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JP4305646B2 - 車用外装部品の取付方法及び取付装置 - Google Patents

車用外装部品の取付方法及び取付装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両本体に車用外装部品を取り付ける車用外装部品の取付方法及び取付装置に関する。
近年、車両の前方や後方に取り付けられるバンパ、車両の側面に取り付けられるガーニッシュ等の障害物と接触したときに損傷することを防止する車用外装部品の一つである防傷部材は、例えば射出成形技術等によって安価で大量に生産でき、さらには車両の軽量化を図ることができることから、ウレタンやポリプロピレン等といった樹脂材料によって形成されている。これらの車用外装部品は、車両に取り付けられることで、その表面が車両本体、いわゆる車両ボディと共に車両の外装を構成する。
具体的に、図8に示す車用外装部品(以下、防傷部品と記す。)201は、車両本体202に取り付けられるときに、車両本体202と対向する裏面201aの所定の位置に、車両本体202に取り付けるためのボルト、フック、タップ等といった取付部材203が係止される取付部204が配設される。防傷部品201は、取付部204と、例えば車両本体202に設けられた取付部材203が係止されるねじ穴や取付孔等といった係止部202aとを取付部材203を介して係止させることで車両本体202に取り付けられ、その表面201bが車両本体202と共に車両の外装を構成する。
また、車用外装部品には、損傷を防止する防傷部品201の他に、例えばマークやエンブレム等、車両の種類を特定するための部品等もある。この部材の取付方法としては、車両本体202に挿通させた取付部を裏側から溶融させ、溶融部をストッパとして外装部品を係止させる、いわゆる熱かしめによって外装部品を取り付ける方法等がある(特許文献1を参照。)。
しかしながら、上述した損傷を防止するための防傷部品201では、車両本体202の外装を構成する表面201bの取付部204が相対する位置に、取付部が設けられた部分と他の部分との肉厚みが異なることから、射出成形技術により形成したときの樹脂の流れ込み方に差異が生じて靨状の凹み、いわゆるヒケマークが生じて外観不良となることがある。
また、特許文献1に記載されているような熱かしめによる外装部品の取付方法で防傷部品201を車両本体202に取り付ける場合、例えばマークやエンブレム等、そのもの自体が軽量である車両の種類を特定するための外装部品等を車両に取り付ける方法としては有効であるが、上述したバンパやガーニッシュ等といった防傷部品201はそのもの自体の重量が重いことから、熱かしめによる溶融部で防傷部品201の重量を支えることが困難となり、車両本体202に対する防傷部品201の取付強度が弱くなる虞がある。したがって、外傷部品201は、軽度な衝撃によって車両本体202より外れてしまうことがある。
実開昭62−137848号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、車用外装部品の外観不良が防止され、且つ車用外装部品を取付部品を介して高い取付強度で車両本体に取り付けることができる車用外装部品の取付方法及び取付装置を提供することを目的としている。
本発明は、車用外装部品を取付部品を介して車両本体に取り付けるものであり、車用外装部品と取付部品とを一体化させるのに用いる車用外装部品の裏面に設けられた係止片を薄く、小さくすることで、車用外装部品の表面に生じるヒケマークによる外観不良を防止するものである。また、本発明は、更に、車用外装部品を取付部品を介して車両本体に取り付けるときに、車用外装部品と取付部品とを十分な強度で結合するものである。
すなわち、本発明に係る車用外装部品の取付方法は、車両本体に取り付けられたとき、表面がこの車両本体と共に車両の外装を構成し、裏面に係止片が形成された車用外装部品に、車用外装部品と対向する一主面側と車両本体と対向する他主面を有する本体部に一主面側から他主面側に向かって膨出する膨出部と、膨出部に形成され係止片が挿通されると共に他主面側の周囲の一部又は全部にリブが設けられた挿通孔と、他主面側に設けられ車両本体に取り付けるための取付部とが設けられた取付部品を取り付け、取付部品が取り付けられた車用外装部品を、取付部品の取付部に取り付けられた止め具を介して車両本体に取り付ける車用外装部品の取付方法であって、止め具は、軸部と、軸部の一端に配設され取付部に係止されるフランジと、軸部の他端に配設され車両本体の取付部品と対向する面を押圧する押圧部と、軸部の他端に突出形成され車両本体に係止される係止部とを有し、取付部品の取付部は、止め具のフランジが収納される収納部と、収納部の側壁の一部を切り欠くようにして形成され、止め具の軸部が嵌入される嵌入溝とを有し、車用外装部品の係止片を取付部品の挿通孔に一主面側から挿通し、車用外装部品の裏面に取付部品の本体部の一主面を当接するように重ね合わせ、係止片の基端を膨出部の一主面側と車用外装部品の裏面側との間にできる空間に位置し、挿通孔に挿通且つリブより突出した係止片の先端側から溶融手段を押し当て、係止片を先端側から溶融し、係止片の先端とリブの先端とを溶融させた溶融塊を係止片の先端に形成することで車用外装部品と取付部品とを一体化させ、次いで、止め具の軸部を嵌入溝に嵌入し、止め具のフランジを収納部に収納し、更に、止め具の係止部が車両本体の係止孔に係止された状態で、押圧部が車両本体の取付部品と対向する面を押圧して、取付部品が取り付けられた車用外装部品を車両本体に取り付ける。
この車用外装部品の取付方法によれば、車用外装部品と取付部品とを別体とすることで、従来の車用外装部品の裏面に直接配設されていた取付部を無くすことができる。
また、この車用外装部品の取付方法によれば、係止片を溶融して車用外装部品と取付部品とを一体化する際に、挿通孔の周囲の一部又は全部に係止片に対して補強部となるリブを設けることで、係止片を薄くすることができることから、車用外装部品の表面に生じる虞のあるヒケマークを防止することができ、車用外装部品の外観をよくすることができる。
さらに、この車用外装部品の取付方法によれば、取付部品の挿通孔に車用外装部品の係止片を挿通して車用外装部品と取付部品をと重ね合わせた状態で、係止片とリブとに係止片の先端側から溶融手段を押し当て、係止片及びリブの先端を溶融し、互いに溶け合うことで形成される溶融塊を大きくできる。これにより、係止片及びリブの先端側を溶融されて大きく形成された溶融塊が、車用外装部品の係止片が取付部品の挿通孔より抜けてしまうのを防ぐことから、取付部品が車用外装部品に適切に係止され、一体化される。したがって、車用外装部品を、この車用外装部品に適切に係止、一体化された取付部品を介して車両本体に高い取付強度で取り付けることができる。
さらにまた、この車用外装部品の取付方法によれば、取付部品が車用外装部品を車両本体に取り付けるときに、車用外装部品と車両本体との間に位置するものであり、外観より視認できるものではないことから、ヒケマークを気にすることなく、取付部品の取付部を肉厚で丈夫なものにできる。
以上のような車用外装部品の取付方法により設けられる車用外装部品の取付装置は、車両本体に取り付けられたとき、表面がこの車両本体と共に車両の外装を構成し、裏面に係止片が形成された車用外装部品と、車用外装部品と対向する一主面側と車両本体と対向する他主面を有する本体部に一主面側から他主面側に向かって膨出する膨出部と、膨出部に形成され係止片が挿通される挿通孔と、この挿通孔の他主面側の周囲の一部又は全部に設けられたリブと、他主面側に設けられ車両本体に取り付けるための取付部とを有する取付部品と、軸部と、軸部の一端に配設され取付部に係止されるフランジと、軸部の他端に配設され車両本体の取付部品と対向する面を押圧する押圧部と、軸部の他端に突出形成され車両本体に係止される係止部とを有する止め具とを備え、取付部品の取付部は、止め具のフランジが収納される収納部と、収納部の側壁の一部を切り欠くようにして形成され、止め具の軸部が嵌入される嵌入溝とを有し、取付部品は、車用外装部品の係止片を挿通孔に一主面側から挿通し、車用外装部品の裏面に取付部品の本体部の一主面が当接するように重ね合わされ、係止片の基端が膨出部の一主面側と車用外装部品の裏面側との間にできる空間に位置され、挿通孔に挿通且つリブより突出した係止片の先端と、リブの先端とが溶融されることで係止片の先端に形成される溶融塊により、車用外装部品に一体に取り付けられ、止め具は、軸部が嵌入溝に嵌入され、フランジが収納部に収納され、更に、係止部が車両本体の係止孔に係止された状態で、押圧部が車両本体の取付部品と対向する面を押圧して、取付部品が取り付けられた車用外装部品を車両本体に取り付ける。
本発明によれば、取付部品の挿通孔に車用外装部品の係止片を挿通し、車用外装部品に取付部品が重ね合わされた状態で、係止片及びリブの先端を溶融させることで、係止片とリブとが溶け合った溶融塊を大きくできる。これにより、本発明によれば、大きくされた溶融塊が取付部品の挿通孔より車用外装部品の係止片が抜けてしまうことを防ぎ、例えば外部からの応力が車用外装部品に加わっても、挿通孔より係止片が抜けることが無く、車用外装部品に取付部品が適切に係止、一体化されることから、車用外装部品を取付部品を介して車両本体に高い取付強度で取り付けることができる。
以下、本発明を適用した車用外装部品の取付方法及び車用外装部品の取付装置について図面を参照にして説明する。図1及び図2に示す車用外装部品の取付装置1は、車両本体2、いわゆる自動車のボディの所定の位置に車用外装部品3を適切且つ容易に取り付けることを可能にするものである。具体的に、車用外装部品の取付装置1は、車両本体2に車用外装部品3を取付部品4及び止め具5を介して取り付けたものである。
車用外装部品3は、図1に示すように、例えば車両本体2の前方及び後方に取り付けられるバンパ3a,3b、車両本体2の側面に取り付けられるガーニッシュ3c,3d,3e,3f等であり、車両本体2が障害物と接触したときに車両本体2が損傷することを防止する部材である。また、車用外装部品3は、障害物と接触したときの損傷を防止する部材であることの他に、車両本体2が走行中にタイヤ等が跳ね上げた石等の異物が車体に当たって車両本体2が損傷することを防ぐ防傷部材でもある。具体的に、車用外装部品3としては、車両本体2の前方に取り付けられるフロントバンパ3a、車両本体2の後方に取り付けられるリアバンパ3b、車両本体2の側面における前側のフェンダアーチに沿って取り付けられるフロントフェンダガーニッシュ3c、車両本体2の側面における後側のフェンダアーチに沿って取り付けられるリアフェンダガーニッシュ3d、車両本体2の側面におけるドアのドアモールより下に取り付けられるドアガーニッシュ3e、車両本体2の側面におけるドアより下に取り付けられるサイドシルガーニッシュ3f等が挙げられる。なお、以下では、フロントフェンダガーニッシュ3c(以下、フェンダガーニッシュと記す。)を車両本体2に取り付ける場合を例に挙げて説明する。本発明をフェンダガーニッシュ3cに適用したときには、例えば異常な衝撃が車両本体2及び/又はフェンダガーニッシュ3c等に加わったときを除いて、フェンダガーニッシュ3cが車両本体2より外れてしまうことを十分に防止することができる。
フェンダガーニッシュ3cは、本体部11を有し、この本体部11には車両本体2と対向する裏面11aより略垂直に突出する係止片12が設けられており、例えばウレタンやポリプロピレン等の樹脂材料で本体部11と係止片12とが一体成形されたものであり、射出成形技術等により形成されている。
本体部11は、係止片12が設けられた裏面11aとは反対側の表面11bが車両本体2に取り付けられたときに外部に露出し、表面11bが車両本体2と共に車両の外装を構成する。このため、本体部11では、表面11bに車両本体2の塗装と同じ塗装等が施される。また、本体部11は、表面11bを車両本体2の外装塗装の色と異なる色にして際立たせ、車両本体2の外観デザインのアクセントになるようにしてもよい。また、本体部11は、車両本体2に対して膨らみをもたせるための表面11b側に突出するように山折り状に折曲された折曲部13を所定の位置に設けることで、表面11bと車両本体2とが略一体化されているようにさせることも可能である。
係止片12は、本体部に一体的に突出された平板であり、フェンダガーニッシュ3cの機能に応じた取付強度に基づいて一つ又は複数設けられている。係止片12は、その基端12aから先端12bまでの距離、いわゆる裏面11aからの高さが、取付部品4をフェンダガーニッシュ3cに係止したときに、後述する取付部品4の本体部21に設けられたリブ23の先端23bより高くなるようにされている。
また、係止片12は、その厚みが、少なくとも本体部11の厚みよりも薄くなるようにされている。これにより、射出成形技術によりフェンダガーニッシュ3cを形成する際に、樹脂材料の流れ込み方に係止片12が配設される箇所とそれ以外の箇所とで差異が生じ、表面11bの係止片12と相対する位置に発生する靨状の凹み、いわゆるヒケマークを小さくできる。
係止片12は、本体部11に設けられた折曲部13に沿うように配設することで、本体部11における厚みの相違により生じるヒケマークを目立たなくできる。
以上のような構成のフェンダガーニッシュ3cにおいては、後述する取付部品4及び止め具5を介して車両本体2に取り付けられ、取付部品4を係止させるのに用いる係止片12の厚みを本体部11の厚みに対して薄くすることで、本体部11の表面11bに射出成形したときに生じるヒケマークを小さくでき、さらに折曲部13に設けることでヒケマークを目立たなくでき、表面11bの外観を良好にできる。
取付部品4は、フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付けるときに、フェンダガーニッシュ3cと車両本体2との間に位置するものであり、外観より視認できるものではない。したがって、取付部品4は、フェンダガーニッシュ3cとは異なり、ヒケマークを気にすることなく、突出片等を自由に設計して配設することができる。
そして、フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付けるための取付部品4は、本体部21を有し、この本体部21にはフェンダガーニッシュ3cの係止片12が挿通される挿通孔22と、この挿通孔22の周囲の一部又は全部に設けられたリブ23と、車両本体2に本体部21を取り付けるための止め具5が取り付けられる取付部24とが設けられている。取付部品4は、本体部21、挿通孔22、リブ23及び取付部24が例えばウレタンやポリプロピレン等の樹脂材料で一体成形されたものであり、射出成形技術等によって形成される。
本体部21は、フェンダガーニッシュ3cに係止されたときに、フェンダガーニッシュ3cに対して取付部品4をガタつき無く係止せるために、フェンダガーニッシュ3cと対向する一主面21aをフェンダガーニッシュ3cの本体部11の裏面11aに当接するように重ね合わされる。
また、本体部21には、少なくとも挿通孔22の周囲に、一主面21aから他主面21bに向かって膨出する膨出部25が設けられている。これにより、取付部品4では、フェンダガーニッシュ3cに係止されたときに、挿通孔22に挿通された係止片12の基端12aが、膨出部25の一主面21a側にできる本体部21とフェンダガーニッシュ3cとの間の空間25aに位置される。これにより、取付部品4においては、挿通孔22に挿通されている係止片12の基端12aが膨出部25の一主面21a側の空間25aに配置されることから、例えば後述する溶融手段41により挿通孔22に挿通された係止片12を溶融したときに、係止片12が溶融されるのを先端12bだけに止めて基端12aまで溶融されてしまうこと防止できる。したがって、係止片12を溶融したときに、係止片12が基端12aまで溶融されて係止片12のフェンダガーニッシュ3cを支える強度が低下してしまうことを防止できる。
フェンダガーニッシュ3cの係止片12が挿通される挿通孔22は、本体部21の厚み方向に設けられた貫通孔であり、フェンダガーニッシュ3cの係止片12と対向する位置に、少なくとも対向する係止片12と同数設けられている。挿通孔22おいては、その開口の大きさが係止片12の外周の大きさとほぼ同じ大きさにされており、係止片12がガタつきのほとんど無い状態で挿入される。具体的には、挿通孔22と係止片12との間にできる隙間が例えば0.1mm以下にされている。これにより、係止片12を溶融したときに、例えば溶融した状態の係止片12等が、係止片12と挿通孔22との隙間を通って本体部21とフェンダガーニッシュ3cとの間に入り込むことを防止でき、後述する係止部51を大きくすることができる。
挿通孔22の周囲に形成されるリブ23は、本体部21の他主面21b側における挿通孔22の周囲の一部又は全部に形成された、他主面21bより略垂直に突出して立設されている。リブ23は、基端23aから先端23bまでの距離、いわゆる他主面21bからの高さが、フェンダガーニッシュ3cの係止片12が挿通孔22に挿通されたときに、少なくとも挿通孔22より突出した係止片12の先端12bよりも低くなるようにされている。また、リブ23は、その厚みが、挿通孔22より突出するフェンダガーニッシュ3cの係止片12の厚みよりも薄くされている。リブ23は、係止片12を溶着してフェンダガーニッシュ3cと取付部品4をと一体化するときに係止片12を補強する補強部となり、その厚みを係止片12の厚みより薄くすることで、係止片12を溶着するのに係る時間がみだりに長くならないようにする。
取付部24は、車両本体2に配設された係止孔2aと対向する位置に止め具5を係止させるために、止め具5のフランジ31が挿入され、収納される収納部24aと、この収納部24aの側壁の一部を切欠くようにして形成され、止め具5の軸部32が嵌入される嵌入溝24bを有している。そして、取付部品4は、取付部24に係止された止め具5を車両本体2の係止孔2aに例えば嵌合する等して係止することで、本体部21を車両本体2に取り付けることが可能となる。
以上のような構成の取付部品4は、フェンダガーニッシュ3cに本体部21が係止されたときに、本体部21を車両本体2に、取付部24に係止された止め具5を介して取り付けることで、フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付ける取付装置として機能する。
取付部品4は、フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付ける取付装置であることから、外部に露出することが無く、例えば射出成形技術により形成されて本体部21の両主面21a,21b等にヒケマークが生じても不具合とはならない。このため、取付部品4においては、例えば止め具5が係止される取付部24を形成する樹脂部材の厚みを厚くでき、取付部24に止め具5を強固に係止することができる。
なお、取付部品4は、上述した構成の他に、例えば本体部21が厚み方向に撓むことを抑えるための本体部21の他主面21bより略垂直に突出する撓み防止リブ26等も、所定の位置に一つ以上設けられている。この撓み防止リブ26も、ヒケマークが不具合とならないことから、本体部21の厚み方向の撓みを更に抑制させるように、その厚みを厚くすることができる。さらに、撓み防止リブ26は、フェンダガーニッシュ3cに取付部品4が取り付けられたときに、フェンダガーニッシュ3cの裏面11aに取付部品4の一主面21aが当接した状態で取り付けられることから、フェンダガーニッシュ3cが厚み方向に撓むことも抑制させる。すなわち、フェンダガーニッシュ3c側には撓み防止リブ26のような部位を設ける必要がないことから、その分、フェンダガーニッシュ3cの厚みに差異が生じることが抑えられ、ヒケマークの発生を抑制できる。
止め具5は、略円盤状のフランジ31と、フランジ31の略中心から略垂直に突出する軸部32と、軸部32のフランジ31とは反対側の端部に配設された押圧部33と、押圧部33の略中心から突出する係止部34とを有している。そして、止め具5は、例えばウレタンやポリプロピレン等の樹脂材料によりフランジ31,軸部32,押圧部33,係止部34が一体成形されたものであり、射出成形技術等で形成される。
フランジ31は、取付部材4における取付部24の収納部24aに挿入、収納され、取付部24に係止された止め具5が本体部21の他主面21bから略垂直方向に引っ張られて抜けてしまうことを防止するストッパとして機能する。
軸部32は、略円柱をなして一端にフランジ33が配設され、他端に押圧部34が配設されており、一端から他端までの距離、いわゆる円柱の高さが取付部材4における取付部24の樹脂材料の厚みと略同一にされ、円柱の直径が取付部24の嵌入溝24bの幅と略同一にされている。軸部32は、フランジ31が取付部24の収納部24aに挿入されると同時に、軸方向に対して略直交方向に取付部24の嵌入溝24bに嵌入される。そして、軸部32は、嵌入溝24bに嵌入されたときに、フランジ31を収納部24aにおける側壁の内周面に当接させ、且つ押圧部33を収納部24aにおける側壁の外周面に当接させる。また、軸部32は、嵌入溝24bに嵌入されたときに、その外周面が嵌入溝24bの内側面に当接される。
押圧部33は、軸部32が配設されている部分を略中心とする略円盤状をなし、止め具5が車両本体2に係止されたときに、軸部32に配設されている面とは反対側の主面が車両本体2を押圧するように軸部32に向かって膨出するような形状にされている。また、押圧部33には、車両本体2と対向する面、すなわち車両本体2を押圧する主面に、押圧したときに車両本体2を凹ましたり、傷つけたりすることがないよう例えばスポンジ、ゴム、樹脂材料等からなる弾性部材33aが設けられている。そして、押圧部33においては、車両本体2を押圧することで、車両本体2に取り付けられた止め具5のがたつきを防止できる。
係止部34は、押圧部33の車両本体2を押圧する主面の略中心から略垂直方向に突出する柱状の部材であり、車両本体2に配設された係止孔2aに挿通される。係止部34は、その先端及び基端が車両本体2の係止孔2aの内径よりも細くされ、先端と基端との間の部分が係止孔2aの内径よりも太くされている。係止部34は、先端と基端との間の係止孔2aの直径よりも太くされている部分が、少なくとも係止孔2aを挿通される位まで内側に向かって弾性変形するようにされている。係止部34は、車両本体2に配設された係止孔2aに先端から基端に向かって挿通されるときに、先端と基端との間の太い部分が、係止孔2aの内周面に押圧されて弾性変形し、係止孔2aを通過して弾性変形していた部分が元の形状に復元することで係止孔2aより抜けることを防ぐストッパとなる。係止部34は、殆ど基端まで係止孔2aに挿入されたときに、先端と基端との間の太い部分をストッパとして機能させることで車両本体2を押圧部33が押圧した状態で保持させることができる。
以上のような構成の止め具5は、軸部32を取付部品4の取付部24の嵌入溝24bに嵌入させてフランジ31を取付部24の収納部24aに収納したときに、フランジ31及び押圧部33が収納部24aの側壁にそれぞれ当接され、軸部32の外周面が嵌入溝24bの内側面に当接されることで、取付部品4に適切に係止される。また、止め具5は、係止部34を車両本体2に配設された係止孔2aに挿通することで、車両本体2を押圧部33が押圧した状態で係止され、がたつき無く車両本体2に取り付けられる。このようにして、止め具5は、取付部品4の取付部24及び車両本体2の係止孔2aに係止されることになり、取付部品4を車両本体2に取り付けるときの取付部材として機能することになる。
次に、以上のような構成の車用外装部品の取付装置1において、車両本体2にフェンダガーニッシュ3cを取り付ける取付方法について説明する。フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付ける際は、先ず、図3に示すように、フェンダガーニッシュ3cに配設された係止片12を取付部品4の挿通孔22に挿通させることで、フェンダガーニッシュ3cと取付部品4とを裏面11a及び一主面21aを当接させるように重ね合わせる。
次に、挿通孔22に挿通された係止片12の先端12bと、挿通孔22の周囲の一部に配設されたリブ23の先端23bとに、例えば超音波溶着機等といった溶融手段41の加熱部41aを係止片12の先端12bから基端12aに向かう方向、すなわち図3中矢印A方向に押し当てることで、係止片12及びリブ23を一括して溶融し、フェンダガーニッシュ3cと取付部品4と一体化する。具体的には、係止片12の先端12bとリブ23の先端23bとに、対象物に対して縦振動の超音波、すなわち図3中矢印A方向に振動する超音波若しくは横振動の超音波、すなわち図3中矢印A方向と略直交方向の振動する超音波を加える加熱部41aを係止片12の先端12b側から押し当てることで係止片12及びリブ23を一括して溶融し、フェンダガーニッシュ3cと取付部品4と一体化する。なお、溶融手段41として超音波溶着機を用いた場合に、フェンダガーニッシュ3c及び取付部品4が樹脂材料で形成されていることから、係止片12及びリブ23に加熱部41aが縦振動の超音波を加えることで効率よく係止片12及びリブ23を溶融できる。また、ここでは、溶融手段41として超音波溶着機を用いた場合を例に挙げているが、このことに限定されることはなく、例えば半田ごてといった加熱アイロン等、係止片12及びリブ23の先端12b,23bを一括して溶融できる溶融装置を用いてもよい。
具体的には、図4に示すように、挿通孔22に係止片12を挿通し、フェンダガーニッシュ3cの本体部11の裏面11aと取付部品4の本体部21の他主面21bとが当接するようにフェンダガーニッシュ3cに取付部品4を積層させた状態で、係止片12の先端12bとリブ23の先端23bとに加熱された加熱部41aを押し当てることにより、係止片12の先端12bとリブ23の先端23bとが一緒に溶融される。そして、係止片12とリブとが互いに溶け合った溶融塊が、係止片12が挿通孔22より抜けることを防ぐ係止部51となることから、フェンダガーニッシュ3cに取付部品4を適切に係止できる。すなわち、係止部51は、従来のように係止片だけを溶融したときの溶融塊に比べ、係止片12の他にリブ23も溶融塊を形成して大きくなっていることから、例えば外部からの応力がフェンダガーニッシュ3cに加わったとしても挿通孔23より係止片12が抜けることを防ぎ、フェンダガーニッシュ3cに取付部品4を適切に係止する。このとき、フェンダガーニッシュ3cにおいては、係止部51を形成するときに、リブ23が係止部51を大きく形成させるための係止片12に対する補強部として機能することから、係止片12を薄くでき、表面11bに生じるヒケマークが抑制されて外観を良好にできる。
ここで、比較例として従来の外装装置の取付方法について説明する。具体的には、車用外装部品101と取付部品102とを係止片103だけで一体化、すなわち車用外装部品101とリブが配設されていない取付部品102とを一体化させた場合について説明する。車用外装部品101においては、図7(A)に示すように、ヒケマークといった不具合を生じさせないために係止片103が薄くされていることから、取付部品102の挿通孔104に係止片103を挿通させた状態で、係止片103の先端側を溶融して形成されるストッパ105が小さくなってしまう。このようにして、取付部品102と一体化された車用外装部品101では、図7(B)に示すように、ストッパ105が小さいことから、例えば車両が走行するときの振動や、車両の走行中にタイヤ等が跳ね上げた石が当たる等、外部より応力を受けたときに、挿通孔104よりストッパ105が抜けてしまい、取付部品102から外れてしまう虞があり、車両に適切に取り付けておくことが困難になる。また、従来の車用外装部品の取付方法では、取付部品102にリブが配設されていないことから、ストッパ105が大きくできないことの他に、例えば車用外装部品101と取付部品102とをがたつき無く一体化することが困難になる。例えば、従来の車用外装部品の取付方法において、係止片103の厚みを厚くし、形成されるストッパ105を大きくすることで挿通孔104よりストッパ105が抜けてしまうことを防止できる。しかしながら、この場合、係止片103の厚みが厚くなったことにより、射出成形したときの樹脂材料の流れ込み方に差異が生じ、車用外装部品101にヒケマークが生じる虞がある。
このことからも、係止部51を大きくすることや係止片12を薄くするために、取付部材4における挿通孔22の周囲の一部又は全部にリブ23を配設することは、車両本体2に対する車用外装部品3の取付強度が高く、車用外装部品3の表面11bにヒケマークが生ずることを防ぐ車用外装部品の取付装置1を得る上で大変有効であることがわかる。
また、係止部51を形成する際には、係止片12及びリブ23に加熱部41aを押し当てる時間や、加熱部41aによる加熱温度等を調整してリブ23の基端23a側を溶融させずに残し、溶融塊である係止部51がリブ23の基端23aを覆うようにさせる。これにより、取付部品4は、図5に示すように、リブ23の基端23aが、溶融塊である係止部51の本体部21側の面に食い込むようにされ、係止部51が挿通孔22より抜けるのを防いだり、係止片12が挿通孔22内で移動するのを防いだりすることができ、フェンダガーニッシュ3cにがたつき無く係止、一体化されることになる。
次に、フェンダガーニッシュ3cと一体化された取付部品4には、図6に示すように、取付部24の嵌入溝24bに取付部品の軸部32を嵌入して取付部品のフランジ31を収納部24aに収納することで、取付部24に取付部品が取り付けられる。
次に、フェンダガーニッシュ3cに一体化された取付部品4の取付部24に係止された止め具5の係止部34を、車両本体2に配設された係止孔2aに挿通させる。このとき、止め具5においては、押圧部33が車両本体2を押圧させる。このようにして、フェンダガーニッシュ3cは、車両本体2の所定の位置に取付部品4及び止め具5を介して取り付けられる。
以上で説明した車用外装部品の取付装置1では、取付部品4の挿通孔22にフェンダガーニッシュ3cの係止片12を挿通し、フェンダガーニッシュ3cに取付部品4が重ね合わされた状態で、係止片12とリブ23とに係止片12の先端12b側から溶融手段41の加熱部41aを押し当て、係止片12とリブ23とを一括して溶融させ、係止片12の先端12b側に形成される係止部51、すなわち係止片とリブとが溶け合った溶融塊を大きくできる。これにより、車用外装部品の取付装置1においては、係止部51が大きくなっていることから、係止片12が挿通孔22から抜けてしまうことが無く、フェンダガーニッシュ3cに取付部品4を適切に係止、一体化できる。したがって、車用外装部品の取付装置1においては、例えば車両本体2の走行中に起こる振動や、走行中にタイヤ等が跳ね上げた石が当たる等、フェンダガーニッシュ3cが外部より衝撃を受けたとしても、フェンダガーニッシュ3cより取付部品4が外れることなく、フェンダガーニッシュ3cを取付部品4及び止め具5を介して車両本体2に高い取付強度で取り付けることができる。
この車用外装部品の取付装置1では、従来のように係止片だけでストッパを形成させるのではなく、係止片12と一緒に取付部品4のリブ23を溶融することで互いに溶け合って係止部51が形成され、且つ係止部51を大きくできることから、係止片12の厚みを薄くできる。したがって、車用外装部品の取付装置1では、車用外装部品4の係止片12の厚みを薄くできることから、車用外装部品4を射出成形技術により形成するときに、樹脂材料の流れ込み方に係止片12が配設される箇所とそれ以外の箇所とで差異が生じることが無く、車用外装部品4における表面11bの係止片12と相対する位置にヒケマークが生じることを防止できる。
また、この車用外装部品の取付装置1では、車用外装部品4の係止片12を本体部11に設けられた折曲部13に沿うように配設することで、例えば射出成形技術の条件を誤り、表面11bの係止片12と相対する位置にヒケマークを生じさせても、発生したヒケマークを目立たなくできる。
この車用外装部品の取付装置1では、例えば取付部品4を射出成形技術により形成したときにヒケマークが生じても、取付部品4がフェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付ける取付装置であって外部に露出することが無いことから、止め具5が係止される取付部24を形成する樹脂部材の厚みをヒケマークを考慮することなく厚くでき、取付部24に止め具5を強固に係止することができる。
この車用外装部品の取付装置1では、取付部品4に膨出部25が設けられており、フェンダガーニッシュ3cと取付部品4とが一体化されたときに、挿通孔22に挿通された係止片12の基端12a近傍が、膨出部25のフェンダガーニッシュ3cと取付部品4との間の空間25aに配置されることから、溶融手段41による係止片12の溶融を先端12bだけに止めて基端12a近傍まで溶融されることが防止される。したがって、車用外装部品の取付装置1では、係止片12が基端12a近傍まで溶融されて係止片12のフェンダガーニッシュ3cを支える強度が低下してしまうことを防止できる。
なお、以上では、車両本体2にフェンダガーニッシュ3cを取り付ける場合を例に挙げて説明したが、このことに限定されることはなく、例えばオートバイ、電車、電気自動車等に緩衝装置や防傷装置として機能する車用外装部品を取り付けるときにも適用可能である。また、以上では、フェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付けるのに車両本体2の係止孔2aに挿通されて係止される止め具5を用いているが、このことに限定されることはなく、例えば取付部品4の取付部24に螺旋状の溝が内面に設けられた孔、いわゆる雌ねじを配設することで、止め具5としてボルトを用いてフェンダガーニッシュ3cを車両本体2に取り付けることもできる。
本発明を適用した車用外装部品の取付装置が設けられた車両本体を示す側面図である。 同車用外装部品の取付装置を示す分解斜視図である。 同車用外装部品の取付方法を説明する図であり、フェンダガーニッシュに取付部品が重ね合わされた状態を示す斜視図である。 同車用外装部品の取付方法を説明する図であり、フェンダガーニッシュに取付部品が一体化された状態を示す斜視図である。 同車用外装部品の取付方法を説明する図であり、フェンダガーニッシュに取付部品が一体化された状態を示す断面図である。 同車用外装部品の取付方法を説明する図であり、フェンダガーニッシュを取付部品及び取付部材を介して車両本体に取り付ける状態を示す斜視図である。 比較例を説明するための図であり、同図(A)は車用外装部品に取付部品が一体化された状態を示す断面図、同図(B)は挿通孔よりストッパが抜けた状態を示す断面図である。 従来の車用外装部品の取付方法により車用外装部品を車両本体に取り付ける状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 車用外装部品の取付装置、2 車両本体、2a 挿通孔、3 車用外装部品、3c フロントフェンダガーニッシュ、4 取付部品、5 留め具、11,21 本体部、11a 裏面、11b 表面、12 係止片、12a,23a 基端、12b,23b 先端、13 折曲部、22 挿通孔、23 リブ、24 取付部、24a 収納部、24b 嵌入溝、25 膨出部、25a 空間、31 フランジ、32 軸部、33 押圧部、34 係止部、41 溶融手段、41a 加熱部、51 係止部

Claims (5)

  1. 車両本体に取り付けられたとき、表面がこの車両本体と共に車両の外装を構成し、裏面に係止片が形成された車用外装部品に、上記車用外装部品と対向する一主面側と上記車両本体と対向する他主面を有する本体部に上記一主面側から上記他主面側に向かって膨出する膨出部と、上記膨出部に形成され上記係止片が挿通されると共に上記他主面側の周囲の一部又は全部にリブが設けられた挿通孔と、上記他主面側に設けられ上記車両本体に取り付けるための取付部とが設けられた取付部品を取り付け、上記取付部品が取り付けられた上記車用外装部品を、上記取付部品の取付部に取り付けられた止め具を介して上記車両本体に取り付ける車用外装部品の取付方法であって、
    上記止め具は、軸部と、上記軸部の一端に配設され上記取付部に係止されるフランジと、上記軸部の他端に配設され上記車両本体の上記取付部品と対向する面を押圧する押圧部と、上記軸部の他端に突出形成され上記車両本体に係止される係止部とを有し、
    上記取付部品の取付部は、上記止め具のフランジが収納される収納部と、上記収納部の側壁の一部を切り欠くようにして形成され、上記止め具の軸部が嵌入される嵌入溝とを有し、
    上記車用外装部品の係止片を上記取付部品の挿通孔に上記一主面側から挿通し、上記車用外装部品の裏面に上記取付部品の本体部の一主面当接するように重ね合わせ、上記係止片の基端を上記膨出部の一主面側と上記車用外装部品の裏面側との間にできる空間に位置し、
    上記挿通孔に挿通且つ上記リブより突出した上記係止片の先端側から溶融手段を押し当て、上記係止片を先端側から溶融し、上記係止片の先端と上記リブの先端とを溶融させた溶融塊を上記係止片の先端に形成することで上記車用外装部品と上記取付部品とを一体化させ、
    次いで、上記止め具の軸部を上記嵌入溝に嵌入し、上記止め具のフランジを上記収納部に収納し、更に、上記止め具の係止部が上記車両本体の係止孔に係止された状態で、上記押圧部が上記車両本体の上記取付部品と対向する面を押圧して、上記取付部品が取り付けられた上記車用外装部品を上記車両本体に取り付ける車用外装部品の取付方法。
  2. 上記車用外装部品は、表面側に突出する折曲部を有し、上記係止片が上記車用外装部品の上記折曲部の裏面側に立設され
    上記取付部品は、上記他主面側に略垂直に突出し、厚み方向に撓むことを抑える撓み防止リブを有する請求項1記載の車用外装部品の取付方法。
  3. 車両本体に取り付けられたとき、表面がこの車両本体と共に車両の外装を構成し、裏面に係止片が形成された車用外装部品と、
    上記車用外装部品と対向する一主面側と上記車両本体と対向する他主面を有する本体部に上記一主面側から上記他主面側に向かって膨出する膨出部と、上記膨出部に形成され上記係止片が挿通される挿通孔と、この挿通孔の他主面側の周囲の一部又は全部に設けられたリブと、上記他主面側に設けられ上記車両本体に取り付けるための取付部とを有する取付部品と
    軸部と、上記軸部の一端に配設され上記取付部に係止されるフランジと、上記軸部の他端に配設され上記車両本体の上記取付部品と対向する面を押圧する押圧部と、上記軸部の他端に突出形成され上記車両本体に係止される係止部とを有する止め具とを備え、
    上記取付部品の取付部は、上記止め具のフランジが収納される収納部と、上記収納部の側壁の一部を切り欠くようにして形成され、上記止め具の軸部が嵌入される嵌入溝とを有し、
    上記取付部品は、上記車用外装部品の係止片を上記挿通孔に上記一主面側から挿通、上記車用外装部品の裏面に上記取付部品の本体部の一主面が当接するように重ね合わされ、上記係止片の基端が上記膨出部の一主面側と上記車用外装部品の裏面側との間にできる空間に位置され、上記挿通孔に挿通且つ上記リブより突出した上記係止片の先端と、上記リブの先端とが溶融されることで上記係止片の先端に形成される溶融塊により、上記車用外装部品に一体に取り付けられ
    上記止め具は、上記軸部が上記嵌入溝に嵌入され、上記フランジが上記収納部に収納され、更に、上記係止部が上記車両本体の係止孔に係止された状態で、上記押圧部が上記車両本体の上記取付部品と対向する面を押圧して、上記取付部品が取り付けられた上記車用外装部品を上記車両本体に取り付ける車用外装部品の取付装置。
  4. 上記リブの基端部は、溶融されずに、上記係止片の先端及び上記リブの先端が溶融されて形成された溶融塊によって被覆されている請求項3記載の車用外装部品の取付装置。
  5. 上記車用外装部品は、表面側に突出する折曲部を有し、上記係止片が上記車用外装部品の上記折曲部の裏面側に立設され
    上記取付部品は、上記他主面側に略垂直に突出し、厚み方向に撓むことを抑える撓み防止リブを有する請求項記載の車用外装部品の取付装置。
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