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JP4303108B2 - リニアイオントラップ型質量分析計における空間電荷低減方法 - Google Patents

リニアイオントラップ型質量分析計における空間電荷低減方法 Download PDF

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Description

本発明はイオントラップ型質量分析計に関し、さらに詳しくは、そのような質量分析計における空間電荷効果の制御及び軽減に関する。
特許文献1に説明されるタイプの、従来のイオントラップ型質量分析計は、3つの電極、すなわちリング電極及び一対のエンドキャップ電極を一般に備える。指定された質量対電荷比範囲内のイオンをトラップする3次元電場を確立するために、適切な印加RF及びDC電圧がこれらの電極に印加される。リニア四重極子もイオントラップ型質量分析計として構成することができ、その場合、径方向閉込めが印加RF電圧により行われ、軸方向閉込めがロッドアレイの末端におけるDC障壁により行われる。リニアイオントラップ内にトラップされたイオンの質量選択検出は、特許文献2で教示されるようにイオンの径方向射出によるか、または特許文献3で教示されるようにイオンの軸方向射出により達成することができる。イオンは、特許文献4で教示されるように、フーリエ変換法を用いてその場で検出することもできる。
いずれのイオントラップ型質量分析計の性能も、トラップされたイオンの密度に強く影響される。このイオン密度が増大して特定の限界をこえると、必ず分解能及び質量決定精度が低下する。極端な場合には、質量スペクトルピークが完全にぼやけてしまい、有用な情報がほとんど得られないことがある。したがって、リニアイオントラップ型質量分析計に注入されるイオンの数を、最適な質量分析計性能が得られるように調節できるよう、イオン源から供給されるイオン電流を迅速に決定するための方法の提供が望まれている。
米国特許第2939952号明細書 米国特許第5420425号明細書 米国特許第6177668号明細書 米国特許第4755670号明細書 米国特許第4771172号明細書 米国特許第5572022号明細書
リニアイオントラップ型質量分析計は2次元四重極子型質量分析計またはその他の多重極子装置の変形であり、2次元四重極子、または多重極子によるイオントラッピングが、径方向次元に印加された電場及び装置の末端に印加されたDC障壁により可能になる。そのようなリニアイオントラップは直または曲ロッド型電極で作成できる。続いて、少なくとも、四重極子イオントラップでは、イオン検出が後続する、四重極子からの質量選択射出が可能である。特許文献3は、四重極子の1つがリニアイオントラップ型質量分析計として動作できるように、標準3連四重極子型質量分析計のイオン経路を構成できることを教示している。そのような計測器では、高感度をともなうイオントラップ動作モード及び標準3連四重極子型質量分析計の通常動作モードのいずれの能力も、同じプラットフォーム上で提供され、これが利点である。
本発明の発明者は、標準3連四重極子モード能力とリニアイオントラップモード能力の両者を組み合わせることにより、極めて迅速な空間電荷最小化方法が得られることを見いだした。本発明は、一般に、トラッピングモードと連続通過モードのいずれでも動作できるリニアイオントラップであれば、適用できる。
ここで、本発明の理解を深め、本発明がどのように実施され得るかをより明解に示すため、例として添付図面を参照する。
初めに図1を参照すれば、全体として参照数字10で示されている、通常の3連四重極子型質量分析計装置が示されている。イオン源12,例えば電子スプレーイオン源がカーテンプレート14に向かって方向付けられるイオンを生成する。カーテンプレート14の背後には、既知の態様で、オリフィスを画定するオリフィスプレート16がある。
カーテンプレート14とオリフィスプレート16の間にカーテンチャンバ18が形成され、カーテンガス流が質量分析計の分析区画への不要な中生種の流入を低減する。
オリフィスプレート16に続いて、スキマープレート20がある。オリフィスプレート16とスキマープレート20の間に中間圧チャンバ22が画定され、チャンバ内の圧力は一般に2Torr(約2.7×10Pa)程度である。
イオンはスキマープレート20を通過し、参照数字24で示される、質量分析計の第1のチャンバに入る。イオンの収集及び集束のため、四重極子ロッドセットQ0がこのチャンバ24に設けられている。チャンバ24は残留溶媒をイオン流からさらに抜き取る働きをし、一般に7mTorr(約0.93Pa)の圧力の下で動作する。本チャンバ24は質量分析計の分析区画へのインターフェースを提供する。
第1の四重極子間障壁すなわちレンズIQ1がチャンバ24を主質量分析計チャンバ26から隔て、また、イオンのためのアパーチャを有している。四重極子間障壁IQ1に隣接して、短い“スタッビー”ロッドセット、すなわちブルベーカーレンズ28がある。
前駆体イオンの質量選択のため、第1の質量分解四重極子ロッドセットQ1がチャンバ26に設けられている。ロッドセットQ1に続いて、第2の四重極子ロッドセットQ2を収めている衝突セル30があり、衝突セル30に続いて、第2の質量分析段階を実施するための第3の四重極子ロッドセットQ3がある。
最終すなわち第3の四重極子ロッドセットQ3は主四重極子チャンバ26内に配置され、チャンバ26内で一般に1×10―5Torr(約1.33×10−3Pa)の圧力を受ける。図示されているように、第2の四重極子ロッドセットQ2は衝突セル30を形成する外囲器に収められているから、より高い圧力に保つことができる。既知の態様において、この圧力は検体に依存し、5mTorr(約0.67Pa)とすることができる。四重極子間障壁すなわちレンズIQ2及びIQ3が衝突セル30の外囲器の両端に設けられる。
Q3を出たイオンは出射レンズ32を通過して、検出器34に達する。図1の表現が簡略化されており、装置を完成するために様々な付加要素が備えられるであろうことが、当業者には理解されるであろう。例えば、AC及びDC電圧を装置の様々な要素に配給するために、様々な電源が必要である。さらに、上述した所望のレベルに圧力を維持するために、ポンプ排気装置または機構が必要である。
図示されるように、第1の四重極子ロッドセットQ1にRF及びDC分解電圧を供給するため、電源36が設けられている。同様に、第3の四重極子ロッドセットQ3からイオンを軸方向にスキャンするために、駆動RF及び補助AC電圧をロッドセットQ3に供給する、第2の電源38が設けられている。衝突セル30内を所望の圧力に保つため、参照数字40で示されるように、衝突ガスが衝突セル30に供給されて、RF電源も衝突セル30内のQ2に接続されることになろう。
図1の装置は、アプライド・バイオシステムズ/エム・ディー・エス(Applied Biosystems/MDS)SCIEX API2000−3連四重極子型質量分析計が基になっている。本発明にしたがえば、イオン射出を実施するために補助双極AC電圧(図1には示されていない)を利用する、特許文献3に開示されているように軸方向スキャン及び射出を実施できる機能をもつリニアイオントラップ型質量分析計として作用するように、第3の四重極子ロッドセットQ3が改変される。この計測器は、通常の3連四重極子型質量分析計として動作する能力を維持する。
特許文献3に詳述されている標準的なスキャン機能は、Q3をリニアイオントラップとして動作させる工程を含む。検体イオンはQ3に通され、トラップされ、冷却される。次いで、イオンは質量選択スキャンされ、出射レンズ32を通して検出器34に向けて射出される。イオンは、イオンの径方向永年周波数がロッドセットQ3に印加される双極補助AC信号の周波数に一致したときに、リニアイオントラップの出射口フリンジ電場における径方向及び軸方向イオン運動の結合により射出され、特許文献2で教示されるように、リニアイオントラップの軸に垂直な方向のイオン射出を実施することもできる。トラップされたイオンは、四重極子態様で印加される補助電圧を用いるか、q〜0.907の安定境界を利用することにより、いかなる補助電圧も用いずに、射出することもできる。トラップされたイオンは、特許文献4で教示されるように、その場で検出することもできる。
軸方向射出機能についての通常のタイミング図が図2に示される。初期注入段階において、IQ2及びIQ3におけるDC電圧は、参照数字50及び52で示されるように、低レベルに維持され、同時に出射レンズ32は高DC電圧54に維持される。これにより、イオンはロッドセットQ1及びQ2を通過してQ3に入ることができ、Q3は、イオンのQ3からの脱出を防止するイオントラップとして機能する。この時点では、Q3に印加される駆動RF及び補助AC電圧は、図2に参照数字56及び58で示される低電圧に維持されている。注入期は一般に5〜25ミリ秒(ms)持続する。
注入期に続いて冷却期があり、冷却期の間、イオンがそれ以上通過しないようにIQ2及びIQ3の電圧が参照数字60及び62で示されるレベルまで高められる。出射レンズ32の電圧は電圧54に維持される。したがって、イオンはQ3内に完全にトラップされ、Q3からのいずれの方向への脱出も防止されて、四重極子電場により径方向にも閉じ込められる。四重極子ロッドセットQ3に印加される駆動RF及び補助AC電圧はレベル56及び58に維持される。この冷却期は10〜50ミリ秒持続する。
イオンが冷却されてしまえば、イオンは質量スキャン期においてスキャンされるが、質量スキャン期の間、レンズIQ2及びIQ3にかかる電圧は高遮断電圧レベル60,62に維持され、出射レンズ32は電圧レベル54に維持される。これらの電圧は通常、イオンをトラップしておくに十分である。
しかし、特許文献3によれば、この質量スキャン期の間、四重極子ロッドセットQ3に印加される駆動RF及び補助AC電圧が参照数字64及び66で示されるようにスキャンされる。これにより、イオンは質量選択式にスキャンされ、イオンレンズ32を通して検出器34に向けて射出される。
質量スキャン期終了時に、駆動RF及び補助AC電圧は参照数字68及び70で示されるようにゼロに戻される。同時に、レンズすなわち障壁IQ2及びIQ3に印加されるDC電位が参照数字72及び74で示されるようにゼロまで下げられ、対応して、出射レンズ32にかかる電圧が参照数字76で示されるようにゼロまで下げられる。これには、Q3で形成されるイオントラップを空にする作用がある。
四重極子型リニアイオントラップを含む通常の3次元イオントラップは、主として容積が小さいこと及び動作圧力が比較的高いことにより、空間電荷効果を受けやすい。空間電荷の有害な影響を最小限に抑えるために、トラップされるイオン電流をあらかじめ指定された範囲内に維持するための多くの手法が開発されている。特許文献5に開示されている手法など、これらの手法のほとんどは、3次元イオントラップ内のイオンがイオントラップ自体のイオンの高速質量選択スキャンにより確認される、高速“予備スキャン”に依存している。そのような高速予備スキャンでは完了するに50〜200msが一般に必要である。すなわち、高速予備スキャンにはかなりの長さの時間が必要である。次いで、検出されたイオン信号があらかじめ指定された何らかの限界値と比較され、最適な質量分析計性能が得られるように後続の“分析”スキャンの充填時間が調節される。特許文献6は、イオントラップの前面への分解四重極子型質量分析計の配置による、通常の3次元イオントラップのダイナミックレンジを高める方法を開示している。しかし、適切なイオントラップ充填時間を決定する工程は未だに、トラッピング及び分析スキャンに先立つトラップ内のイオンの高速質量選択スキャンを使用している。本発明の方法はトラップモードではなく、通過モードにおける全イオン経路の測定を通じてイオンビーム強度を決定する手法を提供する。
現行装置のイオン経路により、イオン源から放出される検体イオンの強度を決定するための、はるかに単純でより高速な手法が可能であり、検体イオン強度が決まれば、これを使用してQ3リニアイオントラップの充填時間を調節できる。本明細書に説明される方法は、3連四重極子型計測器10において、イオン源12と検出器34の間のイオン経路に分解RF/DC四重極子Q1が存在し、(Q3で利用できる)イオントラップにイオンをトラップしてイオントラップ自体の質量スキャンを実施する必要なしに、このRF/DC四重極子Q1を通過するイオン電流をイオン検出器34により直接に測定できるという事実を利用するものである。標準3連四重極子型質量分析計のイオン経路から得られるイオン経路は、分解RF/DCモードと完全通過RF限定モードが組み合わされている四重極子による直接通過モードにおけるイオン強度測定に十分適している。一実施形態において、分解Q1質量分析計から検出されるイオン信号は、後続のQ3リニアイオントラップ質量選択スキャンのための充填時間の調節に用いられる特定のm/z比範囲においてイオン源から放出されるイオン束の極めて高速な尺度を得るために、Q3リニアイオントラップがRD限定通過モード、すなわち“イオンパイプ”モードで動作している間に測定される。本手法の利点は、分解されたQ1信号が極めて高速に(10msより短時間で)得られること、及びイオン強度が、後続の質量選択イオントラップスキャンにおいてQ3リニアイオントラップ内に向けられるであろうイオンの数の直接の尺度となることである。
図3は、本発明にしたがう、空間電荷の効果を最小限に抑えるために用いられる一連の質量分析スキャンのタイミング図を示す。第1の工程80は、イオン経路を3連四重極子モードに設定する、すなわち、Q1をRF/DC四重極子通過質量分析計として構成し、Q2及びQ3をともにRF限定四重極子として構成することである。Q1は、3連四重極子型質量分析計で通常なされるように、所望の分解能で測定されるべきイオンのm/z値に設定される。次に、工程82において、イオン検出器におけるイオン数が1msの単測定期間に測定される。次いで、イオン経路がリニアイオントラップ型質量分析計として再構成される。これは、DC及びRF電圧の内のいくつかの再設定しか必要ではないから極めて迅速に(1msより短時間で)なされ得る。工程84において、最前のRF/DC通過動作モードで検出されたイオン数をあらかじめ選ばれた値と比較することにより、Q3リニアイオントラップの最適充填時間が決定される。工程86において、最適イオントラップ充填時間が計算され、工程88において、Q3リニアイオントラップ型質量分析計が構成される。このようにして、Q3にイオンをトラップして質量スキャンを行う必要なしに、最適なQ3リニアイオントラップ充填時間が極めて迅速に決定される。
本発明の方法の実施例をここで説明する。図4は、RF/DC Q1四重極子型質量分析計の分解能をほぼ3amuに設定し、Q2及びQ3をRF限定通過モードで動作させることで得られた、m/z=587で測定されたレニン基質テトラデカペプチドの10ピコモル/マイクロリットルのQ1イオン強度を示す。このm/z値は(M+3H)3+レニン基質イオンに対応する。明解のため、測定時間を10msに選び、約290msの間隔をおいた(このタイミングは利用できる実験装置により定められている)10回のスキャンを示した。数ミリ秒の1回のスキャンで得られる強度で十分であったであろう。検出器において測定されたピークイオン強度は約3.8×10カウント/秒であり、これは10msの測定時間における3.8×10個の検出イオンに相当する。標準的な大きさの四重極子では、Q3リニアイオントラップ型質量分析計に通されるイオン数を10,000個より少なくすると最善の性能が得られることが経験的にわかっている。すなわち、図4の連続イオンビーム強度測定値に基づく適切な充填時間は<2.5msである。
図5A及び5Bは、充填時間をそれぞれ20ms(上側の図、図5A)及び2ms(下側の図、図5B)とした、m/z=587のレニン基質イオンのトラップイオン質量スペクトルを示す。充填時間が長くなると、分解能が低下し、見かけの質量が若干大きい値にシフトしているが、図5Bはより高い分解能を明瞭に示す。これらの差は充填時間を長くしたときの空間電荷効果を示す。しかし、分解されたQ1イオン強度の予備測定により、最適充填時間の迅速な決定が可能になる。
通過モードにおける総イオン電流は、イオン経路を構成する全ての四重極子をRF限定四重極子として動作させることにより測定することができる。総イオン電流測定により、以降の実験におけるQ3リニアイオントラップに対する適切な充填時間の決定に有用な情報を得ることもできる。総イオン電流測定は、ある質量または狭い質量範囲におけるイオン電流に比較して、イオン源からの総イオン電流の決定に有用であり得る。
分解四重極子の上述したようなリニアイオントラップ型質量分析計の前面への配置は必須ではない。Q3リニアイオントラップは通常のRF/DC四重極子型質量分析計としても動作させることができるから、Q3リニアイオントラップ自体を入りイオンビームの適切な強度測定を行うために用いることができる。この実施形態においては、上流の他の四重極子(例えばQ1,Q2)をRF限定通過四重極子として動作させ、イオントラッピングを実施していないRF/DCモードのQ3により、選ばれたm/z比範囲のイオン強度が測定される。タイミングシーケンスは、Q1測定工程80の代わりに短いQ3イオン測定サイクルを入れることを除いて、図3に示されたタイミングシーケンスと同じである。
本方法が、通常のRF/DC四重極子型質量分析計として動作させることができるリニアイオントラップ型質量分析計を含む、3連四重極子型計測器と同様であるが最終四重極子Q3及び検出器の代わりに飛行時間(TOF)型質量分析区画を有するQqTOF型質量分析計など、いかなる質量分析計システムにも適用できることを理解されたい。
質量分析計が複数の様々な素子または区画、例えば3連四重極子型質量分析計の個々の四重極子区画を有する場合には、必ずしも通過モードにある計測器全体をイオン電流に通過させる必要はないことも理解されるであろう。あるタイプの計測器では、計測器を通る経路の途中で、またイオントラップの上流でさえも、イオンを検出することが可能であるかあるいは好ましいことがあり得る。この場合でも、イオントラップで受け取られるであろうイオン電流の正確な尺度が得られるはずである。
通常の3連四重極子型質量分析計の略図である 図1の質量分析計で実行される通常のスキャン機能のタイミング図である 空間電荷効果を最小化するための、本発明にしたがうタイミング図である イオン強度の経時変化を示すグラフである 第1の充填時間に対するトラップイオンスペクトルを示す 第1の充填時間とは異なる第2の充填時間に対するトラップイオンスペクトルを示す
符号の説明
10 3連四重極子型質量分析計
12 イオン源
14 カーテンプレート
16 オリフィスプレート
18 カーテンチャンバ
20 スキマープレート
22 中間圧チャンバ
24 質量分析計第1チャンバ
26 主質量分析計チャンバ
28 ブルベーカーレンズ
30 衝突セル
32 出射レンズ
34 検出器
36,38 電源
40 衝突ガス

Claims (4)

  1. リニアイオントラップを備える質量分析計の充填時間の設定方法において、
    (a) 前記質量分析計を通過モードで動作させる工程、
    (b) 前記質量分析計にイオンを供給する工程、
    (c) イオン電流を決定するために、あらかじめ設定された時間にわたり前記質量分析計の少なくとも一部を通過するイオンを検出する工程、
    (d) 前記イオントラップに対して望ましい最大電荷密度及び前記イオン電流から、前記イオントラップに対する充填時間を決定する工程、
    (e) 前記イオントラップにイオンをトラップするために、前記質量分析計をトラッピングモードで動作させ前記工程(d)で決定された前記充填時間をかけて前記イオントラップを充填する工程、及び
    (f) 前記イオントラップ内にトラップされたイオンから分析スペクトルを得る工程、
    を含む方法であって、
    前記方法が、第1、第2及び第3の四重極子ロッドセットを備える3連四重極子型質量分析計であって、前記第3の四重極子ロッドセットがイオントラップとして構成されているものにおいて実施されるもので、前記工程(a)に対して、前記第1、第2及び第3の四重極子ロッドセットの内の2つを通過モードで動作させる工程、及び、所望の範囲のm/z値を有するイオンを質量選択するために、前記第1,第2及び第3の四重極子ロッドセットの内の残る1つにRF及びDC電圧を印加する工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の四重極子ロッドセットに前記RF及びDC電圧が供給されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 1つより多くの四重極子ロッドセットにRF及びDC電圧が供給されることを特徴とする請求項またはに記載の方法。
  4. 所望のm/z比をもつイオンを質量選択するために、前記RF及びDC電圧を設定する工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
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