JP4394892B2 - Drive structure for waste transport - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインにおける脱穀装置により脱穀した後の排藁を排藁処理装置に搬送する排藁搬送における駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンバインにおいて、脱穀装置に配設された扱胴により脱穀された後の排藁は、機体後部に配置する排藁処理装置内において、排藁搬送手段により搬送される。このようなコンバインの一例として、特許文献1に開示される技術がある。特許文献1に開示されるコンバインでは、脱穀装置および排藁処理装置(排稈装置6)は、それぞれ、扱室カバー(脱穀カバー7)および処理室カバー(排稈カバー13)により覆われる構成となっている(前記の括弧内の記載は、特許文献1中の表現)。また、排藁搬送手段は、排稈チェン15および排稈ベルト16(特許文献1中の表現)より構成される。加えて、脱穀装置から排藁搬送手段への駆動伝達を、ベルト伝動機構により構成しており、扱室カバーの開閉により、該ベルト伝動機構を構成する伝動ベルト6(特許文献1中の表現)のテンションを調整可能としている。そして、処理室カバーを開放して、排藁処理装置のメンテナンスを行う際に、扱室カバーの開閉により駆動伝達の断接を可能として、メンテナンス性の向上を図っている。
【0003】
【特許文献1】
特許3146620号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示される技術では、脱穀装置から排藁搬送手段への駆動伝達の切断には、必ず扱室カバーの開放が必要となっている。このため、作業者が扱室カバーを開放することなく、排藁処理装置のメンテナンスを開始した場合には、排藁搬送手段を損傷させる恐れがある。これは、排藁搬送手段がフリー回転する状態でないため、清掃やメンテナンス作業の際に誤って荷重が掛かり抵抗となり、排藁搬送手段を傷めるためである。特に、排藁の穂先を支持搬送する搬送ベルトの穂先タインなどを、損傷させる恐れがある。加えて、駆動伝達が切断されて、排藁搬送手段の駆動機構全体がフリーの状態にされた方が、駆動機構に詰まった排藁の除去(清掃)等に際しても、作業が容易となると共に、メンテナンス性が向上することになる。本発明は、脱穀装置により脱穀した後の排藁を排藁処理装置に搬送する排藁搬送を備える構成において、排藁処理装置における清掃やメンテナンスを容易化する排藁搬送の駆動構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
コンバインにおける脱穀装置(12)により脱穀した後の排藁を搬送する排藁搬送における駆動構造であって、該脱穀装置(12)に設ける扱室カバー(61)と、排藁搬送手段(16)を内蔵する排藁処理装置(17)に設ける処理室カバー(60)とを、独立に開閉可能に構成するとともに、該脱穀装置(12)の扱胴を駆動する扱胴駆動軸(49)と、該排藁搬送手段(16)を駆動する排藁搬送駆動軸(47)との間に、前記脱穀装置(12)から排藁搬送手段(16)への動力伝動機構を設け、該動力伝動機構をベルト伝動機構(100)により構成し、該ベルト伝動機構(100)には、前記扱胴駆動軸(49)と排藁搬送手段(16)との間の動力伝達の解除手段を設け、該解除手段は、扱胴カバー側伝動解除機構(101)としてのテンションプーリ(59)と、処理室カバー側伝動解除機構(102)としてのテンションプーリ(55)を設け、該扱胴カバー側伝動解除機構(101)のテンションプーリ(59)は、該扱室カバー(61)と、リンク機構を介して連結し、該処理室カバー側伝動解除機構(102)のテンションプーリ(55)は、該処理室カバー(60)と、リンク機構を介して連結し、該扱室カバー(61)および処理室カバー(60)のどちらを開放しても、ベルト伝動機構(100)を介した動力伝達が解除されるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の排藁搬送における駆動構造の一実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本実施の形態におけるコンバインの全体側面図であり、図2は同じく平面図であり、図3はコンバイン左後部の平面図であり、図4はベルト伝動機構100を示す後面図であり、図5は処理室カバー60の支持構成を示すコンバイン右後部の平面図であり、図6は処理室カバー60の支持構成を示すコンバイン右後部の後面図であり、図7は扱室カバー61の開放によるベルト伝動機構100の駆動解除構成を示す後面図であり、図8は排藁処理室カバー60の開放によるベルト伝動機構100の駆動解除構成を示す後面図である。
【0008】
まず、本発明に係わるコンバインの全体構成について、図1及び図2により説明する。クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、該機体フレーム2前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。該引起し・刈取部3は前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0009】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置8にて後部へ搬送され、該縦搬送装置8の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれ、扱胴21や処理胴22を備える脱穀装置12内に穀稈が搬送され、脱穀される。そして、該フィードチェーン9後端には排藁搬送チェーン11などを備えた排藁搬送手段16が配設され、該排藁搬送手段16の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理装置17が設けられ、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0010】
また、前記脱穀装置12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転室14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベア19が前後方向に配設され、該排出コンベア19から前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀装置12下方には、選別部が配設され、脱穀装置12から流下する穀粒や藁屑等から穀粒を選別し、精粒を前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0011】
図2、図3に示すように、コンバイン本体の左後部において、脱穀装置12、排藁処理装置17が前後に配置される。脱穀装置12には、前述したように、扱胴21や処理胴22(図2、図4に図示)が内蔵されており、穀稈が脱穀される。加えて、脱穀装置12には、扱室カバー61が開閉可能に設けられ、扱室カバー60の閉鎖により脱穀装置12の上方を被覆する構成である。また、排藁処理装置17には、前述したように、排藁カッター装置や拡散コンベア等の処理装置を備え、フィードチェーン9を介して搬送された排藁が、排藁搬送手段16(排藁搬送チェーン11)によりこれらの処理装置へ供給される。加えて、排藁処理装置17には、処理室カバー60が開閉可能に設けられ、処理室カバー60の閉鎖により排藁処理装置17の上方を被覆する構成である。扱室カバー61は平面視略矩形状であるのに対し、処理室カバー60は後端が幅広の略台形状である。
【0012】
図3、図4を用いて、脱穀装置12に設ける扱室カバー61について説明する。脱穀装置12内には、機体フレーム2に支持される脱穀メインフレーム80が配置され、該脱穀メインフレーム80に、扱胴21や処理胴22、扱室カバー61が支持される。脱穀メインフレーム80は、前後に延出する前後フレーム81を備え、該前後フレーム81には左右方向のフレーム材が固設されている。前後フレーム81の前後両端部には、ブラケット84・84(一方は不図示)が固設され、各ブラケット84には回動支軸85が回動自在に設けられている。該回動支軸85・85は扱室カバー61に固設されている。以上構成により、扱室カバー61が脱穀メインフレーム80に対して回動自在に構成される。ここで、脱穀装置12は、機体フレーム2等により、上方を除いて覆われる構成である。そして、扱室カバー61の閉鎖により脱穀装置12の内部が被覆され、扱室カバー61の開放により脱穀装置12の内部が露出される。また、扱室カバー61の開閉操作手段としての操作レバー(図示せず)が、扱室カバー61のロック機構等を介して、扱室カバー61に連結されている。そして、作業者の手動操作により、扱室カバー61の開閉が可能である。
【0013】
図3、図4を用いて、排藁処理装置17に設ける処理室カバー60について説明する。排藁処理装置17内の右側には、機体フレーム2に支持される支持フレーム62が配設されている。該支持フレーム62の前後両端部には、ブラケット63・63が固設され、各ブラケット63には回動支軸73が回動自在に設けられている。処理室カバー60は、前記略台形状とした板状部材を、左右方向のフレーム部材と前後方向のフレーム部材とを合わせた排藁支持フレーム71により支持して、剛性を高める構成である。排藁支持フレーム71の後部は、一対の左右フレーム72・72等により構成されており、該左右フレーム72・72の右端部に前記回動支軸73・73が設けられている。排藁処理装置17は、機体フレーム2等により、上方を除いて覆われ、処理室カバー60の閉鎖により排藁処理装置17の内部が被覆され、処理室カバー60の開放により排藁処理装置17の内部が露出される。また、処理室カバー60の開閉操作手段としての操作レバー(図示せず)が、処理室カバー60のロック機構等を介して、処理室カバー60に連結されている。そして、作業者の手動操作により、処理室カバー60の開閉が可能である。
【0014】
また、図5、図6を用いて、処理室カバー60の支持構成について説明する。コンバインの右後部には、グレンタンク13が配置されている(図2に図示)。ここで、処理室カバー60と、グレンタンクに設けるオーガ15とが、同一の支持フレーム64により支持されるものとしている。機体フレーム2の右後部より支持フレーム64を立設して支持プレート等を介して縦オーガ15aを支持している。また、該支持フレーム64上部に支持プレートや支持フレーム62等を介して、ブラケット63・63を前後に設け、処理室カバー60を回動支軸73・73を介して回動自在に設けている。また、ブラケット63・63に対して、回動支軸73・73は着脱可能に支持される。つまり、つまり処理室カバー60が、縦オーガ15aを支持する支持フレーム62に、支持フレーム64を介して、上下回動自在に支持される構成としている。なお、69は排出オーガ15を左右回転するためのモータである。
【0015】
したがって、処理室カバー60の回動支点をオーガ15近傍に配置することで、処理室カバー60やオーガ15等の支持部を集中させることができ、回動支点はオープン側と反対の右側にできるだけ寄せることができて、処理室カバー60をより大きく上方へ回動することが可能となり、メンテナンス時における利便性が向上する。また、処理室カバー60は、機体フレーム2と別部材であるグレンタンク13及びオーガ15を支持する支持フレーム64により支持する構成としたので、脱穀装置12のフレーム構造を強固なものにする必要がなくなり、フレーム構造を簡便にして軽量化を図ることができる。
【0016】
前記コンバインにおいて、排藁が、排藁搬送手段16(排藁搬送チェーン11)により、排藁処理装置17内をコンバイン後端側へ向けて搬送される。そして、コンバイン後端部(排藁処理装置17内)には、排藁を処理するための処理装置として、排藁カッター装置や拡散コンベア等が備えられる。
【0017】
この排藁搬送における駆動構造は、図3、図4に示すように、排藁搬送手段16(排藁搬送チェーン11)への動力伝達は、脱穀装置12を駆動する扱胴駆動軸49より、ベルト伝動機構100(詳しくは後述)を介して行われる。加えて、該ベルト伝動機構100には、扱胴駆動軸49と排藁搬送手段16との間の動力伝達の解除手段として、扱胴カバー側伝動解除機構101と処理室カバー側伝動解除機構102とが、設けられている。該伝動解除機構101・102は、扱胴駆動部(扱胴駆動軸49)と排藁搬送駆動入力部(排藁搬送駆動軸47)との間で、動力伝動を解除する手段である。加えて、伝動解除機構101・102はそれぞれ、扱室カバー61、処理室カバー60に対応している。より詳しくは、扱室カバー61の開放に応じて扱胴カバー側伝動解除機構101が作動して、ベルト伝動機構100を介した動力伝達が解除される。同様に、処理室カバー60の開放に応じて処理室カバー側伝動解除機構102が作動して、ベルト伝動機構100を介した動力伝達が解除される。つまり、扱室カバー61および処理室カバー60のどちらを開放しても、ベルト伝動機構100を介した動力伝達が解除される構成である。以下で、排藁搬送における駆動構造に関わる各装置について、順に説明する。
【0018】
図3、図4を用いて、ベルト伝動機構100について説明する。ベルト伝動機構100は、動力の入力軸を扱胴駆動軸49とし、出力軸を排藁搬送駆動軸47としており、両駆動軸49・47間で駆動を伝達する機構として構成されている。扱胴駆動軸49の後端部には扱胴プーリ52が固設され、排藁搬送駆動軸47の前端部には排藁プーリ50が固設される。なお、排藁搬送駆動軸47は、排藁搬送手段16を駆動する駆動軸である。また、カウンタプーリ51は、図4(後面視)において扱胴プーリ52の上方に位置し、図3(平面視)において扱胴プーリ52と重複するように配置している(したがって図3には扱胴プーリ52は図示せず)。カウンタプーリ51は二連プーリで構成され、カウンタ軸56(図4に図示)回りに回動自在であり、同軸上に扱胴側カウンタプーリ51aと、排藁側カウンタプーリ51bとを備えている。そして、図4に示すように、扱胴プーリ52と扱胴側カウンタプーリ51aとに入力側ベルト53が巻回され、排藁側カウンタプーリ51bと排藁プーリ50とに出力側ベルト54が巻回される。なお、カウンタ軸56は脱穀メインフレーム80に設けられている。以上構成によりベルト伝動機構100は、扱胴駆動軸49から排藁搬送駆動軸47に向けて、次の順に動力が伝達される。扱胴駆動軸49から、扱胴プーリ52、入力側ベルト53、カウンタプーリ51、出力側ベルト54、排藁プーリ50を介して、排藁搬送駆動軸47に至る。
【0019】
図3を用いて、排藁搬送手段16について説明する。排藁搬送手段16は、脱穀装置12により脱穀した後の排藁を搬送する手段であり、排藁処理装置17内に設けられる。排藁処理装置17内には、コンバイン本体に固設される排藁メインフレーム37が配置されている。そして、該排藁メインフレーム37に、排藁搬送手段16の支持フレーム33が固設され、排藁搬送手段16がコンバイン本体に支持される。排藁搬送手段16は、排藁搬送チェーン11と、タイン付の排藁補助搬送ベルト32と、機体側に取り付けられる棒状の排藁挟扼ガイド(不図示)とを備えている。そして、排藁搬送チェーン11および排藁補助搬送ベルト32と、排藁挟扼ガイドとに排藁を保持し、両搬送チェーン11・32の駆動により排藁を搬送する。平面視で、排藁補助搬送ベルト32は排藁搬送チェーン11の内側に位置する。そして、排藁補助搬送ベルト32により排藁の穂先側を保持・搬送すると共に、排藁搬送チェーン11により排藁の株元側を保持・搬送する。排藁補助搬送ベルト32と排藁搬送チェーン11とは、略平行に一体的に連結固定して配置され、排藁搬送チェーン11および排藁補助搬送ベルト32は、支持フレーム33に支持される。
【0020】
排藁搬送チェーン11は、両端部に配置する駆動スプロケット43および従動スプロケット44に巻回される。排藁補助搬送ベルト32は、排藁搬送チェーン11から動力を得て駆動する。具体的には、排藁搬送チェーン11に巻回されるスプロケットの一つに、排藁補助搬送ベルト32駆動用の駆動軸が設けられ、該駆動軸に固設されて動力を受けるプーリが、排藁補助搬送ベルト32に設けられている。そして、排藁搬送チェーン11と排藁補助搬送ベルト32とが、連動する。また、駆動スプロケット43に固設する入力軸45は、ベベルギヤの噛合を介して、前記排藁搬送駆動軸47と接続され、該排藁搬送駆動軸47から入力軸45に動力が伝達される。以上のようにして、排藁搬送駆動軸47より動力を得て、排藁搬送手段16が駆動される。
【0021】
図4、図7を用いて、扱胴カバー側伝動解除機構101について説明する。扱胴カバー側伝動解除機構101は、ベルト伝動機構100において、入力側ベルト53のテンションを緩めることで、ベルト伝動機構100を介する排藁搬送手段16への動力伝達を切断する。扱胴カバー側伝動解除機構101には、入力側ベルト53を外側より押圧させるテンションプーリ59が設けられている。そして、テンションプーリ59の押圧により入力側ベルト53にテンションを付与して、扱胴プーリ52と扱胴カウンタプーリ51a(カウンタプーリ51)との間で、入力側ベルト53を介した動力の伝達が可能である。また、テンションプーリ59の押圧の解除により、扱胴プーリ52と扱胴カウンタプーリ51aとの間で入力側ベルト53を介した動力の伝達が切断される。
【0022】
即ち、扱胴カバー側伝動解除機構101は、テンションプーリ59と、扱胴カバー61と、テンションプーリ59と扱胴カバー61とを連結するリンク機構とから、構成される。そして、作業者が扱胴カバー61を開放すると、入力側ベルト53を介した排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。前記リンク機構は、扱胴駆動軸49回りにテンションアーム23の基部が回動自在に設けられ、該テンションアーム23の先端には、テンションプーリ59が回動自在に設けられている。また、テンションアーム23と脱穀メインフレーム80との間にスプリング24が介設され入力ベルト53を緊張する方向に付勢している。テンションアーム23と扱室カバー61との間に連結ワイヤー20が介設されている。連結ワイヤー20は、扱室カバー61の閉鎖時には、緩んだ状態となっている。以上構成において、扱室カバー61の閉鎖時には、スプリング24の付勢力により、テンションプーリ59が入力側ベルト53に押し付けられる。そして、入力側ベルト53のテンションが維持されて、入力側ベルト53を介した前記駆動伝達が可能な状態となる。ここで、扱室カバー61を上方に開放すると、連結ワイヤー20が引っ張られて、スプリング24の付勢力に抗して、テンションアーム23を連結ワイヤー20側へ回動させる。テンションアーム23の回動に伴って、テンションプーリ59の入力側ベルト53に対する押圧が解除され、入力側ベルト53のテンションが緩められて、入力側ベルト53を介した前記駆動伝達が切断される。
【0023】
図4、図8を用いて、処理室カバー側伝動解除機構102について説明する。処理室カバー側伝動解除機構102は、ベルト伝動機構100において、出力側ベルト54のテンションを緩めることで、ベルト伝動機構100を介する排藁搬送手段16への動力伝達を切断する。処理室カバー側伝動解除機構102には、入力側ベルト54を外側より押圧させるテンションプーリ55が設けられている。そして、テンションプーリ55の押圧により入力側ベルト54にテンションを付与して、排藁カウンタプーリ51b(カウンタプーリ51)と排藁プーリ50との間で、出力側ベルト54を介した動力の伝達が可能である。また、テンションプーリ55の押圧の解除により、排藁カウンタプーリ51bと排藁プーリ50との間で出力側ベルト54を介した動力の伝達が切断される。
【0024】
該処理室カバー側伝動解除機構102は、テンションプーリ55と、処理室カバー60と、テンションプーリ55と処理室カバー60とを連結するリンク機構とから、構成される。そして、作業者が処理室カバー60を開放すると、出力側ベルト54を介した排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。前記リンク機構は、略L字形状のテンションアーム57が、該L字を形成する縦軸と横軸の連結部、つまり中央部でカウンタ軸56に枢設され、回動自在とされる。テンションアーム57の一端部にはテンションプーリ55が回動自在に設けられている。また、脱穀メインフレーム80には、出力側第二リンク58が回動自在に設けられ、出力側第二リンク58と前記テンションアーム57の他端部(反テンションプーリ55側の端部)との間には、スプリング74aを連結した出力側第三リンク74が介設される。さらに、出力側第二リンク58と処理室カバー60との間には、出力側第四リンク75が介設される。出力側第四リンク75の両端部のそれぞれが、出力側第二リンク58と処理室カバー60とに、回動自在に設けられる。以上構成において、まず、処理室カバー60の閉鎖時について説明する。このとき、出力側第二リンク58は、処理室カバー60に枢設した出力側第四リンク75のため、回動範囲が規制されている。また、出力側第三リンク74のスプリング74aの付勢力により、出力側第二リンク58とテンションアーム57とが、(スプリング74の自由長さに対応して)一定の距離を保つように、付勢される。したがって、テンションアーム57も、出力側第二リンク58の規制された回動範囲に対応して、回動範囲が規制されたものとなる。このとき、テンションアーム57に枢設したテンションプーリ55は、スプリング74aの付勢力により、出力側ベルト54に押し付けられた状態にあり、出力側ベルト54のテンションが維持されている。そして、出力側ベルト54を介した前記駆動伝達が可能な状態となる。ここで、処理室カバー60を開放すると、出力側第四リンク75が上方に移動されて、出力側第二リンク58も連動して回動する。出力側第二リンク58の回動方向は、スプリング74aをテンションアーム57に押し付ける向きの回動方向であり、本実施の形態では後面視右回りである。これに連動して、テンションアーム57が反スプリング74a側に回動し、テンションプーリ55の出力側ベルト54に対する押圧が解除される。そして、出力側ベルト54のテンションが緩められて、出力側ベルト54を介した前記駆動伝達が切断される。
【0025】
以上で説明した排藁搬送における駆動構造に関し、特徴的な点を以下にまとめる。ここで、排藁搬送における駆動構造は、コンバインにおいて、脱穀装置12より脱穀した後の排藁を搬送するためのものである。まず、脱穀装置12に設ける扱室カバー61と、排藁搬送手段16を内蔵する排藁処理装置17に設ける処理室カバー60とを、独立に開閉可能に構成している。また、扱胴駆動部(扱胴駆動軸49)と排藁搬送駆動入力部(排藁搬送駆動軸47)の間に、排藁搬送手段16への動力の伝動解除機構101・102を設け、該伝動解除機構101・102を、扱室カバー61と処理室カバー60とに連結している。
【0026】
ここで、前述したように、扱室カバー61の開放により扱胴カバー側伝動解除機構101が作動し、排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。また、処理室カバー60の開放により処理室カバー側伝動解除機構102が作動し、排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。
【0027】
このため、メンテナンスに際し、脱穀装置12および排藁処理装置17のカバーを単独で開放しても、必ず排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。したがって作業者は、メンテナンス対象の装置のカバーを解除するだけで、動力伝達も切断されることになり、動力伝達解除のための特別な操作が不要である。特に、脱穀装置12のメンテナンス時には、扱室カバー61の開放により排藁搬送手段16への動力伝達が切断されるので、排藁搬送手段16に排藁の詰まりなどがあっても、清掃やメンテナンス作業により排藁搬送手段16が逆回転駆動される恐れがない。したがって、逆回転駆動等の誤操作による、排藁搬送手段16のタインやチェーンの損傷を防止できる。また、排藁処理装置17のメンテナンス時には、処理室カバー60の開放により排藁搬送手段16への動力伝達が切断されるので、排藁搬送手段16がフリー状態とされて、詰まり解除作業(清掃)やメンテナンスが容易となる。
【0028】
また、脱穀装置12から排藁搬送手段16への動力伝達はベルト伝動機構100により行う構成としている。加えて、扱室カバー61および処理室カバー60のそれぞれに、リンク機構を介して、前記ベルト伝動機構100にテンションを与えるテンションプーリ59・55を連結している。特に、扱室カバー側伝動解除機構101が構成されて、扱室カバー61の開放操作により、テンションプーリ59が連動して入力側ベルト53より離れることにより、ベルト伝動機構100を介する排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。また、また、処理室カバー側伝動解除機構102が構成されて、処理室カバー60の開放操作により、テンションプーリ55が連動して出力側ベルト54より離れることにより、ベルト伝動機構100を介する排藁搬送手段16への動力伝達が切断される。
【0029】
このため、扱室カバー61および処理室カバー60を、脱穀装置12から排藁搬送手段16への動力伝達解除の操作手段としながら、扱室カバー61および処理室カバー60の開放が容易である。つまり、この機構を備えることで、扱室カバー61および処理室カバー60の開放に、新たな荷重が掛かることが無い。したがって、このような伝動解除機構101・102を設けながら、カバー開放における良好な操作性が維持されている。
【0030】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、コンバインにおいて、脱穀装置により脱穀した後の排藁を搬送する排藁搬送における駆動構造であって、
コンバインにおける脱穀装置(12)により脱穀した後の排藁を搬送する排藁搬送における駆動構造であって、該脱穀装置(12)に設ける扱室カバー(61)と、排藁搬送手段(16)を内蔵する排藁処理装置(17)に設ける処理室カバー(60)とを、独立に開閉可能に構成するとともに、該脱穀装置(12)の扱胴を駆動する扱胴駆動軸(49)と、該排藁搬送手段(16)を駆動する排藁搬送駆動軸(47)との間に、前記脱穀装置(12)から排藁搬送手段(16)への動力伝動機構を設け、該動力伝動機構をベルト伝動機構(100)により構成し、該ベルト伝動機構(100)には、前記扱胴駆動軸(49)と排藁搬送手段(16)との間の動力伝達の解除手段を設け、該解除手段は、扱胴カバー側伝動解除機構(101)としてのテンションプーリ(59)と、処理室カバー側伝動解除機構(102)としてのテンションプーリ(55)を設け、該扱胴カバー側伝動解除機構(101)のテンションプーリ(59)は、該扱室カバー(61)と、リンク機構を介して連結し、該処理室カバー側伝動解除機構(102)のテンションプーリ(55)は、該処理室カバー(60)と、リンク機構を介して連結し、該扱室カバー(61)および処理室カバー(60)のどちらを開放しても、ベルト伝動機構(100)を介した動力伝達が解除されるので、メンテナンスに際し、脱穀装置および排藁処理装置のカバーを単独で開放しても、必ず排藁搬送手段への動力伝達が切断される。
したがって作業者は、メンテナンス対象の装置のカバーを解除するだけで、動力伝達も切断されることになり、動力伝達解除のための特別な操作が不要である。
特に、脱穀装置のメンテナンス時には、扱室カバーの開放により排藁搬送手段への動力伝達が切断されるので、排藁搬送手段に排藁の詰まりなどがあっても、清掃やメンテナンス作業により排藁搬送手段が逆回転駆動される恐れがない。したがって、逆回転駆動等の誤操作による、排藁搬送手段のタインやチェーンの損傷を防止できる。
また、排藁処理装置のメンテナンス時には、処理室カバーの開放により排藁搬送手段への動力伝達が切断されるので、排藁搬送手段がフリー状態とされて、詰まり解除作業(清掃)やメンテナンスが容易となる。
【0031】
また、脱穀装置から排藁搬送手段への動力伝達はベルト伝動機構により行う構成とすると共に、扱室カバーおよび処理室カバーのそれぞれに、リンク機構を介して、前記ベルト伝動機構にテンションを与えるテンションプーリを連結したので、扱室カバーおよび処理室カバーを、脱穀装置から排藁搬送手段への動力伝達解除の操作手段としながら、扱室カバーおよび処理室カバーの開放が容易である。
つまり、この機構を備えることで、扱室カバーおよび処理室カバーの開放に、新たな荷重が掛かることが無い。したがって、このような伝動解除機構を設けながら、カバー開放における良好な操作性が維持されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるコンバインの全体側面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 コンバイン左後部の平面図である。
【図4】 ベルト伝動機構100を示す後面図である。
【図5】 処理室カバー60の支持構成を示すコンバイン右後部の平面図である。
【図6】 処理室カバー60の支持構成を示すコンバイン右後部の後面図である。
【図7】 扱室カバー61の開放によるベルト伝動機構100の駆動解除構成を示す後面図である。
【図8】 排藁処理室カバー60の開放によるベルト伝動機構100の駆動解除構成を示す後面図である。
【符号の説明】
12 脱穀装置
16 排藁搬送手段
17 排藁処理装置
47 排藁搬送駆動軸
49 扱胴駆動軸
53 入力側ベルト
54 出力側ベルト
55・59 テンションプーリ
60 処理室カバー
61 扱室カバー
100 ベルト伝動機構
101 扱室カバー側伝動解除機構
102 処理室カバー側伝動解除機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drive structure in waste transport that transports waste after threshing by a threshing device in a combine to a waste processing device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a combine, the waste after being threshed by the handling cylinder provided in the threshing device is transported by the waste transporting means in the waste processing device disposed at the rear of the machine body. As an example of such a combine, there is a technique disclosed in Patent Document 1. In the combine disclosed in Patent Document 1, the threshing device and the waste treatment device (the waste treatment device 6) are respectively covered with a handling chamber cover (threshing cover 7) and a treatment chamber cover (removal cover 13). (The description in parentheses is the expression in Patent Document 1). The waste transporting means is composed of a
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3146620
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the technique disclosed in Patent Document 1, the handling chamber cover must be opened to cut off the drive transmission from the threshing device to the waste transporting means. For this reason, if the operator starts maintenance of the waste disposal apparatus without opening the handling chamber cover, the waste transporting means may be damaged. This is because the waste transporting means is not in a free-rotating state, and a load is accidentally applied during cleaning and maintenance work, resulting in resistance and damage to the waste transport means. In particular, there is a risk of damaging the tip tine of the transport belt that supports and transports the waste tip. In addition, if the drive transmission is cut and the entire drive mechanism of the waste transporting means is in a free state, the work becomes easier even when removing (cleaning) the waste jammed in the drive mechanism. As a result, maintainability is improved. The present invention provides a drive mechanism for waste transport that facilitates cleaning and maintenance in the waste processing apparatus in a configuration including a waste transport that transports the waste after threshing by the threshing apparatus to the waste processing apparatus. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
[0006]
It is a drive structure in the waste conveyance which conveys the waste after threshing by the threshing device (12) in a combine, Comprising: The handling chamber cover (61) provided in this threshing device (12), and a waste conveyance means (16) And a treatment chamber cover (60) provided in the waste disposal device (17) with a built-in structure that can be opened and closed independently, and a barrel drive shaft (49) that drives the barrel of the threshing device (12), A power transmission mechanism from the threshing device (12) to the waste transporting means (16) is provided between the waste transporting drive shaft (47) for driving the waste transporting means (16), and the power transmission The mechanism is constituted by a belt transmission mechanism (100), and the belt transmission mechanism (100) is provided with a power transmission release means between the handling cylinder drive shaft (49) and the waste conveying means (16), The release means is a handle release side transmission release mechanism (101). And a tension pulley (55) as a processing chamber cover side transmission release mechanism (102), and the tension pulley (59) of the handling cylinder cover side transmission release mechanism (101) The chamber cover (61) is connected via a link mechanism, and the tension pulley (55) of the process chamber cover side transmission release mechanism (102) is connected to the process chamber cover (60) via a link mechanism. However, the power transmission via the belt transmission mechanism (100) is released regardless of which of the chamber cover (61) and the processing chamber cover (60) is opened. Is.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a drive structure for waste transport according to the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is an overall side view of a combine according to the present embodiment, FIG. 2 is a plan view of the combine, FIG. 3 is a plan view of the left rear portion of the combine, and FIG. 4 is a rear view of the
[0008]
First, the overall structure of the combine according to the present invention will be described with reference to FIGS. An airframe frame 2 is placed on the crawler type traveling device 1, and a pulling / reaping part 3 is disposed at the front end of the airframe frame 2 so as to be movable up and down. The pulling / reaping part 3 projects a weed plate 4 at the front end to weed the grain straw, raises the
[0009]
The harvested cereals are transported to the rear by the upper transport device, the lower transport device, and the vertical transport device 8, and the stock is transferred to the
[0010]
In addition, a
[0011]
As shown in FIG. 2 and FIG. 3, the
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
Moreover, the support structure of the process chamber cover 60 is demonstrated using FIG. 5, FIG. A
[0015]
Therefore, by arranging the rotation fulcrum of the process chamber cover 60 in the vicinity of the
[0016]
In the combine, the waste is transported through the
[0017]
As shown in FIG. 3 and FIG. 4, the drive structure in this waste transport is such that the power transmission to the waste transport means 16 (the waste transport chain 11) is from a handling
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The handling cover side
[0022]
That is, the handling cover side
[0023]
The processing chamber cover side
[0024]
The processing chamber cover side
[0025]
The following is a summary of characteristic points regarding the drive structure in the waste transport described above. Here, the drive structure in the waste transport is for transporting the waste after threshing from the threshing
[0026]
Here, as described above, the handling cylinder cover side
[0027]
For this reason, even if the covers of the threshing
[0028]
In addition, power transmission from the threshing
[0029]
Therefore, the handling
[0030]
【The invention's effect】
As described in claim 1, in the combine, the drive structure in the waste transport that transports the waste after threshing by the threshing device,
It is a drive structure in the waste conveyance which conveys the waste after threshing by the threshing device (12) in a combine, Comprising: The handling chamber cover (61) provided in this threshing device (12), and a waste conveyance means (16) And a treatment chamber cover (60) provided in the waste disposal device (17) with a built-in structure that can be opened and closed independently, and a barrel drive shaft (49) that drives the barrel of the threshing device (12), A power transmission mechanism from the threshing device (12) to the waste transporting means (16) is provided between the waste transporting drive shaft (47) for driving the waste transporting means (16), and the power transmission The mechanism is constituted by a belt transmission mechanism (100), and the belt transmission mechanism (100) is provided with a power transmission release means between the handling cylinder drive shaft (49) and the waste conveying means (16), The release means is a handle release side transmission release mechanism (101). And a tension pulley (55) as a processing chamber cover side transmission release mechanism (102), and the tension pulley (59) of the handling cylinder cover side transmission release mechanism (101) The chamber cover (61) is connected via a link mechanism, and the tension pulley (55) of the process chamber cover side transmission release mechanism (102) is connected to the process chamber cover (60) via a link mechanism. However, the power transmission via the belt transmission mechanism (100) is released regardless of which of the chamber cover (61) and the processing chamber cover (60) is opened. Therefore, even when the covers of the threshing device and the waste treatment device are opened independently during maintenance, the power transmission to the waste transporting means is always cut off.
Therefore, the operator only needs to release the cover of the apparatus to be maintained, and the power transmission is cut off, so that a special operation for canceling the power transmission is unnecessary.
In particular, during maintenance of the threshing device, the power transmission to the waste transporting means is cut off by opening the handling chamber cover, so even if the waste transporting means is clogged with waste, it is removed by cleaning or maintenance work. There is no fear that the conveying means is driven to rotate in the reverse direction. Therefore, it is possible to prevent the tine of the waste transporting means and the chain from being damaged due to erroneous operations such as reverse rotation driving.
Also, during the maintenance of the waste disposal device, the power transmission to the waste transporting means is cut off by opening the processing chamber cover, so that the waste transporting means is brought into a free state, and the clogging release work (cleaning) and maintenance are not performed. It becomes easy.
[0031]
In addition, power transmission from the threshing device to the waste transporting means is performed by a belt transmission mechanism, and tension is applied to each of the handling chamber cover and the processing chamber cover via a link mechanism. Since the pulleys are connected, the handling chamber cover and the processing chamber cover can be easily opened while the handling chamber cover and the processing chamber cover are used as the operation means for releasing the power transmission from the threshing device to the waste transporting means.
That is, by providing this mechanism, a new load is not applied to the opening of the handling chamber cover and the processing chamber cover. Therefore, good operability in opening the cover is maintained while providing such a transmission release mechanism.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a combine in the present embodiment.
FIG. 2 is also a plan view.
FIG. 3 is a plan view of the left rear part of the combine.
4 is a rear view showing the
FIG. 5 is a plan view of the right rear part of the combine showing the support structure of the
FIG. 6 is a rear view of the right rear part of the combine showing the support structure of the
7 is a rear view showing a drive release configuration of the
FIG. 8 is a rear view showing a drive release configuration of the
[Explanation of symbols]
12 Threshing device
16 Waste transporting means
17 Waste treatment equipment
47 Exhaust conveyance drive shaft
49 Cylinder drive shaft
53 Input side belt
54 Output belt
55/59 tension pulley
60 treatment room cover
61 Chamber cover
100 Belt transmission mechanism
101 Transmission release mechanism on the chamber cover side
102 Processing chamber cover side transmission release mechanism
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