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JP4322204B2 - 少なくとも2つのシリンダを備えている過給式内燃エンジンの制御方法およびそのような方法を用いているエンジン - Google Patents

少なくとも2つのシリンダを備えている過給式内燃エンジンの制御方法およびそのような方法を用いているエンジン Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも2つのシリンダを備えている過給式内燃エンジンの制御方法およびそのような方法を用いているエンジンに関するものである。
通常、内燃エンジンの出力は、このエンジンの燃焼室に供給される空気の量によって決まり、空気の量は空気の密度に比例している。周知のように、より高い出力を必要とする場合には、このシリンダ内に空気を過給するために、エンジンのシリンダ内に吸気を供給する前に、ターボ過給機のような任意の圧縮手段によって吸気を圧縮することができる。
シリンダ内の空気の量を増加させ、また、火花点火式のエンジンの場合にはエンジンのノッキングに対する感度を低くするために、燃焼室内に残留している燃焼ガスは、一般に燃焼ガスの掃気と呼ばれているエンジンの排気相の終了前に、過給された空気に置き換えられるようにして排出させられる。
この掃気は、間接噴射エンジンに関して特許文献1に記載されているように、排気相を終了して吸気相を開始しつつあるシリンダの上死点近くで、排気弁と吸気弁とをオーバーラップさせることによって達成することができる。このオーバーラップは、排気相の終わりにピストンの上死点(TDC)近くにおいて、クランク軸が数度または約十度回転する間に、シリンダの排気弁と吸気弁とを同時に開くことによって達成される。そのため、このシリンダは、過給された混合気を燃焼室内に供給する従来の吸気手段を補うものとして、過給された非混合気用の特定の吸気手段を有しており、各々の手段は管と弁とからなる。この構成において、この燃焼ガスの掃気は、排気部における圧力よりも圧力が高い過給された非混合気が燃焼室内に供給され、過給された非混合気が燃焼ガスを排気弁を介して排出することで掃気して、燃焼ガスが排出されることにより空いた体積を占めるようにする、排気弁と過給された非混合気用の吸気弁とのオーバーラップによって行われる。掃気段階の終わりに、排気弁が閉じて、過給された混合気が燃料ノズルを備えている他の吸気手段を介して燃焼室内に供給される。
この種類のエンジンは十分に作動するが、決して些細とは言えない欠点を伴う。
実際上、そのような掃気を行うには、排気ガスを排気弁に向けて流動させて、排気ガスを吸気弁を介して供給された過給空気で置き換えるように、過給空気の吸気圧は、ピストンの上死点の近くで燃焼ガスの排気圧よりも高くなければならい。
しかしながら、排気ガス用の1つの入口をタービンに有している従来のターボ過給機を使用すると、少なくとも2つのシリンダを有しているエンジン、より具体的には4つのシリンダを有しているエンジンに関しては、この掃気を行えない場合がある
実際上、各シリンダから排気手段を介して排出された排気ガスは、すべてのシリンダのすべての排気部をタービンの入口に、直接的に、または排気マニフォールドによって間接的につないでいる管路を介して、過給機のタービンの1つの入口に送られる。
したがって、シリンダの各排気相の開始時に排気弁が開くときに、タービンの入口の排気圧は、クランク軸が数度回転する間に増加する。この圧力の増加は、排気マニフォールドを介して、他のシリンダの排気弁に影響する。
米国特許第4,217,866号明細書
4シリンダエンジンのように少なくとも2つのシリンダを有している4ストロークエンジンでは、このエンジンの作動サイクルは、吸気弁が開くことによるシリンダの吸気相の開始が、排気弁が開くことによる他のシリンダの排気相の開始と実質的に同時に開始されるようになっている。そのため、シリンダが、吸気弁と排気弁とのオーバーラップによって燃焼ガスを掃気している吸気相にあるときに、排気相を開始した他のシリンダからの排気ガスは、排気マニフォールドを介して、この掃気を行うために排気弁が開いている吸気相を開始したシリンダに通じている。したがって、マニフォールド内の排気ガスは、吸気圧よりも圧力が高いため、弁のオーバーラップ中は、吸気相を開始したシリンダの排気弁を介して燃焼ガスが排出されることを妨げる。
この問題を克服するために、ダブルフロー式過給機と呼ばれる特定のターボ過給機を使用することが周知である。この種の過給機では、排気ガスの入口がタービンの段階で2つの部分に分割されており、第1の部分は直接またはマニフォールドによって一部のシリンダの排気部に接続され、第2の部分は他のシリンダの排気部に接続されている。前述の欠点を回避するために、各部分は、あるシリンダの吸気相と他のシリンダの排気相とが同時に起こらないような複数のシリンダに連結されている。
したがって、過給機の一方の部分に接続されている、複数のシリンダのうちの1つが、燃焼ガスの掃気を伴う吸気相を開始したときに、過給機の他方の部分に接続されている排気相を開始したシリンダの排気ガスの圧力が燃焼ガスの掃気プロセスを妨げることはあり得ない。
このダブルフロー式過給機の技術は、満足できるものであるが、入口が1つの従来の過給機よりもはるかにコストが高くなる。
本発明の目的は、シリンダの燃焼ガスの掃気を任意の時期に行うことが可能であり、かつ、入口が1つの過給機によって過給される空気を使用することが可能なエンジン制御によって、前述の欠点を克服することである。
したがって、本発明は、燃焼サイクル中に、他方のシリンダがその下死点近くにおいて排気相にあるときに、一方のシリンダがその上死点近くにおいて燃焼ガスを掃気する吸気相にある少なくとも2つのシリンダを有し、シリンダは、吸気弁を備えた少なくとも1つの吸気手段と、排気弁を備えた少なくとも1つの排気手段とを有している、過給式内燃エンジンの制御方法において、吸気相にあるシリンダの排気弁と吸気弁とを同時に開くことによる弁のオーバーラップ段階によって、吸気相にある前記シリンダの燃焼ガスの掃気を行うことと、オーバーラップ段階の少なくとも一部の期間中に、吸気相にあるシリンダの排気圧がその吸気圧よりも低くなるように、排気相にあるシリンダの排気弁の開度を制御することと、を有することを特徴とする、過給式エンジンの制御方法に関する。
この方法は、吸気相にあるシリンダの排気圧がその排気弁が閉じるときのその吸気圧と等しくなるように、排気相にあるシリンダの排気弁の開度を制御することを有していてもよい。
この方法は、吸気相にあるシリンダの排気弁が閉じるときに、排気相にあるシリンダの排気弁の開度を制御することを有していてもよい。
この方法はまた、吸気相にあるシリンダの排気圧がその排気弁が閉じるときのその吸気圧よりも高くなるように、排気相にあるシリンダの排気弁の開度を制御することを有し、燃焼ガスの掃気が弁のオーバーラップ段階の開始時に行われるようになっていてもよい。
この方法はまた、排気相にあるシリンダの排気弁を、吸気相にあるシリンダの排気弁を閉じた後に開くことを有していてもよい。
また、本発明は、吸気弁を備えた少なくとも1つの吸気手段と、排気弁を備えた少なくとも1つの排気手段とを有している少なくとも2つのシリンダを備えた過給式内燃エンジンにおいて、掃気段階の少なくとも一部の期間中に、燃焼ガスを掃気している吸気相にあるシリンダの排気圧がその吸気圧よりも低くなるように排気相にあるシリンダの排気弁の開度を制御するように排気弁を制御する手段を有していることを特徴とする過給式内燃エンジンに関する。
制御手段は、少なくとも排気弁のリフト規則の位相設定を変更する手段を有していてもよい。
変更手段はVVT形式またはVVA形式の制御システムを有していてもよい。
吸気の過給がターボ過給機によって行われる場合、このターボ過給機は1つの入口を有している。
本発明のその他の特徴と利点は、非限定的な例として示された以下の説明を添付図面を参照して読むことで明らかになるであろう。
図1の過給式内燃エンジン、たとえば直噴エンジンは、4つのシリンダ10または、複数の4つのシリンダ、たとえば8つまたは12の直列またはV型のシリンダを有している。図1の例では、シリンダは、この図の下側から順に、1番シリンダ、2番シリンダ、3番シリンダ、および4番シリンダと呼ぶ。各シリンダ10は、吸気弁14(吸気弁を備えているシリンダ10毎に141から144の参照番号を付している)と吸気管16とを備えている少なくとも1つの吸気手段12と、排気弁20(吸気弁を備えているシリンダ10毎に201から204の参照番号を付している)と排気管22とを備えている少なくとも1つの排気手段18とを有している。吸気手段12の吸気管16が吸気マニフォールド24上に開口しているのに対し、排気手段18の排気管22は排気マニフォールド26上に開口している。吸気マニフォールド24が管路28によって入口が1つのターボ過給機32の圧縮部分30の出口につながっているのに対して、排気マニフォールド26は管路34によってこのターボ過給機32のタービン36の1つの入口につながっている。
この技術分野で公知のように、各シリンダ10は、このようなエンジンが通常は備えているクランク軸のクランクピンに連結されているコネクティングロッドによって、上死点(TDC)と呼ばれている上側の位置と下死点(BDC)と呼ばれている下側の位置との間で往復直線運動をするピストンを有している。このシリンダ10は、ピストンの上部とシリンダ10の上部とによって形成された燃焼室も有しており、吸気手段12と排気手段18とはその内部に開口している。
吸気弁141〜144および排気弁201〜204の開閉は、VVA(バリアブル・バルブ・アクチュエーション)またはVVT(バリアブル・バルブ・タイミング)として知られ、好ましくはVVT形式が用いられる手段のような、これらの弁のリフト規則の位相設定を互いに独立に、または互いに関連させて変更することを可能にする手段38および40によってそれぞれ制御される。
この図に示している例では、エンジンは、1,3,4,2と呼ばれるサイクルで動作しており、この場合、燃焼サイクル中の、クランク軸の特定の回転角度において、たとえば、1番シリンダ10は吸気弁141と排気弁201とが同時に開くことで燃焼室内の燃焼ガスの掃気段階を行う吸気相にあり、次のシリンダ(2番シリンダ10)は排気弁202および吸気弁142が閉じた位置にある圧縮相にあり、3番シリンダ10は排気弁203が開いている排気相にあり、最後のシリンダ(4番シリンダ10)は排気弁204および吸気弁144が閉じている膨張相にある。
3番シリンダ10からの排気ガスが、吸気相にある1番シリンダ10の燃焼ガスの掃気段階の間に排気ガスが排出されることを防ぐために、3番シリンダ10の排気弁203は、この排気弁203が開かれることによる排気ガスの圧力増加がこの排出を妨げないように、または全体的なバランスが吸気圧に常に有利になるように開いている。
例として、このことは、燃焼ガスの掃気相を通して排気マニフォールド26内の排気圧が吸気圧よりも低くなるように、3番シリンダ10の排気弁203を開くことによって行うことができる。
図2は、1番シリンダ10の吸気圧Paの変化と排気圧Peの変化を、ピストンの上死点(TDC)を通るクランク角度−θから+θまでの間のピストンの行程との関係において示している。この図は、このピストンの行程中の、排気弁201と吸気弁141のリフト規則も示している。最後に、この図は、1番シリンダ10のピストンのこの行程に対応した、3番シリンダ10の排気弁203の対応する下死点(BDC)からのリフト規則(点線)も示している。
1番シリンダ10の排気相中には、吸気弁141は閉じており、排気弁201は開いている。燃焼室内の排気ガスは、ピストンの上死点TDCへの上昇と、燃焼室内の排気ガスの圧力と排気マニフォールド26内の排気圧Peとの圧力差との作用の組み合わせによって、この排気弁201を通って排出される。
このシリンダ10のピストンが上死点TDCの近く、つまりクランク軸角度がこの上死点TDCの数度または約十度前にあるときに、弁のオーバーラップ段階が制御手段38,40によって行われる。このオーバーラップは、吸気弁11と排気弁201のリフト規則の位相設定を変えることで、吸気弁141を角度−θ1で開き、かつ排気弁201を開いたままにすることによって達成される。この角度では、このシリンダ10の吸気部の吸気圧Paは、このシリンダ10の排気部の排気圧Peよりも高い。そのため、燃焼室内に依然として存在している残留燃焼ガスは、排気弁201を介して排出されるように燃焼室内で掃気され、この燃焼室内に供給された過給空気に置き換えられる。この燃焼ガスの掃気動作は、排気弁201が上死点TDC後の+θ2のクランク軸角度で閉じたときに終了する。燃焼ガスを掃気する弁のオーバーラップ段階に対応している、上死点TDCを通過する−θ1から+θ2までの角度範囲は、最大量の残留燃焼ガスが排出され、かつ過給空気に置き換えられるように定められている。
掃気を確実に行うためには、吸気圧Paを排気圧Peよりも高くする必要があるが、排気弁203が開く排気相にある3番シリンダ10のようなシリンダ10の下死点BDCは、1番シリンダ10の上死点TDCに対応している。
排気弁203が開くことで排気マニフォールド26を介して1番シリンダ10の排気部の圧力が増加して1番シリンダ10の排気圧Peが吸気圧Paよりも高くなるのを防止するために、制御手段40は、1番シリンダ10の掃気動作の終了時近く、または1番シリンダ10の掃気動作の終了時、または1番シリンダ10の排気弁201が閉じた掃気動作の終了後に、3番シリンダ10の排気弁203を開く。
排気弁203を開くこの制御は、掃気動作の終了時近くで排気圧Peが吸気圧Paよりも高くなるようにすることもできるが、過給空気の吸気の全体のバランスがこの過給空気に有利になるように設定されている。
排気弁201の開度がオーバーラップ段階の末期に制御されている例を示している図2に示されているように、3番シリンダ10の排気弁203は、1番シリンダ10の排気弁201の閉じる角度θ2に非常に近いか、あるいは一致する角度に対応している、3番シリンダ10の下死点BDC近くのクランク軸角度−θ3で開き始める。
実際には、排気弁203は、吸気圧Paと排気圧Peとの圧力差が、吸気圧Paに常に有利に、かつ排気弁201が閉じたときにほぼゼロまたちょうどゼロになるように、角度+θ2の数度または約十度前に位置する角度−θ3で開く。実際上、図示のように角度−θ3と+θ2との間で排気弁203が開くと、排気圧Peは、この排気弁203の開き具合にしたがって角度+θ2で吸気圧Paと等しくなるまで徐々に増加し、この角度からは吸気圧Paよりも大きくなる。前述のように、排気弁203は、排気弁201が閉じるときの吸気圧Paと排気圧Peとの圧力差が吸気圧Paに有利になるような角度で開くように制御することができる。排気弁203を開くこの制御は、弁のオーバーラップ段階で導入された過給空気の量が残留燃焼ガスの量よりも多いという意味においてバランスが全体的にプラスになるように行われる。
これは、VVT形式の制御手段40により、排気弁203のリフト規則に従って元のリフト位置に対して位相をシフトすることによって行うことが可能である。より具体的には、この排気弁203のリフト規則を表している曲線の点−θ3にある始点を、弁のオーバーラップが無くなるように、吸気弁141が開く点−θ1からさらに離す。
もちろん、上述の説明において、上死点または下死点をピストンに関して説明した場合、その上死点または下死点は、ピストンがコネクティングロッドによって接続されているクランクピンの位置についてもあてはまる。
さらに、上述の説明は、過給式直噴エンジン、特に火花点火式エンジンだけでなく、過給式間接噴射エンジンについてもあてはまる。
本発明による過給式4シリンダエンジンを示す図である。 クランク軸の回転(度)の関数として表わされている燃焼ガスの掃気相にあるシリンダの吸気圧および排気圧(P,バール)、燃焼ガスの掃気相にあるこのシリンダの吸気弁と排気弁のリフト規則(L)、およびこのクランク軸の回転の関数として表されている排気相にある他のシリンダの排気弁のリフト規則(L)を示す曲線のグラフである。
符号の説明
10 シリンダ
12 吸気手段
141〜144 吸気弁
16 吸気管
18 排気手段
201〜204 排気弁
22 排気管
24 吸気マニフォールド
26 排気マニフォールド
28 管路
30 圧縮部分
32 ターボ過給機
34 管路
36 タービン
38,40 制御手段


Claims (9)

  1. 燃焼サイクル中に、他方のシリンダ(10)がその下死点(BDC)近くにおいて排気相にあるときに、一方のシリンダ(10)がその上死点(TDC)近くにおいて燃焼ガスを掃気する吸気相にある少なくとも2つのシリンダ(10)を有し、該シリンダは、吸気弁(141,142,143,144)を備えた少なくとも1つの吸気手段(12)と、排気弁(201,202,203,204)を備えた少なくとも1つの排気手段(18)とを有している過給式内燃エンジンの制御方法において、
    吸気相にある前記シリンダの排気弁(201)と吸気弁(141)とを同時に開くことによる弁のオーバーラップ段階によって、吸気相にある前記シリンダの燃焼ガスの掃気を行うことと、
    前記オーバーラップ段階の少なくとも一部の期間中に、吸気相にある前記シリンダの排気圧(Pe)がその吸気圧(Pa)よりも低くなるように、排気相にある前記シリンダの排気弁(203)の開度を制御することと、
    を有することを特徴とする、過給式内燃エンジンの制御方法。
  2. 吸気相にある前記シリンダの排気圧(Pe)がその排気弁(201)が閉じるときのその吸気圧(Pa)と等しくなるように、排気相にある前記シリンダの排気弁(203)の開度を制御することを有する、請求項1に記載の過給式エンジンの制御方法。
  3. 吸気相にある前記シリンダの排気弁(201)が閉じるときに、排気相にある前記シリンダの排気弁(203)の開度を制御することを有する、請求項1または2に記載の過給式エンジンの制御方法。
  4. 吸気相にある前記シリンダの排気圧(Pe)がその排気弁(201)が閉じるときのその吸気圧(Pa)よりも高くなるように、排気相にある前記シリンダの排気弁(203)の開度を制御することを有する、請求項1に記載の過給式エンジンの制御方法。
  5. 排気相にある前記シリンダの排気弁(203)を、吸気相にある前記シリンダの排気弁(201)を閉じた後に開くことを有する、請求項1に記載の過給式エンジンの制御方法。
  6. 吸気弁(141,142,143,144)を備えた少なくとも1つの吸気手段(12)と、排気弁(201,202,203,204)を備えた少なくとも1つの排気手段(18)とを有している少なくとも2つのシリンダ(10)を備えた過給式内燃エンジンにおいて、
    掃気段階の少なくとも一部の期間中に、燃焼ガスを掃気している吸気相にある前記シリンダの排気圧(Pe)がその吸気圧(Pa)よりも低くなるように排気相にあるシリンダの排気弁(203)の開度を制御するように排気弁(201、202、203、204)を制御する手段(40)を有していることを特徴とする過給式内燃エンジン。
  7. 制御手段(38,40)は、少なくとも排気弁(201,202,203,204)のリフト規則の位相設定を変更する手段を有する、請求項6に記載の過給式内燃エンジン。
  8. 前記変更手段はVVT形式またはVVA形式の制御システムを有している、請求項7に記載の過給式内燃エンジン。
  9. ターボ過給機が吸気を圧縮し、該ターボ過給機(32)は1つの入口を有している、請求項6から8のいずれか1項に記載の過給式内燃エンジン。
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