JP4304360B2 - 音声符号化復号方式間の符号変換方法および装置とその記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声信号を低ビットレートで伝送あるいは蓄積するための符号化および復号方法に関し、特に、異なる符号化復号方式を用いて音声通信を行うに際し、音声をある方式により符号化して得た符号を、他の方式により復号可能な符号に高音質かつ低演算量で変換する、符号変換方法および装置ならびにその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
音声信号を中低ビットレートで高能率に符号化する方法として、音声信号を線形予測(Linear Prediction: LP)フィルタとそれを駆動する励振信号に分離して符号化する方法が広く用いられている。その代表的な方法の一つに、Code Excited Linear Prediction(符号励振線形予測:「CELP」という)がある。CELPでは、入力音声の周波数特性を表すLP係数が設定されたLPフィルタを、入力音声のピッチ周期を表す適応コードブック(Adaptive Codebook: 「ACB」という)と、乱数やパルスから成る固定コードブック(Fixed Codebook: 「FCB」という)との和で表される励振信号により駆動することで、合成音声信号が得られる。このとき、ACB成分とFCB成分には各々ゲイン(それぞれ「ACBゲイン」と「FCBゲイン」という)を乗ずる。なお、CELPに関しては、M.R.SchroederとB.S.Atalによる「Code excited Linear Prediction: High quality speech at very low bit rates」(Proc. Of IEEE Int. Conf. On Acoust., Speech and Signal Processing, pp.937-940, 1985)(「文献1」という)が参照される。
【0003】
ところで、例えば3G(第3世代)移動体網と有線パケット網間の相互接続を想定した場合、各網で用いられる標準音声符号化方式が異なるため、直接接続できない、という問題がある。
【0004】
これに対する最も簡単な解法はタンデム接続である。しかしながら、タンデム接続では、一方の標準方式を用いて音声を符号化して得た符号列からその標準方式を用いて音声信号を一旦復号し、この復号された音声信号を他方の標準方式を用いて再度符号化を行う。
【0005】
このため、各音声符号化復号方式で符号化と復号を一度だけ行う場合に比べて、一般に音質の低下、遅延の増加、計算量の増加を招くという問題がある。
【0006】
これに対して、一方の標準方式を用いて音声を符号化して得た符号を他方の標準方式により復号可能な符号に、符号領域または符号化パラメータ領域で変換する、符号変換方式は前述の問題に対し有効である。符号を変換する方法については、Hong-Goo Kangらによる「Improving Transcoding Capability of Speech Coders in Clean and Frame Erasured Channel Environments」(Proc. Of IEEE Workshop on Speech Coding 2000, pp.78-80, 2000)(「文献2」という)が参照される。
【0007】
図8は、第1の音声符号化方式(「方式A」という)を用いて音声を符号化して得た符号を、第2の方式(「方式B」という)により復号可能な符号に変換する、符号変換装置の構成の一例を示す図である。図8を参照して、従来の符号変換装置の各構成要素について説明する。
【0008】
入力端子10から、方式Aにより音声を符号化して得た第1の符号列を入力する。
【0009】
符号分離回路1010は、入力端子10から入力した第1の符号列から、LP係数、ACB、FCB、ACBゲインおよびFCBゲインに対応する符号、すなわちLP係数符号、ACB符号、FCB符号、ゲイン符号を分離する。ここで、ACBゲインとFCBゲインはまとめて符号化復号されるものとし、簡単のため、これを「ゲイン」、その符号を「ゲイン符号」と呼ぶことにする。また、上記LP係数符号、ACB符号、FCB符号、ゲイン符号をそれぞれ「第1のLP係数符号」、「第1のACB符号」、「第1のFCB符号」、「第1のゲイン符号」と呼ぶことにする。そして、第1のLP係数符号をLP係数符号変換回路100へ出力し、第1のACB符号をACB符号変換回路200へ出力し、第1のFCB符号をFCB符号変換回路300へ出力し、第1のゲイン符号をゲイン符号変換回路400へ出力する。
【0010】
LP係数符号変換回路100は、符号分離回路1010から出力される第1のLP係数符号を入力し、第1のLP係数符号を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換されたLP係数符号を、第2のLP係数符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0011】
ACB符号変換回路200は、符号分離回路1010から出力される第1のACB符号を入力し、第1のACB符号を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換されたACB符号を、第2のACB符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0012】
FCB符号変換回路300は、符号分離回路1010から出力される第1のFCB符号を入力し、第1のFCB符号を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換されたFCB符号を、第2のFCB符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0013】
ゲイン符号変換回路400は、符号分離回路1010から出力される第1のゲイン符号を入力し、第1のゲイン符号を方式Bにより復号可能な符号に変換する。この変換されたゲイン符号を、第2のゲイン符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0014】
各変換回路のより具体的な動作を以下に説明する。
【0015】
LP係数符号変換回路100は、符号分離回路1010から入力した第1のLP係数符号を、方式AにおけるLP係数復号方法により復号して、第1のLP係数を得る。次に、第1のLP係数を、方式BにおけるLP係数の量子化方法および符号化方法により量子化および符号化して第2のLP係数符号を得る。そして、これを方式BにおけるLP係数復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0016】
ACB符号変換回路200は、符号分離回路1010から入力した第1のACB符号から第2のACB符号を得る。そして、これを方式BにおけるACB復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0017】
FCB符号変換回路300は、符号分離回路1010から入力した第1のFCB符号から第2のFCB符号を得る。そして、これを方式BにおけるFCB復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0018】
ゲイン符号変換回路400は、符号分離回路1010から入力した第1のゲイン符号を、方式Aにおけるゲイン復号方法により復号して、第1のゲインを得る。次に、第1のゲインを、方式Bにおけるゲインの量子化方法および符号化方法により量子化および符号化して第2のゲイン符号を得る。そして、これを方式Bにおけるゲイン復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力する。
【0019】
符号多重回路1020は、LP係数符号変換回路100から出力される第2のLP係数符号と、ACB符号変換回路200から出力される第2のACB符号と、FCB符号変換回路300から出力される第2のFCB符号と、ゲイン符号変換回路400から出力される第2のゲイン符号を入力し、これらを多重化して得られる符号列を第2の符号列として出力端子20を介して出力する。以上により、図8に示した従来の符号変換装置の説明を終える。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8を参照して説明した従来の符号変換装置においては、マルチパルス信号により表現されるFCBに対応するFCB符号を変換するに際して、方式AのFCBにおけるパルス数と方式BのFCBにおけるパルス数とが異なる場合に、全てのFCB符号を変換できない、という問題点を有している。
【0021】
その理由は、方式AとBとでパルス数が異なる場合には、方式AとBとの間でパルス位置符号を対応付けることができないパルスが存在してしまうからである。
【0022】
したがって、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、第1の方式から第2の方式への符号変換にあたり、第1の方式の固定コードブック(FCB)におけるパルス数と第2の方式のFCBにおけるパルス数とが異なる場合であっても、全てのFCB符号を変換できる装置および方法ならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。これ以外の本発明の目的、特徴、利点等は以下の説明から、当業者には直ちに明らかとされるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する、本願の第1のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換方法において、前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成するステップと、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき第2の符号列における固定コードブック情報を求めるステップ、を含む。
【0024】
本願の第2のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換方法において、前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成するステップと、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を用いて、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき第2の符号列における固定コードブック情報を求めるステップ、を含むことを特徴とする。
【0025】
上記第1、第2のアスペクトに係る発明において、好ましくは、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める。
【0026】
本願の第3のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置において、前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する音声復号回路と、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき第2の符号列における固定コードブック情報を求める固定コードブック符号生成回路、を含む。
【0027】
本願の第4のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置において、前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する音声復号回路と、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を用いて、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき第2の符号列における固定コードブック情報を求める固定コードブック符号生成回路、を含む。
【0028】
上記第3、第4のアスペクトに係る本発明において、固定コードブック符号生成回路は、好ましくは、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める。
【0029】
本願の第5のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置を構成するコンピュータに、(a)前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する処理と、(b)前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき、第2の符号列における固定コードブック情報を求める処理、を実行させるためのプログラムを提供する。
【0030】
本願の第6のアスペクトに係る発明は、第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置を構成するコンピュータに、(a)前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する処理と、(b)前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を用いて、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号とに基づき第2の符号列における固定コードブック情報を求める処理、を実行させるためのプログラムを提供する。
【0031】
上記第5、第6のアスペクトに係る本発明に係るプログラムにおいて、好ましくは、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める。
【0032】
本願の第7のアスペクトに係る発明は、前記第5および第6のアスペクトに係る発明に係る前記プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について説明する。まず本発明の装置と方法の概要と原理を説明したあと、実施例について以下に詳細に説明する。
【0034】
本発明に係る符号変換装置において、音声復号回路(1500)は、第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、第1の線形予測係数をもつフィルタを励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成し、固定コードブック符号(FCB)生成回路(1800)において、励振信号の情報に含まれる固定コードブック(FCB)情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と第1の音声信号との距離を最小化することによって、第2の符号列における固定コードブック情報を求める。
【0035】
本発明に係る方法は、以下のステップを有する。
ステップa:第1の符号列から第1の線形予測係数を得る。
ステップb:第1の符号列から励振信号の情報を得る。
ステップc:励振信号の情報から励振信号を得る。
ステップd:第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号によって駆動することで第1の音声信号を生成する。
ステップe:励振信号の情報に含まれる固定コードブック(FCB)情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める。あるいは、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を用いて、第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める。
【0036】
本発明においては、符号の読み替えに基づくFCB符号の変換により、第1の方式(A)のFCB符号から第2の方式(B)のFCB符号を一部について得るとともに、第1の方式(A)における線形予測係数、ACB信号およびゲインを含む情報から生成される復号音声を用いてFCB信号を求め、これに対応する符号と、読み替えにより得たFCB符号とを併せて、第2の方式(B)のFCB符号とする。
【0037】
このため、第2の方式(B)のFCBに必要な個数のパルスについて、パルス位置とパルス極性を求めることができる。
【0038】
その結果、第1の方式(A)のFCBにおけるパルス数と、第2の方式(B)のFCBにおけるパルス数とが異なる場合であっても、全てのFCB符号を変換できる。
【0039】
【実施例】
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0040】
図1は、本発明に係る符号変換装置の第1の実施例の構成を示す図である。図1において、図8と同一または同等の要素には、同一の参照符号が付されている。図1を参照すると、第1の実施例の符号変換装置は、入力端子10と、符号分離回路1010と、LP係数符号変換回路1100と、LSP−LPC変換回路1110と、インパルス応答計算回路1120と、ACB変換生成回路1200と、音声復号回路1500と、目標信号計算回路1700と、FCB符号生成回路1800と、ゲイン符号生成回路1400と、第2の励振信号計算回路1610と、第2の励振信号記憶回路1620と、符号多重回路1020と、出力端子20と、を備えている。
【0041】
本発明の第1の実施例の符号変換装置において、図1の入力端子10、出力端子20、符号分離回路1010、符号多重回路1020は、結線の一部が分岐する以外は基本的に図8に示した要素と同じである。以下では、上述した同一または同等の要素の説明は省略し、主に、図8に示した構成との相違点について説明する。
【0042】
また、方式Aにおいて、LP係数の符号化は、
【0043】
msec(ミリ秒)周期(フレーム)毎に行われ、ACB(適応コードブック)、FCB(固定コードブック)およびゲインなど励振信号の構成要素の符号化は、
【0044】
msec周期(サブフレーム)毎に行われるものとし、一方、方式Bにおいては、LP係数の符号化は、
【0045】
msec周期(フレーム)毎に行われ、励振信号の構成要素の符号化は、
【0046】
msec周期(サブフレーム)毎に行われるものとする。
【0047】
また、方式Aのフレーム長、サブフレーム数およびサブフレーム長を各々、
【0048】
【0049】
および
【0050】
とし、方式Bのフレーム長、サブフレーム数およびサブフレーム長を各々、
【0051】
【0052】
および、
【0053】
とする。以下の説明では、簡単のため、
【0054】
【0055】
【0056】
とする。
【0057】
ここで、例えば、サンプリング周波数を8000Hzとし、
【0058】
および
【0059】
をともに、10msecとすれば、
【0060】
および
【0061】
は、160サンプル、
【0062】
および、
【0063】
は、80サンプルとなる。
【0064】
LP係数符号変換回路1100は、符号分離回路1010から第1のLP係数符号を入力する。ここで、前述の3GPP AMR Speech Codec(文献3)やITU−T勧告G.729など多くの標準方式では、LP係数を線スペクトル対(Line Spectral Pair: 「LSP」という)で表現し、LSPを符号化および復号することが多いため、以下、LP係数の符号化復号は、LSP領域で行われるとする。LP係数からLSPへの変換、およびLSPからLP係数への変換については、周知の方法、例えば「文献3」の第5.2.3節および第5.2.4節の記載が参照される。前記第1のLP係数符号を方式AにおけるLSP復号方法により復号して、第1のLSPを得る。
【0065】
次に、第1のLSPを、方式BにおけるLSPの量子化方法および符号化方法により量子化および符号化して、第2のLSPとこれに対応する第2のLP係数符号を得る。そして、第2のLP係数符号を方式BにおけるLSP復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力し、第1のLSPと第2のLSPをLSP−LPC変換回路1110へ出力する。
【0066】
図2は、LP係数符号変換回路1100の構成を示す図である、図2を参照すると、LP係数符号変換回路1100は、LSP復号回路110と、第1のLSPコードブック111と、LSP符号化回路130と、第2のLSPコードブック131と、入力端子31、出力端子32、33、34を備えている。図2を参照して、LP係数符号変換回路1100の各構成要素について説明する。
【0067】
LSP復号回路110は、LP係数符号から対応するLSPを復号する。LP係数復号回路110は、複数セットのLSPが格納された第1のLSPコードブック111を備えており、符号分離回路1010から出力される第1のLP係数符号を、入力端子31を介して入力し、第1のLP係数符号に対応するLSPを第1のLSPコードブック111より読み出し、読み出されたLSPを第1のLSPとしてLP係数符号化回路130へ出力するとともに、出力端子33を介してLSP−LPC変換回路1110へ出力する。ここで、LP係数符号からのLSPの復号は、方式AにおけるLP係数の復号方法(ここでは、LSPにより表現されているので、LSPの復号となる)に従い、方式AのLSPコードブックを用いる。
【0068】
LSP符号化回路130は、LP係数復号回路110から出力される第1のLSPを入力し、複数セットのLSPが格納された第2のLSPコードブック131から第2のLSPとそれに対応するLP係数符号の各々を順次読み込み、第1のLSPとの誤差が最小となる第2のLSPを選択し、それに対応するLP係数符号を、第2のLP係数符号として出力端子32を介して符号多重回路1020へ出力し、第2のLSPを出力端子34を介してLSP−LPC変換回路1110へ出力する。ここで、第2のLSPの選択方法、すなわちLSPの量子化および符号化方法は、方式BにおけるLSPの量子化方法および符号化方法に従い、方式BのLSPコードブックを用いる。ここで、LSPの量子化および符号化については、例えば「文献3」の第5.2.5節の記載が参照される。以上により、図2によるLP係数符号変換回路1100の説明を終え、再び図1の説明に戻る。
【0069】
図1を参照すると、LSP−LPC変換回路1110は、LP係数符号変換回路1100から出力される第1のLSPと第2のLSPとを入力し、第1のLSPを第1のLP係数α1, iに変換し、第2のLSPを第2のLP係数α2 , iに変換し、第1のLP係数α1, iを目標信号計算回路1700と音声復号回路1500とインパルス応答計算回路1120へ出力し、第2のLP係数α2 , iを目標信号計算回路1700とインパルス応答計算回路1120へ出力する。ここで、LSPからLP係数への変換については、「文献3」の第5.2.4節の記載が参照される。
【0070】
ACB符号変換回路1200は、符号分離回路1010から入力した第1のACB符号を、方式Aにおける符号と方式Bにおける符号との対応関係を用いて読み替えることにより、第2のACB符号を得る。そして、これを方式BにおけるACB復号方法により復号可能な符号として符号多重回路1020へ出力する。また、第2のACB符号に対応するACB遅延を第2のACB遅延として目標信号計算回路1700へ出力する。ここで、図9を参照して、符号の読み替えについて説明する。例えば、方式AにおけるACB符号
【0071】
が「56」のとき、これに対応するACB遅延T(A)が「76」であるとする。方式Bでは、ACB符号
【0072】
が「53」のとき、これに対応するACB遅延T(B)が「76」であるとすると、ACB遅延の値が同一(この場合では「76」)となるように、方式Aから方式BへとACB符号を変換するには、方式AにおけるACB符号「56」を方式BにおけるACB符号「53」に対応付ければよい。以上により、符号の読み替えについての説明を終え、再び図1の説明に戻る。
【0073】
音声復号回路1500は、符号分離回路1010から出力される第1のACB符号、第1のFCB符号、第1のゲイン符号を入力し、LSP−LPC変換回路1110から第1のLP係数を入力する。
【0074】
次に、音声復号回路1500は、方式Aにおける、ACB信号復号方法、FCB信号復号方法およびゲイン復号方法の各々を用いて、第1のACB符号、第1のFCB符号および第1のゲイン符号の各々から、ACB遅延、FCB信号およびゲインの各々を復号し、各々を第1のACB遅延、第1のFCB信号および第1のゲインとする。第1のACB遅延を用いてACB信号を生成し、これを第1のACB信号とする。
【0075】
そして、音声復号回路1500は、第1のACB信号、第1のFCB信号および第1のゲインと、第1のLP係数とから、復号音声を生成し、生成した音声を目標信号計算回路1700へ出力する。
【0076】
図3は、音声復号回路1500の構成を示す図である。図3を参照すると、音声復号回路1500は、ACB復号回路1510と、FCB復号回路1520と、ゲイン復号回路1530よりなる励振信号情報復号回路1600と、励振信号計算回路1540と、励振信号記憶回路1570と、合成フィルタ1580とを備えている。図3を参照して、音声復号回路1500の各構成要素について説明する。
【0077】
励振信号情報復号回路1600は、励振信号の情報に対応する符号から励振信号の情報を復号する。励振信号情報復号回路1600は、符号分離回路1010から出力される第1のACB符号、第1のFCB符号および第1のゲイン符号を各々入力端子51、52および53を介して入力し、第1のACB符号、第1のFCB符号および第1のゲイン符号の各々から、ACB遅延、FCB信号およびゲインの各々を復号し、各々を第1のACB遅延、第1のFCB信号および第1のゲインとする。ここで、第1のゲインは、ACBゲインとFCBゲインとからなり、各々を第1のACBゲインと第1のFCBゲインとする。
【0078】
また、励振信号情報復号回路1600は、励振信号記憶回路1570から出力される過去の励振信号を入力し、過去の励振信号と第1のACB遅延とを用いてACB信号を生成し、これを第1のACB信号とする。そして、励振信号情報復号回路1600は、第1のACB信号、第1のFCB信号、第1のACBゲインおよび第1のFCBゲインを、励振信号計算回路1540へ出力する。
【0079】
次に、励振信号情報復号回路1600の構成要素であるACB復号回路1510、FCB復号回路1520およびゲイン復号回路1530を詳細に説明する。
【0080】
ACB復号回路1510は、符号分離回路1010から出力される第1のACB符号を、入力端子51を介して入力し、励振信号記憶回路1570から出力される過去の励振信号を入力する。次に、上述した従来の技術と同様にして、図9に示す方式AにおけるACB符号とACB遅延の対応関係を用いて、第1のACB符号に対応する第1のACB遅延T(A)を得る。励振信号において、現サブフレームの始点よりT(A)サンプル過去の点から、サブフレーム長に相当する
【0081】
サンプルの信号を切り出して、第1のACB信号を生成する。ここで、T(A)が
【0082】
よりも小さい場合には、T(A)サンプル分のベクトルを切り出し、このベクトルを繰り返し接続して、長さ
【0083】
サンプルの信号とする。そして、第1のACB信号を励振信号計算回路1540へ出力する。ここで、第1のACB信号を生成する方法の詳細については、「文献3」の第6.1節および第5.6節の記載が参照される。
【0084】
FCB復号回路1520は、符号分離回路1010から出力される第1のFCB符号を、入力端子52を介して入力し、第1のFCB符号に対応する第1のFCB信号を、励振信号計算回路1540へ出力する。
【0085】
FCB信号は、パルス位置とパルス極性で規定されるマルチパルス信号により表現されており、第1のFCB符号はパルス位置に対応する符号(パルス位置符号)とパルス極性に対応する符号(パルス極性符号)とからなる。ここで、マルチパルス信号により表現されたFCB信号を生成する方法の詳細については、「文献3」の第6.1節および第5.7節の記載が参照される。
【0086】
ゲイン復号回路1530は、符号分離回路1010から出力される第1のゲイン符号を、入力端子53を介して入力する。ゲイン復号回路1530は、複数のゲインが格納されたテーブル(図示されない)を内蔵しており、第1のゲイン符号に対応するゲインをテーブルから読み出す。
【0087】
そして、ゲイン復号回路1530は、読み出されたゲインのうち、ACBゲインに対応する第1のACBゲインと、FCBゲインに対応する第1のFCBゲインとを励振信号計算回路1540へ出力する。ここで、第1のACBゲインと第1のFCBゲインがまとめて符号化されている場合には、テーブル(図示されない)には第1のACBゲインと第1のFCBゲインとから成る2次元ベクトルが、複数格納されている。また、第1のACBゲインと第1のFCBゲインが個別に符号化されている場合には、二つのテーブル(図示されない)が内蔵され、一方のテーブルに第1のACBゲインが複数格納されており、他方のテーブルに第1のFCBゲインが複数格納されている。
【0088】
励振信号計算回路1540は、ACB復号回路1510から出力される第1のACB信号を入力し、FCB復号回路1520から出力される第1のFCB信号を入力し、ゲイン復号回路1530から出力される第1のACBゲインと第1のFCBゲインとを入力する。
【0089】
励振信号計算回路1540は、第1のACB信号に第1のACBゲインを乗じて得た信号と、第1のFCB信号に第1のFCBゲインを乗じて得た信号と、を加算して第1の励振信号を得る。そして、励振信号計算回路1540は、第1の励振信号を合成フィルタ1580と励振信号記憶回路1570とへ出力する。
【0090】
励振信号記憶回路1570は、励振信号計算回路1540から出力される第1の励振信号を入力し、これを記憶保持する。そして、励振信号記憶回路1570は、過去に入力されて記憶保持されている過去の第1の励振信号をACB復号回路1510へ出力する。
【0091】
合成フィルタ1580は、励振信号計算回路1540から出力される第1の励振信号を入力し、LSP−LPC変換回路1110から出力される第1のLP係数を入力端子61を介して入力する。
【0092】
そして、合成フィルタ1580は、第1のLP係数をもつ線形予測フィルタを、第1の励振信号で駆動することにより音声信号を生成する。合成フィルタ1580は、音声信号を目標信号計算回路1700へ出力端子63を介して出力する。以上で、図3による音声復号回路1500の説明を終え、再び図1の説明に戻る。
【0093】
図1を参照すると、目標信号計算回路1700は、LSP−LPC変換回路1110から第1のLP係数と第2のLP係数とを入力し、ACB符号変換回路1200から第2のACB符号に対応する第2のACB遅延を入力し、音声復号回路1500から復号音声を入力し、インパルス応答計算回路1120からインパルス応答信号を入力し、第2の励振信号記憶回路1620に記憶保持される過去の第2の励振信号を入力する。
【0094】
目標信号計算回路1700は、復号音声と第1のLP係数および第2のLP係数とから第1の目標信号を計算する。
【0095】
次に、目標信号計算回路1700は、過去の第2の励振信号とインパルス応答信号と第1の目標信号と第2のACB遅延とから、第2のACB信号および最適ACBゲインを求める。そして、目標信号計算回路1700は、第1の目標信号をFCB符号生成回路1800とゲイン符号生成回路1400とへ出力し、最適ACBゲインをFCB符号生成回路1800へ出力し、第2のACB信号をFCB符号生成回路1800とゲイン符号生成回路1400と第2の励振信号計算回路1610とへ出力する。
【0096】
インパルス応答計算回路1120は、LSP−LPC変換回路1110から出力される第1のLP係数と第2のLP係数を入力し、第1のLP係数と第2のLP係数を用いて聴感重み付け合成フィルタを構成する。そして、インパルス応答計算回路1120は、聴感重み付け合成フィルタのインパルス応答信号を目標信号生成回路1700とFCB符号生成回路1800とゲイン符号生成回路1400とへ出力する。ここで、聴感重み付け合成フィルタの伝達関数は、次式により表される。
【0097】
ただし、
【0098】
は、第2のLP係数α2, i,i=1,…,Pをもつ線形予測フィルタの伝達関数であり、
【0099】
は、第1のLP係数α1, i,i=1,…,Pをもつ聴感重み付けフィルタの伝達関数である。ここで、Pは線形予測次数(例えば、10)であり、γ1とγ2は重み付けを制御する係数(例えば、0.94と0.6)である。
【0100】
FCB符号生成回路1800は、目標信号計算回路1700から出力される第1の目標信号と第2のACB信号と最適ACBゲインとを入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力し、符号分離回路1010から第1のFCB符号を入力する。
【0101】
FCB符号生成回路1800は、方式AとBとで符号間の対応関係が利用できるパルスについては、第1のFCB符号を、この対応関係に基づいて読み替えることにより、第2のFCB符号を部分的に得る。ここで、FCB信号は、複数のパルスから成り、パルスの位置(パルス位置)と極性(パルス極性)で規定されるマルチパルス信号により表現される。FCB符号は、パルス位置に対応する符号(パルス位置符号)とパルス極性に対応する符号(パルス極性符号)とからなり、これら符号の読み替えは、前述したACB符号の読み替えと同様の方法で実現できる。マルチパルス信号によるFCB信号の表現方法については、例えば「AMR Speech Codec; Transcoding Functions」(3GPP TS 26.090)(「文献3」という)の第5.7節の記載が参照される。
【0102】
図10を参照して、パルス位置符号の読み替えについて説明する。
【0103】
例えば、方式Aにおけるパルス位置符号
【0104】
が「6」のとき、これに対応するパルス位置
【0105】
が「30」であるとする。方式Bでは、パルス位置符号
【0106】
が「1」のとき、これに対応するパルス位置
【0107】
が「30」であるとすると、パルス位置の値が同一(この場合では「30」)となるように、方式Aから方式Bへとパルス位置符号を変換するには、方式Aにおけるパルス位置符号「6」を方式Bにおけるパルス位置符号「1」に対応付ければよい。
【0108】
パルス極性符号については、読み替え前の符号に対応する極性(正または負)と、読み替え後の符号に対応する極性とが等しくなるように、符号を読み替えればよい。
【0109】
以上により、パルス位置符号およびパルス極性符号の読み替えについての説明を終え、再び図1の説明に戻る。他方、FCB符号生成回路1800は、対応関係を利用できないパルスについては、FCB信号とインパルス応答信号との畳み込み(convolution)によってフィルタ処理されたFCB信号と第2の目標信号との距離が最小となるパルス位置とパルス極性を選択する。これは、第2の符号列から得られる情報により生成される音声と第1の符号列から得られる情報により生成される音声との距離を最小化することに対応する。ここで、第2の目標信号は、第1の目標信号と第2のACB信号と最適ACBゲインとインパルス応答信号とから計算される。
【0110】
FCB符号生成回路1800は、第1のFCB符号の読み替えによるパルス位置およびパルス極性と、この選択によるパルス位置およびパルス極性とから規定されるFCB信号を第2のFCB信号とする。そして、FCB符号生成回路1800は、第2のFCB信号に対応する、方式Bにより復号可能な符号を、第2のFCB符号として符号多重回路1020へ出力し、第2のFCB信号をゲイン符号化回路1410と第2の励振信号計算1610とへ出力する。
【0111】
ゲイン符号生成回路1400は、目標信号計算回路1700から出力される第1の目標信号と第2のACB信号とを入力し、FCB符号生成回路1800から出力される第2のFCB信号を入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力する。
【0112】
ゲイン符号生成回路1400は、第1の目標信号と再構成音声との重み付け自乗誤差を最小にするACBゲインとFCBゲインとを選択する。ここで、再構成音声は、第2のACB信号と第2のFCB信号とインパルス応答信号と、ゲイン符号生成回路1400が内蔵するテーブルに格納されたACBゲインとFCBゲインとから計算される。そして、ゲイン符号生成回路1400は、選択されたACBゲインおよびFCBゲインに対応する、方式Bにより復号可能な符号を、第2のゲイン符号として符号多重回路1020へ出力し、選択されたACBゲインおよびFCBゲインを、各々第2のACBゲインおよび第2のFCBゲインとして第2の励振信号計算回路1610へ出力する。
【0113】
第2の励振信号計算回路1610は、目標信号計算回路1700から出力される第2のACB信号を入力し、FCB符号生成回路1800から出力される第2のFCB信号を入力し、ゲイン符号生成回路1400から出力される第2のACBゲインと第2のFCBゲインとを入力する。
【0114】
第2の励振信号計算回路1610は、第2のACB信号に第2のACBゲインを乗じて得た信号と、第2のFCB信号に第2のFCBゲインを乗じて得た信号と、を加算して第2の励振信号を得る。そして、第2の励振信号を第2の励振信号記憶回路1620へ出力する。
【0115】
第2の励振信号記憶回路1620は、第2の励振信号計算回路1610から出力される第2の励振信号を入力し、これを記憶保持する。そして、第2の励振信号記憶回路1620は、過去に入力されて記憶保持されている第2の励振信号を目標信号計算回路1700へ出力する。
【0116】
本実施例における目標信号計算回路1700、FCB符号生成回路1800、及び、ゲイン符号化回路1400のそれぞれについて詳細構成の一例を以下に説明する。
【0117】
図4は、本実施例における目標信号計算回路1700の構成の一例を示す図である。図4を参照すると、重み付け信号計算回路1710と、ACB信号生成回路1720を備えている。図4を参照して、目標信号計算回路1700の各構成要素について説明する。
【0118】
重み付け信号計算回路1710は、合成フィルタ1580から出力される復号音声を入力端子57を介して入力し、LSP−LPC変換回路1110から出力される第1のLP係数と第2のLP係数とを、各々入力端子36と入力端子35とを介して入力する。まず、重み付け信号計算回路1710は、第1のLP係数を用いて、聴感重み付けフィルタW(z)を構成する。そして、復号音声により聴感重み付けフィルタを駆動して聴感重み付け音声信号を生成する。
【0119】
次に、重み付け信号計算回路1710は、第1のLP係数と第2のLP係数とを用いて、聴感重み付け合成フィルタW(z)/A2(z)を構成する。そして、重み付け信号計算回路1710は、聴感重み付け合成フィルタの零入力応答を聴感重み付け音声信号から減算して得られる第1の目標信号x(n)を、ACB信号生成回路1720へ出力するとともに、第2の目標信号計算回路1810とゲイン符号化回路1410とへ出力端子78を介して出力する。
【0120】
ACB信号生成回路1720は、重み付け信号計算回路1710から出力される第1の目標信号を入力し、ACB符号変換回路1200から出力される第2のACB遅延を入力端子37を介して入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力端子74を介して入力し、第2の励振信号記憶回路1620から出力される過去の第2の励振信号を入力端子75を介して入力する。ACB信号生成回路1720は、過去の第2の励振信号から遅延kで切り出された信号とインパルス応答信号との畳み込みにより、フィルタ処理された遅延kの過去の励振信号
【0121】
を計算する。ここで、遅延kは第2のACB遅延とする。過去の第2の励振信号から遅延kで切り出された信号を第2のACB信号v(n)とする。
【0122】
また、ACB信号生成回路1720は、第1の目標信号x(n)とyk(n)から最適ACBゲインgpを次式により計算する。
【0123】
最後に、ACB信号生成回路1720は、第2のACB信号を第2の目標信号計算回路1810とゲイン符号化回路1410と第2の励振信号計算回路1610とへ出力端子76を介して出力し、最適ACBゲインを第2の目標信号計算回路1810へ出力端子77を介して出力する。なお、第2のACB信号を計算する方法および最適ACBゲインを計算する方法の詳細については、「文献3」の第6.1節および第5.6節の記載が参照できる。以上で図4による目標信号計算回路1700の説明を終える。
【0124】
図5は、本実施例におけるFCB符号生成回路1800の構成の一例を示す図である。図5を参照すると、FCB符号生成回路1800は、第2の目標信号計算回路1810と、FCB符号変換回路1300と、FCB符号化回路1820とを備えている。図5を参照して、FCB符号生成回路1800の各構成要素について説明する。
【0125】
第2の目標信号計算回路1810は、重み付け信号計算回路1710から出力される第1の目標信号を入力端子81を介して入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力端子84を介して入力し、ACB信号生成回路1720から出力される第2のACB信号と最適ACBゲインとを、各々入力端子83と82を介して入力する。
【0126】
第2の目標信号計算回路1810は、第2のACB信号とインパルス応答信号との畳み込み(convolution)により、フィルタ処理された第2のACB信号
【0127】
を計算し、y(n)に、最適ACBゲインgpを乗じて得られる信号を第1の目標信号から減算して第2の目標信号x’(n)を得る。
【0128】
【0129】
そして、第2の目標信号計算回路1810は、第2の目標信号をFCB符号化回路1820へ出力する。
【0130】
FCB符号変換回路1300は、符号分離回路1010から入力端子85を介して入力した第1のFCB符号を、方式Aにおける符号と、方式Bにおける符号との対応関係を用いて読み替えることにより、第2のFCB符号を部分的に得る。
【0131】
例えば、方式AのFCB信号は、4個のパルスP0,P1,P2,P3からなり、FCB信号40サンプル(0,1,2,…,39)の範囲で各パルスの取り得る位置が、表1のトラック1,2,3,4により規定されているとする。
【0132】
(表1)
【0133】
また、方式BのFCB信号は10個のパルスP0,P1,…,P9からなり、各パルスの取り得る位置が、表2のトラック1,2,3,4,5により規定されているとする。
【0134】
(表2)
【0135】
この場合、方式BのFCB信号におけるパルスのうち、P0,P1,P2を、方式AのFCB信号におけるパルスP0,P1,P2と対応付けることが可能であり、これらのパルス位置符号およびパルス極性符号が得られる。FCB符号変換回路1300は、これらのパルスP0,P1,P2についてのパルス位置符号およびパルス極性符号を部分FCB符号として、FCB符号化回路1820へ出力する。
【0136】
逆に、表1が方式Bに、表2が方式Aに対応する場合、方式BのFCB信号におけるパルスP0,P1,P2,P3を、方式AのFCB信号におけるパルスP0,P1,…,P9のいずれかに直接的には対応付けることができないため、部分FCB符号は、不定となる。したがって、全てのパルスP0,P1,P2,P3について、FCB符号化回路1820において、その位置と極性を選択する。
【0137】
FCB符号化回路1820は、第2の目標信号計算回路1810から出力される第2の目標信号を入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力端子84を介して入力し、FCB符号変換回路1300から出力される部分FCB符号を入力する。
【0138】
FCB符号化回路1820は、部分FCB符号によりパルス位置とパルス極性が決定されるパルス(上述の例ではP0,P1,P2)を除いた残りのパルス(上述の例ではP3,P4,…,P9)について、FCB信号とインパルス応答信号との畳み込みによりフィルタ処理されたFCB信号
【0139】
と第2の目標信号x’(n)との距離が最小となるパルス位置とパルス極性を選択する。
【0140】
これは次式で表される評価値Akを最大化するパルス位置とパルス極性を選択することで実現される。このとき、各パルスの位置候補は、各パルスが属するトラックに応じて、表2に示す位置となる。
【0141】
ここで、ベクトルckはFCB信号のk番目の候補を表し、
【0142】
【0143】
であり、ベクトルx’は第2の目標信号、Hはインパルス応答h(n)を要素とする下三角テープリッツ行列(Toepliz matrix)である。なお、HtはHの転置行列、ckt、dtは転置ベクトルである。FCB信号の選択方法、すなわちFCB信号におけるパルス位置とパルス極性の選択方法の詳細については、「文献3」の第5.7節の記載が参照できる。
【0144】
FCB符号化回路1820は、部分FCB符号によるパルス位置およびパルス極性と、この選択によるパルス位置およびパルス極性と、から規定されるFCB信号を第2のFCB信号c(n)とする。
【0145】
そして、FCB符号化回路1820は、第2のFCB信号に対応する、方式Bにより復号可能な符号を、第2のFCB符号として符号多重回路1020へ出力端子55を介して出力し、第2のFCB信号をゲイン符号化回路1410と第2の励振信号計算1610とへ出力端子86を介して出力する。
【0146】
他方、FCB符号変換回路1300の表1が方式Bに、表2が方式Aに対応する場合、方式BのFCB信号におけるパルスP0,P1,P2,P3を、方式AのFCB信号におけるパルスP0,P1,…,P9のいずれかに直接的には対応付けることができないため、全てのパルスP0,P1,P2,P3について、その位置と極性を選択する。
【0147】
ここで、方式AのP0をP0(A)、方式BのP0をP0(B)と表すと、
P0(A)の候補は、P0(B)またはP5(B)、
P1(A)の候補は、P1(B)またはP6(B)、
P2(A)の候補は、P2(B)またはP7(B)、
P3(A)の候補は、P3(B)、P8(B)またはP4(B)、P9(B)
とすることができる。
【0148】
FCB符号化回路1820は、これらのパルス位置候補に対して、評価値Akを最大化するパルス位置とパルス極性を選択し、選択によって得られたパルス位置およびパルス極性とから規定されるFCB信号を、第2のFCB信号c(n)とする。なお、パルス位置の候補として、表1に示す各パルスに対応するトラックに含まれる位置を用いることもできる。以上で、図5によるFCB符号生成回路1800の説明を終える。
【0149】
図6は、本実施例におけるゲイン符号生成回路1400の構成の一例を示す図である。図6を参照すると、ゲイン符号生成回路1400は、ゲイン符号化回路1410と、ゲインコードブック1420を備えている。図6を参照して、ゲイン符号生成回路1400の各構成要素について説明する。
【0150】
ゲイン符号化回路1410は、重み付け信号計算回路1710から出力される第1の目標信号を入力端子93を介して入力し、ACB信号生成回路1720から出力される第2のACB信号を入力端子92を介して入力し、FCB符号化回路1820から出力される第2のFCB信号を入力端子91を介して入力し、インパルス応答計算回路1120から出力されるインパルス応答信号を入力端子94を介して入力する。
【0151】
ゲイン符号化回路1410は、複数のACBゲインと複数のFCBゲインとが格納されたゲインコードブック1420からACBゲインとFCBゲインを順次読み出し、第2のACB信号と第2のFCB信号とインパルス応答信号とACBゲインとFCBゲインとから重み付け再構成音声を順次計算し、重み付け再構成音声と第1の目標信号との重み付け自乗誤差を順次計算し、重み付け自乗誤差を最小にするACBゲインとFCBゲインを選択する。ここで、重み付け自乗誤差Eは、次式により表される。
【0152】
ただし、
【0153】
と
【0154】
は、各々ACBゲインとFCBゲインである。また、y(n)はフィルタ処理された第2のACB信号であり、第2のACB信号とインパルス応答信号との畳み込みにより得られ、z(n)はフィルタ処理された第2のFCB信号であり、第2のFCB信号とインパルス応答信号との畳み込みにより得られる。なお、重み付け再構成音声は次式により表される。
【0155】
最後に、ゲイン符号化回路1410は、選択されたACBゲインおよびFCBゲインに対応する、方式Bにより復号可能な符号を、第2のゲイン符号として出力端子56を介して符号多重回路1020へ出力し、ACBゲインおよびFCBゲインを、各々第2のACBゲインおよび第2のFCBゲインとして出力端子95と96を介して第2の励振信号計算回路1610へ出力する。ここで、ACBゲインとFCBゲインの選択方法および符号化方法は、方式Bにおける選択方法および符号化方法に従い、方式Bのゲインコードブックを用いる。なお、ゲインの選択方法については、例えば「文献3」の第5.8節の記載が参照される。以上で図6によるゲイン符号生成回路1400の説明を終える。以上により、本発明の第1の実施例の説明を終える。
【0156】
上述した本発明の各実施例の符号変換装置は、ディジタル信号処理プロセッサ等のコンピュータ制御で実現するようにしてもよい。図7は本発明の第2の実施例として、上記各実施例の符号変換処理をコンピュータで実現する場合の装置構成を模式的に示す図である。
【0157】
記録媒体6から読み出されたプログラムを実行するコンピュータ1において、第1の符号化復号装置により音声を符号化して得た第1の符号を第2の符号化復号装置により復号可能な第2の符号へ変換する符号変換処理を実行するにあたり、記録媒体6には、
(a)第1の符号列から第1の線形予測係数を得る処理と、
(b)第1の符号列から励振信号の情報を得る処理と、
(c)励振信号の情報から励振信号を得る処理と、
(d)第1の線形予測係数をもつフィルタを励振信号により駆動することによって音声信号を生成する処理と、
(e)励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を、第2の符号列における固定コードブック情報の一部に用いるとともに、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める処理を実行させるためのプログラムが記録されている。
【0158】
記録媒体6から該プログラムを記録媒体読出装置5、インタフェース4を介してメモリ3に読み出して実行する。上記プログラムは、マスクROM等、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに格納してもよく、記録媒体は不揮発性メモリを含むほか、CD−ROM、FD、Digital Versatile Disk(DVD)、磁気テープ(MT)、可搬型HDD等の媒体の他、例えばサーバ装置からコンピュータで該プログラムを通信媒体伝送する場合等、プログラムを担持する有線、無線で通信される通信媒体等も含む。また、本発明に係る符号変換方法の実施例は、上記(a)乃至(e)からの処理ステップを含む。
【0159】
本発明の第3の実施例では、記録媒体6から読み出されたプログラムを実行するコンピュータ1において、第1の符号化復号装置により音声を符号化して得た第1の符号を第2の符号化復号装置により復号可能な第2の符号へ変換する符号変換処理を実行するにあたり、記録媒体6には、
(a)第1の符号列から第1の線形予測係数を得る処理と、
(b)第1の符号列から励振信号の情報を得る処理と、
(c)励振信号の情報から励振信号を得る処理と、
(d)第1の線形予測係数をもつフィルタを励振信号により駆動することによって音声信号を生成する処理と、
(e)励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を用いて、第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と第1の音声信号との距離を最小化することによって第2の符号列における固定コードブック情報を求める処理を実行させるためのプログラムが記録されている。本発明に係る符号変換方法の実施例は、上記(a)乃至(e)からの処理ステップを含む。
【0160】
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
【0161】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の方式(A)の固定コードブック(FCB)におけるパルス数と第2の方式(B)のFCBにおけるパルス数とが異なる場合であっても、全てのFCB符号を変換できる、という効果を奏する。
【0162】
その理由は、本発明においては、符号の読み替えに基づくFCB符号の変換により、第1の方式(A)のFCB符号から第2の方式(B)のFCB符号を一部について得るとともに、第1の方式(A)における線形予測係数、適応コードブック(ACB)信号およびゲインを含む情報から生成される復号音声を用いてFCB信号を求め、これに対応する符号と、読み替えにより得たFCB符号とを併せて方式BのFCB符号とする、ように構成したためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例におけるLP係数符号変換回路の構成を示す図である。
【図3】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例における音声復号回路の構成を示す図である。
【図4】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例における目標信号計算回路の構成を示す図である。
【図5】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例におけるFCB符号生成回路の構成を示す図である。
【図6】本発明に係る符号変換装置の第1の実施例におけるゲイン符号生成回路の構成を示す図である。
【図7】本発明に係る符号変換装置の第2の実施例の構成を示す図である。
【図8】従来の符号変換装置の構成を示す図である。
【図9】ACB符号とACB遅延との対応関係とACB符号の読み替え方法を説明する図である。
【図10】パルス位置符号とパルス位置との対応関係とACB符号の読み替え方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
2 CPU
3 メモリ
4 記録媒体読出装置インタフェース
5 記録媒体読出装置
6 記録媒体
10、31、35、36、37、51、52、53、57、61、74、75、81、82、83、84、85、91、92、93、94 入力端子
20、32、33、34、55、56、62、63、76、77、78、86、95、96 出力端子
1010 符号分離回路
1020 符号多重回路
100、1100 LP係数符号変換回路
110 LP係数復号回路
130 LP係数符号化回路
111 第1のLSPコードブック
131 第2のLSPコードブック
200、1200 ACB符号変換回路
300、1300 FCB符号変換回路
400 ゲイン符号変換回路
1500 音声復号回路
1600 励振信号情報復号回路
1510 ACB復号回路
1520 FCB復号回路
1530 ゲイン復号回路
1540 励振信号計算回路
1570 励振信号記憶回路
1580 合成フィルタ
1110 LSP−LPC変換回路
1120 インパルス応答計算回路
1700 目標信号計算回路
1710 重み付け信号計算回路
1720 ACB信号生成回路
1800 FCB符号生成回路
1810 第2の目標信号計算回路
1820 FCB符号化回路
1400 ゲイン符号生成回路
1410 ゲイン符号化回路
1420 ゲインコードブック
1610 第2の励振信号計算回路
1620 第2の励振信号記憶回路
Claims (7)
- 第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換方法において、
前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成するステップと、
第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号と、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を直接用いて、第2の符号列における固定コードブック情報を求めるステップと、
を含む、ことを特徴とする符号変換方法。 - 前記励振信号の情報に含まれるパルス位置を、前記第2の符号列におけるパルス位置の候補とし、前記パルス位置候補に対して、前記第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化する、ことを特徴とする請求項1に記載の符号変換方法。
- 第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置において、
前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する音声復号回路と、
第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号と、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を直接用いて、第2の符号列における固定コードブック情報を求める固定コードブック符号生成回路と、
を含む、ことを特徴とする符号変換装置。 - 前記励振信号の情報に含まれるパルス位置を、第2の符号列におけるパルス位置の候補とし、前記パルス位置候補に対して、第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化する手段を備えている、ことを特徴とする請求項3に記載の符号変換装置。
- 第1の符号列を、第2の符号列へ変換する符号変換装置を構成するコンピュータに、
(a)前記第1の符号列から第1の線形予測係数と励振信号の情報を得て、前記第1の線形予測係数をもつフィルタを前記励振信号の情報から得られる励振信号で駆動することによって第1の音声信号を生成する処理と、
(b)第2の符号列から得られる情報から生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号と、前記励振信号の情報に含まれる固定コードブック情報を直接用いて、第2の符号列における固定コードブック情報を求める処理と、
を実行させるためのプログラム。 - 請求項5に記載のプログラムにおいて、
前記励振信号の情報に含まれるパルス位置を、第2の符号列におけるパルス位置の候補とし、前記パルス位置候補に対して、第2の符号列から得られる情報により生成される第2の音声信号と前記第1の音声信号との距離を最小化する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラム。 - 請求項5又は6記載のいずれか一に記載の前記プログラムを記録した記録媒体。
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