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JP4365223B2 - 放射性フッ素化方法 - Google Patents

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JP4365223B2 JP2003578305A JP2003578305A JP4365223B2 JP 4365223 B2 JP4365223 B2 JP 4365223B2 JP 2003578305 A JP2003578305 A JP 2003578305A JP 2003578305 A JP2003578305 A JP 2003578305A JP 4365223 B2 JP4365223 B2 JP 4365223B2
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Description

本発明は、特にペプチドの[18F]−フッ素化の方法及び試薬に関する。得られた18F−標識化合物は、特に陽電子放出断層撮法(PET)で使用するための放射性医薬品として有用である。
診断撮影のために放射性標識生物活性ペプチドを応用することは、核医学でますます重要になりつつある。特定の種類の細胞と選択的に相互作用する生物学的活性分子は、標的組織に放射能を導入するために有用である。例えば、放射性標識ペプチドは、診断撮影及び放射線治療の目的で腫瘍、梗塞部及び感染組織に放射能核種を導入するための大きな可能性を有している。110分の半減期を有する18Fは、多くの受容体撮影試験のために好適な陽電子放出核種である。したがって、18F−標識生物活性ペプチドは、多種多様の疾患を定量的に検出し特性決定するためにPETで利用できるという点で大きな臨床的可能性を有している。
国際公開公報第WO99/11590号には、チオール含有ペプチド及びタンパク質の[18F]−フッ素化のための方法が記載されている。
18F−標識ペプチドに関する難点の一つは、既存の18F−標識剤の製造には多くの時間がかかることである。ペプチド及びタンパク質を18Fで効率よく標識することは、適当な補欠分子団を用いることでのみ達成される。N−スクシンイミジル−4−[18F]フルオロベンゾエート、m−マレイミド−N−(p−[18F]フルオロベンジル)−ベンズアミド、N−(p−[18F]フルオロフェニル)マレイミド及び4−[18F]フルオロフェナシルブロミドをはじめとして、若干のかかる補欠分子団が文献中に提唱されている。18Fによるペプチド及びタンパク質の標識のために今日使用されている方法のほとんどすべては、フッ素標識シントンの活性エステルを使用する。ペプチド及びタンパク質は活性エステルと反応し得る多数の官能基を含むことがあるので、これらの現行方法は部位特異的でない。例えば、3つのリジン残基を含むペプチドは、いずれもが標識シントンに対して等しい反応性を示す3つのアミン官能基を有している。したがって、温和な条件下で特にペプチド中に18Fを迅速で化学選択的に導入して高い放射化学収率及び純度で18F−標識生成物を得ることを可能にする18F−標識補欠分子団及び方法に対するニーズが今なお存在している。さらに、臨床環境での放射性医薬品の製造を容易にするための自動化に適合したかかる方法に対するニーズも存在している。
国際公開公報第WO99/11590号。
そこで本発明は、下記式(I)又は(Ia)の化合物を下記式(II)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(III)又は(IIIa)の化合物を得ることを含んでなる放射性フッ素化方法を提供する。
式中、
Xはクロロ、ブロモ及びヨードから選択される脱離基、好ましくはクロロであり、
Yは適宜ヘテロ原子を1〜6個含むC1-10ヒドロカルビル基であり、
式(II)中のリンカーは、適宜ヘテロ原子を1〜10個含むC130ヒドロカルビル基である。
式中、リンカー基は式(II)の化合物について定義した通りであり、Yは式(Ia)の化合物について定義した通りであり、ペプチドはそれぞれ式(I)又は(Ia)の化合物について定義した通りである。
本発明は、ペプチド前駆体の合成中に標識の正確な導入部位が予め選択される、さらに化学選択的な放射性標識アプローチを提供する。ペプチド中の所定部位で反応するシントンのチオール官能基は、ただ1種の可能な生成物を与える。したがって、この方法は化学選択的であり、その適用は広範囲のペプチド及び生体分子に対して包括的であると考えられる。
好ましい態様では、本発明は、下記式(I)の化合物を下記式(IV)、(V)又は(VI)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(VII)、(VIII)又は(IX)の化合物を得ることを含んでなる放射性フッ素化方法を提供する。
式中、
Xはクロロ、ブロモ及びヨードから選択される脱離基、好ましくはクロロであり、
nは1〜20の整数であり、
mは1〜10の整数であり、
pは1〜20の整数であり、
qは0〜4の整数であり、
rは1〜10の整数である。
式中、m、n、p、q及びrは式(IV)、(V)又は(VI)の化合物について定義した通りである。
この反応は、適当な溶媒(例えば、5〜11のpH範囲内の水性緩衝液)中において5〜60℃の極端でない温度(好ましくは周囲温度)で行うことができる。
別の好ましい態様では、本発明は、下記式(Ia)の化合物を下記式(IV)、(V)又は(VI)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(X)、(XI)又は(XII)の化合物を得ることを含んでなる放射性フッ素化方法を提供する。
式中、
Yは適宜ヘテロ原子を1〜6個含むC1-10ヒドロカルビル基であり、
nは1〜20の整数であり、
mは1〜10の整数であり、
pは1〜20の整数であり、
qは0〜4の整数であり、
rは1〜10の整数である。
式中、m、n、p、q及びrは式(IV)、(V)又は(VI)の化合物について定義した通りであり、Y及びペプチドは式(1a)の化合物について定義した通りである。
この反応は、適当な溶媒(例えば、5〜11のpH範囲内の水性緩衝液)中において5〜60℃の極端でない温度(好ましくは周囲温度)で行うことができる。
式(I)及び(Ia)中で、標識付けのために適したペプチドとしては、オクトレオチド、ボンベシン、バソアクティブ・インテスティナル・ペプチド、走化性ペプチド類似体、α−メラノサイト刺激ホルモン、ニューロテンシン、Arg−Gly−Aspペプチドやその類似体、ヒトプロインスリン連結ペプチド、エンドテリン、アンギオテンシン及びホルミル−ノルロイシル−ロイシル−フェニルアラニル−ノルロイシル−チロシル−リシンのようなソマトスタチン類似体が挙げられる。標識付けのために好ましいペプチドは、国際公開公報第WO01/77415号及び同第WO03/006491号に記載されたもののような、Arg−Gly−Aspペプチド及びその類似体である。特定の一態様では、式(I)又は(Ia)中のペプチドは下記式(A)を有する。
式中、X7は−NH2又は次式の基である。
式中、aは1〜10の整数であり、好ましくは1である。
当業者には容易に理解される通り、本発明の方法は、タンパク質、ホルモン、オリゴヌクレオチド及び抗体フラグメント並びに各種のPETトレーサーを得るための小分子のような他の生体分子の放射性フッ素化のためにも使用できる。
式(Ia)中で、Yは適宜ヘテロ原子(例えば、酸素又は窒素)を1〜6個含むC1-10ヒドロカルビル基であり、好適にはYは適宜C4-7シクロアルキル基を含むC1-10アルキル基であり、例えばYはメチルシクロヘキシルであり得る。
式(II)中で、リンカーは適宜ヘテロ原子(例えば、酸素又は窒素)を1〜10個含むC1-30ヒドロカルビル基であり、好ましい排泄特性のような良好な生体内薬物動態学を与えるように選択できる。好適なリンカー基には、アルキル鎖、アルケニル鎖、アルキニル鎖、芳香環、ポリ芳香環、ヘテロ芳香環、及びエチレングリコール、アミノ酸及び炭水化物サブユニットを含むポリマーがある。
式(IV)及び(VII)の化合物で、nは通例2〜6、好適には3であり、mは通例1〜4、好適には2である。
式(V)及び(VIII)の化合物で、pは通例1〜6、好適には3である。
式(VI)及び(IX)の化合物で、基18F(CH2)q−は好適にはアミド基に対してパラ位に結合しており、qは通例0〜4、好適には1であり、rは通例1〜4、好適には2である。
本発明のさらに別の態様として、上記に定義したような式(IV)、(V)又は(VI)の化合物が提供される。これらの化合物は、放射性フッ素化用の補欠分子団としての一般的有用性を有している。式(IV)、(V)及び(VI)の化合物のチオール保護誘導体も、かかる補欠分子団の合成前駆体としての有用性を有しており、チオールがトリチル基で保護されたものが特に好ましい。式(IV)、(V)又は(VI)の前駆体中での他のチオール保護基は当業者にとって公知であり、例えば、John Wiley & Sons Inc.から出版された「Protecting Groups in Organic Synthesis」(Theodora W.Greene及びPeter G.M.Wuts)に記載されている。
本発明のさらに別の態様として、上記に定義したような式(VII)、(VIII)、(IX)、(X)、(XI)又は(XII)の化合物が提供される。これらの化合物は、PETトレーサーとしての有用性を有している。これらの化合物のうちでは、ペプチドが国際公開公報第WO01/77415号及び同第WO03/006491号に記載されたペプチドのようなArg−Gly−Aspペプチド又はその類似体であるものが好ましい。本発明のこの態様で特に好ましいペプチドは、式(I)及び(Ia)の化合物について上記に定義した式(A)のものである。
式(I)の化合物は、例えば、Atherton,E.及びSheppard,R.C.、「Solid Phase Synthesis」、IRL Press、オックスフォード、1989年に記載されているような標準的ペプチド合成方法(例えば、固相ペプチド合成法)で製造できる。式(I)の化合物中への基「X−CH2C(O)−」の組込みは、ペプチド結合形成のための標準的条件下でペプチドのN−末端を下記式(XIII)の試薬と反応させることで達成できる。
式中、Xは式(I)の化合物について定義した通りであり、Zは−OH又はクロロ、ブロモ、フルオロ、−OC(O)CH2−X(式中、Xは式(I)の化合物について定義した通りである。)のような適当な活性化基である。或いは、Zが−OHである場合、この酸は2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)又はN−[(ジメチルアミノ)−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタナミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキシド(HATU)のようなインシトゥ(in situ)薬剤を用いて活性化できる。
式(Ia)の化合物は、例えば、Atherton,E.及びSheppard,R.C.、「Solid Phase Synthesis」、IRL Press、オックスフォード、1989年に記載されているような標準的ペプチド合成方法(例えば、固相ペプチド合成法)で製造できる。式(Ia)の化合物中への基「マレイミド−Y−」の組込みは、ペプチド結合形成のための標準的条件下でペプチドのN−末端を下記式(XIV)の試薬と反応させることで達成できる。
式中、Yは式(Ia)の化合物について定義した通りであり、Zは−OH或いはクロロ、ブロモ、フルオロ、又はペンタフルオロフェノールやN−ヒドロキシスクシンイミドのような活性エステルのような適当な活性化基である。或いは、Zが−OHである場合、この酸は式(XIII)の化合物について上記に記載したHBTU又はHATUのようなインシトゥ(in situ)活性化剤を用いて活性化できる。
式(II)の化合物は、好適には塩基(例えば、テトラブチルアンモニウム又はK2CO3/Kryptofix−222)からの蒸発で予め活性化したサイクロトロン製造[18F]−フッ化物水溶液と、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドのような適当な溶媒中において通例は高温(例えば、60〜120℃)で反応させ、次いで標準的方法を用いてチオール保護基を除去することで、下記式(IIa)の対応化合物から製造できる。
式中、Lはp−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート又はメタンスルホネートのような脱離基であり、リンカーは式(II)の化合物について定義した通りであり、Rは水素又はチオール保護基である。
式(IV)の化合物は、好適には塩基(例えば、テトラブチルアンモニウム又はK2CO3/Kryptofix−222)からの蒸発で予め活性化したサイクロトロン製造[18F]−フッ化物水溶液と、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドのような適当な溶媒中において通例は高温(例えば、60〜120℃)で反応させ、次いで標準的方法を用いてチオール保護基を除去することで、下記式(IVa)の対応化合物から製造できる。
式中、Lはp−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート又はメタンスルホネートのような脱離基であり、n及びmは式(IV)の化合物について定義した通りであり、Rは水素又はチオール保護基である。
式(V)の化合物は、好適には塩基(例えば、テトラブチルアンモニウム又はK2CO3/Kryptofix−222)からの蒸発で予め活性化したサイクロトロン製造[18F]−フッ化物水溶液と、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドのような適当な溶媒中において通例は高温(例えば、60〜120℃)で反応させ、次いで標準的方法を用いてチオール保護基を除去することで、下記式(Va)の対応化合物から製造できる。
式中、Lはp−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート又はメタンスルホネートのような脱離基であり、pは式(V)の化合物について定義した通りであり、Rは水素又はチオール保護基である。
式(VI)の化合物は、好適には塩基(例えば、テトラブチルアンモニウム又はK2CO3/Kryptofix−222)からの蒸発で予め活性化したサイクロトロン製造[18F]−フッ化物水溶液と、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシドのような適当な溶媒中において通例は高温(例えば、60〜120℃)で反応させ、次いで標準的方法を用いてチオール保護基を除去することで、下記式(VIa)の対応化合物から製造できる。
式中、L’はヨード、p−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート又はメタンスルホネートのような脱離基であり、qが0である場合にL’はニトロ或いはヨードニウム又はアンモニウム塩であることができ、q及びrは式(VI)の化合物について定義した通りであり、Rは水素又はチオール保護基である。
式(IIa)、(IVa)、(Va)及び(VIa)中で、好適なチオール保護基には、John Wiley & Sons Inc.から出版された「Protecting Groups in Organic Synthesis」(Theodora W.Greene及びPeter G.M.Wuts)中に見出し得るような(フェニル)3C−(トリチル)などがある。かかるチオール保護基の除去は、Greeneの著書中に記載されているもののような標準的方法で行うことができる。例えば、Rがトリチルである場合、ジクロロメタンのような塩素化溶媒中において希酸(例えば、トリフルオロ酢酸)で処理することで遊離チオールを生成させることができる。
好ましい一態様では、式(IIa)、(IVa)、(Va)及び(VIa)の化合物は、ポリマービーズ又は被膜(例えば、トリチル又はクロロトリチル樹脂)のような固体支持体に結合できる。この態様では、過剰の試薬及び放射性フッ素化反応の副生物は洗浄によってポリマー結合生成物から分離できる。上述の脱保護方法を用いれば、式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の化合物が固体支持体から解離される。このようなアプローチは、式(II)、(IV)、(V)及び(VI)の化合物の自動化製造のために特に好適であり得る。別法として、チオール脱保護の副生物が反応混合物中に不溶である場合には、濾過で副生物を除去できる。
本発明のさらに別の態様に従えば、式(IIa)、(IVa)、(Va)又は(VIa)の補欠分子団及び式(I)又は(Ia)の活性化ペプチドを含んでなる放射性フッ素化トレーサーの製造用キットが提供される。
キットの使用に際しては、上述の方法を用いて式(IIa)、(IVa)、(Va)又は(VIa)の化合物を式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の対応化合物に転化すればよい。好ましくは、反応混合物を固相抽出(SPE)カートリッジに通すことで、式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の化合物或いはこれらのいずれかのチオール保護誘導体を廃棄反応体から分離できる。SPEカートリッジは、黒鉛パッド又はC18固定相を含み得る。チオール保護基は、例えば、トリフルオロ酢酸のような酸を添加することで除去できる。式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の化合物抽出のチオール基がトリチル基のような疎水基で保護されている場合には、SPEカートリッジ上で脱保護を行うのが好都合であり得る。そうすれば、疎水性のチオール保護基(例えばトリチル)を固定相上に結合させたままで、式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の標識補欠分子団が高い純度及び収率で溶出される。次いで、式(II)、(IV)、(V)又は(VI)の化合物を、好適には水性緩衝液(pH7〜11)中に溶解し得る式(I)又は(Ia)の化合物に添加すればよい。極端でない温度で1〜60分間反応させた後、例えばSPEで標識ペプチドを精製し回収することができる。
以下の実施例によって本発明を例証する。
18 Fの製造
サイクロトロンにより、18O(p,n)18F反応を用いてフッ素−18を製造した。5〜10μAhの積分ビーム電流を用い、濃縮[18O]H2O(98%18O)を陽子(19MeV)で照射した。
ClCH 2 CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHペプチドの合成
完全自動化合成装置(ABI 433A)、Lys−sasrin樹脂(0.10mmol)及び10mmolのアミノ酸カートリッジを用いたアミノ酸配列のアセンブリ。ペプチド合成後、樹脂上のペプチドを手動バブラー装置に入れてN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)で洗い、新たに調製したクロロ酢酸無水物(0.5mmol)(クロロ酢酸(94.5mg、1.0mmol)及びジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCl)(102.6mg、0.5mmol)をジクロロメタン(DCM)中で10分間反応させ、ジシクロヘキシル尿素(DCU)を濾別し、溶液を減圧下で蒸発させて無水物を得た)をDMFに溶解して添加した。1時間後、Kaiser試験が陰性となり((無水物に原因する)黄赤色の樹脂)、溶媒を除去し、樹脂をDMFで8回洗い、次いでDCM及びジエチルエーテル(DEE)で洗ってからN2乾燥した。樹脂にトリイソプロピルシラン(TIS)及び1滴の水を添加した後、トリフルオロ酢酸(TFA)を添加した。50分後に樹脂を濾別し、溶液を減圧下で蒸発させ、DEEで3回洗った。粗生成物を逆相分取クロマトグラフィーで精製して64.3mgの純生成物を得た(Vydac 218TP1022カラム、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は40分で00〜30%B、流量は10ml/分、254nmで検出)。(分析用HPLC:Phenomenex Luna 00B−4251−E0カラム、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は10分で00〜30%B、流量は2.0ml/分、保持時間は214nm及び254nmで検出して5.1分)。質量分析法を用いてさらに特性決定を行ったところ、612.8[MH+]のm/z値が得られた。
実施例1:4−フルオロメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミドの製造、脱保護及びクロロアセチル修飾ペプチドへの部位特異的結合
1.a)S−トリチルシステアミン
トリフルオロ酢酸(TFA)(50ml)中にシステアミン(Fluka、3.85g、50.0mmol)を含む撹拌溶液に、トリフェニルメタノール(13.0g、50.0mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮した。残留物にエーテル(250ml)を添加した。沈殿した物質を濾別し、エーテルで洗った。TFA塩を1M KOH水溶液(150ml)とエーテル(150ml)との間で分配した。相を分離し、エーテル相を乾燥した(MgSO4)。溶液を濾過して濃縮し、生成物をエーテル/n−ヘキサンから晶出させて9.20g(58%)の白色固体を得た。
1.b)4−ヒドロキシメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミド
ジクロロメタン(40ml)中にS−トリチルシステアミン(1.60g、5.00mmol)及び4−ヒドロキシメチル安息香酸ペンタフルオロフェニルエステル(MilliGen、1.51g、5.00mmol)を含む溶液に、N−メチルモルホリン(0.55ml、5.0mmol)を添加した。混合物を室温で36時間撹拌した。沈殿した物質を濾別し、ジクロロメタンで洗い、乾燥して1.30g(57%)の白色固体を得た。NMR分析結果は構造に合致していた。
1.c)メタンスルホン酸4−[2−(トリチルスルファニル)エチルカルバモイル]ベンジルエステル
乾燥THF(8ml)中に4−ヒドロキシメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミド(226mg、0.500mmol)を含む溶液に、N−メチルピロリジノン(NMP)(61μl、0.55mmol)及び塩化メシル(85μl、1.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌し、シリカで濾過し、濃縮した。生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、クロロホルム中1%メタノール)で精製して213mgの油を得たが、この油はゆっくりと凝固した。NMR分析結果は構造に合致していた。
1.d)4−フルオロメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミド
乾燥アセトニトリル(200μl)中にKryptofix(Fluka、15mg、40μmol)を含む溶液を固体フッ化カリウム(2.3mg、80μmol)に添加した。混合物を5分間振盪した。Kryptofix/KF溶液を、アセトニトリル(400μl)中にメタンスルホン酸4−[2−(トリチルスルファニル)エチルカルバモイル]ベンジルエステル(21mg、40μmol)を含む溶液に添加した。混合物を65℃で10分間加熱した。アリコートをHPLC(カラム:Phenomenex Luna 3μm C18(2) 50×4.60mm、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=アセトニトリル/0.1%TFA、勾配は10分で40〜80%B、流量は2.0ml/分、214nm及び254nmでUV検出)で分析したところ、出発原料(tR 5.6分)が新しい生成物(tR 6.3分)に完全に転化したことがわかった。逆相分取HPLC(カラム:Phenomenex Luna C18(2) 5μm 250×21.2mm、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=アセトニトリル/0.1%TFA、勾配は60分で40〜80%B、流量は10.0ml/分、214nmでUV検出)で精製して4.5mgの白色固体を得た。構造はNMR分光法で確認した。
1.e)4−フルオロメチル−N−(2−メルカプトエチル)ベンズアミド
1.4mg(3.0μmol)の4−フルオロメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミドに50μlのTFA/TIS/H2O(95:2.5:2.5)混合物を添加した。フラスコを静かに5分間旋回し、次いで真空中で濃縮した。LC−MS分析(カラム:Phenomenex Luna 3μm C18(2) 50×2.00mm、溶媒:A=水/0.1%HCOOH及びB=アセトニトリル/0.1%HCOOH、勾配は10分で5〜60%B、流量は0.3ml/分、214nm及び254nmでUV検出、ESI−MS)の結果、MH+に対応する214にm/zを有するピーク(tR 6.8分)が得られた。
1.f)クロロアセチル修飾ペプチドへの部位特異的結合
上記で得られた残留物を100μlの0.1M炭酸水素ナトリウム/炭酸二ナトリウム緩衝液(pH9.1)に溶解した。この混合物に、150μlの緩衝液中にペプチドクロロアセチル−KGFGK−OH(3.7mg、6.0μmol)を含む溶液を添加した。混合物を45℃で20分間加熱した。LC−MS分析(カラム:Phenomenex Luna 3μm C18(2) 50×2.00mm、溶媒:A=水/0.1%HCOOH及びB=アセトニトリル/0.1%HCOOH、勾配は10分で5〜60%B、流量は0.3ml/分、214nm及び254nmでUV検出、ESI−MS)によれば、フルオロ化合物が、結合体についてのMH+に対応する789.4にm/zを示す新しい生成物(tR 4.3分)に完全に転化したことがわかった。結合生成物を逆相HPLC(カラム:Phenomenex Luna C18(2) 5μm 250×21.2mm、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=アセトニトリル/0.1%TFA、勾配は60分で5〜60%B、流量は10.0ml/分、214nmでUV検出)で精製して2mgの白色固体を得た。
実施例2:(3−フルオロ−プロピルスルファニル)トリフェニルメタンの製造、脱保護及びクロロアセチルペプチドへの部位特異的結合
2.a)3−トリチルスルファニル−プロパン−1−オールの合成
塩化トリチル(27.9mg、0.1mmol)及びトリエチルアミン(49μl、0.5mmol)をDCM(2ml)に溶解した後、3−メルカプト−1−プロパノール(9μl、0.1mmol)を添加した。6時間後にDCMを減圧下で蒸発させ、粗生成物を逆相分取クロマトグラフィー(Vydac 218TP1022カラム、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は40分で30〜70%B、流量は10ml/分、254nmで検出)で精製した。収量6mgの精製物質を得た(分析用HPLC、カラム:Phenomenex Luna C18,00B−4251−E0、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は10分で30〜70%B、流量は1.0ml/分、保持時間は214nm及び254nmで検出して7.73分)。構造はNMRで確認した。
2.b)メタンスルホン酸3−トリチルスルファニル−プロピルエステルの合成
THF(1ml)中に3−トリチルスルファニル−プロパン−1−オール(5mg、0.015mmol)及びトリエチルアミン(32μl、0.23mmol)を含む溶液に、塩化メシル(6μl、0.075mmol)を添加した。30分後、THFを減圧下で蒸発させ、粗生成物をDCMに溶解し、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液及び塩化ナトリウムの飽和溶液で洗い、MgSO4で乾燥した。減圧下で蒸発させた後に収量10mgを得た(分析用HPLC、カラム:Luna C18,00B−4251−E0、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は10分で40〜80%B、流量は1.0ml/分、保持時間は214nm及び254nmで検出して7.12分)。構造はNMRで確認した。
2.c)(3−フルオロ−プロピルスルファニル)トリフェニルメタンの合成
アセトニトリル(0.2ml)中にKF(1.4mg、0.024mmol)及びKryptofix 222(9.0mg、0.024mmol)を溶解した(加熱)。アセトニトリル(0.2ml)中に溶解したメタンスルホン酸3−トリチルスルファニル−プロピルエステル(5mg、0.012mmol)を添加した。反応混合物を80°で90分間加熱した。粗生成物を逆相分取クロマトグラフィー(Vydac 218TP1022カラム、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は40分で40〜80%B、流量は10ml/分、254nmで検出)で精製した。収量2mgの精製物質を得た(分析用HPLC、カラム:Phenomenex Luna C18,00B−4251−E0、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は10分で40〜80%B、流量は1.0ml/分、保持時間は214nm及び254nmで検出して8.2分)。構造はNMRで確認した。
2.d)3−フルオロ−プロパン−1−チオールとCl−Ac−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHとの結合
TIS(5μl)及び水(5μl)の存在下で、(3−フルオロ−プロピルスルファニル)トリフェニルメタン(1.0mg、0.003mmol)からのトリチル基をTFA(25μl)で解離した(5分)。TFA溶液を氷上で冷却しながら、pHが9になるまでアンモニア(25%)を添加した。50μlの水中にClCH2CO−KGFGK−OH(3.6mg、0.006mmol)を含む溶液を添加し、pHをアンモニアで9に調整した。反応混合物を60°で30分間加熱した。反応混合物を水+0.1%TFAで失活させ、逆相分取クロマトグラフィー(Phenomenex,C18,00G−4253−N0カラム、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は30分で00〜30%B、流量は5ml/分、254nmで検出)を用いて精製した。収量0.4mgの精製物質を得た(分析用HPLC、カラム:Luna 00B−4251−E0、溶媒:A=水/0.1%TFA及びB=CH3CN/0.1%TFA、勾配は10分で00〜30%B、流量は1.0ml/分、保持時間は214nm及び254nmで検出して6.88分)。質量分析法を用いてさらに特性決定を行ったところ、670.35[M−H+]のm/z値が得られた。
実施例3:(2−{2−[2−(2−フルオロ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチル)−トリチルスルフィドの製造、脱保護及びクロロアセチル修飾ペプチドへの部位特異的結合
3.a)トルエン−4−スルホン酸2−{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルエステル
2−{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エタノール(20g、103mmol)中に塩化p−トルエンスルホニル(9.82g、51.5mmol)を含む0℃の撹拌懸濁液に、トリエチルアミン(13ml、93mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で1時間撹拌し、次いで室温でさらに16時間撹拌した。得られた混合物をジクロロメタン(350ml)に溶解した。得られた無色透明の溶液を1M塩酸(2×100ml)で抽出し、水(200ml)で1回抽出した。有機相を乾燥し(MgSO4)、濾過し、蒸発させて無色の油を得た。酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーで粗生成物を精製した。最初にテトラエチレングリコールジトシレートが溶出し、次いで8.89g(49%)のトルエン−4−スルホン酸2−{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルエステルが無色の油として溶出した。
3.b)2−{2−[2−(2−メルカプト−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エタノール
無水アルコール(32ml)中にチオ尿素(0.94g、12.35mmol)及びトルエン−4−スルホン酸2−{2−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルエステル(4.09g、11.75mmol)を含む溶液を、アルゴン雰囲気下で24時間加熱還流した。混合物を冷却し、15mlのエタノール/水(9:1、v/v)中にNaOH(1.23g、30.75mmol)を含む溶液を添加した。アルゴン下で還流をさらに2.5時間続けた。次いで、反応混合物を周囲温度に冷却し、濃塩酸を用いてpH2に酸性化し、減圧下で濃縮した。酢酸エチル/無水アルコール(10:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーで残留物を精製し、生成物を無色の油として得た。収量1.55g(66%)。
3.c)2−{2−[2−(2−トリチルスルファニル−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エタノール
丸底フラスコに入れた2−{2−[2−(2−メルカプト−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エタノール(310mg、1.47mmol)及び塩化トリチル(452mg、1.62mmol、1.1当量)に、トリエチルアミン(2.1ml、10当量)及びTHF(25ml)を同時に添加した。初期の赤色は、周囲温度で1時間撹拌すると消失した。反応をTLC(酢酸エチル/エタノール(1:1)で監視したところ、6時間後に完了した。その後、メタノール(6ml)を添加して過剰の塩化トリチルを消費させ、混合物を5分間撹拌してから溶媒を蒸発させた。100%酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーで残留物を精製し、生成物(550mg、83%)を無色の油として得た。
3.d)メタンスルホン酸2−{2−[2−(2−トリチルスルファニル−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルエステル
2−{2−[2−(2−トリチルスルファニル−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エタノール(227mg、0.50mmol)及びトリエチルアミン(139μl、1.0mmol)の撹拌THF(12ml)溶液に、塩化メチルスルホニル(47μl、0.60mmol、1.2当量)を添加した。周囲温度で2時間撹拌した後、混合物を濾過して沈殿したトリエチルアミン塩酸塩を除去し、溶媒を蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィーで残留物を精製し、生成物(238mg、90%)を無色の油として得た。
3.e)(2−{2−[2−(2−フルオロ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチル)−トリチルスルフィドの合成
メタンスルホン酸2−{2−[2−(2−トリチルスルファニル−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチルエステル(71.67mg、0.14mmol)及びフッ化テトラブチルアンモニウム(THF中1.1M、127μl、0.14mmol)の撹拌溶液を90℃で30分間加熱した。混合物を周囲温度に冷却し、蒸発乾固させた。酢酸エチル/ヘキサン(1:1)を用いるフラッシュクロマトグラフィーで生成物を精製し、生成物(71%)を無色の油として得た。
実施例3.f)トリチル基の脱保護及びクロロアセチルペプチドへの部位特異的結合
トリチル基の脱保護及びクロロアセチル官能化ペプチドへの部位特異的結合は、上述の実施例1.e)及びf)に記載したようにして行った。
実施例4〜6のためのHPLC方法
Beckman System Gold(登録商標)、カラム:Luna(Phenomenex),C18,3μm,50×4.6mm(内径)、流量1ml/分、溶媒A:水(0.1%TFA)、溶媒B:アセトニトリル(0.1%TFA)。
勾配方式1:1分間40%B、15分で40→80%B、5分間80%B。
勾配方式2:1分間0%B、10分で0→30%B、5分間30%B、5分で30→80%B。
実施例4:4−[ 18 F]−フルオロメチル−N−[2−トリチルスルファニル)エチル]−ベンズアミドの製造、脱保護及びクロロアセチル修飾ペプチドへの部位特異的結合
4.a)3−[ 18 F]−フルオロメチル−N−(2−メルカプトトリチル−エチル)−ベンズアミドの製造
この製造は、実施例5a)に記載したものに類似した方法で行った。実施例1c)に記載したようにして製造したメシレート前駆体を室温で15分間撹拌して、所望生成物を22%の放射化学収率(HPLC)で得た。
4.b)ペプチドCl−CH 2 CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHへの化学選択的連結
実施例4a)からの18F−シントンの脱保護及びペプチド前駆体Cl−CH2CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHとの連結を、実施例5に記載した方法に従って行った。HPLC分析により、80%の放射化学純度を有する所望生成物が生成されたことがわかった。
実施例5:3−[ 18 F]−フルオロ−プロピルスルファニル)トリフェニルメタンの製造、脱保護及びクロロアセチルペプチドへの部位特異的結合
5.a) 18 F−シントン:3−[ 18 F]−フルオロ−1−メルカプトトリチル−プロパンの製造
Kryptofix(登録商標)222(10mg)、炭酸カリウム(1mgを50μlの水に溶解)及びアセトニトリル(0.8ml)を仕込んだWheatonバイアル(2ml)に、フッ素−18含有水(10mCi、1ml)を添加した。窒素ガス流下で110℃で1時間加熱することで溶媒を除去した。無水アセトニトリル(0.5ml)を添加し、前回と同様にして再び蒸発させた。この段階を2回繰り返した。バイアルを室温に冷却した後、実施例2b)に記載したようにして製造したメシチレート(1mg)を無水DMSO(0.2ml)中に含む溶液を注入した。反応混合物を80℃で5分間撹拌し、HPLCで分析した(勾配1、放射化学収率90%)。
反応混合物をDMSO/水(1:1v/v、0.15ml)で希釈し、コンディショニング(10mlアセトニトリル、20ml水)済みのSepPak−Plusカートリッジ(tC18、Waters)上に装填した。カートリッジを水で洗い、アセトニトリルを用いて生成物を溶出した。放射化学純度は99%であった。
5.b)Cl−CH 2 CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHに対するa)の化学選択的連結
窒素ガス流及び100℃での加熱を用いて、アセトニトリル中に5a)からの生成物を含む溶液(0.5ml、1.1mCi)を蒸発乾固させた。TFA(0.05ml)、トリイソプロピルシラン(0.01ml)及び水(0.01ml)の混合物を添加した後、80℃で10分間加熱した。バイアルを0℃に冷却した後、アンモニア(水中27%、0.1ml)及び水(0.05ml)中のCl−CH2CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OH(1mg)を添加した。混合物を80℃で30分間加熱した。HPLC(勾配2)による分析の結果、93%の放射化学純度を有する所望生成物が生成されたことがわかった。
実施例6:(2−{2−[2−(2−[ 18 F]−フルオロ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−エチル)−トリチルスルフィドの製造、脱保護及びクロロアセチル修飾ペプチドへの部位特異的結合
6.a) 18 F−シントン:2−{2−[2−(2−[ 18 F]−フルオロ−エトキシ)−エトキシ]−エトキシ}−メルカプトトリチル−エタンの製造
この製造は、実施例5a)に記載した方法と同様にして行った。実施例3d)に記載したようにして製造したメシレート前駆体を80℃のDMSO中で15分間反応させた後、放射化学収率76%の生成物を得た(HPLC)。Sep−Pakによる抽出の結果、放射化学純度97%の所望生成物が得られた。
6.b)ペプチドCl−CH 2 CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHへの化学選択的連結
実施例6a)からの18F−シントンの脱保護及びペプチド前駆体Cl−CH2CO−Lys−Gly−Phe−Gly−Lys−OHとの連結反応は、実施例5に記載した方法に従って行った。HPLC分析によれば、41%の放射化学純度を有する所望生成物が生成されたことがわかった。
実施例7
[Cys 2-6 ]シクロ[CH 2 CO−Lys(4−{3−[2−(4−フルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−エチルスルファニル]−2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルメチル}−シクロヘキサン−1−カルボニル)−Cys 2 −Arg−Gly−Asp−Cys 6 −Phe−Cys]−NH 2 の合成
7.a)[Cys 2-6 ]シクロ[CH 2 CO−Lys−Cys 2 −Arg−Gly−Asp−Cys 6 −Phe−Cys]−NH 2 の合成
国際公開公報第WO03/006491号に記載されたようにして表題化合物を合成した。
7.b)[Cys 2-6 ]シクロ[CH 2 CO−Lys(4−[N−マレイミドメチル]−シクロヘキサン−1−カルボニル)−Cys 2 −Arg−Gly−Asp−Cys 6 −Phe−Cys]−NH 2 の合成
1mLのDMFに溶解した上記4a)からのペプチド5mgに、3mgのスルホスクシンイミジル4−[N−マレイミドメチル]−シクロヘキサン−1−カルボキシレート(Pierce)及び0.05mLのNMMを添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、5mLの水で希釈し、半調製用Luna C18カラム上に装填した。生成物画分を分取し凍結乾燥して、1mgの所望生成物を得た。構造はMALDI−MS(M+H+の期待値1189、実測値1190)で確認した。
7.c)マレイミド修飾ペプチドへの部位特異的結合
(上述の実施例1dからの)4−フルオロメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミド0.16mg(0.34μmol)に、50μlのTFA/TIS/H2O(95:2.5:2.5)混合物を添加した。フラスコを静かに5分間旋回し、次いで真空中で濃縮した。残留物を50μlの水に溶解した。50μlの水中に0.4mg(0.34μmol)のマレイミド修飾ペプチドを含む溶液を混合物に添加し、0.001M水酸化ナトリウムでpHを6.5に調整した。50分後、LC−MS分析(カラム:Phenomenex Luna 3μm C18(2) 50×2.00mm、溶媒:A=水/0.1%HCOOH及びB=アセトニトリル/0.1%HCOOH、勾配は10分で0〜50%B、流量は0.3ml/分、214nm及び254nmでUV検出、ESI−MS)によれば、マレイミド修飾ペプチドが、結合体についてのM+H+に対応する1400.7にm/zを示す新しい生成物(tR 7.6分)にほぼ完全に転化したことがわかった。
実施例8
[Cys 2-6 ]シクロ[CH 2 CO−Lys(4−{3−[2−(4−[ 18 F]−フルオロメチル−ベンゾイルアミノ)−エチルスルファニル]−2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルメチル}−シクロヘキサン−1−カルボニル)−Cys 2 −Arg−Gly−Asp−Cys 6 −Phe−Cys]−NH 2 の合成
実施例7cに記載したものに類似した方法を用いて4−[18F]−フルオロメチル−N−[2−(トリチルスルファニル)エチル]ベンズアミド(実施例4)と反応させることで、実施例7bの修飾ペプチドから表題化合物を製造した。

Claims (11)

  1. 下記式(I)又は(Ia)の化合物を下記式(II)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(III)又は(IIIa)の化合物を得ることを含んでなる放射性フッ素化方法。
    (式中、
    Xはクロロ、ブロモ及びヨードから選択される脱離基あり、
    Yは適宜ヘテロ原子を1〜6個含むC1−10ヒドロカルビル基であり、
    式(II)中のリンカーは、適宜ヘテロ原子を1〜10個含むC1〜30ヒドロカルビル基である。)
    (式中、リンカー基は式(II)の化合物について定義した通りであり、Yは式(Ia)の化合物について定義した通りである。)
  2. 下記式(I)の化合物を下記式(IV)、(V)又は(VI)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(VII)、(VIII)又は(IX)の化合物を得ることを含んでなる、請求項1記載の放射性フッ素化方法。
    (式中、
    Xはクロロ、ブロモ及びヨードから選択される脱離基あり、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数であり、
    pは1〜20の整数であり、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数である。)
    (式中、m、n、p、q及びrは式(IV)、(V)又は(VI)の化合物について定義した通りである。)
  3. 下記式(Ia)の化合物を下記式(IV)、(V)又は(VI)の化合物と反応させて、それぞれ下記式(X)、(XI)又は(XII)の化合物を得ることを含んでなる、請求項1記載の放射性フッ素化方法。
    (式中、
    Yは適宜ヘテロ原子を1〜6個含むC1−10ヒドロカルビル基であり、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数であり、
    pは1〜20の整数であり、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数である。)
    (式中、m、n、p、q及びrは式(IV)、(V)又は(VI)の化合物について定義した通りであり、Yは式(1a)の化合物について定義した通りである。)
  4. 下記式(IV)の化合物又はそのチオール保護前駆体。
    (式中、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数である。)
  5. 下記式(V)の化合物又はそのチオール保護前駆体。
    (式中、pは1〜20の整数である。)
  6. 下記式(VI)の化合物又はそのチオール保護前駆体。
    (式中、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数である。)
  7. 下記式(VII)、(VIII)又は(IX)の化合物。
    (式中、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数であり、
    pは1〜20の整数であり、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数である。)
  8. 下記式(X)、(XI)又は(XII)の化合物。
    (式中、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数であり、
    pは1〜20の整数であり、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数であり、
    Yは適宜ヘテロ原子を1〜6個含むC1−10ヒドロカルビル基である。)
  9. 下記式の化合物である、請求項8記載の式(XII)の化合物。
  10. (i)下記式(IIa)の化合物、及び
    (ii)請求項1で定義した式(I)又は(Ia)の活性化ペプチド
    を含んでなる放射性フッ素化キット。
    (式中、
    Lは離基であり、
    リンカーは適宜ヘテロ原子を1〜10個含むC1〜30ヒドロカルビル基であり、
    Rは水素又はチオール保護基である。)
  11. (i)下記式(IVa)、(Va)又は(VIa)の化合物、及び
    (ii)請求項1で定義した式(I)又は(Ia)の活性化ペプチド
    を含んでなる、請求項10記載の放射性フッ素化キット。
    (式中、
    nは1〜20の整数であり、
    mは1〜10の整数であり、
    pは1〜20の整数であり、
    qは0〜4の整数であり、
    rは1〜10の整数であり、
    Lは離基であり、
    L’は離基であり、qが0である場合にL’はニトロ或いはヨードニウム又はアンモニウム塩であることができ、
    Rは水素又はチオール保護基である。)
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