JP4310066B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2段ストロークタイプのレリーズボタンを有するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラによる写真撮影に際しては、通常各種モード設定が行われる。設定されるモードには、1枚毎の静止画撮影か連写かの選択等撮影方法に関するもの、露出制御、合焦点制御、撮影補助光の有無等撮影条件に関するものがある。そして、これらのモードは、個別に設定しても、複数個組み合わせて設定してもよい。モードの設定は、撮影方法又は撮影条件を直接設定するだけでなく、撮影対象(風景、スポーツ、ポートレート、夜景、マクロ等)を指定することによって、設定するものもある。
【0003】
また、画像情報を電子情報として得るいわゆるデジタルカメラにおいては、上記したモード以外に、撮像手段で得た画像情報の処理方法に関するモードの設定も行われる。設定される画像情報の処理方法の代表的なものは、ノイズ除去処理の有無、処理対象画像の画素数及び記録画素数の選択、記録時の圧縮処理方法の選択等である。これらの画像処理方法の設定も、撮影対象の指定によって設定することが可能である。撮影対象の指定による場合、撮影方法及び撮影条件を含めて、複数個組み合わせて設定する場合が多い。
【0004】
このように、デジタルカメラは、撮影方法、撮影条件等の撮影画像情報取得に関するモード、及び画像処理方法に関するモードを設定することにより、撮影目的、撮影対象に応じて最適な撮影画像を得ることができるようになっている。そして、撮影目的、撮影対象に応じて撮影方法、撮影条件、画像処理方法の組合せも予め用意され、設定操作の簡易化も図られている。
【0005】
撮影方法、撮影条件、画像処理方法の設定、あるいはそれらの組合せ設定の変更は、操作ボタンあるいは操作ダイヤル等の操作によって行われるが、デジタルカメラでは、多機能化の要請を受けて変更可能な項目は多種類にのぼっているため、モニタ画面を参照して行う場合が多い。したがって、撮影操作中の変更は、事実上困難である。
【0006】
一方、同一の被写体を異なる撮影処理モードで、カメラを構えたまま連続して撮影条件等を変更して撮影したいという要求も存在する。また、撮影者によっては、よく利用する撮影処理モードが決まっており、それらを簡単に切換えたいという要求も存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影処理モードの設定を簡単に短時間で行うことができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルカメラは、2段ストロークタイプのレリーズボタンを有するものであって、前記レリーズボタンの初期状態から半押し状態への変化時点と、前記半押し状態から全押し状態への変化時点との間の時間である半押し時間を計測する計時手段と、前記計時手段が計測した前記半押し時間に応じて、撮影画像情報の取得方法及び取得した撮影画像情報に対する画像処理方法の少なくとも1つを選択的に設定する撮影処理モードを決定する撮影処理モード決定手段と、前記撮影処理モード決定手段の機能を有効化又は無効化する操作部と、前記撮影処理モード決定手段の機能が有効化状態のときには、前記全押し状態検出後、前記決定した撮影処理モードに応じた静止画の撮影処理を行う制御部と、を備えるものである。このように構成すると、レリーズボタンの操作のみで、ファインダーをのぞきながらでも撮影処理モードを変更することができ、操作性が向上する。
【0009】
本発明のデジタルカメラにおける前記半押し時間に応じて決定される撮影処理モードは、任意に設定可能に構成される。こうすると、デジタルカメラの使用者は、状況に合わせた撮影処理モードで簡単に撮影を行うことができる。
【0010】
本発明のデジタルカメラは、さらに、予め定めた時間内における前記レリーズボタンの初期状態から前記半押し状態への変化回数である半押し回数を検出するレリーズボタン半押し回数検出手段を備え、前記撮影処理モード決定手段は、前記計時手段が計測した前記半押し時間及び前記レリーズボタン半押し回数検出手段が検出した前記半押し回数に応じて、前記撮影処理モードを決定するものである。このように構成すると、さらに多くの撮影処理モードを、簡単に短時間で行うことができる。
【0011】
本発明のデジタルカメラにおける前記半押し時間及び前記半押し回数に応じて決定される撮影処理モードは、任意に設定可能に構成される。
【0013】
また、本発明のデジタルカメラにおける前記撮影処理モードによって設定される前記撮影画像情報の取得方法には、絞り優先露出制御モード、シャッター優先露出制御モード、マクロ撮影モード、連続撮影モードが含まれる。
【0015】
また、本発明のデジタルカメラにおける前記撮影処理モードによって設定される前記画像処理方法には、ノイズ除去処理の有無を特定するモード、記録画素数を特定するモードが含まれる。
【0016】
本発明のデジタルカメラにおける前記撮影処理モード決定手段は、前記撮影画像情報の取得方法又は前記画像処理方法を複数組み合わせて決定するものである。こうすると、デジタルカメラの使用者は、各自の撮影パターンに合わせた撮影処理モードで簡単に撮影を行うことができる。
【0017】
本発明のデジタルカメラにおける前記撮影処理モード決定手段によって決定される前記複数組合せは、任意に設定可能に構成される。こうすると、デジタルカメラの使用者は、各自の撮影パターンに合わせた撮影処理モードで簡単に撮影を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明のデジタルカメラの概略構成を示す図である。図1のデジタルカメラは、レンズ部1、撮像デバイス2、及び駆動部3を含む撮像部、アナログ信号処理部4、A/D変換部5、デジタル信号処理部6、出力用メモリ7、及び圧縮伸張処理部8を含む信号処理部、メディアインタフェース10及び画像モニタ11を含む出力部、レリーズボタン13を含む操作部12、並びにデジタルカメラ全体を制御するシステム制御部9を含んで構成される。
【0020】
撮像部、及び信号処理部の構成は、従来のデジタルカメラと同じであるので簡単に説明する。レンズ部1を通った光は、CCD等の撮像デバイス2の上に焦点を結び、撮影画像信号が取得される。撮像信号の取得に際しては、駆動部3を介してレンズ部1及び図示しない絞りの制御が行われる。撮像デバイス2は、レリーズボタン13の全押し操作を契機として、所定のタイミングで、タイミングジェネレータ(図示せず)を含む駆動部3によって駆動され、撮影画像信号を出力する。
【0021】
撮影画像信号は、アナログ信号処理部4によってアナログ信号処理された後、A/D変換部5でデジタル信号に変換され、デジタル信号処理部6によるデジタル信号処理を経て出力用メモリ7に一時的に記憶される。デジタル信号処理部6が行う処理には、ホワイトバランス調整、Y/C処理、γ補正処理等の前処理61と、高画質画像を得る場合に行うノイズ除去処理62が含まれる。デジタル画像処理を経た撮影画像情報に基づく画像を、画像モニタ11に表示する場合は、出力用メモリ7の内容を読み出して画像モニタ11に送られる。出力用メモリ7の撮影画像情報は、圧縮伸張処理部8で圧縮処理され、メディアインタフェース10を経て、図示しないメモリカード等の記録メディアに記録される。
【0022】
記録メディアに記録された画像情報に基づく画像を画像モニタ11に表示させる場合は、記録メディアから読取った画像情報を圧縮伸張処理部8で伸張処理して出力用メモリ7に書込み、画像モニタ11に送る。
【0023】
これらの動作は、レリーズボタン13を含む操作部12からの操作信号に応じて、システム制御部9の制御のもとに行われる。システム制御部9は、デジタルカメラの撮影処理モードをレリーズボタン13の操作に応じて決定するための、撮影処理モード決定部91、半押し時間計測部92、半押し回数検出部93を含む。撮影処理モードを決定するための動作は後述するが、半押し回数検出部93は、省略することも可能である。システム制御部9は、具体的には所定のプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、内部にプログラム、動作に必要な各種データを記憶するメモリ、及びワークメモリを備える。
【0024】
操作部12は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うもので、撮影時の撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法の設定、及びメディアに記録した画像情報に対する指示操作(例えば表示、情報付加等)を行う。操作部12は、それぞれの機能に対応する操作部材を設けてもよいが、画像モニタ11の表示と連動して操作部材を共用してもよい。主として撮影指示に利用されるレリーズボタン13は、2段ストロークタイプのもので、少なくとも途中まで押された状態、最後まで押された全押し状態を示す信号をシステム制御部9に送る。したがって、システム制御部9は、レリーズボタン13の3つの状態、すなわち押されていない初期状態、途中まで押された半押し状態、全押し状態を判別できることになる。
【0025】
次に、レリーズボタン13の操作状態に応じた、撮影時の撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法を含む撮影処理モードの決定について説明する。操作部12によって、デジタルカメラの動作モードを、レリーズボタン13の半押し時間に応じて変更するモードに設定すると、システム制御部9の半押し時間計測部92は、レリーズボタン13の半押し時間の計測を行う。
【0026】
図2のタイムチャートを用いて、半押し時間計測部92の動作を説明する。半押し時間計測部92は、内部に半押し時間計測タイマ(図示せず)を有し、操作部12から送られる2つの状態信号、すなわち少なくとも途中まで押された状態を示す信号S1と全押し状態を示す信号S2に基づいて、半押し時間計測タイマの動作を制御する。時刻t1でレリーズボタン13を押し、途中で止めると、信号S1が「ハイ」になるが、信号S2は「ロー」のままである。この半押し状態で半押し時間計測タイマは、計時動作を行う。時刻t1でレリーズボタン13をストロークの最後まで押すと、信号S2が「ロー」から「ハイ」に変化する。このような全押し状態になると、半押し時間計測タイマは計時動作を停止する。したがって、半押し時間計測タイマの計時値は、レリーズボタン13の初期状態から半押し状態への変化時点t1と、半押し状態から全押し状態への変化時点t1との間の時間である半押し時間を示すことになる。
【0027】
レリーズボタン13が全押し状態になると、システム制御部9の撮影処理モード決定部91は、半押し時間計測タイマの計時値に基づいて、撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法等の撮影処理モードを決定し、システム制御部9は、撮影処理モード決定部91が決定したモードに応じた撮影処理を行う。半押し時間によって全ての撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法を決定する必要はなく、決定されない撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法等は、操作部12による設定にしたがう。なお、半押し時間計測タイマの計時値は、信号S1の「ハイ」から「ロー」への変化を検出してリセットされる。
【0028】
レリーズボタン13の半押し時間によって決定される撮影処理モードは、どのようなものであってよい。また、時間によるモードの区分は、何段階でも可能であるが、利用者の時間識別精度を考慮すると、2段階から4段階が適当である。図3に、2段階に区分する場合の例を示す。図3の(1)は、記録速度の選択を行うもので、半押し時間が短い場合、短時間で画像記録が可能なようにノイズ除去処理を省略し、露出はプログラムされたものを用い、画像処理時間を短縮するため記録画素数も少に設定する。これに対して半押し時間が長い場合、画像記録時間が多少長くなっても高精度の画像撮影を望んでいるものとしてノイズ除去処理有とする。記録画素数は、利用者が設定したものを用いる。図3の(2)は、露出制御の選択を行うもので、半押し時間が短い場合、スポーツ撮影等を想定してシャッター優先とし、半押し時間が長い場合、希望するタイプの画像を得るため絞り優先とする。図3の(3)は、記録画素数の選択を行うもので、半押し時間が短い場合は、記録画素数を少とし、半押し時間が長い場合は、記録画素数を多と設定する。
【0029】
図3の(1)、(2)、及び(3)は、基本的に1つの設定すべき項目(撮影方法、撮影条件、撮影画像情報の処理方法等)に注目したものであるが、複数の項目を組み合わせて設定するようにしてもよい。図3の(4)は、速写モードと高精度撮影モードとの選択切換えを行うモードであり、半押し時間が短い場合、各項目とも速写あるいは連続撮影に適したモードとしている。また、半押し時間が長い場合、高精度画像を得るのに適したモードとしている。図3の(5)も同様であるが、半押し時間が長い場合の記録画素数のみ、利用者に設定にしたがうものとしている。
【0030】
図4は、半押し時間を4段階に区分する場合の例を示すものである。この場合も、半押し時間が短い場合は、速写に適した設定を行い、半押し時間が長い場合は、高精度画像の撮影に適した設定を行っている。図4の例では、ノイズ除去処理の有無及び記録画素数の選択に若干の差があるが、複数区分モードA、Bとも、半押し時間が短いほうから、可能な限りの速写を行うモード、スポーツ撮影に適したモード、ポートレート撮影に適したモード、高画質撮影に適したモードとなっている。
【0031】
半押し時間に応じて設定される項目及びその内容は、適宜選択できる。例えば、図3及び図4に記載した選択切換えモード、又はそのうちの代表的なものをデフォルトで設定し、残りは利用者が各自の撮影パターンに合わせた選択切換えモードを設定するようにしてもよい。そして、利用者が撮影時に選択切換えモードを操作部12によって設定することにより、撮影状況に合わせた撮影処理モードで撮影ができる。また、レリーズボタンの半押し時間に応じて撮影処理モードを決定する機能は、操作部12の操作により、必要に応じて有効化して使用する。
【0032】
図5は、本発明のデジタルカメラによる撮影処理時の概略動作フローである。この例では、レリーズボタン13の半押し時間に応じて撮影処理モードを決定する機能が有効化されているものとする。撮影モード時、デジタルカメラは、画像モニタ11に撮影画像を表示する撮影画像表示処理を行っている(ステップ501)。この表示処理は、従来のものと同様であるので説明を省略する。
【0033】
ステップ502で、レリーズボタン13の半押しを検出すると、半押し時間計測部92内の半押し時間計測タイマが計時動作を開始する(ステップ503)。そして、ステップ504でレリーズボタン13の全押しを検出すると、半押し時間計測タイマが計時動作を停止する(ステップ505)。次いで、ステップ506で、予め定めた設定時間と半押し時間計測タイマが計時した半押し時間とを比較し、半押し時間が設定時間以下の場合は、半押し時間短のモードを撮影処理モードとし(ステップ507)、半押し時間が設定時間を超える場合は、半押し時間長のモードを撮影処理モードとする(ステップ508)。なお、半押し時間を3以上に区分して撮影処理モードを決定する場合は、ステップ506で、複数の設定時間と比較して半押し時間の区分を定め、撮影処理モードを決定する。また、半押し時間の区分を判断するための設定時間は、利用者が操作部12を用いて変更可能としてもよい。
【0034】
続いて、デジタルカメラは、システム制御部9の制御のもと、決定された撮影処理モードで撮影処理(ステップ509)、取得した画像信号に基づく画像処理(ステップ510)、及び撮影画像情報の記録処理(ステップ511)を行う。例えば、図3の(1)に示すような記録速度選択モードが設定され、半押し時間が短の場合は、露出を予めプログラムされた値で制御し、記録画素数を少とし、ノイズ除去処理を省略した撮影処理を行う。半押し時間に応じて決定される項目以外の項目については、操作部12によって設定されているものを用いて撮影を行う。
【0035】
以上、システム制御部9に設けた半押し時間計測部92で計測した半押し時間に応じて撮影処理モードを決定するデジタルカメラについて説明したが、図1に示すように、さらに半押し回数検出部93を設け、予め定めたとき間内におけるレリーズボタン13の初期状態から半押し状態への変化回数である半押し回数を検出して、半押し時間と半押し回数に応じて、撮影処理モードを決定するようにしてもよい。
【0036】
図6のタイムチャートを用いて、半押し回数検出部93の動作を説明する。半押し回数検出部93は、内部に半押し回数カウンタ、ワンショットタイマ(いずれも図示せず)を有し、半押し時間計測部が利用する信号S1と信号S2に基づいて、半押し回数を検出する。半押しカウンタは、ワンショットタイマで定められる時間内におけるレリーズボタン13の半押し回数を検出するもので、信号S1が「ロー」から「ハイ」に変化するタイミングでカウントアップする。そして、ワンショットタイマが動作していない場合に「ハイ」から「ロー」に変化すると、「0」にリセットされる。ワンショットタイマは、半押し回数を計測する基準時間を作成するもので、「ロー」状態で信号S1が「ロー」から「ハイ」に変化するタイミングで、「ロー」から「ハイ」に変化し、予め定めた一定時間T後「ロー」に変化するものである。
【0037】
時刻t11でレリーズボタン13を押し、途中で止めると、信号S1が「ハイ」になるが、信号S2は「ロー」のままである。このとき、ワンショットタイマが「ロー」から「ハイ」に変化し、半押しカウンタは、カウントアップして「1」となる。そして、レリーズボタン13を初期状態に戻し、時刻t12で再度押すと、半押しカウンタはカウントアップして「2」となる。その後、時刻t13で、レリーズボタン13をストロークの最後まで押すと、信号S2が「ロー」から「ハイ」に変化する。半押し時間計測部92の半押し時間計測タイマが計時を停止し、撮影処理モード決定部91は、半押し時間計測タイマから得られる半押し時間と半押し回数カウンタから得られる半押し回数に基づいて撮影処理モードを決定する。半押しカウンタは、時刻t15で信号S1が「ロー」になるとリセットされる。なお、半押し時間計測部92の半押し時間計測タイマは、信号S1が「ロー」から「ハイ」に変化すると新たに計時を開始するので、半押し時間は、時刻t12から時刻t13までの時間となる。
【0038】
このように、レリーズボタン13の半押し時間と半押し回数を、撮影処理モードの決定に利用すると、さらに多くの撮影処理モードを、簡単に短時間で行うことができる。半押し回数は、マクロ撮影モードの設定、補助光利用撮影への移行等の判断に利用し、その後の半押し時間に応じて、前述したようなモード切換えを行うと、多くの撮影処理モードの選択が簡単になる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、撮影処理モードの設定を簡単に短時間で行うことができるデジタルカメラを提供することができる。したがって、利用者は、各自の撮影態様に適合した撮影処理モードで撮影することができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルカメラの概略構成を示す図
【図2】半押し時間計測部の動作を説明するタイムチャート
【図3】半押し時間によって決定される撮影処理モードの一例を示す図
【図4】半押し時間によって決定される撮影処理モードの他の例を示す図
【図5】デジタルカメラの撮影時の概略動作フローを示す図
【図6】半押し回数検出部の動作を説明するタイムチャート
【符号の説明】
1・・・レンズ部
2・・・撮像デバイス
3・・・駆動部
4・・・アナログ信号処理部
5・・・A/D変換部
6・・・デジタル信号処理部
7・・・出力用メモリ
8・・・圧縮伸張処理部
9・・・システム制御部
10・・・メディアインタフェース
11・・・画像モニタ
12・・・操作部
13・・・レリーズボタン
61・・・前処理
62・・・ノイズ除去処理
91・・・撮影処理モード決定部
92・・・半押し時間計測部
93・・・半押し回数検出部
Claims (11)
- 2段ストロークタイプのレリーズボタンを有するデジタルカメラであって、
前記レリーズボタンの初期状態から半押し状態への変化時点と、前記半押し状態から全押し状態への変化時点との間の時間である半押し時間を計測する計時手段と、
前記計時手段が計測した前記半押し時間に応じて、撮影画像情報の取得方法及び取得した撮影画像情報に対する画像処理方法の少なくとも1つを選択的に設定する撮影処理モードを決定する撮影処理モード決定手段と、
前記撮影処理モード決定手段の機能を有効化又は無効化する操作部と、
前記撮影処理モード決定手段の機能が有効化状態のときには、前記全押し状態検出後、前記決定した撮影処理モードに応じた静止画の撮影処理を行う制御部と、
を備えるデジタルカメラ。 - 請求項1記載のデジタルカメラであって、
前記半押し時間に応じて決定される撮影処理モードは、任意に設定可能であるデジタルカメラ。 - 請求項1又は2記載のデジタルカメラであって、
さらに、予め定めた時間内における前記レリーズボタンの初期状態から前記半押し状態への変化回数である半押し回数を検出するレリーズボタン半押し回数検出手段を備え、
前記撮影処理モード決定手段は、前記計時手段が計測した前記半押し時間及び前記レリーズボタン半押し回数検出手段が検出した前記半押し回数に応じて、前記撮影処理モードを決定するものであるデジタルカメラ。 - 請求項3記載のデジタルカメラであって、
前記半押し時間及び前記半押し回数に応じて決定される撮影処理モードは、任意に設定可能であるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし4のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モードによって設定される前記撮影画像情報の取得方法には、絞り優先露出制御モード及びシャッター優先露出制御モードが含まれるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし5のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モードによって設定される前記撮影画像情報の取得方法には、マクロ撮影モードが含まれるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし6のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モードによって設定される前記撮影画像情報の取得方法には、連続撮影モードが含まれるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし7のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モードによって設定される前記画像処理方法には、ノイズ除去処理の有無を特定するモードが含まれるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし8のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モードによって設定される前記画像処理方法には、記録画素数を特定するモードが含まれるデジタルカメラ。 - 請求項1ないし9のいずれか1項記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モード決定手段は、前記撮影画像情報の取得方法又は前記画像処理方法を複数組み合わせて決定するものであるデジタルカメラ。 - 請求項10記載のデジタルカメラであって、
前記撮影処理モード決定手段によって決定される前記複数の組合せは、任意に設定可能であるデジタルカメラ。
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