JP4310400B2

JP4310400B2 - 個人情報管理システム

Info

Publication number: JP4310400B2
Application number: JP2000527114A
Authority: JP
Inventors: フィルプソン、ラルス; スベンソン、ペル
Original assignee: テレフオンアクチーボラゲットエルエムエリクソン（パブル）
Priority date: 1997-12-29
Filing date: 1998-12-23
Publication date: 2009-08-05
Anticipated expiration: 2018-12-23
Also published as: BR9814560A; KR20010033774A; SE9704885D0; EP1025732B8; EE03898B1; AU2082399A; IL136633A; EE200000344A; JP2002500492A; EP1025732A1; SE517709C2; CN1290461A; TR200001774T2; EP1025732B1; DE69829772T2; HK1037089A1; ATE293340T1; AR014192A1; IL136633A0; SE9704885L

Description

【０００１】
（発明の分野）
本発明は個人情報管理システムに関係し、特に第１送受信装置と個人情報用の第１記憶装置を含む個人情報マネージャと、第２送受信装置と個人情報用の第２記憶装置に接続された通信システムと、を少なくとも含むシステムに関係する。
【０００２】
（従来技術の説明）
パーソナル・コンピュータの忙しい生活のユーザーにとって、個人情報管理の必要性は益々重要になっている。携帯ＰＣや携帯ディジタル・オーガナイザの近年の発達は、個人情報をよりユーザーに密接させる傾向に向かっていることを明瞭に示している。この要求を満たすため、いくつかの業者はディジタル・プランナ、ディジタル・パーソナル・オーガナイザ、電子カレンダ等のような異なる種類の装置を提供している。
【０００３】
１９９４年のタイメックス・データリンク・ユーザーガイドに開示されているタイメックス社のタイメックス・データリンクは、ＰＣ（パーソナル・コンピュータ）上のアプリケーションにより供給される異なる種類の情報を記憶可能な時計を含む。情報はＰＣスクリーンから時計へ光信号により転送される。従って、情報転送は１方向のみである。タイメックス・データリンクは約束、記念日、電話番号及びタスクを記憶する能力を有する。さらに、これはアラームとストップウオッチを有し、２つの時間帯での時刻を提供できる。タイメックスはマイクロソフトのウィンドウズの下でプログラム、スケジュール＋を実行するＰＣから更新される。スケジュール＋では、ユーザーが時計をスクリーンの前に保持している間にスクリーンを明滅させてタイメックスへデータを転送するボタンがある。明滅するスクリーンからの光はタイメックスにより登録されてデータとして解釈される。更新は転送されるデータの量に応じて約１分かかる。時計のスペースは限られているため、転送前にユーザーは転送すべきデータを選択しなければならない。転送は増分ではなく、従って全ての情報は毎回転送される。
【０００４】
１９９６年のキートニックＡＢ、ウィンロフ・アンド・カンパニのカシオＶＤＢ−２００Ｂは電話番号とその他の個人情報を記憶する能力を有する時計である。さらに、ＤＢ−２００はストップウォッチ、タイマ・アラーム及び電話メモ機能のような基本クロック機能を備える。しかしながら、この時計はＰＣのような他の製品といわゆる同期する能力を有していない。
【０００５】
カシオからの他の製品は１９９６年のベック・イ・バッケン・ＡＢ／セベス・プロダクト・アケルスベルガのカシオＤＢＣ−３１０である。これは腕時計型で、従来のクロック機能に加えて、電話番号と約束を記憶する能力を有している。これは又組込み計算器も有している。この時計はその他の情報源との同期を可能とする何らの装置又は機能を備えていない。
【０００６】
情報更新がユーザーの動作を必要とする場合、ユーザーは数週間情報を更新し、それから止めてしまうことを経験は示している。
【０００７】
ＵＳロボティックスからのパーム・パイロットはＰＣのＰＩＭアプリケーションと緊密に動作する製品である。これは小さなコンピュータのような装置で、相対的に大きなタッチ感応スクリーンを有する。コンピュータに接続されたドッキング・ステーションに置かれた後、これはＰＩＭアプリケーションと同期する。
【０００８】
その他の装置はロロデックスのＲＥＸで、スクリーンとボタンを備えたＰＣカードである。ＲＥＸはＰＣカード・スロットに挿入された後にＰＩＭアプリケーションと同期する。
【０００９】
（発明の要約）
本発明は個人情報管理システムを指向し、携帯した個人情報マネージャと通信システムとを含み、管理システムは情報マネージャと通信システムとの間の両方向性情報交換を提供する。従って、情報マネージャで情報を修正又は破棄することが可能でなければならず、情報マネージャから通信システムへ変更された情報を送信可能でなければならない。請求項１によると、これは両方向リンクにより得られ、これはカスタム化された通信プロトコルと共に情報マネージャと通信システムとの間の定期的な同期を提供する。これにより、情報マネージャと通信システムとの間の情報交換はユーザーの介入を必要としない。
【００１０】
本発明の他の目的は、通信システムと情報マネージャとの間の情報交換の方法を提供することである。これは請求項４の特徴とする段階により達成される。
【００１１】
本発明の特徴は、情報マネージャに現在の事象時刻を記憶する方法を提供することであり、事象時刻は、データベースが更新される場合に通信システムのコンピュータ装置へ変更された情報として転送される。
【００１２】
本発明の他の特徴は、少なくとも２つの制御時間スタンプの間、特定タスクの開始および終了の間の時間間隔を記憶する方法を提供することである。
【００１３】
これらの特徴は情報マネージャの集積化実時間クロックにより得られる。
【００１４】
（発明の詳細な説明）
本発明は個人情報管理システムで、実時間クロック、第１送受信装置、個人情報用の第１記憶装置を含む個人情報マネージャ１と、物理リンク２”を通して装置２へ接続された第２送受信装置２’を含むコンピュータ装置２のような通信システムと、情報マネージャ１とコンピュータ装置２との間の両方向情報交換用のリンク３とを含む。本発明の望ましい実施例では、情報マネージャ１は人間４により着用された腕時計の形式である。図１に示す実施例では、通信システム又はコンピュータ装置２はデスクトップ・コンピュータ（ＰＣ）である。しかしながら、本発明の他の実施例では、コンピュータ装置２はノートブック、個人ディジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、携帯用コンピュータ等も可能である。本発明によるシステムは例えばＰＤＡのユーザーに便利で強力な助けを提供する。ＰＣに記憶された個人情報は、後述するようにリンク３の範囲内にある時、自動的に又はユーザーの介入無に情報マネージャに転送される。情報が転送されると、これは情報マネージャ１に記憶され、ユーザーがリンクの範囲外にある時でも利用可能である。
【００１５】
情報マネージャ１で情報の一部を変更したり又は破棄し、情報マネージャ１からコンピュータ装置２へ変更を返信することも可能である。本発明の望ましい実施例では、これは短距離無線リンク３により実行され、これは後述するカスタム化された通信プロトコルと共に、情報マネージャ１とコンピュータ装置２との間の定期的な同期を提供する。従って、無線リンク３を介した情報交換は何らユーザー介入を必要としない。何らかの条件と制限に応じて情報交換は開始される。上述したように、情報マネージャ１とコンピュータ装置２はリンク３の範囲内でなければならない。さらに、例えば１時間ごとに１回のように、情報交換の接続を確立する試行を何時実行すべきかを制御する所定の条件がコンピュータ装置２で設定可能である。
【００１６】
図２では、情報マネージャ１の前面図とそのアプリケーションが図示されている。図２に図示した実施例では、情報マネージャ１は入力装置として４個のボタン５、６、７、８を有し、各々が常に同じ機能を有している。これはユーザーに使用しやすいことを意図している、すなわちユーザーは特定のボタンの効果を常に知っている。上左ボタン５は後退ボタンであり、これはユーザーを前の画面に戻す。上右のボタン６はアプリケーションを開始し、メニューを開き動作を実行する。下左ボタン７は左及び上へスクロールするために使用され、下右ボタン８はスクリーンを右及び下へスクロールするために使用される。本発明の実施例では、アイコン、メニュー、リスト、ポップアップ・ウィンドウ及び状態バーが現在の情報をユーザーに与えるために使用される。音声、テキスト・スクロール及びバックライトのような機能を使用してユーザー・インターフェースを強調する。従って、ユーザー４により選択された情報がスクリーン９上に表示される。
【００１７】
情報交換機能以外に、情報マネージャ１はこれ以外のアプリケーションを有する。すなわち、イベント、会議及びタスクを表示するカレンダ・アプリケーション１０、タスクを表示するタスク・アプリケーション１１、イーメールや電話番号と共に名前を表示するコンタクト・アプリケーション１２、イーメール、ＳＭＳの項目を表示するインボックス１３、天気予報、株式相場等のインターネットで収集した各種の情報を表示する情報１４、実時間クロックにより提供される世界時計、アラーム、ストップウォッチ、タイマ等のようなクロック機能１５である。最初の５個のアプリケーション１０−１４はコンピュータ装置２から送信された情報を表示処理する。
【００１８】
カスタム化されたプロトコルが与えられて図３に図示する無線リンク３の有効な使用を保証する。プロトコルは誤り検出と流れ制御も処理する。さらに、データ保護コードが各パケットに結合されていて、情報は誤った目的地の時計には送信されない。
【００１９】
このプロトコルは情報マネージャに実装されて、ポイントツーポイントの無線リンク３上でコンピュータ装置との信頼できる誤りのないデータ通信を保証する。情報マネージャ１とコンピュータ装置２との間で接続を確立し情報を転送するため、情報マネージャ１とコンピュータ装置２との両方に送受信装置が必要である。情報マネージャ１には後述する第１送受信装置が設けられ、コンピュータ装置２には図１を参照する実施例のプラグイン型の無線である第２送受信装置２’が設けられる。プラグイン型無線はシリアルＰＣカードを通してコンピュータ装置２へ接続される。プロトコルは高レベルデータリンク制御、ＨＤＬＣプロトコルを基にしている。図３は、情報マネージャ１とコンピュータ装置２で実行するアプリケーションとの間でデータを転送するプロトコルにより使用されるプロトコル・スタックを図示する。情報マネージャ・スタック１６はコンピュータ装置２を表す。これは、図３に示す２つのスタック１８の一方の物理接続層１７により表されるプラグイン型無線による直接物理接続２”を有する。無線は無線リンク層１９により表される無線リンク３、単一の半２重無線チャネルを通して情報マネージャ１と通信する。左のスタック２０は情報マネージャ・スタックを表す。
【００２０】
指令と応答は、各々コンピュータ装置２上のアプリケーションと情報マネージャ１との間で指令層２１で転送される。最高位レベル、アプリケーション層２２で全ての転送を開始するのはアプリケーションである。フレーム層２３はフレームの信頼できる誤りのない転送を保証する。これは又流れ制御を処理し、誤り制御とデータ透明性を与える。さらに、バイト層２４は通信の最低位レベルで無線とピアー・エンティティによる同期に責任を持つ。これはまた、データ転送リンクを必要とする時に無線２'と情報マネージャとの間のコンタクト、無線リンク層２５を確立する。
【００２１】
上述したように、情報マネージャ１とコンピュータ装置２との間には２つの別々な物理層が存在する。第１は、情報マネージャ１と無線２’との間の無線リンク３である。次いで、無線は、物理リンク２”、コンピュータ装置２の物理接続層２５’により処理されるシリアルＰＣカードを介してコンピュータ装置２に接続される。
【００２２】
情報マネージャ１は各種の製造業者からの電子ハードウェア部品により構成される。情報マネージャのハードウェアの実施例は図４に図示される。情報マネージャ１の処理要素はマイクロチップ・テクノロジ社ＰＩＣ１７Ｃ７５６マイクロコントローラ２６である。この素子は３２Ｋビットの集積プログラム・メモリと９０２バイトのＲＡＭを有する。３．５７９ＭＨｚを使用して素子クロックを発生する。マイクロコントローラ２６は本発明の機能に多かれ少なかれ重要な多数の周辺機能を含む。これらの機能は、外部及び内部割込みからのウェイクアップ付きのパワーダウン・モード、２個の独立なＵＳＡＲＴモジュール、完全に実装されたマスタ／スレーブＩ²Ｃモード付きのシンクロナス・シリアルポート、及び割込み発生付きの４個のタイマ・モジュールである。
【００２３】
実施例では情報マネージャ１はセイコー・インストラメント社からのディスプレイ２７Ｓ−４５４８ＡＣＧを備える。これはグラフィカルなＬＣＤコントローラ／ドライバで、４０Ｘ１０１グラフィック・セグメントとオンチップの発振器回路を特徴とする。マイクロコントローラ２６との全ての通信はその組込みＩ²Ｃバス・インターフェース２８を通して行なわれる。
【００２４】
ディスプレイ２７はまたバックライトを備え、これはプラスチックの電子蛍光板の形式を取る。シペックスＳＰ４４２２８回路２９がドライバとして使用される。
【００２５】
ＳＧＳトムソン・マイクロエレクトロニクスからの２５６ｋビット・シリアル電気消去可能プログラマブルメモリＥＥＰＲＯＭ３０がユーザー・データを記憶するための不揮発性メモリとして使用される。マイクロコントローラ２６からの全てのメモリ・アクセスはバス２８を介して実行される。
【００２６】
さらにフィリップス・セミコンダクタからのカレンダ回路３１、ＰＣＦ８５８３がバス２８に取付けられる。これは３２．７６８ｋＨｚ水晶を使用したクロック・モードで設定される。割込み信号を除いたマイクロコントローラ２６との全ての通信は、Ｉ²Ｃコンパティブルなインターフェース２８により処理される。
【００２７】
第１送受信器装置３２は実施例のモノリシックスからのモジュールを構成する。これはオン・オフ・キーされ２．４ｋｂｐｓの最大データレートを有する。動作周波数は４３３．９２ＭＨｚである。データはシリアルバス３３を介してマイクロコントローラ２６内の組み込みＵＳＡＲＴモジュールを通して送受信機３２へ及びそこから送信される。バックライト２９と同様に、ピエゾ電気音声素子３４とボタンセット３５はパラレルバス３６を介してマイクロコントローラ２６に接続される。集積化実時間クロック３６’が含まれて情報マネージャ１の各種クロック機能の適当なタイミング信号を発生する。集積化実時間クロック３６'はカレンダ回路３１の一部であることも可能である。
【００２８】
本発明による情報交換の方法は図５の流れ図により図示される。コンピュータ装置２は常にマスタであるため、これがコンピュータ装置２と情報マネージャ１との間の全ての転送を開始する。段階３７でコンピュータ装置２と情報マネージャ１との間に両方向性無線接続又はリンク３が設定される。コンピュータ装置２のデータベースで何らかの情報が変更されるか又は破棄された場合、前記リンク３を介して指令信号が送信され、次いで段階３８で情報マネージャ１により受信される。従って、コンピュータ装置２のデータベースに変更又は破棄情報があり、段階３９で検査される、ポーリンク指令信号が送信されない場合、情報マネージャは現在の指令を実行し、段階４０での情報マネージャのデータベースの処理と設定を生じさせる。変更又は破棄情報と関係する指令がなくなるまでこの処理は繰返される。次いで、コンピュータ装置２は情報マネージャへ段階３９で検査される、ポーリング指令を送信し、転送方向の変更を実行し、情報マネージャ１にコンピュータ装置２へ指令信号を送信させる。
【００２９】
段階４１で検査される、情報マネージャ１の何らかの情報が変更又は破棄された場合、情報マネージャ１は段階４２でコンピュータ装置２へ現在の指令を送信する。現在の指令はコンピュータ装置２でのデータベースの処理を開始する。何ら指令が残っていない場合、情報マネージャは段階４３で転送を停止する指令を送信し、段階４４で接続は切断される。
【００３０】
上述したように、情報マネージャ１のデータベースと設定を処理するため、情報マネージャへ送信可能な一連の指令がある。いくつかの非常に汎用的な指令がある、これは全てのデータベースと設定に使用可能であることを意味する。簡単で汎用的な指令を使用することにより、情報マネージャの指令インタープリータは最小に保持される。
【００３１】
これらの汎用指令を使用可能とするため、情報マネージャ・データベースの正確なコピーがコンピュータ装置２に保持される。これにより、コンピュータ装置２はレコード（情報はレコードに記憶される）を追加、修正及び消去するのに必要な論理演算の大部分を実行可能とする。例えば、新たなレコードが到着すると、これはコンピュータ装置２で既に実行されているため、情報マネージャ１はリンク・リストにレコードの場所を探し出す必要はない。
【００３２】
コンピュータ装置２と共に情報マネージャ１で使用されるデータベースとリンク・リストは図６に図示されている。レコードを追加するには、コンピュータ装置２は最初にそのリンク・リスト中に空き位置を探し出し、次いで１つ以上の書込み指令を情報マネージャに送信してＥＥＰＲＯＭ３０中のその位置をデータで満たし、最後に追加指令を送信することにより現在のリンク・リストにレコードを追加する。最後に追加指令を送信することにより、リンク・リストに半分満たされたレコードを追加する危険性はない。
【００３３】
レコードを修正するには、コンピュータ装置２はＥＥＰＲＯＭ３０に書込むために情報マネージャ１へ１個以上の正当指令を送信する。削除指令を送信することによりレコードは削除される。
【００３４】
全ての指令がコンピュータ装置２から情報マネージャ１へ送信されると、コンピュータ装置２は送信すべき情報指令を送信する。この指令は通信チャネルの方向を変更する。コンピュータ装置２のデータベース処理用の指令、例えばカレンダ及びタスク・データベースからレコードを消去する指令を送信することにより、情報マネージャ１は応答する。情報マネージャが送信すべき情報指令を受信すると、カレンダ及びタスク・データベースでダーティとマークされた又は消去をマークされた項目を探し始める。ダーティとマークされた各レコードに対して、情報マネージャ１はコンピュータ装置２へチェック・カレンダ指令を送信し、消去をマークされた各レコードに対して、これは消去指令を送信する。全カレンダ及びタスク・データベースを探し終えると、情報マネージャ１は送信情報無指令を送信してコンピュータ装置２に転送を停止するよう告げる。図６に示すように、情報マネージャのデータベースはリンク・リスト４５、４６、４７、４８のように記憶される。仮想リスト４９、５０、５１、５２と呼ばれるこれらのリンク・リストの正確なコピーがコンピュータ装置２に保持される。これらの仮想リストによりコンピュータ装置２は情報マネージャ１のレコードを追加、変更、及び消去するのに必要な論理を実行可能とする、何故ならコンピュータ装置２はどこにリンク・リストのレコードやレコードの隣りを見出すかを常に知っているからである。レコードを追加するには、コンピュータ装置２は単にこれを特定のリンク・リスト中に挿入する。仮想リスト４９−５２は既にリンク・リスト中にあるレコードとリストにまだ追加されていないレコードを含みうる。既にリストにあるレコードは位置を有し、前と次ぎのフィールドが満たされ、ダーティのマークを付けられるか又は消去用にマークされる。リストに未だ追加されていないレコードはリンク・リストの位置を割当てられるのを待機している。これは次の転送時に実行される。実際のデータベースからのデータにより仮想リストを更新し続けるために、これはコンピュータ装置２の各データベース・カレンダ５３、タスク５４、及びコンタクトの変更を常に「聞いている」。これらのデータベース５３、５４、５５のどれかでレコードが変化した場合、対応するレコードが仮想リストで見出され、レコードは新しいデータで更新されダーティとマークされる。コンピュータ装置２と情報マネージャ１との間の次ぎの接続時にコンピュータ装置２は変更を情報マネージャ１に転送する。同様にして新規レコードと消去すべきレコードが検出される。
【００３５】
インボックス・データベース５６は情報アプリケーションと関係し、上述したように天気予報や株式相場等のようなインターネット上で収集した情報を記憶する。
【００３６】
さらに、更新間隔の設定、フィルタの定義、アラームや時間音の設定、そして情報マネージャ１の時間をコンピュータ装置時間と同期させる等のような、情報マネージャ１のユーザー・インターフェースにユーザーが調節することを可能とする。又、情報マネージャ１のデータベース４５−４８をリセットし、更新を強制することも可能である。これらの更新と調節はコンピュータ装置２のカスタム・アプリケーション５７を介して実行される。
【００３７】
本発明による重要な特徴点は、例えばタスク・データベース５４のタスクに関係する事象に時間スタンプを登録し記憶できる可能性である。これは特定のボタン・シーケンスを実行することにより実施され、現在の事象時間が登録されこの情報は情報マネージャ１からコンピュータ装置２へ送信される。この特定事象の現在の時間スタンプは関連するタスクのレコードに記憶される。特定のタスクの開始とタスク終了間の時間のような時間間隔を記憶することも可能である。タスクが開始した時ユーザーは情報マネージャ１上のボタン・シーケンスを押し、現在の開始時間が情報マネージャ１のＥＥＰＲＯＭ３０に記憶される。タスクの終了時に、ユーザーは情報マネージャ１の他のボタン・シーケンスを押し、停止時刻を登録する。さらに、時間スタンプが計算され、特定のタスクと関係するレコードのＥＥＰＲＯＭ３０に記憶される。この情報は前述したように情報マネージャ１からコンピュータ装置２へ通常の指令転送としてコンピュータ装置へ送信される。
【００３８】
従って、本発明は情報マネージャとコンピュータ装置との間の情報交換のため情報マネージャ１とコンピュータ装置２との間の両方向性リンク３を確立可能である個人情報管理システムを提供する。記載した実施例の本開示は本発明の例示として考えるべきで、本発明をこの特定の実施例に限定する意図のものではない。
【００３９】
例えば、本発明の別の実施例では、情報マネージャ１は移動体電話の形状でありうるし、コンピュータ装置２はラップトップ、ノートブック、携帯コンピュータ又は移動体電話等でありうる。さらに、コンピュータ装置２はＬＡＮ（ローカル・エリア・ネットワーク）又はＧＳＭ（移動体通信用グローバル・システム）システムのような任意の通信システムでありうる。両方向性リンク３は他の実施例ではＩＲ（赤外線）リンクとしても実装可能である。記載実施例ではボタン（５、６、７、８）が入力装置として使用されたが、情報マネージャ１を他の実施例では音声入力を介して制御可能である。その他のデータベース、アプリケーション及び機能を本発明に追加可能であるが、それにも係らず、添付の請求の範囲に定めるような発明の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
本発明をより詳細にかつ本発明の利点と特徴を説明するために、望ましい実施例を以下に詳細に記載し、添付図面を参照する。
【図１】本発明による携帯個人情報マネージャとコンピュータ装置を含む個人情報管理システムの概略図。
【図２】図１の情報マネージャの前面図。
【図３】本発明によるプロトコル・スタックの概略図。
【図４】図２の情報マネージャのハードウェア部品の概略線図。
【図５】本発明による情報交換方法の流れ図。
【図６】図１の情報管理システムのデータベースの概略図。

Claims

個人情報管理システムにおいて、第１送受信手段（３２）と個人情報用の第１記憶手段（３０）とを含む少なくとも一つの個人情報マネージャ（１）と、第２送受信手段（２’）に接続された個人情報用の第２記憶手段を含む少なくとも一つの通信システム（２）とを有し、前記通信システム（２）は、前記第１及び前記第２送受信手段がリンク（３）の範囲内にある時に、前記第１及び前記第２送受信手段の間に両方向性無線リンクを確立する手段を更に備える、前記個人情報管理システムにおいて、
ユーザーの介入なしに、前記リンク（３）を介して、指令信号と前記通信システムの前記第２送受信手段に記憶されている個人情報とを前記個人情報マネージャ（１）へ転送することにより、前記指令信号が前記個人情報マネージャで実行される際前記個人情報マネージャの設定及びデータベースの変更を可能にする通信プロトコル手段と、
前記通信システムと前記個人情報マネージャとの間に自動的に情報交換するために、前記通信システムから前記個人情報マネージャへポーリング指令信号を転送することにより転送方向を変更させ、前記個人情報マネージャが個人情報及び指令信号を前記通信システムへ転送することを可能にするポーリング指令信号転送手段とを備え、
前記第１及び前記第２記憶手段の間に情報が同期化されることを特徴とする個人情報管理システム。
請求項１記載のシステムにおいて、前記リンク（３）は無線リンク又はＩＲ（赤外線）リンクであることを特徴とする個人情報管理システム。
請求項１又は２記載のシステムにおいて、前記通信システム（２）の送受信器（２’）と情報マネージャ（１）が前記リンク（３）の範囲内にある時に、ユーザーの介入なしに前記リンク（３）を介して、前記情報マネージャ（１）の前記第１記憶手段（３０）に記憶された個人情報を前記通信システム（２）の前記第２記憶手段へ／から転送させることを可能とする通信プロトコル手段（１６、１８、２０）を特徴とする個人情報管理システム。
前記請求項のいずれかに記載のシステムにおいて、前記情報マネージャ（１）は処理要素としてのマイクロコントローラ（２６）と、組込みバス・インターフェース（２８）を介してマイクロコントローラ（２６）と通信するディスプレイ（２７）と、前記ディスプレイ（２７）を背後から照らすバックライト・ドライバ回路（２９）と、ユーザー・データを記憶する前記第１記憶手段（３０）と、前記マイクロコントローラ（２６）から前記記憶手段（３０）への全てのメモリ・アクセスはバス・インターフェース（２７）を介して実行され、これもバス・インターフェース（２８）に取付けられたカレンダ回路（３１）と、前記通信システム（２）と通信する前記第１送受信手段（３２）と、前記送受信手段（３２）と前記マイクロコントローラ（２６）へ／からのデータ転送用のシリアルバス（３３）と、パラレルバス（３６）を介してマイクロコントローラ（２６）へ共に接続されたピエゾ電気音声要素（３４）とボタンセット（３５）と、各種のクロック機能の適切なタイミング信号の発生用の集積化実時間クロック（３６’）と、を含むことを特徴とする個人情報管理システム。
第２送受信手段（２’）に接続された個人情報用の第２記憶手段を含む通信システム（２）と通信するために、第１送受信手段（３２）と個人情報用の第１記憶手段（３０）とを含む個人情報マネージャ（１）において、
前記通信システム（２）は、前記第１及び前記第２送受信手段がリンク（３）の範囲内にある時に、前記第１及び前記第２送受信手段の間に両方向性無線リンクを確立する手段を更に備え、
前記個人情報マネージャは、ユーザーの介入なしに、前記リンク（３）を介して、指令信号と前記通信システムの前記第２送受信手段に記憶されている個人情報とを前記個人情報マネージャ（１）へ転送することにより、前記指令信号が前記個人情報マネージャで実行される際前記個人情報マネージャの設定及びデータベースの変更を可能にする通信プロトコル手段を備え、
前記通信システムと前記個人情報マネージャとの間に自動的に情報交換するために、前記通信システムから前記個人情報マネージャへポーリング指令信号を転送することにより、転送方向を変更させ、前記個人情報マネージャが個人情報及び指令信号を前記通信システムへ転送することを可能にし、
前記第１及び前記第２記憶手段の間に情報が同期化されることを特徴とする個人情マネージャ。
第１送受信手段（３２）と個人情報用の第１記憶手段（３０）とを含む少なくとも個人情報マネージャ（１）と、第２送受信手段（２’）に接続された個人情報用の第２記憶手段を含む少なくとも通信システム（２）との間の情報交換の方法において、
前記システム（２）と前記情報マネージャ（１）との間でユーザー介入なしに情報交換するため無線両方向性接続（３）が確立される、前記方法は、
前記通信システム（２）の情報が変更又は破棄された場合、前記情報マネージャ（１）へ前記接続（３）を介して指令を送信し、
前記指令を実行し、前記情報マネージャでデータベース及び設定を変更し、
前記通信システム（２）から前記情報マネージャ（１）へポーリング指令信号を送信して転送方向を変更させ、前記情報マネージャ（１）に前記通信システム（２）への指令信号の送信を可能とし、
前記情報マネージャ（１）の情報が変更又は破棄された場合、前記通信システム（２）内のデータベースを変更するために、前記接続を介して前記通信システムへ指令信号を送信し、
前記第１及び前記第２記憶手段の間に情報が同期化されることを特徴とする方法。
請求項６記載の方法において、両方向性接続（３）を確立する段階の前において、該段階は、特定の事象で、前記情報マネージャ（１）上の入力手段（５、６、７、８）の作動により第１記憶手段（３０）に変更された情報として、前記実時間クロック（３６’）から読取った現在の事象時間を記憶する段階をさらに含む、ことを特徴とする方法。
請求項６記載の方法において、両方向性接続（３）を確立する段階の前において、該段階は、特定のタスクの開始時に、前記情報マネージャ（１）上の入力手段（５、６、７、８）の作動により第１記憶手段（３０）に変更された情報として、前記実時間クロック（３６’）から読取った現在の開始時間を記憶し、前記タスクの終了時に、前記情報マネージャ（１）上の入力手段（５、６、７、８）の作動により第１記憶手段（３０）に変更された情報として、前記実時間クロック（３６’）から読取った現在の停止時間を記憶する、段階をさらに含むことを特徴とする方法。