JP4374027B2 - メールプロキシサーバ装置 - Google Patents
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Description
このようなパケット方式を用いたデータ通信、あるいは、現行の回線交換方式を利用することにより、メールの授受やインターネットアクセスが可能となる。
移動通信ネットワークは多数のセルを有し、各セルに在圏している移動機(移動通信端末)71a,71bに対する無線通信制御は各セルの基地局が行う。図7では、2つのセルA,Bを例示し、各セルに基地局72,73が設置され、各セルに移動機71a,71bが在圏しているとして説明する。
MSC(Mobile Switching Center)74は移動通信用の交換ノード、SMSC(Short Message Service Center)75はショートメッセージの中継・蓄積・転送を行うサービスノード、DAS(Direct Access System)76は回線交換ベアラをサポートする交換ノード、PMSC(Packet Mobile Switching Center)77はパケットベアラをサポートする交換ノード、GSN(GPRS Support Node)78はGPRS方式のパケットベアラをサポートする交換ノードである。
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)およびPOP3(Post Office Protocol Version 3)はインターネットメールで標準的なプロトコルである。SMTPは、クライアント(移動機)からの送信メールを相手方のクライアント(移動機)のメールボックスに配信/転送してそのメッセージを格納するためのプロトコルである。POP3は、クライアント(移動機)がメールボックスにアクセスして自分宛のメールを取り出すためのプロトコルである。拡張POP3は、上述したPOP3プロトコルを本出願人が機能拡張したプロトコルである。
基地局72,73はMSC74およびGSN78に接続され、MSC74はSMSC75,DAS76,PMSC77を経由してメールサーバ79に接続されるとともに、GSN78もメールサーバ79に接続される。
移動機71aから基地局72,MSC74,PMSC77を経由してSMTPサーバ79aにメールが送信される。SMTPサーバ79aは、メールサーバ79内のメールボックス79cに、宛先のクライアント(移動機71b)のメールアドレスにメールのメッセージを配信してそのメッセージを格納させる。SMTPサーバ79aは、SMSC75に対し、このメッセージが格納されたことを通知する着信通知(新着メッセージ通知、Notification)をMSC74、基地局73を経由して宛先のクライアント(移動機71b)に対して行わせる。
しかし、短いメッセージのメールは、小容量のメールボックスに蓄積できるので、一般の大容量のメールボックスにそのメッセージを格納するまでもないので、大容量のメールボックスを備えるメールサーバに転送する必要がない。
このように、メッセージサイズの異なるメールのメッセージを一律にメールボックス79cに格納するメールシステムは改良の余地がある。
ユーザは、メッセージ内容の一部を知ることにより、メールボックス79cに格納されたメッセージを移動機71bで取得するか(移動機71bにダウンロートするか)どうかを判断できる。データ通信料を払ってまで取得する必要のない広告メールや迷惑メールのメッセージなどを、移動機1bで取得しないようにすることができる。
また、上述した運用中の着信通知サービスでは、単なる着信の通知は無料に、メールの本文の一部を知らせる着信通知サービスは有料にするといったような、課金方法を採用することが難しい。
従来、ISPのメールボックスに受信されたメールをそのまま、移動機のユーザのメールボックスに転送する「転送サービス」や、転送の際に、メッセージのヘッダの一部のみにするなど、編集されたメールを転送する「着信通知サービス」があった。
しかし、移動通信ネットワーク内のメールシステムにおける「着信通知サービス」と統合されていないため、合理的な処理を行う余地がある。
図8は、図7に示した移動通信ネットワークにおいて、メールのメッセージを削除する処理を説明するシーケンス図である。
最初、移動機71bが拡張POP3サーバ79bからメールのメッセージを取得する、といったシーケンスが実行されていたとする。その後、移動局からメール削除コマンド「DELE 0,JUID」81が拡張POP3サーバ79bに送信されたとする。
なお、第1引数の0はPOP3プロトコルの規格に反する値であり、POP3サーバは応答せず、拡張POP3サーバのみがこの要求信号に応答するようにさせるためのものである。第2引数のJUIDは、メールを識別できるユニークIDであって、POP3プロトコル規格におけるUIDに相当する。
図示を省略するが、正常な処理では、この後、拡張POP3サーバ79bは、肯定応答「+OK」を移動機71bに送信し、移動機71bは「QUIT」コマンドを拡張POP3サーバ79bに送信する。「QUIT」コマンドは、ログアウトを要求するコマンドであり、トランザクション状態を終了させ、メールボックスを更新(Update)する。
拡張POP3サーバ79bは、「QUIT」コマンドを受信し、削除フラグが付加されていたメッセージをメールボックス79cから削除し、肯定応答「+OK」を移動機71bに送信する。
このログイン要求において、移動機71bは認証用のユーザ名(username)を引数とする「USER」コマンド82を拡張POP3サーバ79bに送信する。しかし、オートログアウトタイマが起動中においては、この「USER」コマンド82は受け付けられず、拡張POP3サーバ79bからは図示しない否定応答「-ERR」が送信されてログインは拒絶されるので、「JUID」に対応するメールのメッセージが削除されないという問題がある。
また、移動機71bから「USER」コマンド82が送信されないまま、オートログアウトタイマがタイムアウトすれば、この時点で「QUIT」コマンド82が受信されたと見なし、同様に、削除フラグが付加されていたメールのメッセージを削除し、肯定応答「+OK」83を移動機71bに送信する。
上述した先行技術の拡張POP3のように、移動通信ネットワークのメールシステムに特化したプロトコルを採用すると、汎用のメールサーバをそのままでは使用できない。また、インターネットを経由して転送されて来るインターネットサービスプロバイダ(ISP)のメールサーバに採用されている汎用のメールサーバと相互接続できないという問題がある。
従って、クライアントとプロキシサーバ間で、「メッセージ削除の要求と同時に該削除を実行させる要求信号」を送信した後に通信断が生じても、仮のメールボックスに記憶された指定されたメールのメッセージ、あるいは、指定されたメールのメッセージが短縮されたメッセージを削除できるとともに、指定されたメールのメッセージが格納されたメールボックスがあるときは、このメールボックスに格納されたメールのメッセージを要求通りに削除できる。
メールシステムに登録されたクライアントのメールアドレス宛にメールが受信されたことを検出する検出手段と、前記メールのメッセージの少なくともデータサイズに応じて、前記メッセージが長文メッセージか短文メッセージかを判定する判定手段と、前記メールのメッセージを記憶する仮のメールボックスと、前記メールのメッセージを短縮する短縮手段と、前記検出手段により検出された前記メールのメッセージが、前記判定手段により前記短文メッセージであると判定されたときは、当該メールのメッセージを前記仮のメールボックスに格納し、前記長文メッセージであると判定されたときは、前記短縮手段により当該メールの前記メッセージを短縮させて前記仮のメールボックスに格納するとともに、当該メールの宛先のメールアドレスを有するメールボックスを備えたメールサーバに当該メールを配信して当該メールのメッセージを格納させる配信制御手段、を有することを特徴とする第1のメールプロキシサーバ装置。
従って、メールボックスが分散配置されることにより、仮のメールボックスではサイズの小さなメッセージを格納するので、受信されたメールのメッセージの格納や取得の処理が容易である。メールサーバへの通信トラフィックが大幅に減少するので、メールサーバとの通信容量を小さくすることができる。一方、メールボックスを備えるメールサーバには、汎用のものを使用できるので、既存の汎用のメールサーバが有する機能を利用して受信されたメールのメッセージの格納や取得の処理を行うことができる。
従って、クライアントは、メールボックスに格納されたメッセージを取得することができる。使用頻度が高い短文のメッセージの取得をするときには、メールサーバにアクセスする必要がないので、メールサーバとの間の通信トラフィックが減少するとともに、アクセスに要する時間も少なくてすむ。
従って、第1のメールプロキシサーバ装置と同様に、メールボックスが分散配置されることによる作用効果がある。加えて、異なるメールシステムの他メールアドレスから転送されてきたメールのメッセージは、このメールシステムのメールボックスには格納しないことにより、メールサーバへの通信トラフィックが減少し、メールボックスに要求される記憶容量を少なくすることができる。
従って、クライアントは、本メールシステムとは異なるメールシステムの、他のメールアドレスのメールボックスに格納された転送元のメッセージを取得することができる。
当該メールが短文のメッセージであるときに、仮のメールボックスに必ずアクセスするようにすれば、本メールシステムとは異なるメールシステムにアクセスする必要がないので、通信トラフィックが少なくなる。
従って、クライアントは、メールが受信されたことを直ちに知ることができる。
従って、長文メッセージの場合、クライアントは長文メッセージを短縮化したメッセージを取得して内容を確認することにより、長文のメッセージ全体を取得するか否かをクライアントのユーザに判断させることができる。
いずれの場合でも、メールサーバにアクセスする必要がないので、メールサーバとの間の通信トラフィックが減少するとともに、アクセスに要する時間も少なくてすむ。
また、ショートメッセージサービスセンタには規格化された汎用装置を使用できる。汎用装置を使用した場合でも、メッセージ確認のために取得させるサイズをショートメッセージサービス規格の制約を受けずに決めることができる。単なる着信通知サービスを無料にし、受信されたメールの内容の少なくとも一部を取得して確認できるサービスを有料のオプションとすることも簡単にできる。
受信されたメールの内容確認の要求は、クライアントが、単なる着信通知を受信したことに連動してクライアントの装置が自動的に実行してもよいし、クライアントのユーザの操作によって実行されてもよい。
図中、1a、1bは移動機であり、図7の71a、71bに対応するが、メールボックスから受信されたメールを取得するプロトコルとしては、先行技術で説明した拡張POP3プロトコルを改良したものを使用する。
配信/転送プロトコルとしては、SMTPプロトコルを8ビットコードが使用できるように拡張したESMTP(Extended SMTP)プロトコルを使用する。ESMTPプロトコルに関しては、RFC1869,RFC1652などで規格化されている。RFC(Request For Comments)はIETF(Internet Engineering Task Force)の規格である。
メールサーバ3は、汎用のメールサーバであって、内部にメールボックス3aを備える。メールプロキシサーバ2との間の、メール配信/転送プロトコルとしてESMTPプロトコルを使用する。受信メール取得プロトコルとして、POP3よりも複雑であるが高度な機能を有するIMAP4(Internet Messaging Access Protocol 4)を用いる。
他世代のメール転送エージェント(MTA)4は、第3世代の移動機1a、1bよりも以前となる世代の移動機用のメールサーバへメールを転送するインターフェースである。メールプロキシサーバ2との間でESMTPプロトコルを使用する。
メールプロキシサーバ2との間で、POP3およびESMTPプロトコルを使用するが、インターネット5からメールプロキシサーバ2に転送する方向には、ボーダメール転送エージェント(B-MTA)7を経由する。インターネット5との接続ノードが複数ある場合、それぞれのノードにB-MTA7が設けられ、各ノードから1つのメールプロキシサーバ2に接続される。複数台のメールプロキシサーバ2が設置される場合は、メールの宛先に応じた振り分けを行う。
なお、SMSC8は、メールを発信した移動機1aに対しても、単なる配信確認通知を行うことができる。
10は課金処理システム、顧客総合情報システムであって、課金情報であるCDR(Charging Data Record, Call Detail Record)を元に課金処理を行う。メールプロキシサーバ2は、メッセージ送信、メッセージ受信、配信確認、着信通知、メッセージ削除等のうち、課金トランザクションに対してCDRを生成する。
11は時刻サーバNTP(Network Time Protocol Server)であって、各サーバの時刻同期を行う。
メールサーバ3に備えられたメールボックス3aとは別に、仮のメールボックス2aを設けることにより、メールボックスを分散配置している。
メールボックス3aには長文のメッセージを有するメールのメッセージを格納し、仮のメールボックス2aには、短文のメッセージを有するメールのメッセージを格納する。加えて、後述するメッセージ確認のために、長文のメッセージを有するメールに関しては、短縮したメッセージを格納する。
従来技術の項で説明したように、移動通信端末間のメールは、短文のメッセージを有するものが多く、かつ、添付ファイルのないものが多いということを考慮している。
ただし、ISPのメールサーバ6から転送されてきたメールに関しては、それが長文のメッセージを有する場合でも、汎用のメールサーバに転送しないようにすることができる。
そのため、仮のメールボックス2aには、短文のメッセージだけでなく、長文のメッセージを短縮させたメッセージを格納している。
なお、ISPのメールサーバのメールボックス6aに受信されたメールを、移動機1bのメールアドレスに転送する際に、ISP側では、メールを特に編集することなく、そのままプロキシサーバ2に転送するだけよい。
拡張POP3プロトコルは、基地局と移動局間の無線通信回線の通信切断によっても、メールボックス3aに格納されたメールのメッセージの削除処理を正しく行えるようにプロトコルを規定した。
すなわち、拡張POP3プロトコルでは、「メッセージ削除の要求と同時に該削除を実行させる要求信号」を規定した。プロキシサーバ2では、この要求信号に応じて、「メッセージ削除する要求する要求信号」を送信し、前記メールサーバが正常応答した後に、「メッセージ削除が要求されたメッセージの削除を実行させる要求信号」を送信するという2回の手順を実行する。
また、移動機1bのユーザは、メールボックス3aあるいは仮のメールボックス2aに格納されたメールのメッセージを取得しようとするときに、同様に拒否したいメールの発信元メールアドレス等を指定して、メッセージ取得を自動的に拒否させたり、メッセージを削除させたりすることができる。
図2(a)は、メールが短文メッセージを有するものであるときの配信制御を説明するブロック構成図であり、図2(b)は、メールが長文メッセージであるときの配信制御を説明するブロック図である。
一方、図2(b)に示すように、着信検出部21により検出されたこのメールのメッセージが、メッセージ判定部22により長文メッセージであると判定されたときは、メッセージ短縮部23によりこのメールのメッセージを短縮させて仮のメールボックス2aに格納するとともに、このメールの宛先のメールアドレスを有するメールボックス3aを備えたメールサーバ3に当該メールを配信してそのメッセージを格納させる。
(1)〜(8)は、(6)を除いて判定条件を満たしたときは長文メッセージであると判定される。例えば、(1)のメッセージ判定条件は「メッセージの全データ量がXX Bytes以上」とするものである。(5)のメッセージ判定条件は「ファイルが添付されている」とするものである。(6)のメッセージ判定条件は「宛先が複数」とするものであって、メッセージの全データ量がXX Bytes以下であってファイルが添付されていない場合に機能する条件であって、オプション指定によって長文メッセージと判定する。
(9)に示すように、(1)〜(8)のいずれの条件も満たさない場合は、短文メッセージであると判定される。
メッセージ短縮部23における短縮の具体的な方法は、オプション指定でユーザが任意に決めることができ、指定は、図1のDRS9に登録しておくことができる。
例えば、従来SMSC8に転送していたような、メッセージの本文の先頭から384文字、あるいは500文字位までを切り出したものとする。
メッセージのヘッダ部分またはその一部を切り出したものを加えた短縮メッセージとしてもよい。あるいは、メッセージのヘッダ部分またはその一部を切り出したもののみを短縮メッセージとしてもよい。
既に説明したように、SMSC8は、単に着信があったことだけを通知する。
この着信通知部25は、受信されたメールの短文メッセージ、あるいは、長文メッセージの短縮されたメッセージが、仮のメールボックス2aに正常に格納されたことを確認した上で着信通知を行ようにしてもよい。長文メッセージの場合、メールボックス3aに正常に格納されたことを確認した上で着信通知を行うようにしてもよい。
受信されたメールの発信元アドレスが、移動通信ネットワーク内のメールシステムとは異なる、例えば、インターネット5上のメールシステムに属する、ISPの任意のメールサーバ6であったとしても同様の処理をする。
ここで、他のメールアドレスとしては、例えば、この移動通信ネットワーク内のメールシステムに登録されたクライアント(移動機)のユーザが、ISPのメールサーバ6にもアカウントを有することにより与えられたメールアドレスである。しかし、他のメールアドレスとしては、移動通信ネットワーク内のメールシステムに登録されたクライアント(移動機)のアドレスと予め関係づけられて、例えば、図1のDRS9などに予め登録してあればよい。
すなわち、短文メッセージを有するものは仮のメールボックス2aに格納し、長文メッセージを有するものはその短縮メッセージを仮のメールボックス2aに格納するだけで、メールボックス3aにあるメールアドレスに格納することは阻止してもよい。
SMSC8から単なる着信通知を受けたクライアント(移動機1b)は、これに連動して自動的にメールプロキシサーバ2に着信内容を確認する要求を送信する。
この要求を受信したメールプロキシサーバ2のメール取得制御部31は、仮のメールボックス2aにアクセスして、単なる着信通知の対象となったメールの短文メッセージ、あるいは、このメールの長文メッセージを短縮化したメッセージをクライアント(移動機1b)に取得させる。
着信通知の対象となったメールが、移動通信ネットワーク内のメールシステムに登録された移動機1aから発信されたものでも、任意のISPのメールサーバ6から発信されたものでも、同様の処理でよい。
従来、SMSC8から、着信検出されたメールの内容の少なくとも一部を送信していた場合と同様の機能を実現できる。
この他、着信通知を受けた移動機1bのユーザの操作によって初めて、着信検出されたメールの内容の一部を確認する要求を送信してもよい。
クライアント(移動機1b)から、このクライアントのメールアドレス宛に受信されたメールのメッセージを取得する要求(拡張POP3プロトコル)を受ける。
図5(a)に示すように、取得するメールが短文メッセージであるときに、取得制御手段31は、仮のメールボックス2aに格納されている短文メッセージをクライアント(移動機1b)に取得させる。
図5(b)に示すように、取得するメールが長文メッセージであるときに、取得制御手段31は、メールボックス3aを備えたメールサーバ3にアクセスして、格納されている長文メッセージをクライアント(移動機1b)に取得させる。
取得されるメールが短文メッセージであれば、取得制御手段31は、仮のメールボックス2a、あるいは、ISPのメールサーバ6にアクセスして、メールを取得させる。また、前記取得されるメールが長文メッセージであれば、ISPのメールサーバ6にアクセスして、メールを取得させる。
移動機1bは、着信通知に対する確認メッセージの取得により、あるいは、リスト要求コマンド「JLIST」によって事前にUIDを取得している。
クライアント(移動機1b)、メールプロキシサーバ2、メールサーバ3間の信号シーケンスを示している。移動機1bとメールプロキシサーバ2との間は、拡張POP3プロトコルを用い、メールプロキシサーバ2とメールサーバ3との間は、IMAP4プロトコルを用いる。
メールボックス3aに格納されたメッセージの削除の要求は「削除フラグ」を付加するだけであり、メールボックス3aに対するメッセージの削除は、その後の「EXPUNGE」要求によって実行される。これに対し、移動機1b側では、メッセージ削除要求と同時にこのメッセージの削除の実行を要求する要求信号を送信する。
このように、移動機1bとメールプロキシサーバ2との間では独自プロトコルを実行しながら、メールプロキシサーバ2とメールサーバ3との間では汎用のIMAP4プロトコルを実行できるように、メールプロキシサーバ2はプロトコルの変換を行う。
移動機1bのユーザがメールボックス3aに格納された受信メールのメッセージ取得操作をすると、移動機1bとメールプロキシサーバ2間でTCP接続のための複数の手順41が実行される。
メッセージを取得する場合は、TCP接続が確立された後に、移動機1bから「JRETR」コマンド42を送信する。この時点でトランザクション状態となる。
メールサーバ3を指定する場合には、imapsrvaddr,port,user,passには「*」をセットする。Body構造はIMAP4のRFC2060に準拠する。
このうち、UID(Unique ID)は、メールボックス3a内にある全メッセージに割り当てられた固有の番号であって、永久的にそのメールボックスで他のメッセージと区別されるもので、RFC2060に準拠する。
メールプロキシサーバ2は、「接続 ソケットOPEN」のコマンド45をメールサーバ3に送信する。メールサーバ3は、「*OK[CAPABILITY IMAP4 IMAP4REV1 LOGIN-REFERRALS AUTH=LOGIN]」レスポンス46をメールプロキシサーバ2に送信する。以下に示す「A1」〜「A6」はタグであり、コマンドとそのレスポンスとは、タグによって相互の関係が明示される。「*」は、タグなし行を示す。
メールサーバ3は、メールボックス3aのステータス情報を送信する。例えば、移動機1bのユーザのアドレスに格納されている受信メッセージの総メッセージ数、新着メッセージ数、使用されるメッセージフラグ種類等のデータを送信した後、最後の行に応答完了として「A2 OK SELECT completed」51を送信する。
メールサーバ3は、処理結果としてコマンド42のUIDで特定されるメールメッセージを送信した後、最後の行に応答完了「A3 OK FETCH completed」(完了応答)53をプロキシサーバ2に送信する。
メールプロキシサーバ2は、受信メールのメッセージを受信した後、「JRETR」42に対する応答メッセージ54として、受信メールのメッセージのヘッダーパート,メッセージボディパート,ラストメッセージボディパートの順に送信し、最後の行に、メールプロキシサーバ2からの応答完了「+OK<S-id><T-id><Result>」レスポンスを送信する。
移動機1bは、「J-ACK <S-id><T-id><Result><UID> DQ」コマンド55をメールプロキシサーバ2に送信する。これに対し、メールプロキシサーバ3は、「TCP(ACK)」レスポンス56を移動機1bに返送する。この「J-ACK <S-id><T-id><Result><UID> DQ」コマンド55によって、移動機1bとメールプロキシサーバ2間におけるメールのメッセージ削除と同時にトランザクション状態が終了する。
従って、従来のように、移動機1b側からの「QUIT」コマンドを待って、メッセージ削除をメールボックス3aに反映させる手順とは異なり、無線回線特有の電波状態に起因した通信回線の切断があったとしても、メールプロキシサーバ2とメールサーバ3間のメッセージ削除処理が中断しない。
その後、TCP接続のセッション終了処理のために、「TCP Close(FIN)」コマンドなどの複数のシーケンス63が実行される。
すなわち、メールプロキシサーバ2は、仮のメールボックス2aに記憶された該当UIDのメールの短文メッセージあるいは長文メッセージが短縮化されたメッセージに「削除フラグ」を付加する。「A4 UID STORE uid +FLAGS.silent(\Deleted)」コマンド57をメールサーバ3に送信する。メールサーバ3は、メールボックス3a内のuidのメッセージに「削除フラグ」を付加し、「A4 OK STORE completed」レスポンス58を返す。
メールプロキシサーバ2は、「A5 EXPUGE」コマンド59をメールサーバ3に送信する。メールサーバ3は、「削除フラグ」を付加したuidのメールの、メッセージの物理的削除を行い、「*メッセージ番号 EXPUNGE」および「A5 OK EXPUNGE completed」レスポンス60を返す。
メールプロキシサーバ2は、メールボックス3a内の「削除フラグ」を付加したuidのメールの、メッセージの物理的削除を行う。「A6 LOGOUT」コマンド61を送信し、メールサーバ3は「* BYE server logging out」および「A6 OK LOGOUT completed」レスポンス62を返す。
なお、仮のメールボックス2aについては、「削除フラグ」を付加する時点で直ちにメッセージの物理的削除をすることも可能である。
また、メールサーバ3はIMAP4プロトコルを使用していた。しかし、POP3プロトコルを使用する場合も、メッセージ削除の要求により削除フラグを付加した後に終了コマンドQUITがあってはじめてトランザクション状態が終了しメールボックス3aが更新されてメッセージの削除が実行されるので、同様の問題がある。
上述したメールプロキシサーバ2は、上述した場合においても同様に、メッセージ削除処理を正常に行うことができる。
上述した説明では、移動通信ネットワーク内のメールシステムにおけるメールプロキシサーバについて説明した。本発明のメールプロキシサーバは、移動通信ネットワーク内のメールシステムに適してはいるが、インターネット上のメールシステム、あるいは、有線あるいは無線のローカルエリアネットワーク内のメールシステムなど、一般的なメールシステムに適用しても、同様な作用効果を奏する。
Claims (1)
- メールシステムに登録されたクライアントのメールアドレス宛に着信されたメールのメッセージ、あるいは、該メールのメッセージが短縮されたメッセージを記憶する仮のメールボックスを有し、
前記クライアントから、前記クライアントのメールアドレス宛に受信されたメールのうち、指定されたメールの「メッセージ削除の要求と同時に該削除を実行させる要求信号」を受信したときは、前記仮のメールボックスに記憶された、前記指定されたメールのメッセージ、あるいは、前記指定されたメールのメッセージが短縮されたメッセージに「削除フラグ」を付加するとともに、前記指定されたメールのメッセージが格納されたメールボックスがあるときは、該メールボックスを備えたメールサーバに、前記指定されたメールの「メッセージ削除を要求する要求信号」を送信することにより、前記メールサーバに対し、前記メールボックスに格納された前記指定されたメールのメッセージに「削除フラグ」を付加させて該「削除フラグ」の付加が完了したことを示す応答を送信させ、当該応答を受信した後に、前記メールサーバに、「メッセージ削除が要求されたメッセージの削除を実行させる要求信号」を送信することにより、前記メールサーバに対し、前記「削除フラグ」を付加されたメールのメッセージの削除を実行させて前記メールのメッセージの削除が完了したことを示す応答を送信させ、当該応答を受信した後に、前記仮のメールボックスに記憶され前記「削除フラグ」を付加された、前記指定されたメールのメッセージ、あるいは、前記指定されたメールのメッセージが短縮されたメッセージ、の削除を実行させる削除制御手段、
を有することを特徴とするメールプロキシサーバ装置。
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