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JP4395725B2 - 光記録再生装置及び方法 - Google Patents

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JP4395725B2 JP2004042249A JP2004042249A JP4395725B2 JP 4395725 B2 JP4395725 B2 JP 4395725B2 JP 2004042249 A JP2004042249 A JP 2004042249A JP 2004042249 A JP2004042249 A JP 2004042249A JP 4395725 B2 JP4395725 B2 JP 4395725B2
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Description

本発明は、レーザ光の照射により情報を3次元的に記録する光記録媒体に、情報を記録するのに好適なフォーカス及びトラッキング制御方法並びにこれら方法を用いた光記録再生装置及び方法に関する。
近年、動画、静止画などをデジタル化して記録する技術の発展に伴い、大容量のデータが取り扱われるようになり、光ディスクなど光記録媒体の大容量化がなされてきたが、さらなる大容量化を促進する趨勢にある。この光記録媒体の大容量化の手法として面密度の向上と、光記録媒体を多層にする手法がよく知られている。
面密度向上は、記録又は再生に用いるレーザ光の波長を短くすることと、レーザ光を集光する対物レンズのNA(Numerical Aperture)を大きくし、集光スポットのサイズを小さくすることで実現できる。一方、光記録媒体の多層化は、反射膜や記録膜を成膜したシートを、偏心や折れ曲がりを避けながら2層以上積み重ねた構造とすることで実現され、複数の層に情報を記録再生できるようにして大容量化を図るものである(例えば特許文献1参照)。
特開2003−242677号公報 (第3−4頁、第1図)
しかしながら、従来の面密度の向上においては、使用レーザ光の短波長化と対物レンズの高NA化が限界に近いところまできており、これ以上面密度を上げることは困難になって来ている。また、記録面を多層に積み重ねて記録媒体を作製するには多大な手間とコストがかかってしまい、光記録媒体の単価が高くなってしまうという問題がある。そこで、安価で且つ容易に製造でき、さらに記録再生する上で使い勝手の良い大容量の記録媒体の開発が要請されると共に、この記録媒体に情報を記録再生することができる光記録再生装置も必要とされている。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、構造を複雑にすること無く記録媒体の大容量化を図った光記録媒体に、信号を記録するためのフォーカス及びトラッキング制御方法、このフォーカス及びトラッキング制御方法を用いた光記録再生装置及び方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録し、また、前記3次元的に記録された信号を再生する光記録再生装置であって、第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調する変調手段と、前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるフォーカス制御手段と、前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得る再生信号取得手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明において、前記焦点位置情報取得手段は、前記アドレス情報に従って、前記第1のレーザ光の焦点位置を変化させることを特徴とする。
また、本発明において、 前記光記録媒体の記録層に同心円状に一定半径を維持しながら回転するにつれて厚さ方向に移動していくようなコイル状に記録する場合に、前記焦点位置情報取得手段は、前記記録層の厚さをt、厚み方向記録階層数をn、目標とする記録階層をm、前記2次元的な位置を示す角度θ及び半径rからなるアドレスに記録するとした場合、厚み方向ピッチDP=t/n、オフセット量OFS=DP×(θ/360度)を求め、前記第1のレーザ光の焦点を合わせる前記記録層内の目標厚みdをd=m×DP+OFSとすることを特徴とする。
また、本発明において、前記トラッキング制御手段は、前記記録層の回転中心軸から同一半径にある記録信号の前記記録層の厚み方向の配列数が所定数になると、前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記回転中心軸からの半径を変化させることを特徴とする。
また、本発明において、前記第1、第2のレーザ光の波長が異なることを特徴する。
また、本発明は、第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に3次元的に記録された信号を再生する光再生装置であって、第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に前記第1のレーザ光の焦点を合わせるフォーカス制御手段と、前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得る再生信号取得手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明は、第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録する光記録装置であって、第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調する変調手段と、前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるフォーカス制御手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明は、第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録し、また、前記3次元的に記録された信号を再生する光記録再生方法であって、第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するステップと、
前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得するステップと、前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得するステップと、前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求めるステップと、前記取得されたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うステップと、前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調するステップと、前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記求められた焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるステップと、前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得るステップと、を具備することを特徴とする。
このように本発明では、光記録媒体の記録層に厚みを持たせ、更に、この記録層を挟んで第1、第2の基準面を設け、これら第1、第2の基準面に例えば波長が異なる第1、第2のレーザ光を照射して得た情報により、第1のレーザ光の焦点を前記記録層内の厚み方向の所定の位置に合わせるフォーカス制御及び前記焦点を前記記録層内の半径方向の所定の位置に合わせるトラッキング制御を行って、記録情報で変調された前記第1のレーザ光により前記記録層内を3次元的に走査して前記記録情報を記録することによって、また、第2のレーザ光の焦点を同様に前記記録層内の厚み方向の所定の位置に合わせるフォーカス制御及び前記焦点を前記記録層内の半径方向の所定の位置に合わせるトラッキング制御を行うと共に、前記記録層内に3次元的に記録された信号記録列に前記第1のレーザ光の焦点を合わせて走査し、それにより得られた反射光より前記記録情報を再生することによって、厚みのある記録層に3次元的な広がりで大容量の情報を記録再生することができる。しかも、光記録媒体の記録層は単層で構成され、更にこの記録層の両面に光の反射率が異なる第1、第2の基準面を形成した単純な構成のため、大容量の記録を可能とする光記録媒体の製造コストを安価にすることができる。
本発明によれば、フォーカス及びトラッキング情報を得るための基準面の間に厚みのある記録層を配置した光記録媒体の前記記録層に3次元的に情報を記録再生することにより、構造を複雑にすること無く記録媒体の大容量化を容易に図ることができる。
また、フォーカス及びトラッキング情報は基準面から得るため、記録層が厚み方向に一体化した単層でよく、それ故、製造に際して積み重ね工程がなく、複数層間の相互偏心調整なども当然必要がないため、光記録媒体の製造を容易且つ安価に行うことができる。
構造を複雑にすること無く記録密度の大容量化を図る目的を、光記録媒体を両面に基準面を形成した記録層により構成し且つ、第1、第2のレーザ光を発生し、前記第2のレーザ光で前記両基準面を走査して取得した情報により前記第1のレーザ光の前記記録層内の3次元的なフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことで、情報を前記光記録層内に3次元的な広がりを持って記録することによって実現した。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光記録媒体の構成を示した断面図である。光記録媒体50は、1mm程度の厚みのある円盤形状をしており、基板1内に厚みのある記録層2が形成され、この記録層2の底面にフォーカス用基準面兼記録ピッチ決定用基準面(Al反射膜)3が形成され、記録層2の上面に深さ方向制御用基準面4として誘電体薄膜による反射面が形成されている。記録層2内の符号60で示した部分が記録信号列である。
なお、記録層2はレーザ光などの照射により光物性が変化し、この変化により再生光が変調される特性を有するものであり、例えば、レーザ光照射によって内部電場が生じて屈折率が変化するフォトリフラクティブ媒体や、光照射によって分子間または分子内に反応が生じて屈折率が変化するフォトポリマー媒体がある。また、信号を記録する記録層2では、記録又は再生に用いるレーザ光の波長に対する吸収が相変化記録膜より小さいものとする。
次に上記した光記録媒体50の信号記録形態について説明する。信号は図2(A)の斜視図に示すように、光記録媒体50の記録層2に同心円状に一定半径を維持しながら回転するにつれて厚さ方向に移動していくような記録信号配列60、即ちコイル状に記録される。このコイル状に配列された信号は、図2(B)の平面図に示すように、一定の半径間隔を持って同心円状に配置されることで、記録層2の内部に3次元的な広がりをもって信号が記録される。
本実施の形態によれば、光記録媒体50に厚みのある記録層2を形成し、この記録層2に3次元的に信号を記録することにより、その記録容量を飛躍的に増大させることができる。また、光記録媒体50の記録層2は単一の記録層で、その上下の面に基準面4、3を形成した簡単な構造で且つ材料もフォトポリマー媒体などの安価なものを使用できるため、その製造コストを低価格にすることができる。
また、多層の膜構造では記録層が各層に分かれることにより、レーザ光の厚み方向の減衰が大きくなるが。単層の記録層2ではその減衰を小さく抑えることが出来、レーザ光の強度調整などを簡単化することができる。更に、記録信号を再生する際に、記録層2内に多層スパイラル状に記録信号列を配置した場合では各層の切り替わり時に最外周から層内周へのピックアップのジャンプが生じるが、多重のコイル状に記録信号列を配置した場合にはピックアップが大きく移動することがなく、ピックアップの機械的な移動制御を容易且つ精度の高いものとすることができる。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る光記録媒体の記録再生装置の構成を示した構成図である。光記録媒体の記録再生装置は、記録再生用の光学系とサーボ用の光学系と制御系から構成されている。
記録再生用の光学系は、405nmのレーザダイオード(LD)11、1/2波長板 (HWP)12、偏光ビームスプリッタ(PBS)13、1/4波長板(QWP)14、球面収差補正レンズ15、エキスパンダ−レンズ16、17、集光レンズ18、シリンドリカルレンズ19を有して構成されている。
サーボ用の光学系は、690nmのレーザダイオード(LD)20、回折格子21、1/2波長板(HWP)22、偏光ビ−ムスプリッタ(PBS)23、1/4波長板(QWP)24、エキスパンダ−レンズ25、26、ダイクロイックミラ−27、球面収差補正レンズ28、対物レンズ29、集光レンズ30、シリンドリカルレンズ31を有して構成されている。なお、ダイクロイックミラ−27、球面収差補正レンズ28、対物レンズ29は記録再生用の光学系と兼用される部分である。
制御系は、フォトダイオード(PD)32、信号演算処理部33、フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34、アクチュエーター駆動回路35、回転数設定・半径設定部36、対物レンズ用アクチュエーター38、光記録媒体50を載せるRθステージ39、フォトダイオード(PD)40、信号演算処理部41、フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42、アクチュエーター駆動回路43、エキスパンダーレンズ用アクチュエーター44を有して成る。
次に本実施の形態の動作について図5に示したフローチャートを参照して説明する。まず、光記録媒体50に対して3次元的な信号記録再生を行う場合、信号を記録再生する場合のフォーカス制御やトラッキング制御をどのように行うかが問題になるが、本実施の形態の場合、光記録媒体50の記録層2を挟んで基準面3、4を設けることにより、これを解決している。以下、3次元的な信号記録再生においてフォーカス制御及びトラッキング制御をどのように行うかを説明するが、光記録媒体50に信号を3次元的に記録する場合も、或いは3次元的に記録されている信号を再生する場合も制御の仕方は共通である。
まず、レーザダイオード20から波長690nmのレーザ光100を出射し、このレーザ光を回折格子21、1/2波長板22、偏光ビームスプリッタ23、1/4波長板24、エキスパンダーレンズ25、26、ダイクロイックミラー27、球面収差補正レンズ28、対物レンズ29を介して光記録媒体50の基準面3にフォーカスするように照射する。
基準面3で反射されたレーザ反射光は対物レンズ29、球面収差補正レンズ28、ダイクロイックミラー27、エキスパンダーレンズ26、25、1/4波長板24、偏光ビームスプリッタ23に入射され、ここで、進路を90度変更され、集光レンズ30、シリンドリカルレンズ31を介してフォトダイオード32に集光される。その際、回転数設定・半径設定部36はRθステージ39をデフォルト値で回転させるものとする。
フォトダイオード32の受光面は、図4(A)に示すようにメインスポット用の受光領域A,B,C,Dとサブスポット用の受光領域E,Fを有し、これら受光領域で光電変換されたA〜F信号が信号処理部33に入力される。信号処理部33は、フォーカスエラー信号FE=(A+C)−(B+D)の演算と、引き込み信号Pull−in=A+B+C+Dの演算と、トラッキングエラー信号TR=E−Fの演算を行って、フォーカスエラー信号FEと引き込み信号Pull−in及びトラッキング信号TRを算出し、これら信号をフォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34に送る。
フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34は、入力されたフォーカス信号FE、引き込み信号Pull−in、トラッキング信号TRより、レーザ光100の基準面3に対するフォーカス判定と、基準面3に形成されているグルーブ形状よりトラッキング判定及びアドレスの認識を行って、フォーカス判定結果、引き込み信号Pull−in及びトラッキング信号TRをアクチュエーター駆動回路35に出力する。
アクチュエーター駆動回路35はフォーカス判定でフォーカスにずれがある場合はこのずれが解消されるように対物レンズ用アクチュエーター38を制御してレーザ光100のフォーカスを光記録媒体50の基準面3に合わせる。引き込み信号Pull−inはフォーカスを合わせる際のサーボ引き込み動作に用いられる。上記動作を繰り返すことによりレーザ光100で基準面3をサーチし、その結果レーザ光100のフォーカスが基準面3に合うと、アクチュエーター駆動回路35は対物レンズ用アクチュエーター38を基準面3の面揺らぎに追従駆動させてフォーカスをロックする(ステップS1)。
なお、フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34に、基板1の表面と基準面(深さ約l00um)4と基準面(深さ約lmm)3を識別させるために、基準面4の反射率(約4%)に対して基準面3の反射率(約50%)を大きくしている。また、対物レンズ29の駆動時には集光深さに伴う球面収差も同時に補正されるようにしている。
次にレーザダイオード11から波長405nmのレーザ光200を出射し、このレーザ光を、1/2波長板12、偏光ビームスプリッタ13、1/4波長板14、球面収差補正レンズ15、エキスパンダーレンズ16、17、ダイクロイックミラー27、球面収差補正レンズ28、対物レンズ29を介して光記録媒体50の基準面3にフォーカスするように照射する。
基準面3で反射されたレーザ反射光は対物レンズ29、球面収差補正レンズ28、ダイクロイックミラー27に入射され、ここで進路を90度変更されて、エキスパンダーレンズ17、16、球面収差補正レンズ15、1/4波長板14、偏光ビームスプリッタ13に入射され、ここで進路を90度変更されて、集光レンズ18、球面収差補正レンズ15を介してフォトダイオード40に集光される。
フォトダイオード40の受光面は、図4(B)に示すようにメインスポット用の受光領域A,B,C,Dを有し、これら受光領域で光電変換されたA〜D信号が信号処理部41に出力される。信号処理部41はフォーカスエラー信号FE=(A+C)−(B+D)の演算と、引き込み信号Pull−in=A+B+C+Dの演算と、再生信号RF=A+B+C+Dの演算を行い、フォーカスエラー信号FEと引き込み信号をフォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42に送る。フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42は、フォーカス判定結果及び引き込み信号Pull−inをアクチュエーター駆動回路43に出力する。
アクチュエーター駆動回路43はフォーカス判定でフォーカスにずれがある場合にこのずれが解消されるようにエキスパンダーレンズ用アクチュエーター44を制御してレーザ光200のフォーカスを光記録媒体50の基準面3に合わせる。この時、引き込み信号Pull−inはフォーカスを合わせる際のサーボ引き込み動作に用いられる。上記動作を繰り返すことによりレーザ光200で基準面3をサーチし、その結果レーザ光200のフォーカスが基準面3に合うと、アクチュエーター駆動回路43はエキスパンダーレンズ用アクチュエーター44をロックする。この時、フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42は、フォーカスロックされた位置でのフォーカスロック検出電圧2を記憶する(ステップS2)。
なお、フォーカスロック検出電圧2はフォーカスエラー信号FEを検出全光量信号で規格化して求める。エキスパンダーレンズ16の駆動時には記録深さに伴う球面収差も同時に補正し、基準面3の深さに変動がある場合でも球面収差が所定内に収まるようにする。
レーザダイオード11から出射された波長405nmのレーザ光200を上記と同一の光学系を介して光記録媒体50の基準面4にフォーカスするように照射し、基準面4からの反射レーザ光をフォトダイオード40で受光し、受光信号を信号演算処理部41に入力する。信号演算処理部41は上記と同様にフォーカスエラー信号FEと引き込み信号Pull−inを算出して、フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42に入力するため、アクチュエーター駆動回路43はレーザ光200のフォーカスを光記録媒体50の基準面4に合わせて、フォーカスロックする。この時、フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42はフォーカスロックされた位置でのフォーカスロック検出電圧1を記憶する(ステップS3)。
なお、フォーカスロック検出電圧1はフォーカスエラー信号FEを検出全光量信号で規格化して求める。エキスパンダーレンズ16の駆動時には記録深さに伴う球面収差も同時に補正し、基準面4の深さに変動がある場合でも球面収差が所定内に収まるようにする。
ところで、アクチュエーター駆動回路35は、フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34から入力されるトラッキング信号TRがゼロになるように、アクチュエーター38を駆動して対物レンズ29を光記録媒体50の半径方向に移動して基準面3内のトラック案内パターン(アドレスウォブル入りグルーブ又はアドレスビット列)にレーザ光100がトラッキングするように制御する(ステップS4)。
フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34は回転数設定・半径設定部36に回転数を設定する。これにより、回転数設定・半径設定部36はRθステージ39を所定の回転数で回転させる。その際、フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34は引き込み信号PuIl−inからアドレス(角度θと半径rの情報)を読み取り、この読み取ったアドレスが所定のアドレスとなるようにRθステージ39を半径方向に移動させて光記録媒体50を移動させる(ステップS5)。また、読み取った半径rに応じてRθステージ39の回転数を制御することにより、例えば線速度一定で光記録媒体50をレーザ光100(または200)により走査することができる。
フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42は、フォーカスロック検出電圧1と検出電圧2の差よる記録層2の厚さtを求める。その際、深さ方向記録階層数をn、目標とする記録階層をm(=0〜n−1)として、深さ方向ピッチDP=t/nとオフセット量OFS=DP×(θ/360°)を求め、目標とする記録層2の深さd=m×DP+OFSを決定する(ステップS6)。なお、mはフォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34が読み取った同一アドレスの繰り返し数(光記録媒体50の記録層への記録が1回転で行われる場合は回転数に同じ)であり、これはフォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部34からフォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42に知らされる。
次に、フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部42は、アクチュエーター駆動回路43を介してエキスパンダーレンズ16を駆動制御することにより、レーザダイオード11から出射されるレーザ光200の焦点を深さdに合わせる(ステップS7)。
上記のステップS1からS7までの動作により、レーザダイオード20から出射されるレーザ光100を基準面3にフォーカスさせ且つ、基準面3に形成されているグルーブまたはアドレスピットをレーザ光100の焦点が走査するようにトラッキング制御を行うため、光軸が同一のレーザダイオード11から出射されるレーザ光200の焦点は、光記録媒体50の記録層2内の上記したグルーブまたはアドレスピットの真上で且つ上記深さdで示される位置を走査することになる。
ここで、光記録媒体50に対して信号を記録・再生する場合の光ピックアップ(図1で説明した制御系を除いた部分)のフォーカス及びトラッキング制御は同一であり、上記したステップS1からS7の動作で、フォーカス及びトラッキング制御が可能になると、以降はステップS4からステップS7の動作を繰り返すことにより、レーザダイオード11から出射されるレーザ光200の焦点は、光記録媒体50の記録層2内の上記したグルーブまたはアドレスピットの真上で上記深さdで示される位置を走査することなる。
その際、記録時は、記録信号200によりレーザダイオード11から出射されるレーザ光200はその出力レベルが再生時のそれよりも通常は大きくなり、また記録信号90によりレーザ光200が変調されるため、光記録媒体50の記録層2に図4に示すような信号列で、変調信号(記録信号)が記録される(ステップS8)。
一方、再生時は、変調されないレーザ光200が光記録媒体50の記録層2に図4に示すような信号列に集光照射され、その反射光が記録信号により変調され、変調された反射光がフォトダイオード40により受光され、更に信号演算処理部41から再生信号となって図示されない次段の再生系に出力される。これにより、映像や音声などが再生される (ステップS8)。
本実施の形態によれば、波長405nmのレーザ光200で光記録媒体50の記録層2に3次元的な記録を行う時のトラッキング制御情報(トラッキングエラー情報とアドレス情報)を、波長690nmのレーザ光100で記録層2内の基準面3を走査することによって取得し、また、レーザ光200で記録層2内の基準面3及び基準面4を予め走査することにより計測した基準面3と基準面4間の距離と前記アドレス情報とに基づいて記録層2の深さ方向の記録または再生位置を取得し、この深さ方向の位置と前記トラッキング制御情報による半径方向の位置とにより特定される記録、または再生位置にレーザ光200の焦点がくるようにファーカス制御及びトラッキング制御を行うことにより、光記録媒体50の記録層2内に大容量の信号記録を行うことができる。これにより、3次元的に信号を記録する光記録媒体50に対して大容量記録再生を精度良く且つ円滑に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、相対的なフォーカスバイアスの変更を行うために、対物レンズ29或いは他のレンズを光軸方向に駆動できる機構或いは、対物レンズ29の球面収差量を変更できる機構を持っているものとし、対物レンズ29は例えば瞳径により球面収差量が異なるもので、その瞳径を変更できる機構を有するものとする。
また、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。上記本実の形態では、波長405nmと690nmのレーザ光100、200を用いたが、片方の波長に対しては光記録媒体50の記録層2に感度があり、もう一方の波長には感度が小さくなっていて且つ、ダイクロイックミラー27で分離できる波長差をもっている2波長のレーザ光であれば同様に用いることができる。
また、用いるレーザ光は波長が異なっていなくても、パワーの差や偏光方向の差を利用して記録層2に対する感度差をもたせると共に、両レーザ光が分離できるようなものであれば用いることができる。
また、光記録媒体50の記録層2を形成する材料としては、記録又は再生用レーザ光と深さ方向制御用レーザ光の波長に対して透過率が十分得られると同時に、記録又は再生用レーザ光に対して記録感度を持つものであれば各種の材料を用いることができる。
また、上記実施の形態では、同心円のコイル状に記録信号列を配列したが、これに限る必要は無く、深さ一定のスパイラル状の記録信号列を配置し、深さを変えて同様のスパイラル状の記録信号列を2層以上配置する構造をとっても良い。この場合、トラッキング用の基準面3に設けるグルーブは同心円ではなく、記録信号列と同様のスパイラル形状に形成しておく必要がある。
本発明の第1の実施の形態に係る光記録媒体の構成を示した断面図である。 図1に示した光記録媒体に記録される信号の信号列の形状を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光記録媒体の記録再生装置の構成を示した構成図である。 図3に示したフォトダイオードの受光面を示した拡大図である。 図3に示した記録再生装置の動作手順を示したフローチャートである。
1……基板、2……記録層、3、4……基準面、11、20……レーザダイオード(LD)、12、22……1/2波長板(HWP)、13、23……偏光ビームスプリッタ (PBS)、14、24……1/4波長板(QWP)、15、28……球面収差補正レンズ、16、17、25、26……エキスパンダ−レンズ、18、30……集光レンズ、19、31……シリンドリカルレンズ、21……回折格子、27……ダイクロイックミラー、29……対物レンズ、32、40……フォトダイオード(PD)、33、41……信号演算処理部、34……フォーカス判定・トラッキング判定及びアドレス認識部、35、43……アクチュエーター駆動回路、36……回転数設定・半径設定部、38……対物レンズ用アクチュエーター、39……Rθステージ、42……フォーカス基準記憶・フォーカス位置設定部、44……エキスパンダーレンズ用アクチュエーター、50……光記録媒体。

Claims (10)

  1. 第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録し、また、前記3次元的に記録された信号を再生する光記録再生装置であって、
    第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、
    前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、
    前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、
    前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、
    前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調する変調手段と、
    前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるフォーカス制御手段と、
    前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得る再生信号取得手段と、
    を具備することを特徴とする光記録再生装置。
  2. 前記焦点位置情報取得手段は、前記アドレス情報に従って、前記第1のレーザ光の焦点位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の光記録再生装置。
  3. 前記焦点位置情報取得手段は、前記記録層の厚み方向に並ぶ同一アドレスの記録信号間隔が等間隔になるように前記第1のレーザ光の焦点位置を変化させることを特徴とする請求項2記載の光記録再生装置。
  4. 前記光記録媒体の記録層に同心円状に一定半径を維持しながら回転するにつれて厚さ方向に移動していくようなコイル状に記録する場合に、
    前記焦点位置情報取得手段は、前記記録層の厚さをt、厚み方向記録階層数をn、目標とする記録階層をm、前記2次元的な位置を示す角度θ及び半径rからなるアドレスに記録するとした場合、厚み方向ピッチDP=t/n、オフセット量OFS=DP×(θ/360度)を求め、前記第1のレーザ光の焦点を合わせる前記記録層内の目標厚みdをd=m×DP+OFSとすることを特徴とする請求項記載の光記録再生装置。
  5. 前記トラッキング制御手段は、前記記録層の回転中心軸から同一半径にある記録信号の前記記録層の厚み方向の配列数が所定数になると、前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記回転中心軸からの半径を変化させることを特徴とする請求項1記載の光記録再生装置。
  6. 前記焦点位置の前記回転中心軸からの半径の変化は等間隔であることを特徴とする請求項5記載の光記録再生装置。
  7. 前記第1、第2のレーザ光の波長が異なることを特徴する請求項1記載の光記録再生装置。
  8. 第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に3次元的に記録された信号を再生する光再生装置であって、
    第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、
    前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、
    前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、
    前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、
    前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に前記第1のレーザ光の焦点を合わせるフォーカス制御手段と、
    前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得る再生信号取得手段と、
    を具備することを特徴とする光再生装置。
  9. 第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録する光記録装置であって、
    第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するレーザ発生手段と、
    前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得する厚み取得手段と、
    前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求める焦点位置情報取得手段と、
    前記情報取得手段により求められたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うトラッキング制御手段と、
    前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調する変調手段と、
    前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記焦点位置情報取得手段によって求められた前記焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるフォーカス制御手段と、
    を具備することを特徴とする光記録装置。
  10. 第1、第2の基準面に挟まれた記録層を有する円盤状の回転する光記録媒体に信号を3次元的に記録し、また、前記3次元的に記録された信号を再生する光記録再生方法であって、
    第1のレーザ光と第2のレーザ光を発生するステップと、
    前記第1のレーザ光を予め前記光記録媒体の前記第1、第2の基準面に順番に集光して得られる各反射光より前記記録層の厚みを取得するステップと、
    前記第2のレーザ光を前記光記録媒体の前記第2の基準面に集光して得られる反射光より当該光記録媒体の半径方向に対するトラッキング情報と、当該光記録媒体の2次元的な位置を示すアドレス情報を取得するステップと、
    前記取得された記録層の厚みと前記アドレス情報に基づいて前記第1のレーザ光の前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置を求めるステップと、
    前記取得されたトラッキング情報によって前記第2のレーザ光の前記第2の基準面上にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御及び前記第1のレーザ光の前記記録層内にある焦点位置の前記半径方向に対するトラッキング制御を同時に行うステップと、
    前記光記録媒体に記録する記録信号で前記第1のレーザ光を変調するステップと、
    前記記録信号で変調された第1のレーザ光を前記求められた焦点位置に照射して記録するために、前記第1のレーザ光の焦点を前記焦点位置に合わせるステップと、
    前記第1のレーザ光を前記記録層内の前記厚み方向の焦点位置に集光して得られる反射光より再生信号を得るステップと、
    を具備することを特徴とする光記録再生方法。
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