JP4376497B2 - アルコキシトリメチルシラン流体の安定な水性エマルジョン - Google Patents
アルコキシトリメチルシラン流体の安定な水性エマルジョン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4376497B2 JP4376497B2 JP2002248485A JP2002248485A JP4376497B2 JP 4376497 B2 JP4376497 B2 JP 4376497B2 JP 2002248485 A JP2002248485 A JP 2002248485A JP 2002248485 A JP2002248485 A JP 2002248485A JP 4376497 B2 JP4376497 B2 JP 4376497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous emulsion
- alkoxytrimethylsilane
- organosilicone
- liquid
- emulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/84—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
- A61K8/89—Polysiloxanes
- A61K8/891—Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone
- A61K8/894—Polysiloxanes saturated, e.g. dimethicone, phenyl trimethicone, C24-C28 methicone or stearyl dimethicone modified by a polyoxyalkylene group, e.g. cetyl dimethicone copolyol
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/02—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
- A61K8/04—Dispersions; Emulsions
- A61K8/06—Emulsions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/02—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
- A61K8/04—Dispersions; Emulsions
- A61K8/06—Emulsions
- A61K8/062—Oil-in-water emulsions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/58—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing atoms other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen, sulfur or phosphorus
- A61K8/585—Organosilicon compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/67—Vitamins
- A61K8/671—Vitamin A; Derivatives thereof, e.g. ester of vitamin A acid, ester of retinol, retinol, retinal
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/90—Block copolymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、限定するものではないが角質層及び毛髪を含む人体上の表面へとアルコキシトリメチルシランを送達するために用いることができるアルコキシトリメチルシランを含む水性エマルジョンに関するものである。更に詳しくは、本発明は、不連続相において測定可能な変化が無く、粒子の凝集が無く、及び化学的変質が無い普通の周囲条件下で、時間と共に損なわれないままであるアルコキシトリメチルシランを含む水性エマルジョンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
広範な長鎖脂肪族アルコールは、オクルシビティ(occlusivity)、サブスタンティビティ(substantivity)、撥水性、及び紫外線保護を含む固有の望ましい特性のいくつかの故に、スキンケア及びヘアケアの製品を含む化粧料で用いられている。これらの特性を有する長鎖脂肪族アルコールは、典型的には、2個から20個を超える炭素原子を有する炭素鎖長を有する。純粋である場合には、これらのアルコールのすべては、室温で固体である。化粧品を配合する場合、より高い融点を有する成分は、しばしば、例えば熱室(hot room)で溶かされ、次に、溶融状態のままで配合される。この溶融工程が必要であるので、化粧品を配合する場合、固体成分を使用することは著しく不都合となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
而して、固体長鎖脂肪族アルコールの有益な特性を提供するのに有用であり、且つ配合前に溶融させる必要があるという不都合も有していない組成物を作製できるならば、技術状態を有意に進歩させることになると考えられる。この点に関しては、室温で化粧品へと容易に配合することができる液体アルコキシトリメチルシラン、及び固体長鎖脂肪族アルコールのトリメチルシリル誘導体を開示している米国特許第5,847,179号を参照されたい。しかしながら、化粧品配合物の技術状態におけるはるかに大きな進歩とは、これらの液体長鎖脂肪族アルコキシトリメチルシランを水性エマルジョン中へと周囲条件下で配合し、且つ液体アルコキシトリメチルシラン構造を維持する能力であると考えられる。
【0004】
撥水剤として有用なアルコキシシランを乳化するための、13を超えるHLBを有する非イオン性第一界面活性剤と、11未満のHLBを有する第二非イオン性補助界面活性剤とから実質的に成るノンシリコーン乳化システムを教示しているFisherに与えられた米国特許第6,074,470号も参照されたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来技術の問題に対処し、不連続油相中流体アルコキシトリメチルシランを含む安定な水性エマルジョンと、それらの調製法とを提供する。水性エマルジョンは、アルコキシトリメチルシラン、オルガノシリコーン疎水性乳化剤、オルガノシリコーン親水性乳化剤、及び水を含む。水性エマルジョンは、経時と共に、少なくとも3ヶ月間にわたって、不連続な粒子にはサイズの増大はなく、且つアルコキシトリメチルシランの加水分解の明らかな兆候も示さないという改良安定性を示す。
【0006】
本発明の水性エマルジョンは、安定であり、相分離しない。この水性エマルジョンは、周囲条件下で、少なくとも3ヶ月間にわたって一定の粒子サイズを有する。固体アルコールから誘導される流体アルコキシトリメチルシランの場合、水性エマルジョンの安定性のもう一つの目安は、アルコキシトリメチルシランが加水分解していることを示す固体アルコールが時間が経過しても存在していないことである。
【0007】
本発明は:
(a)水を含む連続相;
(b)少なくとも1種類の液体アルコキシトリメチルシランを含む不連続相、その場合、該不連続相は、該連続相中に均一に分散される粒子を形成する;及び
(c)オルガノシリコーン疎水性界面活性剤と、オルガノシリコーン親水性界面活性剤とから実質的に成る二種乳化剤システム(dual emulsifier system)
を含む水性液体アルコキシトリメチルシラン含有エマルジョンを提供する。
【0008】
発明者はいずれの理論にも束縛されたくないが、オルガノシリコーン疎水性乳化剤は、連続水性相中への液体有機及び/又はアルコキシトリメチルシラン粒子の拡散を妨げないと考えられる。これまた発明者はいずれの理論にも束縛されたくないが、オルガノシリコーン親水性乳化剤は、不連続の有機及び/又はアルコキシトリメチルシラン粒子の凝集を妨げないと考えられる。
【0009】
液体アルコキシトリメチルシランが形成されるアルコールは、非環式、環式又はその両方であっても良く、且つ不飽和基を含んでいても良い12個から22個を超える炭素原子を有する脂肪族炭化水素構造を有する。
【0010】
水性エマルジョンの不連続相における液体アルコキシトリメチルシランの量は、1%から100%であることができる。アルコキシトリメチルシランに加えて、本発明は、エマルジョンの不連続相において、不活性有機希釈剤を含有すること、例えば、限定するものではないが、大豆油、鉱油又は他の植物油、又は有機エステル、例えばイソプロピルミリステートなど、又はそれらの混合物を含有することも企図している。水性エマルジョンにおける不連続相の量は、約5%から約50%であることができる。
【0011】
本発明の水性エマルジョン及び化粧品用途において有用な液体アルコキシトリメチルシランとしては、非環式、環式又はその両方であっても良く、且つ不飽和基を含んでいても良い12個から22個を超える炭素原子を有する脂肪族炭化水素構造を有するアルコキシ基を含むものが挙げられるが、これらに限定されない。適当な例としては、レチノキシトリメチルシラン、ステロキシトリメチルシラン、セトキシトリメチルシラン、セテアロキシトリメチルシラン、アラキドキシトリメチルシラン、ベーンオキシトリメチルシラン(behneoxytrimethylsilane)、パルミトレオオキシトリメチルシラン、オレオキシトリメチルシラン、リノレオキシトリメチルシラン、リノレノオキシトリメチルシラン、アラキドンオキシトリメチルシラン、エルコキシトリメチルシラン(erucoxytrimethylsilane)及び前記のいずれかから成る混合物が挙げられる。本発明の好ましい実施形態では、アルコキシトリメチルシラン流体は、LeGrowらに与えられた米国特許第5,847,179号において開示されている方法にしたがって調製することができる。
【0012】
本発明の水性エマルジョンと共に用いるのに適するオルガノシリコーン疎水性界面活性剤は、アルキル・シリコーン・ポリオキシアルキレンのタイプである。アルキル・シリコーン・ポリオキシアルキレンコポリマーは、炭化水素及びシランの組成物の両方に親和性があるので、水性エマルジョン中に炭化水素及び/又はシランを封入するのに特に適している。エマルジョン中オルガノシリコーン疎水性界面活性剤の濃度は、不連続粒子の表面を連続して隠蔽するのに充分であるべきであり、典型的には、表面積100平方オングストローム当たり1個から3個の分子を隠蔽するのに充分な濃度であるべきである。
【0013】
本発明の実施において用いるのに適していて、且つ市販されているアルキル・シリコーン・ポリオキシアルキレンタイプのオルガノシリコーン疎水性界面活性剤としては、Dow Corning Corporationによって製造されているラウリルPEG/PPG−18/18メチコーンコポリマー(Lauryl PEG/PPG−18/18 methicone copolymer)であるDC−5200;Goldschmidt AGによって製造されているセチルPEG/PPG−1/1ジメチコーンコポリマー(Cetyl PEG/PPG−1/1dimethicone copolymer)であるAbil(登録商標)EM−90及びClariantによって製造されているSilCare(商標)140M30 カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー(SilCareTM 140M30 Caprylyl Bis−(PEG/PPG−20/20)dimethicone copolymer)が挙げられるが、これらに限定されない。この後者の製品は、同じ発明者によって2000年11月13日に出願された現在係属中の通常譲渡された米国特許出願第09/549,325号(代理人整理番号577−124)において開示されている界面活性剤のクラスの一例である。
【0014】
これらのエマルジョンにおいて適するオルガノシリコーン親水性界面活性剤は、一般式:
(Me3SiO)2MeSi(CH2)3O(CH2CH2O)xMe
(式中、xは6から約20であるべきである)で表される水溶性シリコーン・ポリオキシエチレンタイプである。水溶性シリコーン・ポリオキシエチレンコポリマーは、アルコキシトリメチルシランに関するそれらの親和力と、環境中において水の表面張力を低下させるそれらの能力とによって、不連続な有機及び/又はアルコキシトリメチルシラン粒子が凝集するのを防止するのに特に適している。本発明のエマルジョンにおける親水性界面活性剤の濃度は、疎水性界面活性剤で処理される不連続粒子の表面、典型的には、表面積100平方Å当たり2個から6個の分子を隠蔽するのに充分であるべきである。本発明の水性エマルジョンと共に用いるのに適していて、且つ市販されているオルガノシリコーン親水性界面活性剤は、Clariantによって製造されているSilCare(商標)140M40 Trisiloxane PEG−10コポリマーであるが、それに限定されない。また、除草剤配合物に関連するものであるが、これらの材料に関する更なる説明及び本発明の実施において有用である商業的に利用可能な実例を提供するNII, Randall M., ed.,「Silicone Surfactants」, Marcel Dekker Surfactant Science Series, vol. 86, 1999, pp. 241−48も参照されたい。
【0015】
本発明の水性エマルジョンは、更に、以下の成分:
(d)殺生物剤;
(e)緩衝剤;
(f)芳香剤;
(g)着色剤;
(h)発泡剤;
(i)消泡剤;及び/又は
(j)増粘剤
の1つ以上の成分を含むことができる。
【0016】
本発明の水性エマルジョンは、皮膚又は毛髪の表面に対して液体アルコキシトリメチルシランを送達するための化粧品配合物において用いることができる。その場合、当業者には既知であるように、液体アルコキシトリメチルシランの塗布性及び浸透性は、皮膚又は毛髪へのより効率的な送達を提供するので、これらのエマルジョンはより効果的なものになる。
【0017】
角質層の上層において、又は毛髪において、これらのエマルジョンは、遊離液体アルコキシトリメチルシランを放出し、次いで、水と接触することによって加水分解され、親固体アルコールを遊離する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を掲げて、本発明を説明する。これらの実施例は、いかなる場合においても、添付の請求の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【0019】
比較実施例1
以下の方法によって、液体ステアロキシトリメチルシランの水性エマルジョンを調製した。ステアロキシトリメチルシラン40gを、SilCare(商標)140M30カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー1.4g(0.117ミリモル)と混合して、混濁溶液(I)を作った。10分間にわたって、溶液(I)を、4000回転/分から8000回転/分で動作するTissue−Tearorホモジナイザーを用いて水12gにゆっくりと加えた。加えた後、ホモジナイザーを更に20分間動作させた。この混合物に、10分間にわたって、ホモジナイザーを用いて、脱イオン水46.6gを加えた。加えた後、更に20分間、ホモジナイザーを動作させた。最後に、こうして得られた混合物に対して炭酸水素ナトリウム0.1gを加え、ホモジナイザーで10分間ブレンドした。
【0020】
上記水性エマルジョンのサンプルを、Fisher光学顕微鏡を用いて倍率1000倍(1単位目盛=1マイクロメートル)で調べた。不連続「油相」粒子は、直径が約200から約500ナノメートルの範囲で様々に変化していることが観察された。12時間以内に、このサンプルでは、大きな相分離及び固体結晶質ステアリルアルコールが形成され始めるのが観察された。24時間以内には、サンプルは、有意に増粘した。
【0021】
実施例1
以下の方法によって、液体ステアロキシトリメチルシランの水性エマルジョンを調製した。水12gを、SilCare(商標)140M40トリシロキサンPEG−10コポリマー0.5g(0.665ミリモル)と混合して、明澄な溶液(I)を作った。ステアロキシトリメチルシラン40gを、混濁混合物(II)が形成されるまで、SilCare(商標)140M30カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー2.8g(0.272ミリモル)と混合した。10分間にわたって、混合物(II)を、4000回転/分から8000回転/分で動作するTissue−Tearorホモジナイザーを用いて溶液(I)に対してゆっくりと加えた。加えた後、ホモジナイザーを更に20分間動作させた。この混合物に対して、10分間にわたって、ホモジナイザーを用いて、脱イオン水44.7gを加えた。加えた後、更に20分間、ホモジナイザーを動作させた。最後に、こうして得られた混合物に対して炭酸水素ナトリウム0.1gを加え、ホモジナイザーで10分間ブレンドした。
【0022】
上記水性エマルジョンのサンプルを、比較実施例1で説明したように、Fisher光学顕微鏡で調べた。不連続「油相」粒子は、均一なサイズであって、直径が約250ナノメートルであることが観察された。このエマルジョンのサンプルを、連続3ヶ月にわたって顕微鏡で定期的に検査すると、それらの粒子サイズが維持されていることが認められた。
【0023】
実施例2
以下の方法によって、液体ステアロキシトリメチルシランの水性エマルジョンを調製した。水12gを、SilCare(商標)140M40トリシロキサンPEG−10コポリマー1.0g(1.330ミリモル)と混合して、明澄な溶液(I)を作った。ステアロキシトリメチルシラン40gを、混濁混合物(II)が形成されるまで、SilCare(商標)140M30カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー2.8g(0.272ミリモル)と混合した。10分間にわたって、混合物(II)を、4000回転/分から8000回転/分で動作するTissue−Tearorホモジナイザーを用いて溶液(I)にゆっくりと加えた。加えた後、ホモジナイザーを更に20分間動作させた。この混合物に対して、10分間にわたって、ホモジナイザーを用いて、脱イオン水45.1gを加えた。加えた後、更に20分間、ホモジナイザーを動作させた。最後に、こうして得られた混合物に炭酸水素ナトリウム0.1gを加え、ホモジナイザーで10分間ブレンドした。
【0024】
上記水性エマルジョンのサンプルを、比較実施例1で説明したように、Fisher光学顕微鏡で調べた。不連続「油相」粒子は、均一なサイズであって、直径が約250ナノメートルであることが観察された。このエマルジョンのサンプルを、連続3ヶ月間にわたって顕微鏡で定期的に検査すると、それらの粒子サイズが維持されていることが認められた。
【0025】
実施例3
以下の方法によって、液体ステアロキシトリメチルシランの水性エマルジョンを調製した。水12gを、SilCare(商標)140M40 トリシロキサンPEG−10コポリマー1.0g(1.330ミリモル)と混合して、明澄な溶液(I)を作った。ステアロキシトリメチルシラン40gを、混濁混合液(II)が形成されるまで、SilCare(商標)140M30 カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー1.4g(0.136ミリモル)と混合した。10分間にわたって、混合物(II)を、4000回転/分から8000回転/分で動作するTissue−Tearorホモジナイザーを用いて溶液(I)にゆっくりと加えた。加えた後、ホモジナイザーを更に20分間動作させた。この混合物に、10分間にわたって、ホモジナイザーを用いて、脱イオン水45.6gを加えた。加えた後、更に20分間、ホモジナイザーを動作させた。最後に、こうして得られた混合物に炭酸水素ナトリウム0.1gを加え、ホモジナイザーで10分間ブレンドした。
【0026】
上記水性エマルジョンのサンプルを、比較実施例1で説明したように、Fisher光学顕微鏡で調べた。不連続「油相」粒子は、均一なサイズであって、直径が約250ナノメートルであることが観察された。このエマルジョンのサンプルを、連続3ヶ月間にわたって顕微鏡で定期的に検査すると、それらの粒子サイズが維持されていることが認められた。
【0027】
実施例4
以下の方法によって、大豆油中液体ステアロキシトリメチルシランの水性エマルジョンを調製した。水12gを、SilCare(商標)140M40 トリシロキサンPEG−10コポリマー0.5g(0.665ミリモル)と混合して、明澄な溶液(I)を作った。大豆油35.0g中ステアロキシトリメチルシラン5.0g溶液を、SilCare(商標)140M30 カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマー2.8g(0.272ミリモル)と混合して、混濁混合液(II)を作った。10分間にわたって、混合物(II)を、4000回転/分から8000回転/分で動作するTissue−Tearorホモジナイザーを用いて溶液(I)にゆっくりと加えた。加えた後、ホモジナイザーを更に20分間動作させた。この混合物に、10分間にわたって、ホモジナイザーを用いて、脱イオン水44.7gを加えた。加えた後、更に20分間、ホモジナイザーを動作させた。最後に、こうして得られた混合物に対して炭酸水素ナトリウム0.1gを加え、ホモジナイザーで10分間ブレンドした。
【0028】
上記水性エマルジョンのサンプルを、比較実施例1で説明したように、Fisher光学顕微鏡で調べた。不連続「油相」粒子は、均一なサイズであって、直径が約250ナノメートルであることが観察された。このエマルジョンのサンプルを、連続3ヶ月間にわたって顕微鏡で定期的に検査すると、それらの粒子サイズが維持されていることが認められた。
【0029】
上記の特許、特許出願及び出版物は、引例として本明細書に取り入れられる。
【0030】
上記の詳細な説明から、本発明の多くの変法が当業者に示唆されるであろう。すべてのそのような明白な変法は、本明細書の特許請求の範囲から完全に意図される範囲内にある。
Claims (13)
- (a)水を含む連続相;
(b)該連続相中に均一に分散される粒子を形成する、少なくとも1種類の液体アルコキシトリメチルシランを含む不連続相;及び
(c)カプリルイルビス−(PEG/PPG−20/20)ジメチコーンコポリマーであるオルガノシリコーン疎水性界面活性剤(式中、PEGはポリオキシエチレンであり、PPGはポリオキシプロピレンである)と、(Me 3 SiO) 2 MeSi(CH 2 ) 3 O(CH 2 CH 2 O) x Me(式中、xは6から20であり、Meはメチルである)で表されるオルガノシリコーン親水性界面活性剤とから実質的に成る二種乳化剤システムを含む水性エマルジョン。 - 該液体アルコキシトリメチルシランが、1重量%から50重量%の量で該エマルジョン中に存在する請求項1に記載の水性エマルジョン。
- 該液体アルコキシトリメチルシランが、1重量%から100重量%の量で該エマルジョンの該不連続相中に存在する請求項2に記載の水性エマルジョン。
- 該液体アルコキシトリメチルシランが、一般式ROSiR’3(前記式中、Rは、12個から22個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素置換基であって、非環式、環式、又は両方の構造を有していても良く、且つ1つ又は複数の不飽和を含んでいても良く、及びR’はメチル基である)を有する請求項1から3に記載の水性エマルジョン。
- Rが、ステアリル基又はレチニル基である請求項4に記載の水性エマルジョン。
- 該アルコキシトリメチルシランが、ステアロキシトリメチルシラン又はレチノキシトリメチルシランである請求項1から5に記載の水性エマルジョン。
- 該オルガノシリコーン疎水性界面活性剤が、該アルコキシトリメチルシラン粒子の表面積100平方オングストローム当たり1個から3個の分子の濃度で、該エマルジョン中に存在している請求項1から6に記載の水性エマルジョン。
- 該オルガノシリコーン親水性界面活性剤が、該オルガノシリコーン疎水性界面活性剤で処理された粒子の表面積100平方オングストローム当たり2個から6個の分子の濃度で、該エマルジョン中に存在している請求項1から7に記載の水性エマルジョン。
- 該オルガノシリコーン親水性界面活性剤が、トリシロキサンPEG−10コポリマーである請求項1から8に記載の水性エマルジョン。
- 該不連続相が、約500ナノメートル未満の直径を有する粒子から実質的に成る請求項1から9に記載の水性エマルジョン。
- 緩衝剤、殺生物剤、発泡剤、消泡剤、芳香剤、着色剤、増粘剤及び前記薬剤のいずれかの混合物から成る群より選択される化粧品成分を更に含む請求項1から10に記載の水性エマルジョン。
- 該不連続相が、該アルコキシトリメチルシランのための不活性有機希釈剤を更に含む請求項1から11に記載の水性エマルジョン。
- 該組成物が、上記請求項のいずれかで規定されている水性エマルジョンを含む、皮膚又は毛髪を処理するための化粧品配合物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/942,483 US20030044372A1 (en) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | Stable aqueous emulsions of alkoxytrimethylsilane fluids |
US942483 | 2001-08-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003119390A JP2003119390A (ja) | 2003-04-23 |
JP4376497B2 true JP4376497B2 (ja) | 2009-12-02 |
Family
ID=25478135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002248485A Expired - Lifetime JP4376497B2 (ja) | 2001-08-30 | 2002-08-28 | アルコキシトリメチルシラン流体の安定な水性エマルジョン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20030044372A1 (ja) |
EP (1) | EP1287808B1 (ja) |
JP (1) | JP4376497B2 (ja) |
AT (1) | ATE333862T1 (ja) |
DE (1) | DE60213337T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6641824B2 (en) * | 2001-11-09 | 2003-11-04 | Avon Products, Inc. | Skin treatment using a new retinoid |
JP4989058B2 (ja) * | 2005-10-06 | 2012-08-01 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
US20070249560A1 (en) * | 2006-04-21 | 2007-10-25 | Leatherman Mark D | Hydrolysis resistant organomodified silyated surfactants |
US7851581B2 (en) | 2006-08-22 | 2010-12-14 | Momentive Performance Materials Inc. | Film forming composition with spreading properties |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5126136A (en) * | 1988-08-05 | 1992-06-30 | Merat Pierre H | Skin protection lotion |
WO1994014404A1 (en) * | 1992-12-21 | 1994-07-07 | Shiseido Co., Ltd. | Sprayable gel-type hair conditioner |
US5847179A (en) * | 1997-10-02 | 1998-12-08 | Pcr, Inc. | High purity alkoxytrimethylsilane fluids |
US6074470A (en) * | 1998-12-10 | 2000-06-13 | Dow Corning Corporation | Stable, constant particle size, aqueous emulsions of nonpolar silanes suitable for use in water repellence applications |
US6346553B1 (en) * | 2000-04-13 | 2002-02-12 | Archimica (Florida), Inc. | Alkylmethylsiloxane-dimethylsilicone polyalkylene oxide copolymers |
-
2001
- 2001-08-30 US US09/942,483 patent/US20030044372A1/en not_active Abandoned
-
2002
- 2002-08-28 EP EP02405730A patent/EP1287808B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-08-28 JP JP2002248485A patent/JP4376497B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2002-08-28 DE DE60213337T patent/DE60213337T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-08-28 AT AT02405730T patent/ATE333862T1/de not_active IP Right Cessation
-
2004
- 2004-02-13 US US10/779,062 patent/US20040161396A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003119390A (ja) | 2003-04-23 |
DE60213337D1 (de) | 2006-09-07 |
EP1287808B1 (en) | 2006-07-26 |
EP1287808A2 (en) | 2003-03-05 |
DE60213337T2 (de) | 2007-07-19 |
EP1287808A3 (en) | 2004-01-02 |
US20040161396A1 (en) | 2004-08-19 |
ATE333862T1 (de) | 2006-08-15 |
US20030044372A1 (en) | 2003-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4644328B2 (ja) | マイクロエマルジョン | |
AU671540B2 (en) | Silicone containing personal care products | |
JP4955137B2 (ja) | 水性シリコーンエマルジョン | |
EP1219289A2 (en) | Cosmetic compositions containing silicone gel | |
JPS60168532A (ja) | シリコ−ン水性乳濁液とその製造方法 | |
JPS6336620B2 (ja) | ||
KR20080096770A (ko) | 유중수형 유화 선스크린 화장료 | |
KR20160021226A (ko) | 장쇄 탄화수소기 함유 다이글리세린 유도체 변성 실리콘 및 그 이용 | |
US20070190012A1 (en) | Low molecular weight silicone oil-in-water emulsion | |
US20150291797A1 (en) | Bi-modal emulsions | |
US5480637A (en) | Alkylmethylsiloxane containing gels | |
CA2356223A1 (en) | Mechanical microemulsions of blended silicones | |
US6258365B1 (en) | Organosilicone gel compositions for personal care | |
US20030119779A1 (en) | Stabilization of vitamins in water-in silicone oil (W/O) emulsions | |
JP2009013125A (ja) | 整髪用乳化化粧料 | |
JPH0847632A (ja) | ミクロエマルションブレンド製造用の組成物と方法 | |
CN105848727B (zh) | 稳定的充气组合物 | |
JP4376497B2 (ja) | アルコキシトリメチルシラン流体の安定な水性エマルジョン | |
JP4425396B2 (ja) | 水中油型オルガノポリシロキサン乳化物及びその製造方法 | |
JPH07267828A (ja) | 水中油型まつ毛用化粧料 | |
US8980959B2 (en) | Bi-modal emulsions | |
JPH08217618A (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP2004210748A (ja) | 油中水型化粧料 | |
CN116710042A (zh) | 水包油型防晒化妆品 | |
TW200401648A (en) | Water-in-oil type cosmetics |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080826 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20081121 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20081127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090909 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918 Year of fee payment: 3 |