JP4393013B2 - Method for producing toner for developing electrostatic image - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置に使用されるトナー及び二成分現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電子写真画像形成装置の現像方式に適用される乾式現像剤は、トナーに磁性体であるキャリア(フェライト粉、鉄粉等)が混合された二成分現像剤と、トナー自身に磁性粉末を担持させた一成分現像剤とに概ね分けられる。上記いずれの現像剤も、結着樹脂,着色剤及び電荷制御剤を主成分としており、他に、定着用熱ロールへの耐オフセット性を維持するためのワックスや、一成分現像剤の場合は磁性粉が主成分として添加される。
【0003】
これらの静電荷像現像用トナーに添加される電荷制御剤は、負帯電用電荷制御剤として金属錯塩型染料、フタロシアニン顔料、サリチル酸の金属錯体、芳香族ダイカルボン酸の金属錯体等が、又、正帯電用電荷制御剤としてニグロシン系染料、各種第4級アミン類等が知られているが、特に負帯電用電荷制御剤について言うならば、クロム、鉄等の金属錯塩型染料が高い負摩擦帯電が安定して得られやすく、実用レベルにあることから広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の電子写真画像形成装置の広範な普及に相まって、顧客からの品質要求はますます厳しくなり、金属錯塩型染料を電荷制御剤に使用した場合の、耐環境特性の改良が要求されるに至っている。
すなわち、電荷制御剤として金属錯塩型染料をトナーに配合した場合、低湿雰囲気下での連続コピーでトナーの帯電量が上昇しすぎ、非画像部へのカブリの発生等の画像欠陥を生ずる問題点が指摘され、一方、高湿雰囲気下での連続コピーでトナーの帯電量が低下し、画像濃度の低下等の問題が指摘されていた。
これらの問題を解決するために、従来は、スチレン・アクリル酸エステル共重合体樹脂のアクリル成分の変更や、その比率を調整するなど結着樹脂の改良、シリカ単独使用の外添剤を酸化チタン、アルミナ、磁性粉との併用に変更するなどの流動性付与剤の改良、二成分現像方法ではキュア温度等の製造条件での対応や、コート剤への導電性物質の導入による帯電上昇を防止する等キャリアコート剤の改良等が行われてきているが、トナーの諸特性を全て満足する静電荷像現像用トナーは得られていなかった。
【0005】
本発明は、下記の技術的構成により、前記課題を解決できたものである。
(1)化1で示されるアゾ系金属錯塩染料[式中、Xはニトロ基、スルホンアミド基、又はハロゲン原子、Yは水素原子、ハロゲン原子又はニトロ基を表し(但しXとYが共にニトロ基のものを除く)、Mはクロム,鉄又はコバルト原子を表す]を1,4−ブタンジアミン含有率が50ppm以下になるように精製する工程、該アゾ系金属錯塩染料に含まれる1,4−ブタンジアミン含有率を測定する工程、結着樹脂、着色剤、前記アゾ系金属錯塩染料を主成分として混練、粉砕、分級する工程よりなることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
(2) 前記アゾ系金属錯塩染料がアゾ系Cr錯塩染料であることを特徴とする前記(1)に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。先ず本発明を構成するトナーは、結着樹脂,着色剤及び電荷制御剤を主成分としている。該樹脂としては、従来公知の種々のものが使用できる。例えば、ポリスチレン、ポリ−P−クロロスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタレン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−αクロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリルニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリルニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル等のスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、それらの共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等が単独或いは混合して用いられる。
【0007】
着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ランプブラック、ローズベンガル、ローダミン系染料又は顔料、アントラキノン系染料、モノアゾ及びジスアゾ系染料、キナクリドンマゼンタ顔料等が挙げられる。
【0008】
着色剤がカーボンブラックの場合は、一次粒子径が25〜70nm、特に30〜55nmであり、比表面積が110m2/g以下であるものが好ましい。このようなカーボンブラックを使用すると、溶融・混練による解砕性及び他の材料との分散性が良好である。
着色剤の含有量は現像により可視像を形成することができるようなトナーを着色するに十分な量であればよいが、カーボンブラックの場合例えば結着樹脂100重量部に対して5〜20重量%が好ましい。5重量%未満では、帯電量の上昇が押さえられず、画像濃度(ID)が低下する。又20重量%より多いと帯電量が低下しカブリが発生する。
【0009】
次に本発明で使用する電荷制御剤は化1に示すようなアゾ系金属錯塩染料である。
但し式中、Xはニトロ基、スルホンアミド基、又はハロゲン原子、Yは水素原子、ハロゲン原子又はニトロ基を表し(但しXとYが共にニトロ基のものを除く)、Mはクロム,鉄又はコバルト原子を表す。この中でアゾ系Cr錯塩染料を用いたトナーは、帯電速度が早く、帯電量が高い点に於いて優れた特徴を有する。
【0010】
【化1】
【0011】
又、本発明でいうアゾ系金属錯塩染料は、加熱抽出によるガス中の1,4−ブタンジアミンの含有量が500ppm以下に精製されていることが必要である。この1,4−ブタンジアミンは染料の合成過程で不純物として混入されているもので、この不純物を熱流動層を使用する等乾燥工程に工夫を加える方法により精製することにより50ppm以下に低減する。
【0012】
上記に於いて、加熱抽出によるガス中の1,4−ブタンジアミンの含有率は、GC−MS(ガスクロマトグラフ・質量分析計、パージ&トラップ法)により200℃・5分で測定した値である。因みにアゾ系金属錯塩染料の1,4−ブタンジアミンの含有量は精製前において80〜370ppmである。
【0013】
次に本発明で製造される二成分現像剤を構成するキャリアについて詳述する。
キャリアは、コア粒子表面がカーボンブラックを5〜20重量%含有するコート剤で被覆されていることが必要である。
この場合のコア粒子は、例えば鉄、フェライト、マグネタイトを始めとする鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を有する金属若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物を用いることが出来、その平均粒子径は通常10〜500μm程度であることが好ましく、特に20〜200μmであることが好ましい。
【0014】
又、樹脂コート剤を構成する樹脂としては、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース樹脂、ポリオレフィン樹脂等の単独若しくは混合樹脂や、上記樹脂のモノマー成分の共重合樹脂が適用される。
【0015】
これらの材料を使用して本発明でいうキャリアを製造するには、上記樹脂成分にカーボンブラックを5〜20重量%になるように含有させ樹脂コート剤を作成する。その際、必要に応じて架橋剤、架橋促進剤及びその他の添加剤を混合し、これを有機溶剤に溶解、分散して樹脂コート剤の塗布液を作成する。得られた塗布液を浸漬法やドライスプレー法等により、前記コア粒子表面に塗布して被覆層を形成した後、加熱又は放置によって樹脂を硬化し本発明で使用するキャリアを得る。
【0016】
前記に於いて、カーボンブラックを5〜20重量%含有するコート剤で被覆する理由は、カーボンブラックが5重量%未満であると帯電量の上昇が抑えられなく、画像濃度(ID)の低下をきたす。カーボンブラックが20重量%を超えて多いと、帯電量が低下し、カブリの発生を生じるおそれがあるからである。
【0017】
【実施例】
以下に本発明の実施例を比較例と共に挙げて、本発明をより詳細に説明する、以下部とあるは重量部を示すものとする。なお、電荷制御剤と記したものはアゾ系金属錯塩染料を指称する。
【0018】
実施例1
<トナーの作成>
・ポリエステル樹脂(Tg;61℃、Mn;4,200、Mw;160,000、
テトラヒドロフラン不溶分;14%) 100部
・ポリプロピレンワックス(三洋化成工業社製 商品名ビスコール330P) 2部
・カーボンブラック(キャボット社製 商品名ブラックパー430) 6部
・電荷制御剤(化1に示す電荷制御剤としてオリエント化学工業社製
商品名BONTRON S−34を選定し、これを加熱抽出によるガス中の
1.4−ブタンジアミンの含有率30ppmに低減) 1部
上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合した後、二軸混練機で混練後、ジェットミル粉砕機で微粉砕して乾式気流分級機で分級を行い、体積平均粒子径が8.5μmのトナーを得た。
【0019】
得られたトナーに対してシリカ(日本アエロジル社製 商品名R972)を0.7重量%となる割合にてヘンシェルミキサーに投入し、攪拌羽根の周速が30m/secの条件にて5分間混合して本発明の静電荷像現像用トナーAを得た。
【0020】
次に平均粒子径60μmのマグネタイトからなるコア粒子の表面に、カーボンブラックをコート剤に対して10重量%含有するアクリル系樹脂コート剤をコートしたキャリアa100部と上記トナーA4部とを混合して本発明の二成分現像剤を作成した。
【0021】
実施例2
加熱抽出によるガス中の1,4−ブタンジアミンの含有率が45ppmとなるように精製した電荷制御剤を使用したトナーBを使用したこと以外は実施例1と同様にして本発明の二成分現像剤を作成した。
【0022】
実施例3
実施例1のトナーA4部と、マグネタイトからなるコア粒子の表面に、カーボンブラックをコート剤に対して15重量%含有するアクリル系樹脂コート剤をコートしたキャリアb100部とを混合し、本発明の二成分現像剤を作成した。
【0023】
実施例4
実施例1のトナーA4部と、マグネタイトからなるコア粒子の表面に、カーボンブラックをコート剤に対して5重量%含有するアクリル系樹脂コート剤をコートしたキャリアc100部とを混合し、本発明の二成分現像剤を作成した。
【0024】
実施例5
実施例2のトナーB4部と、マグネタイトからなるコア粒子の表面に、カーボンブラックを含まないアクリル系樹脂コート剤をコートしたキャリアd100部とを混合し、本発明の二成分現像剤を作成した。
【0025】
実施例6
実施例2のトナーB4部と、マグネタイトからなるコア粒子の表面に、カーボンブラックをコート剤に対して25重量%含有するアクリル系樹脂コート剤をコートしたキャリアe100部とを混合し、本発明の二成分現像剤を作成した。
【0026】
比較例1
加熱抽出によるガス中の1,4−ブタンジアミンの含有率が65ppmとなるように精製した電荷制御剤を使用したトナーCを用いた以外は実施例5と同様にして比較用の二成分現像剤を作成した。
【0027】
比較例2
1,4−ブタンジアミンの精製を全く行うことなく、オリエント化学工業社製、商品名;BONTRONS−34の電荷制御剤を配合したトナーDを使用すること以外は、実施例6と同様にして比較用の二成分現像剤を作成した。
【0028】
比較例3
比較例1のトナーを使用した以外は実施例1と同様にして比較用の二成分現像剤を作成した。
【0029】
比較例4
トナーAの代わりに1,4−ブタンジアミンの精製を全く行わない電荷制御剤を配合したトナーDを使用すること以外は、実施例3と同様にして比較用の二成分現像剤を作成した。
【0030】
以上の各実施例及び比較例の現像剤を構成するトナーと1,4−ブタンジアミンの含有率及びキャリアと、コート剤中のカーボンブラック含有率を整理して表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
又、前記実施例1〜6及び比較例1〜4の現像剤を、コピースピード40枚/分(A4横)の二成分現像方式の複写機に装填し、2万枚の連続コピーを行いコピー初期と2万枚後の画像濃度、カブリ及び帯電量を測定した。
各特性の測定方法は次のとおりである。
・画像濃度:マクベス反射濃度計RD914により印字率5%のA4の原稿中の1cm四方角のベタの画像の濃度を測定した。
・カブリ:日東電色工業社製、カラーメーターZE2000による。
・帯電量:東芝ケミカル社製、ブローオフ帯電量測定装置による。
なお、各特性の測定にあたっては、環境依存性をみるために、常温常湿(25℃、55%RH)、低温低湿(10℃、20%RH)及び高温高湿(30℃,80%RH)の各雰囲気下で評価を実施した。結果は表2〜表4に示すとおりである。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
表2〜4の結果から明らかなとおり、本発明の各実施例はトナーの帯電量が安定し、環境依存性が少なく、繰り返し使用に対しても高品質な画像を与えることが確認された。すなわち本発明によれば低温低湿、常温常湿、高温高湿のいずれの条件での繰り返し使用に於いても、画像濃度が初期及び2万枚コピー後でも優れており、カブリも初期に対して2万枚コピー後は若干増加するも画像欠陥を発生せず、その耐久性を向上させた。更に又、本発明のトナーの帯電量はいずれの環境下でも連続コピーの過程で変動が少ないことが確認された。
これに対して比較例の現像剤は、画像濃度については低温低湿雰囲気下で低下することが確認され、カブリについては常温常湿下と高温高湿下に於いて連続コピーに伴い増加する傾向が見られ、帯電量については低温低湿下において2万枚コピー後に著しい低下が観察された。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記のように。電荷制御剤としてアゾ系金属錯塩染料を用いることにより、常温常湿下、低温低湿下、高温高湿下を通じて画像濃度が低下することなくカブリの増加等の画像欠陥の発生を抑制し、その耐久性を向上させるという効果を奏することができる。また、電荷制御剤中に含まれる不純物を取り除くことにより、より有害物質の混在しない安全な材料を提供することが可能である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toner and a two-component developer used in an electrophotographic image forming apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a dry developer applied to a developing method of an electrophotographic image forming apparatus is a two-component developer in which a carrier (ferrite powder, iron powder, etc.) that is a magnetic substance is mixed with toner, and magnetic powder in the toner itself. It is roughly divided into a one-component developer carried. Any of the above developers is mainly composed of a binder resin, a colorant and a charge control agent. In addition, in the case of a wax for maintaining offset resistance to a heat roll for fixing or a one-component developer Magnetic powder is added as a main component.
[0003]
The charge control agents added to these electrostatic charge image developing toners include metal complex dyes, phthalocyanine pigments, salicylic acid metal complexes, aromatic dicarboxylic acid metal complexes as negative charge control agents, Nigrosine dyes and various quaternary amines are known as charge control agents for positive charging. However, especially when referring to charge control agents for negative charge, metal complex salt type dyes such as chromium and iron have a high negative friction. It is widely used because it is easy to obtain a stable charge and is at a practical level.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, coupled with the recent widespread use of electrophotographic image forming apparatuses, quality requirements from customers have become stricter, and improvements in environmental resistance characteristics are required when metal complex dyes are used as charge control agents. Has reached.
That is, when a metal complex dye is added to a toner as a charge control agent, the amount of charge of the toner increases excessively during continuous copying in a low-humidity atmosphere, causing image defects such as fogging in non-image areas. On the other hand, problems such as a decrease in image density due to a decrease in toner charge amount in continuous copying under a high humidity atmosphere have been pointed out.
In order to solve these problems, conventionally, modification of the acrylic component of the styrene / acrylate copolymer resin and improvement of the binder resin, such as adjusting the ratio, titanium oxide as an external additive using silica alone Improvement of fluidity-imparting agent such as changing to combined use with alumina and magnetic powder, and two-component development method to prevent the increase in charge due to the treatment conditions such as curing temperature and the introduction of conductive material into the coating agent However, a toner for developing an electrostatic image satisfying all the characteristics of the toner has not been obtained.
[0005]
The present invention has solved the above problems by the following technical configuration.
Azo metal complex dyes wherein represented by (1) reduction 1, X is a nitro group, sulfonamide group, or a halogen atom, Y is a hydrogen atom, a halogen atom or a nitro group (provided that X and Y are both nitro excluding those of group), M is chromium, the representative of the iron or cobalt atom 1, purifying as 4- butanediamine content is 50ppm or less, in the azo metal complex dye 1,4 A method for producing a toner for developing an electrostatic charge image , comprising a step of measuring a butanediamine content, a binder resin, a colorant, and a step of kneading, pulverizing and classifying the azo metal complex dye as a main component .
(2) The method for producing a toner for developing an electrostatic charge image according to the above (1), wherein the azo metal complex dye is an azo Cr complex dye .
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below. First, the toner constituting the present invention contains a binder resin, a colorant, and a charge control agent as main components. Various conventionally known resins can be used as the resin. For example, polystyrene, poly-P-chlorostyrene, poly-α-methylstyrene, styrene-chlorostyrene copolymer, styrene-propylene copolymer, styrene-vinyltoluene copolymer, styrene-vinylnaphthalene copolymer, styrene -Methyl acrylate copolymer, styrene-ethyl acrylate copolymer, styrene-butyl acrylate copolymer, styrene-octyl acrylate copolymer, styrene-methyl methacrylate copolymer, styrene-ethyl methacrylate copolymer Polymer, styrene-butyl methacrylate copolymer, styrene-α-chloromethyl methacrylate copolymer, styrene-acrylonitrile copolymer, styrene-vinyl methyl ether copolymer, styrene-vinyl ethyl ether copolymer, styrene -Vinyl ethyl ketone copolymer, Styrene-butadiene copolymer, styrene-acrylonitrile-indene copolymer, styrene-maleic acid copolymer, styrene copolymer such as styrene-maleic acid ester, polymethyl methacrylate, polyethyl methacrylate, polybutyl methacrylate, Copolymers, polyvinyl chloride, polyvinyl acetate, polyethylene, polypropylene, polyester, polyurethane, polyamide, epoxy resin, polyvinyl butyral resin, rosin, modified rosin, terpene resin, phenol resin, aliphatic or alicyclic hydrocarbon Resin, aromatic petroleum resin, chlorinated paraffin, paraffin wax and the like are used alone or in combination.
[0007]
Colorants include carbon black, aniline black, aniline blue, calcoil blue, chrome yellow, ultramarine blue, dupont oil red, quinoline yellow, methylene blue chloride, phthalocyanine blue, malachite green oxalate, lamp black, rose bengal, rhodamine. And dyes, pigments, anthraquinone dyes, monoazo and disazo dyes, and quinacridone magenta pigments.
[0008]
When the colorant is carbon black, it is preferable that the primary particle diameter is 25 to 70 nm, particularly 30 to 55 nm, and the specific surface area is 110 m 2 / g or less. When such carbon black is used, crushability by melting and kneading and dispersibility with other materials are good.
The content of the colorant may be an amount sufficient to color a toner capable of forming a visible image by development, but in the case of carbon black, for example, 5 to 20 with respect to 100 parts by weight of the binder resin. % By weight is preferred. If it is less than 5% by weight, the increase in charge amount cannot be suppressed, and the image density (ID) decreases. On the other hand, if the amount is more than 20% by weight, the charge amount decreases and fogging occurs.
[0009]
The charge control agent used in the present invention is an azo metal complex dye as shown in Chemical Formula 1.
In the formula, X represents a nitro group, a sulfonamide group, or a halogen atom, Y represents a hydrogen atom, a halogen atom, or a nitro group (provided that X and Y are both nitro groups), and M represents chromium, iron, or Represents a cobalt atom. Among them, the toner using the azo Cr complex dye has excellent characteristics in that the charging speed is high and the charge amount is high.
[0010]
[Chemical 1]
[0011]
Further, azo metal complex dyes in the present invention, the first gas by thermal extraction, the content of 4-butanediamine is required to have been purified to 500ppm or less. The 1, 4-butanediamine than those as impurities during the synthesis of dyes, reduced to 50ppm or less by purifying by methods devising the impurities equal drying process using hot fluidized bed.
[0012]
In the above, 1 in the gas by thermal extraction, the content of 4-butanediamine is the GC-MS value measured at 200 ° C.-5 minutes by (gas chromatography-mass spectrometer, purge and trap method) . Incidentally 1 azo metal complex dye, the content of 4-butanediamine is 80~370ppm before purification.
[0013]
Next, the carrier constituting the two-component developer produced in the present invention will be described in detail.
Career, it is necessary that the core particle surfaces are coated with a coating agent containing 5 to 20 wt% of carbon black.
As the core particles in this case, for example, iron, ferrite, magnetite and other iron, cobalt, nickel and other ferromagnetic metals or alloys or compounds containing these elements can be used, and the average particle size is usually The thickness is preferably about 10 to 500 μm, particularly preferably 20 to 200 μm.
[0014]
In addition, as the resin constituting the resin coating agent, silicone resin, acrylic resin, styrene resin, epoxy resin, polyamide resin, polyester resin, acetal resin, polycarbonate resin, phenol resin, vinyl chloride resin, vinyl acetate resin, cellulose resin, A single or mixed resin such as a polyolefin resin or a copolymer resin of a monomer component of the above resin is applied.
[0015]
In order to produce the carrier referred to in the present invention using these materials, a resin coating agent is prepared by containing 5 to 20% by weight of carbon black in the resin component. At that time, if necessary, a crosslinking agent, a crosslinking accelerator and other additives are mixed, and this is dissolved and dispersed in an organic solvent to prepare a coating solution for the resin coating agent. The obtained coating solution is applied to the surface of the core particles by dipping or dry spraying to form a coating layer, and then the resin is cured by heating or standing to obtain a carrier used in the present invention.
[0016]
In the, reason you coated with coating agent containing carbon black 5 to 20 wt%, not increase the charge amount and the carbon black is less than 5 wt% is suppressed, image density (ID) It will cause a decline. This is because if the amount of carbon black exceeds 20% by weight, the amount of charge is reduced, and fogging may occur.
[0017]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples of the present invention together with comparative examples. In addition, what was described as a charge control agent refers to an azo metal complex dye.
[0018]
Example 1
<Create toner>
Polyester resin (Tg; 61 ° C., Mn; 4,200, Mw; 160,000,
Tetrahydrofuran insoluble content: 14%) 100 parts Polypropylene wax (trade name Biscol 330P manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.) 2 parts Carbon black (trade name Black Par 430, manufactured by Cabot Corp.) 6 parts Charge control agent (charge shown in Chemical Formula 1) Select the product name BONTRON S-34 manufactured by Orient Chemical Co., Ltd. as the control agent, and reduce this to 1.4 ppm butanediamine content in the gas by heat extraction. After mixing with a mixer, after kneading with a twin-screw kneader, finely pulverizing with a jet mill pulverizer and classifying with a dry air classifier, a toner having a volume average particle size of 8.5 μm was obtained.
[0019]
Silica (trade name R972, manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.) is added to the Henschel mixer at a ratio of 0.7% by weight with respect to the obtained toner, and mixed for 5 minutes under the condition that the peripheral speed of the stirring blade is 30 m / sec. Thus, an electrostatic charge image developing toner A of the present invention was obtained.
[0020]
Next, 100 parts of carrier a, in which an acrylic resin coating agent containing 10% by weight of carbon black with respect to the coating agent is coated on the surface of core particles made of magnetite having an average particle diameter of 60 μm, and the toner A4 part are mixed. A two-component developer of the present invention was prepared.
[0021]
Example 2
Two-component developer of Likewise the invention 1 in the gas by thermal extraction, except that the content of 4-butanediamine was used toner B used a charge control agent which is purified so as to 45ppm Example 1 An agent was created.
[0022]
Example 3
4 parts of toner A of Example 1 and 100 parts of carrier b in which an acrylic resin coating agent containing 15% by weight of carbon black with respect to the coating agent is mixed on the surface of the core particles made of magnetite are mixed. A two-component developer was prepared.
[0023]
Example 4
4 parts of toner A of Example 1 and 100 parts of carrier c coated with an acrylic resin coating agent containing 5% by weight of carbon black with respect to the coating agent are mixed on the surface of the core particles made of magnetite. A two-component developer was prepared.
[0024]
Example 5
The two-component developer of the present invention was prepared by mixing 4 parts of toner B of Example 2 and 100 parts of carrier d coated with an acrylic resin coating agent not containing carbon black on the surface of core particles made of magnetite.
[0025]
Example 6
4 parts of the toner B of Example 2 and 100 parts of carrier e in which an acrylic resin coating agent containing 25% by weight of carbon black is coated on the surface of the core particles made of magnetite are mixed. A two-component developer was prepared.
[0026]
Comparative Example 1
1 in the gas by thermal extraction, 4 except that butanediamine content is using the toner C using a charge control agent which is purified so as to 65ppm is two-component developer for comparison in the same manner as in Example 5 It was created.
[0027]
Comparative Example 2
A comparison was made in the same manner as in Example 6 except that toner D containing a charge control agent of BONTRONS-34 manufactured by Orient Chemical Industries Co., Ltd. was used without any purification of 1,4-butanediamine. A two-component developer was prepared.
[0028]
Comparative Example 3
A comparative two-component developer was prepared in the same manner as in Example 1 except that the toner of Comparative Example 1 was used.
[0029]
Comparative Example 4
1 instead of the toner A, except for using the toner D was blended a charge control agent is not performed at all the purification of 4-butanediamine, it created a two-component developer for comparison in the same manner as in Example 3.
[0030]
Table 1 summarizes the toner , 1,4-butanediamine content and carrier, and the carbon black content in the coating agent constituting the developers of the above Examples and Comparative Examples.
[0031]
[Table 1]
[0032]
In addition, the developers of Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4 are loaded into a two-component development type copying machine with a copy speed of 40 sheets / minute (A4 horizontal), and 20,000 copies are continuously copied. The image density, fog and charge amount at the initial stage and after 20,000 sheets were measured.
The measuring method of each characteristic is as follows.
Image density: The density of a 1 cm square solid image in an A4 original with a printing rate of 5% was measured by a Macbeth reflection densitometer RD914.
-Fog: According to Nitto Denshoku Industries Co., Ltd. color meter ZE2000.
-Charge amount: Based on Toshiba Chemical's blow-off charge amount measuring device.
In measuring each characteristic, in order to see environmental dependency, normal temperature and normal humidity (25 ° C., 55% RH), low temperature and low humidity (10 ° C., 20% RH), and high temperature and high humidity (30 ° C., 80% RH) The evaluation was carried out under each atmosphere. The results are as shown in Tables 2-4.
[0033]
[Table 2]
[0034]
[Table 3]
[0035]
[Table 4]
[0036]
As is apparent from the results of Tables 2 to 4, it was confirmed that each example of the present invention has a stable toner charge amount, little environmental dependency, and gives a high-quality image even after repeated use. That is, according to the present invention, the image density is excellent even after repeated use under low temperature and low humidity, normal temperature and normal humidity, and high temperature and high humidity conditions even after the initial and 20,000 copies, and the fog is also higher than the initial value. Although it slightly increased after copying 20,000 sheets, no image defect occurred and its durability was improved. Furthermore, it was confirmed that the charge amount of the toner of the present invention hardly fluctuated during the continuous copying process in any environment.
On the other hand, the developer of the comparative example was confirmed to decrease in the image density in a low temperature and low humidity atmosphere, and the fog tends to increase with continuous copying under normal temperature and high humidity. As a result, a significant decrease in the charge amount was observed after copying 20,000 sheets under low temperature and low humidity.
[0037]
【The invention's effect】
The present invention is as described above. By using an azo metal complex dye as a charge control agent, it suppresses the occurrence of image defects such as increase in fog without decreasing the image density under normal temperature, normal humidity, low temperature and low humidity, and high temperature and high humidity, and its durability The effect of improving the property can be achieved. In addition, by removing impurities contained in the charge control agent, it is possible to provide a safe material free from harmful substances.
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