以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(画面表示システム)
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示システム100について説明する。図1は,本実施の形態にかかる画面表示システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように,本実施の形態にかかる画面表示システム100は,少なくとも画面表示装置101(101a,101b,…,101n)と,ネットワーク103と,情報提供装置104とから構成される。
本実施の形態にかかる画面表示システム100では,提供サービスとして情報提供装置104が画面表示装置101に,例えばEPG(電子番組表)などの放送番組表(主コンテンツ(メインコンテンツ))を提供する。主コンテンツは,コンテンツ情報であるが,放送番組表の他に,書籍(書籍リスト),または映画(映画放映リスト)などを例示することができる。
また,上記主コンテンツには,1又は2以上のコンテンツ要素が存在する。例えば,主コンテンツがEPG情報の場合,コンテンツ要素は“番組”であり,主コンテンツが書籍リストの場合,コンテンツ要素は“書籍”を例示することができる。なお,コンテンツ要素は,コンテンツ情報に構成される1または2以上の要素であるが,詳細は後述する。
したがって,主コンテンツは,例えば,上記コンテンツ要素を検索,閲覧等するためのポータルとしての役割を果たす。ポータル化された主コンテンツが所望のコンテンツ要素を探すための手がかりや,入口となる。主コンテンツが表示画面に表示されることで,複数のコンテンツ要素を選択し,閲覧することを効率的に図れる。
画面表示装置101は上記主コンテンツを表示し,表示された主コンテンツが選択されると,主コンテンツに関連するサブコンテンツを,メタ情報を介して検索し,詳細情報等のサブコンテンツを取得する。なお,本実施の形態にかかる詳細情報は,メインコンテンツの階層下に属する情報であり,必ずしも詳細である情報のみに限定されない。
さらに画面表示装置101は,取得したサブコンテンツを表示画面内の表示領域に表示することを可能とする。なお,サブコンテンツは,主コンテンツの階層下に位置し,主コンテンツと,主従の関係がある。上記メインコンテンツ,サブコンテンツ,またはメタ情報等については後述する。
以下,画面表示装置101に表示される主コンテンツがEPG等の放送番組表である場合を例に挙げて,本実施の形態にかかる画面表示システム100について説明する。
情報提供装置104は,少なくとも放送局105,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,またはEPGサービスサーバ108を備える。
放送局105は,画面表示装置101に対して,各種の放送番組を放送するとともに,データ放送として基本EPG情報などを送出している。画面表示装置101は,上記基本EPG情報を受信することにより,放送番組表となるEPG(電子番組表)を表示することが可能になる。
なお,本実施の形態に係る情報提供装置104には,放送局105が備わる場合を例に挙げて,説明するが,かかる例に限定されない。例えば,メインコンテンツが“放送番組表またはEPG”ではなく“ゲームソフトの販売リスト”,“書籍閲覧リスト”などの場合,情報提供装置104には,ISP(Internet Service Provider),またはゲームソフトなどを販売する物販装置(図示せず。)などが備わる場合であっても実施可能である。
EPGサービスサーバ108は,各放送局105からの編成情報などを入手し,電子番組表(EPG)形式のEPG情報を生成する。または外部で生成されたEPG情報を取得する。編成情報は,番組をスケジュール通り放送し,番組を進行するための情報である。
基本EPG情報は,EPGサービスサーバ108から一括して画面表示装置101に配信されるが,詳細情報等であるサブコンテンツに付加されるサブメタ情報等,その他の付加的なECG(Electronic Contents Guide)情報は,サービスの提供側である放送局105内で独自に管理することができる。なお,ECG情報およびサブメタ情報については,後述する。なお,上記放送局105に限定されず,情報提供装置104が提供するサービスに応じて,他のいかなる装置であってもよい。
画面表示装置101は,メタ情報参照IDなどの識別情報が含まれた放送波を受信する識別情報受信部102(102a,102b,…,102n)を備え,図1の点線矢印に示すように,放送局105から送出される放送波を受信する。
または,画面表示装置101は,ネットワーク103を介して情報提供装置104と相互にデータを送受信する。なお,放送波を受信することで,画面表示装置101はテレビ番組などの番組を表示することもできる。
なお,本実施の形態にかかる画面表示システム100は,1の情報提供装置104を備える場合を例にあげて説明するが,かかる例に限らず,例えば,放送局ごとに,複数の情報提供装置104を備える場合であっても実施可能である。
また,本実施の形態にかかる画面表示システム100は,さらにアカウントアグリゲーションサーバ(図示せず。)を備える場合でも実施可能である。アカウントアグリゲーションサーバは,視聴者(ユーザ)が画面表示システム100を利用する際に行われる認証,または画面表示システム100を利用するユーザがサブコンテンツ等を購入する際に行われる課金・決済を,放送局105または番組等に依存することなく一元的に行うための機能を備える。
つまり,アカウントアグリゲーションサーバを備えることにより,ユーザの認証情報を一元化し,統合認証することが可能となり,同様に,課金・決済情報もユーザ単位に一元化することが可能となる。なお,上記一元化は,複数のユーザIDを統合した統合ユーザIDに基づき,行われる。
ユーザがサブメタ情報に基づき,各種サブコンテンツを購入しようとした場合,それらのサブコンテンツは,多種多様なコンテンツホルダーや販売会社により管理されていてもよい。
課金・決済などの全てのサービスをひとまとめとし,ひとつの統合ユーザIDに基づき,サービス全てに対してアクセスするための認証の代行を行う機能を持つ。例えば専用のサーバにより実現される。
また,映像,音楽,ゲームソフト等の著作物の権利保持者であるコンテンツホルダーのマーケティング活動上顧客情報の開示を必要とする場合,上記ユーザ情報を有効に活用することができる。上記の場合,電子証明書にユーザIDを含む形にすることでコンテンツサービスに通知される。
(表示領域の制御処理)
ここで,図2〜図7を参照しながら,画面表示装置101の表示領域の制御処理について説明する。図2〜図7は,本実施の形態にかかる画面表示装置101に適用された制御処理の概略を説明するための説明図である。
図2に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と,第2表示領域が1画面内に収まるように表示されている。
第1表示領域には,EPG(電子番組表)情報が表示されている。なお,図2に示すEPG情報は,放送局が“A局”〜“C局”の時間帯“19時〜21時”の番組だけが第1表示領域に表示されているが,“▲”等の形状のスクロールアイコンを入力部により選択することで,他の放送局の番組,他の時間帯の番組が表示される。
なお,本実施の形態にかかる第1表示領域には,EPG情報が表示される場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,第1表示領域にラジオ番組にかかるコンテンツ情報等が表示される場合でも実施可能である。
また,第2表示領域には,何も表示されず空欄の状態である。第1表示領域に表示されるEPG情報のうち,コンテンツ要素となる各番組の枠内の領域に,例えばマウスのポインタ等を合わせることで,第2表示領域に当該番組に紐づく各種詳細情報等のサブコンテンツ情報が表示される。
また,第2表示領域等の領域に番組に関連する詳細情報が存在する場合,各番組の枠内には,アイコン600が表示されている。アイコン600は,複数のカテゴリに分類されて表示される。したがって,入力部によりアイコン600が選択されると,アイコン600のカテゴリに応じて,上記カテゴリに属する詳細情報が第2表示領域等に表示される。なお,本実施の形態にかかるアイコン600は,番組ごとに対応付けられているカテゴリを象徴する表示形態であれば,アイコンであることに限定されない。例えば,リンクがはられたテキストや,シンボル,指標等の場合であっても実施可能である。
次に,図3に示すように,放送局Aの20時から放送される番組「武蔵」の枠内には,5種のカテゴリからなるアイコン600が表示されている。アイコン600−1のカテゴリは,「番組の内容」であり,例えば,前回に放送された番組内容や,次回放送予定の番組内容などが該当する。
アイコン600−1がマウス等の入力部により選択されると,図3に示すように,第2表示領域には,番組「武蔵」に関連付けられた番組の内容を示すサブコンテンツ情報が表示される。
番組「武蔵」と図3に示す第2表示領域に表示される番組内容のサブコンテンツ情報とは,親子の関係である。番組「武蔵」が親情報であり,番組内容のサブコンテンツ情報が子情報となる。したがって,番組「武蔵」の階層下には,子情報の1つとして番組内容のサブコンテンツ情報が属する。
次に,図4に示すように,放送局Aの20時から放送される番組「武蔵」の枠内に表示されるアイコン600−2のカテゴリは,「出演者」であり,例えば,番組に出演している出演者の氏名一覧などが該当する。
アイコン600−1がマウス等の入力部(図示せず。)により選択されると,図4に示すように,第2表示領域には,番組「武蔵」に関連付けられた出演者の氏名一覧等を示すサブコンテンツ情報が表示される。
第2表示領域に表示される各出演者の氏名が表示された項目603−1〜項目603−8を,入力部などにより選択すると,第1表示領域または第2表示領域が縮小され,新規に第3表示領域が割当てられて,選択された項目603に関連付けられる詳細情報等が表示される。なお,第2表示領域に表示される項目603は,第2表示領域に表示されるコンテンツ情報に構成されるコンテンツ要素の一つに相当する。
次に,図4に示す項目603−2が選択されると,図5に示すように,第2表示領域に表示されるポインタ602が指し示す“お通”の項目は,アクティブ状態となり色が反転する。
さらに,図5に示すように,第1表示領域が縮小され,新たに第3表示領域が割当てられて,上記第3表示領域には,第2表示領域において選択された“お通”に関連付けられたコンテンツ情報が表示される。
第3表示領域に表示されるコンテンツ情報には,複数のコンテンツ要素が含まる。例えば,コンテンツ要素のうち,アイコン600−3,アイコン600−4は,出演者“お通”である“倉涼子”が作曲した「CD1」,「CD2」をクリックすれば購入可能なようにアイコン表示されている。
同様に,アイコン600−5,アイコン600−6は,出演者“お通”である“倉涼子”が執筆した「書籍1」,「書籍2」をクリックすれば購入可能なようにアイコン表示されている。
したがって,第3表示領域に表示されるコンテンツ情報は,第2表示領域に表示されるコンテンツ情報と主従の関係を有している。
次に,図6に示すように,放送局Aの20時から放送される番組「武蔵」の枠内に表示されるアイコン600−7のカテゴリは,「書籍」であり,例えば,番組の原作に関連する書籍一覧などが該当する。
アイコン600−7がマウス等の入力部(図示せず。)により選択されると,図4に示すように,第2表示領域には,番組「武蔵」に関連付けられた番組「武蔵」に関連する書籍一覧等を示すサブコンテンツ情報が表示される。
第2表示領域に表示される各書籍の書籍名が表示された項目603−9〜項目603−12を,入力部などにより選択すると,第1表示領域または第2表示領域が縮小され,新規に第3表示領域が割当てられて,選択された項目603に関連付けられる詳細情報等が表示される。なお,第2表示領域に表示される項目603は,第2表示領域に表示されるコンテンツ情報に構成されるコンテンツ要素の一つに相当する。
次に,図6に示す項目603−9が選択されると,図7に示すように,第2表示領域に表示されるポインタ602が指し示す“新説武蔵”の項目は,アクティブ状態となり色が反転する。
さらに,図7に示すように,第1表示領域が縮小され,新たに第3表示領域が割当てられて,上記第3表示領域には,第2表示領域において選択された“新説武蔵”に関連付けられたコンテンツ情報が表示される。
第3表示領域に表示されるコンテンツ情報には,複数のコンテンツ要素が含まる。例えば,コンテンツ要素のうち,アイコン600−3,アイコン600−4は,書籍“新説武蔵”の著作者が作詞した「CD3」,「CD4」をクリックすれば購入可能なようにアイコン表示されている。
同様に,アイコン600−5,アイコン600−6は,書籍“新説武蔵”の著作者が執筆した「書籍3」をクリックすれば購入可能なようにアイコン表示されている。
したがって,第3表示領域に表示されるコンテンツ情報は,第2表示領域に表示されるコンテンツ情報と親子の関係を有している。
なお,本実施の形態にかかる番組またはアイコン600が選択されると,第2表示領域に表示される場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,第3表示領域などに表示されてもよい。
次に,図1,図8〜図10を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示システム100を構成する各構成要素の構成について説明する。図8は,本実施の形態にかかる放送局の概略的な構成を示すブロック図であり,図9は,本実施の形態にかかるECG情報のデータ構造の概略を示す説明図であり,図10は,本実施の形態にかかるECG情報に含まれるメタ情報の概略を示す説明図である。
まず,図1に示すように,本実施の形態にかかるネットワーク103について説明すると,ネットワーク103は,情報提供装置104と双方向通信可能に接続するものであり,典型的にはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットである。また接続媒体は,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などによる光ファイバケーブル,Ethernet(登録商標)による同軸ケーブル又はツイストペアケーブル,もしくはIEEE802.11bなどによる無線など,有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
次に,図8に示すように,本実施の形態にかかる放送局105は,通常の放送設備に加えて,番組編成部201と,サブメタ情報付加部202と,番組メタ情報付加部203と,メタ情報参照ID付加部204と,メタ情報記憶部205と,情報関連付部206と,識別情報送信部207とから構成される。
なお,本実施の形態にかかる画面表示システム100の提供サービスが“放送”である場合,画面表示システム100には,図1に示す本実施の形態にかかる放送局105が備わる。また,放送局105が視聴者に提供する主コンテンツ(メインコンテンツ)は,EPG情報であるとする。
また,本実施の形態にかかるメインコンテンツは,EPG情報である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メインコンテンツがゲームソフト販売リスト,CD販売リスト,書籍販売リスト,または映画放映予定表などの場合であってもよい。
番組編成部201は,放送局105で放送される番組の編成処理をし,編成情報などを生成する。
サブメタ情報付加部202は,サブメタ情報を生成し,上記サブメタ情報をサブコンテンツ,サブコンテンツの実体,または編成情報に付加する。なお,サブコンテンツは,主コンテンツに紐付けられた詳細情報等であり,サブコンテンツの実体は,サブコンテンツに紐付けられた少なくとも商品,プログラム,パッケージ,サービス,静止画データ,動画データ,音楽データ,またはテキストのうち少なくとも一つから構成されるコンテンツであり,コンテンツサービスサーバ107から提供される。
上記サブメタ情報は,メインコンテンツに関連付けられるメインメタ情報(または,番組メタ情報。)の配下に属するメタ情報である。したがって,画面表示装置101は,メインメタ情報にアクセスすると,メインメタ情報と関連性のあるサブメタ情報に派生的にアクセスすることができる。
したがって,メインコンテンツから詳細情報等のサブコンテンツにアクセスし,さらに目的とするサブコンテンツの実体(以下,グッズ)をアクセスすることができる。ユーザは,上記グッズを,課金・決済することで購入することができる。
番組メタ情報付加部203は,メインメタ情報である番組メタ情報を生成し,番組編成部201により生成された編成情報に付加する。なお,編成情報に付加された番組メタ情報は,画面表示装置101に配信する基本EPG情報として構成される。基本EPG情報は,電子番組表(EPG)の形式に構成したものである。なお,番組メタ情報またはサブメタ情報は,情報についての情報を示すメタ情報であり,さらに上記番組メタ情報は,メインメタ情報に属する。メインメタ情報については後述する。
また,上記基本EPG情報は,番組メタ情報を含み,番組表としての構造情報を有する。基本EPG情報は,ネットワーク103を介して送信される場合は,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)などの形式で配信され,放送波により送出される場合には,例えば,SI(Service Infomation)などの形式で送出される。
メタ情報参照ID付加部204は,メタ情報参照IDを割当て,番組編成部201により生成された編成情報と,サブメタ情報とに,上記メタ情報参照IDを付加する。番組メタ情報またはサブメタ情報を含むECG情報と,番組とを対応させるため,上記メタ情報参照IDが例えば番組毎に割当てられる。したがって,編成情報に付加された番組メタ情報と,サブメタ情報とにメタ情報参照IDが付与されることにより,メタ情報参照IDに基づき,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得することができる。
上記メタ情報参照IDを参照することにより,画面表示装置101は,番組メタ情報またはサブメタ情報を取得し,サブコンテンツまたは各放送番組の関連情報にアクセスできる。なお,メタ情報参照IDは放送局105内で一意であればよい。
メタ情報記憶部205は,少なくとも上記編成情報,サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツを記憶する。なお,上記サブメタ情報,番組メタ情報,メタ情報参照ID,またはサブコンテンツは,ECG情報に属するが,ECG情報については後述する。
情報関連付部206は,上記編成情報に付加された,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを関連付ける。メタ情報参照IDと基本EPG情報とが対応付けられることにより,画面表示装置101は,メタ情報参照IDに基づき,基本EPG情報に含まれる放送局105を識別する放送局情報等を取得できる。なお,放送局情報については後述する。
識別情報送信部207は,放送波またはネットワーク103を介して,上記基本EPG情報と各番組のメタ情報参照IDとを送出する。メタ情報参照IDは,基本EPG情報とともに,識別情報送信部207から配信される。
識別情報送信部207から放送波によってメタ情報参照IDを配信するためには,例えば,基本EPG情報を伝送する方式であるSIのうち,メタ情報参照IDを示すディスクリプタの属性値等が定義される必要がある。
また,インターネット等のネットワーク103を介して,基本EPG情報またはメタ情報参照IDなどを送信するためには,画面表示装置101側で対応可能な形式の配信フォーマットと,配信の仕組み等を定義する必要がある。
上記配信フォーマットは,例えば,HTML(Hyper Text Markup Language)形式,またはXML(eXtensible Markup Language)形式などを例示することができる。したがって,上記HTML形式,XML形式で配信する際には,メタ情報参照IDを示す属性がメタ情報に含まれる。
また,HTML形式またはXML形式で配信される際,上記配信フォーマット形式に準拠する基本EPG情報には,メタ情報参照IDの属性値が付加される。
上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブメタ情報または番組メタ情報は,ディレクトリサービスサーバ106に随時送信される。また,上記メタ情報記憶部205に記憶されるサブコンテンツまたはサブメタ情報は,コンテンツサービスサーバ107に送信される。
次に,図9を参照しながら,本実施の形態にかかるECG情報について説明する。まず,図9に示すように,ECG情報は,メタ情報に属するメインメタ情報とサブメタ情報とから構成される。
ECG情報は,TV(テレビ)番組を検索するためのデータとして基本EPG(Electronic Program Guide)情報を拡張し,TV番組だけではなくインターネット上等の各種コンテンツの検索をし,必要な情報を入手することが可能となる。
ECG情報には,各階層ごとに上述した番組メタ情報,基本EPG情報,サブメタ情報,サブサブメタ情報,…が含まれる。上記番組メタ情報または基本EPG情報は,EPG情報に属する情報である。EPG情報は,TV番組を検索するための電子番組表データである。なお,上記EPG情報が画面表示部508の第1表示領域に表示される場合,EPG情報はメインコンテンツ情報に該当する。
EPG情報を拡張した上記ECGを利用することにより,検索対象がテレビ番組に限定されず,ネットワーク103を介して取得可能な詳細情報,各種グッズまで検索対象とすることができ,検索された詳細情報,各種グッズ等を入手することができる。
図9に示すメインメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,メインコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,メインコンテンツは,情報提供装置104が主コンテンツとして提供するコンテンツであり,例えば,情報提供装置104に放送局105が備わる場合,メインコンテンツは,放送番組,EPG情報,または編成情報であり,放送局105ではなくDVD(Digital Versatile Disc)販売装置が備わる場合,メインコンテンツは,DVDソフト販売リストであり,グッズは,DVDソフト等である。
また,上記メインコンテンツをEPG情報または編成情報とした場合,本実施の形態にかかるメインメタ情報は,特に“番組メタ情報”とする。番組メタ情報(番組名,ジャンル,カテゴリ,出演者,など)は,現状の放送波におけるSI(Service Infomation)やインターネット上のEPGサービス(サービスごとに内容は一部異なる)にて配信されるメタ情報に類する。なお,メタ情報は,ある情報についての情報である。
また,番組メタ情報,サブメタ情報など各種メタ情報が画面表示部508の表示領域に表示される場合,上記メタ情報もコンテンツ情報に相当する。例えば,画面表示部508の第1表示領域に表示される番組のタイトルや,放送時間,出演者などの番組メタ情報は,コンテンツ情報に相当する。
また,第2表示領域に表示される番組に関連する書籍名や出演者の氏名などのサブメタ情報は,サブコンテンツ情報に相当する。
また,図9に示すサブメタ情報は,メインメタ情報の第1階層の階層下に属する。サブメタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,サブコンテンツに付加されるメタ情報である。なお,サブコンテンツは,メインコンテンツに関連付けられた1または2以上の詳細情報などのコンテンツであり,サブメタ情報を参照することで取得可能となる。
サブコンテンツには,サブコンテンツに紐付けられ,上記サブコンテンツのさらに階層下(第3階層)に属するサブサブコンテンツが存在する。以下同様に,詳細情報等のサブサブコンテンツの階層下にも存在する。したがって,メインコンテンツから第1の階層,第2の階層,…と1又は2以上の階層が存在し,上記各階層下には,詳細情報等が存在する。
サブコンテンツの実体(グッズ)は,例えば,商品,パッケージ,動画や音楽の電子データ,サービスなどを例示することができる。なお,本実施の形態にかかるサブコンテンツの実体は,かかる例に限定されない。
また,図9に示す番組メタ情報は,ECG情報として提供されるメタ情報のうち,番組に関連するメタ情報である。番組メタ情報は,例えば,番組に関連する番組名,ジャンル,または出演者などを例示することができる。
番組メタ情報は,現状の放送波におけるSIやインターネット上のEPGサービスサーバ108(EPGサービスごとに内容は一部異なる。)により,配信される情報に類する。番組メタ情報は,基本EPG情報のデータ構造と相違するが,番組メタ情報が基本EPG情報として表現されても内容は実質同様である。
サブメタ情報は,ECG情報に含まれるメタ情報である。サブメタ情報は,後述のコンテンツサービスサーバ107から提供されるサブコンテンツに付加されている。
上記サブメタ情報は,例えば,URI(Universal Resource Identifier)であるサブコンテンツの所在情報(場所情報),名称,著者などの人名,サブコンテンツの制作者名,上記サブコンテンツを提供するサービス有効期限などを例示することができる。なお,URLは,上記URIの体系に含まれる。
次に,図10を参照しながら,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報について説明する。図10は,本実施の形態にかかる番組メタ情報とサブメタ情報の概略的な構成を示す説明図である。
図10に示すように,ECG情報に含まれる番組メタ情報は,“番組名”,“番組ジャンル”,“放送時間”,または“再放送”などの番組関連に属する番組メタ情報と,“名称・略称”,“出演者ジャンル”,“所属事務所”などの出演者関連に属する番組メタ情報と,番組メタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数の番組メタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,または番組メタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのメインメタ情報を制御する制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
また,上記“放送時間”は,番組が放送される時間(放送開始時間,放送終了時間)を表わしている。番組関連の“ジャンル”は,放送される番組のジャンルを示し,ドラマ,音楽,またはバラエティなどを例示することができる。“名称・略称”は,番組に出演する主演者の名称または略称を示し,“木室拓哉”,“キムタ”などの番組メタ情報を例示することができる。
また,上記“再放送”は,再放送される番組がある場合に設定され,上記再放送番組の元番組(オリジナル番組)を示すために用いられる。したがって,上記“再放送”を検索することで,オリジナル番組の再放送番組をリストアップできる。なお,上記再放送番組は,オリジナル番組と略同一の番組が再度放送される場合のみならず,オリジナル番組の続編,スペシャル,総集編などの番組,さらにはオリジナル番組が収録されたDVDなども再放送番組に含む。
上記出演者関連の“ジャンル”は,放送される番組に出演する出演者のジャンルを示し,“俳優”,“歌手”,“お笑い”,“コメディアン”,または“画家”などの番組メタ情報を例示することができる。なお,本実施の形態にかかる番組メタ情報は,番組関連または出演者関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。
また,図10に示すように,ECG情報に含まれるサブメタ情報は,“曲名”,“アーティスト名”,“レコード会社名”,または“楽曲購買サイトURL”などの楽曲関連に属するサブメタ情報と,“店名”,または“所在地”などのお店関連に属するサブメタ情報と,“商品名”,または“商品購買サイトURL”などの商品関連に属するサブメタ情報と,“ユーザのアクセスを促したいサイトのURL”などの勧誘関連に属するサブメタ情報と,サブメタ情報のバージョンを示す“メタ情報バージョン”,メタ情報参照IDに属する複数のサブメタ情報群が更新される可能性を示す“更新可能性”,またはサブメタ情報群が更新されるタイミングを示す“更新タイミング”などのサブメタ情報の制御関連に属する番組メタ情報とを例示することができる。
上記番組メタ情報は,サブメタ情報と主従の関係を有し,当該番組メタ情報の階層下にサブメタ情報を関連付けるように付加する場合でも可能であり,また,番組メタ情報に関連するサブメタ情報を予め番組メタ情報に含ませることも可能である。同様にサブメタ情報も階層下にサブサブメタ情報を関連付けるように付加する場合も可能であり,サブサブメタ情報を含ませることもできる。以降の階層においても同様である。
なお,本実施の形態にかかるサブメタ情報は,楽曲関連,お店関連,賞品関連,または勧誘関連に属する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。また,本実施の形態にかかるサブサブメタ情報は,上記サブメタ情報と,ほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
(コンテンツサービスサーバ107)
次に,図11を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107について説明する。図11は,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるコンテンツサービスサーバ107は,放送局などのコンテンツ提供者が視聴者に対して提供するメインコンテンツまたは各種詳細情報等を各階層ごとに保有する。なお,場合に応じて,上記詳細情報には,グッズを購入するための情報,当該詳細情報の階層下の詳細情報の所在や入手方法などを示す情報なども含む。
図11に示すように,コンテンツサービスサーバ107は,少なくとも記憶部301,メタ情報管理部302,各部の処理を制御する制御部(図示せず。),ネットワーク103を介してデータを送信する送信部300,またはネットワーク103を介してデータを受信する受信部(図示せず。)を備える。
上記記憶部301は,放送局105から提供される詳細情報(サブコンテンツ)を記憶する。サブコンテンツは,メインコンテンツに紐付けられた詳細情報等である。例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,サブコンテンツは,上記EPG情報の番組に紐付けられた情報である。したがって,番組に関連する情報のうち,メインコンテンツを親とする子の情報がサブコンテンツとなる。
メインコンテンツがEPG情報である場合,サブコンテンツは,番組の前回のストーリー情報,番組の出演者情報,番組に関連する書籍情報,番組に関連する音楽情報などを例示することができる。メインコンテンツ,サブコンテンツ等は,コンテンツ情報である。
記憶部301は,メインコンテンツに関連する書籍,CDなどのグッズを販売するためのWebサイト情報なども詳細情報として記憶する。なお,記憶部301は,特に番組に関連するWebサイト情報を記憶する。
また,本実施の形態にかかるサブコンテンツは,例えば,放送局内に設置されるコンテンツサービスサーバ107の記憶部301内に存在するほかに,ネットワーク103上のコンテンツサービスサーバ107に備わる記憶部301内に分散して存在してもよい。
上記サブコンテンツにECG情報として提供されるサブメタ情報を付加することができる。メタ情報管理部302は,上記サブメタ情報を記憶する。したがって,サブメタ情報を画面表示装置101に提供してから,サブコンテンツを提供する場合でもよい。
なお,本実施の形態にかかる記憶部301は,サブコンテンツの他にもメインコンテンツなども記憶し,メタ情報管理部302は,サブメタ情報の他にもメインメタ情報なども記憶する。
また,本実施の形態にかかる画面表示システム100には,複数の放送局105が備わる場合,1のコンテンツサービスサーバ107を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
(ディレクトリサービスサーバ106)
次に,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106は,例えば,ディレクトリサービス専用のサーバとして,運営される。図11に示すように,ディレクトリサービスサーバ106は,記憶部303と,メタ情報管理部304と,ネットワーク103を介してデータを送信する送信部305と,各部の処理を制御する制御部(図示せず。)と,送信部(図示せず。)とを備える。
メタ情報管理部304は,ECG情報としてコンテンツサービスサーバ107から提供される各種サブコンテンツの所在,タイトル,ジャンル,関連する人名(出演者,著者など),価格,またはサービス有効期限など様々な属性に関する複数のサブメタ情報の集まりであるサブメタ情報群と,メインメタ情報群(番組メタ情報群)を保持する。
また,メタ情報管理部304は,通常の番組に関する番組メタ情報と上記サブメタ情報群とを関連付けて保持している。なお,番組メタ情報も,複数の番組メタ情報からなる番組メタ情報群として構成される場合であってもよい。
メタ情報管理部304は,番組メタ情報,サブメタ情報,またはメタ情報参照IDなどを放送局105ごとに独立して記憶し,管理する場合であっても実施可能である。
上記サブメタ情報は,放送局105側で番組ごとの単位に編集され,1又は2以上のサブメタ情報からなるサブメタ情報群として構成される。また,上記サブメタ情報群を参照するためのメタ情報参照IDが割り当てられる。
画面表示装置101は,上記メタ情報参照IDに基づき,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスすることにより,サブメタ情報等のメタ情報を取得する。なお,ディレクトリサービスサーバ106は,画面表示装置101からアクセスがある度に発生するアクセス情報を取得し,画面表示装置101ごとに上記アクセス情報を蓄積することができる。
なお,本実施の形態にかかる画面表示システム100には複数の放送局105が備わる場合,1のディレクトリサービスサーバ106を複数の放送局105で共用する場合であっても実施可能である。
(画面表示装置101)
次に,図11に示す本実施の形態にかかる画面表示装置101について説明する。画面表示装置101は,例えば,放送用STB(セットトップボックス),情報家電,ビデオレコーダー,またはゲーム機などの各種CE機器,PC(パーソナルコンピュータ),PDA(Personal Digital Assistant),または携帯電話をはじめとするモバイル機器などを例示することができる。
画面表示装置101は,識別情報等を受信する受信部(図示せず。)と,取得要求部502と,メタ情報取得/記憶部503と,選択受付部504と,コンテンツ情報取得部505と,表示画面生成部507と,表示領域生成部509と,画面表示部508と,部分取得部510と,表示領域制御部511と,アイコン生成部514と,入力部(図示せず。)とを備える。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ情報取得部505は,例えば詳細情報等を取得する詳細情報取得部,または情報を取得する情報取得部等にも該当し,本実施の形態にかかるアイコン生成部514は,指標等を生成する指標生成部等の場合でもよい。また,本実施の形態にかかるアイコン生成部514及び/又は画面表示部508は,本発明にかかる表示部等に該当する。
識別情報等を受信する受信部(図示せず。)は,アンテナ等から放送波を介して,基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。また,ネットワークを介して受信可能な受信部(図示せず。)は,ネットワーク103を介して基本EPG情報とメタ情報参照IDとを受信し,記憶する。
なお,本実施の形態にかかる画面表示装置101は,データ放送を放送する放送局105から受信する場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,上記放送局105以外のISP等からメタ情報参照ID等を受信する場合でも実施可能である。
また,本実施の形態にかかる画面表示装置101は,メタ情報参照IDを受信部(図示せず。)から取得する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メインコンテンツがCD販売リストの場合で,グッズが音楽CDなどの“CD”の場合,CDを再生可能な画面表示装置101は,CDの拡張記憶領域に記憶されたメタ情報参照IDを読み取ることにより,情報提供装置104からメタ情報参照IDを取得する機能を備える場合であっても実施可能である。
また,例えば,メインコンテンツが書籍出版リストの場合で,グッズが書籍の場合,上記書籍の表紙等にメタ情報参照IDが直接記載された場合,画面表示装置101は,メタ情報参照IDを,画面表示装置101に備わるキーボードなどの入力部511により,メタ情報参照IDを取得する場合であっても実施可能である。なお,上記メタ情報参照IDは,1次元,2次元,または3次元バーコードなどの場合でもよい。
また,受信部は,ディレクトリサービスサーバ106のURI等の所在情報を,ネットワーク103を介して受信し,上記URIを記憶する。また,画面表示装置101に備わる入力部511からURI等の所在情報が入力され,記憶される場合等でもよい。上記URIにより,画面表示装置101は,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスできる。
なお,画面表示装置101は,ダイアルアップ接続,またはADSL/FTTHなどそれに類する方法でネットワーク103に接続することができる。
画面表示装置101は放送波またはネットワーク103を介して配信される基本EPG情報を受信するとともに,各番組に付加されたメタ情報参照IDを受信する。
画面表示装置101は各局に対応したディレクトリサービスサーバ106のインターネット上の所在情報(URIなど)をそれぞれ管理する。URIが変更された場合には,上記URIを更新することにより常に最新のURIを記憶している。放送波またはネットワーク103を介して受信する更新データによって,URIが更新される。
放送波受信部102または受信部(図示せず。)は,放送波によるSIまたはネットワーク103を介して送信されるメタ情報参照IDが付加された基本EPG情報を受信し,各メタ情報参照IDを保存する。
メタ情報参照IDを取得する際,受信するメタ情報参照IDに該当する番組は,どの放送局の番組であるかを判別することができるようにするため,メタ情報参照IDを保存する際には放送局情報(図示せず。)と関連付けて保存しておく。
なお,SIからメタ情報参照IDを取得する場合,上記放送局情報を受信することにより,どの放送局の番組であるかを判別することが可能である。例えば,ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:社団法人 電波産業会)が定める放送規格によれば,SIには,放送局を示すサービスIDが必ず含まれる。上記サービスIDを含む放送局情報と,メタ情報参照IDとを関連付ける。
ネットワーク103を介してEPGサービスサーバ108が放送局情報を提供する場合,放送局情報が判別可能な形式で配信される。以下,図12を参照しながら,ネットワーク103を介して配信されるEPGデータについて説明する。図12は,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造を示す説明図である。
図12に示すように,EPGデータのデータ構造は,XML形式からなる。EPGデータは,基本EPG情報であることを示すタグ,放送局情報であることを示すタグ,または番組メタ情報であることを示すタグ等から構成される。なお,本実施の形態にかかるEPGデータのデータ構造は,XML形式の場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,EPGデータのデータ構造は,HTML形式などの場合であっても実施可能である。
基本EPG情報とともに配信されるメタ情報参照IDは必ず放送局を表す放送局情報と共に配信される,なお,放送局情報は,メタ情報であるが,かかる例に限定されない。
なお,図12に示すメタ情報参照IDは,属性である場合を例にあげて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,メタ情報参照IDは,メタ情報参照IDであることを示すインデックス的機能を有するタグの場合でも実施可能である。
図12に示すように,放送局を示すのは,“放送局ID”である。また,上記“放送局ID”には,“TPS”,または“ブシテレビ”が設定されている。なお,かかる例に限定されず,上記“放送局ID”に,適当なIDが割当てられてもよい。
図12に示す放送局情報は,“放送局タグ(<放送局>)”と“番組タグ(<番組>)”が階層構造になっている。番組ごとのメタ情報参照IDは,放送局を示す要素(“放送局ID”)の子要素として定義されている。
図12に示すデータ構造の場合,メタ情報参照IDを取得する際,階層構造の親要素である“放送局ID”を参照することにより,どの放送局に属するものかを判定することができる。
また,ネットワーク103を介して配信される他の放送局情報は,メタ情報参照IDのIDの命名規則を設ける放送局情報がある。メタ情報参照IDとしてIDの先頭などに放送局を判別するための文字列を必ず入れておくように定義する。
画面表示装置101は,上記所定の文字列が設定されたメタ情報参照IDを参照することで,どの放送局105に属するものかを判定することができる。ただし,放送局105ごとにIDを独自に管理できる利点を失う可能性がある。
したがって,放送局105が独自に命名したメタ情報参照ID(放送局105を判定するための文字列を含まない。)を,EPGサービスサーバ108で配信する際,放送局判別のための文字列を付加する。
画面表示装置101は,メタ情報参照IDなどのデータを取得する際,放送局105を判別するための文字列を削除し放送局105が指定したメタ情報参照IDに戻す処理を追加する必要がある。
基本EPG情報を取得した画面表示装置101は,画面表示部508にEPG表示画面を表示する。視聴者は,EPG表示画面に表示された適当な番組に関する番組メタ情報またはサブメタ情報を表示するよう指示すると,メタ情報参照IDおよび該当する放送局105のディレクトリサービスサーバ106のURI情報に基づき,画面表示装置101は,該当するサブメタ情報を取得する。
なお,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,放送局105ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。画面表示装置101は,上記放送局105ごとに,メタ情報参照ID,サブメタ情報などを区別し,詳細情報であるサブコンテンツを取得する。
例えば,放送局105−Aから取得した番組メタ情報またはサブメタ情報に含まれるキーワードに基づき,放送局105−Bの番組メタ情報またはサブメタ情報を検索することが可能であり,視聴者は放送局105の違いを意識せずに番組メタ情報またはサブメタ情報等を取得することができる。
また,本実施の形態にかかるディレクトリサービスサーバ106およびコンテンツサービス107は,例えば,番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに独立して運用される場合であっても実施可能である。なお,上記番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者等ごとに運用される場合であっても,放送局105がメタ情報参照IDを割当てる。
番組のスポンサーまたはコンテンツ提供者ごとに独立して運用する場合,例えば,ディレクトリサービスサーバ106−Aは,A番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDまたはサブメタ情報等を保有し,ディレクトリサービスサーバ106−Bは,B番組のスポンサーにかかるメタ情報参照IDサブメタ情報等を保有する。
次に,図11に示す本実施の形態にかかる画面表示装置101に備わる入力部(図示せず。)は,ユーザから操作指示を受けることが可能なマウス,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスや,キーボードなどからなるが,かかる例に限定されない。
入力部(図示せず。)は,画面表示部508に表示されるEPG表示画面から適当な放送番組を選択し,上記選択された放送番組に関連するサブコンテンツ等の詳細情報を取得し,画面表示部508上の新たな表示領域を割当て表示する。なお,上記画面表示部508にコンテンツを表示する表示処理については後述する。
入力部は,放送番組を選択することで,当該番組に関連するサブメタ情報を取得することができる。したがって,画面表示部508に表示されたメインメタ情報から所望のサブメタ情報を取得するとともに,上記サブメタ情報に関連付けられたサブコンテンツを取得することができる。なお,サブメタ情報に限定されず,入力部511は,メインメタ情報を選択することも可能である。
選択受付部504は,入力部から送信される操作指示情報を元に,選択された放送番組が属するメタ情報参照ID,放送番組の“タイトル”などの属性値等が設定された問合せ情報を生成する。
取得要求部502は,選択受付部504から送信された問合せ情報を,ネットワーク103を介して,ディレクトリサービスサーバ106に送信する。なお,問合せ情報を送信する送信先は,画面表示装置101が保有するディレクトリサービスサーバ106のURI全てが対象となる。
メタ情報取得/記憶部503は,ディレクトリサービスサーバ106に対して,上記取得要求部502が問合せた番組の階層下の番組メタ情報またはサブメタ情報を送信するよう要求し,ネットワーク103を介して上記番組メタ情報またはサブメタ情報を受信し,記憶する。
コンテンツ情報取得部505は,取得要求部502からの問合せ情報で検索された番組メタ情報またはサブメタ情報に基づき,メタ情報管理部302にネットワーク103を介してアクセスし,当該サブメタ情報に関連付けられたメタ情報(サブサブメタ情報等)を取得する。
また,コンテンツ情報取得部505は,該当するメタ情報を取得する他に,取得した当該メタ情報に含まれるURI情報から,リンク先のサブコンテンツ情報(詳細情報等)も取得する。なお,本実施の形態にかかるコンテンツ情報取得部505は,サブコンテンツ等の詳細情報を取得する詳細情報取得部にも該当する。
表示画面生成部507は,サーバ106,107から受信した情報を元に,テンプレートなどを利用して画面表示部508に表示するためのデータを生成する。例えば,サーバ106,107から受信したサブメタ情報またはサブコンテンツなどを取得し,XMLおよびXSLTによるテンプレート変換などにより生成する。
表示領域生成部509は,上記表示画面生成部507により生成されたデータを画面表示部508に表示するための各表示領域を割当てることで,表示領域を生成する。
部分取得部510は,EPG情報(メインコンテンツ)を縮小などする場合,必要な部分だけを抽出する。例えば,部分取得部510は,選択された番組のうち時間が前後する同じ放送局のメインコンテンツを取得する場合,または選択番組の同時間帯の各放送局のメインコンテンツを取得する場合などを例示することができる。
表示領域制御部511は,生成された表示画面のデータに基づき,割当てられた1又は2以上の各表示領域を縮小または拡大し,EPG情報と,各表示領域にサブコンテンツなどの詳細情報を画面表示部508の画面内に納めるように表示させる。
アイコン生成部514は,詳細情報等のコンテンツ情報にかかるカテゴリごとに,アイコンデータを生成する。上記カテゴリは,コンテンツ情報のサブメタ情報等に属性値として含まれる。生成されたアイコンデータは,アイコン生成部514により,図2等に示すようにアイコン600が横一列に並んで表示されるように画面表示部508に指示する。
したがって,アイコン生成部514は,画面表示装置101に備わる記憶部またはディレクトリサービスサーバ106からコンテンツ情報の属性であるカテゴリの属性値に基づき,アイコンデータを生成する。上記アイコンデータが画面表示部508によりアイコン600として表示される。
なお,本実施の形態にかかるアイコン生成部514は,生成したアイコンデータを横一列に並べて配置されるように指示する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,アイコン生成部514は,縦一列に並べて配置されるように指示する場合,予め設定情報に登録されたカテゴリの優先度順に基づき配置されるように指示する場合等であっても実施可能である。
アイコン600がマウス等の入力部により選択されると,選択されたアイコン600に該当するカテゴリを取得し,上記カテゴリに一致する階層下に属する他のメタ情報またはメタ情報に含まれるURI情報等を検索し,取得する。
なお,アイコン600に構成される文字や,図形,または模様などのうち少なくとも一つからなるイメージは,予め記憶部などに記憶される場合でもよく,ディレクトリサービスサーバ106から受信する場合でもよい。
また,本実施の形態にかかる表示領域制御部511は,表示領域を制御する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,表示領域制御部511は,サブメタ情報等のテキスト,またはサブコンテンツなどのコンテンツのテキスト,または画像を縮小することで画面表示部508の画面内に納める場合でも実施可能である。
次に,図13を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の変形例について説明する。図13は,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の概略的な構成を示すブロック図の第1の変形例である。
以下,図11に示す画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107と図13に示す画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107との相違点について説明する。
図13に示すように,図11に示すコンテンツサービスサーバ107と比較して,図13に示すコンテンツサービスサーバ107は,表示画面生成部306,URI情報送信部307,アイコン生成部308をさらに備えている点で相違する。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツサービスサーバ107には,表示画面生成部306,URI情報送信部307,およびアイコン生成部308が備わる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,ディレクトリサービスサーバ106にも備わる場合であってもよい。
上記表示画面生成部306は,画面表示装置101に備わる画面表示部508に表示させるために,予め表示画面データ(詳細情報,サブコンテンツ)を生成する。例えば,静止画像,動画像,テキストなどから構成されるWeb画面などの表示画面データ(詳細情報)を例示することができる。なお,上記表示画面データには,URI情報が含まれる。
本実施の形態にかかる表示画面データは,サブコンテンツとしての詳細情報に限定されず,例えば,サブコンテンツの階層下に属するサブサブコンテンツ,さらに階層下に属するサブサブサブコンテンツ等である場合でもよい。
URI情報送信部307は,画面表示装置101から送信される問合せ情報などに応じて,記憶部301に記憶されたCGIプログラムなどを,CPU(図示せず。)が起動することで,表示画面生成部306を制御し,表示画面生成部306に動的に表示画面データを生成させることができる。
さらに,URI情報送信部307は,動的に生成された詳細情報のURI情報を,ネットワーク103を介して,送信する。
したがって,画像表示装置101は,コンテンツサービスサーバ107からURI情報を受信することで,画面表示部508にサブコンテンツなどの詳細情報を表示することができる。
アイコン生成部308は,メタ情報管理部302に管理されているカテゴリの属性を示すメタ情報の属性値に基づき,アイコンデータを生成する。生成タイミングは,予めアイコンデータを生成し,記憶部301に記憶してもよいが,画面表示装置101に送信する時点で,アイコンデータを生成してもよい。生成されたアイコンデータは,画面表示装置の画面にアイコン600として表示される。
また,図11に示す画面表示装置101と比較して,図13に示す画面表示装置101は,表示画面生成部507を備えず,URI情報受信部512,URIアクセス部513をさらに備えている点で相違する。
したがって,図13に示すように,表示画面データとしての詳細情報は,画面表示装置101では生成されず,コンテンツサービスサーバ107により生成される。
URI情報受信部512は,上記コンテンツサービスサーバ107に備わるURI情報送信部307から送信されるURI情報を,ネットワーク103を介して受信する。
URIアクセス部513は,コンテンツサービスサーバ107から送信されるURI情報に基づき,ネットワーク103を介して,URI情報に該当するコンテンツサービスサーバ107またはディレクトリサービスサーバ106が保有する詳細情報にアクセスする。
URIアクセス部513によりアクセスされた詳細情報は,ネットワーク103を介して,画面表示装置101に送信され,画面表示部508に表示領域が割当てられ,表示される。
次に,図14を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の変形例について説明する。図14は,本実施の形態にかかる画面表示装置101,ディレクトリサービスサーバ106,およびコンテンツサービスサーバ107の概略的な構成を示すブロック図の第2の変形例である。
図14に示すコンテンツサービスサーバ107は,図11に示すコンテンツサービスサーバ107と図7に示すコンテンツサービスサーバ107とを組み合わせたサーバである。
また,図14に示す画面表示装置101は,図11に示す画面表示装置101と図13に示す画面表示装置とを組み合わせた装置である。したがって,図14に示すように,表示画面データとしての詳細情報等は,画面表示装置101でも,コンテンツサービスサーバ107でも,どちら側によっても生成される。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツサービスサーバ107には,表示画面生成部306,URI情報送信部307が備わる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,ディレクトリサービスサーバ106にも備わる場合であってもよい。
(表示画面の構成)
次に,図15を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示部508に表示される表示画面の構成について説明する。図15は,本実施の形態にかかる表示画面の概略的な構成を示す説明図である。
図15(a)に示すように,画面表示部508は,1又は2以上の表示領域から構成される。まず,画面表示部508にはメイン表示領域(第1表示領域)が割当てられる。メイン表示領域は,メインコンテンツおよびサブコンテンツなど,複数の関連する情報を表示する領域が必要である場合,最上階層としてルートなど親要素となる領域が,メイン表示領域である。特に一番の親要素を表示する領域を第1表示領域と呼ぶ。
本実施の形態にかかるメイン表示領域には,放送番組の番組表であるEPG情報が表示される。
また,図15(a)に示すように,サブ表示領域(第2表示領域)は,メイン表示領域に表示されるコンテンツ要素(サブジェクト)群から,あるコンテンツ要素を選択したときにその関連情報,詳細情報などを表示する領域である。特に第1表示領域のサブ表示領域を第2表示領域と呼ぶ。
なお,本実施の形態にかかるコンテンツ要素は,メインコンテンツに構成される複数の項目,話題などのコンテンツの要素であり,例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,EPG情報に構成される各番組の内容や,出演者,音楽などを例示することができる。
また,本実施の形態にかかる“選択”とは,例えば入力部(図示せず。)であるマウスのクリックや,ボタンの押下によりコンテンツ要素が指定された状態や,マウスカーソルなどがそのコンテンツ要素の上に合わせている状態(onMouse),またはリモコン操作により選択するための枠(カーソル)がそのコンテンツ要素上に表示されている状態,などを含む。
図15(b)に示すように,画面表示部508に,メイン表示領域,サブ表示領域の他に,第3表示領域を割当てることも可能である。
画面表示部508に割当てられる表示領域は,図15(b)に示す第1表示領域,第2表示領域,第3表示領域など,複数の階層構造に構成することができる。したがって,各階層間の表示領域で,親と子の関係を有している。例えば,第2表示領域の階層下の第3表示領域にとって,第2表示領域は,親領域となる。
また,図16に示すように,表示領域は,各種パターンにより,画面表示部508に割付けられる。図16は,本実施の形態にかかる画面表示部に割当てられる表示領域の概略を示す説明図である。
図16(a)に示すように,画面表示部508には,メイン表示領域とサブ表示領域とが上下に配置される場合でもよい。
図16(b)に示すように,画面表示部508には,上側にサブ表示領域と,下側にメイン表示領域が上下に配置される場合でもよい。
また,図16(c)に示すように,左側にサブ表示領域と,右側にメイン表示領域が左右に配置される場合でもよい。なお,本実施の形態にかかるメイン表示領域とサブ表示領域が配置されるレイアウトは,かかる例に限定されない。
メイン表示領域とサブ表示領域との他に第3表示領域などのように,複数の階層になることがある。そこで以下,それぞれ階層の表示領域の親子関係を数字で表し,第1表示領域のサブ表示領域を第2表示領域,第2表示領域をメイン表示領域としたときのサブ表示領域を第3表示領域,第N表示領域をメイン表示領域としたときのサブ表示領域を第N+1表示領域というように区別する。
また,本実施の形態にかかる画面表示部508には,メイン表示領域,サブ表示領域と分類して表示領域を割当てているが,各表示領域の特性は同様のものである。したがって,各表示領域の面積などの相互間の関連性なども特に限定されない。上記関連性として,例えば,メイン表示領域は最も面積が大きいなどを例示することができる。
(コンテンツ要素の配置パターン)
次に,図17A,図17Bを参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツ要素の配置のパターンについて説明する。図17A,図17Bは,本実施の形態にかかる表示領域内に表示されるコンテンツ要素の概略的な構成を示す説明図である。
以下,図17A,図17Bを参照しながら説明するが,表示領域内には,後述するように,コンテンツ情報に含まれる複数のコンテンツ要素が表示されている。表示のパターン例としては,リスト型,テーブル型,例えばEPG情報のように,それらを組み合わせた形式,または不規則型などが例示される。表示のパターンは,複数のコンテンツ要素内から目的のコンテンツ要素を特定できる形式であればよい。
表示領域内にコンテンツ要素がさらに領域により表示されている場合には,その中にアイコンなどの子コンテンツ要素を配置することができる。例えばリストやテーブルの一つのコンテンツ要素の表示領域内にさらに複数の関連アイコンなどを配置することができ,階層化できる。
まず,図17A(a)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が上から順に要素A,要素B,要素C,および要素Dと上下に,リスト型のように配置されている。なお,表示領域は,上記説明のメイン表示領域,サブ表示領域などに該当する。
上記要素A,要素B,要素C,および要素Dには,さらに子要素としてアイコン600(600−1,600−2,…,600−7)が含まれる。
上記要素A,要素B,要素C,および要素Dのうちいずれか一つを,マウスのクリック等で選択することにより,選択されたコンテンツ要素に関連付けられた詳細情報を,他の表示領域に表示させることができる。
また,各アイコン600をクリック等で選択することにより,アイコン600が備わるコンテンツ要素に関連する各種の詳細情報を,表示領域を割当てることで表示することができる。なお,コンテンツ要素に関連付けられた詳細情報が存在しない場合,上記コンテンツ要素には,アイコン600が一切含まれない。
各コンテンツ要素に,コンテンツ要素の関連情報として,サブコンテンツである詳細情報を表示させるためのアイコンを表示させることで,アイコンが多いほど,詳細情報も豊富であることを視認することが容易となる。また,意図的に,そのようなコンテンツ要素にアクセスし,情報を得ようと試みる機会が増える。
1つのコンテンツ要素には,表示させたい詳細情報のカテゴリごとに1又は2以上のアイコン600を備えることができる。したがって,アイコン600を選択することで,所望のカテゴリの詳細情報を効率的に表示することができる。
本実施の形態にかかるカテゴリとして,例えば,メインコンテンツがEPG情報である場合,番組内容,出演者,書籍,または音楽などを例示することができる。したがって,番組内容のアイコン600,出演者のアイコン600,書籍のアイコン600,または音楽のアイコン600を,コンテンツ要素に該当する番組ごとに備えることで,当該番組に関連する出演者の詳細情報等を表示領域に表示させることができる。
次に,図17A(b)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が左から順に要素A,要素B,要素C,要素D,要素E,および要素Fと左右に,リスト型のように配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,要素D,要素E,および要素Fには,さらにアイコン600(600−8,600−2,…,600−14)が含まれ,各コンテンツ要素に表示されている。なお,その他は,図17(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図17A(c)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が碁盤の目のようにテーブル型に配置され左上隅から下の順に要素A,要素B,要素C,要素Dと配置され,続いて,要素E,要素F,要素G,要素H,…,要素Pと配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,…,要素Pには,さらに子要素(子コンテンツ要素)としてアイコン600(600−15,600−16,…,600−26)が含まれ,各コンテンツ要素に表示される。なお,その他は,図11(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図17B(d)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素がテーブル形式の変形例として,縦軸を時間,横軸を放送局としたEPG情報を表示する形式に配置されている。
上記EPG情報における各コンテンツ要素は,放送局Aでは,放送時間順に要素A,要素B,要素C,要素Dと配置され,続いて,放送局Bでは,時間の早い順に要素E,要素F,要素Gと配置され,放送局Cでは,時間の早い順に要素H,要素I,要素Jと配置されている。
また,上記要素A,要素B,要素C,…,要素Jには,さらにアイコン600(600−30,600−31,…,600−39)が含まれ,表示されている。なお,その他は,図17(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図17B(e)に示すように,表示領域には,コンテンツ要素が不規則に配置(不規則形式)されている。左上から順に要素A,要素B,要素C,および要素Dと配置されている。また,上記要素A,要素B,要素C,および要素Dには,さらにアイコン600(600−40,600−16,…,600−43)が含まれ,各コンテンツ要素に表示されている。なお,その他は,図17(a)とほぼ同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
(表示領域の割付バリエーション)
次に,図18A〜図18Fを参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示部508に各表示領域が割付けられるバリエーションについて説明する。図18A〜図18Fは,本実施の形態にかかる表示領域が割付けられる遷移を概略的に示す説明図である。
まず,図18A(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。
次に,図18A(a)に示す第1表示領域から,例えば番組などのコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示するための表示領域が新たに割付けられる。
図18A(b)に示すように,上記新たに割付けられる第2表示領域は,第1表示領域の下に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。なお,第1表示領域を縮小する際,必要な部分だけを残して縮小することが可能であるが,かかる処理については後述する。
また,図18A(b)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが1画面内に収まるように割付けられているため各表示領域の全体を視認することができる。
第1表示領域内のコンテンツ要素(番組など)に関連する詳細情報とが第2表示領域に表示されるため,第1表示領域と第2表示領域とは,主従の関係を有している。かかる表示領域は,第2階層,第3階層など,階層が増えた場合であっても同様に主従の関係を有する。例えば,第5表示領域と第6表示領域等とは主従の関係を有している。
次に,図18A(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。なお,第2表示領域に表示されるコンテンツ要素は,例えば,番組の出演者のプロフィール,番組の前回のストーリーなど,種種の項目,話題などを例示することができる。
図18A(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の下に,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。
次に,図18B(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図18Aとの相違点について説明する。
図18B(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の上に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図18B(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図18B(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域の下に,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。
次に,図18C(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図18Aとの相違点について説明する。
図18C(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図18C(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図18C(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の下側に,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。したがって,第2表示領域が第3表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図18D(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図18Aとの相違点について説明する。
図18D(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図18D(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図18D(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域の下側に,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。したがって,第1表示領域が第3表示領域を表示する分だけ縮小される。
次に,図18E(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図18Aとの相違点について説明する。
図18E(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域の右側に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図18E(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が,さらに選択されると,当該コンテンツ要素に紐付けられる詳細情報を表示する表示領域が新たに第3表示領域として表示される。
図18E(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第1表示領域と第2表示領域の下側に,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。したがって,第1表示領域と第2表示領域が第3表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
さらに,図18F(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が表示されている。なお,第1表示領域には,例えばメインコンテンツであるEPG情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,図18Aとの相違点について説明する。
図18F(b)に示すように,第2表示領域は,第1表示領域のうち右下方向に,配置される。したがって,第1表示領域は第2表示領域を表示する領域の分だけ縮小される。
次に,図18F(c)に示すように,第2表示領域内に表示されるコンテンツ要素が,さらに選択されると,第2表示領域の当該コンテンツ要素に紐付けられた詳細情報を表示するための表示領域が新たに第3表示領域として割当てられる。
図18F(c)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが割付けられた後,さらに第3表示領域が第2表示領域の内側に配置される。第3表示領域が配置される際,第2表示領域は,第3表示領域を表示可能な所定領域を確保しつつ,第2表示領域に必要な情報を表示するだけの領域をさらに確保する。
したがって,第2表示領域は,第3表示領域によって,領域が全て奪われることはない。第2表示領域の拡張された領域と,第3表示領域の領域は,第1表示領域を縮小することで確保される。なお,第1表示領域,第2表示領域,および第3表示領域は,画面表示部508の画面に収められるように割付けられる。
なお,図18A〜図18Fに示す本実施の形態にかかる画面表示部508には,まず第1表示領域のみが表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,まず,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが表示される等の場合であってもよい。
図18A〜図18Fに示す各階層の表示領域は,コンテンツ情報の情報量や属性に応じて,割当てられる表示領域の大きさが動的に変更する。また,割当てられた表示領域の大きさに適合する領域に,表示領域が割付けられる。したがって,その時のコンテンツ情報の情報量等に応じて,割付けられる表示領域のレイアウトが相違する。なお,情報量は,コンテンツ情報を表示するのに必要な領域の大きさ(サイズ)やコンテンツ情報のデータ容量などに相当し,上記サイズもしくはデータ容量のうち少なくとも一方に基づき求められる。
次に,図19,図20を参照しながら,第1表示領域にEPG情報が表示される場合,本実施の形態にかかる画面表示部508における各表示領域が割付けられる遷移について説明する。図19,図20は,本実施の形態にかかる第1表示領域にはEPG情報が表示された場合の表示領域の割付遷移を概略的に示す説明図である。
図19(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域のみが割当てられている。第1表示領域には,EPG情報が表示され,各放送局の番組の放送時間予定が表示される。なお,図19に示すEPG情報は,19時〜21時までの時間帯の各放送局の番組のみが表示されているが,入力部(図示せず。)により,EPG情報の番組表を上下にスクロールすることで,他の時間帯の各放送局の番組を表示できる。
図19に示す画面表示部508の表示領域は,上記説明の図18Aに示す表示領域と対応する。例えば,図19(a)に示す第1表示領域は,図18A(a)に示す第1表示領域に対応する。また,図19(b)に示す第1表示領域および第2表示領域も,図18A(b)に示す第1表示領域および第2表示領域に対応する。
図19に示すように,放送局である「A局」には,19時〜21時の間に,コンテンツに構成する要素として番組A1と,番組A2が放送予定となっている。また,同様に放送局である「B局」には,19時〜21時の間に,番組B1と,番組B2が放送予定となっており,放送局である「C局」には,番組C1と,番組C2が放送予定となっている。
次に,入力部により,番組B2が選択されると,番組B2と同時間帯に放送される他の放送局の番組(番組A1,番組A2,番組C1,番組C2)とが第1表示領域に部分的に表示されるように第1表示領域が縮小される。したがって,第1表示領域が縮小されると番組B2の同時間帯の番組以外は除かれ,第1表示領域に表示されない。なお,上記EPG情報のうち番組を部分的に表示するために部分取得部510により該当する番組が取得される。
なお,本実施の形態にかかる第1表示領域は,選択された番組と同時間帯に放送される他局の番組とを残すように縮小される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,第1表示領域は,選択された番組と,同じ放送局内の他の時間帯で放送される番組とを残すように縮小される場合,選択された番組とカテゴリ又は属性等が同じである他の番組を残すように縮小される場合等であっても実施可能である。同じ放送局の他の時間帯で放送される番組を残す場合,縮小後の第1表示領域は,同じ放送局である縦方向の領域だけが残る。例えば,選択された番組が番組B2の場合,縦方向の領域は,番組B1と番組B2とが残るような領域である。
また,第1表示領域の縮小が,選択された番組の同時間帯の番組が表示される領域に縮小するのか,同じ放送局内の他の時間帯に放送される番組が表示される領域に縮小するのか等,どちらのパターンを選択するかは,予め画面表示装置101に備わる記憶部(図示せず。)に記録される設定情報(図示せず。)に上記パターン選択を登録することで実施可能となる。
上記説明の通り,第1表示領域が縮小されると,縮小された第1表示領域は,破線により表示される領域となる。上記縮小された第1表示領域は,画面表示部508の画面中央部に位置するため,画面表示部508の画面上部までスライド移動する。なお,上記スライドしながら移動する遷移については,後程説明する。
縮小された第1表示領域が画面表示部508の画面上部に移動することで,画面表示部508の画面下部に表示領域を割当てることができる。
図19(b)に示すように,縮小された第1表示領域が画面表示部508の画面上部に移動している。さらに,画面表示部508の画面下部には,番組B2に関連付けられる詳細情報を表示するための第2表示領域が新たに割付けられる。割付けられた第2表示領域には,上記詳細情報が表示される。
図19(b)に示す画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域とが上下に割付けられている。第1表示領域には選択された番組B2に時間軸がリンクする他の番組(番組A1,…,番組C2)が表示され,第2表示領域には,第1表示領域で選択された番組B2に紐付く詳細情報が表示される。
したがって,画面表示部508に表示される第1表示領域のコンテンツ要素と第2表示領域に表示される詳細情報とは階層的な関係であるため,コンテンツ要素と詳細情報との関連性の想起を容易にし,さらに第1表示領域,第2表示領域など各階層の表示領域の情報が画面全体に表示されることで,全体の情報の視認を容易にし,思考過程の整理を効率的に行える。
なお,図19に示す画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域が割付けられる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,第3表示領域など1又は2以上の表示領域が割付けられる場合であっても実施可能である。
また,図19に示す画面表示部508の表示領域の割付パターンは,図18Aに対応する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,表示領域の割付パターンは,図18B〜図18Fなどの場合であっても実施可能である。
次に,図20(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域のみが割当てられている。第1表示領域には,EPG情報が表示され,各放送局の番組の放送時間予定が表示される。なお,図20に示すEPG情報は,19時〜21時までの時間帯の各放送局の番組のみが表示されているが,入力部(図示せず。)により,EPG情報の番組表を上下にスクロールすることで,他の時間帯の各放送局の番組を表示できる。
図20に示す画面表示部508の表示領域は,上記説明の図18Fに示す表示領域と対応する。例えば,図20(a)に示す第1表示領域は,図18F(a)に示す第1表示領域に対応する。また,図20(b)に示す第1表示領域および第2表示領域も,図18F(b)に示す第1表示領域および第2表示領域に対応する。
図20に示すように,放送局である「A局」には,19時〜21時の間に,コンテンツに構成する要素として番組A1と,番組A2が放送予定となっている。また,同様に放送局である「B局」には,19時〜21時の間に,番組B0と,番組B1と,番組B2,番組B3が放送予定となっており,放送局である「C局」には,番組C1と,番組C2が放送予定となっている。
次に,入力部により,番組B2が選択されると,図20(a)に示す破線の領域のよういに,番組B2と,番組B2の周辺部の放送番組(番組C1,番組C2,番組B3)とが第1表示領域に表示されるように第1表示領域が縮小される。なお,縮小された第1表示領域の領域の大きさに応じて,表示される番組の調整が行われる。また第1表示領域が縮小されると番組B2の周辺部に配置される番組以外は除かれ,第1表示領域に表示されない。上記第1表示領域に表示されるEPG情報のうち番組を部分的に表示するために部分取得部510により該当する番組が取得される。
例えば,縮小された第1表示領域の領域に余裕がある場合,矢印A方向に配置される番組(番組D1,番組D2など。)や,矢印B方向に配置される番組(番組B4など。)が第1表示領域に表示される。
なお,図20(a)に示す縮小された第1表示領域は,番組B2,番組C1,番組C2,番組B3である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,図20(a)に示すように,縮小される第1表示領域が“」”状の領域(番組B0,番組B1,番組B2,番組A1,番組A2)の場合でもよい。
次に,入力部により,番組B2が選択されると,番組B2と,番組B2の周辺部の番組(番組B3,番組C1,番組C2)とが第1表示領域に表示されるように第1表示領域が“「”状に縮小される。なお,上記“「”状に縮小される表示領域の割付パターンは,上記説明の設定情報等に予め登録される。
また,上記説明の通り,第1表示領域が“「”状に縮小されると,縮小された第1表示領域は,矢印A方向および矢印B方向に伸びる破線により表示された領域となる。上記縮小された第1表示領域は,画面表示部508の画面中央部に位置するため,画面表示部508の画面左上部までスライド移動する。なお,上記スライドしながら移動する遷移については,後程説明する。
縮小された第1表示領域が画面表示部508の画面上部に移動することで,画面表示部508の画面右下部に表示領域を割当てることができる。
図20(b)に示すように,縮小された第1表示領域が画面表示部508の画面左上部に移動している。さらに,画面表示部508の画面右下部には,番組B2に関連付けられる詳細情報を表示するための第2表示領域が新たに割付けられる。割付けられた第2表示領域には,上記詳細情報が表示される。
図20(b)に示す第2表示領域には,番組B2に関連付けられる詳細情報と,“書籍1”アイコン,“書籍2”アイコン,“書籍3”アイコン,“書籍4”アイコンからなるアイコン600とが表示される。
図20(b)に示すように,上記詳細情報は,“番組B2に関連する書籍は,書籍1,書籍2,書籍3です。”のようにテキストからなるメッセージ等である。なお,詳細情報は,かかる例に限定されず,例えば,静止画像,動画像,音声などから構成される場合であってもよい。
図20(b)に示す画面表示部508には,第2表示領域が第1表示領域の右下方向に配置されるように割付けられている。第1表示領域には選択された番組B2および番組2の周辺部の番組(番組B3,番組4,番組C1,番組C2,番組D1,番組D2)が表示され,第2表示領域には,第1表示領域で選択された番組B2に紐付く詳細情報とが表示される。
次に,図20(c)に示すように,第2表示領域に表示されたアイコン600のうち,所望のアイコン600が入力部により,選択される。入力部によりアイコン600が選択されると,「書籍2」アイコンのように,アイコンの枠線が太くなりアクティブ状態となる。
アイコン600が選択されると,選択されたアイコン600に関連付けられた詳細情報が第3表示領域に表示される。アイコン600を含む第2表示領域に表示される詳細情報の階層下が第3表示領域に表示される詳細情報となる。したがって,第2表示領域の詳細情報よりも,範囲が狭まった詳細な情報が第3表示領域に表示される。
図20(d)に示すように「書籍2」アイコンが選択されると,「書籍2」に関連付けられた詳細情報を第3表示領域に表示するため,第2表示領域が“「”状に縮小される。上記第2表示領域は図18F(c)に示す第2表示領域に対応するように縮小される。なお,第2表示領域の縮小は,第3表示領域に表示する詳細情報の情報量に応じて変動するが,詳細な説明は後述する。
第2表示領域の縮小により,空いたスペースに第3表示領域を割当てることで,“書籍3”に関連付けられた詳細情報を表示することができる。なお,第3表示領域には,第2表示領域と同様に,アイコンを選択すれば書籍2を購入することができる「購入する」アイコンなどのアイコン600と「書籍2」に関連する詳細情報とが表示される。
なお,図20に示す第2表示領域,第3表示領域には,詳細情報のカテゴリが書籍に関する詳細情報が表示される場合を例に挙げて説明したがかかる例に限定されず,例えば,第2表示領域,第3表示領域には,詳細情報のカテゴリが番組の内容,音楽,出演者などに関する詳細情報が表示される場合であっても実施可能である。その際には,第1表示領域にカテゴリごとにアイコン600が表示される。
画面表示部508に表示される第1表示領域のコンテンツ要素と第2表示領域に表示される詳細情報と,第3表示領域に表示される詳細情報とは階層的な関係であり,注視される確率が高い画面右下が最下層の詳細情報であるため,番組などのコンテンツ要素と,詳細情報との関連性の想起を容易にし,さらに第1表示領域,第2表示領域,第3表示領域など各階層の表示領域の情報が画面全体に表示されることで,全体の情報の視認を容易にする。したがって,各階層ごとに情報を順次に選択する動機など思考過程の整理を効率的に行える。
なお,図20に示す画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域と第3表示領域とが割付けられる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,第5表示領域など1又は2以上の表示領域が割付けられる場合であっても実施可能である。
また,図20に示す画面表示部508の表示領域の割付パターンは,図18Fに対応する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されない。例えば,表示領域の割付パターンは,図18B〜図18Fなどの場合であっても実施可能である。
(画面表示動作)
次に,図21を参照しながら,上記のように構成された画面表示システム100に適用される画面表示の動作について説明する。図21は,本実施の形態にかかる画面表示システムの画面表示動作の概略を示すフローチャートである。
まず,図21に示すように,画面表示装置101は,ディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107からメタ情報を受信する(S1501)。なお,上記メタ情報を受信する前に,画像表示装置101は,放送局105からメタ情報参照IDを受信する必要がある。以下,メタ情報参照IDの受信について簡潔に述べる。
放送局105は,メタ情報参照IDを画像表示装置101に送信するために,まず番組編成部201により,番組の編成処理を実行する。放送局105で番組の編成が決まると,番組に関連したメインメタ情報(番組メタ情報)とサブメタ情報等(サブサブメタ情報など)を生成する。なお,上記番組を識別するためのメタ情報参照IDを割当てておく。
次に,番組メタ情報付加部203およびサブメタ情報付加部202は,編成処理により生成される編成情報に,上記番組メタ情報とサブメタ情報とを付加する。なお,編成処理等の際に,各メタ情報には,属性情報が設定される。
番組に関連したサブコンテンツのうち,視聴者に提示する詳細情報としてサブコンテンツ等を選び,上記サブコンテンツ等とメタ情報参照IDとを関連付ける。また,上記番組に対応するメタ情報参照IDを編成情報に付加することにより,図9に示すように番組メタ情報またはサブメタ情報等とを関連付ける。
メタ情報参照IDには,番組メタ情報とサブメタ情報とが紐付けられる。したがって,上記メタ情報参照IDに紐付けられた番組メタ情報,サブメタ情報,サブサブメタ情報等は,メタ情報参照IDをキーとし,図9に示す階層的に一体化されたデータ構造となる。
メタ情報参照IDを取得することにより,当該メタ情報参照IDに紐付けられた上記メタ情報群のうち,必要な番組メタ情報またはサブメタ情報だけを抽出し,部分的に取得することができる。
メタ情報参照IDに,これらのサブメタ情報,サブサブメタ情報などを関連付けることにより,サブメタ情報,サブサブメタ情報,または番組メタ情報をアクセスすることができる。なお,メタ情報参照ID,番組メタ情報,およびサブメタ情報などのメタ情報を,まとめてディレクトリサービスサーバ106が保有する。
また,サブメタ情報(サブサブメタ情報など)と,サブメタ情報等に関連付けられるコンテンツ情報,詳細情報,またはコンテンツ要素に関連するグッズとは,コンテンツサービスサーバ107により保有される。
編成処理が終了すると,次に,識別情報送信部207は,基本EPG情報と,上記基本EPG情報に関連付けられたメタ情報参照IDとを放送波を介して送出する。なお,識別情報送信部207は,基本EPG情報とメタ情報参照IDとをネットワーク103を介して送信する場合でも実施可能である。
また,識別情報送信部207は,放送番組の放送と同時にメタ情報参照IDを配信する場合に限られず,各種EPG情報配信サービス等で配信される基本EPG情報にメタ情報参照IDを付加あるいは包含することにより,メタ情報参照IDを事前に配信する場合等であってもよい。
なお,本実施の形態にかかる識別情報送信部207は,基本EPG情報とともにメタ情報参照IDを送出する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,提供するメインコンテンツに応じて,識別情報送信部207は,メタ情報参照IDのみを送出する場合であっても実施可能である。
画面表示装置101に備わるメタ情報取得/記憶部503は,放送波又はネットワーク103を介して送信されるメタ情報参照IDを放送局105ごとに記憶保有する。
つまり,画面表示装置101に上記メタ情報参照ID,番組メタ情報の送信後,画面表示装置101側からの要求により,ディレクトリサービスサーバ106は,メタ情報参照IDに紐付けられたサブメタ情報等を画面表示装置101に送信する。
放送波によって配信する場合,例えば,SI内のテーブル情報のうち,ディスクリプタ属性の値としてメタ情報参照IDを割当てることにより,放送波を介してメタ情報参照IDを基本EPG情報とともに送信することができる。
なお,本実施の形態にかかる識別情報送信部207は,メタ情報参照IDを新たに付加して配信する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,メタ情報参照ID以外に,メインコンテンツを一意に特定できる値をメタ情報参照IDとして利用してもよい。例えば,放送番組をメインコンテンツとしたときに,放送波のSI情報に含まれるサービスIDとイベントIDの組合わせ,など複数の組合せからなる値をメタ情報参照IDとして利用してもよい。
したがって,画面表示装置101に備わるコンテンツ情報取得部505で基本EPG情報やメタ情報参照IDを受信することで,図21に示すように,上記コンテンツ情報取得部505は,ディレクトリサービスサーバ106から番組メタ情報またはサブメタ情報などの各種メタ情報を取得する(S1501)。
図22(a)に示すように,ディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107には,各種メタ情報またはサブメタ情報等が記憶/管理されている。番組メタ情報1601は,番組Aの番組メタ情報であり,タイトル「AAA」である番組メタ情報と,ジャンル「ドラマ」である番組メタ情報と,放送日時「2003/XX/XX,20時〜21時」である番組メタ情報と,放送局「X」である番組メタ情報等とが含まれる。
各メタ情報には,属性情報が含まれる。上記番組Aの番組メタ情報の属性情報は,例えば,上記“タイトル”の属性値が「AAA」である場合や,上記“ジャンル”の属性値が「ドラマ」である場合などを例示することができる。
上記番組メタ情報1601がディレクトリサービスサーバ106から画面表示装置101に,ネットワーク103を介して送信される。
さらに,図22(a)に示すように,サブメタ情報1602は,番組Aに関連付けられるサブメタ情報であり,サブメタ情報1602−1には,タイトル「BBB」であるサブメタ情報と,カテゴリ「CD」であるサブメタ情報等とが含まれており,サブメタ情報1602−2には,タイトル「CCC」であるサブメタ情報と,カテゴリ「書籍」であるサブメタ情報等とが含まれている。
上記サブメタ情報1602は,メタ情報参照IDをキーとして主である番組メタ情報に紐付けられている。したがって,番組メタ情報が選択されると,ディレクトリサービスサーバ106は,当該番組メタ情報に関連付けられたサブメタ情報を認識することが可能である。
上記画面表示装置101に備わるメタ情報取得/記憶部503は,番組メタ情報を受信すると,メタ情報参照IDおよび基本EPG情報に関連付けながら番組メタ情報を記憶する。
また,画面表示装置101に備わる表示画面生成部507は,受信した番組メタ情報とともに,メタ情報参照ID,基本EPG情報に基づき,EPG情報(電子番組表)における番組枠の生成をする(S1502)。
図22(b)に示すように,EPG情報(電子番組表)における番組枠は,番組表に構成されるコンテンツ要素である番組の配置領域の枠である。図22(b)に示す番組Aの番組枠は,放送局が「X」であり,放送時間帯が20時であり,タイトルが「AAA」で,ジャンルが「ドラマ」の番組枠である。
上記番組枠が生成されると,番組メタ情報の番組の放送局,放送時間から,表示画面生成部507は,表示画面における番組枠の表示位置を決定する。
次に,図21に示すように,画面表示装置101に備わる表示画面生成部507は,生成された番組Aの番組枠に関連付けられたサブメタ情報等の有無を,ディレクトリサービスサーバ106に対して,問い合わせる。
ディレクトリサービスサーバ106は,番組Aに紐付けられたサブメタ情報等を検索し,検索結果を上記画面表示装置101に通知する。
上記検索結果,番組Aと関連するサブメタ情報等の情報が存在していた場合(S1503),画面表示装置101に備わる取得要求部502は,検索結果に該当するサブメタ情報等を参照するため,ディレクトリサービスサーバ106にアクセスする(S1504)。
画面表示装置101に備わる取得要求部502によるアクセス後,ディレクトリサービスサーバ106は,サブメタ情報1602−1に含まれるカテゴリ「CD」のサブメタ情報と,サブメタ情報1602−2に含まれるカテゴリ「書籍」のサブメタ情報とを送信する。
また,アイコン生成部514は,サブメタ情報に含まれる属性情報であるカテゴリの属性値を参照し,そのカテゴリに対応するアイコンデータを生成する。生成されたアイコンデータなどの項目または子コンテンツ要素は,画面表示部508により番組枠に付加され表示される。付加する位置は番組枠内でも,番組枠外でもよいが,番組との対応が視覚的に認識しやすい位置が望ましい。
なお,アイコン生成部514は,上記アイコンデータを生成するために,予め画面表示装置101の記憶部に各カテゴリに対応したテンプレート等を記憶する場合でもよく,ディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107から既に生成されたアイコンを画面表示装置101が受信する場合でもよい。なお受信するタイミングは,EPG情報を画面表示する際,逐次受信する場合,所定期間毎に受信する場合などでも実施可能である。
画面表示装置101に備わるコンテンツ情報取得部505は,上記カテゴリ「CD」のサブメタ情報と,カテゴリ「書籍」のサブメタ情報とを取得する。取得後,メタ情報取得/記憶部503は,上記サブメタ情報を既に記憶された基本EPG情報,番組メタ情報,およびメタ情報参照IDに対応付けて記憶する。したがって,受信したサブメタ情報からメタ情報参照IDまたは番組メタ情報等を一意的に識別し,取得することができる。
次に,画面表示装置101に備わるアイコン生成部514は,上記サブメタ情報から,詳細情報のカテゴリを表わすためのアイコンデータを生成する。図22(c)に示すように,カテゴリの属性値が「書籍」と「CD」から,アイコンデータのテンプレートを参照し,「書籍」と「CD」のアイコンデータをそれぞれ生成する。
生成された「書籍」アイコンデータと「CD」アイコンデータは,番組枠の所定位置に「書籍」アイコン,「CD」アイコンとして表示される。なお,図22(c)に示すアイコン600の配置個所に限定されず,その他いかなる場所に配置されてもよいが,視認性を向上させるため,ある個所にアイコン600をまとめて配置する場合が望ましい。なお,カテゴリが存在しない場合は,番組枠内にアイコンは表示されない。
なお,上記検索結果,番組Aと関連するサブメタ情報等の情報が存在しない場合(S1503),生成された番組Aの番組枠を画面表示部508が表示し,以降,受信した番組メタ情報全てについて番組枠を生成し,画面表示部508に表示後,本実施の形態にかかる画面表示処理は終了する。以下,表示画面にEPG情報が表示された後の動作について簡潔に説明する。
番組枠が全て生成され,EPG情報として画面表示部508に表示されると,所望の番組または番組枠内に表示されたアイコン600を選択できる。ユーザがこれらの各カテゴリのアイコン600を選択すると,選択受付部504が選択を受付け,取得要求部502が該当する番組に紐付けられたコンテンツのうち,該当するカテゴリに含まれるコンテンツのメタ情報を要求する。
次に,コンテンツ情報取得部505は,該当するメタ情報と,当該メタ情報に含まれるURI情報からリンク先の詳細情報等を取得するために,画面表示装置101に備わる記憶部や,ディレクトリサービスサーバ106等をアクセスし,該当するメタ情報や詳細情報等を取得する。
取得されたメタ情報や詳細情報等は,コンテンツ情報として表示領域に表示される。また,一覧に表示されたコンテンツをさらに選択することでさらに詳細情報などを参照・表示することができる。
なお,画面表示装置101に備わる記憶部に該当するメタ情報等が存在しない場合など,画面表示装置101は,ネットワーク103を介してディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107に問い合わせることも実施可能である。
ここでのカテゴリの属性値は「CD」「書籍」などの商品としてのカテゴリなどの場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,その他様々な基準によって分類されることができる。例えば,カテゴリの属性値は,価格帯,人物などを例示することができる。
第2表示領域は,第1表示領域のコンテンツ要素の詳細情報や関連情報を表示することに使用される。
例えば,EPG情報が表示される画面表示部508上をマウスのカーソルなどが移動し,そのカーソルに合わさったコンテンツ要素の詳細情報や関連情報が第2表示領域に表示される。
カーソルが「放送局」のコンテンツ要素の上に合わさる場合,つまり図22(b)に示す放送局「X」が表示される矩形領域などの上に合わさる場合,当該放送局の情報や,放送局からのお勧め番組情報などが表示される。
また,EPG情報が表示される画面表示部508上をマウスのカーソルなどが移動し,コンテンツ要素である「番組」の上に上記カーソルが合わさった場合,第2表示領域には,当該番組に関連付けられた詳細情報等が表示される。
また,番組枠の中にあるカテゴリ別に表示されたアイコン600を選択した場合,第2表示領域には,選択されたアイコン600の番組に関連付けられたサブコンテンツのうち,カテゴリが一致する詳細情報などのサブコンテンツの一覧が表示される。
上記詳細情報であるサブコンテンツ情報の一覧は,予め画面表示装置101に備わる記憶部に記憶された当該アイコン600にかかるサブメタ情報の階層下に属する他の各種メタ情報が一覧表示される。なお,必要に応じて随時,画面表示装置101は,各種メタ情報をネットワーク103を介してディレクトリサービスサーバ106等に問い合わせる。
例えば,番組Aに表示されたアイコン600のうち,「出演者」アイコン600を選択した場合,画面表示装置101の選択受付部504は,選択されたアイコンにかかる属性値からサブメタ情報を取得し,上記サブメタ情報をコンテンツ情報取得部505に通知する。
コンテンツ情報取得部505は,選択受付部504から通知されたサブメタ情報に関連付けられたサブメタ情報を記憶部から取得する。
画面表示部508は,取得されたサブメタ情報の一覧を第2表示領域に表示する。例えば,第2表示領域には,番組Aに出演する出演者の名前の一覧などが表示される。
次に,第2表示領域に表示されたコンテンツ要素である「出演者」の一覧から,ユーザは,マウス等の入力部を用いて,番組Aに関連する出演者の氏名に注目し,所望の出演者の氏名を選択する。選択された氏名にかかるサブメタ情報の階層下に属す出演者のプロフィール情報などを含む詳細情報が表示される。なお,サブメタ情報に含まれるURI情報に基づき,ネットワーク103を介してコンテンツ情報である詳細情報が送信される場合でもよい。
そこで,表示領域生成部509は,表示画面における選択された出演者にかかる詳細情報を表示するための領域を確保する。
また,表示領域制御部511は,第1表示領域のEPG情報の縮小を行う。縮小された第1表示領域内にEPG情報を収めるために,EPG情報から部分取得を行い,部分的に取得されたEPG情報を縮小後の第1表示領域に嵌め込む。なお,部分取得は,例えば,現在選択されている番組の属する放送局(チャンネル)のリストのみを残す場合等を例示することができる。
上記選択された番組の周辺部分を取得する部分取得の方法として,その他に「指定された番組のみ残す」場合,「指定された番組と同時間帯の他チャンネルの番組を残す」場合など,様々なルールを設定することができる。部分取得ルールは,予め画面表示装置101に備わる記憶部の設定情報に登録することができる。
また部分取得されたEPG情報は,移動し,縮小された第1表示領域に収められる。上記移動時には,例えばスライド移動など,ユーザから注視されやすい遷移効果をともなう場合でも実施可能である。
同時に表示領域制御部511は,第2表示領域におけるサブコンテンツの表示位置を変更する。第1表示領域が縮小されたことにより空いたスペースに上記サブコンテンツを移動する。
なお,上記説明の通り,第2表示領域がスライド移動による遷移効果などをともなって移動すると同時に,さらに空いたスペースに新たに第3表示領域が表示領域生成部509により確保され,選択された出演者のプロフィールなどの詳細情報や,その他関連情報などのコンテンツ情報が表示される。なお,上記コンテンツ情報は,画面表示装置101に備わる記憶部に予め記憶されている,またはコンテンツサービスサーバ107に記憶されている。
また,第3表示領域に表示された詳細情報や,その他の関連情報の一覧から,さらにアイコン600などの項目を選択することで第4表示領域を確保し詳細情報,関連情報を表示する場合など,以降,第1表示領域,第2表示領域,…,と複数の階層からなる表示領域を画面表示部508に割付けることが可能である。
ここで,画面表示部508に表示される画面には,複数階層からなる表示領域であっても,全ての階層の表示領域が1画面内に収められて表示されることに注目する。表示領域の階層が複数にわたる場合,各表示領域に表示される情報についても,表示領域の階層と同じく,各階層の情報間で関連付けられている。
したがって,1画面内に全ての階層にわたるコンテンツ情報等の情報が表示されることで,情報全体を視覚的に把握することが容易となる。また,各階層の表示領域に表示された情報を1画面に収めて表示することで,各階層の情報を多面的に把握することが容易となる。
また,相対的に下位の階層の情報を閲覧しているときでも,カーソルを階層が上の表示領域に移動し,アイコン600等の項目を選択することにより,容易に上位の階層に属すコンテンツ情報等の情報を表示することができる。例えば番組に関連付けられた人物の詳細情報を見ているときにでも,第1表示領域内の別の番組を選択することが容易に可能となる。なお,縮小された第1表示領域内の番組を選択した際に,第1表示領域を拡大し,EPG情報を表示画面全体に表示する場合であっても実施可能である。
(表示領域の割付動作)
次に,図23を参照しながら,上記のように構成された画面表示システム100に適用される表示領域の割付動作について説明する。図23は,本実施の形態にかかる画面表示システムの表示領域の割付動作の概略を示すフローチャートである。
なお,本実施の形態にかかる表示領域の割付動作において,画面表示装置101の画面表示部508の各表示領域に表示される画面は,ディレクトリサービスサーバ106から送信される情報を元にテンプレートなどを利用して,画面表示装置101が生成する場合と,ディレクトリサービスサーバ106側で生成した表示画面データの格納場所をURI情報によって,画面表示装置101からアクセスすることにより,表示画面データを取得する場合を例示することができる。
クライアント側で生成する場合は,サーバに用意されたメタ情報などを取得し,それとXMLおよびXSLTによるテンプレート変換などにより生成する,という処理が一例として挙げられる。
また,サーバ側で生成された画面にアクセスして表示する場合は,あらかじめサーバ側に用意されたページにアクセスする場合や,クライアントから必要な情報を送信してサーバ側のアプリケーション(CGIプログラムなど)の起動により動的に生成したページのURIをクライアント側に通知し,通知を受けたクライアントがサーバにアクセスする場合などを例としてあげることができる。
また,上記二つのパターンを同一画面内で随時併用することができる。例えば表示領域や表示内容により,クライアント側での生成とサーバ側での生成を使い分ける。
図23に示すように,まず画面表示装置101に備わる取得要求部502は,第N+1領域の表示要求があるかどうかを判断する(S1701)。例えば初期状態(N=0)とすると第1表示領域(初期画面)の表示要求がある,と判定する。また,N>0の場合はユーザが第N表示領域内のある項目を選択し,さらに関連する情報の表示を要求した場合,などが想定される。
ここで,例えば,第N+1表示領域の表示要求があった場合(S1701),次に,取得要求部502は,Nの値を判断する。N=0の場合(S1701),表示領域生成部509により,初期画面の表示に必要な領域が確保される。
N>0の場合(S1701),表示領域制御部511は,第1表示領域〜第N+1表示領域の表示領域や表示内容等の表示条件を決定する(S1703)。表示条件は,例えば,図18A〜図18Fに示すような表示領域の割付パターンや,各表示領域の表示サイズまたはデータサイズ等の制限と,コンテンツ要素に構成されるアイコン600またはテキスト,画像等の項目の数やサイズの制限などを例示することができる。各表示領域の表示条件から表示項目数などを決定することができる。
また,表示領域に表示可能な領域よりも,詳細情報などの情報に構成される項目数に占める領域の方が,大きい場合には当該領域に「どの範囲の情報を残し,表示領域に表示させるか」等の判定も行われる。なお,ユーザにより選択された番組などのコンテンツ要素またはアイコン600などの項目を残すことを最優先とし,その他にも複数の項目等を表示できる余裕がある場合には,例えば属性情報が同一又は類似するなど,選択された項目等と関連性の高い項目が残され,部分取得される。
ここで表示項目の関連性は例えば,各項目に付加されたメタ情報などを参照し,同一属性値を持つものや関連属性値をもつものを優先して選別する,というような処理を例示することができる。
例えば,EPG情報において,関連性が高い番組,または項目は,「放送局」の属性値が同一(同じチャンネルの番組)である場合,「放送時間帯」の属性値が同一(同じ時間帯に放送される番組)である場合,または「出演者」の属性値が同一(同じ出演者が出演している番組)である場合などである。
ここで,図24を参照しながら,本実施の形態にかかる表示領域制御部511による表示領域の決定処理について説明する。図24は,本実施の形態にかかる表示領域の決定処理の概略を示す説明図である。
図24(a)に示すように,まず画面表示部508には,第1表示領域のEPG情報などのメインコンテンツ情報が表示画面一杯に表示されている。メインコンテンツ情報には,バナー広告などの動画/静止画像や,テキストなどから構成される複数のコンテンツ要素(要素A−1,要素A−2,…,要素C−3)が表示されている。
また各コンテンツ要素には,関連付けられる詳細情報等のサブコンテンツ情報が存在する場合,上記詳細情報のカテゴリごとにアイコン600が表示される。したがって,表示されるアイコン600を閲覧することで,各コンテンツ要素に関連付けられた詳細情報の情報量を容易に把握できる。
次に,図24(b)に示す第2表示領域には,コンテンツ要素に関連付けられた詳細情報が含まれる。上記詳細情報は,図24(a)に示す第1表示領域に含まれるコンテンツ要素の階層下に属する。
また,図24(b)に示す詳細情報は,テキスト情報から構成されている。テキスト情報だけが含まれる詳細情報を表示する場合,上記1文字あたりの大きさ(フォントサイズ),文字のスタイル(フォントスタイル),または文字数などから詳細情報を表示するために必要な領域を算出することができる。
したがって,表示領域制御部511は,表示領域のサイズを決定する前に,予め上記詳細情報がテキスト情報のみであるか否かを判別し,テキスト情報のみである場合は,フォントサイズ,フォントスタイル,または文字数などの情報を取得し,該情報に基づき,表示領域のサイズを決定する。なお,決定された表示領域のサイズが,設定情報に予め設定された表示領域の最大サイズを超えた場合,上記最大サイズが表示領域の大きさとして決定される。
また,図24(c)に示す詳細情報は,テキスト情報と画像情報(要素D−1,要素D−3)とから構成されている。テキストおよび画像の双方から構成される詳細情報を表示する場合,上記説明の通り,フォントサイズ,フォントスタイル,または文字数などの情報と,画像の大きさまたは画像の数などの情報から詳細情報を表示するために必要な領域を算出することができる。なお,上記画像の大きさ情報,画像の数情報は,画像ファイルに含まれるヘッダ情報などから取得することができる。
したがって,図24(b)に示す第2表示領域が割当てられると,図24(d)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域が1画面に収まるように表示される。
また,図24(c)に示す第2表示領域が割当てられると,図24(e)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域が1画面に収まるように表示される。なお,縮小された第1表示領域には,表示対象が要素A−1,要素A−2,および要素A−3のコンテンツ情報が表示される。
次に,第1表示領域〜第N表示領域までの各表示領域のサイズが決定すると(S1703),表示領域制御部511は,各表示領域のサイズ決定処理(S1703)で決定された領域情報に基づき,第1表示領域〜第N表示領域の各表示領域を縮小,拡大,移動処理する(S1704)。
なお,表示領域制御部511は,第1表示領域〜第N表示領域の各表示領域を縮小する際,縮小後の表示領域に表示するコンテンツ要素,アイコン600等の項目を部分取得する。
また,あわせて表示領域生成部509により,第N+1表示領域の新規確保が行われる(S1705)。S1705終了後,各表示領域に表示するための詳細情報等を含む表示画面を生成するため,カウンタ(i)を初期化し(S1706),各表示領域全てについて表示画面が作成されるまで(S1707),表示画面の生成処理が行われる。
詳細情報等を含む表示画面の生成処理は,確保された表示領域それぞれに対し,領域内に表示する表示画面の生成処理が行われる。ここではそれぞれの表示領域ごとに表示画面の生成処理をクライアント側で行うか,サーバ側で行うかを使い分けることができる。
クライアント側で表示画面を生成する場合には,図11または図14に示すように,画面表示装置101に備わる表示画面生成部507が,ディレクトリサービスサーバ106から,第i表示領域に表示するためのメタ情報など必要な情報を取得し(S1709),その情報から表示画面を生成する(S1710)。または既に,表示領域制御部511により縮小時に部分取得された情報から表示画面を生成する。
第i表示領域の表示画面が生成されると,画面表示部508は,割付けられた第i表示領域の領域に,上記表示画面を表示する(S1711)。したがって,画面表示部507の表示領域には,詳細情報などの各種情報が表示される。
また,ディレクトリサービスサーバ106側で表示画面を生成し(S1712),画面表示装置101が上記表示画面を取得する(S1713)場合には,サーバ側に用意された表示画面のURI情報を,画面表示装置101のURIアクセス部513がアクセスする(S1714)。
または,画面表示装置101は,ディレクトリサービスサーバ106に対し,アイコン600,コンテンツ要素に構成されるテキスト,または画像などの各種情報を要求するための要求情報を送信する。
次に,画面表示装置101に備わるURI情報受信部512は,ディレクトリサービスサーバ106側のCGIプログラムなどの起動による実行処理から生成された表示画面のURI情報を取得(S1713)し,URIアクセス部513によるアクセス等の手段により表示画面を取得する(S1714)。
上記の処理(S1707〜S1714)を必要に応じ複数階層にわたり繰り返すことによって,画面表示部508には,各表示領域のコンテンツ情報が表示される(S1711)。各表示領域のコンテンツ情報が表示されると,Nの値が一つインクリメントされる(S1715)。以上で,本実施の形態にかかる表示領域の割付動作が終了する。
なお,常に全ての表示領域の階層を表示せず,画面上に表示できる表示領域数を例えば「第4表示領域まで」と限定し,第4表示領域を超える領域が必要となった場合には,第1表示領域などの所定表示領域に表示された情報内容を第2表示領域の情報に切替表示し,以降,第N+1表示領域の情報内容を第N表示領域に切替表示するまで,順次,表示する領域をシフトするなどの場合であってもよい。
また,本実施の形態にかかる表示領域の割付動作では,まず画面に表示するための表示領域の確保を行ってから,それぞれの表示画面の生成を行っているが,かかる例に限定されず,例えば,内部的に各表示領域に表示するための表示画面の生成を行ってから,表示領域を確保し,上記表示領域に詳細情報等を含んだ画面が表示される等の場合であってもよい。
(表示領域の遷移動作)
次に,図25,図26,および図27を参照しながら,本実施の形態にかかる画面表示部508における表示領域の遷移動作について説明する。図25〜図27は,本実施の形態にかかる表示領域の遷移動作の概略を示す説明図である。
図25(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が確保され,EPG情報が表示されている。EPG情報には,番組A−1,番組A−2,…,番組D−3の番組枠が含まれる。
また,上記番組には,選択可能な複数のアイコン600またはバナー広告などの項目が表示されている。
図25(a)に示すように,ユーザが,第1表示領域に表示されたEPG情報の番組のうち,番組B−2を選択すると,まず第1表示領域の縮小と,選択された番組B−2に関連する詳細情報等のサブコンテンツ情報を表示するための第2表示領域の確保が行われる。なお,第1表示領域の縮小時,第2表示領域の詳細情報の画像の大きさ等の情報に基づき,表示条件を参照することで,第1表示領域の大きさが決定する。
図25(b)に示すように,第2表示領域は,画面表示部508の右端からスライドするように,矢印方向に移動する。したがって,第2表示領域に表示される詳細情報は,徐々に,表示する情報量を増やながら,所定時間経つと詳細情報全体が表示される。
ここで詳細情報とは,選択されたコンテンツ要素(番組B−2)の階層下に属する1又は2以上の情報である。詳細情報には,図25(b)に示すように,コンテンツ要素である要素B−2−1,要素B−2−2,および要素B−2−3が表示されている。
上記要素B−2−1,要素B−2−2,および要素B−2−3は,例えば,番組に関連付けられた出演者の氏名,番組の内容,番組の原作本などの情報を例示することができる。
図25(b)に示すように,第2表示領域に表示された複数の要素のうち,要素B−2−2にユーザが注目し,マウス等の入力部を用いて選択すると,画面表示装置101は,第1表示領域の表示領域をさらに縮小し,空いた領域に要素B−2−2の階層下に属する詳細情報を表示するための第3表示領域が確保される。
ここで,第1表示領域の表示範囲の縮小時,部分取得部510は,第1表示領域で選択された部分(選択部分)である番組B−2や,番組B−2に関連する部分(関連部分)の番組の情報を部分取得する。
部分取得された選択部分と関連部分が画面に表示されるように,表示領域制御部511は,第1表示領域を縮小する。したがって,画面表示部508には,第1表示領域と第2表示領域との関連性のある情報が表示され,階層間の情報の関連性を把握するのが容易となる。
そこで第1表示領域を縮小する際には,まず選択されていた番組B−2または番組B−2と必要に応じて選択された番組B−2に関連した情報以外のコンテンツ要素のみを残し,必要であれば縮小後の第1表示領域のサイズ・形状に合わせるように,コンテンツ要素の並べ替えなどを行い,各コンテンツ要素の表示位置を移動する。また,移動時にスライド移動表示などにより遷移状態を視覚的に見せることで,ユーザが移動前の情報と移動後の情報との位置関係の把握の効率化を図れる。
次に,図25(c)に示すように,第1表示領域が縮小されて空いた領域に第2表示領域が移動する。この際にもスライド移動による遷移表示などが行われる。さらに第2表示領域が移動されて空いた領域に第3表示領域を確保し,そこに第2表示領域で選択された要素B−2−2の階層下に属する詳細情報を表示する。なお,詳細情報を表示するため第3表示領域に必要な領域の大きさ等により,必要に応じて,第2表示領域が縮小されてもよい。上記処理をさらに複数の階層(第3表示領域から第4表示領域,第4表示領域から第5表示領域,など)と続けることができる。各表示領域の形状や表示領域を確保する位置などは限定されない。
次に,図26を参照しながら,本実施の形態にかかる表示領域の遷移動作の変形例について説明する。なお,図26に示す画面表示部508には,初期画面として予め第1表示領域と第2表示領域が左右に割当てられているが,かかる例に限定されず,第1表示領域だけが割当てられる等の場合でもよい。
図26A(a)に示すように,第1表示領域には,複数の番組から構成されるEPG情報が表示され,番組B−2内に表示される「書籍」アイコンを選択すると,第2表示領域には,番組B−2に紐付けられた「書籍」の詳細情報が表示される。
図26A(b)に示すように,第2表示領域に表示される詳細情報には,番組B−2に関連する複数の書籍名のリストが表示されている。なお,書籍名リストに限定されず,書籍のバナー広告などの画像等が表示されてもよい。
上記複数の書籍のうち,「書籍B−2−2」が選択されると,第1表示領域が横方向に縮小し,画面表示部508の左方向にスライド移動する。上記縮小にともない,第2表示領域も左方向にスライド移動する。第1表示領域の縮小と第2表示領域のスライド移動により空いたスペースに,第3表示領域が確保され,書籍「B−2−2」に関連する詳細情報などが表示される。
次に,図26B(a)に示すように,第1表示領域には,複数の番組から構成されるEPG情報が表示され,番組B−2内に表示される「書籍」アイコンを選択すると,第2表示領域には,番組B−2に紐付けられた「書籍」の詳細情報が表示される。
図26B(b)に示すように,第2表示領域に表示される詳細情報には,番組B−2に関連する複数の書籍名のリストが表示されている。なお,書籍名リストに限定されず,書籍のバナー広告などの画像等が表示されてもよい。
上記複数の書籍のうち,「書籍B−2−2」が選択されると,第1表示領域が縦方向に縮小し,画面表示部508の上方向にスライド移動する。上記縮小にともない,第2表示領域は,第1表示領域の下側にスライド移動する。したがって,上が第1表示領域で,下が第2表示領域となる。第1表示領域の縮小と第2表示領域のスライド移動により空いたスペースに,第3表示領域が確保され,書籍「B−2−2」に関連する詳細情報などが表示される。
次に,図26C(a)に示すように,第1表示領域には,複数の番組から構成されるEPG情報が表示され,番組B−2内に表示される「書籍」アイコンを選択すると,第2表示領域には,番組B−2に紐付けられた「書籍」の詳細情報が表示される。なお,上記EPG情報に構成される番組には,当該番組にかかる番組メタ情報が含まれている。
EPG情報の各番組には番組の詳細を表す番組メタ情報が含まれている。画面表示装置101の記憶部に基本EPG情報と番組メタ情報等を対応付けて記憶している。また,番組に関連するサブコンテンツ情報を表すサブメタ情報等も対応付けて記憶されている。
またそれらのコンテンツはWebサイト,CD・DVD,書籍,チケット,など様々なカテゴリにわたり,カテゴリを区別するためのメタ情報も記憶されている。なお,画面表示装置101は,記憶部に記憶せずに,ディレクトリサービスサーバ106またはコンテンツサービスサーバ107で管理されたメタ情報を受信する場合でもよい。
図26C(b)に示すように,第2表示領域に表示される詳細情報には,番組B−2に関連する複数の書籍名のリストが表示されている。なお,書籍名リストに限定されず,書籍のバナー広告などの画像等が表示されてもよい。
上記複数の書籍のうち,「書籍B−2−2」が選択されると,第1表示領域が縦方向に縮小し,画面表示部508の左方向にスライド移動する。第1表示領域の縮小の際,部分取得部510は,選択された番組B−2に含まれる番組メタ情報等が有する属性と同じ属性を有する番組を,部分取得する。例えば番組メタ情報は,番組のタイトル,番組名などを例示することができる。
したがって,第1表示領域には,番組B−2と属性が同じ番組が表示される。また,上記第1表示領域の縮小にともない,第2表示領域も左方向にスライド移動する。第1表示領域の縮小と第2表示領域のスライド移動により空いたスペースに,第3表示領域が確保され,書籍「B−2−2」に関連する詳細情報などが表示される。
次に,図27を参照しながら,本実施の形態にかかる表示領域の遷移動作の変形例について説明する。なお,図27に示す画面表示部508には,初期画面として予め第1表示領域のみが割当てられているが,かかる例に限定されず,第1表示領域と第2表示領域が左右に割当てられる等の場合でもよい。
図27A(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が確保され,EPG情報が表示されている。EPG情報には,番組A−1,番組A−2,…,番組C−3の番組枠が含まれる。
また,上記番組には,選択可能な複数のアイコン600またはバナー広告などの項目が表示されている。上記アイコン600,または項目の数の多さで当該番組の関連する詳細情報量を把握できる。
図27A(a)に示すように,ユーザが,第1表示領域に表示されたEPG情報の番組のうち,番組B−2を選択すると,まず第1表示領域の縮小と,選択された番組B−2に関連する詳細情報等のサブコンテンツ情報を表示するための第2表示領域の確保が行われる。なお,第1表示領域の縮小時,第2表示領域の詳細情報の画像の大きさ等の情報に基づき,表示条件を参照することで,第1表示領域の大きさが決定する。
図27A(b)に示すように,まず第1表示領域の縮小が行われる。部分取得部510により,選択された番組B−2と,同じ放送局の点で番組B−2に関連する番組B−1,番組B−3を部分取得すると,その他の番組の表示が消える。
次に,図27A(c)に示すように,縮小された第1表示領域は,矢印方向にスライド移動する。なお,第1表示領域の遷移中,番組B−1〜番組B−3の残像が残るようにスライド移動することで,第1表示領域の移動を視覚的に捉えやすく,より鮮烈に第1表示領域の移動を印象付けることができる。
図27B(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が確保され,EPG情報が表示されている。EPG情報には,番組A−1,番組A−2,…,番組C−3の番組枠が含まれる。
また,上記番組には,選択可能な複数のアイコン600またはバナー広告などの項目が表示されている。上記アイコン600,または項目の数の多さで当該番組の関連する詳細情報量を把握できる。
図27B(a)に示すように,ユーザが,第1表示領域に表示されたEPG情報の番組のうち,番組B−2を選択すると,まず第1表示領域の縮小と,選択された番組B−2に関連する詳細情報等のサブコンテンツ情報を表示するための第2表示領域の確保が行われる。なお,第1表示領域の縮小時,第2表示領域の詳細情報の画像の大きさ等の情報に基づき,表示条件を参照することで,第1表示領域の大きさが決定する。
図27B(b)に示すように,まず第1表示領域の縮小が行われる。部分取得部510により,選択された番組B−2と,同じ放送局の点で番組B−2に関連する番組B−1,番組B−3を部分取得すると,その他の番組(番組A−1〜番組C−3)は,上記番組B−1,番組B−2,および番組B−3の下に隠れるようにスライドしながら,それぞれ移動する。
次に,上記番組B−1,番組B−2,および番組B−3の下に隠れた状態になると,図27B(c)に示すように,縮小された第1表示領域は,矢印方向にスライド移動する。なお,第1表示領域の遷移中,番組B−1〜番組B−3の残像が残るようにスライド移動することで,第1表示領域の移動を視覚的に捉えやすく,より鮮烈に第1表示領域の移動を印象付けることができる。
(表示領域の確保処理)
次に,図28を参照しながら,本実施の形態にかかる表示領域の確保処理の変形例について説明する。図28は,本実施の形態にかかる表示領域の確保処理の概略を示す説明図である。
図28A(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が確保され,EPG情報が表示されている。EPG情報には,番組A−1,番組A−2,…,番組C−3の番組枠が含まれる。
また,上記番組には,選択可能な複数のアイコン600またはバナー広告などの項目が表示されている。上記アイコン600,または項目の数の多さで当該番組の関連する詳細情報量を把握できる。
図28A(a)に示すように,ユーザが,第1表示領域に表示されたEPG情報の番組のうち,番組B−2を選択すると,まず第1表示領域の縮小と,選択された番組B−2に関連する詳細情報等のサブコンテンツ情報を表示するための第2表示領域の確保が行われる。なお,第1表示領域の縮小時,第2表示領域の詳細情報の画像の大きさ等の情報に基づき,表示条件を参照することで,第1表示領域の大きさが決定する。
図28A(b)に示すように,まず第1表示領域の縮小が行われる。部分取得部510により,選択された番組B−2と,決定された第1表示領域に表示可能な番組の数だけを部分取得するとともに,表示領域制御部511により第1表示領域が縮小され,左方向にスライドしながら,移動する。
次に,第2表示領域が割当てられると,上記表示条件である第2表示領域の領域のサイズが決まっている場合,定められた領域サイズに従い,表示領域制御部511により表示領域に表示する数が決められ,上記第2表示領域には,番組B−2に関連付けられた詳細情報等であるコンテンツ情報が表示される。なお,図28A(b)に示すように,表示するのに必要な詳細情報の領域サイズのほうが,確保された第2表示領域のサイズよりも大きい場合,画面を移動するためのスクロールアイコン610−1,スクロールアイコン610−2が表示される。
上記スクロールアイコン610−1,スクロールアイコン610−2により,画面表示部508の表示画面をスクロールすることで,表示できなかった他のコンテンツ要素,アイコン600等を表示することができる。なお,スクロールバーを使用できない場合,コンテンツ要素,アイコン600等を縮小することで,第2表示領域内に表示してもよい。
次に,図28B(a)に示すように,画面表示部508には,第1表示領域が確保され,EPG情報が表示されている。EPG情報には,番組A−1,番組A−2,…,番組C−3の番組枠が含まれる。
また,上記番組には,選択可能な複数のアイコン600またはバナー広告などの項目が表示されている。上記アイコン600,または項目の数の多さで当該番組の関連する詳細情報量を把握できる。
図28B(a)に示すように,ユーザが,第1表示領域に表示されたEPG情報の番組のうち,番組B−2を選択すると,まず第1表示領域の縮小と,選択された番組B−2に関連する詳細情報等のサブコンテンツ情報を表示するための第2表示領域の確保が行われる。なお,第1表示領域の縮小時,第2表示領域の詳細情報の画像の大きさ等の情報に基づき,表示条件を参照することで,第1表示領域の大きさが決定する。
図28B(b)に示すように,まず第1表示領域の縮小が行われる。部分取得部510により,選択された番組B−2と,決定された第1表示領域に表示可能な番組の数だけを部分取得するとともに,表示領域制御部511により第1表示領域が縮小され,左方向にスライドしながら,移動する。
次に,第2表示領域が割当てられると,上記表示条件である第2表示領域に表示可能なコンテンツ要素に含まれる画像,アイコンの大きさ等の制限に基づき,表示領域制御部511は,第2表示領域に一度に表示するコンテンツ要素の数を定め,上記第2表示領域には,上記定められた数に従い,番組B−2に関連付けられた詳細情報等であるコンテンツ情報が表示される。なお,図28B(b)に示すように,表示するのに必要な詳細情報の領域サイズのほうが,確保された第2表示領域のサイズよりも大きい場合,スクロールアイコン610−1,スクロールアイコン610−2が表示される。
上記スクロールアイコン610−1,スクロールアイコン610−2により,画面表示部508の表示画面をスクロールすることで,表示できなかった他のコンテンツ要素,アイコン600等を表示することができる。なお,スクロールバーを使用できない場合,コンテンツ要素,アイコン600等を縮小することで,第2表示領域内に表示してもよい。
また,図28B(c)に示すように,予め表示条件として,第2表示領域にはコンテンツ要素を1つのみ表示可能などの制限が設定されていた場合,または番組B−2に関連付けられた詳細情報に含まれるコンテンツ要素が1つであった場合等には,表示領域生成部509により,コンテンツ要素を1つ含む詳細情報を表示できるだけの第2表示領域の領域が確保される。
以上から,複数の表示領域に表示される情報との間に関連性を持たせることで,各表示領域に表示されるコンテンツ情報の紐付けを視覚的に判断しやすくなる。
コンテンツ要素の表示領域内に,アイコンや項目名などの項目を表示し,他カテゴリの詳細情報などに紐付けを行うことで,コンテンツ要素の階層下に属する子コンテンツ要素の有無を視覚的に判断しやすくなり,さらにそれらの情報にアクセスするのを容易にする。
ECGでは,番組に紐付けられたコンテンツの有無の確認と,それらコンテンツ情報へのアクセスが容易になる。
新たに表示領域を確保する際に,確保する表示領域の階層よりも上の表示領域において,選択されたコンテンツ要素やそれに関連の深い詳細情報のみを選択し表示しておくことにより,深い階層の情報を見ているときにでも,その上位階層のコンテンツ要素を確認することができ,双方の情報の関連性が容易に把握できる。また,随時不要となった階層の表示領域を他の階層の表示領域に割当てることができる。
ECGでは,詳細情報が表示されていても,各階層の表示領域が1画面内に表示されているため,どの階層の表示領域の詳細情報を見ていても,どの番組の情報からたどって来たかを判断しやすく,また容易にEPG表示画面に戻れる。
また,各階層の表示領域は,その表示領域に表示されるコンテンツ情報の情報量に応じて動的に拡大,縮小が行われ,1画面内に収まるように各階層の表示領域の大きさが自動的に制御される。
表示領域の縮小や拡大,移動,新規確保などがある場合に,スライド表示などの遷移状態を視覚的に表現することにより,表示状態が変化しながらも前の項目との関連性の把握が容易になる。
より多くの階層にわたる情報を制限された画面領域内に効率的に表示することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,第1表示領域にEPG情報が表示される場合を例にあげて説明したが,コンテンツ情報を表示可能な領域が割当てられていれば,本発明はかかる例に限定されない。例えば,第1表示領域にEPG情報ではなく,書籍,音楽,映画などの商品(グッズ)を検索するためのポータルサイト情報が表示される場合でもよい。
上記実施形態においては,ディレクトリサービスサーバ106,コンテンツサービスサーバ107,画面表示装置101に備わる各部はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,上記各部は,プログラムからなる場合であってもよい。