JP4360695B2 - Bullet ball machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機、取り分けガイドレールの途中で失速した戻り球を下皿側に戻す球戻し通路の通路構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アレンジボール機等の弾球遊技機では、発射レールとガイドレールとの間に球戻し通路を設け、打撃力不足等によりガイドレールの途中で遊技球が失速した時に、ガイドレールに沿って下降する戻り球を球戻し通路を経由して下皿側へと戻すようにしている。
この球戻し通路は、従来、特開平8−182812号公報に開示されるように、発射レールの下側に球受け部材を設け、この球受け部材のガイドレール側の先端に、ガイドレールから戻る戻り球の飛行方向に沿って傾斜する傾斜案内部を設け、この傾斜案内部に相対向する円弧案内部を戻り球の飛行方向に沿って円弧状に形成し、これら傾斜案内部と円弧案内部とを左右に接近させて配置することにより球戻し通路の入口部を構成し、この入口部に下側の屈曲通路部を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球戻し通路の通路構造では、傾斜案内部と円弧案内部とを左右に接近させて配置し、球戻し通路の入口側を、ガイドレールからの戻り球の飛行方向に沿って狭く構成しているため、戻り球が1個程度であれば、その戻り球を球戻し通路を経て円滑に下皿に戻すことができるが、複数個の戻り球が球戻し通路の入口側で互いに衝突した場合には、戻り球が球戻し通路の入口側に溜まる等の問題があり、戻り球を円滑且つ確実に下皿へと戻すことができない欠点がある。
【0004】
即ち、従来の通路構造では、ガイドレールの途中で遊技球が失速する発射ミスが生じた後、直ちに後続の遊技球の発射を停止させれば、球戻し通路の入口側で後続の遊技球と衝突することがないので、戻り球はガイドレールの先端部から所定の飛行軌跡を描きながら、傾斜案内部と円弧案内部との間を通って球戻し通路へと進入し、この球戻し通路から下皿へと円滑に戻すことが可能である。
しかし、後続の遊技球の発射停止が遅れて戻り球が後続の遊技球と衝突した場合には、複数個の遊技球が戻り球となって球戻し通路の入口側に集中するため、その球戻し球が所定の飛行軌跡を描きながら球戻し通路内に進入することができず、球戻し通路の入口側で滞留する問題がある。
【0005】
特に発射モータにより打撃槌を駆動する電動式の発射手段を採用する現在の弾球遊技機では、遊技球の発射間隔が非常に短く短時間に多数の遊技球を発射させるため、ガイドレールの途中で遊技球が失速する発射ミスが一旦発生すれば、続けて複数個の発射ミスが連続し易くなっている。従って、続けて発射ミスが生じた場合、その戻り球を如何にして球戻し通路に速やかに案内し、発射レールとガイドレールとを含む遊技球の発射経路から球戻し球を排除するかが、ゲームを迅速に進める上で非常に重要である。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、続けて複数個の戻り球が発生した時でも、その戻り球を円滑且つ確実に球戻し通路の入口側に入れて遊技球の発射経路外に直ちに排除できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、発射レール13とガイドレール15との間に、ガイドレール15の途中で失速した戻り球を下皿9 側に戻すための球戻し通路20を設けた弾球遊技機において、発射レール13のガイドレール15側の先端部の下側に、戻り球を球戻し通路20に案内する縦案内部33を設け、この縦案内部33の下端側からガイドレール15側の斜め下方に傾斜する傾斜底壁部39を設け、ガイドレール15の下側で縦案内部33と相対向する縦側壁部40を、ガイドレール15の発射レール13側の先端部よりも後退させて設け、これら縦案内部33と傾斜底壁部39と縦側壁部40とにより、球戻し通路20の入口側に容積の大きな開口空間35を形成し、球戻し通路20の下部の屈曲通路部36を、傾斜底壁部39と縦側壁部40との間から開口空間35に連通させ、ガイドレール15と縦側壁部40との間に、ガイドレール15の前記先端部から発射レール13と反対側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜側壁部41を設け、該傾斜側壁部41を、傾斜底壁部39よりも上側で且つ傾斜底壁部39のガイドレール15側端部よりもガイドレール15側に、傾斜底壁部39よりも急角度で且つガイドレール15に対して略垂直に配置したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図面は本発明の一実施形態を例示し、図2において、1 は矩形枠状の外枠を含む弾球遊技機本体、2 はその前枠で、上下一対のヒンジ3 を介して弾球遊技機本体1 に着脱及び開閉自在に枢着されている。
【0009】
前枠2 には窓孔4 が形成されると共に、この窓孔4 に対応してガラス扉5 及び前面板6 が上下に装着されている。前枠2 には、図3及び図4に示すように、ガラス扉5 の背後で窓孔4 に対応するべく遊技盤7 を裏側から着脱自在に装着する門形枠部(図示省略)と、この門形枠部内の遊技盤7 を下側から受ける固定板8 とが裏側に装着されている。また前枠2 の下部には、中央部に下皿9 が装着され、この下皿9 の左右に灰皿10と発射手段11とが夫々装着されている。
【0010】
前面板6 はガラス扉5 の下側で前枠2 の窓孔4 内に開閉自在に配置されている。そして、この前面板6 には、上皿12と、この上皿12からの遊技球を1個づつ発射レール13上に供給する球送り手段(図示省略)とが前後に装着されている。
遊技盤7 の前側には、発射手段11により発射された遊技球を遊技盤7 の上部側に案内するガイドレール15が環状に設けられ、このガイドレール15の内側に遊技釘、チャッカー、入賞手段、変動図柄表示手段等が配置されている。
【0011】
固定板8 は合成樹脂製であって、この固定板8 には、図3及び図4に示すように、上側に遊技盤受け部16が左右方向に略水平に設けられると共に、この遊技盤受け部16の左右両側に、払い出し口17を有するレール受け部18と、戻り球案内部19とが遊技盤受け部16から上側に突出するように一体に形成されている。更に、固定板8 には、払い出し口17の下側にスピーカ24が、戻り球案内部19の下側に発射レール13が、発射レール13とガイドレール15との間に球戻し通路20が夫々設けられている。
【0012】
払い出し口17は払い出し手段(図示省略)から払い出される賞球を上皿12に案内するためのものであり、スピーカ24は大当たり等の入賞時に効果音を発生させるためのものである。レール受け部18は、遊技盤受け部16上に遊技盤7 を装着した時に、そのガイドレール15の先端部側を下側から受けるためのものである。
発射手段11は、図2及び図3に示すように、前枠2 の下部の右端側に配置されており、発射レール13の発射位置上の遊技球を発射方向に打撃する打撃槌21と、この打撃槌21を駆動する発射モータ22と、この発射モータ22を制御し且つ打撃槌21の打撃力を調節する操作ハンドル23とを備え、操作ハンドル23を操作した時に、打撃槌21が発射レール13上の遊技球を打撃して1個づつガイドレール15側に発射させるようになっている。
【0013】
発射レール13は、図1に示す如く上側にV字状の球案内溝25ができるように、板金材を断面M字状に折り曲げ形成したもので、複数個のボス部26と取り付けネジ27とを介して取り付け板28に装着されている。取り付け板28は、図3に示すように発射レール13の他、この発射レール13上に供給された遊技球を発射位置に位置決めするためのストッパー29を備えており、固定板8 の前面に取り付けネジ30により固定されている。
【0014】
発射レール13のガイドレール15側には、図1及び図3に示すように、その下側に球受け部材31が嵌合され、発射レール13により保持された状態で取り付け板28に固定されている。球受け部材31には、中途部に2個の嵌合孔32が、ガイドレール15側の先端面に縦案内部33が夫々設けられ、その各嵌合孔32に取り付け板28のボス部26に嵌脱自在に嵌合されている。
縦案内部33は、図1に示すように、ガイドレール15の先端部から発射レール13側にa 矢示方向に飛行する戻り球を衝突させて斜め下方のb 矢示方向に案内するためのもので、戻り球の飛行方向と上下に交差するように略垂直に形成されている。
【0015】
球戻し通路20は、ガイドレール15の途中で失速した戻り球を裏案内通路34を経て下皿に戻すためのものであって、図3に示すように、入口側の容積の大きな開口空間35と、この開口空間35の下側に連通する屈曲通路部36とを備え、固定板8 と通路形成部材37とにより形成されている。通路形成部材37は発射レール13とガイドレール15間の下側で固定板8 の前面に装着されており、また通路形成部材37には、戻り球を検出する戻り球検出スイッチ38が屈曲通路部36の縦部分に設けられている。
【0016】
通路形成部材37は、図1、図4乃至図8に示すように、傾斜底壁部39と縦側壁部40と傾斜側壁部41と屈曲通路壁部42とスイッチ装着部43a と前側壁部44とを一体に備え、後方側が開放するように合成樹脂により一体に形成されている。
傾斜底壁部39は、図1、図5及び図6に示すように、縦案内部33の下端側からガイドレール15側に向かって斜め下方に小さい傾斜角度で緩やかに傾斜している。縦側壁部40は、縦案内部33と相対向するように、ガイドレール15の発射レール13側の先端部よりも後退した位置でガイドレール15の下側に配置され、この縦側壁部40と傾斜底壁部39との間に屈曲通路部36の上端側が接続されている。
【0017】
傾斜側壁部41は、図1、図5及び図6に示すように、ガイドレール15の先端部から発射レール13と反対側に向かって斜め下方に急角度で傾斜するように設けられ、この傾斜側壁部41の下端が縦側壁部40の上端側に対してく字状に接続されている。傾斜側壁部41は、傾斜底壁部39よりも上側で開口空間35の上端からその深さ方向の半分程度の範囲に亘っており、この傾斜側壁部41の背後側に、固定板8 側のボス部45に嵌合する嵌合部43が形成されている。
【0018】
開口空間35は、図1及び図7に示すように、戻り球通路20の入口側において、通路形成部材37側の傾斜底壁部39と縦側壁部40と傾斜側壁部41とによって、その前後の前側壁部44と固定板8 との間に形成されている。開口空間35は、発射レール13とガイドレール15との間で上向きに開放すると共に、複数個の戻り球が十分入る程度の大きい容積になっている。
なお、前側壁部44の上端縁は、傾斜底壁部39の縦案内部33側の端部と略同一高さであり、この前側壁部44の上側では開口空間35が前側に開放状態になっているが、前面板6 を固定板8 に沿って閉じた時に、その裏側の案内板によって開口空間35の前側壁部44から上側の部分が塞がれて、戻り球が前側に逃げないようになっている。
【0019】
屈曲通路部36は、図1、図5乃至図7に示すように、傾斜底壁部39に対して発射レール13と反対側、即ち、傾斜底壁部39と縦側壁部40との間で開口空間35に下側から連通されている。屈曲通路部36は、傾斜底壁部39の一端側から他端側へと緩やかに傾斜する横部分と、この横部分の他端側から下側に屈曲する縦部分とを備えた逆L字状に構成されている。屈曲通路部36の上壁部42a は、傾斜底壁部39に対してV字状に鋭角的に屈曲しており、その反対側の端部で上下方向の連結部46を介して傾斜底壁部39に接続されている。
【0020】
戻り球検出スイッチ38は、図1、図8に示すように、長方形状の本体部の一端側に球通過孔47が形成され、通路形成部材37のスイッチ装着部43a に装着した状態において、戻り球が球通過孔47を上下方向に通過した時に、その戻り球を電気的に検出するようになっている。
スイッチ装着部43a は、図1、図5、図6及び図8に示すように、屈曲通路部36の縦部分の下端側で通路形成部材37に一体形成されたスイッチ受け板48と、このスイッチ受け板48の2辺に形成されたスイッチ嵌合凹部56とを有し、このスイッチ受け板48上でスイッチ嵌合凹部56に側方から戻り球検出スイッチ38を挿入して着脱自在に装着するようになっている。なお、スイッチ受け板48には、切り欠き部49が形成されている。
【0021】
通路形成部材37には、その屈曲通路部36の屈曲部分側に、取り付け孔50を有する取り付け部51が形成されている。そして、通路形成部材37は、嵌合部43を固定板8 のボス部45に嵌合させると共に、取り付け部51を固定板8 のボス部52に当接させた状態で、各ボス部45,52 に螺合する取り付けネジ53,54 により固定板8 に着脱自在に装着されている。
裏案内通路34は、図4に示すように通路形成部材37の屈曲通路部36と下皿樋55とを接続すべく前枠2 の裏側に上下方向に装着されている。下皿樋55は、上皿12が満杯状態の時に、この上皿12から溢流した遊技球を下皿9 に案内するためのもので、前枠2 の裏側に装着されている。
【0022】
上記構成の弾球遊技機において、上皿12に遊技球を入れた状態で発射手段11の操作ハンドル23を廻すと、発射手段11が作動して上皿12から発射レール13上に供給される遊技球を打撃槌21で打撃し、その遊技球をガイドレール15に沿って遊技盤5 の上部側に発射させる。
打撃槌21により打撃された遊技球は、通常、発射レール13からガイドレール15へと案内され、このガイドレール15を経て遊技盤5 の上部側に達した後、遊技盤5 に沿って障害釘等に当たりながら盤面に沿って下方に落下する。そして、遊技球は、その落下中に入賞手段等に入賞するか、又は下部のアウト球口から遊技盤の裏側に回収されて行く。
【0023】
また打撃力不足等によってガイドレール15の途中で失速した遊技球は、ガイドレール15に沿って下方に戻り、ガイドレール15の下端側の先端部から発射レール13側にa 矢示方向に飛行して、発射レール13側の球受け部材31の端面に略垂直に形成された縦案内部33に衝突した後、この縦案内部33で傾斜底壁部39側にb 矢示方向に反射して開口空間35内に入る。
このため、ガイドレール15に沿って先端側から縦案内部33側に戻る戻り球は、直ちに球戻し通路20の入口側の開口空間35に入り、発射レール13からガイドレール15に至る遊技球の発射経路から速やかに排除できる。
【0024】
ガイドレール15の上端側で遊技球が失速して、その戻り球が開口空間35内に入り切らずにガイドレール15の途中にある状態において、後続の遊技球を発射レール13側から順次続けて発射した場合に、ガイドレール15上で複数個の戻り球が衝突しながら滞留することがある。
この場合、後続の遊技球の発射を中断すれば、その複数個の戻り球が一列状に連続した状態か、又はそれに近い状態でガイドレール15の先端部からa 矢示方向に戻って行く。しかし、球戻し通路20の入口側の開口空間35は、複数個の戻り球が十分に納まる程度の容積となっているので、各戻り球はガイドレール15の先端部から発射レール13側にa 矢示方向に飛行して、前述のように球受け部材31の縦案内部33に順次衝突し反射しながら開口空間35へと案内することができる。
【0025】
従って、発射レール13とガイドレール15との間で複数個の戻り球が溜まることがなく、各戻り球を縦案内部33で反射させながら、発射レール13からガイドレール15に至る遊技球の発射経路から直ちに排除することができる。
この結果、ガイドレール15の上端側で遊技球が失速して複数個の戻り球ができるような発射ミスが生じた場合でも、発射手段11による後続の遊技球の発射動作を僅かの間停止させれば、ガイドレール15上の複数個の戻り球を円滑且つ迅速に発射経路外に排除でき、遊技球の発射を直ぐに再開することが可能である。
【0026】
縦案内部33で反射して開口空間35内に入った戻り球は、通常、縦案内部33から傾斜底壁部39上に落下し、この傾斜底壁部39の傾斜に沿って直接屈曲通路部36側へとc 矢示方向に移動するか、又は傾斜底壁部39から縦側壁部40に当たった後に屈曲通路部36へと移動する。このため戻り球が衝撃的に縦案内部33に衝突した場合でも、この縦案内部33から傾斜底壁部39を経て屈曲通路部36側へと確実に案内できる。
【0027】
短時間で複数個の戻り球が開口空間35内に入った場合、傾斜底壁部39上の戻り球、又は開口空間35内で反射して傾斜底壁部39から跳ね上がった戻り球等に後続の戻り球が衝突して、各戻り球が開口空間35内で不規則に変化しながら移動することがある。
この時、傾斜底壁部39から縦側壁部40又は傾斜側壁部41側へと斜め上側に向かってd 矢示方向に激しく跳ね上がるような戻り球があっても、縦側壁部40がガイドレール15の先端側から後退し、この縦側壁部40とガイドレール15との間に傾斜側壁部41があるので、傾斜底壁部39に反射して縦側壁部40、傾斜側壁部41等に衝突した戻り球が、これらに沿って上昇して開口空間35から上側に飛び出すことを極力防止できる。つまり、傾斜側壁部41、ガイドレール15の先端部側で戻り球の開口空間35からの飛び出しを阻止できる。
【0028】
また縦側壁部40がガイドレール15の先端側から後退し、この縦側壁部40とガイドレール15との間に傾斜側壁部41があるため、発射レール13とガイドレール15との間隔を小さくしながらも、開口空間35の容積を大きくでき、多数の戻り球を開口空間35内に一時的に収容できると共に、その開口空間35内で衝突し反射した戻り球の上昇を極力防止できる。
開口空間35内の戻り球は、屈曲通路部36の横部分から縦部分を経て裏案内通路34へと案内され、その裏案内通路34から下皿樋55を介して下皿9 へと戻されて行く。そして、戻り球が屈曲通路部36を通過する時に、戻り球検出スイッチ38がその戻り球を検出する。
【0029】
球受け部材31の端面の縦案内部33で衝突した戻り球は、この縦案内部33で反射して傾斜底壁部39上に衝突するが、この傾斜底壁部39は下側に屈曲通路部36の上壁部42a があり、この上壁部42a と傾斜底壁部39とを連結部46で一体に接続しているため、上壁部42a と連結部46とによって傾斜底壁部39を補強でき、この傾斜底壁部39の強度、耐久性が向上する。
また傾斜底壁部39、縦側壁部40、傾斜側壁部41、屈曲通路部36等を前側壁部44を介して一体化した通路形成部材37を構成し、この通路形成部材37を固定板8 の前側に装着しているため、部品点数を少なくできると共に、その取り付けを容易にできる。
更に屈曲通路部36を傾斜底壁部39の一端側から他端側へと逆L字状に形成しているため、通路形成部材37を含む全体を小型化できる。
【0030】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では、傾斜底壁部39、縦側壁部40、傾斜側壁部41、屈曲通路部36等が前側壁部44を介して一体に形成された通路形成部材37を使用しているが、この通路形成部材37は上下に2分割しても良い。
また傾斜底壁部39、縦側壁部40、傾斜側壁部41、屈曲通路部36等の各部の形状、構造も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
傾斜側壁部41、戻り球検出スイッチ38は省略しても良い。
更に、本発明は、パチンコ機は勿論のこと、アレンジボール機、雀球機、その他の各種の弾球遊技機において広く実施可能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、発射レール13とガイドレール15との間に、ガイドレール15の途中で失速した戻り球を下皿9 側に戻すための球戻し通路20を設けた弾球遊技機において、発射レール13のガイドレール15側の先端部の下側に、戻り球を球戻し通路20に案内する縦案内部33を設け、この縦案内部33の下端側からガイドレール15側の斜め下方に傾斜する傾斜底壁部39を設け、ガイドレール15の下側で縦案内部33と相対向する縦側壁部40を、ガイドレール15の発射レール13側の先端部よりも後退させて設け、これら縦案内部33と傾斜底壁部39と縦側壁部40とにより、球戻し通路20の入口側に容積の大きな開口空間35を形成し、球戻し通路20の下部の屈曲通路部36を、傾斜底壁部39と縦側壁部40との間から開口空間35に連通させ、ガイドレール15と縦側壁部40との間に、ガイドレール15の先端部から発射レール13と反対側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜側壁部41を設け、該傾斜側壁部41を、傾斜底壁部39よりも上側で且つ傾斜底壁部39のガイドレール15側端部よりもガイドレール15側に、傾斜底壁部39よりも急角度で且つガイドレール15に対して略垂直に配置しているので、ガイドレール15上で複数個の戻り球が発生したような時でも、その戻り球を球戻し通路20の入口側の開口空間35に円滑且つ確実に入れることにより遊技球の発射経路外に直ちに排除することができる。また縦側壁部40がガイドレール15の発射レール13側の先端部よりも後退しているため、発射レール13とガイドレール15との間隔を狭くしながらも、開口空間35の容積を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の要部の正面断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の前面板開放時の正面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す通路形成部材の背面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す通路形成部材の斜視図である。
【図7】図1のA−A線断面図である。
【図8】図1のB−B線断面図である。
【符合の説明】
7 遊技盤
8 固定板
13 発射レール
15 ガイドレール
20 球戻し通路
33 縦案内部
35 開口空間
36 屈曲通路部
37 通路形成部材
38 戻り球検出スイッチ
39 傾斜底壁部
40 縦側壁部
41 傾斜側壁部
44 前側壁部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in the path structure of a ball return path for returning a return ball stalled in the middle of a guide rail to a lower plate side, such as a ball game machine such as a pachinko machine or an arrangement ball machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a ball game machine such as an arrangement ball machine, a ball return passage is provided between the launch rail and the guide rail, and when the game ball stalls in the middle of the guide rail due to insufficient striking force, etc., along the guide rail The descending return ball is returned to the lower plate side through the ball return path.
Conventionally, as disclosed in JP-A-8-182812, the ball return passage is provided with a ball receiving member on the lower side of the firing rail, and returns from the guide rail to the tip of the ball receiving member on the guide rail side. An inclination guide portion that is inclined along the flight direction of the return sphere is provided, and an arc guide portion that is opposed to the inclination guide portion is formed in an arc shape along the flight direction of the return sphere. Are arranged close to the left and right to form an inlet portion of the ball return passage, and a lower bent passage portion is formed in the inlet portion.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional structure of the ball return passage, the inclined guide portion and the arc guide portion are arranged close to the left and right, and the entrance side of the ball return passage is configured narrowly along the flight direction of the return ball from the guide rail. Therefore, if there is about one return ball, the return ball can be smoothly returned to the lower plate via the ball return passage, but a plurality of return balls collide with each other on the entrance side of the ball return passage. In such a case, there is a problem that the return ball accumulates on the entrance side of the ball return passage, and there is a disadvantage that the return ball cannot be smoothly and reliably returned to the lower plate.
[0004]
In other words, in the conventional passage structure, if a launch error occurs in which the game ball stalls in the middle of the guide rail, and immediately after the subsequent game ball is stopped, the subsequent game ball is Since there is no collision, the return ball enters the ball return path through the space between the inclined guide part and the arc guide part while drawing a predetermined flight trajectory from the tip of the guide rail. It is possible to return smoothly to the lower plate.
However, if the return ball collides with the subsequent game ball due to a delay in stopping the subsequent game ball, a plurality of game balls become return balls and concentrate on the entrance side of the ball return path. There is a problem that the return ball cannot enter the ball return path while drawing a predetermined flight trajectory and stays on the entrance side of the ball return path.
[0005]
In particular, in the current ball game machine that employs an electric launching means that drives a striking rod with a launch motor, the launch interval of the game balls is very short, and a large number of game balls are fired in a short time. In this case, once a shooting mistake that causes the game ball to stall occurs, it becomes easier to continue a plurality of shooting mistakes. Therefore, if a miss fire continues, how to quickly guide the return ball to the ball return path and eliminate the ball return ball from the launch path of the game ball including the launch rail and the guide rail, It is very important for advancing the game quickly.
In view of such a conventional problem, the present invention smoothly and surely puts the return ball on the entrance side of the ball return passage and out of the game ball launch path even when a plurality of return balls are generated. An object is to provide a ball game machine that can be eliminated immediately.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a ball ball provided with a
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The drawings illustrate an embodiment of the present invention. In FIG. 2, reference numeral 1 denotes a bullet ball game machine body including a rectangular frame-shaped outer frame, 2 denotes a front frame thereof, and a ball ball game via a pair of upper and lower hinges 3. It is pivotally attached to the machine body 1 so as to be detachable and openable.
[0009]
A window hole 4 is formed in the
[0010]
The
On the front side of the
[0011]
The
[0012]
The
As shown in FIGS. 2 and 3, the launching means 11 is disposed on the right end side of the lower part of the
[0013]
The
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 3, the
As shown in FIG. 1, the
[0015]
The
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 4 to 8, the
As shown in FIGS. 1, 5, and 6, the inclined
[0017]
As shown in FIGS. 1, 5 and 6, the inclined
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 7, the opening
The upper edge of the front
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 5 to 7, the
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 8, the return
As shown in FIGS. 1, 5, 6 and 8, the
[0021]
An
As shown in FIG. 4, the
[0022]
In the ball ball game machine having the above configuration, when the operation handle 23 of the launching means 11 is turned with the game ball placed in the
The game ball hit by the hitting
[0023]
In addition, the game ball stalled in the middle of the
For this reason, the return ball returning from the front end side to the
[0024]
In the state where the game ball stalls on the upper end side of the
In this case, if the firing of the subsequent game balls is interrupted, the plurality of return balls return in the direction indicated by the arrow a from the tip of the
[0025]
Accordingly, a plurality of return balls are not accumulated between the
As a result, even if a shooting error occurs in which the game ball stalls on the upper end side of the
[0026]
The return sphere reflected by the
[0027]
When a plurality of return spheres enter the opening
At this time, even if there is a return ball that violently jumps in the direction indicated by the arrow d from the
[0028]
Further, since the
The return sphere in the
[0029]
The return sphere collided by the
Further, a
Further, since the
[0030]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to this embodiment.
For example, in the embodiment, the
The
The inclined
Furthermore, it goes without saying that the present invention can be widely implemented not only in pachinko machines but also in arrangement ball machines, sparrow ball machines, and other various ball game machines.
[0031]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front cross-sectional view of a main part of a ball game machine showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a ball game machine showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of the ball game machine showing the embodiment of the present invention when the front plate is opened.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a ball game machine showing an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a rear view of a passage forming member showing an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a passage forming member showing an embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
[Explanation of sign]
7 Game board
8 Fixed plate
13 Launch rail
15 Guide rail
20 Ball return passage
33 Vertical guide
35 Open space
36 Bent passage
37 Passage forming member
38 Return ball detection switch
39 Inclined bottom wall
40 Vertical side wall
41 Inclined side wall
44 Front side wall
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