JP4367006B2 - Electric liquid pump - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体ポンプを電動モータにより駆動するようにした小形でコンパクトな電動式液体ポンプ、例えば自動車における自動変速機のクラッチの作動油あるいはハイブリッド車の電気モータの冷却油などの供給源として使用するのに適したこの種の電動式液体ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような電動式液体ポンプとしては、センサレスブラシレスDCモータのマグネットを油圧ポンプのポンプハウジングにより回転自在に支持された回転軸の外端部に結合し、センサレスブラシレスDCモータのコアおよびコイルと一体にモールド成形された有底筒状の樹脂製のモータハウジングの開口端をシール部材を介在してポンプハウジングと結合してマグネットを収容する室をモータハウジングの内部に形成し、ポンプハウジング内に形成された吐出室に吐出された作動油が回転軸の外周とポンプハウジングのとの間の隙間を通って上述した室に流入しかつこの室からポンプハウジングに形成された通路を通ってポンプハウジングに形成された吸入室に還流することによりセンサレスブラシレスDCモータを冷却するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1の技術によれば、ポンプハウジングに対する回転軸の支持部は作動油により潤滑され、またセンサレスブラシレスDCモータに対する冷却効果は高いが、この作動油には油圧ポンプの作動により生じた微細な鉄粉などの磁性異物が含まれて時間の経過とともに次第に増大するので、この磁性異物がセンサレスブラシレスDCモータのマグネットに付着し蓄積されてモータの駆動トルクを減少させ、場合によってはモータを停止させることもある。
【0004】
このような問題を解決する手段として、図4に示すように、ポンプボデー1に回転自在に支持された回転軸5の両端部にトロコイドポンプ4のインナロータ4aとセンサレスブラシレスDCモータ8のロータ8bを固定し、センサレスブラシレスDCモータ8の環状のステータ8aがモールドされてこのステータ8aの内側に有底の筒状空間9が形成されたモータハウジング7を、センサレスブラシレスDCモータ8のロータ8bが多少の隙間をおいて筒状空間9内に同軸的に位置されるようにポンプボデー1に固定し、筒状空間9に面するポンプボデー1の端面に形成した凹部に回転軸5の外周面に当接してトロコイドポンプ4側と筒状空間9の間をシールするオイルシール6を設け、吐出室3から回転軸5とポンプボデー1の間の隙間を通って潤滑を行う作動油はオイルシール6を設けた凹部内の底部に流入したのちこの底部からポンプボデー1に形成された戻し通路2aを通って吸入室2に還流させるようにすることが考えられる。このようにすれば磁性異物を含んだ吐出室3からの作動油は筒状空間9内に入らないので、マグネットに対する磁性異物の付着および蓄積は防止され、モータの駆動トルクの減少やモータの停止を防ぐことができる。なお、この図4に示す技術は比較例として示すもので公知技術ではなく、またそのような構造を記載した文献は見当たらない。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−317772号公報(段落〔0005〕、図1)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す技術では、オイルシール6のリップ部が回転軸5の外周に当接されて摩擦による損失トルクを生じるので所望のポンプ出力を得るために必要なモータトルクが増大し、このためにエネルギの消費量が増大し、モータのサイズ、重量および発熱も増大するという問題が生じる。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、その作用および効果】
このために、本発明による電動式液体ポンプは、ポンプ作動部を備え吸入室と吐出室が形成されたポンプボデーの軸受孔に回転自在に支持された回転軸の一端部にポンプ作動部のポンプロータを固定し、マグネットを有するブラシレスDCモータのロータを回転軸の他端部に固定し、ブラシレスDCモータのコアとコイルよりなる環状のステータの内側に有底の筒状空間が形成されたモータハウジングをロータが多少の隙間をおいて筒状空間内に位置されるようにポンプボデーに固定し、ポンプ作動部から吐出室に吐出された作動油は軸受孔と回転軸の間の隙間を通って筒状空間内に流入したのちこの筒状空間からポンプボデーに形成された戻し通路を通って吸入室に還流するようにしてなる電動式液体ポンプにおいて、筒状空間に面するポンプボデーの端面に回転軸を囲む凹部を形成して、軸受孔と回転軸の間の隙間を通った作動油を凹部内に流入させるとともに戻し通路は凹部の底部に連通させて凹部内の作動油を吸入室に還流するよう構成し、前記ポンプボデーには前記回転軸との間に多少の隙間をおいて同凹部内を前記筒状空間内から仕切る隔壁部材を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
このような本発明によれば、軸受孔と回転軸の間を潤滑して凹部内に流入した吐出室からの磁性異物を含む作動油は直ちに戻し通路からポンプ作動部の吸入室内に還流されるので筒状空間内に入り込む作動油はわずかである。従って、筒状空間内の作動油中に含まれる磁性異物の量の増加速度は大きく低下するので、このような磁性異物がロータのマグネットに付着して蓄積されることによるブラシレスDCモータの駆動トルクの低下は減少し、また対磁性異物耐久性の向上によりモータ寿命が延びる。しかも回転軸の外周面に当接してポンプ作動部側と筒状空間の間をシールするシール部材が不要であるので、このようなシール部材が回転軸の外周に当接して摩擦による損失トルクを生じることはなく、所望のポンプ出力を得るために必要なモータトルクが減少してエネルギの消費量は減少し、モータのサイズ、重量および発熱も減少する。さらに、ポンプボデーには回転軸との間に多少の隙間をおいて同凹部内を筒状空間内から仕切る隔壁部材を設けるので、凹部内から筒状空間内に入り込む磁性異物を含む作動油は一層減少するので、ロータのマグネットへの磁性異物の付着および蓄積によるブラシレスDCモータの駆動トルクの低下は減少し、対磁性異物耐久性を一層向上させることができる。
【0010】
前項に記載の電動式液体ポンプは、ポンプボデーとモータハウジングの間にはロータを多少の隙間をおいて液密に覆って筒状空間内に位置する非磁性材料よりなる仕切りカバーを設けることが好ましい。このようにすれば、ブラシレスDCモータのステータをモールドしたモータハウジングを通しての作動油の外部への漏れを減少させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、図1乃至図3に示す実施の形態により、本発明による電動式液体ポンプの説明をする。この実施の形態の電動式液体ポンプは、主としてポンプ部10と、これを回転駆動するモータ部20と、このモータ部20の作動を制御するドライバ部30よりなるものである。
【0012】
主として図1に示すように、ポンプ部10は一側に円形の収納凹部11aが形成されたポンプボデー11と、このポンプボデー11の収納凹部11aが形成された側面を環状のシール部材18aを介して液密に覆うポンプカバー12よりなるもので、ポンプボデー11には収納凹部11aと偏心する軸受孔11bが形成されている。収納凹部11a内に設けられたトロコイドポンプよりなるポンプ作動部15は、外歯のインナロータ(ポンプロータ)15aとこれと噛合する内歯のアウタロータ15bよりなるもので、アウタロータ15bは外周面が収納凹部11aにより回転自在に支持され、インナロータ15aは軸受孔11bに回転自在に支持された回転軸16の一端部に同軸的に圧入固着されている。
【0013】
主として図1に示すように、互いに噛合する両ロータ15a,15bの歯部の間には、回転に伴い容積が増減する多数のポンプ作動室15cが形成され、このポンプ作動室15cの両側となるポンプカバー12の内面および収納凹部11aの底面には、ポンプ作動室15cの容積が増大する範囲に沿って吸入室13,13aが形成され、またポンプ作動室15cの容積が減少する範囲に沿って吐出室14,14aが形成されている。ポンプカバー12には、吸入室13と連通される吸入ポート13b、および吐出室14と連通される吐出ポート14bが形成されている。
【0014】
図1乃至図3に示すように、ポンプ作動部15の収納凹部11aと反対側となるポンプボデー11には、軸受孔11bと同軸的に筒部11cが形成され、一端部にインナロータ15aが固着された回転軸16の他端部は、この筒部11cの端面から突出されている。ポンプボデー11の筒部11cの端面には軸受孔11bと同軸的に円形の凹部17が回転軸16を囲んで形成され、その底部はポンプボデー11内に形成された戻し通路17aにより吸入室13aに連通されている。またポンプボデー11には、吐出室14aを軸受孔11bに連通する切欠き14cが形成されている。さらに、この凹部17の寸法は、例えば深さは2mm、径は回転軸16の軸径+2mm(回転軸16の軸径が10mm程度の場合)とすればよい。
【0015】
モータ部20のセンサレスブラシレスDCモータ22は、ステータ23とロータ24により構成されている。ロータ24は、図1乃至図3に示すように、円筒状のバックヨーク24aの外周にマグネット24bを一体的に固着したもので、ポンプボデー11の筒部11cから突出する回転軸16の他端に同軸的に圧入固着されている。センサレスブラシレスDCモータ22のステータ23は積層鉄板のコア23aとコイル23bよりなる環状で、樹脂製のモータハウジング21内に一体的にモールドされ、ステータ23の内側となる部分には有底の筒状空間25が形成されている。
【0016】
この実施の形態では、ポンプボデー11とモータハウジング21の間に仕切りカバー19が設けられている。この仕切りカバー19はステンレス鋼などの非磁性材料の板材よりなるもので、多少の隙間をおいてロータ24にかぶせられ、その開口側の半部はポンプボデー11の筒部11cに嵌合されている。この仕切りカバー19は、モータハウジング21の筒状空間25内に収納され、仕切りカバー19の開口縁から外方に延びるフランジは、互いに一体的に連結されるポンプカバー12とモータハウジング21の間に挟持固定されるようになっている。仕切りカバー19のフランジとポンプボデー11の間には、ロータ24が収容される仕切りカバー19の内部空間を外部からシールする環状のシール部材18bが設けられている。以上により、ロータ24は多少の隙間をおいて筒状空間25内に同軸的に位置されるとともに、この筒状空間25内には多少の隙間をおいてロータ24を同軸的にかつ液密に覆う仕切りカバー19が位置される。なお、筒状空間25と仕切りカバー19の間の隙間はなくてもよい。
【0017】
筒状空間25と反対側となるモータハウジング21の側面には、多数の部品を基板31に取り付けてなりモータ部20の作動を制御するドライバ部30を容れる収容凹部26が形成されている。この収容凹部26は、カバー35により液密に覆われている。
【0018】
ドライバ部30により制御される電流がセンサレスブラシレスDCモータ22のステータ23のコイル23bに印加されて回転磁界を生じればロータ24が回転され、回転軸16を介してポンプ作動部15のインナロータ15aが回転駆動される。これにより吸入ポート13bから吸入室13を経てトロコイドポンプ15のポンプ作動室15c内に吸入された作動油は、吐出室14を経て吐出ポート14bから吐出される。ポンプ作動室15cから吐出される作動油の一部は切欠き14cからポンプボデー11の軸受孔11bと回転軸16の間に入り軸支部の潤滑及び冷却を行って凹部17内に入る。凹部17内の作動油は回転軸16の回転に伴い渦状に回転しており、一方軸受孔11bと回転軸16の間から凹部17内に流入する作動油は、ポンプ作動部15の作動に伴い微細な鉄粉などの磁性異物の量が時間の経過につれて次第に増大するが、軸受孔11bと回転軸16の間の隙間は僅か(例えば直径で30μm )であるので流入量はわずかであり勢いがないので先ず凹部17の底部に沿って半径方向に広がり、その大部分は凹部17全体に拡散される前に凹部17の底部に連通された戻し通路17aから吸入室13aに還流される。従って、凹部17内に流入する磁性異物を含む作動油が筒状空間25の一部であるロータ24と仕切りカバー19の間に拡散されるには時間がかかり、仕切りカバー19より内側の筒状空間25内の作動油中に含まれる磁性異物の量の増加速度は大きく低下する。従って、このような磁性異物がロータ24のマグネット24bに付着し蓄積されることによるブラシレスDCモータ22の駆動トルクの低下は減少し、対磁性異物耐久性が向上し、モータ寿命が延びる。
【0019】
上述した実施の形態では、このように軸受孔11bの回転軸16の間を通る作動油を一旦凹部17内に流入させ、それが筒状空間25内に拡散される前にその大部分を凹部17の底部に連通された戻し通路17aによりポンプ作動部15の吸入室13aに還流させている。従って、磁性異物を含む作動油が仕切りカバー19より内側の筒状空間25内に流入することを防ぐために回転軸16の外周面に当接してポンプ作動部15側と筒状空間9の間をシールするシール部材は不要であり、このようなシール部材が回転軸16の外周に当接して摩擦による損失トルクを生じることはない。従って、所望のポンプ出力を得るために必要なモータトルクが減少してエネルギの消費量は減少し、モータのサイズ、重量および発熱も減少する。
【0020】
上述した実施の形態では、ポンプボデー11とモータハウジング21の間に、ロータ24を多少の隙間をおいて同軸的にかつ液密に覆って筒状空間25内に位置する仕切りカバー19を設けており、このようにすれば、ステータ23を通しての作動油の外部への漏れをなくすことができる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、用途によっては、またはステータ23を通しての作動油の漏れをなくす手段を講じるなどすれば、このような仕切りカバー19を使用することなく実施することも可能である。そのようにすれば作動油がステータ23に接することにより熱伝達率が向上するので、ステータ23の冷却効率を高めることができる。
【0021】
本実施の形態は、ポンプボデー11に形成した凹部17に隔壁部材17bをさらに設けている。
【0022】
図3に示すように、隔壁部材17bはL形断面形状で環状の板金製品で、筒状の外周部を凹部17の内周面に圧入固定し、外周部の上縁から内向きに突出するフランジ部の先端と回転軸16の外周の間に多少の隙間を設けたものである。
【0023】
前述のように、軸受孔11bと回転軸16の間から凹部17内に流入する磁性異物を含む微量の作動油は、凹部17の底部に沿って半径方向に広がるが、これが凹部17内に拡散された後のロータ24と仕切りカバー19の間の空間への拡散は、隔壁部材17bの内向きフランジ部の先端と回転軸16の外周の間の多少の隙間を通ってなされるので時間がかかり、ロータ24と仕切りカバー19の間の空間の作動油中に含まれる磁性異物の量の増加速度も大きく低下する。従って、このような磁性異物がロータ24のマグネット24bに付着し蓄積されることによるブラシレスDCモータ22の駆動トルクの低下は一層減少し、対磁性異物耐久性を一層向上させることができる。
【0024】
なおこの実施の形態では、隔壁部材17bはL字形断面形状として凹部17の内周面に圧入固定したが、隔壁部材17bは回転軸16との間に多少の隙間をおいて同凹部17内を筒状空間25内から仕切るものであればよく、例えば回転軸16を通す穴を中央に設けた円板状として、凹部17の外周部の上側を覆うようにポンプボデー11の端面にねじ止めなどにより固定したものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動式液体ポンプの一実施形態の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す実施の形態のポンプボデーの端面に形成された凹部を示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明に係る実施の形態の電動式液体ポンプの要部を示す部分拡大断面図である。
【図4】この種の電動式液体ポンプの比較例を示す部分拡大断面図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a small and compact electric liquid pump in which a liquid pump is driven by an electric motor, for example, as a supply source of hydraulic oil for a clutch of an automatic transmission in an automobile or a cooling oil for an electric motor of a hybrid car. The present invention relates to an electric liquid pump of this type that is suitable for use.
[0002]
[Prior art]
As such an electric liquid pump, a magnet of a sensorless brushless DC motor is coupled to an outer end portion of a rotating shaft rotatably supported by a pump housing of a hydraulic pump, and integrated with a core and a coil of the sensorless brushless DC motor. A molded housing with a bottomed cylindrical resin is connected to the pump housing with a seal member through a sealing member to form a chamber in the motor housing to accommodate the magnet. The hydraulic oil discharged into the discharge chamber flows into the chamber described above through the gap between the outer periphery of the rotary shaft and the pump housing, and is formed in the pump housing from the chamber through the passage formed in the pump housing. The sensorless brushless DC motor is cooled by returning to the suction chamber Some (for example, see Patent Document 1).
[0003]
According to the technique of this Patent Document 1, the support portion of the rotating shaft with respect to the pump housing is lubricated by the hydraulic oil, and the cooling effect for the sensorless brushless DC motor is high, but this hydraulic oil has a fine effect caused by the operation of the hydraulic pump. Since magnetic foreign matter such as iron powder is included and gradually increases over time, this magnetic foreign matter adheres to and accumulates on the magnet of a sensorless brushless DC motor to reduce the motor drive torque, and in some cases stops the motor Sometimes
[0004]
As means for solving such a problem, as shown in FIG. 4, an inner rotor 4 a of the
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-317772 (paragraph [0005], FIG. 1).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique shown in FIG. 4, the lip portion of the
[0007]
[Means for solving the problems, actions and effects thereof]
To this end, the electric liquid pump according to the present invention has a pump operating part at one end of a rotating shaft rotatably supported by a bearing hole of a pump body having a pump operating part and having a suction chamber and a discharge chamber formed therein. A motor in which a rotor is fixed, a rotor of a brushless DC motor having a magnet is fixed to the other end of the rotating shaft, and a bottomed cylindrical space is formed inside an annular stator made up of a core and a coil of the brushless DC motor The housing is fixed to the pump body so that the rotor is positioned in the cylindrical space with a slight gap, and the hydraulic oil discharged from the pump operating part to the discharge chamber passes through the gap between the bearing hole and the rotating shaft. In an electric liquid pump configured to flow into the cylindrical space and then return to the suction chamber from the cylindrical space through a return passage formed in the pump body, the pump facing the cylindrical space A recess that surrounds the rotating shaft is formed on the end surface of the body so that the hydraulic oil that has passed through the gap between the bearing hole and the rotating shaft flows into the concave and the return passage communicates with the bottom of the concave so that The pump body is provided with a partition member that partitions the inside of the recess from the cylindrical space with a slight gap between the pump body and the rotary shaft. It is.
[0008]
According to the present invention as described above, the hydraulic oil containing the magnetic foreign matter from the discharge chamber lubricated between the bearing hole and the rotary shaft and flowing into the recess is immediately returned to the suction chamber of the pump operating portion from the return passage. Therefore, only a small amount of hydraulic oil enters the cylindrical space. Accordingly, since the increasing speed of the amount of magnetic foreign matter contained in the hydraulic oil in the cylindrical space is greatly reduced, the driving torque of the brushless DC motor caused by such magnetic foreign matter adhering to and accumulating on the rotor magnet. Decrease, and the life of the motor is extended by improving the durability against magnetic foreign matter. Moreover, since a seal member that contacts the outer peripheral surface of the rotating shaft and seals between the pump operating part side and the cylindrical space is unnecessary, such a sealing member contacts the outer periphery of the rotating shaft and generates a loss torque due to friction. It does not occur, the motor torque required to obtain the desired pump output is reduced, energy consumption is reduced, and the size, weight and heat generation of the motor are also reduced. In addition, since the pump body is provided with a partition member that partitions the inside of the concave portion from the cylindrical space with a slight gap between the rotary shaft and the hydraulic oil including magnetic foreign matters entering the cylindrical space from the concave portion, Since it further decreases, the decrease in the driving torque of the brushless DC motor due to the adhesion and accumulation of magnetic foreign matter on the rotor magnet is reduced, and the durability against magnetic foreign matter can be further improved.
[0010]
In the electric liquid pump described in the previous section , a partition cover made of a nonmagnetic material may be provided between the pump body and the motor housing so as to cover the rotor in a liquid-tight manner with a slight gap therebetween and located in the cylindrical space. preferable. If it does in this way, the leakage to the exterior of the hydraulic fluid through the motor housing which molded the stator of the brushless DC motor can be reduced.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the embodiment shown in FIGS. 1 to 3, the description of the electric fluid pump according to the present invention. The electric liquid pump of this embodiment mainly includes a
[0012]
As shown mainly in FIG. 1, the
[0013]
As shown mainly in FIG. 1, a large number of
[0014]
As shown in FIGS. 1 to 3 , the
[0015]
The sensorless
[0016]
In this embodiment, a
[0017]
On the side surface of the
[0018]
When a current controlled by the
[0019]
In the above-described embodiment, the hydraulic oil passing between the
[0020]
In the above-described embodiment, the
[0021]
In the present embodiment , a
[0022]
As shown in FIG. 3, the
[0023]
As described above, a small amount of hydraulic oil including magnetic foreign matter flowing into the
[0024]
In this embodiment , the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the overall structure of an embodiment of an electric liquid pump according to the present invention.
2 is a partially enlarged sectional view showing a recess formed in an end surface of the pump body according to the embodiment shown in FIG.
FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view showing a main part of the electric liquid pump according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a partially enlarged sectional view showing a comparative example of this type of electric liquid pump.
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