JP4395940B2 - 表示装置及び表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像又は文字の表示情報の表示をする表示装置及び表示方法に関し、詳しくは、画像又は文字の表示情報の一部を拡大して表示する機能を備えた表示装置及び表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下パソコンという。)を接続し、その画像をプロジェクタで、スクリーン上に投影することで、多人数を相手にしたプレゼンテーションを行う際、プレゼンテーションを担うプレゼンテーターは、表示した画面の一部の領域を拡大表示させ、視聴者に画像の情報を見やすく表示し、説明することがある。
【0003】
拡大表示をするには、拡大操作に入る前、リモートコントローラ(以下リモコンという。)等が備える機能を使用して画面上に矢印アイコン等を表示させ、所望の拡大領域を選択する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような矢印アイコン等は表示した画面との輝度や色が類似している場合、視聴者はもちろんプレゼンテーターも、その位置を判別しにくいことから、見失ってしまい、拡大操作を行ってもどこを拡大しているのか分からなくなることがある。
【0005】
また、一度、矢印アイコンを見失うと、矢印アイコンの表示、非表示を切り替えるスイッチを再び操作するといった、煩雑さを伴ってしまう。
【0006】
結果として、拡大操作以前に拡大領域の確認をすることが困難となるため、円滑に拡大表示を行えない、といった問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上述したような問題を解決するために案出されたものであり、拡大表示又は縮小表示する際、拡大表示領域と、その他の領域との表示形態の差異を明確にし、視聴者及び操作者が拡大表示領域を拡大操作を行う前に容易に認識できる表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、画像又は文字の表示情報を入力する入力手段と、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を記憶しておく記憶手段と、拡大表示領域を示す内部信号を生成する内部信号生成手段と、上記記憶手段から読み出される画像又は文字の表示情報と上記内部信号生成手段により生成される内部信号を合成して出力する合成手段と、上記入力手段によって入力された上記画像又は文字の表示情報の所望の領域を拡大又は縮小表示する命令を入力する操作入力手段と、上記操作入力手段の命令に応じて、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、その拡大表示領域を示す内部信号を上記内部信号生成手段により生成して、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記内部信号を上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付ける制御を行う制御手段と、上記画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する出力手段とを備え、上記内部信号生成手段は、上記出力手段により画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する表示画面を当該表示画面と相似な形の複数のブロックに分割し、倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域を示す内部信号を生成し、上記制御手段は、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を上記記憶手段から読み出してそのまま上記出力手段を介して出力する初期状態において、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、拡大モードに入り、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記拡大表示領域を示す内部信号とを上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付けた合成信号を上記出力手段を介して出力し、上記拡大モードにおいて、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、上記記憶手段から上記倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域の上記画像又は文字の表示情報を読み出して、上記合成手段により上記内部信号と合成し、その合成信号を上記出力手段を介して出力する制御を行うことを特徴とする。
【0009】
以上のように構成された本発明に係る表示装置は、拡大表示する領域とそれ以外の領域の表示形態に差異を付けることで、2つの領域を視覚的に区別する。
【0010】
また、上述の目的を達成するために、本発明は、画像又は文字の表示情報を入力する入力手段と、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を記憶しておく記憶手段と、拡大表示領域を示す内部信号を生成する内部信号生成手段と、上記記憶手段から読み出される画像又は文字の表示情報と上記内部信号生成手段により生成される内部信号を合成して出力する合成手段と、上記入力手段によって入力された上記画像又は文字の表示情報の所望の領域を拡大又は縮小表示する命令を入力する操作入力手段と、上記操作入力手段の命令に応じて、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、その拡大表示領域を示す内部信号を上記内部信号生成手段により生成して、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記内部信号を上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付ける制御を行う制御手段と、上記画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する出力手段とを備える表示装置における表示方法であって、上記出力手段により画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する表示画面を当該表示画面と相似な形の複数のブロックに分割し、倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域を示す内部信号を生成し、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を上記記憶手段から読み出してそのまま上記出力手段を介して出力する初期状態において、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、拡大モードに入り、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記拡大表示領域を示す内部信号とを上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付けた合成信号を上記出力手段を介して出力し、上記拡大モードにおいて、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、上記記憶手段から上記倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域の上記画像又は文字の表示情報を読み出して、上記合成手段により上記内部信号と合成し、その合成信号を上記出力手段を介して出力することを特徴とする。
【0011】
以上のように構成された本発明に係る表示方法は、拡大表示する領域とそれ以外の領域とに差異を付け2つの領域を視覚的に区別できるよう制御をする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る表示装置及び表示方法の実施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0013】
なお本発明の実施の形態では、表示装置としてパソコン(以下パソコンという。)を接続して、光学的に画像又は文字の表示情報を投影するプロジェクタを用いた場合の一例について説明をする。
【0014】
まず、図1に、プロジェクタの回路構成を説明するブロック図を示す。
【0015】
プロジェクタ1は、信号受光部2と、外部信号入力部3と、記憶部4と、内部信号生成部5と、内部信号・外部信号合成部6と、メインCPU(Central Processing Unit)7と、出力部8とを備えている。
【0016】
信号受光部2は、拡大又は縮小表示領域の選択、移動等の命令を入力しプロジェクタ1を遠隔操作するリモコン(以下リモコンという。)11からの入力信号を受け取りメインCPU7へと伝える。
【0017】
外部信号入力部3は、外部信号として画像又は文字の表示情報を入力するパソコン10とプロジェクタ1とを接続するインターフェースであり、入力された外部信号をメインCPU7の制御により内部信号・外部信号合成部6へと送出する。
【0018】
記憶部4は、情報の随時読み出し、書き込みが可能な、例えばSDRAM(Static Dynamic Random Access Memory)等であり、外部信号入力部3及び内部信号・外部信号合成部6を介し、パソコン10から入力された外部信号が書き込まれる。
【0019】
内部信号生成部5は、メインCPU7の制御によって、拡大表示の際に、内部信号として、矩形状ウインドパターンを示すための矩形信号及び輝度レベル信号又は色制御信号を生成し、内部信号・外部信号合成部6へ送出する。
【0020】
矩形信号は、例えば、表示画面の16分の1の相似図形である矩形状ウインドパターンを生成し、矩形状ウインドパターンの枠内にある外部信号を拡大表示領域として表示させるための信号である。
【0021】
輝度レベル信号は、表示画面上の輝度を調節する信号である。例えば、上述した矩形信号で指定された領域を強調するために輝度を1とし、その他の領域の輝度を2分の1として画像を表示させるための信号である。
【0022】
色制御信号は、出力表示される画像の色の色調を制御するための信号である。例えば、色制御信号は、画像の上述した矩形信号で指定された領域内を、赤色以外の緑及び青色の色調を2分の1とすることで、赤色で強調して表示させるように制御し、その他の領域を青色以外の赤及び緑色の色調を2分の1にして表示させるための信号である。
【0023】
内部信号・外部信号合成部6は、記憶部4に記憶されている外部信号を読み出し、読み出した外部信号と、内部信号生成部6で生成された矩形信号及び輝度レベル信号又は色制御信号とを合成する。合成された外部信号と内部信号は、出力部8へと送出される。
【0024】
また、内部信号・外部信号合成部6は、内部信号の入力がない場合は、パソコン10から入力された外部信号をそのまま出力部8へと送出する。その際、内部信号・外部信号合成部6は、出力部8へと送出した外部信号と同じ信号を記憶部4へ書き込む。
【0025】
メインCPU7は、外部信号入力部3、内部信号生成部5、内部信号・外部信号合成部6を統括的に制御する。
【0026】
出力部8は、内部信号・外部信号合成部6から送出された画像又は文字を光学的に投影する。
【0027】
続いて、図2に示すリモコン11の正面概略図を用いてリモコン11の主機能について説明する。
【0028】
リモコン11は、拡大ボタン12と、縮小ボタン13と、位置選択コントローラ14と、入力信号出力部15とを備えている。
【0029】
拡大ボタン12は、拡大倍率を上げるためのスイッチである。拡大ボタン12は、”+”印が記されており、ボタンを1回押すごとに所定の倍率だけ上がる。選択された拡大表示領域は、例えば、等倍状態から最大倍率16倍まで30step、つまり拡大ボタン12を30回押すことで、到達する。なお、拡大ボタンは、押し続けても拡大倍率は上がっていく。
【0030】
また、拡大ボタン12は、矩形状ウインドパターンの表示、非表示を切り替えるスイッチも兼ねている。初期状態で拡大ボタン12を1回押すと、例えば、画面の16分の1の矩形状ウインドが画面の中心に表示される。
【0031】
縮小ボタン13は、縮小倍率を下げるためのスイッチである。縮小ボタン13は、”−”が記されており、ボタンを1回押すごとに所定の倍率だけ下がる。
【0032】
位置選択コントローラ14は、例えば、十字キー等であり、矩形状ウインドを表示画面上で上下左右に移動させることができ、拡大表示領域の選択をする。例えば、矩形状ウインドパターンの大きさを表示画面の16分の1とし、表示画面を縦、横それぞれ8分割すると、矩形状ウインドパターンの取りうる位置は49通りとなる。
【0033】
また、位置選択コントローラ14は、十字キーの操作により、拡大表示後も拡大表示したまま、拡大表示領域の変更又は縮小表示領域の選択をすることができる。
【0034】
入力信号出力部15は、拡大ボタン12、縮小ボタン13、位置選択コントローラ14等からの入力信号を出力し、プロジェクタ1の信号受光部2へ入力する。
【0035】
なお、リモコン11の拡大ボタン12、縮小ボタン13、位置選択コントローラ14は、プロジェクタ1本体にも同等の機能のコントローラがあり、プロジェクタ1のみでも操作できる。
【0036】
なお、リモコン11は、入力状況を示す表示パネル等を備えていてもよい。例えば、表示パネルは、バックライトを備えたLCD(Liquid Crystal Display)等であり、倍率の情報等を表示し操作者に視覚的に知らせる。
【0037】
次に、図3に示すフローチャートを用いて、拡大表示動作について説明する。
【0038】
なお、ステップへ進む前に、初期状態として、出力部8からは外部信号のみで形成される画像が出力されているとする。例えば、出力部8からは、初期状態として、図4に示すような1〜8までの数字と、A〜Hまでのアルファベットが等間隔且つ同サイズで表示された画像が出力される。
【0039】
なお、表示画面上に記した点線は、矩形状ウインドパターンの移動の説明をするためのものであり、実際の表示画面には表示されない。点線は、表示画面を64のブロックに分割し、ブロックは表示画面と相似な形である。例えば、表示画面のアスペクト比が4対3であるならばブロックも4対3となっている。この点線で囲まれたブロックの最小単位を、矩形状ウインドパターンの縦又は横移動の最小単位とする。
【0040】
まず、ステップS1で、メインCPU7は、リモコン11の拡大ボタン12が押されたかどうかの判断をする。拡大ボタン12が押されると入力信号は入力信号出力部15から送出され、プロジェクタ1の信号受光部2を介し、メインCPU7へと伝わる。信号受光部2からの入力信号を受け取ったメインCPU7は、拡大・縮小モードに入り、ステップS2へ進む。また、拡大ボタン12が押されないと表示画面は初期状態のままであり、例えば、図4で示したようになる。
【0041】
ステップS2で、メインCPU7は、内部信号生成部5を制御して、内部信号である矩形信号と輝度レベル信号を生成する。なお、輝度レベル信号は、色制御信号であってもよい。内部信号・外部信号合成部6は、記憶部4に書き込まれた外部信号である初期状態の画像を読み出し、内部信号と合成する。合成された信号は、出力部8から画像として出力される。
【0042】
出力された画像は、矩形状ウインドパターンが表示画面中央に表示され、表示画面の輝度は、矩形状ウインドパターンで囲まれた領域の輝度を変化させず、その他の領域の輝度を2分の1だけ落とした状態で表示される。
【0043】
例えば、図4に示した初期状態の表示画面は、拡大・縮小モードに入ることで、図5に示すように、表示画面の16分の1の相似図形の矩形状ウインドパターンが表示画面の中央に表示され、矩形状ウインドパターンで示される拡大表示領域以外の輝度は、2分の1に落とされる。これにより、矩形状ウインドパターンで示された拡大表示領域と、それ以外の領域とは明確な区別が可能となる。
【0044】
また、図5のように矩形状ウインドパターンの大きさを表示画面の16分の1の相似図形とすると、拡大表示領域は49通りある。
【0045】
続いて、ステップS3で、メインCPU7は、矩形状ウインドパターンを上下左右のいずれかに移動させるための位置選択コントローラ14の入力がなされたかどうかの判断をする。位置選択コントローラ14で上下左右、いずれかの入力がなされた場合、入力信号は、リモコン11の入力信号出力部15から送出され、プロジェクタ1の信号受光部2を介し、メインCPU7へと伝わり、ステップS4へ進む。位置選択コントローラ14による入力がない場合はステップS5へと進む。
【0046】
ステップS4で、メインCPU7は、入力信号に応じて内部信号生成部5を制御し、内部信号の矩形状ウインドパターンを動かす。例えば、位置選択コントローラ14の右方向入力がなされると、内部信号生成部5は、表示画面上の中央に位置している矩形状ウインドパターンを生成する矩形信号を一旦送るのをやめ、新たに、中央より右の位置に矩形状ウインドパターンが現れるような矩形信号を生成し、内部信号・外部信号合成部6へ送出する。内部信号・外部信号合成部6は、この新しい矩形信号と外部信号とを合成し、出力部8へと送出する。
【0047】
これに伴い、内部信号生成部5は、新たな矩形状ウインドパターンが現れる領域を初期状態と同じ輝度にし、それ以外の領域の輝度が初期状態の輝度の2分の1となるような輝度レベル信号を生成し、内部信号・外部信号合成部6で外部信号と合成させる。
【0048】
したがって、矩形状ウインドパターンを表示画面の中央から移動させても拡大表示領域の輝度は、初期状態と同じであり、その他の領域の輝度は2分の1となったままである。
【0049】
ステップS5で、メインCPU7は、拡大ボタン12が押されたかどうかの判断をする。拡大ボタン12が押されない場合はステップS6へと進む。拡大ボタン12が押された場合、拡大ボタン12から入力された入力信号は、リモコン11の入力信号出力部15から送出され、プロジェクタ1の信号受光部2を介し、メインCPU7へと伝わり、ステップS7へと進む。
【0050】
ステップS6で、メインCPU7は、縮小ボタン13が押されたかどうかの判断をする。縮小ボタン13が押された場合、縮小ボタン13から入力された入力信号は、リモコン11の入力信号出力部15から送出され、プロジェクタ1の信号受光部2を介し、メインCPU7へと伝わり、ステップS8へと進む。縮小ボタン13が押されない場合はステップS3へと戻る。
【0051】
なお、最小縮小倍率は、初期状態で表示した倍率であるため表示画面が拡大表示されていない場合は、必ず、ステップS3へと進む。つまり、表示画面が初期状態と同じ倍率の際に、縮小ボタン13を押してもステップS8へは進まず、縮小表示はなされない。
【0052】
また、矩形状ウインドパターンを所望の位置に移動させる場合は、ステップS3で位置選択コントローラ14が押され、ステップS4でステップS3の入力に応じて、矩形状ウインドパターンが移動させられ、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押されずステップS3へ戻る、というループを繰り返せばよい。
【0053】
例えば、図6に示すように表示画面左上の端に矩形状ウインドパターンを移動させるには、ステップS3で位置選択コントローラ14から上方向への入力がなされ、ステップS4で矩形状ウインドパターンが上へ1ブロック移動させられ、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押されずステップS3へ戻る、というループを3回繰り返し、続けて、ステップS3で位置選択コントローラ14から左方向への入力がなされ、ステップS4で矩形状ウインドパターンが左へ1ブロック移動させられ、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押されずステップS3へ戻る、というループを3回繰り返せばよい。
【0054】
ステップS7で、メインCPU7は、内部信号・外部信号合成部6を制御して、記憶部4から選択した拡大表示領域に該当する外部信号を読み出し、拡大ボタン12が1回押されることで得られる倍率の信号に変換する。変換された信号は、出力部8へと送出される。このとき、表示画面は、初期状態の輝度で、拡大表示された領域のみが表示される。
【0055】
また、所望の拡大倍率で拡大表示領域を表示させるためには、ステップS7からステップS3へと戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14による入力がなされず、ステップS5で拡大ボタン12が押され、ステップS7で拡大表示しステップS3へ戻る、というループを繰り返せばよい。
【0056】
例えば、図7に示すように図6で示した拡大表示領域を4倍に拡大させるには、ステップS4終了後、ステップS5で拡大ボタン12が押され、ステップS7で拡大表示をしステップS3へ戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14による入力がなされずステップS5へ進む、というループを4倍の倍率になるまで繰り返せばよい。
【0057】
さらに、例えば、図8に示すように図6で示した拡大表示領域を16倍に拡大させるには、4倍に拡大したときと同様に、ステップS4終了後、ステップS5で拡大ボタン12が押され、ステップS7で拡大表示をしステップS3へ戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14による入力がなされずステップS5へ進む、というループを16倍の倍率になるまで繰り返せばよい。
【0058】
また、矩形状ウインドパターンの大きさを表示画面の16分の1の相似図形とすると最大倍率は16倍なので、図8に示すように、図6で矩形状ウインドパターンが示す拡大表示領域が表示画面全体に表示される。
【0059】
図7、図8で示したように拡大ボタン12によって拡大表示領域を拡大させると、表示画面中に輝度の明暗はなくなり、表示画面は初期状態と同じ輝度となる。
【0060】
また、図9に示すように拡大表示領域を拡大したまま移動をさせるには、例えば、図8に示したように16倍に拡大表示してから、つまりステップS7から、ステップS3へと戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14の右方向の入力がなされ、ステップS4で表示画面を右へ1ブロック移動させ、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押されずステップS3へ戻る、というループを3回繰り返せばよく、拡大表示画面は、点線で囲んだ最小ブロック3つ分だけ移動させられる。
【0061】
ステップS8で、メインCPU7は、内部信号・外部信号合成部6を制御して、記憶部4から選択した表示領域に該当する外部信号を読み出し、縮小ボタン13が1回押されることで得られる倍率の信号に変換する。変換された信号は出力部8へと送出され、ステップS9へと進む。
【0062】
ステップS9で、表示画面が初期状態と同じ倍率であるかどうかの判断をする。表示画面が初期状態と同じ倍率である場合は拡大・縮小モードは解除され終了する。表示画面が初期状態と同じ倍率でない場合は、ステップS3へと戻る。
【0063】
また、所望の倍率まで表示画面を縮小させるためには、ステップS9で表示画面が初期状態と同じ倍率ではないと判断しステップS3へと戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14の入力がなされずステップS5へ進み、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押され、ステップS8で縮小表示する、というループを繰り返すとよい。
【0064】
例えば、図10に示すように拡大表示領域を16倍から4倍へ縮小させるには、図9に示す表示画面をステップS9で初期状態と同じ倍率かどうかの判断をしステップS3へと戻り、ステップS3で位置選択コントローラ14の入力がなされず、ステップS5で拡大ボタン12が押されず、ステップS6で縮小ボタン13が押され、ステップS8で縮小表示をする、というループを4倍になるまで繰り返すとよい。
【0065】
図9と、図10に示す表示画面は、位置選択コントローラ14の上方向のキーが3回押されることで、矩形状ウインドパターンを表示画面中央から3ブロック上に移動させ、拡大ボタン12がそれぞれ16倍、4倍になるまで押され、それに応じて拡大表示したのと同じである。
【0066】
以上より、表示画面の16分の1の大きさの矩形状ウインドパターンで選択される拡大表示領域とそれ以外の領域との輝度に差異を付け、拡大表示領域をあらかじめ視覚的に示すことで、4倍、16倍と拡大倍率を上げても拡大表示領域を見失うことがなくなる。
【0067】
なお、出力部8は、画像又は文字を光学的に投影するものに限らず、プラズマディスプレイパネル、液晶ディスプレイパネル、発光ダイオードをマトリクス上に配列した大型ディスプレイパネル等であってもよい。
【0068】
さらに、本発明は、プレゼンテーションでの使用に限らず、低い画素数でしか表示することができない表示装置で、画素数の高い画像を表示する際にも適用可能である。例えば、画素数が1024×768の画像を、最大表示画素数が500×500のパーソナルユース目的とする表示装置に入力した場合、画像全体は1024×768から500×500へ画素数が間引かれて表示されるが、拡大表示機能を用いることで拡大表示領域を1024×768の画素数で表示させることができる。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の表示装置は、拡大表示する領域とそれ以外の領域の表示形態に差異を付けることで、2つの領域を視覚的に区別し、視聴者及び操作者が拡大表示領域を容易に認識することを可能とする。
【0070】
また本発明の表示方法は、拡大表示する領域とそれ以外の領域とに差異を付け2つの領域を視覚的に区別できるよう制御をすることで、視聴者及び操作者が拡大表示領域を容易に認識することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す表示装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】同表示装置を操作するリモコンについて説明するための正面概略図である。
【図3】同表示装置において、表示画面を拡大する際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】同表示装置において、外部信号のみが出力部から出力された初期状態の表示画面の一例を示す図である。
【図5】同表示装置において、拡大表示領域を表す矩形状ウインドパターンを表示した際の表示画面の一例を示す図である。
【図6】同表示装置において、矩形状ウインドパターンをリモコンの位置選択コントローラによって移動させた際の表示画面の一例を示す図である。
【図7】同表示装置において、拡大表示領域を4倍に拡大した際の表示画面の一例を示す図である。
【図8】同表示装置において、拡大表示領域を16倍に拡大した際の表示画面の一例を示す図である。
【図9】同表示装置において、拡大表示領域を16倍に拡大したまま移動した際の表示画面の一例を示す図である。
【図10】同表示装置において、拡大表示領域を16倍から4倍へ縮小した際の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ、2 信号受光部、3 外部信号入力部、4 記憶部、5 内部信号生成部、6 内部信号・外部信号合成部、7 メインCPU、8 出力部
Claims (6)
- 画像又は文字の表示情報を入力する入力手段と、
上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を記憶しておく記憶手段と、
拡大表示領域を示す内部信号を生成する内部信号生成手段と、
上記記憶手段から読み出される画像又は文字の表示情報と上記内部信号生成手段により生成される内部信号を合成して出力する合成手段と、
上記入力手段によって入力された上記画像又は文字の表示情報の所望の領域を拡大又は縮小表示する命令を入力する操作入力手段と、
上記操作入力手段の命令に応じて、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、その拡大表示領域を示す内部信号を上記内部信号生成手段により生成して、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記内部信号を上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付ける制御を行う制御手段と、
上記画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する出力手段と、
を備え、
上記内部信号生成手段は、上記出力手段により画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する表示画面を当該表示画面と相似な形の複数のブロックに分割し、倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域を示す内部信号を生成し、
上記制御手段は、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を上記記憶手段から読み出してそのまま上記出力手段を介して出力する初期状態において、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、拡大モードに入り、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記拡大表示領域を示す内部信号とを上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付けた合成信号を上記出力手段を介して出力し、上記拡大モードにおいて、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、上記記憶手段から上記倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域の上記画像又は文字の表示情報を読み出して、上記合成手段により上記内部信号と合成し、その合成信号を上記出力手段を介して出力する制御を行う表示装置。 - 上記制御手段は、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態を輝度によって差異を付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 上記制御手段は、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態を色によって差異を付けることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 画像又は文字の表示情報を入力する入力手段と、上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を記憶しておく記憶手段と、拡大表示領域を示す内部信号を生成する内部信号生成手段と、上記記憶手段から読み出される画像又は文字の表示情報と上記内部信号生成手段により生成される内部信号を合成して出力する合成手段と、上記入力手段によって入力された上記画像又は文字の表示情報の所望の領域を拡大又は縮小表示する命令を入力する操作入力手段と、上記操作入力手段の命令に応じて、上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、その拡大表示領域を示す内部信号を上記内部信号生成手段により生成して、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記内部信号を上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付ける制御を行う制御手段と、上記画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する出力手段とを備える表示装置における表示方法であって、
上記出力手段により画像又は文字の表示情報を光学的に投影して出力する表示画面を当該表示画面と相似な形の複数のブロックに分割し、倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域を示す内部信号を生成し、
上記入力手段により入力された画像又は文字の表示情報を上記記憶手段から読み出してそのまま上記出力手段を介して出力する初期状態において、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、拡大モードに入り、上記記憶手段から読み出される上記画像又は文字の表示情報と上記拡大表示領域を示す内部信号とを上記合成手段により合成して、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態に差異を付けた合成信号を上記出力手段を介して出力し、
上記拡大モードにおいて、上記操作入力手段による拡大表示命令を受け付けると、上記記憶手段から上記倍率に応じた数のブロックに対応する拡大表示領域の上記画像又は文字の表示情報を読み出して、上記合成手段により上記内部信号と合成し、その合成信号を上記出力手段を介して出力する表示方法。 - 上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態を輝度によって差異を付けることを特徴とする請求項4記載の表示方法。
- 上記画像又は文字の表示情報を拡大表示する際、上記拡大表示領域と、それ以外の領域との表示形態を色によって差異を付けることを特徴とする請求項4記載の表示方法。
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