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JP4360375B2 - 電気光学装置、電子機器、及び駆動方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器、及び駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気光学素子を用いた電気光学装置、電子機器、及び駆動方法に関する。
画像形成装置としてのプリンタには、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成するためのヘッド部として、多数の発光素子がアレイ状に配列された発光装置が用いられる。ヘッド部は、複数の発光素子を主走査方向に沿って配置した1本のラインで構成されることが多い。また、発光素子としては、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下適宜「OLED」と略称する)素子などの発光ダイオードが知られている。
特許文献1には、濃度データ信号に対応するパルス幅のパルス幅信号を生成し、補正データに対応した駆動電流をパルス幅信号のパルス幅に応じた時間だけ発光ダイオードに供給する技術が開示されている。図11に示すように、駆動電流は基準電流と補正電流との和として与えられ、階調は駆動電流のパルス幅Tによって制御される。
特開平8−39862号公報(図6参照)
ところで、補正電流は、駆動トランジスタの閾値電圧のばらつきや発光ダイオードの発光特性のばらつきを補正するための電流であって、その大きさは、基準電流の数パーセント以内となるのが通常である。このため、補正電流の大きさは基準電流の大きさと比較して極めて小さい。一般に、微小な電流を高い精度で生成する回路を実現するのは困難であり、実現できたとしてもその回路規模が大きくなってしまうといった問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、補正電流を簡易な回路を用いて高い精度で生成することができる電気光学装置、これを用いた電子機器及び駆動方法を提供することを解決課題とする。
この課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、基準電流を出力する第1期間を指定する基準電流制御信号と、補正電流を出力する第2期間を指定する補正電流制御信号とを生成する制御手段と、前記基準電流制御信号に基づいて前記基準電流を生成する基準電流源と、前記補正電流制御信号に基づいて前記補正電流を生成する補正電流源と、前記基準電流と前記補正電流とを合成して駆動電流を生成する合成部と、前記駆動電流に応じた光量で発光する電気光学素子とを備え、前記制御手段は、前記第2期間が前記第1期間より短くなるように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成することを特徴とする。
この発明によれば、基準電流を有効とする第1期間と補正電流を有効とする第2期間は、個別の制御信号によって指定される。したがって、第1期間と第2期間を各々設定することが可能となる。しかも、第2期間は第1期間より短くなる。したがって、基準電流と補正電流とを供給する期間を区別しない場合と比較して補正電流の大きさを大きくすることができる。これにより、高い精度で電気光学素子の階調を補正することが可能となる。また、微小な補正電流を生成する場合、補正電流源の回路規模が大きくなるが、この発明によれば補正電流の大きさを大きくできるので補正電流源の回路規模を縮小することが可能となる。なお、電気光学素子は、電気エネルギーによって光学特性が変化する素子であればどのようなものであってよい。そのような電気光学素子としては、有機EL発光ダイオード、無機EL発光ダイオードなどの発光ダイオードの他に電流で駆動される電流駆動型の発光素子などが該当する。
上述して電気光学装置の好ましい態様として、前記制御手段は、前記電気光学素子をパルス幅変調方式で階調制御する機能を持ち、前記第1期間の長さが前記パルス幅変調方式におけるパルス幅に対応するように前記基準電流制御信号を生成することが好ましい。この場合、基準電流はパルス幅変調された信号となり、そのパルス幅によって階調が刻まれる。
また、上述した電気光学装置の具体的な態様として、前記補正電流源は、前記補正電流の大きさを示す補正データをデジタルアナログ変換して前記補正電流を生成するDA変換部を備えることが好ましい。さらに、前記補正電流源は、前記補正データを記憶する記憶部をさらに備え、前記記憶部から読み出した補正データをデジタルアナログ変換して前記補正電流を生成してもよい。この場合、予め電気光学素子の発光特性を予め測定し、測定結果に基づいて電気光学素子の表示階調が目標階調となるように補正データを予め生成して記憶部に記憶してもよいし、あるいは、使用するたびに電気光学素子の発光特性を測定し、測定結果に基づいて生成した補正データを記憶部に記憶させてもよい。
また、上述した電気光学装置の具体的な態様として、前記制御手段は、前記第1期間中に一又は複数回だけ前記第2期間を設定するように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成してもよい。ここで、1回だけ補正電流を生成する場合は、第1期間の開始と第2期間の開始を一致させてもよい。この場合には、駆動電流の立ち上がりを急峻にできるので、合成部の出力から電気光学素子までの配線が長く容量性の負荷であっても、電気光学素子の発光期間の遅れを改善することができる。
また、上述した電気光学装置の具体的な態様として、前記制御手段は、前記第1期間の長さに応じて前記第2期間の長さを調整することが好ましい。この場合には、表示すべき階調に関連付けて補正電流による補正の程度を変化させることができる。この結果、補正量が階調に応じて変動する場合に、高い精度で補正を行うことができる。
また、前記補正電流の大きさを前記第1期間の長さに応じて定めてもよい。この場合にも、表示すべき階調に関連付けて補正電流による補正の程度を変化させることができる。
また、上述した電気光学装置の具体的な態様として、前記電気光学素子の発光量を示す階調データは複数のビットで構成され、前記制御手段は、前記階調データの最小ビットに相当する時間の周期で有効となる補正基準信号を生成する補正基準信号生成部と、前記補正基準信号と前記基準電流制御信号の論理積を算出し、算出結果に基づいて前記補正電流制御信号を生成する論理回路(例えば、実施形態のノア回路26及びインバータ27)とを備えることが好ましい。
この発明によれば、補正基準信号が階調データの最小ビットに相当する時間の周期で有効となる一方、基準電流制御信号は階調データの値に応じた期間だけ有効となるから、最小ビットに相当する時間ごとに補正電流信号が有効となる。したがって、第1期間の長さに応じて第2期間の長さを調整することができる。この結果、表示すべき階調に関連付けて補正電流による補正の程度を変化させることができる。
より具体的には、前記電気光学素子に対する前記補正電流の供給開始タイミングと前記基準電流の供給開始タイミングとが同時であってもよいし、あるいは、前記電気光学素子に対する前記補正電流の供給期間の中央タイミングと前記基準電流の供給期間の中央タイミングとが同時であってもよい。
次に、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。このような電子機器としては、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置の他、ディスプレイ、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等が該当する。
次に、本発明に係る駆動方法は、駆動電流に応じた階調で発光する電気光学素子を駆動する方法であって、基準電流を出力する第1期間を指定する基準電流制御信号と、補正電流を出力する第2期間を指定する補正電流制御信号とを、前記第2期間が前記第1期間の一部となるように生成し、前記基準電流制御信号に基づいて前記基準電流を生成し、前記補正電流制御信号に基づいて前記補正電流を生成し、前記基準電流と前記補正電流とを合成した前記駆動電流を前記電気光学素子に供給することを特徴とする。
この発明によれば、基準電流と補正電流とを供給する期間を区別しない場合と比較して補正電流の大きさを大きくすることができる。これにより、高い精度で電気光学素子の階調を補正することが可能となる。また、微小な補正電流を生成する場合、補正電流源の回路規模が大きくなるが、この発明によれば補正電流の大きさを大きくできるので補正電流源の回路規模を縮小することが可能となる。
図面を参照しながら本発明に好適な実施の形態を説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付す。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。同図に示されるように、この画像形成装置は、光ヘッド1と集光性レンズアレイ15と感光体ドラム110とを有する。光ヘッド1は、アレイ状に配列された多数の発光素子を有する。これらの発光素子は、用紙などの記録材に印刷されるべき画像に応じて選択的に発光する。例えば、発光素子として有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)が用いられる。集光性レンズアレイ15は、光ヘッド1と感光体ドラム110との間に配置される。この集光性レンズアレイ15は、各々の光軸を光ヘッド1に向けた姿勢でアレイ状に配列された多数の屈折率分布型レンズを含む。光ヘッド1の各発光素子から発せられた光は集光性レンズアレイ15の各屈折率分布型レンズを透過して感光体ドラム110の表面に到達する。この露光によって感光体ドラム110の表面には所望の画像に応じた潜像が形成される。
図2は、光ヘッド1の構成を示すブロック図である。光ヘッド1は、n個のOLED素子P1〜Pnと、各OLED素子に対応するn個の単位回路Ua1〜Uanとを備える。i(iは1≦i≦nの自然数)番目の単位回路Uaiは、パルス幅変調された基準電流と補正電流とを合成した駆動電流を生成し、これをOLED素子Piに供給する回路である。制御回路20は、基準電流をOLED素子に供給する第1期間を指定する基準電流制御信号G1と、補正電流をOLED素子に供給する第2期間を指定する補正電流制御信号G2とを生成し、各単位回路Ua1〜Uanに供給する。電圧生成回路30は電源電圧Vel、第1基準電圧Vr1及び第2基準電圧Vr2を生成し、各単位回路Ua1〜Uanに供給する。第1基準電圧Vr1は基準電流の大きさを定め、第2基準電圧Vr2は補正電流の大きさを定める。なお、第1基準電圧Vr1と第2基準電圧Vr2は同一値であってもよいし、異なる値であってもよい。
図3にi番目の単位回路Uaiの回路図を示す。単位回路Uaiは、DA変換器50、メモリ60、駆動トランジスタ61、及び第1トランジスタ62を備える。駆動トランジスタ61は基本的に飽和領域で動作され、ゲート・ソース間の電圧に応じた電流を基準電流I1として出力する電流源として機能する。駆動トランジスタ61のソースの電圧は電源電圧Velに固定されているから、第1基準電圧Vr1によって基準電流I1の大きさが定まる。第1トランジスタ62は、基準電流制御信号G1によってオン・オフが制御されるスイッチング素子として機能する。第1トランジスタ62がオン状態になると基準電流I1が接続点Zに出力される一方、第1トランジスタ62がオフ状態になると基準電流I1の供給が停止する。後述するように基準電流制御信号G1は、OLED素子Piの発光量(階調)に応じてそのパルス幅が設定される。したがって、基準電流I1がパルス幅変調された信号がOLED素子Piに供給される。
接続点Zでは、基準電流I1と補正電流I2とが合成され駆動電流Ielが生成される。この駆動電流IelがOLED素子Piに供給される。この例では、補正電流I2の大きさは、4ビットの補正データによって制御される。補正データは、例えば、基準電流I1のみを駆動電流IelとしてOLED素子Piに供給し、その輝度を測定し、測定結果が目標輝度となるように予め定めればよい。不揮発性のメモリ60には、4ビットの補正データが予め記憶されている。なお、メモリ60を揮発性のメモリで構成し、光ヘッド1の電源投入時に補正データを書き込むようにしてもよい。この場合には、経時変化に対応して補正データを変更してもよい。
DA変換器50は、電流源として機能するトランジスタ51〜54と、スイッチング素子として機能するトランジスタ55〜58、及び第2トランジスタ59を備える。この例では、トランジスタ51、52、53、及び54のトランジスタサイズは、1:2:4:8となるように設定されているが、サイズ比は任意である。補正データの各ビットC0〜C3は、トランジスタ55〜58に供給される。これによって、補正データの値に応じた大きさの補正電流I2が生成される。第2トランジスタ59は、補正電流制御信号G2によってオン・オフが制御されるスイッチング素子として機能する。第2トランジスタ59がオン状態になると補正電流I2が接続点Zに出力される一方、第2トランジスタ59がオフ状態になると補正電流I2の供給が停止する。
図4に、基準電流制御信号G1、補正電流制御信号G2、及び駆動電流Ielの関係を示す。基準電流制御信号G1は基準電流I1を出力する第1期間T1でアクティブとなり、補正電流制御信号G2は補正電流I2を出力する第2期間T2でアクティブとなる。ここで、第2期間T2は第1期間T1の一部となるように設定される。この場合、第2期間T2は第1期間T1より短くなる。図2に示した構成の場合、OLED素子Piの発光量は図4における駆動電流Ielの電流時間積で決定される。ここで、図4と従来技術を示す図11において、駆動電流Ielの電流時間積が同等になる条件を考える。補正電流I2が供給される時間は図11よりも図4の方が短くなるように制御されるので、双方の基準電流I1が同値だとすれば、図4における補正電流I2は図11よりも大きな値に設定する必要がある。そのため、従来技術と比較して、補正電流I2を微小値にする必要がなくなるので、結果的に、精度の高い補正電流I2を使用することができる。また、補正電流I2の大きさが小さくなると、例えばトランジスタ51〜54のL寸法を大きくするなどの必要があり、これに伴って占有面積が増大し、回路規模が大きくなる。これに対して、本実施形態では、補正電流I2の大きさを大きくできるので、トランジスタ51〜54の占有面積を縮小して回路規模を小さくすることができる。
次に、制御回路20の詳細な構成について説明する。図5に示すように、制御回路20は、n個の処理回路Ub1〜Ubn、シフトレジスタ21、及びタイミング生成回路22を備える。タイミング生成回路22は、各OLED素子P1〜Pnが表示すべき階調を示す階調データDの他、各種のタイミング信号を生成する。シフトレジスタ21は、スタートパルスSPをクロック信号CKaに従って順次シフトして排他的にアクティブとなるラッチ信号S1〜Snを生成する。
図6にi番目の処理回路Ubiの構成を示す。なお、他の処理回路も同様に構成されている。処理回路Ubiは、ラッチ回路23、カウント回路24、パルス化回路25、ノア回路26、及びインバータ27を備える。ラッチ回路23は、ラッチ信号Siがアクティブになると階調データDを取り込んでOLED素子Piに対応する階調データDiを保持する。カウント回路24は、カウント開始信号CSがアクティブになるとクロック信号CKbのカウントを開始し、カウント値が階調データDiと一致するとキャリー信号Kを出力する。パルス化回路25は、例えば、クロック同期型のSRフリップフロップで構成されており、セット端子にカウント開始信号CSが供給される一方、リセット端子にキャリー信号Kが供給される。カウント回路24及びパルス化回路25によって階調データDiのデータ値に応じたパルス幅を有する基準電流制御信号G1が生成される。また、ノア回路26の一方の端子には基準電流制御信号G1が供給される一方、他方の端子には補正基準信号Hrefが供給される。ノア回路26によって論理和の反転(ローアクティブの論理積)が演算され、さらにインバータ27によって反転されて補正電流制御信号G2が生成される。
図7は、処理回路Ubiの動作例を示すタイミングチャートである。上述したように基準電流制御信号G1は、クロック信号CKbをカウントして生成されるので、階調データDiのLSB(最小ビット)に相当する時間は、クロック信号CKbの1周期となる。この例では、クロック信号CKbの立ち上がりに同期して補正基準信号Hrefがアクティブとなる。換言すれば、補正基準信号Hrefは、階調データDiの最小ビットに相当する時間の周期で有効となる。また、補正基準信号Hrefが有効になるタイミングと、クロック信号CKbが立ち上がるタイミングとは一致する。このため、補正電流制御信号G2が有効になるタイミングは、基準電流制御信号G1が有効になるタイミングと一致する。
同図に示すように階調データDi=1の場合、基準電流制御信号G1は、時刻t0から時刻t1までの第1期間T1に有効となる。一方、補正電流制御信号G2は時刻t0から時刻taまでの第2期間T2に有効となる。駆動電流Ielは、基準電流I1と補正電流I2とを合成して得られたものであるから、基準電流I1に補正電流I2が重畳したものとなる。本実施形態では、基準電流制御信号G1とは別に補正電流制御信号G2を生成し、補正電流I2を供給する第2期間T2を制御した。OLED素子Piの光量は、駆動電流Ielの面積に比例したものとなるから、第2期間T2の長さを第1期間T1の長さよりも短くすることで、補正電流I2の大きさ(振幅)を大きくすることができる。例えば、T1:T2を5:1に設定すれば、T1=T2の場合と比較して補正電流I2の大きさを5倍にすることができる。この結果、高い精度でOLED素子Piの階調を補正することが可能となる。
また、同図に示すように階調データDi=4の場合、基準電流制御信号G1は、時刻t0から時刻t4までの第1期間T1で有効となる。一方、補正電流制御信号G2は、時刻t0から時刻taまで、時刻t1から時刻tbまで、時刻t2から時刻tcまで、及び時刻t3から時刻tdまでの第2期間T2に有効となる。階調データDiのLSBごとに補正電流I2を有効とすることによって、階調値と補正量に線形性の関係を持たせることができる。つまり、表示すべき階調が高くなれば補正量が大きくなり、表示すべき階調が低くなれば補正量を小さくできる。このように、表示すべき階調に応じて補正量を可変することによって、全ての階調において適正な補正を施すことが可能となる。
くわえて、図7に示す例では、補正電流制御信号G2の最初の立ち上がりと基準電流制御信号G1の立ち上がりが一致する。実際の回路では、単位回路UaiからOLED素子Piまでの間には寄生容量や分布抵抗を有するデータ線が存在する。単位回路Uaiから見たデータ線は容量性の負荷となる。このため、駆動電流Ielの立ち上がり波形は緩やかなものとなるが、補正電流I2を有効とする第2期間T2の開始を第1期間T1の開始と一致させることによって、駆動電流Ielの波形の立ち上がりを高速化することができる。
図8に、処理回路Ubiの他の動作例を示す。この例では、補正基準信号Hrefのアクティブとなる期間がクロック信号CKbの1周期の中央に位置するように配置される。この結果、階調データDi=1の場合、基準電流I1が有効となる第1期間T1の中央(第2期間T2)に補正電流I2が重畳される。このように第2期間T2を設定することによって、OLED素子Piが発光する第1期間T1の中心でより強くOLED素子Piを発光させることができるので、発光のバランスが良くなる。
<2.変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、基準電流I1に応じて補正電流I2を可変したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補正電流I2を固定にしてもよい。例えば、駆動トランジスタ61の閾値電圧のばらつきのみを補正する場合には、固定であってもよい。この場合には、第1期間T1の長さが階調に応じて変動しても第2期間T2の長さを固定とすればよい。
また、実施形態について補正電流I2を4ビット制御する例を説明したが、ビット数は4に限定されるわけでなく、1以上であればよい。補正電流I2を1ビット制御する場合は、図3におけるトランジスタ52〜54、メモリ60、トランジスタ55〜58を省略することが可能となるので、回路構成を簡略化できる。
また、図3の構成(補正電流I2を4ビット制御する例)においてメモリ60を設けず、補正データの各ビットC0〜C3に相当する信号を図示しない外部回路より供給する構成としてもよい。
(2)上述した実施形態では、階調データDiのデータ値が2以上の場合、基準電流I1が有効となる第1期間T1に補正電流I2を分散させて複数回有効としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1回のみ有効、つまり補正電流I2の発生をある期間に集中させるよう制御してもよい。さらに、第2期間T2は第1期間T1の一部の期間ではなく、第1期間T1の外に第2期間T2が設定されていてもよい。
また、上述した実施形態では、基準電流I1の大きさを規定する第1基準電圧Vr1と補正電流I2の大きさを規定する第2基準電圧Vr2とを固定にしたが、第2基準電圧Vr2を表示すべき階調に応じて変化させてもよい。これにより、階調に応じた大きさの補正電流I2を生成することができる。但し、単位回路Ua1〜Uanごとに第2基準電圧Vr2を生成して供給する必要がある。
(3)上述した実施形態では、単位回路Ua1〜Uanは、OLED素子P1〜Pnを駆動する駆動信号として駆動電流Ielを出力したが、駆動電圧を出力してもよい。この場合、単位回路Ua1〜Uanの出力段に電流を電圧に変換する電流−電圧変換回路を設ければよい。OLED素子P1〜Pnは電流駆動型の発光素子であるが、OLED素子ごとに画素回路を設け、そこで駆動電圧を駆動電流に変換してOLED素子に供給してもよい。
(4)上述した実施形態では、電気エネルギーによって光学特性が変化する電気光学素子の一例としてOLED素子を取り上げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、フィールドエミッション素子(FED)、表面伝導型エミション素子(SED)、弾道電子放出素子(BSD)など発光素子や、液晶素子が電気光学素子を用いてもよい。
<3.画像形成装置>
図1に示したように、実施形態に係る光ヘッド1は、電子写真方式を利用した画像形成装置における像担持体に潜像を書き込むためのライン型の光ヘッドとして利用され得る。画像形成装置の例としては、プリンタ、複写機の印刷部分およびファクシミリの印刷部分がある。
図9は、光ヘッド1を用いた画像形成装置の一例を示す縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置では、同様な構成の4個の有機ELアレイ露光ヘッド1K,1C,1M,1Yが、同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの露光位置にそれぞれ配置されている。有機ELアレイ露光ヘッド1K,1C,1M,1Yは、以上に例示した何れかの態様に係る光ヘッド1である。
図9に示すように、この画像形成装置には、駆動ローラ121と従動ローラ122とが設けられており、これらのローラ121,122には無端の中間転写ベルト120が巻回されて、矢印に示すようにローラ121,122の周囲を回転させられる。図示しないが、中間転写ベルト120に張力を与えるテンションローラなどの張力付与手段を設けてもよい。
この中間転写ベルト120の周囲には、外周面に感光層を有する4個の感光体ドラム110K,110C,110M,110Yが互いに所定の間隔をおいて配置される。添え字K,C,M,Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの顕像を形成するために使用されることを意味している。他の部材についても同様である。感光体ドラム110K,110C,110M,110Yは、中間転写ベルト120の駆動と同期して回転駆動される。
各感光体ドラム110(K,C,M,Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K,C,M,Y)と、有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)と、現像器114(K,C,M,Y)が配置されている。コロナ帯電器111(K,C,M,Y)は、対応する感光体ドラム110(K,C,M,Y)の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)は、感光体ドラムの帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。各有機ELアレイ露光ヘッド1(K,C,M,Y)は、複数のOLED素子Pの配列方向が感光体ドラム110(K,C,M,Y)の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上記の複数の発光素子30によって感光体ドラムに光を照射することにより行う。現像器114(K,C,M,Y)は、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラムに顕像すなわち可視像を形成する。
このような4色の単色顕像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各顕像は、中間転写ベルト120上に順次一次転写されることにより、中間転写ベルト120上で重ね合わされ、この結果としてフルカラーの顕像が得られる。中間転写ベルト120の内側には、4つの一次転写コロトロン(転写器)112(K,C,M,Y)が配置されている。一次転写コロトロン112(K,C,M,Y)は、感光体ドラム110(K,C,M,Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K,C,M,Y)から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写コロトロンの間を通過する中間転写ベルト120に顕像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としてのシート102は、ピックアップローラ103によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラ121に接した中間転写ベルト120と二次転写ローラ126の間のニップに送られる。中間転写ベルト120上のフルカラーの顕像は、二次転写ローラ126によってシート102の片面に一括して二次転写され、定着部である定着ローラ対127を通ることでシート102上に定着される。この後、シート102は、排紙ローラ対128によって、装置上部に形成された排紙カセット上へ排出される。
次に、本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態について説明する。
図10は、光ヘッド1を用いた他の画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したロータリ現像式のフルカラー画像形成装置である。図10に示す画像形成装置において、感光体ドラム165の周囲には、コロナ帯電器168、ロータリ式の現像ユニット161、有機ELアレイ露光ヘッド167、中間転写ベルト169が設けられている。
コロナ帯電器168は、感光体ドラム165の外周面を一様に帯電させる。有機ELアレイ露光ヘッド167は、感光体ドラム165の帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。有機ELアレイ露光ヘッド167は、以上に例示した各態様の光ヘッド1であり、複数の発光素子30の配列方向が感光体ドラム165の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、これらの発光素子30から感光体ドラム165に光を照射することにより行う。
現像ユニット161は、4つの現像器163Y,163C,163M,163Kが90°の角間隔をおいて配置されたドラムであり、軸161aを中心にして反時計回りに回転可能である。現像器163Y,163C,163M,163Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーを感光体ドラム165に供給して、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラム165に顕像すなわち可視像を形成する。
無端の中間転写ベルト169は、駆動ローラ170a、従動ローラ170b、一次転写ローラ166およびテンションローラに巻回されて、これらのローラの周囲を矢印に示す向きに回転させられる。一次転写ローラ166は、感光体ドラム165から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写ローラ166の間を通過する中間転写ベルト169に顕像を転写する。
具体的には、感光体ドラム165の最初の1回転で、露光ヘッド167によりイエロー(Y)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Yにより同色の顕像が形成され、さらに中間転写ベルト169に転写される。また、次の1回転で、露光ヘッド167によりシアン(C)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Cにより同色の顕像が形成され、イエローの顕像に重なり合うように中間転写ベルト169に転写される。そして、このようにして感光体ドラム165が4回転する間に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の顕像が中間転写ベルト169に順次重ね合わせられ、この結果フルカラーの顕像が転写ベルト169上に形成される。最終的に画像を形成する対象としてのシートの両面に画像を形成する場合には、中間転写ベルト169に表面と裏面の同色の顕像を転写し、次に中間転写ベルト169に表面と裏面の次の色の顕像を転写する形式で、フルカラーの顕像を中間転写ベルト169上で得る。
画像形成装置には、シートが通過させられるシート搬送路174が設けられている。シートは、給紙カセット178から、ピックアップローラ179によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラによってシート搬送路174を進行させられ、駆動ローラ170aに接した中間転写ベルト169と二次転写ローラ171の間のニップを通過する。二次転写ローラ171は、中間転写ベルト169からフルカラーの顕像を一括して静電的に吸引することにより、シートの片面に顕像を転写する。二次転写ローラ171は、図示しないクラッチにより中間転写ベルト169に接近および離間させられるようになっている。そして、シートにフルカラーの顕像を転写する時に二次転写ローラ171は中間転写ベルト169に当接させられ、中間転写ベルト169に顕像を重ねている間は二次転写ローラ171から離される。
以上のようにして画像が転写されたシートは定着器172に搬送され、定着器172の加熱ローラ172aと加圧ローラ172bの間を通過させられることにより、シート上の顕像が定着する。定着処理後のシートは、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印Fの向きに進行する。両面印刷の場合には、シートの大部分が排紙ローラ対176を通過した後、排紙ローラ対176が逆方向に回転させられ、矢印Gで示すように両面印刷用搬送路175に導入される。そして、二次転写ローラ171により顕像がシートの他面に転写され、再び定着器172で定着処理が行われた後、排紙ローラ対176でシートが排出される。
図9及び図10に例示した画像形成装置は、OLED素子Pを露光手段として利用しているので、レーザ走査光学系を用いた場合よりも、装置の小型化を図ることができる。なお、以上に例示した以外の電子写真方式の画像形成装置にも本発明の光ヘッドを採用することができる。例えば、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写するタイプの画像形成装置や、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも本発明に係る光ヘッドを応用することが可能である。
また、本発明に係る光ヘッドは、例えば、各種の電子機器に採用される。このような電子機器としては、ファクシミリ、複写機、複合機、プリンタなどが挙げられる。
くわえて、本発明に係る電気光学装置は、表示装置としても利用することができる。そのような表示装置を備えた電子機器としては、パーソナルコンピュータ、表示兼用照明装置、携帯電話機、ゲーム機、電子ペーパー、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カーナビゲーション装置、カーステレオ、運転操作パネル、ビデオプレーヤー、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサなどが該当する。
本発明に係る光ヘッド1を利用した画像形成装置の一部の構成を示す斜視図である。 光ヘッド1の構成を示すブロック図である。 単位回路Uaiの構成を示す回路図である。 基準電流制御信号G1、補正電流制御信号G2、及び駆動電流Ielの関係を示すタイミングチャートである。 制御回路20の構成を示すブロック図である。 処理回路Ubiの構成を示すブロック図である。 処理回路Ubiの動作例を示すタイミングチャートである。 処理回路Ubiの他の動作例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る光ヘッドを利用した画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 本発明に係る光ヘッドを利用した他の画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 従来の技術における基準電流と補正電流の関係を示す説明図である。
符号の説明
1……光ヘッド、20……制御回路、50……DA変換器、61……駆動トランジスタ(基準電流源)、62……第1トランジスタ(基準電流源)、
I1……基準電流、I2……補正電流、T1……第1期間、T2……第2期間、G1……基準電流制御信号、G2……補正電流制御信号、Z……接続点(合成部)、Iel……駆動電流、P1〜Pn……OLED素子。

Claims (11)

  1. 基準電流を出力する第1期間を指定する基準電流制御信号と、補正電流を出力する第2期間を指定する補正電流制御信号とを生成する制御手段と、
    前記基準電流制御信号に基づいて前記基準電流を生成する基準電流源と、
    前記補正電流制御信号に基づいて前記補正電流を生成する補正電流源と、
    前記基準電流と前記補正電流とを合成して駆動電流を生成する合成部と、
    前記駆動電流に応じた光量で発光する電気光学素子とを備え、
    前記制御手段は、前記第2期間が前記第1期間より短くなるように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成し、
    前記基準電流が出力される第1期間の長さは、前記電気光学素子をパルス幅変調方式で階調制御する際の、所定の階調を示すパルス幅に対応して設定され、
    前記第2期間の長さは、設定された前記第1期間の長さに応じて調整される
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 基準電流を出力する第1期間を指定する基準電流制御信号と、補正電流を出力する第2期間を指定する補正電流制御信号とを生成する制御手段と、
    前記基準電流制御信号に基づいて前記基準電流を生成する基準電流源と、
    前記補正電流制御信号に基づいて前記補正電流を生成する補正電流源と、
    前記基準電流と前記補正電流とを合成して駆動電流を生成する合成部と、
    前記駆動電流に応じた光量で発光する電気光学素子とを備え、
    前記制御手段は、前記第2期間が前記第1期間より短くなるように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成し、
    前記基準電流が出力される第1期間の長さは、前記電気光学素子をパルス幅変調方式で階調制御する際の、所定の階調を示すパルス幅に対応して設定され、
    前記電気光学素子の発光量を示す階調データは複数のビットで構成され、
    前記制御手段は、
    前記階調データの最小ビットに相当する時間の周期で有効となる補正基準信号を生成する補正基準信号生成部と、
    前記補正基準信号と前記基準電流制御信号の論理積を算出し、算出結果を前記補正電流制御信号として出力する論理回路と、を備える
    ことを特徴とする電気光学装置。
  3. 前記補正電流源は、
    前記補正電流の大きさを示す補正データをデジタルアナログ変換して前記補正電流を生成するDA変換部を備えることを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
  4. 前記補正電流源は、
    前記補正データを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記記憶部から読み出した補正データをデジタルアナログ変換して前記補正電流を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1期間中に一又は複数回だけ前記第2期間を設定するように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成することを特徴とする請求項1、3又は4のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1期間の外に前記第2期間を設定するように前記基準電流制御信号及び前記補正電流制御信号を生成することを特徴とする請求項1、3又は4のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  7. 前記補正電流の大きさを前記第1期間の長さに応じて定めたことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  8. 前記電気光学素子に対する前記補正電流の供給開始タイミングと前記基準電流の供給開始タイミングとが同時である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5、または7のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  9. 前記電気光学素子に対する前記補正電流の供給期間の中央タイミングと前記基準電流の供給期間の中央タイミングとが同時である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5、または7のうちいずれか1項に記載の電気光学装置。
  10. 請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  11. 駆動電流に応じた光量で発光する電気光学素子を駆動する駆動方法であって、
    基準電流を出力する第1期間を指定する基準電流制御信号と、補正電流を出力する第2期間を指定する補正電流制御信号とを、前記第2期間が前記第1期間の一部となるように生成し、
    前記基準電流制御信号に基づいて前記基準電流を生成し、
    前記補正電流制御信号に基づいて前記補正電流を生成し、
    前記基準電流と前記補正電流とを合成した前記駆動電流を前記電気光学素子に供給し、
    前記基準電流が出力される第1期間の長さは、前記電気光学素子をパルス幅変調方式で階調制御する際の、所定の階調を示すパルス幅に対応して設定され、
    前記第2期間の長さは、設定された前記第1期間の長さに応じて調整される
    ことを特徴とする駆動方法。
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