JP4303824B2 - Manufacturing method of mat - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品管理の利便性を向上させるためにデータキャリア(以下、チップと称する)を取り付けたレンタル用のマット、及びその製造方法、特にチップの取り付け方法に関するものである。なお、チップは、商品管理等に必要なデータを記憶し出力できる小型電子機器である。
【0002】
【従来技術及びその課題】
商品管理の利便性を向上させるためにチップを取り付けたレンタル用のマットは、例えば、特開平6−327542号公報に示されているように、既に公知である。ところで、レンタル用のマットは繰り返し洗濯を行うものであるので、チップの取り付けは洗濯に対する耐久性を十分に考慮しなければならない。この点、上記公報記載の技術では、チップの下方に補強部材を設けることにより耐久性を持たせているが、この方法では、作業性やコスト面の点で不利であった。
【0003】
本発明は、簡単な構成で、チップ取り付け部分に洗濯に対する耐久性を持たせた、レンタル用のマットを提供すること、及びチップを容易に且つ短時間で取りつけてそのようなマットを得ることができる製造方法を提供すること、を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、マット基材を構成する加硫ゴム板部材にデータキャリアが取り付けられたマットの製造方法において、加硫ゴム板部材の裏面に、データキャリアを当接させるとともに、データキャリアを覆って未加硫ゴムシート片更には加硫ゴムシート片を積層する、積層工程と、過酸化物加硫系のゴム配合物からなる未加硫ゴムシート片、及び加硫ゴムシート片を、加硫ゴム板部材の裏面に、加圧加熱処理して接合させる、接合工程と、を備えたことを特徴としている。
なお、本発明において、「加硫」とは、硫黄や過酸化物などを用いて、ゴムポリマーを架橋することを言う。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、加硫ゴム板部材の裏面の、データキャリアを当接させ且つデータキャリアを覆って未加硫ゴムシート片を積層する部分に、粗面処理及び接着剤塗布処理を施す前処理工程を、積層工程の前に備えたものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、積層工程において、加硫ゴムシート片として、過酸化物加硫系のゴム配合物を加硫してなるものを用いたものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、積層工程において、加硫ゴムシート片として、その面積が未加硫ゴムシート片の面積より小さいものを用いたものである。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、積層工程において、加硫ゴムシート片の、未加硫ゴムシート片への当接面に接着剤を塗布したものである。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、データキャリアの周縁に加硫ゴム環部材を設けるエッヂ処理工程を、積層工程の前に備えたものである。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、積層工程において、未加硫ゴムシート片として、可塑剤を含まないゴム配合物を用いたものである。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、加硫ゴム板部材の色と加硫ゴムシート片の色とが異なっているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本実施形態のレンタル用のマットの縦断面部分図である。図において、1はマット基材を構成する加硫ゴム板部材、2は加硫ゴム板部材1の表面に接合されたマット原反である。マット原反2は、パイル21が基布22に植設されて構成されており、更に裏面には形態安定やパイル抜け防止のために適量のラテックス等が塗布されることがある。なお、マット原反2としては、芝状シート、スポンジシート、不織布シート、布状シートなどを用いることもできる。
【0018】
このマットでは、加硫ゴム板部材1の裏面11に、円板状のチップ(データキャリア)3が当接され且つチップ3を覆って第1の加硫ゴムシート片4が接合されており、更に、第1の加硫ゴムシート片4に第2の加硫ゴムシート片5が接合されている。なお、チップ3は、その他の板状、シート状などの種々の形状であってもよい。
【0019】
図2は上記構成のマットの構成部材を示す縦断面部分図である。上記構成のマットは、次のようにして製造する。即ち、まず、図3に示すように、加硫ゴム板部材1を裏返して、加硫ゴム板部材1の裏面11のチップ取り付け箇所12に粗面処理を施す。粗面処理はバフ研磨により行う。なお、加硫ゴム板部材1は、表1に示す組成の硫黄加硫系のゴム配合物を加硫してなるものである。なお、加硫ゴム板部材1としては、表1に示すゴム配合物に限らず、他の種類のゴム配合物や過酸化物加硫系などの他の加硫系のゴム配合物を、加硫してなるものを、用いてもよい。
【0020】
【表1】
【0021】
次に、図4に示すように、取り付け箇所12に接着剤塗布処理を施す。用いる接着剤は、熱硬化型接着剤であり、具体的には表2に示す組成のものである。なお、この接着剤は、塗布の後に常温下で充分に乾燥させる。
【0022】
【表2】
【0023】
一方、チップ3に対してはエッヂ処理を施しておく。即ち、図5に示すように、チップ3に円形の未加硫ゴムシート片61をプレスしながら加熱処理して、図6に示すように、チップ3の周縁に加硫ゴム環部材6を形成する。このとき、未加硫ゴムシート片61は、チップ3の寸法形状に合わせて適宜の寸法形状のものを選択する。加熱処理条件は、具体的には、200℃、60秒間である。なお、加硫ゴム環部材6は、チップ3に適宜の量の未加硫ゴムシート片を重ねてその上からプレスしながら加熱処理することによって、作成してもよい。その場合は、均一な環状部材にならないこともあるが、目的とする環状部材は得られる。加硫ゴム環部材6は、図6及び図6のVII−VII断面図である図7に示すように、テーパ面61を有する断面三角形状に形成されている。なお、未加硫ゴムシート片61としては、未加硫ゴムシート片41と同材料のものを用いる。また、加硫ゴム環部材6は、その厚さがチップ3の厚さと略等しいことが好ましく、更には、上記のようなテーパ面を有する構造であるのが好ましい。
【0024】
次に、接着剤塗布処理に続いて、図8に示すように、取り付け箇所12の略中央に、チップ3を当接させるとともに、チップ3を覆って未加硫ゴムシート片41更には加硫ゴムシート片5を積層する。
【0025】
図8に示す上記積層工程において、チップ3は、テーパ面61とは反対側の面62が取り付け箇所12に当接するよう、当接させる。なお、図3に示す上記粗面処理を、加硫ゴム板部材1に、加硫ゴム環部材6のテーパ面61が収納される程度の深さの凹部が形成されるよう、施しておき、この凹部に、テーパ面61が当接するようチップ3を設置してもよい。また、加硫ゴムシート片5の、未加硫ゴムシート片41に当接する面には、表2に示す熱硬化型接着剤を塗布しておく。未加硫ゴムシート片41は、四角形状であり、チップ3を充分に覆い且つ取り付け箇所12に充分に接合し得る面積を有しており、表3に示す組成の過酸化物加硫系のゴム配合物でできている。このゴム配合物は可塑剤を含んでいない点に特徴がある。なお、未加硫ゴムシート片41を構成するゴム配合物の配合処方は、プレス時の加熱処理条件に合わせて処方すればよい。また、この加熱処理条件としては、プレス時間を短時間にして、充分な接着強度を発現させ且つマット原反2の熱劣化を防止するという観点からは、通常、60〜210℃程度、45秒間〜3分間程度の範囲内で選択するのが好ましい。加硫ゴムシート片5は、四角形状であり、未加硫ゴムシート片41より小さく且つチップ3の上面より少し大きい面積を有しており、表3に示す組成の過酸化物加硫系のゴム配合物を加硫してなるものである。
【0026】
【表3】
【0027】
そして、未加硫ゴムシート片41及び加硫ゴムシート片5を加硫ゴム板部材1の裏面11にプレスしながら加熱処理する。加熱処理条件は、具体的には、200℃、60秒間である。なお、加熱は加硫ゴム板部材1側の面の一方向からのみ行い(マット原反2側からは加熱しないで)プレスしながら加熱処理するのが、マット原反2の熱劣化防止の点で好ましい。これにより、図9に示すように、未加硫ゴムシート片41が加硫されて加硫ゴムシート片4となって裏面11に接合し、更に、加硫ゴムシート片4に加硫ゴムシート片5が接合する。こうして、図1に示す構造のマットが得られる。
【0028】
上記製造方法によれば、次のような作用効果が発揮される。
▲1▼未加硫ゴムシート片41に、更に加硫ゴムシート片5を積層するので、加硫時に未加硫ゴムシート片41のチップ3に面した部分が流れてその厚みが薄くなっても、該部分が加硫ゴムシート片5によって補われる。従って、得られたマットのチップ3を取り付けた部分の耐久性が確保される。
【0029】
▲2▼未加硫ゴムシート片41は、加圧加熱処理によって加硫ゴム板部材1と一体となるので、未加硫ゴムシート片41が加硫されてなる加硫ゴムシート片4は加硫ゴム板部材1に強固に接合され、それ故、チップ3を取り付けた部分の耐久性が確保される。
【0030】
▲3▼チップ取り付け箇所12に、粗面処理及び接着剤塗布処理を施しているので、裏面11に対するチップ3及び加硫ゴムシート片4の接合強度が向上する。
【0031】
▲4▼未加硫ゴムシート片41として、過酸化物加硫系のゴム配合物を用いているので、加硫速度が速く、従って、チップ3の取り付け作業に要する時間が短くなる。
【0032】
▲5▼加硫ゴムシート片5としても、過酸化物加硫系のゴム配合物を加硫してなるものを用いているので、加硫ゴムシート片4と加硫ゴムシート片5との接合強度が向上する。
【0033】
▲6▼加硫ゴムシート片5の面積が未加硫ゴムシート片41より小さいので、加熱処理時における未加硫ゴムシート片41への熱回りが良好となり、従って、この点からも、チップ3の取り付け作業に要する時間が短くなる。
【0034】
▲7▼加硫ゴムシート片5の、未加硫ゴムシート片41に当接する面に熱硬化型接着剤を塗布するので、この点からも、加硫ゴムシート片4と加硫ゴムシート片5との接合強度が向上する。
【0035】
▲8▼チップ3にエッヂ処理を施さない場合には、チップ3によって未加硫ゴムシート片41と加硫ゴム板部材1の裏面11との間に隙間ができるために、チップ3の周縁に、加熱処理時に発生するガスや蒸気が溜まった気泡ができ、該気泡によって、加硫ゴムシート片4と裏面11との接合が阻害される。しかし、本実施形態では、チップ3にエッヂ処理を施してチップ3の周縁に加硫ゴム環部材6を形成するので、未加硫ゴムシート片41と裏面11との間に隙間はできず、従って、加硫ゴムシート片4と裏面11との接合が気泡によって阻害されることはない。
【0036】
▲9▼未加硫ゴムシート片41が、表3に示すように、可塑剤を含んでいないので、加熱処理時に可塑剤の蒸気が発生せず、従って、蒸気に因る気泡によって加硫ゴムシート片4と裏面11との接合が阻害されることはない。
【0037】
(別の実施形態)
実施形態1における構成の内、以下に示す構成(a)〜(f)は、それぞれ必ずしも必須のものではない。
(a) 取り付け箇所12に粗面処理及び接着剤塗布処理を施すこと。
(b) 加硫ゴムシート片5として、過酸化物加硫系のゴム配合物を加硫してなるものを用いること。
(c) 加硫ゴムシート片5の面積を未加硫ゴムシート片41より小さくすること。
(d) 加硫ゴムシート片5の、未加硫ゴムシート片41に当接する面に熱硬化型接着剤を塗布すること。
(e) チップ3にエッヂ処理を施すこと。
(f) 未加硫ゴムシート片41として、可塑剤を含んでいないゴム配合物を用いること。
【0038】
即ち、上記構成(a)に代えて、粗面処理及び接着剤塗布処理を省略してもよい。
また、上記構成(b)に代えて、加硫ゴムシート片5として、例えば、硫黄加硫系のゴム配合物を加硫してなるものを用いてもよい。
また、上記構成(c)に代えて、加硫ゴムシート片5の面積を未加硫ゴムシート片41と同じとしてもよい。
また、上記構成(d)に代えて、熱硬化型接着剤の塗布を省略してもよい。
また、上記構成(e)に代えて、チップ3のエッヂ処理を省略してもよい。
また、上記構成(f)に代えて、未加硫ゴムシート片41として、例えば、表4に示す組成のゴム配合物を用いてもよい。このゴム配合物は可塑剤を含んでいる。この場合において、取り付け箇所12に塗布する熱硬化型接着剤及び加硫ゴムシート片5に塗布する熱硬化型接着剤としては、表5に示す組成のものを用いるのが好ましい。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
更に、加硫ゴムシート片5を、色材を含ませることなどによって、加硫ゴム板部材の色と異なる色に着色したものとしてもよい。これによれば、チップ3の取り付け位置が容易に見出せる。また、このようにすることで、後日にチップ3を交換する場合においても、その作業が容易となる。加硫ゴムシート片5を着色するには、例えば、カーボンブラックの代わりにシリカなどの白色補強剤を用い且つ適宜の色の顔料を配合してなるゴム配合物を加硫して加硫ゴムシート片5を作成すればよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、未加硫ゴムシート片を加硫してなる第1の加ゴムシート片を第2の加硫ゴムシート片により補強できるので、マットのチップ取り付け部分の耐久性を確保できる。
【0047】
また、未加硫ゴムシート片が加硫時に加硫ゴム板部材の裏面と融合一体となるので、第1の加硫ゴムシート片と加硫ゴム板部材の裏面との接合強度を向上でき、従って、この点からも、チップ取り付け部分の耐久性を確保できる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、加硫ゴム板部材の裏面に対するチップ及び第1の加硫ゴムシート片の接合強度を向上できる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、第1の加硫ゴムシート片と第2の加硫ゴムシート片との接合強度を向上できる。
【0050】
請求項4記載の発明によれば、加熱処理時における未加硫ゴムシート片への熱回りを向上でき、従って、この点からも、チップの取り付け作業に要する時間を短くできる。
【0051】
請求項5記載の発明によれば、第1の加硫ゴムシート片と第2の加硫ゴムシート片との接合強度を向上できる。
【0052】
請求項6記載の発明によれば、未加硫ゴムシート片と加硫ゴム板部材の裏面との間に隙間ができるのを防止でき、従って、第1の加硫ゴムシート片と加硫ゴム板部材の裏面との接合が気泡によって阻害されるのを防止できる。
【0053】
請求項7記載の発明によれば、加熱処理時に未加硫ゴムシート片から可塑剤の蒸気が発生するのを防止できるので、蒸気によって接合が阻害されるのを防止できる。
【0054】
請求項8記載の発明によれば、チップの取り付け位置を容易に見出すことができ、また、後日にチップの交換が必要となった場合でもその作業を容易なものにできる、マットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のマットの縦断面部分図である。
【図2】 実施形態1のマットの構成部材を示す縦断面部分図である。
【図3】 実施形態1のマットの製造方法の一工程を示す斜視部分図である。
【図4】 図3の工程に続く工程を示す斜視部分図である。
【図5】 チップにエッヂ処理を施す工程を示す斜視図である。
【図6】 エッヂ処理されたチップを示す斜視図である。
【図7】 図6のVII−VII断面図である。
【図8】 図4の工程に続く工程を示す斜視部分図である。
【図9】 図8の工程に続く工程を示す斜視部分図である。
【符号の説明】
1 加硫ゴム板部材
11 裏面
12 取り付け箇所
3 チップ(データキャリア)
4 (第1の)加硫ゴムシート片
41 未加硫ゴムシート片
5 (第2の)加硫ゴムシート片
6 加硫ゴム環部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rental mat to which a data carrier (hereinafter referred to as a chip) is attached in order to improve the convenience of merchandise management, and a manufacturing method thereof, particularly a chip attachment method. A chip is a small electronic device that can store and output data necessary for merchandise management and the like.
[0002]
[Prior art and its problems]
Rental mats to which chips are attached in order to improve the convenience of merchandise management are already known, for example, as disclosed in JP-A-6-327542. By the way, since the mat for rental repeatedly performs washing, it is necessary to sufficiently consider the durability for washing when attaching the chip. In this regard, in the technique described in the above publication, durability is provided by providing a reinforcing member below the chip, but this method is disadvantageous in terms of workability and cost.
[0003]
The present invention provides a rental mat having a simple structure and having durability for washing at a chip mounting portion, and can obtain such a mat by attaching the chip easily and in a short time. An object of the present invention is to provide a manufacturing method that can be used.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a mat manufacturing method in which a data carrier is attached to a vulcanized rubber plate member constituting a mat base material. An unvulcanized rubber sheet piece and a vulcanized rubber sheet piece comprising a laminating step, a peroxide vulcanized rubber compound, and a non-vulcanized rubber sheet piece and a vulcanized rubber sheet piece laminated on the carrier And a joining step of joining the backside of the vulcanized rubber plate member by pressure and heat treatment.
In the present invention, “vulcanization” refers to crosslinking a rubber polymer using sulfur, peroxide, or the like.
[0010]
The invention according to
[0011]
The invention according to
[0012]
The invention according to
[0013]
The invention according to
[0014]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, an edge processing step of providing a vulcanized rubber ring member around the periphery of the data carrier is provided before the laminating step.
[0015]
The invention according to claim 7 is the invention according to
[0016]
The invention according to claim 8 is the invention according to
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a partial longitudinal sectional view of a rental mat according to the present embodiment. In the figure,
[0018]
In this mat, a disk-shaped chip (data carrier) 3 is brought into contact with the
[0019]
FIG. 2 is a longitudinal sectional partial view showing constituent members of the mat having the above-described configuration. The mat having the above-described configuration is manufactured as follows. That is, first, as shown in FIG. 3, the vulcanized
[0020]
[Table 1]
[0021]
Next, as shown in FIG. 4, an adhesive application process is performed on the
[0022]
[Table 2]
[0023]
On the other hand, the edge process is applied to the
[0024]
Next, following the adhesive application process, as shown in FIG. 8, the
[0025]
In the stacking step shown in FIG. 8, the
[0026]
[Table 3]
[0027]
And it heat-processes, pressing the unvulcanized
[0028]
According to the manufacturing method, the following operational effects are exhibited.
(1) Since the vulcanized
[0029]
(2) Since the unvulcanized
[0030]
(3) Since the rough surface treatment and the adhesive application treatment are performed on the
[0031]
{Circle around (4)} Since the peroxide vulcanized rubber compound is used as the unvulcanized
[0032]
(5) Since the vulcanized
[0033]
(6) Since the area of the vulcanized
[0034]
(7) Since the thermosetting adhesive is applied to the surface of the vulcanized
[0035]
(8) When the
[0036]
(9) Since the unvulcanized
[0037]
(Another embodiment)
Of the configurations in the first embodiment, the following configurations (a) to (f) are not necessarily essential.
(a) A rough surface treatment and an adhesive application treatment are performed on the
(b) The vulcanized
(c) The area of the vulcanized
(d) Applying a thermosetting adhesive to the surface of the vulcanized
(e) Edge processing is performed on the
(f) A rubber compound not containing a plasticizer is used as the unvulcanized
[0038]
That is, instead of the configuration (a), the rough surface treatment and the adhesive application treatment may be omitted.
Further, instead of the configuration (b), for example, a vulcanized
Further, instead of the configuration (c), the area of the vulcanized
Further, instead of the configuration (d), application of a thermosetting adhesive may be omitted.
Further, instead of the configuration (e), the edge processing of the
Further, instead of the configuration (f), as the unvulcanized
[0039]
[Table 4]
[0040]
[Table 5]
[0041]
Further, the vulcanized
[0046]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the first vulcanized sheet piece obtained by vulcanizing the unvulcanized rubber sheet piece can be reinforced by the second vulcanized rubber sheet piece. Can be secured.
[0047]
In addition, since the unvulcanized rubber sheet piece is integrated with the back surface of the vulcanized rubber plate member during vulcanization, the bonding strength between the first vulcanized rubber sheet piece and the back surface of the vulcanized rubber plate member can be improved, Therefore, also from this point, the durability of the chip mounting portion can be secured.
[0048]
According to invention of
[0049]
According to invention of
[0050]
According to the fourth aspect of the present invention, the heat around the unvulcanized rubber sheet piece during the heat treatment can be improved. Therefore, also from this point, the time required for the chip mounting operation can be shortened.
[0051]
According to invention of
[0052]
According to the invention described in
[0053]
According to the seventh aspect of the present invention, since it is possible to prevent the vapor of the plasticizer from being generated from the unvulcanized rubber sheet piece during the heat treatment, it is possible to prevent the bonding from being inhibited by the steam.
[0054]
According to the invention described in claim 8, it is possible to obtain a mat that can easily find the mounting position of the chip and can easily perform the work even if the chip needs to be replaced later. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial longitudinal sectional view of a mat according to a first embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional partial view showing constituent members of the mat according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective partial view showing one step of the method of manufacturing a mat according to the first embodiment.
4 is a perspective partial view showing a step that follows the step of FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a perspective view showing a step of performing edge processing on a chip.
FIG. 6 is a perspective view showing an edge-processed chip.
7 is a cross-sectional view taken along the line VII-VII in FIG.
8 is a perspective partial view showing a step that follows the step of FIG. 4. FIG.
9 is a perspective partial view showing a step that follows the step of FIG. 8. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Vulcanized
4 (first) vulcanized
Claims (8)
加硫ゴム板部材の裏面に、データキャリアを当接させるとともに、データキャリアを覆って未加硫ゴムシート片更には加硫ゴムシート片を積層する、積層工程と、
過酸化物加硫系のゴム配合物からなる未加硫ゴムシート片、及び加硫ゴムシート片を、加硫ゴム板部材の裏面に、加圧加熱処理して接合させる、接合工程と、を備えたことを特徴とするマットの製造方法。In the manufacturing method of the mat in which the data carrier is attached to the vulcanized rubber plate member constituting the mat base material,
A laminating step in which a data carrier is brought into contact with the back surface of the vulcanized rubber plate member and an unvulcanized rubber sheet piece and further a vulcanized rubber sheet piece are laminated so as to cover the data carrier;
A bonding step in which an unvulcanized rubber sheet piece made of a peroxide vulcanized rubber compound and a vulcanized rubber sheet piece are bonded to the back surface of the vulcanized rubber plate member by pressure and heat treatment. A method of manufacturing a mat, comprising:
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