JP4311062B2 - Content recommendation system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ネットワークを介して流通する大量の文書・音声・画像など様々なデータ(コンテンツ)の中から利用者の興味や目的に合致する良質なコンテンツを推薦するコンテンツ推薦システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの普及は,大量の文書・音声・画像など様々なデータ(コンテンツ)を人々に配布,視聴させることを可能にした。この規模の拡大によって人々は様々なコンテンツの入手がより容易になった反面,目的とする良質なコンテンツを選択することが困難になった。この問題を解決する手段の一つとしてコンテンツを推薦する方法が考えられた(例えば,特開2002−43233,特開2002−342370など)。これらは推薦者を設定し,その推薦者の推薦するコンテンツを利用者に提示することによって,利用者が目的とする良質なコンテンツを取得できるよう意図している。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−43233号公報
【特許文献2】
特開2002−342370号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,特開2001−43233,特開2002−342370などの方法は,人である推薦者(推薦人)を用意する必要があるため推薦者がいないコンテンツは当然ながら推薦されない。コンテンツの提供者と利害関係のない者にとって,推薦作業を行うことは手間がかかるが,それに対する報酬はないため,このような推薦者を数多く確保することは困難である。逆に言えば,コンテンツの推薦者となる者は,コンテンツの提供者と利害関係のある者が,その利害関係のあるコンテンツを推薦しがちである。結果としてこのような方法は,推薦がほとんどないか,または推薦が単なる広告となってしまう可能性が高い。
【0005】
本発明は,従来のコンテンツ推薦システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,推薦人を用意することなく,利用者の興味や目的に合致する良質な情報を推薦することの可能な,新規かつ改良されたコンテンツ推薦システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,コンテンツを推薦するシステムであって,コンテンツの取得に用いられた検索条件を該コンテンツと関連付けたコンテンツ取得履歴を保持するコンテンツ取得履歴保持手段(5)と,利用者からの検索条件によるコンテンツ取得の要求に対し,コンテンツ取得履歴を参照し,利用者からの検索条件と関連するコンテンツを推薦するコンテンツ検索処理部(104)とを含むコンテンツ推薦システムが提供される。そして,コンテンツ検索処理部(104)は,推薦するコンテンツが複数ある場合には,コンテンツ取得履歴を参照し,利用者からの検索条件と関連する検索条件を用いてコンテンツが取得された件数に応じて,コンテンツの推薦順位を決定することを特徴とする。
【0007】
かかるシステムによれば,コンテンツ検索処理部(104)が,推薦するコンテンツが複数ある場合には,コンテンツ取得履歴を参照し,利用者からの検索条件と関連する検索条件を用いてコンテンツが取得された件数に応じて,コンテンツの推薦順位を決定するので,推薦人を用意することなく,利用者の興味や目的に合致する良質な情報を推薦することができる。
【0008】
本発明の第1の観点にかかるコンテンツ推薦システムにおいて,以下のような応用が可能である。
【0009】
コンテンツ検索処理部(104)は,利用者からの検索条件と関連する検索条件を用いてコンテンツが取得された件数が多いほど,コンテンツの推薦順位を高くすることが可能である。
【0010】
利用者からの検索条件と関連する検索条件は,利用者からの検索条件と一致する検索条件とすることが可能である。
【0011】
コンテンツ取得履歴は,コンテンツを取得した利用者に関する情報を含むことが可能である。そしてこの場合,コンテンツを取得した利用者に関する情報には,利用者を表す符号を不可逆変換した符号を含むことが可能である。何らかの理由で,システムに侵入されデータ内容が不正に閲覧されてしまった場合でも,各利用者の検索条件を特定することは不可能となりプライバシーの問題も解決できる。
【0012】
利用者からのコンテンツ取得の要求に応じて,コンテンツ取得履歴の更新処理を行うコンテンツ取得要求処理部(102)を含むことが可能である。
【0013】
利用者からのコンテンツ取得の解除要求に応じて,コンテンツ取得履歴の更新処理を行うコンテンツ取得解除要求処理部(103)を含むことが可能である。コンテンツの取得とコンテンツ取得解除の動作の両方が生じるコンテンツ,例えばメールマガジンや,その他の会員制で配布されるコンテンツに特に有効である。
【0014】
利用者からの要求(コンテンツ取得の要求あるいはコンテンツ取得の解除要求など)とは無関係に,所定の更新条件を満たしたときにコンテンツ取得履歴の更新処理を行うコンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部(201)を含むことが可能である。コンテンツ取得解除を必要としないコンテンツ,例えば一般に公開されている動画ストリーム等に特に有効である。
【0015】
そしてこの場合,コンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部(201)は,利用者により指定された時刻よりも古いコンテンツ取得履歴を削除することが可能である。あるいは,コンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部(201)は,利用者により指定された被参照回数よりも被参照回数が少ないコンテンツ取得履歴を削除することも可能である。
【0016】
上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,コンテンツを推薦するシステムであって,コンテンツの検索に用いられた検索条件を,該コンテンツを検索した検索者と関連付けたコンテンツ検索履歴と,コンテンツを,該コンテンツを自システムに送信した提供者と関連付けたコンテンツ取得履歴とを保持するコンテンツ取得履歴保持手段(5)と,検索者からの検索条件によるコンテンツ取得の要求に対し,検索者からの検索条件と関連する検索条件がコンテンツ検索履歴に含まれ,該検索条件と関連付けられた検索者であり,かつ,コンテンツ検索履歴に含まれる検索者が,コンテンツ取得履歴に前記提供者として含まれる場合に,コンテンツ取得履歴から提供者に関連付けられたコンテンツを推薦するコンテンツ検索処理部(104)と,を含み,コンテンツ検索処理部(104)は,推薦するコンテンツが複数ある場合には,検索者からの検索条件とコンテンツ検索履歴に含まれる検索条件との関連性に応じて,コンテンツの推薦順位を決定することを特徴とする(請求項1)。
【0018】
本発明の第2の観点にかかるコンテンツ推薦システムにおいて,以下のような応用が可能である。
【0019】
コンテンツ検索処理部(104)は,コンテンツ検索履歴に含まれる検索条件と検索者からの検索条件との一致度が高いほど,コンテンツ検索履歴に含まれる検索条件に関連付けられた提供者に関連付けられたコンテンツの推薦順位を高くすることが可能である(請求項2)。そしてこの場合,コンテンツ検索履歴に含まれる検索条件と検索者からの検索条件との一致度は,コンテンツ検索履歴に含まれる検索に用いられた検索条件と,検索者からの検索条件との一致度をパラメータとして単調増加する関数により与えられることが可能である(請求項3)。
【0020】
検索者からの検索条件と関連する検索条件は,検索者からの検索条件と一致する検索条件とすることが可能である(請求項4)。
【0021】
コンテンツ取得履歴は,コンテンツを取得した提供者に関する情報を含むことが可能である(請求項5)。そしてこの場合,コンテンツを取得した提供者に関する情報には,提供者を表す符号を不可逆変換した符号を含むことが可能である(請求項6)。何らかの理由で,システムに侵入されデータ内容が不正に閲覧されてしまった場合でも,各利用者の検索条件を特定することは不可能となりプライバシーの問題も解決できる。
【0022】
さらに,提供者が取得したコンテンツを受信するコンテンツ受信手段(9)と,コンテンツ受信手段(9)で受信されたコンテンツについて,少なくとも該コンテンツの内容と該コンテンツを送信した提供者とを解析し,コンテンツ取得履歴保持手段に登録する受信コンテンツ解析登録処理部(301)とを含むことシステムとすることも可能である(請求項7)。
【0023】
また,本発明の他の観点によれば,コンピュータを,上記第1または第2の観点にかかるコンテンツ推薦システムとして動作(機能)させるためのコンピュータプログラム(請求項8)と,そのコンピュータプログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体(請求項9)が提供される。ここで,プログラムはいかなるプログラム言語により記述されていてもよい。また,記録媒体としては,例えば,CD−ROM,DVD−ROM,フロッピー(登録商標)ディスク(FD:Floppy(登録商標) Disk)など,プログラムを記録可能な記録媒体として現在一般に用いられている記録媒体,あるいは将来用いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
【0024】
なお上記において,括弧書きで記した構成要素は,理解を容易にするため,後述の実施形態における対応する構成要素および信号を記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかるコンテンツ推薦システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0026】
(第1の実施の形態)
図1は,本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム(以下,単に本システムともいう。)の説明図である。本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム10は,図1に示したように,制御手段1と,対利用者入力手段2と,コンテンツ情報登録手段3と,コンテンツ要求報告手段4と,コンテンツ取得履歴保持手段5と,コンテンツ情報保持手段6と,対利用者出力手段7と,コンテンツ取得履歴報告手段8とで構成される。
【0027】
制御手段1は,以下に示す2〜8の手段を定められた手順に従って制御するものであり,CPU(中央処理装置)及びメモリ等で構成されるハードウェア資源上で構成しても良いし,専用回路で構成しても良い。制御手段1の詳細な構成については,さらに後述する。
【0028】
対利用者入力手段2は,本システムの利用者がコンテンツを検索する条件等を入力する手段であり,キーボード,マウス,あるいはネットワークカードなどの入力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0029】
コンテンツ情報登録手段3は,コンテンツの提供者が,提供するコンテンツを表すキーワード,概要,あるいはコンテンツそのものと,コンテンツの取得及び取得解除の手順を本システムに登録するための手段であり,キーボード,マウス,あるいはネットワークカードなどの入力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0030】
コンテンツ要求報告手段4は,利用者がコンテンツの取得または取得解除を要求していることを,コンテンツ提供者に報告するための手段であり,CRT(Cathode Ray Tube)やプリンタやネットワークカードなどの出力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0031】
コンテンツ取得履歴保持手段5は,利用者が本システムを通して行ったコンテンツの取得の要求履歴を保持するための手段であり,ハードディスク,光磁気ディスク,NVRAM(Non Volatile RAM)などの記憶デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0032】
コンテンツ情報保持手段6は,コンテンツ情報登録手段3によって入力された,コンテンツを表すキーワード,概要,あるいはコンテンツそのものと,コンテンツの取得及び取得解除の手順を保持するための手段であり,ハードディスク,光磁気ディスク,NVRAM(Non Volatile RAM)などの記憶デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0033】
対利用者出力手段7は,対利用者入力手段2で行った入力に対する応答を出力するための手段であり,CRTやプリンタやネットワークカードなどの出力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0034】
コンテンツ取得履歴報告手段8は,コンテンツ取得履歴保持手段5に保持されている内容をコンテンツ提供者に報告する手段であり,CRTやプリンタやネットワークカードなどの出力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0035】
制御手段1の構成について詳細に説明する。
制御手段1は,利用者認証利用者識別子算出部101と,コンテンツ取得要求処理部102と,コンテンツ取得解除要求処理部103と,コンテンツ検索処理部104と,コンテンツ情報登録処理部105と,コンテンツ取得履歴報告処理部106からなる。
【0036】
利用者認証利用者識別子算出部101は,対利用者入力手段2から入力されたデータを用いて利用者を認証し,その利用者を示す利用者識別子を算出する。この利用者識別子は不可逆変換なものであることが望ましい。
【0037】
コンテンツ取得要求処理部102は,対利用者入力手段2から入力されたコンテンツの取得要求に応じて,コンテンツ情報保持手段6に保持されている該当コンテンツの取得手順に従い,コンテンツ要求報告手段4を用いて該当コンテンツ提供者に当利用者が該当コンテンツの取得を要求していることを報告し,その履歴(利用者識別子と検索条件と取得コンテンツ識別子)をコンテンツ取得履歴保持手段5に記憶する。
【0038】
コンテンツ取得解除要求処理部103は,対利用者入力手段2から入力されたコンテンツの取得解除要求に応じて,コンテンツ情報保持手段6に保持されている該当コンテンツの取得解除手順に従い,コンテンツ要求報告手段4を用いて該当コンテンツ提供者に本利用者が該当コンテンツの取得解除を要求していることを報告し,先に記憶されていた履歴(利用者識別子と検索条件と取得コンテンツ識別子)をコンテンツ取得履歴保持手段5から削除する。
【0039】
コンテンツ検索処理部104は,対利用者入力手段2で入力された検索条件を満たすコンテンツをコンテンツ情報保持手段6から検索し,検索されたコンテンツそれぞれについて,コンテンツ取得履歴保持手段5を検索して,同じ検索条件で検索された件数を求め,その件数の多いもの順に推薦順位を決定し,その結果を対利用者出力手段7で出力する。
【0040】
コンテンツ情報登録処理部105は,コンテンツ情報登録手段3で入力された,それぞれのコンテンツを表すキーワード,概要,あるいはコンテンツそのものと,コンテンツの取得及び取得解除の要求手順をコンテンツ情報保持手段6に記憶し,それぞれのコンテンツにユニークなコンテンツ識別子を割り当てる。
【0041】
コンテンツ識別子の割り当てについて説明する。
コンテンツ識別子は,それぞれのコンテンツごとに割り当てられる。コンテンツの一例としてメールマガジンについて説明すると,例えば,「沖メールマガジン3月17日号」というメールマガジンがあれば,それに1つのコンテンツ識別子が割り当てられる。コンテンツ識別子と利用者の識別子をリンクさせることによって,「沖メールマガジン3月17日号」の利用者を検索することができる。
【0042】
このコンテンツ識別子は1人のコンテンツ提供者にとってユニークなだけでなく,他のコンテンツ提供者との間でもユニークである必要がある。ただし,このコンテンツ識別子はシステム側で割り当てるので,コンテンツ提供者はコンテンツ識別子の割り当てについて意識する必要がない。
【0043】
コンテンツ識別子の割り当ての具体的手段のもっとも簡単なものは,単に連番とする方法である。登録されようとするコンテンツを,今まで登録したコンテンツと比較し,一致するものがなければ,新たに番号を一つ割り当てればよい。連続性のないコンテンツについてはこれで十分である。
【0044】
一方,例えば毎日発行されるメールマガジンのように,連続性のあるコンテンツなどについては,以下のようなコンテンツ識別子の割り当て方が考えられる。すなわち,まずメールマガジンの種別を,メールのヘッダや,そのメールマガジン固有の定型部分のマッチングを行って判断する。そして,メールマガジンの種別を認識する部分と,そのメールマガジンの各号を認識する部分とでコンテンツ識別子で構成することができる。このようなコンテンツ識別子の割り当て方によれば,メールマガジンをまとめた処理が簡単になる。これは,メールマガジンの場合,メールマガジンの配信を受ける利用者は,その号だけでなく,それ以降も受信するので,各号個別ではなく,そのメールマガジン全体として処理することが望ましいためである。
【0045】
再び制御手段1の構成について説明すると,コンテンツ取得履歴報告処理部106は,コンテンツ取得履歴保持手段5に記憶された履歴の統計情報をコンテンツ取得履歴報告手段8で報告する。
【0046】
本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム10は,以上のように構成されている。次いで,コンテンツ推薦システム10の動作について説明する。なお,本実施の形態で適用可能なコンテンツは文書,画像,音声など様々であるが,ここでは理解を容易にするために,その一つの具体例としてメールマガジンを適用した場合について説明する。
【0047】
(第1の実施の形態の動作)
図2はメールマガジン(コンテンツ)登録時の動作の流れを示している。本システムによってメールマガジンを推薦してもらうことを希望するメールマガジン提供者は,コンテンツ情報登録手段3を使用して,利用者の検索対象となるメールマガジンの概要,特徴を表わすキーワード,あるいはメールマガジンそのものと,メールマガジンの取得及び取得解除手順とを入力する(S101)。
【0048】
ここでの取得及び取得解除手順とは本システムがコンテンツ要求報告手段4を用いてメールマガジン提供者に取得及び取得解除の要求を通知する際に必要な,制御手段1によって理解可能なデータ群であって,具体的にはメールマガジンの申込先を示すメールアドレスやURL(UnifiedResourceLocator)やメールマガジンを送信すべきメールアドレスや登録にあたって行う個人情報等の項目や,さらにはメールマガジン発行者との通知手順などである。入力されたデータ群はコンテンツ情報保持手段6に記憶される(S102)。
【0049】
図3はメールマガジン(コンテンツ)検索及び取得時の動作の流れを示している。本システムの利用者はメールマガジンを検索しようとする際には,まず対利用者入力手段2を用いて利用者に予め通知されたユーザ名と必要に応じてパスワードを入力するなどしで認証作業を行い,以下の処理で使用する利用者識別子を算出する(S201)。
【0050】
利用者識別子の生成に関するアルゴリズムは任意であるが,少なくとも利用者ごとに個別の利用者識別子が生成されなければならない。さらにこの利用者識別子は不可逆変換なものとすることが望ましい。これはすなわちユーザ名から一意に個別の利用者識別子が生成できるが,その利用者識別子からすぐに利用者が特定できないものである。この場合,利用者識別子の算出は認証の都度行うべきであり,変換ユーザ名と利用者識別子の対応表を作成して長期記憶可能な記憶媒体に保存すべきではない。
【0051】
利用者の認証と利用者識別子の算出が終わると次に利用者は検索条件を対利用者入力手段2を用いて入力する(S202)。これは予め用意されたリストの中から選択するような形でもよいし,任意の単語や自然文を入力する形であってもよい。しかしながら任意の単言音や自然文を入力する形を採用する場合は,入力されたものの言い回しや表現方法の個人ごとの差異を補正するような処理を加えることが望ましい。
【0052】
個人ごとの差異を補正するような処理の一例として,簡単なものとしては,全角文字/半角文字の統一がある。例えば「IP」という語は,利用者によって全角文字で記述されたり,半角文字で記述されたりするので,それをどちらかに統一する。他の例としては,例えば類義辞書などを用いて,言い回しを統一変換することが考えられる。
【0053】
検索条件が入力されると制御手段1は,検索条件を満たすメールマガジンをコンテンツ情報保持手段6から検索し(S203),さらに,検索されたメールマガジンそれぞれについて,コンテンツ取得履歴保持手段5を検索して,同じ条件で検索された件数を求め(S204),その件数の多いものの順に推薦順位を決定し,その結果を対利用者出力手段7で出力する(S205)。
【0054】
これは,検索条件をみたすメールマガジンの中から,既に同じ検索条件で検索して読者となった人数の多いメールマガジンを,利用者に推薦することになる。あるメールマガジンに対し,それを同じ検索条件で検索して読者となった人数が多いということは,そのメールマガジンがその検索条件で検索する利用者にとって,興味や目的に合致し,かつ良質なものであるということである。
【0055】
単に検索条件に一致するものを推薦するシステムではその内容の良質さを判断していない。また,単にメールマガジンの読者数だけを条件にした場合,そのメールマガジンは別の分野の話題で人気があっただけかもしれない。しかしながら本システムによれば,このような問題は回避できる。
【0056】
利用者は対利用者出力手段7から出力された推薦結果から,希望するメールマガジンがあれば対利用者入力手段2を用いて取得要求を行う(S206)。取得要求があると,その要求をS102のステップで記憶された取得手順に従って,コンテンツ要求報告手段4を用いてメールマガジン提供者に通知し(S207),さらにそのメールマガジンの取得履歴(利用者識別子と検索条件と取得メールマガジンの識別子)をコンテンツ取得履歴保持手段5に記憶する(S208)。この記憶は他の利用者によるステップS204で使用されることになる。
【0057】
図4はメールマガジン(コンテンツ)取得解除時の動作の流れを示している。本システムの利用者はメールマガジンの取得解除を行おうとする際には,まず対利用者入力手段2を用いてユーザ名と必要に応じてパスワードを入力するなどして認証作業を行い,S201のステップと同じアルゴリズムで利用者識別子を算出する(S301)。次にその利用者識別子に一致するメールマガジン取得履歴をコンテンツ取得履歴保持手段5から検索する(S302)。これはすなわち自己のメールマガジン取得履歴であり,この結果を対利用者出力手段7を用いて出力する(S303)。
【0058】
利用者はその出力から不要となったメールマガジンを選択し,対利用者入力手段2を用いて入力する(S304)。取得解除の要求があると,その要求をS102のステップで記憶された取得解除手順に従って,コンテンツ要求報告手段4を用いてメールマガジン提供者に通知し(S305),さらにそのメールマガジンの取得履歴(利用者識別子と検索条件と取得メールマガジン識別子)をコンテンツ取得履歴保持手段5から削除する(S306)。
【0059】
図5は,メールマガジン(コンテンツ)取得履歴をコンテンツ提供者に報告する動作の流れを示している。これはメールマガジンごとにコンテンツ取得履歴保持手段5を検索して人数と検索条件を取得し(S401),それをメールマガジン提供者にコンテンツ取得履歴報告手段8を用いて報告する。これによりメールマガジン提供者は各メールマガジンの読者の期待するキーワードを知ることができる。
【0060】
(第1の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,推薦人を用意することなく,利用者の興味や目的に合致する良質な情報を推薦することができる。
【0061】
また,不可逆変換によって算出した値を利用者識別子に利用することにより,何らかの理由で,システムに侵入されデータ内容が不正に閲覧されてしまった場合でも,各利用者の検索条件を特定することは不可能となりプライバシーの問題も解決できる。
【0062】
本実施の形態は,コンテンツの取得とコンテンツ取得解除の動作の両方が生じるコンテンツ,例えばメールマガジンや,その他の会員制で配布されるコンテンツに特に有効である。
【0063】
(第2の実施の形態)
図6は,本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム(以下,単に本システムともいう。)の説明図である。図1に示した上記第1の実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム10との相違点についてのみ説明すると,本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム20は,図6に示したように,コンテンツ取得解除要求処理部103が存在せず,代わりに,コンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部201が存在する。
【0064】
コンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部201は,予め指定された条件で起動し,コンテンツ取得履歴保持手段5から,登録時から予め指定された期間を超過した履歴を削除する(リフレッシュ)。
【0065】
他の構成要素については,上記第1の実施の形態と実質的に同様であるため,重複説明を省略する。
【0066】
本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム20は,以上のように構成されている。次いで,コンテンツ推薦システム20の動作について説明する。なお,第1の実施の形態と同様に,本実施の形態に適用可能なコンテンツは文書,画像,音声など様々であるが,ここでは理解を容易にするために,その一つの具体例として,動画ストリームを適用した場合について説明する。
【0067】
(第2の実施の形態の動作)
図2は動画ストリーム(コンテンツ)登録時の動作の流れを示している。本システムによって動画ストリームを推薦してもらうことを希望する動画ストリーム提供者は,コンテンツ情報登録手段3を使用して,利用者の検索対象となる動画ストリームの概要,特徴を表すキーワード,または動画のスナップショットなどと,動画ストリームの取得手順を入力する(S101)。
【0068】
ここでの取得手順とは本システムがコンテンツ要求報告手段を用いて動画ストリーム提供者に取得要求を通知する際に必要な,制御手段1によって理解可能なデータ群であって,具体的には動画ストリームの申込先を示すメールアドレスやURL(Unified Resource Locator)や申込者に動画ストリームの閲覧方法(URLやパスワードなど)を通知すべきメールアドレスや登録にあたって行う個人情報等の項目や,さらには動画ストリーム提供者との通知手順などである。入力されたデータ群はコンテンツ情報保持手段6に記憶される(S102)。
【0069】
図3は動画ストリーム(コンテンツ)検索及び取得時の動作の流れを示している。本システムの利用者は動画ストリームを検索しようとする際には,まず対利用者入力手段2を用いてユーザ名と必要に応じてパスワードを入力するなどして認証作業を行い,以下の処理で使用する利用者識別子を算出する(S201)。
【0070】
利用者識別子の生成に関するアルゴリズムは任意であるが,少なくとも利用者ごとに個別の利用者識別子が生成されなければならない。さらにこの利用者識別子は不可逆変換なものとすることが望ましい。これはすなわち利用者のユーザ名から一意に個別の利用者識別子が生成できるが,その利用者識別子からすぐに利用者が特定できないものである。この場合,利用者識別子の算出は認証の都度行う。ユーザ名と利用者識別子の対応表を作成して長期記憶可能な記憶媒体に保存してはならない。
【0071】
利用者の認証と利用者識別子の算出が終わると,次に利用者は検索条件を対利用者入力手段2を用いて入力する(S202)。これは予め用意されたリストの中から選択するような形でもよいし,任意の単語や自然文を入力する形であってもよい。しかしながら任意の単語や自然文を入力する形を採用する場合は,入力されたものの言い回しや表現方法の個人ごとの差異を補正するような処理を加えることが望ましい。
【0072】
検索条件が入力されると,制御手段1は,検索条件を満たす動画ストリームをコンテンツ情報保持手段6から検索し(S203),さらに,その検索された動画ストリームそれぞれについて,コンテンツ取得履歴保持手段5を検索して,同じ検索条件で検索された件数を求め(S204)。その件数の多いものの順に推薦順位を決定し,その結果を対利用者出力手段7を用いて出力する(S205)。
【0073】
これは,検索条件をみたす動画ストリームの中から,既に同じ検索条件で検索し閲覧された人数の多い動画ストリームを,利用者に推薦することになる。ある動画ストリームに対し,それを同じ検索条件で検索して閲覧した閲覧者が多いということは,その動画ストリームがその検索条件で検索する利用者にとって,興味や目的に合致し,かつ良質なものであるということである。
【0074】
単に検索条件に一致するものを推薦するシステムではその内容の良質さを判断していない。また,単に動画ストリームの閲覧者だけを条件にした場合,その動画ストリーム意は別の分野の話題で人気があっただけかもしれない。しかしながら本システムによれば,このような問題は回避できる。
【0075】
利用者は対利用者出力手段7から出力された結果から,希望する動画ストリームがあれば取得要求を対利用者入力手段2を用いて行う(S206)。取得要求があると,その要求をS102のステップで記憶された取得手順に従って,コンテンツ要求報告手段4を用いて動画ストリーム提供者に通知し(S207),さらにその動画ストリームの取得履歴(利用者識別子と検索条件と取得動画ストリームの識別子)をコンテンツ取得履歴保持手段5に記憶する(S208)。この記憶は他の利用者のS204のステップで使用されることになる。
【0076】
図5は,動画ストリーム(コンテンツ)取得履歴をコンテンツ提供者に報告する動作の流れを示している。これは動画ストリームごとにコンテンツ取得履歴保持手段5を検索して人数と検索条件を取得し(S401),それを動画ストリーム提供者にコンテンツ取得履歴報告手段8を用いて報告する。これにより動画ストリーム提供者は各動画ストリーム閲覧者の期待するキーワードを知ることができる。
【0077】
図7はコンテンツ取得履歴リフレッシュ時の動作の流れを示している。コンテンツ取得履歴リフレッシュは予め指定された条件,例えば,ある指定された時間間隔であったり,またはコンテンツ取得履歴保持手段5に保存された履歴の数が指定された件数を超えた時などで起動され,コンテンツ取得履歴保持手段5に格納された履歴の中の予め定められた順序,例えば古いものから順に,あるいは,参照される回数(被参照回数)の少ないものから順に,コンテンツ取得履歴を削除し,リフレッシュする(S501)。
【0078】
(第2の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,推薦人を用意することなく,利用者の興味や目的に合致する良質を情報を推薦することができる。
【0079】
また,不可逆変換によって算出した値を利用者識別子に利用することにより,何らかの理由で,システムに侵入されデータ内容が不正に閲覧されてしまった場合でも,各利用者の検索条件を特定することは不可能となりプライバシーの問題も解決できる。
【0080】
本実施の形態は,コンテンツ取得解除を必要としないコンテンツ,例えば一般に公開されている動画ストリーム等に特に有効である。
【0081】
(第3の実施の形態)
図8は,本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム(以下,単に本システムともいう。)の説明図である。図6に示した上記第2の実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム20との相違点についてのみ説明すると,本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム30は,図8に示したように,コンテンツ情報登録手段3と,コンテンツ要求手段4と,コンテンツ取得要求処理部102と,コンテンツ情報登録部105が存在しない。代わりに,コンテンツ受信手段9と,コンテンツ取得履歴要求手段10と,受信コンテンツ解析登録処理部301が存在する。
【0082】
コンテンツ受信手段9は,利用者が取得したコンテンツを受信する手段であり,ネットワークカードなどの入力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。コンテンツ取得履歴要求手段10とはコンテンツの提供者がコンテンツ取得履歴保持手段5に保持されている内容を,コンテンツ取得履歴報告手段8に出力するよう要求するための手段であり,キーボード,マウス,あるいはネットワークカードなどの入力デバイスを含むハードウェア資源で構成される。
【0083】
受信コンテンツ解析登録処理部301は,コンテンツ受信手段9で受信されたコンテンツの内容を解析し,コンテンツ情報保持手段6に保持させるとともに,そのコンテンツの送信者を判断し,コンテンツ取得履歴保持手段に保持させる。
【0084】
他の構成要素については,上記第1または第2の実施の形態と実質的に同様であるため,重複説明を省略する。
【0085】
本実施の形態にかかるコンテンツ推薦システム30は,以上のように構成されている。次いで,コンテンツ推薦システム30の動作について説明する。なお,第1または第2の実施の形態と同様に,本実施の形態に適用可能なコンテンツは文書,画像,音声など様々であるが,ここでは理解を容易にするために,その一つの具体例として,第1の実施の形態と同様に,メールマガジンを適用した場合について説明する。
【0086】
(第3の実施の形態の動作)
図9はメールマガジン(コンテンツ)登録時の動作の流れを示している。第1及び第2の実施の形態と異なり,本実施の形態ではメールマガジンの提供者が情報を登録する必要はない。その代わりに,利用者それぞれが,自分自身が既に取得しているメールマガジンそのものを本システムに対し送信する。本システムはそれらのメールマガジンをコンテンツ受信手段9を用いて受信する(S601)。
【0087】
メールマガジンは複数の受信者が同じ内容のものを受信するため,本システムにも同じメールマガジンの内容が複数回送られてくることになる。そこで,送られてきたメールマガジンが既に送られてきたものか否かをチェック(S602)し,初めて送られてきたものであればコンテンツ情報保持手段6に記憶する(S603)。そして送信者アドレスから本システムの利用者を割り出し,S201のステップと同じアルゴリズムで利用者識別子を算出し(S604),コンテンツ取得履歴保持手段5に,メールマガジンの取得履歴(利用者識別子と取得メールマガジンの識別子)を記憶する(S605)。
【0088】
図10はメールマガジン(コンテンツ)検索時の動作の流れを示している。ステップS701,S702,S703は,それぞれ図3に示したステップS201,S202,S203と実質的に同様であるので,重複説明を省略する。ステップS703の次に,ステップS703で検索されたメールマガジンそれぞれについて,過去に他の利用者がそのメールマガジンを取得した履歴と,該当する他の利用者が今までに入力した検索式をコンテンツ取得履歴保持手段7から取得する(S704)。
【0089】
そして,該当するメールマガジンに,以下の(式1)においてPの高いものを上位にするよう,順位付けを行い結果を出力する(S705)。
【0090】
【数1】
・・・(式1)
【0091】
この(式1)においてnは該当メールマガジンの読者数である。それぞれの読者iと,現在の検索者との過去の検索式の一致数がxiである。関数f()は,xiをパラメータとし,パラメータに対し単調増加する性質を持つ関数である。この(式1)の値Pは,同じような検索式で今まで検索した人が,数多く該当メールマガジンの読者であるほど数値が高くなる。出力の後,今回の検索式をコンテンツ取得履歴保持手段5に保持(S706)させて,本動作は終了する。
【0092】
コンテンツ取得履歴リフレッシュ時の動作は,図7を参照しながら説明した上記第2の実施の形態と実質的に同様であるため,重複説明を省略する。
【0093】
(第3の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,上記第1の実施の形態または第2の実施の形態と実質的に同様の効果が得られる。さらにそれに加え,本実施の形態ではコンテンツ提供者による登録を必要としないので,例えば本システムを社内のイントラネット上に置く場合など,コンテンツ提供者の協力を得ることが難しい場合でも,実施することができる。
【0094】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかるコンテンツ推薦システムの好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0095】
例えば,本システムの各手段を構成するハードウェア資源は,各手段でそれぞれ独立している必要はない。例えば,コンテンツ取得履歴保持手段5とコンテンツ情報保持手段6を構成する記憶デバイスは同じ一つのハードディスクであってもよいし,対利用者入力手段2と,コンテンツ情報登録手段3と,コンテンツ要求報告手段4と,コンテンツ取得履歴手段6と,対利用者出力手段7を構成する入力デバイス及び出力デバイスが,全て同じ一つのネットワークカードであってもよい。また逆に,一つの手段に対するハードウェア資源が一つである必要はない。例えば対利用者入力手段は,ある場面ではキーボードで,別の場面ではマウスであってもよい。
【0096】
本システムの各手段,各手段を構成する各部分,各部分のさらに一部は必ずしも一箇所にある必要はなく,有線または無線ネットワークで接続された範囲で分散配置されてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,推薦人を用意することなく,利用者の興味や目的に合致する良質な情報を推薦することができる。本発明は,コンテンツの取得とコンテンツ取得解除の動作の両方が生じるコンテンツ,例えばメールマガジンや,その他の会員制で配布されるコンテンツに有効であるほか,コンテンツ取得解除を必要としないコンテンツ,例えば一般に公開されている動画ストリーム等にも有効である。また,社内のイントラネット上に置く場合など,コンテンツ提供者の協力を得ることが難しい場合でも,実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるコンテンツ推薦システムの説明図である。
【図2】コンテンツ登録時の動作を示す説明図である。
【図3】コンテンツ検索及び取得時の動作を示す説明図である。
【図4】コンテンツ取得解除時の動作を示す説明図である。
【図5】コンテンツ取得履歴報告時の動作を示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態にかかるコンテンツ推薦システムの説明図である。
【図7】コンテンツ取得履歴リフレッシュ時の動作を示す説明図である。
【図8】第3の実施の形態にかかるコンテンツ推薦システムの説明図である。
【図9】コンテンツ登録時の動作を示す説明図である。
【図10】コンテンツ検索時の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御手段
2 対利用者入力手段
3 コンテンツ情報登録手段
4 コンテンツ要求報告手段
5 コンテンツ取得履歴保持手段
6 コンテンツ情報保持手段
7 対利用者出力手段
8 コンテンツ取得履歴報告手段
101 利用者認証利用者識別子算出部
102 コンテンツ取得要求処理部
103 コンテンツ取得解除要求処理部
104 コンテンツ検索処理部
105 コンテンツ情報登録処理部
106 コンテンツ取得履歴報告処理部
201 コンテンツ取得履歴リフレッシュ処理部
301 受信コンテンツ解析登録処理部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a content recommendation system that recommends high-quality content that matches a user's interest and purpose from various data (content) such as a large amount of documents, sounds, and images distributed via a network.
[0002]
[Prior art]
The spread of the Internet in recent years has made it possible to distribute and view various data (contents) such as a large amount of documents, sounds, and images. This expansion has made it easier for people to obtain a variety of content, but makes it difficult to select the desired high-quality content. As a means for solving this problem, a method of recommending content has been considered (for example, JP-A-2002-42333, JP-A-2002-342370, etc.). These are intended to allow the user to acquire the desired high-quality content by setting the recommender and presenting the content recommended by the recommender to the user.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2002-43233 A
[Patent Document 2]
JP 2002-342370 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, methods such as Japanese Patent Laid-Open No. 2001-43233 and Japanese Patent Laid-Open No. 2002-342370 need to prepare a recommender who is a person, so that content without a recommender is naturally not recommended. For those who have no interest in the content provider, it is troublesome to perform recommendation work, but there is no reward for it, so it is difficult to secure many such recommenders. In other words, a person who becomes a content recommender tends to recommend a content that has a stake in a content provider. As a result, such methods are likely to have little or no recommendation.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems of the conventional content recommendation system, and the object of the present invention is to provide high-quality information that matches the interests and purposes of the user without preparing a recommender. It is to provide a new and improved content recommendation system that can be recommended.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, according to a first aspect of the present invention, there is provided a system for recommending content, and content acquisition that retains a content acquisition history in which a search condition used for content acquisition is associated with the content A history holding means (5), a content search processing unit (104) that refers to the content acquisition history and recommends content related to the search condition from the user in response to a content acquisition request based on the search condition from the user; A content recommendation system is provided. Then, when there are a plurality of recommended contents, the content search processing unit (104) refers to the content acquisition history, and according to the number of contents acquired using the search conditions related to the search conditions from the user. And determining the recommendation order of content.The
[0007]
According to such a system, when there are a plurality of recommended content, the content search processing unit (104) refers to the content acquisition history and acquires the content using the search condition related to the search condition from the user. Since the recommendation order of contents is determined according to the number of cases, it is possible to recommend high-quality information that matches the user's interests and purpose without preparing a recommender.
[0008]
The content recommendation system according to the first aspect of the present invention can be applied as follows.
[0009]
The content search processing unit (104) can increase the recommendation order of content as the number of contents acquired using the search condition related to the search condition from the user increases.The
[0010]
The search condition related to the search condition from the user can be a search condition that matches the search condition from the user.The
[0011]
Content acquisition history can include information about the user who acquired the content.TheIn this case, the information about the user who acquired the content can include a code obtained by irreversibly converting the code representing the user.TheEven if the data contents are intruded into the system for some reason, the search conditions of each user cannot be specified and the privacy problem can be solved.
[0012]
It is possible to include a content acquisition request processing unit (102) that performs a content acquisition history update process in response to a content acquisition request from a user.The
[0013]
It is possible to include a content acquisition cancellation request processing unit (103) that performs a content acquisition history update process in response to a content acquisition cancellation request from a user.TheThis is particularly effective for content that undergoes both content acquisition and content acquisition cancellation operations, such as e-mail magazines and other content distributed under membership.
[0014]
A content acquisition history refresh processing unit (201) that performs a content acquisition history update process when a predetermined update condition is satisfied regardless of a request from a user (content acquisition request or content acquisition release request, etc.) It is possible to includeTheThis is particularly effective for content that does not require content acquisition cancellation, such as a publicly available video stream.
[0015]
In this case, the content acquisition history refresh processing unit (201) can delete the content acquisition history older than the time specified by the user.TheAlternatively, the content acquisition history refresh processing unit (201) can also delete a content acquisition history having a smaller number of referenced times than the number of referenced times specified by the user.The
[0016]
In order to solve the above problem, according to a second aspect of the present invention,A system for recommending content, in which a search condition used for searching for content is associated with a content search history associated with a searcher who has searched the content, and content is associated with a provider who has transmitted the content to the system. Content acquisition history holding means (5) for holding the acquired content acquisition history, and in response to a content acquisition request based on the search condition from the searcher, the search condition related to the search condition from the searcher is included in the content search history. When the searcher associated with the search condition and the searcher included in the content search history is included as the provider in the content acquisition history, the content associated with the provider is extracted from the content acquisition history. A content search processing unit (104) to be recommended, and a content search processing unit (104) , If the content to be recommended there are multiple, depending on the relevance of the search conditions included in the search condition and content search history from searcher, and determines a recommendation order of the content(Claims1).
[0018]
In the content recommendation system according to the second aspect of the present invention, the following applications are possible.
[0019]
The content search processing unit (104) is associated with the provider associated with the search condition included in the content search history as the degree of matching between the search condition included in the content search history and the search condition from the searcher increases. It is possible to raise the recommendation order of content(Claims2). And in this case,The degree of coincidence between the search condition included in the content search history and the search condition from the searcher is based on the search condition used for the search included in the content search history and the search condition from the searcher.Can be given by a monotonically increasing function as a parameter.3).
[0020]
SearchSearch conditions related to search conditions from theSearchSearch conditions that match the search conditions from the user (claims)4).
[0021]
Content acquisition history acquired contentOfferCan include information about the person (claims)5). And in this case, the content was acquiredOfferFor information on the personOfferIt is possible to include a code obtained by irreversibly transforming a code representing a person (claims).6). Even if the data contents are intruded into the system for some reason, the search conditions of each user cannot be specified and the privacy problem can be solved.
[0022]
further,OfferThe content receiving means (9) for receiving the content acquired by the user and the content received by the content receiving means (9), at least the content of the content and the content transmittedOfferAnd a received content analysis registration processing unit (301) for registering in the content acquisition history holding means.7).
[0023]
According to another aspect of the present invention, a computer program for causing a computer to operate (function) as the content recommendation system according to the first or second aspect described above (claims)8And a computer-readable recording medium on which the computer program is recorded (claims)9) Is provided. Here, the program may be described in any programming language. As the recording medium, for example, CD-ROM, DVD-ROM, floppy disk(Registered trademark)Disk (FD: Floppy(Registered trademark) As a recording medium capable of recording a program, such as a disk), a recording medium generally used at present or any recording medium used in the future can be adopted.
[0024]
In addition, in the above, in order to facilitate understanding, the constituent elements described in parentheses are merely the corresponding constituent elements and signals in the embodiments described later, and the present invention is not limited thereto.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a content recommendation system according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the present specification and drawings, components having substantially the same functional configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0026]
(First embodiment)
FIG. 1 is an explanatory diagram of a content recommendation system (hereinafter also simply referred to as the present system) according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, the
[0027]
The control means 1 controls the following 2 to 8 means according to a predetermined procedure, and may be configured on hardware resources including a CPU (Central Processing Unit) and a memory, A dedicated circuit may be used. The detailed configuration of the control means 1 will be further described later.
[0028]
The user input means 2 is a means for the user of this system to input conditions for searching for contents and the like, and is composed of hardware resources including an input device such as a keyboard, mouse, or network card.
[0029]
The content information registration means 3 is a means for the content provider to register a keyword, an outline, or the content itself representing the content to be provided, and the procedures for acquiring and canceling the content in this system. Or hardware resources including an input device such as a network card.
[0030]
The content
[0031]
The content acquisition history holding means 5 is means for holding a request history for acquiring contents performed by the user through this system, and includes a hard disk, a magneto-optical disk, a hard disk including a storage device such as NVRAM (Non Volatile RAM). Hardware resources.
[0032]
The content
[0033]
The user output means 7 is a means for outputting a response to the input made by the user input means 2, and is composed of hardware resources including an output device such as a CRT, a printer or a network card.
[0034]
The content acquisition history reporting means 8 is means for reporting the content held in the content acquisition history holding means 5 to the content provider, and is constituted by hardware resources including an output device such as a CRT, a printer, or a network card. .
[0035]
The configuration of the control means 1 will be described in detail.
The control means 1 includes a user authentication user
[0036]
The user authentication user
[0037]
The content acquisition
[0038]
The content acquisition release
[0039]
The content
[0040]
The content information
[0041]
Content identifier assignment will be described.
A content identifier is assigned to each content. A mail magazine will be described as an example of content. For example, if there is a mail magazine “Oki Mail Magazine March 17th issue”, one content identifier is assigned to it. By linking the content identifier and the user identifier, the user of “Oki Mail Magazine March 17 issue” can be searched.
[0042]
This content identifier needs to be unique not only for one content provider but also for other content providers. However, since the content identifier is assigned on the system side, the content provider need not be aware of the assignment of the content identifier.
[0043]
The simplest means for assigning content identifiers is simply a serial number. The content to be registered is compared with the content registered so far, and if there is no match, a new number may be assigned. This is sufficient for non-continuous content.
[0044]
On the other hand, for example, the following content identifier assignment method can be considered for continuous content such as a mail magazine issued every day. That is, first, the type of the mail magazine is determined by matching the mail header and the fixed part unique to the mail magazine. Then, a part that recognizes the type of the mail magazine and a part that recognizes each issue of the mail magazine can be constituted by a content identifier. According to such a content identifier assignment method, the process of collecting mail magazines is simplified. This is because in the case of an e-mail magazine, users who receive e-mail magazines receive not only the issue but also the subsequent issues, so it is desirable to process the entire e-mail magazine rather than each issue individually. .
[0045]
The configuration of the control unit 1 will be described again. The content acquisition history
[0046]
The
[0047]
(Operation of the first embodiment)
FIG. 2 shows the flow of operations when registering a mail magazine (content). An e-mail magazine provider who wishes to recommend e-mail magazines using this system uses the content information registration means 3 to provide an overview of e-mail magazines to be searched for by the user, keywords indicating characteristics, or e-mail magazines. And the mail magazine acquisition and acquisition cancellation procedure are input (S101).
[0048]
The acquisition and acquisition cancellation procedure here is a group of data that can be understood by the control unit 1 when the system uses the content
[0049]
FIG. 3 shows a flow of operations at the time of mail magazine (content) search and acquisition. When a user of this system tries to search for an e-mail magazine, the user first performs authentication by entering the user name notified to the user in advance using the user input means 2 and a password if necessary. The user identifier used in the following processing is calculated (S201).
[0050]
The algorithm for generating user identifiers is arbitrary, but at least individual user identifiers must be generated for each user. Furthermore, this user identifier is preferably irreversible. In other words, an individual user identifier can be uniquely generated from the user name, but the user cannot be immediately identified from the user identifier. In this case, the user identifier should be calculated for each authentication, and a correspondence table between the converted user name and the user identifier should not be created and stored in a storage medium capable of long-term storage.
[0051]
When the user authentication and the calculation of the user identifier are completed, the user inputs a search condition using the user input means 2 (S202). This may be a form of selecting from a list prepared in advance, or a form of inputting an arbitrary word or natural sentence. However, when adopting the form of inputting arbitrary single word sounds or natural sentences, it is desirable to add a process that corrects differences in the wording and expression method of each input.
[0052]
As an example of a process for correcting the difference between individuals, there is a simple one-byte character / single-byte character unification. For example, the word “IP” is written in full-width characters or written in half-width characters by the user, so it is unified with either. As another example, it is conceivable to unify the wording using, for example, a synonym dictionary.
[0053]
When the search condition is input, the control unit 1 searches the content
[0054]
This recommends to users a mail magazine with a large number of readers who have already searched with the same search conditions from among mail magazines that satisfy the search conditions. The fact that there are a large number of readers who search for an e-mail magazine using the same search conditions means that the e-mail magazine matches the interests and purpose of the user who searches for the e-mail magazine using the search conditions and is of good quality. It is a thing.
[0055]
A system that simply recommends a search that matches the search criteria does not judge the quality of the content. Also, if you simply count on the number of readers in an email magazine, the email magazine may have been popular in other fields. However, according to this system, such a problem can be avoided.
[0056]
From the recommendation result output from the user output means 7, the user makes an acquisition request using the user input means 2 if there is a desired mail magazine (S206). When there is an acquisition request, according to the acquisition procedure stored in step S102, the request is notified to the mail magazine provider using the content request reporting means 4 (S207), and further, the acquisition history of the mail magazine (user identifier) And the search condition and the identifier of the acquired mail magazine) are stored in the content acquisition history holding means 5 (S208). This memory is used in step S204 by other users.
[0057]
FIG. 4 shows the flow of operation when the e-mail magazine (content) acquisition is canceled. When the user of this system tries to cancel the acquisition of the e-mail magazine, first, the user input means 2 is used to perform the authentication work by inputting the user name and the password if necessary, and the process of S201. A user identifier is calculated using the same algorithm as in step (S301). Next, the e-mail magazine acquisition history that matches the user identifier is searched from the content acquisition history holding means 5 (S302). This is the own mail magazine acquisition history, and this result is output using the user output means 7 (S303).
[0058]
The user selects an unnecessary mail magazine from the output, and inputs it using the user input means 2 (S304). When there is a request for cancellation of acquisition, the request is notified to the mail magazine provider using the content request reporting means 4 according to the acquisition cancellation procedure stored in the step of S102 (S305), and the acquisition history of the mail magazine ( The user identifier, the search condition, and the acquired mail magazine identifier) are deleted from the content acquisition history holding means 5 (S306).
[0059]
FIG. 5 shows a flow of operations for reporting a mail magazine (content) acquisition history to a content provider. This searches the content acquisition history holding means 5 for each mail magazine to acquire the number of people and search conditions (S401), and reports it to the mail magazine provider using the content acquisition history report means 8. As a result, the mail magazine provider can know the keyword expected by the reader of each mail magazine.
[0060]
(Effects of the first embodiment)
As described above, according to the present embodiment, it is possible to recommend high-quality information that matches the user's interest and purpose without preparing a recommender.
[0061]
In addition, by using the value calculated by irreversible transformation as a user identifier, it is possible to specify the search condition of each user even if the data contents are illegally viewed due to intrusion into the system for some reason. It becomes impossible and can solve privacy problems.
[0062]
This embodiment is particularly effective for content that undergoes both content acquisition and content acquisition cancellation operations, such as e-mail magazines and other content distributed by membership.
[0063]
(Second Embodiment)
FIG. 6 is an explanatory diagram of a content recommendation system (hereinafter also simply referred to as the present system) according to the present embodiment. Only the differences from the
[0064]
The content acquisition history
[0065]
The other components are substantially the same as those in the first embodiment, and a duplicate description is omitted.
[0066]
The content recommendation system 20 according to the present embodiment is configured as described above. Next, the operation of the content recommendation system 20 will be described. As in the first embodiment, there are various contents such as documents, images, and audio that can be applied to the present embodiment. Here, in order to facilitate understanding, as one specific example, A case where a video stream is applied will be described.
[0067]
(Operation of Second Embodiment)
FIG. 2 shows the flow of operations when registering a moving image stream (content). A video stream provider who wishes to recommend a video stream using this system uses the content information registration means 3 to provide an overview of the video stream to be searched for by the user, keywords representing characteristics, or a video stream. A snapshot or the like and a moving image stream acquisition procedure are input (S101).
[0068]
The acquisition procedure here is a group of data that can be understood by the control means 1 and is necessary for the system to notify the video stream provider of the acquisition request using the content request reporting means. E-mail address and URL (Unified Resource Locator) indicating the application destination of the stream, e-mail address that should notify the applicant of the viewing method of the video stream (URL, password, etc.), items such as personal information to be registered, and video For example, a notification procedure with the stream provider. The input data group is stored in the content information holding means 6 (S102).
[0069]
FIG. 3 shows a flow of operations when searching and acquiring a moving image stream (content). When a user of this system tries to search for a video stream, first, the user input means 2 is used to perform authentication work by entering a user name and a password as necessary. A user identifier to be used is calculated (S201).
[0070]
The algorithm for generating user identifiers is arbitrary, but at least individual user identifiers must be generated for each user. Furthermore, this user identifier is preferably irreversible. In other words, an individual user identifier can be uniquely generated from the user name of the user, but the user cannot be immediately identified from the user identifier. In this case, the user identifier is calculated every time authentication is performed. A correspondence table between user names and user identifiers should not be created and stored in a storage medium capable of long-term storage.
[0071]
When the user authentication and the calculation of the user identifier are completed, the user next inputs a search condition using the user input means 2 (S202). This may be a form of selecting from a list prepared in advance, or a form of inputting an arbitrary word or natural sentence. However, when adopting the form of inputting arbitrary words and natural sentences, it is desirable to add processing that corrects the differences in the wording and expression method of each input.
[0072]
When the search condition is input, the control unit 1 searches the content
[0073]
This recommends to the user a video stream with a large number of people who have already been searched and viewed under the same search condition from among the video streams satisfying the search condition. The fact that there are many viewers who have searched and viewed a video stream under the same search conditions means that the video stream matches the interest and purpose and is of good quality for the users who search using the search conditions. It is that.
[0074]
A system that simply recommends a search that matches the search criteria does not judge the quality of the content. In addition, if only the viewer of the video stream is used as a condition, the video stream may have been popular in other topics. However, according to this system, such a problem can be avoided.
[0075]
From the result output from the user output means 7, the user makes an acquisition request using the user input means 2 if there is a desired video stream (S206). When there is an acquisition request, according to the acquisition procedure stored in step S102, the request is notified to the video stream provider using the content request report means 4 (S207), and the acquisition history of the video stream (user identifier) And the search condition and the identifier of the acquired moving image stream) are stored in the content acquisition history holding means 5 (S208). This memory is used in the step S204 of other users.
[0076]
FIG. 5 shows a flow of operations for reporting a moving image stream (content) acquisition history to a content provider. This searches the content acquisition history holding means 5 for each video stream to acquire the number of people and search conditions (S401), and reports it to the video stream provider using the content acquisition history report means 8. Thereby, the video stream provider can know the keyword expected by each video stream viewer.
[0077]
FIG. 7 shows the flow of operations when refreshing the content acquisition history. The content acquisition history refresh is started in a predetermined condition, for example, at a specified time interval or when the number of histories stored in the content acquisition history holding means 5 exceeds a specified number. The content acquisition history is deleted in a predetermined order in the history stored in the content acquisition history holding means 5, for example, in order from the oldest, or in order from the smallest reference count (referenced count). , Refresh (S501).
[0078]
(Effect of the second embodiment)
As described above, according to the present embodiment, it is possible to recommend information of good quality that matches the user's interest and purpose without preparing a recommender.
[0079]
In addition, by using the value calculated by irreversible transformation as a user identifier, it is possible to specify the search condition of each user even if the data contents are illegally viewed due to intrusion into the system for some reason. It becomes impossible and can solve privacy problems.
[0080]
This embodiment is particularly effective for content that does not require content acquisition cancellation, for example, a publicly available video stream.
[0081]
(Third embodiment)
FIG. 8 is an explanatory diagram of a content recommendation system (hereinafter also simply referred to as this system) according to the present embodiment. Only the differences from the content recommendation system 20 according to the second embodiment shown in FIG. 6 will be described. The content recommendation system 30 according to the present embodiment performs content information registration as shown in FIG. The means 3, the
[0082]
The content receiving means 9 is means for receiving the content acquired by the user, and is composed of hardware resources including an input device such as a network card. The content acquisition
[0083]
The received content analysis /
[0084]
The other components are substantially the same as those in the first or second embodiment, and thus the duplicate description is omitted.
[0085]
The content recommendation system 30 according to the present embodiment is configured as described above. Next, the operation of the content recommendation system 30 will be described. As in the first or second embodiment, there are various contents such as a document, an image, and a sound that can be applied to the present embodiment. Here, in order to facilitate understanding, one specific example is used. As an example, a case in which a mail magazine is applied will be described as in the first embodiment.
[0086]
(Operation of the third embodiment)
FIG. 9 shows the flow of operations when registering a mail magazine (content). Unlike the first and second embodiments, the mail magazine provider does not need to register information in this embodiment. Instead, each user sends the e-mail magazine itself already acquired to the system. The system receives these mail magazines using the content receiving means 9 (S601).
[0087]
Since multiple e-mail magazines receive the same content, the same e-mail magazine content is sent to the system multiple times. Therefore, it is checked whether or not the sent mail magazine has already been sent (S602). If it is sent for the first time, it is stored in the content information holding means 6 (S603). Then, the user of this system is determined from the sender address, the user identifier is calculated by the same algorithm as in step S201 (S604), and the mail magazine acquisition history (user identifier and acquired mail is stored in the content acquisition history holding means 5). Magazine identifier) is stored (S605).
[0088]
FIG. 10 shows the flow of operations when retrieving a mail magazine (content). Steps S701, S702, and S703 are substantially the same as steps S201, S202, and S203 shown in FIG. Next to step S703, for each of the mail magazines searched in step S703, the contents of the history that other users acquired the mail magazine in the past and the search formulas that have been input so far by other users are acquired. Obtained from the history holding means 7 (S704).
[0089]
Then, the corresponding mail magazine is ranked so that the one with a high P in the following (formula 1) is ranked higher, and the result is output (S705).
[0090]
[Expression 1]
... (Formula 1)
[0091]
In this (Formula 1), n is the number of readers of the corresponding mail magazine. The number of matches in the past search formula between each reader i and the current searcher is xiIt is. The function f () is xiIs a function that has a property of monotonically increasing with respect to the parameter. The value P of (Equation 1) increases as the number of people who have searched with the same search formula so far increases the number of readers of the corresponding e-mail magazine. After the output, the current retrieval formula is held in the content acquisition history holding means 5 (S706), and this operation is finished.
[0092]
Since the operation at the time of content acquisition history refresh is substantially the same as that of the second embodiment described with reference to FIG.
[0093]
(Effect of the third embodiment)
As described above, according to the present embodiment, substantially the same effect as the first embodiment or the second embodiment can be obtained. In addition to this, since this embodiment does not require registration by the content provider, it can be performed even when it is difficult to obtain cooperation from the content provider, for example, when the system is placed on an intranet in the company. it can.
[0094]
The preferred embodiment of the content recommendation system according to the present invention has been described above with reference to the accompanying drawings, but the present invention is not limited to such an example. It will be obvious to those skilled in the art that various changes or modifications can be conceived within the scope of the technical idea described in the claims, and these are naturally within the technical scope of the present invention. It is understood that it belongs.
[0095]
For example, the hardware resources constituting each means of this system need not be independent from each other. For example, the storage devices constituting the content acquisition history holding means 5 and the content information holding means 6 may be the same hard disk, the user input means 2, the content information registration means 3, and the content request reporting means. 4, the content
[0096]
Each means of the present system, each part constituting each means, and further part of each part do not necessarily have to be in one place, and may be distributed in a range connected by a wired or wireless network.
[0097]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to recommend high-quality information that matches the user's interest and purpose without preparing a recommender. The present invention is effective for content in which both content acquisition and content acquisition cancellation operations occur, such as e-mail magazines and other content distributed under a membership system, and content that does not require content acquisition cancellation, for example, in general It is also effective for publicly available video streams. It can also be implemented even when it is difficult to obtain cooperation from the content provider, such as when it is placed on the company intranet.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of a content recommendation system according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an operation at the time of content registration.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing operations during content search and acquisition.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an operation when canceling content acquisition;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an operation when reporting a content acquisition history.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a content recommendation system according to the first embodiment.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an operation at the time of content acquisition history refresh.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a content recommendation system according to a third embodiment.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an operation at the time of content registration.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing an operation during content search.
[Explanation of symbols]
1 Control means
2 User input means
3 Content information registration means
4 Content request reporting means
5 Content acquisition history holding means
6 Content information holding means
7 User output means
8 Content acquisition history reporting means
101 User authentication user identifier calculation unit
102 Content acquisition request processing unit
103 Content acquisition release request processing unit
104 Content search processing unit
105 Content information registration processing unit
106 Content acquisition history report processing unit
201 Content acquisition history refresh processing unit
301 Received content analysis registration processing unit
Claims (9)
コンテンツの検索に用いられた検索条件を,該コンテンツを検索した検索者と関連付けたコンテンツ検索履歴と,コンテンツを,該コンテンツを自システムに送信した提供者と関連付けたコンテンツ取得履歴とを保持するコンテンツ取得履歴保持手段と, Content that retains a content search history that associates the search condition used for content retrieval with the searcher who searched the content, and a content acquisition history that associates the content with the provider who transmitted the content to the system. Acquisition history holding means;
検索者からの検索条件によるコンテンツ取得の要求に対し,前記検索者からの検索条件と関連する検索条件が前記コンテンツ検索履歴に含まれ,該検索条件と関連付けられた検索者であり,かつ,前記コンテンツ検索履歴に含まれる検索者が,前記コンテンツ取得履歴に前記提供者として含まれる場合に,前記コンテンツ取得履歴から前記提供者に関連付けられた前記コンテンツを推薦するコンテンツ検索処理部と,を含み, In response to a content acquisition request from a searcher, a search condition associated with the search condition from the searcher is included in the content search history, the searcher is associated with the search condition, and the searcher A content search processing unit that recommends the content associated with the provider from the content acquisition history when a searcher included in the content search history is included as the provider in the content acquisition history;
前記コンテンツ検索処理部は,推薦するコンテンツが複数ある場合には,前記検索者からの検索条件と前記コンテンツ検索履歴に含まれる検索条件との関連性に応じて,コンテンツの推薦順位を決定することを特徴とする,コンテンツ推薦システム。 The content search processing unit, when there are a plurality of recommended contents, determines a content recommendation order according to a relationship between a search condition from the searcher and a search condition included in the content search history. Content recommendation system characterized by
前記コンテンツ検索履歴に含まれる前記検索に用いられた検索条件と,前記検索者からの検索条件との一致度をパラメータとして単調増加する関数により与えられることを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツ推薦システム。The degree of matching between the search condition included in the content search history and the search condition from the searcher is:
A search condition used in the search included in the content search history, characterized in that provided by monotonically increasing function degree of coincidence between retrieval conditions from the searcher as a parameter, according to claim 2 Content recommendation system.
前記提供者が取得したコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と,
前記コンテンツ受信手段で受信されたコンテンツについて,少なくとも該コンテンツの内容と該コンテンツを送信した前記提供者とを解析し,前記コンテンツ取得履歴保持手段に登録する受信コンテンツ解析登録処理部と,を含むことを特徴とする,請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ推薦システム。further,
Content receiving means for receiving content acquired by the provider ;
A received content analysis / registration processing unit that analyzes at least the content of the content and the provider that transmitted the content and registers the content in the content acquisition history holding unit with respect to the content received by the content receiving unit; The content recommendation system according to any one of claims 1 to 6 .
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