JP4362952B2 - Bumpy stay - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車体の前後に配置され、衝突時のエネルギを効率良く吸収するバンパステイに関する。尚、本明細書においては、バンパの強度部材であるバンパリィンフォースメントを単にバンパと称するものとする。また、フレームとは、サイドフレーム等であってバンパステイを介してバンパが取り付けられる車体側の構造部材を指す。
【0002】
【従来の技術】
図7(A)に示すように、バンパステイ60は、自動車のフロント50におけるバンパ52とフレーム56との間に配置され、バンパ52における表皮54に覆われたバンパリィンフォースメント55と、フレーム56のフランジ58との間に、図示しないボルト等により固定されている。
従来のバンパステイ60は、図7(B)に示すように、アルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交し所定の幅に切断したものであり、バンパ52寄りの幅の狭い衝撃吸収段61と、フレーム56寄りの幅広の衝撃吸収段62とからなる。衝撃吸収段61は、断面長方形の中空部64を内設する矩形片63であり、衝撃吸収段62は、一対の長片65,67と短片66,66とからなる長方形断面を有し、一対の仕切壁68により内部に3つの中空部69を内設している。
【0003】
上記バンパステイ60は、図7(B)に示すように、衝撃吸収段61,62間の長片65に対する、上記一対の仕切壁68と衝撃吸収段61の短片63aとの各接続位置間の距離を、長片65の厚みの3倍以上に設定している。
これにより、バンパステイ60は、衝突時において、短片63a、仕切壁68、および短片66における座屈変形の開始時期がずれながら圧壊するため、図示しない車体側のフレームに加わる衝突エネルギを、2段階に分散して吸収するものである(特開平8−58499号公報参照)。
【0004】
また、図7(C)に示すバンパステイ70も、アルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交し所定の幅に切断したものであり、外矩形部72の中空部73におけるフレーム側の長片76寄りに、中空部75を内設する内矩形部74を併設すると共に、上記長片76の両側にフランジ78を対称に張り出している。
上記バンパステイ70は、図7(C)に示すように、衝突時において、先ず外矩形部72の左側から右向きに圧縮変形して、衝突初期の衝突エネルギを吸収すると共に、続いて内矩形部74が残った外矩形部72と共に長片76寄りに圧縮変形して、2回目の衝突エネルギを吸収する。係る2段階に渉る変形を生じることにより、バンパステイ70は、衝突エネルギを2段階に分散して吸収し、フレームに加わる衝撃力を緩和するものである(特開平7−277112号公報参照)。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
しかしながら、前記バンパステイ60では、複雑な断面形状にも拘わらず、衝突時に図7(B)中の矢印で示す右向きの力が短片63aに作用すると、この短片63aによって長片65の端部65aが小さな力で右側に撓み、引き続いてその付近が図7(B)中の破線のように変形する。これにより、短片63aと長片65の端部65aとの交叉部には、過大な曲げ応力が発生し、端部65aを比較的容易に変形させる。この結果、衝突時のエネルギを十分吸収することなく、バンパ52寄りの衝撃吸収段61が潰れる。また、フレーム56寄りの衝撃吸収段62は、これまでの変形により、容易に座屈変形あるいは横倒れ変形を生じ易い状態になっている。従って、以上のようなバンパステイ60では、衝突時のエネルギを十分に吸収できない、という問題点があった。
【0006】
一方、前記バンパステイ70では、図7(C)に示すように、外矩形部72の短片72aに右向きの力が加わると、外矩形部72自体が横倒れ変形してしまうため、衝突時の第1段階におけるエネルギの吸収が非常に小さくなる。更に、外矩形部72の横倒れ変形が進行すると、上記短片72aと内矩形部74の短片74aとが接触するため、内矩形部74の横倒れ変形を誘発する。この結果、衝突時の第2段階において、それぞれ横倒れ変形を生じる。従って、バンパステイ70では吸収できるエネルギが少ない、という問題点を有していた。
本発明は、以上において説明した従来の技術における問題点を解決し、衝突時において多くの衝突エネルギを安定して確実に吸収できるバンパステイを提供すること、を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、バンパステイにアルミニウム合金の押出形材を活用し、且つバンパステイにおけるバンパ側の辺の長さを長くして、両者間の接触面積を大きくし、衝突時のエネルギを幅広く受け止めることなどにより、安定的に上記エネルギを吸収させること、に着想して成されたものである。
即ち、本発明のバンパステイ(請求項1)は、中空部を有するアルミニウム合金の押出形材からなり、その押出方向と車体の前後方向とが直交するようにバンパとフレームとの間に配置され、上記形材におけるバンパ側の斜め辺は、車体の幅方向の長さがフレーム側の端辺よりも長く且つ少なくとも車体の幅方向における中央寄りに張り出している、ことを特徴とする。
【0008】
これによれば、バンパステイを押出形材により形成したことで、バンパステイにおけるバンパ側をフレーム側よりも広くした断面形状を、自在に形成することができるとともに、衝突時における多くの衝突エネルギを、徐々に且つ効率良く確実に吸収することができ、乗員の安全を図ることが可能となる。
【0010】
更に、本発明は、前記押出形材における押出方向における一方の端面または両端面のフレーム側の位置に蓋板を固定することにより、上記形材におけるバンパ側の座屈強度が小さくなり、且つフレーム側の座屈強度が大きくなっている。
これによれば、衝突エネルギにより荷重を受けた際のバンパステイにおける座屈強度は、バンパ側の座屈強度が低くなり、且つフレーム側の座屈強度が高くなるため、車体の前後方向に対しても2段階での座屈変形が生じる。このため、衝撃力が分散されると共に、多くのエネルギを吸収できる。
【0011】
尚、蓋板の固定により座屈強度が増加するのに伴い、フレームに加わる座屈開始直前の1次乃至その後のピーク荷重も増大するが、吸収するエネルギ量も増える。これにより、蓋板を固定したバンパステイで座屈変形が発生するレベルの衝突時において、乗員への衝撃力は小さくなる。
従って、係るバンパステイにより、衝突時における多くの衝突エネルギを一層確実に効率良く吸収することが可能となる。尚、前記押出形材の中空部内にビスホールを一体に付設し、係るビスホールにねじ又はボルトを螺入することにより、上記蓋板を容易に固定することができる。もちろん、上記蓋板は、溶接により形材の一端面または両端面に固定しても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下において本発明の実施に好適な形態を図面と共に説明する。
図1(A)は、バンパ1の両端部とフレーム6,6との間に、本発明の前提となる参考形態のバンパステイ10,10を配置した状態を示す。バンパ1は、外側に表皮3を有するバンパリィンフォースメント2を含み、後者の両端部4,4の側面5,5にバンパステイ10,10が配置される。また、フレーム6は、角形断面の中空部7を内設し、且つその先端にフランジ8を有する。
バンパステイ10は、図1(B)に示すように、バンパ1のリィンフォースメント2に図示しないボルト等により固定され、フレーム6のフランジ8に対し、ボルト18・ナット19にて固定される。この結果、バンパステイ10は、その押出方向を車体の前後方向と直交してバンパ1とフレーム6との間に固定される。
【0013】
バンパステイ10は、アルミニウム合金(JIS:A6063,A6N01,A6061等で調質T5またはT6)の押出形材を、その押出方向と直交して所定の幅で切断したもので、図1(B)に示すように、略台形の中空部15を図示で奥行き方向に沿って所定の長さで有する。また、バンパステイ10は、バンパ1側の斜め辺(辺)11、フレーム6側の端辺(辺)14、及びこれらの左右を接続し且つ車体の前後方向に沿って斜めの一対の側辺12,13を一体に有すると共に、端辺14の両側にはフランジ16,16が左右対称に延在し、これを貫通するボルト18・ナット19により、フレーム6のフランジ8に固定されている。
図1(B)に示すように、バンパ1側の斜め辺11の車体の幅方向の長さXは、フレーム6側の端辺14の長さYよりも長く、且つ斜め辺11は車体の中央寄りとサイド寄りの双方に張り出し、これに応じて図1(B)で右側の側辺12も、そのバンパ1寄りが車体の中央寄りに張り出すように形成されている。このため、バンパ1に接する斜め辺11の接触面積は、フレーム6に接する端辺14よりも広くなる。尚、サイド側の側辺13は、車体の前後方向と略平行でも良い。
【0014】
他の車両に追突した場合などで、バンパリィンフォースメント2の車幅方向の中間部に衝突すると、図1(A)に示すように、バンパリィンフォースメント2の中間部に荷重P0が作用し、各バンパステイ10に曲げモーメントM0が生じる。
また、上記荷重P0によるバンパリィンフォースメント2の変形に伴い、各バンパステイ10にはP2方向に引き寄せる力が作用する。このため、図1(B)に示すように、衝突により作用する荷重P0は、バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ10の斜め辺11および側辺12,13に作用する。この結果、車体の中央寄りの側壁12には、図1(B)中の矢印P3で示す力が働き、側辺12は図示で右側の車体幅方向の中央寄りに倒れ込むように曲げ変形する。これにより、第1段階としての衝突エネルギの吸収が行われる。この際、フレーム6には、側辺12の最大変形荷重までのピーク荷重が加わる。
【0015】
更に、変形が進行すると、図1(B)中の矢印P4で示す力により、サイド側の側辺13が座屈変形する。この座屈が生じることで、第2段階としての衝突エネルギの吸収が行われる。この際、フレーム6には座屈荷重までのピーク荷重が働くが、係るピーク荷重を越える荷重は生じないため、乗員や車体本体に加わる衝撃が緩和されることになる。
以上のような2段階の曲げと座屈変形を確実に生じさせるバンパステイ10を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に効率良く吸収することができ、乗員の安全を図り得る。
【0016】
図1(C)は、異なる参考形態のバンパステイ10′の断面を示す。
バンパステイ10′も、図1(C)に示すように、バンパ1側の斜め辺11、フレーム6側の端辺14、一対の側辺12,13、及びフランジ16,16からなると共に、車体の前後方向に沿った仕切辺17を形成することにより、車体の幅方向に一対の中空部15a,15bを内設している。
係るバンパステイ10′においても、前記と同様に衝突に伴う荷重は、斜め辺11、側壁12,13、および仕切辺17に伝達され、第1段階として側辺12が図示で右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、第1段階としての衝撃エネルギの吸収がされる。また、前記フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する1次ピーク荷重が伝わるが、上記曲げ変形により衝突エネルギが吸収される。
【0017】
変形が進行すると、第2段階して仕切辺17が座屈変形し、この変形過程で、衝撃エネルギが吸収される。また、フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する2次ピーク荷重が発生し、第2段階としての衝突エネルギの吸収がされる。更に変形が進むと、第3段階としてサイド側の側辺13が座屈変形し、この過程で衝撃エネルギが吸収される。一方、フレーム6には、上記変形を開始する直前の荷重に相当する3次ピーク荷重が発生し、第3段階としての衝突エネルギの吸収がされる。従って、仕切辺17を更に内設したバンパステイ10′によっても、前記同様に衝突に伴うエネルギを効率良く吸収可能となる。
【0018】
図1(D)は、異なる参考形態のバンパステイ10″を示す。
図1(D)に示すように、バンパステイ10″も前記と同様に、バンパ1側の斜め辺11一対の側辺12,13、フレーム6側の端辺14、及びフランジ16,16からなる。また、側辺12,13間で車体の幅方向に沿い且つ端辺14寄りの約1/3の位置に配置した仕切辺17bと、この仕切辺17bと端辺14との間で車体の前後方向に沿った仕切辺17aとを略T字形に形成することにより、バンパ1寄りの幅広い中空部15cと、フレーム6寄りで幅の狭い一対の小さな中空部15a,15bとを内設している。上記仕切辺17bにより、側辺12,13は、長尺部12a,13aと短尺部12b,13bとに区分される。
【0019】
上記バンパステイ10″によっても、前記と同様に衝突に伴う衝突エネルギを吸収でき、且つバンパステイ10′よりも更に多段階にして吸収できる。即ち、バンパステイ10″におけるフレーム側の部分は、仕切辺17aの存在と、側壁12,13の長尺部12a,13aと短尺部12b,13bとの長短差により、次のように変形して、多段階で衝突エネルギを吸収する。
即ち、第1段階として長尺部12aが曲げ変形し、第2段階として長尺部13aが座屈変形または座屈変形と共に曲げ変形する。更に、第3段階として短尺部12bが曲げ変形と共に座屈変形し、第4段階として仕切辺17aが座屈変形した後で、第5段階として短尺部13bが座屈変形する。これらの変形に際して必要とされる変形エネルギによって、衝突エネルギが吸収されるため、フレーム6側に生じる衝撃が緩和される。尚、各段階での変形は連続して生じる場合や、力の加わり状況によって変形する順番が入れ替わる場合もある。
【0020】
図2(A)は、参考形態に係るバンパステイ20の断面を示す。
バンパステイ20も、前記同様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交して所定の幅で切断したものであり、図2(A)に示すように、バンパ側の斜め辺(辺)21、一対の側辺22,23、フレーム側の端辺(辺)24、及び一対のフランジ29からなる。斜め辺21は端片24よりも長いため、バンパに接する斜め辺21の接触面積は、フレームに接する端辺24の接触面積よりも広くなる。また、側辺22,23間で車体の幅方向に沿った仕切辺27と、斜め辺21と端辺24との間で車体の前後方向に沿った仕切辺28とを略十字形に形成することにより、バンパ寄りでやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dを内設している。
【0021】
バンパステイ20に他の車両等が衝突すると、図2(A)において、衝突に伴う荷重Pは、前記バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ20の斜め辺21、側辺22,23、および仕切辺28に伝達される。この際、斜め辺21、側辺22、および仕切辺28は、図2(A)中の矢印で示すように、第1段階として右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、衝突エネルギが吸収される。変形が進行すると、第2段階として仕切辺28が座屈変形して衝突エネルギが吸収され、引き続く加重により、第3段階として側辺23が座屈変形して更に衝突エネルギが吸収される。これらの変形過程において、フレームには、1〜3次ピーク荷重が発生して衝撃が伝わるが、係るピーク値を越える衝撃荷重はフレームに生じない。
【0022】
以上のような3段階の変形を確実に生じさせるバンパステイ20を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に効率良く吸収することができる。また、仕切辺27,28を断面略十字形に配置することにより、バンパ寄りでやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dとが内設されるため、バンパステイ20の剛性を高められる。このため、吸収できるエネルギ量が増大し、且つ3段階に分けてより多く吸収することができる。
【0023】
図2(B)は、前記バンパステイ20の応用形態であるバンパステイ20′の断面を示す。図2(B)に示すように、バンパステイ20′も前記と同様に、バンパ側の斜め辺21、一対の側辺22,23、フレーム側の端辺24、及びフランジ29,29からなる。側辺22,23間には車体の幅方向に沿った仕切辺27が形成され、この仕切辺27と斜め辺21との間には車体の前後方向に沿った仕切辺28aが形成され、仕切辺27と端辺24との間にはそのフレーム寄り部分が車体の中央寄りに傾斜した仕切辺28bが形成されている。これらにより、バンパ寄りのやや広い中空部25a,25bと、フレーム寄りでやや狭い中空部25c,25dとが内設されている。
【0024】
上記バンパステイ20′によっても、複数段階にわたる変形により衝突エネルギを吸収し、フレームに発生する衝撃荷重のピーク値を一定の限度に抑制することができる。前記と同様に衝突に伴う荷重Pは、図2(B)に示すように、斜め辺21、側辺22,23、および仕切辺28aに伝達され、これらが図中の矢印のように右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、衝突エネルギが吸収される。この際、フレーム寄りの仕切辺28bは、車体の前後方向に沿うように変形しつつ、バンパステイ20′におけるフレーム寄り部分の変形に抵抗する。変形が進むと、側辺22のフレーム寄りの部分と仕切辺28bが座屈変形し、その過程で衝突エネルギが吸収される。尚、仕切辺28bは荷重の方向と略平行なため、その座屈荷重が大きくなり、多くの衝突エネルギを吸収できる。
従って、仕切辺27,28a,28bを有するバンパステイ20′によれば、衝突エネルギを一層効率良く確実に吸収可能となる。しかも、仕切辺27,28a,28bにより4つの中空部25a〜25dが形成されているため、バンパステイ20′の剛性を一層向上させ得ると共に、バンパステイ20′の断面積自体が小さくても、多くの衝突エネルギを吸収することが可能となる。
【0025】
図3(A)も、前記バンパステイ20の応用形態であるバンパステイ30の断面を示す。バンパステイ30も、前記同様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交して所定の幅で切断したものであり、図3(A)に示すように、バンパ側の斜め辺(辺)31、一対の側辺32,33、フレーム側の端辺(辺)34、及び一対のフランジ39からなる。斜め辺31は端辺34よりも長尺とされ、車体の幅方向における中央寄りに張り出している。また、バンパに接する斜め辺31の接触面積は、フレームに接する端辺34よりも広くなる。更に、斜め辺31は前記の各形態に比べて傾斜角度が大きくなり、これに応じて車体中央寄りの側辺32は長くなると共に、車体のサイド寄りの側辺33は短くなっている。
また、バンパステイ30は、側辺32,33間で車体の幅方向に沿った仕切辺36と、該仕切辺36と斜め辺31との間で車体の前後方向に沿った仕切辺37と、仕切辺36と端辺34との間で且つそのフレーム寄り部分が車体の中央寄りに傾斜した仕切辺38とを、略十字形に形成している。これらにより、バンパステイ30は、広めの中空部35b,35cと、狭めの中空部35a,35dとを内設している。
【0026】
バンパステイ30に衝突が発生すると、図3(A)において、衝突に伴う荷重Pは、前記バンパリィンフォースメント2を経て、バンパステイ30の斜め辺31、側辺32,33、および仕切辺37に伝達される。この結果、斜め辺31、側辺32は、図3(B)に示すように、右側の車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、仕切辺37も座屈変形することにより、衝突エネルギが吸収される。これにより、フレームに加わる衝撃荷重では1次ピークが発生するが、これを越える大きな衝撃荷重はフレームに加わらない。
【0027】
衝突により発生する衝突エネルギが大きいため、更に変形が進行すると、図3(C)に示すように、側辺32のフレーム寄りの部分、および仕切辺38が座屈変形し、これらの過程で、更に衝突エネルギが吸収される。
以上のような2段階にわたる変形を確実に生じさせるバンパステイ30を用いることにより、衝突時のエネルギを大量に一層効率良く吸収することができる。
しかも、仕切辺36〜38を断面略十字形に配置することにより、バンパ寄りの中空部35a,35bと、フレーム寄りの中空部35c,35dとが内設されるため、バンパステイ30の剛性を一層高め、小さな断面積でも多くの衝突エネルギを吸収できる。且つ、上記2段階の変形を一層確実に生じさせ得る。
【0028】
ここで、本発明の前提となる参考形態を説明する。
図4(A)は、アルミニウム合金(JIS:A6N01−調質T5)の押出形材からなり、厚さが6mmの斜め辺31、側辺32,33、端辺34、および一対のフランジ39を備え、且つ前記仕切辺36〜38のない中空部35を有するバンパステイ30aの端面図を示す。図4(A)で上下方向の高さは、斜め辺31の右端のH1が80mm、左端のH2が32mmであると共に、図4(A)で左右方向の幅は、斜め辺31の左右両端間のW1が173mm、フランジ39,39の両端間のW2が140mmである。また、図4(A)におけるバンパステイ30aの奥行き(押出)方向に沿った長さ(切り出し長さ)は、100mmである。
図4(D)は、上記と同じアルミニウム合金の形材からなり、各辺31〜34とフランジ39も上記と同じ厚さで、車体の前後方向に沿った仕切辺37の両側に中空部35a,35bを有するバンパステイ30bの端面を示す。図4(D)で上下方向および左右方向の各部の長さは、上記バンパステイ30aと同一である。
【0029】
バンパステイ30a,30bを実施例1,2とし、これらを同じ条件で個別に固定し、図4(A),(D)に示すように、重さ100kgfの錘を速度40km/hrで衝突させて衝撃荷重Pを加え、それぞれの変形推移を調べた。
実施例1のバンパステイ30aは、図4(B),(C)の端面図に示すように、側辺32の曲げ変形および側辺33の座屈変形の2段階の変形を示した。これに対し、実施例2のバンパステイ30bは、図4(E)〜(G)の端面図に示すように、側辺32の曲げ変形、仕切辺37の座屈変形、および側辺33の座屈変形という3段階の変形を示した。
上記の変形過程において、実施例1,2における車体の前後方向に沿った変位量と、フレームに相当する部分に加わる荷重との推移を図5のグラフに示した。
【0030】
図5のグラフ中で一点鎖線で示す実施例1は、側辺32の曲げ変形に対応する1次ピーク荷重を示した後、側辺33の座屈変形に対応する2次ピーク荷重を示した。一方、実線で示す実施例2は、上記同様の1次,2次ピーク荷重を示した後、更に3次ピーク荷重を示した。実施例2の2次ピーク荷重は、仕切辺37の座屈変形によるものである。また、実施例2の実線は実施例1の一点鎖線に対し、全体的に高い荷重値を示した。更に、実施例1,2の一点鎖線や実線と横軸との間の面積は、各例のバンパステイ30a,30bが吸収した衝突エネルギに相当する。その結果、実施例2が実施例1よりも多くの衝突エネルギを吸収したことが判明し、仕切辺37を付設した効果が裏付けられた。そして、図5のグラフにおける各例の挙動から、2,3段階の変形を生じることにより、多くの衝突エネルギを吸収できる、という前記参考形態の効果も裏付けられた。
【0031】
図6(A),(B)は、本発明の形態であるバンパステイ10aを示す。
このバンパステイ10aも、前記同様の押出形材からなり、バンパ側の斜め辺11、フレーム側の端辺14、一対の側辺12,13、一対のフランジ16、及び中空部15を有すると共に、各フランジ16には前記ボルト18用の透孔16aが穿孔されている。また、中空部15の両端、即ち押出方向の両端の開口部におけるフレーム寄りの位置には、図6(B)に示すように、中空部15を覆う台形の蓋板40,40が溶接Wにより固定されている。
尚、蓋板40もアルミニウム合金板からなり、溶接W付けされた後に適宜必要な熱処理が施される。また、蓋板40は、上記ステイ10aの何れか一方の端面のみに固定しても良い。
【0032】
バンパステイ10aは、フレーム寄りの位置に蓋板40を固定することで、前記形材におけるバンパ側の座屈強度が小さくなり、且つフレーム側の座屈強度が大きくなっている。その結果、車体の前後方向に対しても2段階での座屈変形が生じるので、衝撃力が分散されると共に、多くのエネルギを吸収できる。
上記バンパステイ10aによれば、衝突に伴う荷重は、前記同様に斜め辺11、側辺12,13に伝達され、第1段階としてバンパ側の部分で側辺12,13が車体の中央寄りに倒れ込むように容易に曲げ変形し、これにより衝突エネルギが吸収される。衝突エネルギが第1段階で吸収できないほど大きい場合、バンパステイ10aのフレーム寄りの部分が座屈変形する。この部分には一対の蓋板40が固定されているため、当該部分の座屈荷重は大きくなる。このため、バンパステイ10aにおける蓋板40を含むフレーム寄り部分の座屈変形に際し、多くの衝突エネルギが吸収される。従って、フレーム寄りに一対の蓋板40を固定するバンパステイ10aによれば、衝突に伴うエネルギを一層効率良く吸収可能となる。
【0033】
図6(C)は、バンパステイ10aに用いる異なる形態の押出形材10bの端面を示す。この形材10bも、前記同様に斜め辺11、端辺14、一対の側辺12,13、一対のフランジ16、及び中空部15を有すると共に、図4(C)に示すように、中空部15における側辺12,13の中間と端辺14の両端とに一対ずつのビスホール42,44を付設している。従って、前記一対の蓋板40を中空部15の両端におけるフレーム寄りの位置に固定する際、各蓋板40に予め設けた透孔から図示しないセルフタッピングボルトを上記ビスホール42,44内にねじ込むことにより、一対の蓋板40の固定を容易に行うことができる。
この場合、蓋板40は上記形材10bの一方の端面のみに固定しても良い。また、蓋板40には、鋼板などを用いることも可能である。
【0034】
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
例えば、前記バンパステイ10,20,30等において、車体のサイド側の側辺13,23,33は、車体の前後方向と平行に形成しても良い。
また、前記バンパステイ10,20,30等においてバンパ1側の辺は、斜め辺11,21,31としたが、前記バンパリィンフォースメント2の形状に応じてカーブを有する湾曲辺などにすることもできる。
更に、バンパ1側の辺である前記斜め辺11,21,31の左右両端に、バンパリィンフォースメント2の形状に倣った一対のフランジを突設しても良い。
尚、本発明のバンパステイは、自動車の前後のバンパに用いられるが、例えば鉄道車両のスカートを支持する部材に適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上において説明した本発明のバンパステイによれば、衝突時における多くのエネルギを、徐々に且つ効率良く確実に吸収することができ、乗用者の安全を図ることが可能となる。
【0036】
更に、本発明のバンパステイによれば、衝突時における第1段階として、両端面に蓋板がないバンパ寄りに作用してこれを座屈変形させ、衝突エネルギを吸収すると共に、衝突エネルギが大きく第1段階で吸収しきれなかった場合、第2段階として一方の端面または両端面にて蓋板を有するフレーム寄りの部分を座屈変形させて、更に多くの衝突エネルギを吸収することができる。従って、衝突時における多くの衝突エネルギを一層確実に効率良く吸収することが可能となり、フレームに加わる衝撃荷重を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はバンパとフレームの間に、参考形態のバンパステイを配置した状態を示す斜視図、(B)は(A)に示したバンパステイ付近の拡大断面図、(C)はその応用形態のバンパステイを示す断面図、(D)は参考形態のバンパステイを示す断面図。
【図2】(A)及び(B)は参考形態のバンパステイを示す断面図。
【図3】(A)は異なる参考形態のバンパステイを示す断面図、(B)及び(C)は(A)のバンパステイの衝突時における変形状態を示す概略断面図。
【図4】(A),(D)は更に異なる参考形態を示す端面図、(B),(C)および(E)〜(G)はこれらの変形過程を示す端面図。
【図5】図5の図4の各バンパステイにおける荷重と変位量との関係を示すグラフ。
【図6】(A)は本発明の形態を示す斜視図、(B)は(A)中のB−B線に沿った断面図、(C)は(A)の応用形態の押出形材を示す端面図。
【図7】(A)は一般的なバンパステイの配置を示す概略図、(B)及び(C)は従来のバンパステイの断面図。
【符号の説明】
1 バンパ
6 フレーム
10a バンパステイ
10b 押出形材
11 斜め辺
14 端辺
15 中空部
40 蓋板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bumper stay that is disposed before and after a vehicle body such as an automobile and efficiently absorbs energy at the time of a collision. In the present specification, the bumper reinforcement that is the strength member of the bumper is simply referred to as a bumper. Further, the frame refers to a structural member on the vehicle body side, such as a side frame, to which a bumper is attached via a bumper stay.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 7A, the
As shown in FIG. 7 (B), a
[0003]
As shown in FIG. 7B, the
As a result, the
[0004]
Also, the bumper stay 70 shown in FIG. 7C is obtained by cutting an aluminum alloy extruded shape member into a predetermined width perpendicular to the extrusion direction, and a long piece on the frame side in the
As shown in FIG. 7C, the bumper stay 70 first compresses and deforms from the left side of the outer
[0005]
[Problems to be Solved by the Invention]
However, in the bumper stay 60, when a rightward force indicated by an arrow in FIG. 7B acts on the
[0006]
On the other hand, in the bumper stay 70, as shown in FIG. 7C, when a rightward force is applied to the
An object of the present invention is to solve the problems in the prior art described above and to provide a bumper stay that can stably and reliably absorb a lot of collision energy at the time of collision.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention utilizes an extruded aluminum alloy material for the bumper stay, and increases the length of the bumper side of the bumper stay to increase the contact area between the two. The idea is to absorb the energy stably by receiving a wide range of energy.
That is, the bumper stay of the present invention (Claim 1) is made of an aluminum alloy extruded shape having a hollow portion, and is disposed between the bumper and the frame so that the extrusion direction and the longitudinal direction of the vehicle body are orthogonal to each other. The slanted side on the bumper side of the above-mentioned profile is longer in the width direction of the vehicle body than the end side on the frame side and protrudes at least toward the center in the width direction of the vehicle body.TheIt is characterized by that.
[0008]
According to this, BaBy using the extruded shape, the cross-sectional shape of the bumper stay with the bumper side wider than the frame side can be freely formed.WithA lot of collision energy at the time of the collision can be absorbed gradually and efficiently, and the occupant can be secured.
[0010]
Furthermore,The present inventionBy fixing the cover plate to the position of the frame side of one end face or both end faces in the extrusion direction in the extruded shape member, the buckling strength on the bumper side in the shape member is reduced, and the buckling strength on the frame side is reduced. Getting biggerThe
According to this, the buckling strength in the bumper stay when receiving a load due to the collision energy is low in the bumper side and high in the frame side. However, buckling deformation occurs in two stages. For this reason, the impact force is dispersed and a large amount of energy can be absorbed.
[0011]
As the buckling strength is increased by fixing the cover plate, the primary or subsequent peak load immediately before the start of buckling applied to the frame also increases, but the amount of energy to be absorbed also increases. As a result, the impact force on the occupant is reduced at the time of a collision at a level where buckling deformation occurs in the bumper stay with the lid plate fixed.
Therefore, it is possible to more reliably and efficiently absorb a lot of collision energy at the time of collision by such bumper stay. The lid plate can be easily fixed by integrally attaching a screw hole in the hollow portion of the extruded shape member and screwing a screw or a bolt into the screw hole. Of course, the lid plate may be fixed to one end surface or both end surfaces of the shape member by welding.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the following, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 (A) shows the present invention between the both ends of the bumper 1 and the
As shown in FIG. 1B, the
[0013]
The bumper stay 10 is obtained by cutting an extruded shape of an aluminum alloy (JIS: A6063, A6N01, A6061, etc., tempered T5 or T6) with a predetermined width perpendicular to the direction of extrusion, as shown in FIG. As shown, the substantially trapezoidal
As shown in FIG. 1B, the length X in the vehicle body width direction of the
[0014]
When the vehicle collides with another vehicle and collides with the middle part of the bumper reinforcement 2 in the vehicle width direction, the load P is applied to the middle part of the bumper reinforcement 2 as shown in FIG.0Acts on each bumper stay 10 and bending moment M0Occurs.
In addition, the load P0Due to the deformation of bumper reinforcement 2 by2A pulling force acts in the direction. For this reason, as shown in FIG.0Acts on the
[0015]
Further, when the deformation progresses, the arrow P in FIG.4The
By using the bumper stay 10 that reliably generates the two-stage bending and buckling deformation as described above, a large amount of energy at the time of collision can be efficiently absorbed, and the safety of the passenger can be achieved.
[0016]
Figure 1 (C)Different referenceThe cross section of the bumper stay 10 'of a form is shown.
As shown in FIG. 1C, the bumper stay 10 ′ also includes an
Also in the bumper stay 10 ′, the load caused by the collision is transmitted to the
[0017]
As the deformation progresses, the
[0018]
FIG. 1 (D)Different reference formsThe bumper stay 10 ″ is shown.
As shown in FIG. 1D, the bumper stay 10 ″ is also composed of a pair of oblique sides 11 on the bumper 1 side, a pair of
[0019]
The bumper stay 10 ″ can absorb the collision energy associated with the collision in the same manner as described above, and can absorb the bumper stay 10 ′ in more stages than the bumper stay 10 ′. Due to the presence and the length difference between the
That is, the long portion 12a is bent and deformed as a first step, and the
[0020]
FIG. 2 (A)referenceFormPertaining toA cross section of the
The bumper stay 20 is also obtained by cutting an extruded shape of the same aluminum alloy with a predetermined width perpendicular to the extrusion direction, and as shown in FIG. 2 (A), an oblique side (side) 21 on the bumper side. , A pair of
[0021]
When another vehicle or the like collides with the
[0022]
By using the bumper stay 20 that reliably causes the three-stage deformation as described above, a large amount of energy at the time of collision can be efficiently absorbed. Further, by arranging the partition sides 27 and 28 in a substantially cross-shaped cross section,
[0023]
FIG. 2B shows a cross section of a
[0024]
The bumpy stay 20 'can also absorb the collision energy by deformation in a plurality of stages, and can suppress the peak value of the impact load generated in the frame to a certain limit. As shown above, the load P accompanying the collision is transmitted to the
Therefore, according to the bumper stay 20 ′ having the partition sides 27, 28 a, 28 b, the collision energy can be absorbed more efficiently and reliably. In addition, since the four
[0025]
FIG. 3A also shows a cross section of a
Further, the
[0026]
When a collision occurs in the
[0027]
Since the collision energy generated by the collision is large, when the deformation further proceeds, as shown in FIG. 3C, the portion of the
By using the bumper stay 30 that surely causes the deformation in two steps as described above, a large amount of energy at the time of collision can be absorbed more efficiently.
In addition, by arranging the partition sides 36 to 38 in a substantially cross-shaped cross section, the
[0028]
Here, the present inventionAssumed reference formWill be explained.
FIG. 4A is made of an extruded shape of an aluminum alloy (JIS: A6N01-tempered T5), and includes an
FIG. 4 (D) is made of the same aluminum alloy shape as above, and the
[0029]
The bumper stays 30a and 30b are taken as Examples 1 and 2, and these are fixed individually under the same conditions. As shown in FIGS. 4A and 4D, a weight of 100 kgf is caused to collide at a speed of 40 km / hr. The impact load P was applied and each deformation transition was investigated.
As shown in the end views of FIGS. 4B and 4C, the bumper stay 30 a of Example 1 showed two-stage deformation, that is, bending deformation of the
In the above deformation process, the transition of the amount of displacement along the longitudinal direction of the vehicle body in Examples 1 and 2 and the load applied to the portion corresponding to the frame is shown in the graph of FIG.
[0030]
In Example 1 shown by the alternate long and short dash line in the graph of FIG. 5, after showing the primary peak load corresponding to the bending deformation of the
[0031]
6A and 6B show the present invention.Form ofThe
The
The
[0032]
The bumper stay 10aBy fixing the
According to the
[0033]
Figure6(C) shows the end surface of the extruded
In this case, the
[0034]
The present invention is not limited to the embodiments described above.
For example, in the bumper stays 10, 20, 30, etc., the side sides 13, 23, 33 on the side of the vehicle body may be formed parallel to the longitudinal direction of the vehicle body.
In the
Further, a pair of flanges that follow the shape of the bumper reinforcement 2 may be provided on both the left and right ends of the oblique sides 11, 21, 31 that are the sides on the bumper 1 side.
The bumpy stay of the present invention is used for bumpers before and after an automobile, but can also be applied to a member that supports a skirt of a railway vehicle, for example.
[0035]
【The invention's effect】
According to the bumper stay of the present invention described above,, OppositionA lot of energy at the time of a collision can be absorbed gradually and efficiently, and the safety of the passenger can be improved.
[0036]
FurtherIn addition,The present inventionAccording to this bumper stay, as the first stage at the time of collision, it acts near the bumper without the cover plate on both end faces and buckles and deforms to absorb the collision energy, and the collision energy is large and absorbed in the first stage. If not, the second stage can buckle and deform the portion near the frame having the cover plate on one end face or both end faces to absorb more collision energy. Therefore, it is possible to more reliably and efficiently absorb a lot of collision energy at the time of collision, and the impact load applied to the frame can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view showing a state in which a bumper stay of a reference form is disposed between a bumper and a frame, FIG. 1B is an enlarged sectional view of the vicinity of the bumper stay shown in FIG. Sectional view showing bumper stay in applied form, (D) isReference formSectional drawing which shows a bumper stay.
[Figure 2] (A) and (B)referenceSectional drawing which shows the bumper stay of form.
FIG. 3 (A)Is differentBecomereferenceSectional drawing which shows the bumper stay of a form, (B) And (C) is a schematic sectional drawing which shows the deformation | transformation state at the time of the collision of the bumper stay of (A).
[Figure 4] (A), (D)MoreEnd views showing different reference forms, (B), (C) and (E) to (G) are end views showing these deformation processes.
5 is a graph showing a relationship between a load and a displacement amount in each bumper stay of FIG. 4 in FIG. 5;
FIG. 6A shows the present invention.Form ofThe perspective view which shows a state, (B) is sectional drawing along the BB line in (A), (C) is an end elevation which shows the extruded shape of the application form of (A).
7A is a schematic diagram showing a general arrangement of bumper stays, and FIGS. 7B and 7C are cross-sectional views of conventional bumper stays.
[Explanation of symbols]
1 Bumper
6 frames
10a Bumpastay
10b Extruded profile
11 diagonal side
14 Edge
15 Hollow part
40 Cover plate
Claims (1)
上記形材におけるバンパ側の斜め辺は、車体の幅方向の長さがフレーム側の端辺よりも長く且つ少なくとも車体の幅方向における中央寄りに張り出していると共に、
前記押出形材における押出方向における一方の端面または両端面のフレーム側の位置に蓋板を固定することにより、
上記形材におけるバンパ側の座屈強度が小さくなり、且つフレーム側の座屈強度が大きくなっている、ことを特徴とするバンパステイ。It consists of an extruded shape of an aluminum alloy having a hollow part, and is arranged between the bumper and the frame so that the extrusion direction and the longitudinal direction of the vehicle body are orthogonal to each other,
The diagonal side on the bumper side of the profile has a length in the width direction of the vehicle body that is longer than the end side on the frame side and extends at least toward the center in the width direction of the vehicle body,
By fixing the cover plate to the position of the frame side of one end face or both end faces in the extrusion direction in the extruded profile,
Buckling strength of the bumper side becomes small in the profile, and the buckling strength of the frame side is larger, features and to Luba Npasutei that.
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