JP4322409B2 - アパーチャ型蛍光ランプの製造方法、面照明装置の製造方法、液晶表示装置、及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、直管形ガラス管の軸方向の一部に光投射用に開口されたアパーチャ部を有する比較的小径のアパーチャ型蛍光ランプを製造するために用いて好適なアパーチャ型蛍光ランプの製造方法、アパーチャ型蛍光ランプを備えた面照明装置の製造方法、該面照明装置を備えた液晶表示装置、及び該液晶表示装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、直管形ガラス管の軸方向の一部に設けた光投射用の開口部(以下、アパーチャ部という)から光を集中的に放射させるアパーチャ型蛍光ランプは、例えばOA機器用の液晶ディスプレイ装置において、バックライト用光源として広範囲に使用されている。また、ファクシミリやコピー機等においても、原稿照射用光源として用いられている。
このアパーチャ型蛍光ランプを製造する方法としては、例えば特開平6−260088号公報に開示されているように、棒を用いて蛍光体を削り取る方法によってアパーチャ部を形成する技術(以下、第1の従来技術という)や、特開平9−306427号公報に開示されていているように、フォトマスクによってアパーチャ部を形成する技術(以下、第2の従来技術という)が知られている。
【0003】
上記第1の従来技術では、まず、図30に示すように、両端が開口した円筒形状のガラス管101の内面に蛍光体を塗布して蛍光体層102を形成する。次に、図31に示すような磁性体を含むブラシ103を先端部に取り付けた金属棒104を、図32に示すように、ガラス管101の一方の開口から挿入し、ガラス管101の外側から磁石105によって案内して、ブラシ103を蛍光体層102に押し付けた状態で移動させて、所定の領域の蛍光体をそぎ落とすことによって、図33に示すように、アパーチャ部106を形成する。
第2の従来技術では、まず、光硬化性樹脂と蛍光体との混合物をガラス管内に塗布する。次に、アパーチャ部を形成する所定の領域に、フォトマスクを取り付け、紫外線を照射する。次に、フォトマスクを取り外し、未感光部分を温純水で洗い流した後、乾燥させ加熱焼成して、図33に示すように、アパーチャ部を除いて蛍光層を形成する。
さらに、このようにして製造されたアパーチャ型蛍光ランプ107の両端部には、図34に示すように、バックライト組立時にアパーチャ部106の向きを合せるための位置決めピース108が取り付けられる。
【0004】
また、この位置決めピース付きのアパーチャ型蛍光ランプ107を用いて、例えばサイドライト方式のバックライト115を製造するには、図35及び図36に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ107から放射された光を反射して導光板へ導くための断面溝形のリフレクタ109の溝部に位置決めピース108を嵌め込むことによって、アパーチャ型蛍光ランプ107をリフレクタ109に取り付け、アパーチャ型蛍光ランプ107を取り付けたリフレクタ109を、リアケース110上に固定する。このとき、アパーチャ部106が筐体としてのリアケース110の上面に略平行な方向(図35及び図36において水平方向)を向くように位置決めされる。
リアケース110上には、さらに、反射シート111と導光板112と光学補正シート113とを順に積層し、センタケース114を被せて、バックライト115を完成させる。
また、上記アパーチャ型蛍光ランプ107を用いて、直下方式のバックライト116を製造するには、図37(b)に示すように、アパーチャ部106が発光面に垂直な方向(同図中、直上)を向くように、反射板117の底部上に複数のアパーチャ型蛍光ランプ107,107,…を位置決めして配設し、これらのアパーチャ型蛍光ランプ107,107,…の上方に、放射された光又は反射した光を拡散して面光源を得るための拡散板118を取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アパーチャ型蛍光ランプを製造する方法において、上記第1の従来技術では、比較的小径のアパーチャ型蛍光ランプを製造しようとする場合、ブラシ103及び金属棒104を細くする必要があるが、金属棒104を細くすると、金属棒104がばたついたり湾曲して、アパーチャ部106以外の蛍光体層102を傷つけてしまい、内径3[mm]以下の小径のアパーチャ型蛍光ランプを製造することは事実上困難であるという問題がある。
また、管長が長いアパーチャ型蛍光ランプを製造しようとする場合、金属棒104の長さを長くする必要があり、やはり、金属棒104がばたついたり湾曲して、アパーチャ部106以外の蛍光層102を傷つけてしまい、管長が長いアパーチャ型蛍光ランプを製造することも困難であるという問題がある。
【0006】
したがって、この製造方法によるアパーチャ型蛍光ランプを用いた面照明装置としてのバックライトは、例えば、図36に示すように、リフレクタ110によって囲まれて形成されたアパーチャ型蛍光ランプ107の収容部109hのサイズを縮小化できない。すなわち、アパーチャ型蛍光ランプ107の上方側及び下方側のクリアランスb0,c0を含む縦幅a0や、横幅d0を縮小化できない。また、横幅d0によって規定されるアパーチャ型蛍光ランプ107上方のセンタケース114の額縁部分の幅e0も縮小化できない。このため、アパーチャ型蛍光ランプ107をはじめとする各部材の重量も減少させることができない。
このように、この製造方法によるアパーチャ型蛍光ランプを用いたバックライトは、薄型化、狭額縁化、及び軽量化が困難であるという問題がある。
また、このバックライトを用いた液晶表示装置、この液晶表示装置を用いた電子機器も、いずれも薄型化、狭額縁化、及び軽量化が困難であるという問題がある。
【0007】
また、第2の従来技術では、上記混合物の塗布工程のほか、露光工程、現像工程等多くの工程を必要とするため、手間がかかり、コストが高くなるという問題がある。
したがって、この製造方法によるアパーチャ型蛍光ランプを用いた面照明装置としてのバックライト、このバックライトを用いた液晶表示装置、この液晶表示装置を用いた機器は、いずれもコストが高くなるという問題がある。
【0008】
また、上述したアパーチャ部106の位置決め方法では、アパーチャ型蛍光ランプの製造工程で、位置決めのための専用の部材としての位置決めピース108を必要とするので、材料費及び位置決めピース108を取り付ける(接着する)工程費が嵩むのに加えて、このアパーチャ型蛍光ランプ107をバックライト本体に組み込んだときの薄型化、狭額縁化、及び軽量化の妨げとなるという問題がある。
また、位置決めピース108を省略すると、アパーチャ型蛍光ランプ107をリフレクタ109又はセンタケース114に取り付ける際に、組立を行う作業者が、アパーチャ部106の位置を確認し、かつその向きを合わせなければならないので、位置決め作業が困難となると共に、アパーチャ型蛍光ランプ107周辺の部材が向きを合わせるときの視覚的障害になるために、正確にアパーチャ部106の位置決めがなされず、歩留まりが悪くなるという問題がある。
【0009】
また、アパーチャ型蛍光ランプ107を用いた直下方式のバックライト116においては、例えば拡散板118の上面(発光面)のアパーチャ型蛍光ランプ107の軸に直交する方向(図37(a)においてy軸方向)に沿って、アパーチャ型蛍光ランプ107の直上の位置(図38において、y=y0)で最も輝度が高く、相隣るアパーチャ型蛍光ランプ107,107の軸から等距離の位置(y=ym)近傍で最も輝度が低くなって、輝度むらが生じる。
すなわち、図38に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ107の軸と拡散板118の裏面のアパーチャ型蛍光ランプ107直上の位置Q0(y=y0,z=z0)との間の距離L0と比較して、アパーチャ型蛍光ランプ107の軸と拡散板114の裏面の相隣るアパーチャ型蛍光ランプ107,107から等距離の位置Qm(y=ym,z=z0)との間の距離Lmは長くなって、この光路長の差だけ光が拡散、減衰し、位置Qm近傍では暗くなる。さらに、この位置Qm近傍では、アパーチャ型蛍光ランプ107から斜めに光が当たるために、拡散板118の発光面に垂直な方向(z軸方向)に沿った光の強さの成分は、アパーチャ型蛍光ランプ107真上の位置Q0における光の強さよりも小さくなる。
【0010】
このように、アパーチャ型蛍光ランプ107の指向特性(放射方向と輝度との関係)のために、アパーチャ型蛍光ランプ107の直上で明るく、相隣るアパーチャ型蛍光ランプ107,107から等距離の中間で暗くなり、拡散板118から出射される光の輝度Fは、図37(a)に示すように、発光面のy軸方向に沿って波状に変化し、輝度均一度が悪化するという問題がある。
なお、この問題は、アパーチャ型蛍光ランプではない一般のランプを用いた場合でも生じている。
したがって、従来は、図37(b)に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ107と拡散板118との離隔距離L0を十分長くとり(例えば、L0=13[mm]〜15[mm]とする)、さらに拡散板118において光を拡散させることによって、製品として使用可能なレベルまで輝度均一度を調整しなければならないため、離隔距離L0を所定値以下とすることができない。
このため、直下方式のバックライトにおいては、薄型化及び軽量化が困難であるという問題がある。
【0011】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、比較的小径のアパーチャ型蛍光ランプであっても、良好な歩留まりで、簡単に、かつ低コストで製造することができるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を提供することを目的としている。
また、狭額縁化、及び軽量化された面照明装置を備えた液晶表示装置、及び該液晶表示装置を備えた電子機器を低コストで提供することを目的としている。
また、正確かつ簡単にアパーチャ部の位置決めを行うことができ、歩留まりを向上させ、薄型化、狭額縁化、軽量化、及び低コスト化に寄与することができる面照明装置の製造方法を提供することを目的としている。
また、良好な輝度均一度を得ることができる面照明装置を備えた液晶表示装置、及び該液晶表示装置を備えた電子機器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ガラス管の内面に蛍光体層を形成した後、前記ガラス管の軸方向に沿った所定の領域の前記蛍光体層を除去して、光投射用に開口されたアパーチャ部を形成するアパーチャ型蛍光ランプの製造方法に係り、前記蛍光体層が形成された前記ガラス管内に、所定の表面粗さと所定の引張り強さとを有する糸状部材又は帯状部材を挿通する部材挿通工程と、前記糸状部材又は帯状部材を、その両端を所定の引張り力で引っ張った状態で、前記所定の領域に形成された前記蛍光体層に押し付けながら、前記糸状部材又は帯状部材を前記蛍光体層に対して相対的に変位させて摺動させ、蛍光体を剥離させるための蛍光体剥離工程とを備えたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記部材挿通工程では、上記ガラス管の一方の開口から上記糸状部材又は帯状部材の端部を差し入れると共に、他方の開口から上記糸状部材又は帯状部材を吸引することを特徴としている。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記蛍光体剥離工程では、上記ガラス管を上記アパーチャ部を形成する側に湾曲させた状態で、上記糸状部材又は帯状部材を摺動させることを特徴としている。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記蛍光体層が形成された上記ガラス管を、上記ガラス管の軸の周りに所定の角度範囲内で回動させるガラス管回動工程を備え、上記ガラス管回動工程と、上記蛍光体剥離工程とは、交互に又は同時に実行されることを特徴としている。
【0016】
また、請求項5記載の発明は、請求項1,2又は3記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記糸状部材又は帯状部材を、上記ガラス管の軸の周りに所定の角度範囲内で回動させる部材回動工程を備え、上記部材回動工程と、上記蛍光体剥離工程とは、交互に又は同時に実行されることを特徴としている。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項1,2,3,4又は5記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記蛍光体剥離工程で剥離させた上記蛍光体を除去する蛍光体除去工程を備えたことを特徴としている。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記蛍光体除去工程では、上記ガラス管のいずれか一方の開口から、剥離させた上記蛍光体を吸引することを特徴としている。
【0019】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のうちいずれか1記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記糸状部材又は帯状部材は、可撓性を有すると共に、少なくとも上記蛍光体層に接する部位には所定の凹凸加工が施されていることを特徴としている。
【0020】
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記糸状部材又は帯状部材は、上記蛍光体を付着させる吸着性部材又は粘着性部材からなっていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記糸状部材は、繊維又は金属からなることを特徴としている。
【0022】
また、請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、上記ガラス管の軸方向に沿って、帯状の複数の上記アパーチャ部を形成することを特徴としている。
【0023】
また、請求項12記載の発明は、ガラス管と上記ガラス管の両端に封着した一対の電極とを有し、上記ガラス管の内面に蛍光体層が形成され、上記ガラス管の軸方向に沿った所定の領域は、上記蛍光体層が除去されて、光投射用に開口されたアパーチャ部とされたアパーチャ型蛍光ランプと、上記アパーチャ型蛍光ランプを支持部材を介して保持する保持枠部材とを備えた面照明装置の製造方法であって、上記電極に接続されたリード導体の先端部が所定の凸形状に加工された上記アパーチャ型蛍光ランプと、上記リード導体の先端部と嵌合することによって上記アパーチャ部が所定の向きを向いた状態で上記アパーチャ型蛍光ランプが固定されることとなる凹部又は孔部を設けた上記支持部材とを用意し、上記保持枠部材に取り付けられた上記支持部材の上記凹部又は孔部に上記リード導体の先端部を嵌合させて、上記アパーチャ型蛍光ランプを所定の姿勢で位置決めすることを特徴としている。
【0032】
また、請求項13記載の発明は、請求項12記載の面照明装置の製造方法に係り、前記アパーチャ型蛍光ランプが、請求項1乃至11の何れか一に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法により製造されることを特徴としている。
【0033】
また、請求項14記載の発明は、液晶表示装置に係り、請求項12又は13記載の面照明装置の製造方法により製造された面照明装置と、液晶パネルとを備えてなることを特徴としている。
【0034】
また、請求項15記載は、電子機器に係り、請求項14記載の液晶表示装置を備えていることを特徴としている。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1及び図2は、この発明の第1実施例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための工程図、図3は、同アパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図であって、図3(a)は、図1(a)のA−A線に沿った断面図、図3(b)は、図2(d)のB−B線に沿った断面図、図4は、同アパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図、図5は、同アパーチャ型蛍光ランプの構成を示す断面図、図6は、同アパーチャ型蛍光ランプの構成を示す断面図、図7は、同アパーチャ型蛍光ランプのリード導体の構成を示す部分拡大斜視図、図8は、アパーチャ型蛍光ランプの放射方向と輝度との関係(指向特性)を示す特性図、図9は、この例のリフレクタの端部の構成を示す部分拡大斜視図、図10は、この例のバックライトの構成を分解して示す分解斜視図、図11は、同バックライトの構成を示す断面図、図12は、同バックライトの構成を示す斜視図、図13は、この例の液晶ディスプレイ装置の構成を分解して示す分解斜視図、図14は、同液晶ディスプレイ装置の構成を示す断面図、また、図15は、同液晶ディスプレイ装置の構成を示す斜視図である。
図1乃至図7を参照して、アパーチャ型蛍光ランプ31の製造方法から説明する。
【0036】
まず、図1(a)及び図3(a)に示すように、両端が開口した例えば外径2.0[mm]、内径1.6[mm]、長さ300[mm]の円筒形状のガラス管1の内面に、例えば酸化アルミニウムや酸化ジルコニウム等の酸化金属物粉末からなる紫外線反射層2と、複数種の蛍光体からなる蛍光体層3とを形成する。
次に、図1(b)に示すように、ガラス管1の一方の開口4に、両端が開口し断面台形状の案内部材5を配置し、他方の開口6に吸引用のノズル7を配置した後、開口4側から、ガラス管1に通すために十分細い所定の径(例えば、0.5[mm])を有すると共に、所定の面粗さ及び所定の引張り強さを有し、例えば天然繊維からなる糸状部材8を差し入れ、開口6側に吸引装置(図示略)を接続し、糸状部材8の先端からガラス管1の長さよりもやや離れた部位を保持して、上記吸引装置によって吸引を開始し、糸状部材8をガラス管1に挿通する。
【0037】
次に、図2(c)に示すように、糸状部材8を挿通したガラス管1を湾曲冶具9を用いて、ガラス管1が所定の形状で湾曲するように、ガラス管1を押さえつける。
湾曲冶具9は、同図に示すように、ガラス管1の外周面の一部に接する面上の線が所定の曲率を有するように湾曲し、ガラス管1の外周面の一部に密着状態で当接する断面が円弧状の溝部11を有しガラス管1を当てる湾曲部材12と、湾曲部材12のガラス管1を挟んだ反対側からガラス管1を押さえ付ける押付け部材13,13とを有している。
湾曲部材12の溝部11は、ガラス管1の曲げ強度に対応した曲り方で湾曲している。
ここで、ガラス管1を湾曲部材12に当てた状態で、押付け部材13,13をガラス管1の両開口4,6付近に押し付けていき、ガラス管1が、溝部11の曲り方に略一致するまで湾曲したところで、固定する。このとき、ガラス管1の軸を含む縦断面の溝部11に接する側の弧の両端を結ぶ弦と、該弧の中点との距離hは、例えば2[mm]〜5[mm]とされる(図4参照)。
【0038】
次に、図2(d)及び図3(b)に示すように、糸状部材8を両端を所定の引張り力で引っ張った状態で、ガラス管1の湾曲部材12側の所定の領域に形成された蛍光体層3に押し付け、糸状部材8をガラス管1の軸方向に沿って往復運動させて、この領域の蛍光体層3の蛍光体を剥離させる。
次に、押付け部材13,13を緩め、ガラス管1を、ガラス管1の軸の周りに所定角度回転(角度変位)させた後、再び押さえ付けて、糸状部材8を往復運動させて、蛍光体を剥離させる。
このガラス管1の回転と糸状部材8の往復運動との工程を繰り返し、ガラス管1の軸方向に沿って、所定の幅を有した、すなわち、ガラス管1の軸の周りに所定の開口角θ1を有した帯状のアパーチャ部14を形成する(図5参照)。開口角θ1は、この例では、略40°〜143°の範囲で設定され、例えば略90°とされる。
【0039】
次に、糸状部材8をガラス管1と共に、ガラス管1内に残った剥離された蛍光体を、吸引装置によって吸引し、糸状部材8を引き抜き、かつ不要な蛍光体を除去する。
この後、図6に示すように、リード導体15が接続されたニッケルやタンタル等からなる電極16,16を取り付け、水銀ガス及び不活性ガスを封入して封止を行ってアパーチャ型蛍光ランプ17を完成させる。
こうして完成したアパーチャ型蛍光ランプ17は、両端が閉塞され内部に水銀ガス及び不活性ガスが封入された外径2.0[mm]、内径1.6[mm]、長さ300[mm]の円筒形状のガラス管19と、ガラス管19の両端に封着した一対の電極16,16とを有し、ガラス管19の内面には、紫外線反射層2と蛍光体層3とが形成され、ガラス管19の軸方向に沿った所定の帯状領域の蛍光体層3は除去されて、開口角θ1で開口したアパーチャ部14とされている。
ここで、電極16に接続されたリード導体15の先端部は、図7に示すように、予め二股状に加工され、円柱形状の突起部18,18が形成されている。突起部18,18は、各突起部18の円柱の軸が、アパーチャ部14から放射される光の放射方向のうち、最も輝度が高くアパーチャ型蛍光ランプ17の軸に垂直な方向(以下、主放射方向という)S1に平行なガラス管19からの法線とガラス管19の軸とを含む平面上に揃うように形成される。
【0040】
次に、このアパーチャ型蛍光ランプ17の動作について説明する。
ガラス管19の両端の電極16,16間に数百〜千数百[V]の交流電圧をかけると、ガラス管19内部で放電が起こる。図5に示すように、放電によって励起された水銀原子Hgから放出される紫外線が蛍光体層3にあたると、蛍光体で可視光に変換され、アパーチャ型蛍光ランプ17の内部側及び外側へ向けて可視光線が放射される。なお、ここで、点灯時には、管電流Iが、(I=4〜7[mA])、管電圧Vは、(V=680〜650[Vrms])とされ、アパーチャ型蛍光ランプ17の内径1.6[mm]に対応した高発光効率で、発光が行われる。
また、アパーチャ部14から逃げようとする紫外線も紫外線反射層2で反射され、対向面の蛍光体に当たって可視光線となる。蛍光体層3の内側に直接紫外線が当たるため、蛍光体から発して、アパーチャ型蛍光ランプ17内部側へ向かう可視光線と、外側へ向かう可視光線とでは、内部側へ向かう可視光線の方が輝度が高い。
【0041】
この輝度の高い内部側への可視光線がアパーチャ部14を通してアパーチャ型蛍光ランプ17の外部へ放出されるため、アパーチャ部14では、これ以外の部分より高い輝度の光を放出する。
アパーチャ型蛍光ランプ17は、例えば図8に示すような輝度指向特性を有している。図8においては、主放射方向S1を基準とし、この方向を0°としている。また、輝度は、0°方向の輝度を100%として示している。ここで、アパーチャ部14には、315°〜0°、0°〜45°の角度範囲が対応している。図8によってあきらかなように、アパーチャ部14から放射された光の輝度は、アパーチャ部14以外の領域から放射された光による輝度よりも略2.5倍の値となっている。
【0042】
次に、このようにして製造したアパーチャ型蛍光ランプ17を用いて、バックライト(面照明装置)21を製造する方法について説明する。
まず、図9及び図10に示すように、上側及び下側のフランジ部22,23とウェブ部24と、端部(支持部材)25,25とを有する断面溝形のリフレクタ26を用意する。
両端部25,25には、図9に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ17を取り付けるための突起部18,18と嵌合する取付孔部27,27が形成されている。また、取付孔部27,27は、中心位置がフランジ部23から所定の高さに設けられている。
ここで、リード導体15の突起部18をリフレクタ26の取付孔部27に嵌合させて、アパーチャ型蛍光ランプ17をリフレクタ26に取り付ける。ここで用いるアパーチャ型蛍光ランプ17のアパーチャ部14の開口角θ1は、上述したように、略40°〜143°の範囲の角度(例えば略90°)とされ、この角度は、アパーチャ型蛍光ランプ17の外径(この例では2.0[mm])や後述する導光板の厚さ(この例では3.0[mm])、アパーチャ型蛍光ランプ17の軸から導光板端部までの距離(この例では1.5[mm])等に対応したものとなっている。
【0043】
次に、アパーチャ型蛍光ランプ17及び後述する導光ユニットを保持するためのリアケース(保持枠部材)28上の端部に、アパーチャ型蛍光ランプ17を取り付けたリフレクタ26を配置する(図10参照)。この状態で、アパーチャ部14は、開口の中心位置が所定の高さとされ、かつ、主放射方向S1は、リアケース28の上面に平行な方向(図11において水平方向)となるように位置決めされ固定される。
リアケース28上には、さらに、アパーチャ型蛍光ランプ17から放射された光を導光板側へ反射させる反射シート29と、アクリルやポリカーボネート等からなり厚さが例えば略3.0[mm]の導光板31と、プリズムシートや拡散シート等からなり法線方向の輝度や輝度均一性を向上させる光学補正シート32とを順に積層し、最後に、センタケース(保持枠部材)33を被せて、図12に示すように、バックライト21を完成させる。
【0044】
こうして完成したバックライト21は、アパーチャ部14から光を集中的に放射するアパーチャ型蛍光ランプ17と、アパーチャ型蛍光ランプ17から放射された光を反射、拡散させて面光源とするためのリフレクタ26並びに順に積層された反射シート29、導光板31及び光学補正シート32からなる導光ユニットと、筐体としてのリアケース28及びセンタケース33とを有している。
ここで、アパーチャ型蛍光ランプ17は、図11に示すように、導光板31側を除く三方において(すなわち、上下及び外側部において)、リフレクタ26によって囲まれた略四角柱形状の収納空間34内に収納され、リフレクタ26の内壁面との間に、アパーチャ部14以外から出射した光をリフレクタ26に反射させて導光板31に入光させるためのクリアランスを確保した上で、リフレクタ26に取り付けられており、例えば、収納空間34の横断面の縦幅(リフレクタ26の両フランジ部22,23の内壁面間の距離)a1は、3.0[mm]〜4.0[mm]とされる。
また、上部及び下部のクリアランスb1,c1は、いずれも0.5[mm]〜1.0[mm]とされる。また、収納空間34の横断面の横幅(リフレクタ26の上側のフランジ部22の幅)d1は、3.0[mm]〜4.0[mm]とされている。
【0045】
次に、このバックライト21の動作について説明する。
バックライト21において、アパーチャ部14から放射される光のうち、発光面に平行な方向(図11中矢印S1で示す水平方向)へ放射される光は、直進して反射シート29で反射した後、導光板31を経て光学補正シート32から出射され、上方へ向かって(図11中矢印S2で示す方向)放射された光は、このまま、導光板31を経て光学補正シート32から出射され、下方へ向かって(図11中矢印S3で示す方向)放射された光は、すぐに反射シート29で反射した後、導光板31を経て光学補正シート32から出射される。また、アパーチャ部14以外の領域からも可視光線は放射され、リフレクタ26の内壁面で反射して、導光板31へ導かれた後、光学補正シート32から出射される。
こうして、光学補正シート32の出射面(発光面)からは、均一な輝度で照明光が被照明面へ向けて照射される。
【0046】
このバックライト21を用いて製造される液晶ディスプレイ装置(液晶表示装置)35は、図13乃至図15に示すように、透過型の液晶パネル36と、液晶駆動用IC等が実装されたTCP(Tape Carrier Package)37及びPCB(Printed Circuit Boad)38と、液晶パネル36の下側に取り付けられ液晶パネル36に下方から照明光を照射するバックライト21と、液晶ディスプレイ装置本体を保持するための筐体としてのフロントシャーシ板39とを有している。
なお、液晶パネル36は、例えばTFT方式パネルであり、TFTが形成されているTFT基板と、TFT基板と数[μm]の間隙を介して対向して固定され、着色層(カラーフィルタ)が形成された対向基板と、上記間隙に封入された液晶層と、TFT基板、対向基板の外側に配設された一対の偏向板とを有している。
【0047】
このように、この例の構成によれば、ガラス管19の内径に対応した所定の径の糸状部材8を用いて蛍光体を剥離させることによって、内径が例えば3[mm]以下の小径のガラス管19であっても、アパーチャ部14を簡単に精密にかつ低コストで形成することができる。
また、管長が長いガラス管であってもアパーチャ部14を簡単に、精密に、低コストで、かつ高い信頼度で形成することができる。
また、内径1.6[mm]程度の小径のアパーチャ型蛍光ランプ17を用いることによって発光効率を向上させることができる。
また、小径のアパーチャ型蛍光ランプ17を用いることによって、アパーチャ型蛍光ランプ17が小径化された分だけ、バックライト21の厚さ及び縦方向(図11中水平方向)の長さを縮小化できるので、薄型化、及び軽量化されたバックライト21を得ることができる。さらに、このバックライト21を用いることによって、薄型化、狭額縁化、及び軽量化された液晶ディスプレイ装置35を得ることができる。
【0048】
また、バックライト21の額縁部の例えばアパーチャ型蛍光ランプ17上方の部位の幅e1は、アパーチャ型蛍光ランプ17が小径化された分だけ狭くすることができ、バックライト21全体の面積に対する光面の面積の比を高めることができる。また、これに対応して液晶ディスプレイ装置35の表示面の面積の全体の面積に対する比も高めることができる。
また、単に、突起部18,18と、取付孔部27,27とを嵌合させるだけで、アパーチャ部14の位置決めを簡単かつ確実に行うことができるので、作業効率を上げ、かつ歩留まりを向上させることができると共に、作業の自動化にも対応させることができる。
【0049】
◇第2実施例
図16は、この発明の第2実施例であるバックライトの動作又は構成を説明するための説明図であって、同図(a)は、同バックライトの上方における同バックライトの発光面の縦軸方向の位置と輝度との間の関係(輝度分布特性)を示す特性図、同図(b)は、同バックライトの構成を示す断面図、図17は、この例のアパーチャ型蛍光ランプの構成を説明するための断面図、また、図18は、同アパーチャ型蛍光ランプの放射方向と輝度との関係(指向特性)を示す特性図である。
この例のバックライトが上述した第1実施例のバックライトと異なるところは、第1実施例では、アパーチャ部を1箇所に設けたアパーチャ型蛍光ランプを用いていたのに対して、所定の輝度指向特性が得られるようにアパーチャ部を2箇所に設けたアパーチャ型蛍光ランプを用いてバックライトを構成した点と、第1実施例ではサイドライト方式のバックライトとしたのに対して、直下方式のバックライトとした点である。
これ以外は、第1実施例で述べた構成と略同一であるので、その説明を簡単に行う。
【0050】
図16(b)に示すように、この例のバックライト(面照明装置)41は、所定の間隔Δyで配列された複数のアパーチャ型蛍光ランプ42,42,…と、アパーチャ型蛍光ランプ42からの放射光を反射させ筐体を兼ねた反射板43と、各アパーチャ型蛍光ランプ42から所定の離隔距離L0を保った位置に配置され、上記放射光や射板43からの反射光を拡散させて面光源を得るための拡散板44とを有し、図16(a)において実線で示すような穏やかな波状の輝度分布特性を示す。なお、対照のために、図16(a)において、第1実施例のアパーチャ型蛍光ランプ17を用いた場合の輝度分布特性を破線で示している。また、この例では、間隔Δyは略33[mm]、離隔距離L0は略14[mm]に設定される。
アパーチャ型蛍光ランプ42は、図17に示すように、ガラス管45と、一対の電極とを有し、ガラス管45の内面には、紫外線反射層46と、蛍光体層47とが形成され、ガラス管45の軸方向に沿った2本の所定の帯状領域の蛍光体層47は除去されてガラス管45の軸の周りにそれぞれ所定の開口角θ2で開口され、所定の角度間隔θ3で設けられたアパーチャ部48,48とされている。
アパーチャ型蛍光ランプ42は、バックライト41としての所定の仕様(例えば、面輝度や、面輝度均一度(面輝度均斉度)、形状寸法等)を満たすために、対応した寸法、開口角θ2、角度間隔θ3のものが選択され、複数のアパーチャ型蛍光ランプ42が上記間隔Δyで配列される。
この例では、上記間隔Δyや離隔距離L0等に対応させて、開口角θ2は略20°〜40°の範囲の角度(例えば30°)、角度間隔θ3は略90°〜100°のアパーチャ型蛍光ランプ42が用いられている。また、アパーチャ型蛍光ランプ42の外径及び長さは、それぞれ、略2.0[mm]、略300[mm]である。なお、離隔距離L0を例えば7[mm]まで縮小する場合には、角度間隔θ3が略130°のアパーチャ型蛍光ランプを用いるようにする。
【0051】
この例のアパーチャ型蛍光ランプ42は、図18に示すような輝度指向特性を有している。図17においては、アパーチャ部48から放射される光の放射方向のうち、最も輝度が高くアパーチャ型蛍光ランプ42の軸に垂直な2つの方向(すなわち、2つの主放射方向S1,S1)がなす角度を2等分する方向(以下、対称軸方向R1という)を基準とし、この方向を0°としている。また、輝度は、45°及び315°方向の輝度を100%として示している。ここで、アパーチャ部48には、300°〜330°、30°〜60°の角度範囲が対応している。
各アパーチャ型蛍光ランプ42は、対称軸方向R1が、拡散板44の上面(バックライトとしての発光面)に対して直交するように(すなわち、図16(b)中、真上を向くように)、位置決めされ、固定される。
ここで、アパーチャ型蛍光ランプ42の軸から直上に所定の離隔距離L0離れた拡散板44裏面において、アパーチャ型蛍光ランプ42の軸に直交する方向に沿ったy軸上のアパーチャ型蛍光ランプ42真上の位置(y=y0)と、相隣るアパーチャ型蛍光ランプ42,42から等距離の位置(y=ym)とにおいて、輝度の差が所定の値以下とされている。
【0052】
さらに、光は拡散板44を透過することによって、輝度均一度が向上し、拡散板44上面(発光面)においては、例えば、y=y0における輝度F0とy=ymにおける輝度Fmとの差ΔFの輝度F0に対する比は、例えば略0.1以下に調整される。
すなわち、最もアパーチャ型蛍光ランプ42から遠く、かつ、入射角(例えばアパーチャ型蛍光ランプ42の放射光の方向と発光面の法線方向とがなす角度)が大きくなるアパーチャ型蛍光ランプ42,42間の位置Pm(y=ym)近傍において、両アパーチャ型蛍光ランプ42,42からの放射光が集まるように予め調整され、位置P0と位置Pmとの間での輝度の変化を抑制するようにされている。
このように、図18に示すような輝度の高い2つの主放射方向を有する複数のアパーチャ型蛍光ランプ42,42,…が、対称軸方向R1を揃えて所定の間隔Δyで配列されていることにより、図16(a)に示すように、バックライト41の上方の輝度Fは、y軸方向に沿って穏やかに変化する。
【0053】
この例の構成によれば、第1実施例で述べたのと略同一の効果を得ることができる。
加えて、2つのアパーチャ部48,48を有する複数のアパーチャ型蛍光ランプ42,42,…を対称軸方向R1を揃えて所定の間隔で配列しているので、重ね合わされた発光面に垂直な方向の輝度を、発光面上の縦軸方向(アパーチャ型蛍光ランプ42の軸に直交する方向)に沿って略揃えることができ、輝度均一性を向上させることができる。
さらに、小径のアパーチャ型蛍光ランプ42を用いることができる上に、アパーチャ型蛍光ランプ42の軸と拡散板44との間の離隔距離L0も短くて済むので、バックライト41を薄型化及び軽量化することができる。
【0054】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の第1実施例では、アパーチャ型蛍光ランプ17とリフレクタ26の内壁面との間に、導光板31側を除く三方において、アパーチャ部14以外から出射した光をリフレクタ26に反射させて導光板31に入光させるためのクリアランスを確保する場合について述べたが、図19に示すように、上記クリアランス及びリフレクタ26を廃すると共に、反射シート51を、アパーチャ型蛍光ランプ17の下部まで延設するようにしても良い。
この場合、収納空間52の横断面の縦幅a2及び横幅d2は、共にクリアランスb1,c1が廃される分縮小され、額縁部のアパーチャ型蛍光ランプ17上方の部位の幅e2も縮小されるので、一段と薄型化、狭額縁化され、これにともなって、軽量化される。また、部材点数を減らすことができるので、材料費を削減し、組立のための工程数を削減し、製造コストを低減することができる。
【0055】
さらに、図20に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ17の上部に反射シート53を追加して配設するようにしても良い。これによって、アパーチャ部14以外から放射された光の利用効率を高めることができる。
また、図21に示すように、上記クリアランス及びリフレクタ26を廃すると共に、反射シート54をアパーチャ型蛍光ランプ17の周りに巻き付けて、アパーチャ型蛍光ランプ17の上部まで延設するようにしても良い。これにより、部材点数を増やすことなく、上記利用効率を高めることができる。
【0056】
また、アパーチャ型蛍光ランプ17の位置決めのためのリード導体15の先端部の加工、及びこれに対応するリフレクタ26の両端部の加工は、二股状の突起部18とこれらと嵌合する2つの取付孔部27とを作成する加工に限らず、例えば、図22(a)に示すような平板状の突起部55と、これと嵌合する図22(b)に示すような矩形状の孔部56との組合せでも良いし、また、図23(a)に示すような断面円柱形状のリード導体を所定の方向に略直角に屈曲させた屈曲部57と、これと嵌合する図23(b)に示すようなウェブ部24に設けた孔部58との組合せでも良い。この場合、同図に示すように、両端部25,25を廃する。
【0057】
また、上述した実施例では、ガラス管1を固定させて糸状部材8を往復運動させる場合について述べたが、ガラス管1を往復運動させても良い。
また、所定の長さの糸状部材8をガラス管1に挿通した後、両端を結ぶか又は融着し、輪状の糸状部材8を用いて、図24に示すように、張力調整部59を介してモータを用いた駆動部61に糸状部材8を導き、モータの回転方向を定期的に反転させることによって、糸状部材8を往復運動させるようしても良い。
また、往復運動に限らず、比較的長い糸状部材8を用いて、一方方向に糸状部材8を摺動させるようにしても良い。
また、閉じた糸状部材8を用いて、図25に示すように、張力調整部59を介してモータを用いた駆動部61に糸状部材8を導き、モータを一定方向に回転させて、糸状部材8を摺動させ、さらに、清掃部62を設けて、糸状部材8に付着した蛍光体を除去構成しても良い。
また、ガラス管1の軸の方向に沿った糸状部材8の往復運動と、ガラス管1の軸の周りのガラス管1の回動運動とを同時に行って、蛍光体を剥離するようにしても良い。
【0058】
また、例えば、ガラス管1の軸に平行な方向のみならず、軸に垂直な円弧に沿った方向への変位を加えるようにしても良い。また、ガラス管1を湾曲させずに、水平又は鉛直に固定した状態で蛍光体を剥離するようにしても良い。
また、リード導体15の突起部18と嵌合する取付孔部は、リフレクタ26ではなく、リード導体15と電気的に接続される端子に設けるようにしても良い。また、天然繊維製の糸状部材8に代えて、例えば摩擦によって静電気を発生し蛍光体を吸着させる合成繊維製の糸状部材を用いるようにしても良いし、カーボンファイバやグラスファイバを用いても良い。また、金属製であっても良い。また、糸状部材8に1箇所以上の結び目を設けることによって凹凸加工を施したり、糸状部材8に、この糸状部材8と同一又は異なる種類の材料からなる図26(a)に示すような円柱状の蛍光体剥離部材8a,8a,…や、図26(b)に示すような球状の蛍光体剥離部材8b,8b,…を1個以上取り付けておくようにしても良い。また、糸状部材に限らずテープ状部材を用いるようにしても良い。
【0059】
また、図27に示すように、直下方式のバックライト63において、アパーチャ型蛍光ランプ17を用いるようにしても良い。
このバックライト63は、図27に示すように、アパーチャ型蛍光ランプ17,17,…と、各アパーチャ型蛍光ランプ17を収納する筐体を兼ね、各アパーチャ型蛍光ランプ17を底面上に載置し各アパーチャ型蛍光ランプ17から放射された光を反射させる反射板64と、放射された光又は反射した光を拡散して面光源を得るための拡散板65とを有している。
アパーチャ型蛍光ランプ17は、アパーチャ部14が真上を向いた状態で、位置決めされて反射板64の底面上に配列されている。
これによって、小径のアパーチャ型蛍光ランプ17を用いることによって、直下型のバックライトでも、薄型化及び軽量化されたバックライトを得ることができる。また、小径のパーチャ型蛍光ランプ17を用いることによって、発光効率を高めることができる。
【0060】
また、図28に示すように、第1実施例で述べたバックライト21を用いて、電子機器としての携帯型情報端末(PDA)66を得ることができる。この携帯型情報端末66は、例えば、上述した液晶パネル36と、バックライト21、及び映像信号処理部67からなる表示部68と、構成各部を制御する制御部69と、制御部69が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部71と、データ通信を行うための通信部72と、キーボードやポインティングデバイス等からなる入力部73と、各部へ電力を供給する電源部74とを有している。
上述したように、小径のパーチャ型蛍光ランプ17を用いることによって、表示部68を、従来よりも薄型化、狭額縁化、軽量化することができる。したがって、電子機器としての携帯型情報端末66も薄型化、軽量化することができる。
【0061】
また、液晶パネル36及びバックライト21を備えた電子機器として、携帯型情報端末以外に、携帯型パーソナルコンピュータや、ノート型パーソナルコンピュータに適用しても良い。
また、図29に示すように、バックライト21を例えば携帯電話機(電子機器)75に適用しても良い。この携帯電話機75は、同図に示すように、液晶パネル36、バックライト21、及び映像信号処理部67からなる表示部76と、制御部77と、記憶部78と、無線信号を受信及び送信するための受信部79及び送信部81と、入力部82と、電源部83とを有し、従来よりも薄型化、狭額縁化、軽量化が可能となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、糸状部材又は帯状部材を用いて蛍光体を剥離させるので、内径が例えば3[mm]以下の小径のガラス管であっても、アパーチャ部を簡単に、精密に、低コストで、かつ高い信頼度で形成することができる。
また、管長が長いガラス管であってもアパーチャ部を簡単に、精密に、低コストで、かつ高い信頼度で形成することができる。
また、小径のアパーチャ型蛍光ランプを用いることによって輝度効率を向上させることができる。
また、小径のアパーチャ型蛍光ランプを用いることによって、薄型化、狭額縁化及び軽量化された面照明装置を得ることができる。また、この面照明装置を用いることによって、薄型化、狭額縁化、及び軽量化された液晶表示装置を得ることができる。さらに、この液晶表示装置を用いることによって、薄型化、狭額縁化、及び軽量化された電子機器を得ることができる。
【0063】
また、所定の凸形状に加工されたリード導体の先端部と、支持部材の突凹部又は孔部とを嵌合させるだけで、アパーチャ部の位置決めを簡単かつ確実に行うことができるので、作業効率を上げ、かつ歩留まりを向上させることができると共に、作業の自動化にも対応させることができる。
また、小径のアパーチャ型蛍光ランプを用いることによって、直下型の面照明装置でも、薄型化及び軽量化された面照明装置を得ることができる。
直下方式の面照明装置で、軸の周りに所定の角度間隔で離隔して配置された2つのアパーチャ部を有するアパーチャ型蛍光ランプを複数配列させることによって、輝度均一性を向上させることができ、かつ、薄型化及び軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための工程図である。
【図2】この発明の第1実施例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための工程図である。
【図3】同アパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図であって、図3(a)は、図1(a)のA−A線に沿った断面図、図3(b)は、図2(d)のB−B線に沿った断面図である。
【図4】この発明の第1実施例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図である。
【図5】同アパーチャ型蛍光ランプの構成を示す断面図である。
【図6】同アパーチャ型蛍光ランプの構成を示す断面図である。
【図7】同アパーチャ型蛍光ランプのリード導体の構成を示す部分拡大斜視図である。
【図8】アパーチャ型蛍光ランプの放射方向と輝度との関係(指向特性)を示す特性図である。
【図9】この例のリフレクタの端部の構成を示す部分拡大斜視図である。
【図10】この例のバックライトの構成を分解して示す分解斜視図である。
【図11】同バックライトの構成を示す断面図である。
【図12】 同バックライトの構成を示す斜視図である。
【図13】 この例の液晶ディスプレイ装置の構成を分解して示す分解斜視図である。
【図14】同液晶ディスプレイ装置の構成を示す断面図である。
【図15】同液晶ディスプレイ装置の構成を示す斜視図である。
【図16】この発明の第2実施例であるバックライトの動作又は構成を説明するための説明図であって、同図(a)は、同バックライトの上方における同バックライトの発光面の縦軸方向の位置と輝度との間の関係(輝度分布特性)を示す特性図、同図(b)は、同バックライトの構成を示す断面図である。
【図17】この例のアパーチャ型蛍光ランプの構成を説明するための断面図である。
【図18】同アパーチャ型蛍光ランプの放射方向と輝度との関係(指向特性)を示す特性図である。
【図19】この発明の第1実施例の変形例であるバックライトの構成を示す断面図である。
【図20】この発明の第1実施例の別の変形例であるバックライトの構成を示す断面図である。
【図21】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるバックライトの構成を示す断面図である。
【図22】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるバックライトの製造方法を説明するための説明図である。
【図23】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるバックライトの製造方法を説明するための説明図である。
【図24】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図である。
【図25】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図である。
【図26】この発明の第1実施例のさらに別の変形例であるアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を説明するための説明図である。
【図27】この発明の第2実施例の変形例であるバックライトの構成を示す断面図である。
【図28】この発明の第1実施例のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を用いて得られたアパーチャ型蛍光ランプを備えた電子機器としての携帯型情報端末の電気的構成を示すブロックである。
【図29】この発明の第1実施例のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法を用いて得られたアパーチャ型蛍光ランプを備えた電子機器としての携帯電話機の電気的構成を示すブロックである。
【図30】従来技術を説明するための説明図である。
【図31】従来技術を説明するための説明図である。
【図32】従来技術を説明するための説明図である。
【図33】従来技術を説明するための説明図である。
【図34】従来技術を説明するための説明図である。
【図35】従来技術を説明するための説明図である。
【図36】従来技術を説明するための説明図である。
【図37】従来技術を説明するための説明図である。
【図38】従来技術を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス管
3 蛍光体層
8 糸状部材
14 アパーチャ部
15 リード導体
17,42 アパーチャ型蛍光ランプ
19 ガラス管
21,41 バックライト(面照明装置)
25 両端部(支持部材)
26 リフレクタ
28 リアケース(保持枠部材)
33 センタケース(保持枠部材)
35 液晶ディスプレイ装置(液晶表示装置)
36 液晶パネル
66 携帯型情報端末(電子機器)
75 携帯電話機(電子機器)
Claims (15)
- ガラス管の内面に蛍光体層を形成した後、前記ガラス管の軸方向に沿った所定の領域の前記蛍光体層を除去して、光投射用に開口されたアパーチャ部を形成するアパーチャ型蛍光ランプの製造方法であって、
前記蛍光体層が形成された前記ガラス管内に、所定の表面粗さと所定の引張り強さとを有する糸状部材又は帯状部材を挿通する部材挿通工程と、
前記糸状部材又は帯状部材を、その両端を所定の引張り力で引っ張った状態で、前記所定の領域に形成された前記蛍光体層に押し付けながら、前記糸状部材又は帯状部材を前記蛍光体層に対して相対的に変位させて摺動させ、蛍光体を剥離させるための蛍光体剥離工程とを備えたことを特徴とするアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。 - 前記部材挿通工程では、前記ガラス管の一方の開口から前記糸状部材又は帯状部材の端部を差し入れると共に、他方の開口から前記糸状部材又は帯状部材を吸引することを特徴とする請求項1記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記蛍光体剥離工程では、前記ガラス管を前記アパーチャ部を形成する側に湾曲させた状態で、前記糸状部材又は帯状部材を摺動させることを特徴とする請求項1又は2記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記蛍光体層が形成された前記ガラス管を、前記ガラス管の軸の周りに所定の角度範囲内で回動させるガラス管回動工程を備え、
前記ガラス管回動工程と、前記蛍光体剥離工程とは、交互に又は同時に実行されることを特徴とする請求項1,2又は3記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。 - 前記糸状部材又は帯状部材を、前記ガラス管の軸の周りに所定の角度範囲内で回動させる部材回動工程を備え、
前記部材回動工程と、前記蛍光体剥離工程とは、交互に又は同時に実行されることを特徴とする請求項1,2又は3記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。 - 前記蛍光体剥離工程で剥離させた前記蛍光体を除去する蛍光体除去工程を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記蛍光体除去工程では、前記ガラス管のいずれか一方の開口から、剥離させた前記蛍光体を吸引することを特徴とする請求項6記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記糸状部材又は帯状部材は、可撓性を有すると共に、少なくとも前記蛍光体層に接する部位には所定の凹凸加工が施されていることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記糸状部材又は帯状部材は、前記蛍光体を付着させる吸着性部材又は粘着性部材からなっていることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記糸状部材は、繊維又は金属からなることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- 前記ガラス管の軸方向に沿って、帯状の複数の前記アパーチャ部を形成することを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法。
- ガラス管と前記ガラス管の両端に封着した一対の電極とを有し、前記ガラス管の内面に蛍光体層が形成され、前記ガラス管の軸方向に沿った所定の領域は、前記蛍光体層が除去されて、光投射用に開口されたアパーチャ部とされたアパーチャ型蛍光ランプと、前記アパーチャ型蛍光ランプを支持部材を介して保持する保持枠部材とを備えた面照明装置の製造方法であって、
前記電極に接続されたリード導体の先端部が所定の凸形状に加工された前記アパーチャ型蛍光ランプと、前記リード導体の先端部と嵌合することによって前記アパーチャ部が所定の向きを向いた状態で前記アパーチャ型蛍光ランプが固定されることとなる凹部又は孔部を設けた前記支持部材とを用意し、
前記保持枠部材に取り付けられた前記支持部材の前記凹部又は孔部に前記リード導体の先端部を嵌合させて、前記アパーチャ型蛍光ランプを所定の姿勢で位置決めすることを特徴とする面照明装置の製造方法。 - 前記アパーチャ型蛍光ランプが、請求項1乃至11の何れか一に記載のアパーチャ型蛍光ランプの製造方法により製造されることを特徴とする請求項12記載の面照明装置の製造方法。
- 請求項12又は13記載の面照明装置の製造方法により製造された面照明装置と、液晶パネルとを備えたことを特徴とする液晶表示装置。
- 請求項14記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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