレーム長が最も短い前記フレーム同期手段から出力された前記同期信号を選択して出力する選択手段をさらに設けることができる。
本発明の第1の側面のフレーム同期方法は、所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置のフレーム同期方法において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段が、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力するステップを含む。
本発明の第2の側面の復調装置は、所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号を復調する復調装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段とを含み、前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する。
前記フレーム同期手段には、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータをさらに出力させ、フレームに挿入されている前記既知系列の量を規定するパラメータが前記伝送パラメータに含まれる場合、前記フレーム同期手段から出力される前記伝送パラメータにより求められる前記既知系列の量によって前記入力信号に対する処理を適応的に切り替える信号処理手段をさらに設けることができる。
本発明の第1の側面においては、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値が算出され、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段により、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号が出力される。
本発明の第2の側面においては、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値が算出され、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段により、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号が出力される。
本発明の第1の側面または第2の側面によれば、複数のフレーム長の入力信号に対して同期を確立することができる。特に、本発明の第1の側面または第2の側面によれば、複数のフレーム長を取る可能性がある入力信号に対して、より確実にフレーム同期を確立することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置(例えば、図7のフレーム同期回路114)は、第1に、所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段(例えば、図8、図13、図15、または、図17の差動相関検出器151)と、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段(例えば、図8のフレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4、または、図13、図15、もしくは、図17のフレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4)とを備え、前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号(例えば、フレームスタートフラグ)を出力する。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置においては、第2に、前記フレーム同期手段は、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータ(例えば、MOD情報およびTYPE情報)をさらに出力するようにすることができる。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置は、第3に、前記同期信号に基づいて、前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータを抽出する抽出手段(例えば、図15のRM符号復号処理部321、または、図17のRM符号復号処理部341)と、前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータと前記抽出手段により抽出された前記伝送パラメータの値を比較することにより、抽出された前記伝送パラメータの信頼度を判定する判定手段(例えば、図15または図17のPLSCロック判定部322)とをさらに備えることができる。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置は、第4に、前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータの一部を用いて、符号化されて前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータの復号を簡略化して行う復号手段(例えば、図17のRM符号復号処理部341)をさらに備えることができる。
本発明の第1の側面のフレーム同期装置は、第5に、複数の前記フレーム同期手段から前記同期信号が出力された場合、対応するフレーム長が最も短い前記フレーム同期手段から出力された前記同期信号を選択して出力する選択手段(例えば、図8の選択器153、または、図13、図15、もしくは、図17の選択器302)をさらに備えることができる。
所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置(例えば、図7のフレーム同期回路114)のフレーム同期方法において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し(例えば、図10のステップS101乃至S103)、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段が、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する(例えば、図11のステップS121乃至S127)ステップを含む。
本発明の第2の側面の復調装置(例えば、図7の復調装置101)は、第1に、所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号を復調する復調装置において、前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段(例えば、図8、図13、図15、または、図17の差動相関検出器151)と、前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段(例えば、図8のフレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4、または、図13、図15、もしくは、図17のフレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4)とを備え、前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号(例えば、フレームスタートフラグ)を出力する。
本発明の第2の側面の復調装置は、第2に、前記フレーム同期手段は、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータをさらに出力し、フレームに挿入されている前記既知系列の量を規定するパラメータが前記伝送パラメータに含まれる場合、前記フレーム同期手段から出力される前記伝送パラメータにより求められる前記既知系列の量によって前記入力信号に対する処理を適応的に切り替える信号処理手段(例えば、CSI算出回路)をさらに備えることができる。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
図7は、本発明を適用した復調装置の一実施の形態を示すブロック図である。図7の復調装置101は、例えば、DVB-S.2規格に準拠した放送信号(以下、入力信号とも称する)を受信し、復調する装置である。
復調装置101は、チューナ111、A/D変換回路112、位相同期回路113、フレーム同期回路114、および、誤り訂正復号回路115を含むように構成される。
チューナ111は、DVB-S.2規格に準拠した入力信号を受信し、受信した入力信号をA/D変換回路112に供給する。
A/D変換回路112は、入力信号をアナログの信号からデジタルの信号にA/D変換し、位相同期回路113に供給する。
位相同期回路113は、入力信号の各シンボルの位相誤差を補正し、フレーム同期回路114に供給する。
フレーム同期回路114は、入力信号に対してフレーム単位の同期制御を行い、フレーム同期の状態等を示す情報を、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。また、フレーム同期回路114は、位相同期回路113から供給された入力信号を、そのまま誤り訂正復号回路115に供給する。
誤り訂正復号回路115は、入力信号に対して、LDPC符号の復号、および、BCH符号の復号等の誤り訂正処理(FEC(Forward Error Correction))等を施し、その結果得られるTS(トランスポートストリーム)パケットを後段の装置に出力する。
図8は、図7のフレーム同期回路114の第1の実施の形態を示すブロック図である。フレーム同期回路114は、差動相関検出器151、フレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4、および、選択器153を含むように構成される。
差動相関検出器151は、図9を参照して後述するように、入力信号の各シンボルについて、そのシンボルと1つ前のシンボルとの差動値を算出し、入力信号の差動系列(受信差動系列)と、PLSC差動系列およびSOF差動系列との相関を示す差動相関値を算出する。なお、差動相関検出器151は、入力信号にパイロット信号が挿入されていない場合に対応する差動相関値(以下、パイロットなし差動相関値とも称する)、および、入力信号にパイロット信号が挿入されている場合に対応する差動相関値(以下、パイロットあり差動相関値とも称する)の2種類の差動相関値を算出し、パイロットなし差動相関値をフレーム周期確認カウンタ152−1および152−3に供給し、パイロットあり差動相関値をフレーム周期確認カウンタ152−2および152−4に供給する。
フレーム周期確認カウンタ152−1は、図11を参照して後述するように、パイロット信号なしに対応する差動相関値に基づいて、入力信号の各フレームのフレーム長がL=21690シンボルである場合、すなわち、入力信号の主信号が8PSKにより変調され、かつ、パイロット信号が挿入されていない場合に対応したフレーム同期制御を行う。フレーム周期確認カウンタ152−1は、フレーム同期の確立の有無を示す信号であるフレーム同期フラグ、および、フレームの先頭タイミングを示し、フレームに同期した同期信号であるフレームスタートフラグを選択器153に供給する。
フレーム周期確認カウンタ152−2は、図11を参照して後述するように、パイロット信号ありに対応する差動相関値に基づいて、入力信号の各フレームのフレーム長がL=22194シンボルである場合、すなわち、入力信号の主信号が8PSKにより変調され、かつ、パイロット信号が挿入されている場合に対応したフレーム同期制御を行う。フレーム周期確認カウンタ152−2は、フレーム同期の確立の有無を示すフレーム同期フラグ、および、フレームの先頭タイミングを示すフレームスタートフラグを選択器153に供給する。
フレーム周期確認カウンタ152−3は、図11を参照して後述するように、パイロット信号なしに対応する差動相関値に基づいて、入力信号の各フレームのフレーム長がL=32490シンボルである場合、すなわち、入力信号の主信号がQPSKにより変調され、かつ、パイロット信号が挿入されていない場合に対応したフレーム同期制御を行う。フレーム周期確認カウンタ152−3は、フレーム同期の確立の有無を示すフレーム同期フラグ、および、フレームの先頭タイミングを示すフレームスタートフラグを選択器153に供給する。
フレーム周期確認カウンタ152−4は、図11を参照して後述するように、パイロット信号ありに対応する差動相関値に基づいて、入力信号の各フレームのフレーム長がL=33282シンボルである場合、すなわち、入力信号の主信号がQPSKにより変調され、かつ、パイロット信号が挿入されている場合に対応したフレーム同期制御を行う。フレーム周期確認カウンタ152−4は、フレーム同期の確立の有無を示すフレーム同期フラグ、および、フレームの先頭タイミングを示すフレームスタートフラグを選択器153に供給する。
なお、以下、フレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4を個々に区別する必要がない場合、単にフレーム周期確認カウンタ152と称する。
また、以下、各フレーム周期確認カウンタから出力されるフレーム同期フラグの値は、フレーム同期が確立したことを示す1、または、フレーム同期が確立していないことを示す0のいずれかに設定され、フレームスタートフラグの値は、フレームの開始タイミングを示す1、または、それ以外のタイミングを示す0のいずれかに設定されるものとする。
選択器153は、図12を参照して後述するように、所定の優先順位に基づいて、フレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4から入力される4組のフレーム同期フラグおよびフレームスタートフラグの中から1組を選択して、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
図9は、差動相関検出器151の構成の例を示すブロック図である。差動相関検出器151は、差動演算処理部231、PLSC相関演算処理部232、SOF相関演算処理部233、および、加算器234−1,234−2により構成される。なお、図中、図5と対応する部分については、同じ符号を付してある。
差動演算処理部231は、入力信号の差動検波を行い、差動検波により得られた差動値をPLSC相関演算処理部232に供給する。差動演算処理部231は、複素共役演算器241、遅延器242、および、乗算器243により構成される。
複素共役演算器241は、入力信号の各シンボルの複素共役を算出し、乗算器243に供給する。
遅延器242は、入力信号の各シンボルを1シンボルずつ遅延させて乗算器243に供給する。
乗算器243は、複素共役演算器241からのシンボルの複素共役と、遅延器242からの1つ前のシンボルとの乗算を行うことにより、入力信号の隣接するシンボル間の差動値を算出する。乗算器43は、算出した差動値をPLSC相関演算処理部232の遅延器251−1に供給する。
PLSC相関演算処理部232は、遅延器251−1乃至251−64、乗算器252−1乃至252−32、および、加算器253により構成される。なお、以下、遅延器251−1乃至251−64、および、乗算器252−1乃至252−32を、それぞれ特に区別する必要がない場合、単に遅延器251、および、乗算器252と称する。
遅延器251−1は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器251−2および乗算器252−1に供給する。
遅延器251−2は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器251−3に供給する。
遅延器251−3は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器251−4および乗算器252−2に供給する。
以下、同様に、PLSC相関演算処理部232の先頭から奇数番目の遅延器251は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器251および乗算器252に供給する。また、遅延器251−64を除くPLSC相関演算処理部232の先頭から偶数番目の遅延器251は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器251に供給する。さらに、遅延器251−64は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて、SOF相関演算処理部233の遅延器261−1に供給する。
乗算器252−1乃至252−32は、入力信号の差動系列、すなわち、受信差動系列と、PLSC差動系列との各シンボル間の相関を示す相関値を1シンボル置きに算出する。より具体的には、乗算器252−32は、遅延器251−63から入力される受信差動系列の差動値に、PLSC差動系列の1シンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとPLSC差動系列の1シンボル目との相関を示す相関値を算出する。乗算器252−31は、遅延器251−61から入力される受信差動系列の差動値に、PLSC差動系列の3シンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとPLSC差動系列の3シンボル目との相関を示す相関値を算出する。以下、同様にして、乗算器252−nは、遅延器251−(2n−1)から入力される受信差動系列の差動値に、PLSC差動系列の65−2nシンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとPLSC差動系列の65−2nシンボル目との相関を示す相関値を算出する。乗算器252−1乃至252−32は、算出した相関値を加算器53に供給する。
加算器253は、乗算器252−1乃至252−32により算出された相関値を加算し、加算した値、すなわち、PLSC相関値を加算器234−1および加算器234−2に供給する。
なお、PLSC相関演算処理部232は、TYPE情報のパイロット信号パラメータの値が1である場合、すなわち、入力信号にパイロット信号が挿入されている場合のPLSC差動系列と、受信差動系列との相関を示すPLSC相関値を算出する。上述したように、PLSC差動系列の先頭から1シンボル置きの差動値は、パイロット信号パラメータの値が0である場合、全て−j(=e-jπ/2)となり、パイロット信号パラメータの値が1である場合、全てj(=ejπ/2)となり、互いに反転した値となる。従って、PLSC相関値は、理想的には、差動相関検出器151に入力信号のヘッダの部分が入力され、入力信号のPLSCの部分に対応する受信差動系列がPLSC相関演算処理部232に入力された場合、入力信号に挿入されているパイロット信号パラメータの値が1であるとき、正の最大値となり、パイロット信号パラメータの値が0であるとき、負の最小値となる。
SOF相関演算処理部233は、遅延器261−1乃至261−25、乗算器262−1乃至262−25、および、加算器263を含むように構成される。なお、以下、遅延器261−1乃至261−25、および、乗算器262−1乃至262−25を、それぞれ特に区別する必要がない場合、単に遅延器261、および、乗算器262と称する。
遅延器261−1は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器261−2および乗算器262−1に供給する。
以下、同様に、遅延器261−25を除く遅延器261は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて後段の遅延器261および乗算器262に供給する。また、遅延器261−25は、入力された差動値を1シンボルずつ遅延させて、乗算器262−25に供給する。
乗算器262−1乃至262−25は、入力信号の差動系列、すなわち、受信差動系列と、SOF差動系列との各シンボル間の相関を示す相関値を算出する。より具体的には、乗算器262−25は、遅延器261−25から入力される受信差動系列の差動値に、SOF差動系列の1シンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとSOF差動系列の1シンボル目との相関を示す相関値を算出する。乗算器262−24は、遅延器261−24から入力される受信差動系列の差動値に、SOF差動系列の2シンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとSOF差動系列の2シンボル目との相関を示す相関値を算出する。以下、同様にして、乗算器262−mは、遅延器261−mから入力される受信差動系列の差動値に、SOF差動系列の26−mシンボル目の差動値に対応する所定の値を掛けることにより、受信差動系列の各シンボルとSOF差動系列の26−mシンボル目との相関を示す相関値を算出する。乗算器262−1乃至262−25は、算出した相関値を加算器263に供給する。
加算器263は、乗算器262−1乃至262−25により算出された相関値を加算し、加算した値、すなわち、SOF相関値を加算器234−1および加算器234−2に供給する。
従って、SOF相関値は、理想的には、差動相関検出器151に入力信号のヘッダの部分が入力され、入力信号のSOFの部分に対応する受信差動系列がSOF相関演算処理部233に入力された場合、正の最大値となる。
加算器234−1は、PLSC相関値とSOF相関値とを加算し、加算値をパイロットあり差動相関値としてフレーム周期確認カウンタ152−2および152−4に供給する。従って、パイロットあり差動相関値は、パイロット信号パラメータの値が1である場合、すなわち、入力信号にパイロット信号が挿入されている場合のPLSC差動系列およびSOF差動系列からなる既知の値のシンボル列である既知系列と、入力信号を差動検波することにより得られた受信差動系列との相関を示し、理想的には、差動相関検出器151に入力信号のヘッダの部分が入力され、かつ、パイロット信号パラメータの値が1である場合、正の最大値となる。
加算器234−2は、PLSC相関値の符号を反転した値とSOF相関値とを加算し、加算値をパイロットなし差動相関値としてフレーム周期確認カウンタ152−1および152−3に供給する。従って、パイロットなし差動相関値は、パイロット信号パラメータの値が0である場合、すなわち、入力信号にパイロット信号が挿入されていない場合のPLSC差動系列およびSOF差動系列からなる既知系列と、入力信号を差動検波することにより得られた受信差動系列との相関を示し、理想的には、差動相関検出器151に入力信号のヘッダの部分が入力され、かつ、パイロット信号パラメータの値が0である場合、正の最大値となる。
次に、図10乃至図12を参照して、フレーム同期回路114の処理について説明する。
まず、図10のフローチャートを参照して、フレーム同期回路114の差動相関検出器151により実行される差動相関検出処理について説明する。
ステップS101において、差動演算処理部231は、差動演算を行う。すなわち、差動演算処理部231は、図9を参照して上述したように、位相同期回路113から入力された入力信号の各シンボルの差動値を算出し、算出した差動値をPLSC相関演算処理部232の遅延器251−1に供給する。
ステップS102において、PLSC相関演算処理部232およびSOF相関演算処理部233は、相関値を算出する。すなわち、図9を参照して上述したように、PLSC相関演算処理部232は、PLSC相関値を算出し、加算器234−1および234−2に供給し、SOF相関演算処理部233は、SOF相関値を算出し、加算器234−1および234−2に供給する。
ステップS103において、加算器234−1,234−2は、差動相関値を算出する。すなわち、図9を参照して上述したように、加算器234−1は、PLSC相関値とSOF相関値とを加算し、加算値をパイロットあり差動相関値としてフレーム周期確認カウンタ152−2および152−4に供給し、加算器234−2は、PLSC相関値の符号を反転した値とSOF相関値とを加算し、加算値をパイロットなし差動相関値としてフレーム周期確認カウンタ152−1および152−3に供給する。
その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101乃至S103の処理が繰り返し実行される。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の差動相関検出器151の差動相関検出処理に対応して、フレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4により実行されるフレーム同期確立処理について説明する。なお、図11のフローチャートは、1つのフレーム周期確認カウンタにより実行される処理を示しており、フレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4は、それぞれ、図11の処理を並行して実行する。また、この処理は、例えば、差動相関検出器151から差動相関値の供給が開始されたとき開始される。
ステップS121において、フレーム周期確認カウンタ152は、差動相関検出器151から入力された差動相関値を保持する。
ステップS122において、フレーム周期確認カウンタ152は、前回差動相関値を保持してからLシンボル目の差動相関値が入力されたかを判定する。前回差動相関値を保持してからLシンボル目の差動相関値が入力されていないと判定された場合、処理はステップS123に進む。
ステップS123において、フレーム周期確認カウンタ152は、保持している値より大きい差動相関値が入力されたかを判定する。保持している値より大きい差動相関値が入力されていないと判定された場合、処理はステップS122に戻り、ステップS122において、前回差動相関値を保持してからLシンボル目の差動相関値が入力されたと判定されるか、ステップS123において、保持している値より大きい差動相関値が入力されたと判定されるまで、ステップS122およびS123の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS123において、保持している値より大きい差動相関値が入力されたと判定された場合、すなわち、前回差動相関値を保持してから、フレーム周期確認カウンタ152が対応するフレーム長Lの間に、保持している値より大きな差動相関値が入力された場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、フレーム周期確認カウンタ152は、同期カウンタをデクリメントする。その後、処理はステップS121に戻り、ステップS121において、保持している値より大きいと判定された差動相関値が新たに保持され、その後、ステップS122以降の処理が行われる。
一方、ステップS123において、前回差動相関値を保持してからLシンボル目の差動相関値が入力されたと判定された場合、すなわち、前回差動相関値を保持してから、フレーム周期確認カウンタ152が対応するフレーム長Lの間に、保持している値より大きい差動相関値が入力されなかった場合、処理はステップS125に進む。
ステップS125において、フレーム周期確認カウンタ152は、同期カウンタをインクリメントする。
ステップS126において、フレーム周期確認カウンタ152は、同期カウンタが閾値を超えたかを判定する。同期カウンタが閾値を超えていないと判定された場合、処理はステップS121に戻り、ステップS121において、前回差動相関値を保持してからLシンボル目の差動相関値が新たに保持され、その後、ステップS122以降の処理が行われる。
一方、ステップS126において、同期カウンタが閾値を超えたと判定された場合、すなわち、フレーム長Lと相関値のピークの間隔が一致する状態がある程度継続した場合、処理はステップS127に進む。
ステップS127において、フレーム周期確認カウンタ152は、フレーム同期の確立を通知し、フレーム同期確立処理は終了する。具体的には、フレーム周期確認カウンタ152は、フレーム同期フラグの値をフレーム同期が確立したことを示す1に設定する。また、フレーム周期確認カウンタ152は、1シンボルの間フレームスタートフラグの値を1に設定し、その後、Lシンボルが経過するごとに1シンボルの間フレームスタートフラグの値を1に設定する。すなわち、フレームスタートフラグは、差動相関検出器151にちょうどフレームのヘッダ部分が入力されるごとに1に設定される。
次に、図12のフローチャートを参照して、図11のフレーム周期確認カウンタ152のフレーム同期確立処理に対応して、選択器153により実行される出力選択処理を説明する。
ステップS141において、選択器153は、出力する情報を選択する。具体的には、選択器153は、フレーム同期フラグの値が1であるフレーム周期確認カウンタ152が1つのみの場合、そのフレーム周期確認カウンタ152から出力されるフレーム同期フラグ、および、フレームスタートフラグを選択し、選択後フレーム同期フラグ、および、選択後フレームスタートフラグとして、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に出力する。
また、選択器153は、フレーム同期フラグの値が1であるフレーム周期確認カウンタ152が複数ある場合、同期状態管理テーブルに基づいて、それらのフレーム周期確認カウンタ152の中から1つを選択し、選択したフレーム周期確認カウンタ152から出力されるフレーム同期フラグ、および、フレームスタートフラグを選択し、選択後フレーム同期フラグ、および、選択後フレームスタートフラグとして、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に出力する。
ここで、同期状態管理テーブルとは、4つのフレーム周期確認カウンタ152から出力されるフラグを選択して、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に出力するための優先順位を規定したテーブルである。
例えば、同期状態管理テーブルは、フレーム長が短いフレームに対応するフレーム周期確認カウンタ152からのフラグを優先して出力するように定義されている。すなわち、フレーム周期確認カウンタ152−1,フレーム周期確認カウンタ152−2,フレーム周期確認カウンタ152−3,フレーム周期確認カウンタ152−4の順に優先順位が設定されている。これは、フレーム同期フラグの値が1となるフレーム周期確認カウンタ152は1つになるのが通常であるが、換言すれば、フレーム同期を確立するフレーム同期確認カウンタ152は1つになるのが通常であるが、入力信号のノイズなどの影響により、誤って複数のフレーム同期確認カウンタ152からのフレーム同期フラグの値が1となってしまう場合がある。そのような場合、フレーム長が短いフレームに対応するフレーム周期確認カウンタ152の方が、フレームの同期状態を更新する周期が短く、同期状態の信頼度が高いと考えられるためである。
なお、選択器153は、フレーム同期フラグの値が1であるフレーム周期確認カウンタ152がない場合、選択後フレーム同期フラグ、および、選択後フレームスタートフラグの値を0に設定して出力する。
選択器153は、ステップS141の処理を繰り返し実行する
このように、パイロットなし差動相関値およびパイロットあり差動相関値の2系統の差動相関値を用いてフレーム同期制御を行うので、図5の従来のフレーム同期回路11のように、PLSC相関値とSOF相関値の和と差のうち絶対値の大きい方を単純に選択して用いる場合と比較して、フレーム同期の精度を高めることができ、より確実にフレーム同期を確立することができる。
また、フレーム同期を確立するために、事前にMODCOD情報およびTYPE情報を復号する必要がないので、より確実かつ高速にフレーム同期を確立することができる。
さらに、4つのフレーム周期確認カウンタ152により、各フレーム長に対応するフレーム同期確立処理を並行して実行するので、より高速にフレーム同期を確立することができる。
また、回路の規模が大きい差動相関検出器151の数を1つに抑え、回路の規模が小さいフレーム周期確認カウンタ152を4つ用いることにより、全体の回路規模を小さく抑えることができる。
さらに、位相同期回路113は、フレームスタートフラグを利用して入力信号のフレームの先頭位置を知ることができ、SOFを既知系列として扱うことができるので、位相誤差の検出精度を向上することができる。そして、位相誤差の検出精度の向上により、位相同期回路113の搬送波周波数同期処理において、周波数誤差を高速かつ正確に除去することができる。
次に、図7のフレーム同期回路114の第2の実施の形態について説明する。
図13は、図7のフレーム同期回路114の第2の実施の形態を示すブロック図である。図13のフレーム同期回路114は、差動相関検出器151、フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4、および、選択器302を含むように構成される。なお、図中、図8と対応する部分については、同じ符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4は、図8のフレーム周期確認カウンタ152−1乃至152−4と比較して、フレーム同期フラグおよびフレームスタートフラグに加えて、MOD情報およびTYPE情報を選択器302に供給する点が異なる。
図4を参照して上述したように、入力信号の主信号の変調方式(MOD)およびパイロット信号の挿入の有無により、入力信号のフレーム長は確定する。逆に、フレーム同期が確立し入力信号のフレーム長が確定できれば、入力信号に挿入されているMODCOD情報のうち変調方式に関する情報(以下、MOD情報と称する)およびTYPE情報の値を確定することができる。
フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4は、フレーム同期を確立した場合、対応するフレーム長Lに応じたMOD情報およびTYPE情報を選択器302に供給する。すなわち、フレーム周期確認カウンタ301−1は、主信号の変調方式が8PSKであることを示すMOD情報、および、パイロット信号が挿入されていないことを示すTYPE情報を選択器302に供給し、フレーム周期確認カウンタ301−2は、主信号の変調方式が8PSKであることを示すMOD情報、および、パイロット信号が挿入されていることを示すTYPE情報を選択器302に供給し、フレーム周期確認カウンタ301−3は、主信号の変調方式がQPSKであることを示すMOD情報、および、パイロット信号が挿入されていないことを示すTYPE情報を選択器302に供給し、フレーム周期確認カウンタ301−4は、主信号の変調方式がQPSKであることを示すMOD情報、および、パイロット信号が挿入されていることを示すTYPE情報を選択器302に供給する。
なお、以下、フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4を個々に区別する必要がない場合、単にフレーム周期確認カウンタ301と称する。
選択器302は、同期状態管理テーブルに基づいて、フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4から入力される4組のフレーム同期フラグ、フレームスタートフラグ、MOD情報、および、TYPE情報の中から1組を選択し、選択後フレーム同期フラグ、選択後フレームスタートフラグ、選択後MOD情報、および、選択後TYPE情報として、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に出力する。
次に、図13のフレーム同期回路114の処理について説明する。
図13の差動相関検出器151により実行される差動相関検出処理は、図10を参照して上述した図8の差動相関検出器151の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図13のフレーム周期確認カウンタ301により実行されるフレーム同期確立処理は、図8のフレーム周期確認カウンタ152と同様に、図11のフローチャートに基づいて実行される。
なお、フレーム周期確認カウンタ301により実行されるフレーム同期確立処理と、フレーム周期確認カウンタ152により実行されるフレーム同期処理とでは、ステップS127の処理が異なる。
すなわち、ステップS127において、フレーム周期確認カウンタ301は、フレーム同期フラグの値を1に設定し、フレーム同期フラグの値をフレーム同期が確立したことを示す1に設定し、1シンボルの間フレームスタートフラグの値を1に設定し、その後、Lシンボルが経過するごとに1シンボルの間フレームスタートフラグの値を1に設定するとともに、対応するフレーム長Lに応じたMOD情報およびTYPE情報の供給を開始する。
また、図13の選択器302により実行される出力選択処理は、図8の選択器153と同様に、図12のフローチャートに基づいて実行される。
すなわち、ステップS141において、選択器302は、同期状態管理テーブルに基づいて、選択したフレーム周期確認カウンタ152から出力されるフレーム同期フラグ、フレームスタートフラグ、MOD情報、および、TYPE情報を、選択後フレーム同期フラグ、選択後フレームスタートフラグ、選択後MOD情報、および、選択後TYPE情報として、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に出力する。
このようして、例えば、PLSCのRM符号を復号できないほど周波数オフセットが大きい場合でも、フレーム同期を確立するとともに、入力信号のMOD情報およびTYPE情報を取得することができる。
また、位相同期回路113は、TYPE情報に基づいて、パイロット信号の挿入の有無を知ることができ、パイロット信号が挿入されている場合、パイロット信号を既知系列として扱うことができ、位相誤差の検出精度を向上させることができる。さらに、位相同期回路113は、主信号をMOD情報に示される変調方式のPSKシンボルとして扱うことができ、位相誤差の検出精度をさらに向上させることができる。そして、位相誤差の検出精度の向上により、位相同期回路113の搬送波周波数同期処理において、周波数誤差を高速かつ正確に除去することができる。また、他にも、MOD情報およびTYPE情報に応じて、位相同期回路113の各種のパラメータを最適な値に調整することにより、位相同期を高速化することができる。
また、MOD情報およびTYPE情報に基づいて、図14に示されるように、1フレーム中の既知シンボル数を決定することができる。すなわち、1フレーム中の既知シンボル数は、主信号がQPSKにより変調され、パイロット信号が挿入されている場合、2070シンボルとなり、主信号がQPSKにより変調され、パイロット信号が挿入されていない場合、90シンボルとなり、主信号が8PSKにより変調され、パイロット信号が挿入されている場合、1350シンボルとなり、主信号が8PSKにより変調され、パイロット信号が挿入されていない場合、90シンボルとなる。
そして、既知シンボルを用いて入力信号に対する処理を行う場合、各フレームに挿入されている既知シンボルの量(既知シンボル数)を決定できることにより、その既知シンボルの量によって入力信号に対する処理を適応的に切り替えることができるときがある。例えば、一定量以上の既知シンボルを使用して演算するような処理を行う場合、その処理を何フレームにわたって継続して行うかを適応的に切り替えることができ、処理量を必要最小限に抑えることができる。
より具体的には、例えば、復調装置101の図示せぬCSI(Channel State Information)算出回路において、精度の良いCSIを算出するには、一定量以上の既知シンボルを使用してノイズ量を計算する必要がある。例えば、10000シンボルの既知シンボルを使用すれば十分に精度の良いCSIが算出できると仮定した場合、MOD情報およびTYPE情報に基づいて、1フレーム中の既知シンボル数を知ることにより、十分に精度の良いCSIを得るために、何フレームにわたってCSI処理を継続すれば良いかを正確に判断することができる。例えば、主信号がQPSKにより変調され、パイロット信号が挿入されている場合、1フレーム中の既知シンボル数は2070シンボルなので、5フレームにわたってCSI処理を継続すれば良いと判断することができる。
一方、1フレーム中の既知シンボル数が未知である場合、十分に精度の良いCSIを確実に得るために、1フレーム中の既知シンボル数が最も少ない場合を想定してCSI算出処理を行う必要が生じ、具体的には、1フレーム中の既知シンボル数が90シンボルであると想定して、112フレームにわたってCSI算出処理を継続する必要が生じる。
次に、図7のフレーム同期回路114の第3の実施の形態について説明する。
図15は、図7のフレーム同期回路114の第3の実施の形態を示すブロック図である。図15のフレーム同期回路114は、差動相関検出器151、フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4、選択器302、RM符号復号処理部321、および、PLSCロック判定部322を含むように構成される。なお、図中、図13と対応する部分については、同じ符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
RM符号復号処理部321は、入力信号が入力されるとともに、選択後フレーム同期フラグ、および、選択後フレームスタートフラグを選択器302から取得する。RM符号復号処理部321は、選択後フレームスタートフラグに基づいて、入力信号の各フレームの先頭を検出し、入力信号の各フレームの先頭に配置されているヘッダに含まれるPLSCを(64,7)RM復号することにより、入力信号からMODCOD情報およびTYPE情報を抽出する。RM符号復号処理部321は、抽出したMODCOD情報およびTYPE情報を、PLSCロック判定部322、並びに、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
PLSCロック判定部322は、選択器302からの選択後MOD情報および選択後TYPE情報、並びに、RM符号復号処理部321からのMODCOD情報およびTYPE情報に基づいて、RM符号復号処理部321から出力されるMODCOD情報およびTYPE情報の信頼度を判定し、判定結果を示すPLSCロックフラグを位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
なお、以下、PLSCロックフラグの値は、MODCOD情報およびTYPE情報の信頼度が十分であることを示す1、または、MODCOD情報およびTYPE情報の信頼度が不十分であることを示す0のいずれかに設定されるものとする。また、以下、MODCOD情報およびTYPE情報の信頼度が十分であると判定され、PLSCフラグの値が1に設定された状態を、PLSCロックが確立した状態とも称する。
次に、図15のフレーム同期回路114の処理について説明する。なお、図15のフレーム同期回路114においては、図13のフレーム同期回路114と比較して、上述した差動相関検出処理(図10)、フレーム同期確立処理(図11)、および、出力選択処理(図12)に加えて、PLSCロック判定処理が実行される。
ここで、図16のフローチャートを参照して、選択器302による図12の出力選択処理に対応して、図15のRM符号復号処理部321およびPLSCロック判定部322により実行されるPLSCロック判定処理について説明する。
ステップS161において、RM符号復号処理部321は、フレームスタートフラグが入力されたかを判定する。RM符号復号処理部321は、選択器302からの選択後フレームスタートフラグの値が0である場合、フレームスタートフラグが入力されていないと判定し、ステップS1の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS161において、RM符号復号処理部321は、選択器302からの選択後フレームスタートフラグの値が1になった場合、フレームスタートフラグが入力されたと判定し、処理はステップS162に進む。
ステップS162において、RM符号復号処理部321は、MODCOD,TYPE情報を抽出する。具体的には、RM符号復号処理部321は、選択器302からの選択後フレームスタートフラグに基づいて、入力信号のフレームの先頭を検出する。RM符号復号処理部321は、入力信号のフレームの先頭のヘッダに含まれるPLSCを(64,7)RM復号することにより、入力信号からMODCOD情報およびTYPE情報を抽出する。RM符号復号処理部321は、抽出したMODCOD情報およびTYPE情報を、PLSCロック判定部322、並びに、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
ステップS163において、PLSCロック判定部322は、選択後MOD,TYPE情報と抽出されたMODCOD,TYPE情報が整合しているかを判定する。PLSCロック判定部322は、選択後MOD情報および選択後TYPE情報に示される入力信号の変調方式およびパイロット信号の挿入の有無と、入力信号から抽出されたMODCOD情報およびTYPE情報に示される入力信号の変調方式およびパイロット信号の挿入の有無とが一致していない場合、選択後MOD,TYPE情報と抽出されたMODCOD,TYPE情報が整合していないと判定し、処理はステップS164に進む。
ステップS164において、PLSCロック判定部322は、同期カウンタをデクリメントする。
その後、処理はステップS161に戻り、ステップS161以降の処理が実行される。
一方、ステップS163において、PLSCロック判定部322は、選択後MOD情報および選択後TYPE情報に示される入力信号の変調方式およびパイロット信号の挿入の有無と、抽出されたMODCOD情報およびTYPE情報に示される入力信号の変調方式およびパイロット信号の挿入の有無とが一致している場合、選択後MOD,TYPE情報と抽出されたMODCOD,TYPE情報が整合していると判定し、処理はステップS165に進む。
ステップS165において、PLSCロック判定部322は、同期カウンタをインリメントする。
ステップS166において、PLSCロック判定部322は、同期カウンタが閾値を超えたかを判定する。同期カウンタが閾値を超えていないと判定された場合、処理はステップS161に戻り、ステップS166において、同期カウンタが閾値を超えたと判定されるまで、ステップS161乃至S166の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS166において、同期カウンタが閾値を超えたと判定された場合、すなわち、選択後MOD情報およびTYPE情報と入力信号から抽出されたMODCOD情報およびTYPE情報が整合している状態がある程度継続した場合、処理はステップS167に進む。
ステップS167において、PLSCロック判定部322は、PLSCロックの確立を通知し、PLSCロック判定処理は終了する。すなわち、PLSCロック判定部322は、PLSCロックフラグの値を0から1に変更し、PLSCロックが確立したことを、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に通知する。
位相同期回路113および誤り訂正復号回路115など復調装置101の他の回路は、PLSCロックが確立した場合、RM符号復号処理部321から出力されるMODCOD情報およびTYPE情報を、十分信頼できる情報として、搬送波同期、CSI算出、チャネル等化などの処理に利用する。
例えば、PLSCロックが確立された場合、MODCOD情報およびTYPE情報が信頼に足るものとし、MODCOD情報およびTYPE情報を(64,7)RM符号に再エンコードし、π/2シフトBPSKにより変調することにより、入力信号のPLSCを既知系列として利用することができる。また、PLSCロックが確立されていない場合、入力信号のPLSCを既知系列として扱わないことで、誤ったMODCOD情報およびTYPE情報を用いて、復調処理が誤動作することを回避することができる。
次に、図7のフレーム同期回路114の第4の実施の形態について説明する。
図17は、図7のフレーム同期回路114の第4の実施の形態を示すブロック図である。図17のフレーム同期回路114は、差動相関検出器151、フレーム周期確認カウンタ301−1乃至301−4、選択器302、PLSCロック判定部322、および、RM符号復号処理部341を含むように構成される。なお、図中、図15と対応する部分については、同じ符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
RM符号復号処理部341は、入力信号が入力されるとともに、選択後フレーム同期フラグ、選択後フレームスタートフラグ、選択後MOD情報、および、選択後TYPE情報を選択器302から取得する。
ところで、入力信号のPLSCは、7ビットの伝送パラメータのうち、TYPE情報のLSB(パイロット信号パラメータ)の1ビットを除く上位6ビットが(32,6)RM符号化された構造になっている。RM符号復号処理部341は、選択後フレームスタートフラグに基づいて、入力信号の各フレームの先頭を検出し、選択後TYPE情報のパイロット信号パラメータの値を用いて、入力信号の各フレームの先頭に配置されているヘッダに含まれるPLSCを(32,6)RM復号することにより、入力信号からMODCOD情報、および、TYPE情報のMSBのフレーム長パラメータを抽出する。RM符号復号処理部341は、抽出したMDOCOD情報、および、抽出したTYPE情報のフレーム長パラメータと選択後TYPE情報のパイロット信号パラメータとを組み合わせたTYPE情報を、PLSCロック判定部322、並びに、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
次に、図17のフレーム同期回路114の処理について説明する。なお、図17のフレーム同期回路114の処理は、図15のフレーム同期回路114の処理と比較して、差動相関検出処理(図10)、フレーム同期確立処理(図11)、および、出力選択処理(図12)は上述した処理と同様であり、PLSCロック判定処理のみが異なる。
図17のRM符号復号処理部341およびPLSCロック判定部322により実行されるPLSCロック判定処理は、図15のRM符号復号処理部321およびPLSCロック判定部322により実行されるPLSCロック判定処理と同様に、図16のフローチャートに基づいて実行される。
なお、図17のRM符号復号処理部341およびPLSCロック判定部322により実行されるPLSCロック判定処理と、図15のRM符号復号処理部321およびPLSCロック判定部322により実行されるPLSCロック判定処理とでは、ステップS162の処理が異なる。
すなわち、ステップS162において、RM符号復号処理部341は、選択器302からの選択後フレームスタートフラグに基づいて、入力信号のフレームの先頭を検出する。RM符号復号処理部321は、選択器302からの選択後TYPE情報のパイロット信号パラメータの値を用いて、入力信号のフレームの先頭のヘッダに含まれるPLSCを(32,6)RM復号することにより、入力信号からMODCOD情報、および、TYPE情報のフレーム長パラメータを抽出する。RM符号復号処理部341は、抽出したMDOCOD情報、および、抽出したTYPE情報のフレーム長パラメータと選択後TYPE情報のパイロット信号パラメータとを組み合わせたTYPE情報を、PLSCロック判定部322、並びに、位相同期回路113、誤り訂正復号回路115、および、図示せぬ復調装置101のその他の回路に供給する。
このように、MODCOD情報およびTYPE情報の復号を簡略化して行うことができる。また、一般的に、(64,7)RM符号を復号する回路よりも、(32,6)RM符号を復号する回路の方が回路規模を小さくすることができるため、フレーム同期回路114の第4の実施の形態においては、RM符号を復号する回路の規模を削減することができる。また、選択後MOD情報および選択後TYPE情報を利用することにより、入力信号に挿入されているMODCOD情報およびTYPE情報が取り得る値の範囲を限定することができる。従って、符号語の探索範囲を限定することができ、復号処理の処理量を削減することができる。
なお、以上の説明では、差動検波した値に基づいて算出した相関値をフレーム同期に用いる例を示したが、同期検波したシンボル列(受信系列)と既知系列との相関を示す相関値をフレーム同期に用いるようにしてもよい。
本発明は、例えば、DVB-S.2規格により変調された信号を復調する復調装置、および、その復調装置を備える装置(例えば、衛星放送受信装置)に適用することができる。
また、本発明は、DVB-S.2規格以外にも、伝送信号が複数の種類のフレーム長を取る可能性のある規格に基づく信号を復調する復調装置、および、その復調装置を備える装置に適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図18は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)401,ROM(Read Only Memory)402,RAM(Random Access Memory)403は、バス404により相互に接続されている。
バス404には、さらに、入出力インタフェース405が接続されている。入出力インタフェース405には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部406、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部407、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部408、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部409、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア411を駆動するドライブ410が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU401が、例えば、記憶部408に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース405及びバス404を介して、RAM403にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU401)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア411に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア411をドライブ410に装着することにより、入出力インタフェース405を介して、記憶部408にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部409で受信し、記憶部408にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM402や記憶部408に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
DVB-S.2規格における伝送信号のフレームの構成を示す図である。 DVB-S.2規格における伝送信号のフレームのヘッダの構成を示す図である。 ヘッダの各シンボルの複素平面上でのマッピングパターンを示す図である。 DVB-S.2規格におけるフレーム長の種類を示す図である。 従来のDVB-S.2規格に準拠した信号を復調する復調回路におけるフレーム同期回路の構成の例を示すブロック図である。 従来のフレーム同期回路のピーク検索検出処理を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した復調装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図7のフレーム同期回路の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図8の差動相関検出器の構成の例を示すブロック図である。 差動相関検出器により実行される差動相関検出処理を説明するためのフローチャートである。 フレーム周期確認カウンタにより実行されるフレーム同期確立処理を説明するためのフローチャートである。 選択器により実行される出力選択処理を説明するためのフローチャートである。 図7のフレーム同期回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。 DVB-S.2規格における1フレーム中の既知シンボル数の種類を示す図である。 図7のフレーム同期回路の第3の実施の形態を示すブロック図である。 図15のフレーム同期回路により実行されるPLSCロック判定処理を説明するためのフローチャートである。 図7のフレーム同期回路の第4の実施の形態を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。
符号の説明
101 復調装置, 113 位相同期回路, 114 フレーム同期回路, 115 誤り訂正復号回路, 151 差動相関検出器, 152 フレーム周期確認カウンタ, 153 選択器, 231 差動演算処理部, 232 PLSC相関演算処理部, 233 SOF相関演算処理部, 234 加算器, 241 複素共役演算器, 242 遅延器, 243 乗算器, 251 遅延器, 252 乗算器, 253 加算器, 261 遅延器, 262 乗算器, 263 加算器, 301 フレーム周期確認カウンタ, 302 選択器, 321 RM符号復号処理部, 322 PLSCロック判定部, 341 RM符号復号処理部

Claims (9)

  1. 所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置において、
    前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、
    前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段と
    を含み、
    前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する
    フレーム同期装置。
  2. 前記フレーム同期手段は、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータをさらに出力する
    請求項1に記載のフレーム同期装置。
  3. 前記同期信号に基づいて、前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータを抽出する抽出手段と、
    前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータと前記抽出手段により抽出された前記伝送パラメータの値を比較することにより、抽出された前記伝送パラメータの信頼度を判定する判定手段と
    をさらに含む請求項2に記載のフレーム同期装置。
  4. 前記フレーム同期手段から出力された前記伝送パラメータの一部を用いて、符号化されて前記入力信号に挿入されている前記伝送パラメータの復号を簡略化して行う復号手段
    をさらに含む請求項2に記載のフレーム同期装置。
  5. 前記相関検出手段は、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータの値により前記既知系列が複数の値を取る場合、前記複数の値の既知系列に対応した相関値をそれぞれ算出し、
    前記フレーム同期手段は、対応するフレーム長に応じた前記既知系列の値に対応する相関値のピークの間隔と、対応するフレーム長とを比較する
    請求項1に記載のフレーム同期装置。
  6. 複数の前記フレーム同期手段から前記同期信号が出力された場合、対応するフレーム長が最も短い前記フレーム同期手段から出力された前記同期信号を選択して出力する選択手段を
    さらに含む請求項1に記載のフレーム同期装置。
  7. 所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号に対してフレーム同期を行うフレーム同期装置のフレーム同期方法において、
    前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出し、
    前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段が、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する
    ステップを含むフレーム同期方法。
  8. 所定の複数の種類のフレーム長のうちいずれかのフレーム長で送信されてくる入力信号を復調する復調装置において、
    前記入力信号に挿入されている既知の値のシンボル列である既知系列と、前記入力信号を検波することにより得られたシンボル列である受信系列との相関を示す相関値を算出する相関検出手段と、
    前記複数の種類のフレーム長にそれぞれ1つずつ対応する、前記フレーム長の種類の数のフレーム同期手段と
    を含み、
    前記フレーム同期手段は、それぞれ、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔とを比較し、対応するフレーム長と前記相関値のピークの間隔が一致する場合、対応するフレーム長のフレームに同期した同期信号を出力する
    復調装置。
  9. 前記フレーム同期手段は、前記同期信号とともに、前記入力信号のフレーム長を確定する伝送パラメータであって、対応するフレーム長に応じた前記伝送パラメータをさらに出力し、
    フレームに挿入されている前記既知系列の量を規定するパラメータが前記伝送パラメータに含まれる場合、前記フレーム同期手段から出力される前記伝送パラメータにより求められる前記既知系列の量によって前記入力信号に対する処理を適応的に切り替える信号処理手段を
    さらに含む請求項8に記載の復調装置。
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