JP4384906B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4384906B2 JP4384906B2 JP2003435678A JP2003435678A JP4384906B2 JP 4384906 B2 JP4384906 B2 JP 4384906B2 JP 2003435678 A JP2003435678 A JP 2003435678A JP 2003435678 A JP2003435678 A JP 2003435678A JP 4384906 B2 JP4384906 B2 JP 4384906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spray
- sequestering
- weight
- dried particles
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
〔1〕10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.2以下で、3分後のCaイオン封鎖能が10分後のCaイオン封鎖能の75%以上である高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群(A)及び10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.5以上であるアルカリ顆粒群(B)を重量比率((A)/(B))で0.25〜4.0で含む洗浄剤組成物、
〔2〕以下の工程
工程(a):金属イオン封鎖剤、水溶性ポリマー及び水溶性塩類を含有するスラリーを調製する工程、
工程(b):工程(a)で得られたスラリーを噴霧乾燥して噴霧乾燥粒子を調製する工程、
工程(c):工程(b)で得られた噴霧乾燥粒子に該噴霧乾燥粒子100重量部に対して1〜80重量部の界面活性剤を担持させる工程、
工程(d):工程(c)で得られた混合物を金属イオン封鎖剤で表面改質して粒子成長度1.5以下の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群を得る工程、
によって得られる、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.2以下で、3分後のCaイオン封鎖能が10分後のCaイオン封鎖能の75%以上である高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群、並びに
〔3〕以下の工程
工程(e):水溶性アルカリ無機塩と陰イオン界面活性剤の酸前駆体とを混合して乾式中和する工程、
工程(f):工程(e)で得られた混合物を金属イオン封鎖剤で表面改質してアルカリ顆粒群を得る工程
によって得られる、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.5以上であるアルカリ顆粒群
に関する。
本発明の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群(A)とは、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.2以下で、3分後のCaイオン封鎖能が10分後のCaイオン封鎖能の75%以上であることを特徴とするものである。
20℃に調温したイオン交換水1L を1Lビーカー(内径105mm、高さ150mmの円筒型、例えば岩城硝子社製1Lガラスビーカー)の中に満たし、20℃の水温をウオーターバスにて一定に保った状態で、攪拌子(長さ35mm、直径8mm、例えば型式:ADVANTEC社製、テフロン丸型細型)にて水深に対する渦巻きの深さが略1/3となる回転数(800r/min)で攪拌する。ガラス電極pH計((株)堀場製作所製)をセッティングし、精秤した高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群1.0gを攪拌下に水中に投入・分散させ攪拌を続ける。投入から10分後にpHを測定する。
20℃に調温度した塩化カルシウム水溶液(濃度はCaCO3 として500ppm)1Lを1Lガラスビーカーの中に満たし、20℃の水温をウオーターバスにて一定に保った状態で、攪拌子(長さ35mm、直径8mm、例えば型式:ADVANTEC社製、テフロン丸型細型)にて水深に対する渦巻きの深さが略1/3となる回転数(800r/min)で攪拌する。そこに精秤した試料1.00gを均一投入し、分散させ攪拌を続ける。投入から3分後及び10分後に孔サイズ0.2μmのメンブランフィルター(アドバンテック社、ニトロセルロース製)を用いて迅速に濾過を行い、その濾液10ml中に含まれるCa量についてICP分析(誘導結合プラズマ分析)を行う。その値より試料のCaイオン封鎖能を求める。また、定量値は、検量線法(Ca標準液:関東化学(株)製、Ca1000)より算出する。
粒子成長度=(最終の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の平均粒径)/(噴霧乾燥粒子群の平均粒径)
最終の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群とは、後記の工程(d)により得られる高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群のことをいう。
本発明の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の製法は以下の工程(a)〜(d)を含んでなる。
工程(a):金属イオン封鎖剤、水溶性ポリマー及び水溶性塩類を含有するスラリーを調製する工程、
工程(b):工程(a)で得られたスラリーを噴霧乾燥して噴霧乾燥粒子を調製する工程、
工程(c):工程(b)で得られた噴霧乾燥粒子に該噴霧乾燥粒子100重量部に対して1〜80重量部の界面活性剤を担持させる工程、並びに
工程(d):工程(c)で得られた活性剤担持噴霧乾燥粒子を金属イオン封鎖剤で表面改質した粒子成長度1.5以下の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群を得る工程。
工程(a)で使用できる金属イオン封鎖剤としては、水溶性金属イオン封鎖剤及び水不溶性金属イオン封鎖剤がある。水溶性金属イオン封鎖剤としては、金属イオン封鎖能を有する物質であれば特に規定はないが、カルボキシレート重合体やトリポリリン酸塩、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩等が使用可能である。中でもCaイオン捕捉能が200mgCaCO3 /g以上のカルボキシレート重合体が好ましく、全金属イオン封鎖剤中、10重量%以上が好ましい。カルボキシレート重合体は例えば、アクリル酸、マレイン酸、メアクリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、及びその塩等の重合反応、または各モノマーの共重合反応、あるいは他の重合性モノマーとの共重合反応によって合成されるものが挙げられる。
水溶性無機塩の量としては、イオン強度の観点から噴霧乾燥粒子中ベース顆粒中5〜70重量%が好ましく、10〜60重量%がより好ましい。
スラリーの微粒化装置としては圧力噴霧ノズル、2流体噴霧ノズル、回転円盤式のいずれでもよいが、得られる噴霧乾燥粒子の平均粒径が好ましくは120〜400μmであることから、圧力噴霧ノズルが特に好ましい。噴霧乾燥塔の熱効率や連続運転時の良好な安定性が得られるという観点から、噴霧乾燥塔に供給される高温ガスの温度(以下、送風温度という)としては好ましくは150〜300℃で、さらに好ましくは170〜250℃である。また、噴霧乾燥塔より排出されるガスの温度(以下、排風温度という)は好ましくは70〜125℃で、さらに好ましくは80〜115℃である。噴霧乾燥塔としては、熱効率や噴霧乾燥粒子の粒子強度が向上することから向流塔がより好ましい。
以上のようにして得られる噴霧乾燥粒子の平均粒径は、洗剤粒子群の溶解性の観点より、好ましくは120〜400μm、より好ましくは150〜350μmである。嵩密度は、嵩密度が500g/L以上の水溶性塩類を得る観点より、350g/L以上、好ましくは400〜800g/Lである。噴霧乾燥粒子の粒子強度は、界面活性剤組成物を添加する際には該噴霧乾燥粒子が崩壊しないという観点より、好ましくは50〜1000kgf/cm2 、より好ましくは100〜600kgf/cm2 、更に好ましくは150〜400kgf/cm2 である。
工程(d)を行うことにより、高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群は、高速に金属イオン捕捉能を発現することが可能となり、更に高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の流動性と耐ケーキング性を向上させることができる。
金属イオン封鎖剤の量としては、流動性及び使用感の点で工程(c)で得られた混合物100重量部に対して好ましくは2〜40重量部、より好ましくは5〜30重量部である。
本発明のアルカリ顆粒群(B)は、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.5以上であることに特徴がある。
高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群のpH測定方法と同様にして、アルカリ顆粒群の投入から10分後に測定を行う。
本発明のアルカリ顆粒群の製法は以下の工程(e)、(f)
工程(e):水溶性アルカリ無機塩と陰イオン界面活性剤の酸前駆体とを混合して乾式中和する工程、
工程(f):工程(e)で得られた混合物を金属イオン封鎖剤で表面改質してアルカリ顆粒群を得る工程
を含んでなる。
金属イオン封鎖剤の量としては、流動性及び使用感の点で工程(e)で得られた混合物100重量部に対して好ましくは2〜40重量部、より好ましくは5〜30重量部である。
本発明の洗浄剤組成物は高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群(A)とアルカリ顆粒群(B)の重量比率((A)/(B))が0.25〜4.0でブレンドされたものであるが、その重量比率は、以下に示す洗浄剤組成物の標準使用量で洗濯に供した際に、洗濯液の硬度を計算上0.5°以下にするのに十分な量であり、洗濯液のpHを20℃で10.2以上にするのに十分な量になる様に、顆粒群(A)、(B)の比率を適宜選択すればよい。
洗浄剤組成物の標準使用量とは、使用する洗濯用水が2〜6°DHの時は0.40〜1.00g/L、6〜10°DHの時は0.5〜1.67g/L、10〜20°DHの時は0.80〜2.50g/Lである。
なお、洗浄剤組成物の洗浄率の測定は、国際公開第97/09414号に記載の方法(ターゴトメーター使用して、回転数100r/min、洗濯時間10分、温度20℃、使用水4°(Ca硬度)で洗浄剤組成物を含有する水溶液(濃度:0.837g/L)と人工汚染布を用いた反射率を測定する洗浄試験)にて行った。また、反射率は12枚の人工汚染布の平均値を示す。
高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
下記の手順にて噴霧乾燥粒子を作製した。
水382.1kgを攪拌翼を有した1m3 の混合槽に加え、水温が50℃に達した後に、硫酸ナトリウム100.0kg、亜硫曹2.1kg、40重量%のポリアクリル酸ナトリウム水溶液104.2kg、食塩16.7kg、ゼオライト250kgの順で添加した。ジャケットを50℃に設定した。30分間攪拌して均質なスラリーを得た。このスラリーの最終温度は49℃であった。また、このスラリー中の水分は52重量%であった。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)に上記手順によって得られた噴霧乾燥粒子3.0kgを投入し、チョッパーを停止した状態で、主軸を70r/min(フルード数0.82)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L /分で流した。そこに、50℃に調温したポリオキシエチレンアルキルエーテル1.2kgとポリエチレングリコール0.09kgを予め混合しておいたものを1分間で投入し、その後3分間攪拌混合を行った。
得られた顆粒群は、流動性に優れ、粒子成長度の小さい単核性の顆粒群であり、高速金属イオン封鎖能を発現する粒子群であった。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)にソーダ灰4.0kgを投入し、主軸を150r/min(フルード数3.8)、チョッパー3600r/min(フルード数870)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L/分で流した。そこに、50℃に調温したLAS−酸型(陰イオン界面活性剤の液体酸前駆体)1.07kgを2分間で投入し、その後5分間攪拌混合して乾式中和/凝集造粒を行った。
得られた顆粒群は、所望のpH発現挙動を示す粒子群であった。
上記製法にて得られた高速イオン封鎖顆粒群とアルカリ顆粒群を重量比52.5:47.5で混合した洗浄剤組成物の洗浄率は67.9%であった。
高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
下記の手順にて噴霧乾燥粒子を作製した。
水382.1kgを攪拌翼を有した1m3 の混合槽に加え、水温が50℃に達した後に、硫酸ナトリウム100.0kg、亜硫曹2.1kg、40重量%のポリアクリル酸ナトリウム水溶液104.2kg、食塩16.7kg、ゼオライト250kgの順で添加した。ジャケットを50℃に設定した。20分攪拌後ラインミル(「T.K.ホモミックラインミルS6型」(特殊機化工業(株)製)、クリアランス0.2mm、回転数3600r/min)にて循環粉砕しつつ60分間攪拌して均質なスラリーを得た。このスラリーの最終温度は50℃であった。また、このスラリー中の水分は52重量%であった。
上記手順によって得られた噴霧乾燥粒子を用いた以外は実施例1と同様にして高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群を得た。得られた顆粒群の組成、物性及び品質を表1に示す。
得られた顆粒群は、流動性に優れ、粒子成長の小さい顆粒群であり、高速金属イオン封鎖能を発現する顆粒群であった。
実施例1と同じアルカリ顆粒群を用いた。
上記製法にて得られた高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群とアルカリ顆粒群を重量比52.5:47.5で混合した洗浄剤組成物の洗浄率は69.0%であった。
高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
実施例2と同様の方法でスラリーを得た。このスラリーを噴霧乾燥塔の塔頂付近に設置した圧力噴霧ノズルから噴霧圧力40kg/cm2 で噴霧を行った。噴霧乾燥塔に供給する高温ガスは塔下部より温度が245℃で供給され、塔頂より115℃で排出された。得られた噴霧乾燥粒子の組成及び物性を表1に示す。得られる噴霧乾燥粒子の水分を低減させたため、3分後のCa捕捉率が実施例2に比べて更に向上した。
実施例1と同じアルカリ顆粒群を用いた。
上記製法にて得られた高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群とアルカリ顆粒群を重量比52.5:47.5で混合した洗浄剤組成物の洗浄率は69.5%であった。
高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
下記の手順にて噴霧乾燥粒子を作製した。
水382.1kgを攪拌翼を有した1m3 の混合槽に加え、水温が55℃に達した後に、硫酸ナトリウム100.0kg、亜硫曹2.1kg、トリポリリン酸ナトリウム41.7kg、40重量%のポリアクリル酸ナトリウム水溶液104.2kg、食塩16.7kg、ゼオライト208.3kgの順で添加した。ジャケットを60℃に設定した。20分攪拌後ラインミル(「T.K.ホモミックラインミルS6型」(特殊機化工業(株)製)、クリアランス0.2mm、回転数3600r/min)にて循環粉砕しつつ60分間攪拌して均質なスラリーを得た。このスラリーの最終温度は58℃であった。また、このスラリー中の水分は52重量%であった。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)に上記手順によって得られた噴霧乾燥粒子3.0kgを投入し、チョッパーを停止した状態で、主軸を70r/min(フルード数0.82)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L /分で流した。そこに、50℃に調温したポリオキシエチレンアルキルエーテル1.05kgとポリエチレングリコール0.09kgを予め混合しておいたものを1分間で投入し、その後3分間攪拌混合を行った。次に、60℃に調温した70重量%のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル水溶液0.15kgを1分間で投入し、その後通気をしながら5分間攪拌混合を行った。
得られた顆粒群は、流動性に優れ、粒子成長の小さい顆粒群であり、高速金属イオン封鎖能を発現する顆粒群であった。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)に結晶性アルカリ金属ケイ酸塩2.5kgとソーダ灰2.5kgを投入し、主軸を150r/min(フルード数3.8)、チョッパー3600r/min(フルード数870)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L /分で流した。そこに、80℃に調温したポリオキシエチレンアルキルエーテル1.33kgとパルミチン酸ナトリウム0.21kgを予め混合しておいた混合液を2分間で投入し、その後5分間攪拌混合して乾式中和/凝集造粒を行った。
得られた顆粒群は、所望のpH発現挙動を示す粒子群であった。
上記製法にて得られた高速イオン封鎖顆粒群とアルカリ顆粒群を重量比66.6:33.4で混合した洗浄剤組成物の洗浄率は69.7%であった。
金属イオン封鎖顆粒群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
実施例1と同じ噴霧乾燥粒子を用いた。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)に上記手順によって得られた噴霧乾燥粒子3.0kgを投入し、主軸250r/min(フルード数10.5)、チョッパー3600r/min(フルード数870)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L /分で流した。そこに、50℃に調温したポリオキシエチレンアルキルエーテル1.2kgとポリエチレングリコール0.09kgを予め混合しておいたものを1分間で投入し、その後3分間攪拌混合を行った。
得られた顆粒群は、粒子成長の大きい凝集粒子群であり、所望の高速金属イオン封鎖能を発現しなかった。
実施例1で得られたアルカリ顆粒群を用いた。
上記製法にて得られた高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群とアルカリ顆粒群を重量比52.5:47.5で混合した洗浄剤組成物の洗浄率は65.7%であった。金属イオン封鎖顆粒群が凝集粒子であり所望の高速金属イオン封鎖能を示さなかったため、実施例1の洗剤粒子群を用いた洗浄率より低い値となった。
洗剤粒子群の調製
<噴霧乾燥粒子の調製>
実施例1と同じ噴霧乾燥粒子を用いた。
レディゲミキサー(松坂技研(株)製、容量20L、ジャケット付)に上記手順によって得られた噴霧乾燥粒子1.0kgとソーダ灰1.05kgを投入し、主軸250r/min(フルード数10.5)、チョッパー3600r/min(フルード数870)で攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温水を10L /分で流した。そこに、50℃に調温したLAS−酸型(陰イオン界面活性剤の液体酸前駆体)0.28kgを2分間で投入し、その後5分間攪拌混合して乾式中和/凝集造粒を行った。そこに、50℃に調温したポリオキシエチレンアルキルエーテル0.4kgとポリエチレングリコール0.03kgを予め混合しておいたものを1分間で投入し、その後3分間攪拌混合を行った。
得られた顆粒群は、粒子成長の大きい凝集粒子群であった。
上記製法にて得られた洗浄剤粒子群の洗浄率は58.8%であった。実施例1と同じ成分を1剤型で凝集造粒を行ったため、洗浄性能は実施例1に比べて大幅に低下した値となった。
Claims (6)
- 以下の工程
工程(a):金属イオン封鎖剤、水溶性ポリマー及び水溶性塩類を含有するスラリーを調製する工程、
工程(b):工程(a)で得られたスラリーを噴霧乾燥して、金属イオン封鎖剤を20〜80重量%含む噴霧乾燥粒子を調製する工程、
工程(c):工程(b)で得られた噴霧乾燥粒子に該噴霧乾燥粒子100重量部に対して10〜60重量部の界面活性剤を担持させる工程、
工程(d):工程(c)で得られた混合物を金属イオン封鎖剤で表面改質して粒子成長度1.5以下の高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群を得る工程、
によって得られる、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.2以下で、3分後のCaイオン封鎖能が10分後のCaイオン封鎖能の75%以上である高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群(A)及び、
以下の工程
工程(e):100重量部の水溶性アルカリ無機塩と10〜60重量部の陰イオン界面活性剤の酸前駆体とを混合して乾式中和する工程、
工程(f):工程(e)で得られた混合物100重量部に対して2〜40重量部の金属イオン封鎖剤で表面改質してアルカリ顆粒群を得る工程
によって得られる、10分後の水溶液(濃度1g/L)の20℃におけるpHが10.5以上であるアルカリ顆粒群(B)、
を重量比率((A)/(B))で0.25〜4.0で含む衣料用粉末洗剤組成物。 - 工程(b)で得られる噴霧乾燥粒子の全金属イオン封鎖剤中に結晶性アルミノ珪酸塩を60重量%以上含む請求項1記載の衣料用粉末洗剤組成物。
- 工程(a)においてスラリーを粉砕する工程を有する請求項1又は2記載の衣料用粉末洗剤組成物。
- 工程(b)で得られた噴霧乾燥粒子の水分(KETT値)が3%以下である請求項1〜3いずれか記載の衣料用粉末洗剤組成物。
- 工程(c)で用いる界面活性剤がα−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルから選択される1種以上である請求項1〜4いずれか記載の衣料用粉末洗剤組成物。
- 高速溶解性金属イオン封鎖顆粒群(A)の平均粒径が150〜500μm、かつ、嵩密度が400g/L〜1100g/Lである請求項1〜5いずれか記載の衣料用粉末洗剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003435678A JP4384906B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003435678A JP4384906B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005194320A JP2005194320A (ja) | 2005-07-21 |
JP4384906B2 true JP4384906B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=34815677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003435678A Expired - Fee Related JP4384906B2 (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4384906B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012053028A1 (ja) * | 2010-10-19 | 2012-04-26 | 日本曹達株式会社 | 残留塩素測定試薬 |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003435678A patent/JP4384906B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005194320A (ja) | 2005-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1534812B1 (en) | Detergent particles | |
TWI502063B (zh) | Method for manufacturing cleaning agent particles | |
JP4083988B2 (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群及びその製法 | |
JP3444817B2 (ja) | 洗剤粒子群の製法 | |
JP4384906B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP4339043B2 (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群 | |
JP3140746B2 (ja) | 表面改質剤及び洗剤粒子群 | |
JP4401768B2 (ja) | 洗剤粒子群の製法 | |
JP4393862B2 (ja) | 洗剤粒子群の製法 | |
JP3442753B2 (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群の製法 | |
JP4870339B2 (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群 | |
JP5004315B2 (ja) | 洗剤粒子群 | |
JP2004099699A (ja) | 洗剤粒子群 | |
JP3359591B2 (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群の製法 | |
WO2000039265A1 (fr) | Procede de fabrication de granules pour surfactant de support | |
JP3720632B2 (ja) | ベース顆粒群 | |
JP2001019998A (ja) | 界面活性剤担持用顆粒群の製法 | |
JP3412811B2 (ja) | 洗剤粒子群の製法 | |
JP4145154B2 (ja) | 洗剤粒子群の製造方法 | |
JP4189208B2 (ja) | 界面活性剤担持用粒子群 | |
WO2000077149A1 (fr) | Procede de production de particules detergentes a un seul noyau | |
JP2005344109A (ja) | 粒状洗剤の製造方法 | |
JP5971753B2 (ja) | 洗剤粒子の製造方法 | |
JP4667730B2 (ja) | 結晶性アルカリ金属珪酸塩の処理方法 | |
JP2006291139A (ja) | 洗剤粒子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090721 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090916 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090928 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |