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JP4356488B2 - X線管保持装置 - Google Patents

X線管保持装置 Download PDF

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JP4356488B2
JP4356488B2 JP2004083740A JP2004083740A JP4356488B2 JP 4356488 B2 JP4356488 B2 JP 4356488B2 JP 2004083740 A JP2004083740 A JP 2004083740A JP 2004083740 A JP2004083740 A JP 2004083740A JP 4356488 B2 JP4356488 B2 JP 4356488B2
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Description

本発明は、天井などから懸垂されたX線管を保持するX線管保持装置に係わり、特に、吊設されたX線管を、操作パネルに設けられた操作スイッチとハンドルで、上下移動させ水平軸回りに回転させて、撮影位置にセットするときのX線管の回転角度又は撮影距離の表示に関する。
天井走行式のX線管保持装置は、天井にレールを設け、これに懸架した台車から伸縮可能な支柱を吊設し、その下端にブロックを介してX線管を取り付けたもので、左右・前後走行、上下移動、及び、X線管の回動(垂直軸回り)、回転(水平軸回り)などが可能であり、左右・前後走行、上下移動の位置の固定は電磁ロック式のものが使用され、また、X線管の回動(垂直軸回り)設定には特定位置にストッパ手段による方式が用いられている。この天井走行式のX線管保持装置を用いれば、床に構造物が無いため、床面を有効に利用することができ、リーダ撮影台、ブッキー撮影台、X線透視撮影台等と組み合わせて診断することができる(例えば、特許文献1参照。)。
図5に、天井走行部からX線管7が懸垂され走行する天井走行式のX線管保持装置の外形を示し、X線照射方向が床面方向に向けられ、操作パネル8が固定レール1の方向にセットされた状態を示す。
天井走行式のX線管保持装置は、天井に固定された固定レール1上で長手方向(X方向)に移動でき、その下部に短手方向(Y方向)に移動レール2を備え、その移動レール2上をY方向に移動できるように、キャリッジ部3が取り付けられ、X−Y方向に移動することができる。そして、下部に上下方向(Z方向)に伸縮する支柱4を備え、下端にブロック5を介してコリメータ10付きのX線管7とハンドル9と操作スイッチと表示部を設けた操作パネル8を懸垂する。
操作パネル8には、天井のキャリッジ部3の左右動ロック解除スイッチ、前後動ロック解除スイッチ、および支柱4の伸縮による上下動ロック解除スイッチ、及び、X線管7の水平軸及び垂直軸回転のロック解除スイッチなどの操作スイッチが配置されている。そして、中央部に、撮影条件、管球角度、FFDなどを表示する表示部が設けられ、下部にコリメータ10用の照射野ランプボタンが設けられている。
これらのスイッチを解除してから天井のキャリッジ部3の移動、及び支柱4の伸縮、または、X線管7の水平軸回転ロック解除スイッチまたは垂直軸回転ロック解除スイッチを操作して、X線管7をブロック5を介して水平軸回りに回転でき、また、垂直軸回りに特定の角度まで回転することができる。
操作者がX線管7の前方に位置する操作パネル8のハンドル9を握り、操作パネル8に設けられた操作スイッチ(左右動ロック解除スイッチ、前後動ロック解除スイッチ、上下動ロック解除スイッチ、3方向ロック解除スイッチ)を操作することで、X、Y、Z方向の電磁ロックが解除され、キャリッジ部3から懸垂された支柱4を、固定レール1、移動レール2上でX−Y方向に移動させ、懸垂部の支柱4を上下のZ方向に伸縮することができ、X線管7を自由にX、Y、Z方向に移動させ、撮影位置にセットすることができる。そして、支柱4の垂直軸に対してブロック5を介してX線管7を回動(垂直軸回転)できる機能の垂直軸回転ロック解除スイッチを操作し、特定の角度に回動し固定する。また、X線管7の取付軸を中心にして回転(水平軸回転)できる機能の水平軸回転ロック解除スイッチを操作し、X線管7を水平軸回りに回転させ固定する。上記の操作によりX線管7のX線放射口に取付けられたコリメータ10を被検者の撮影部位に向けることができる。
特開平6−165773号公報 (第6頁、第6図)
従来の天井走行式のX線管保持装置は以上のように構成されているが、X線管7を水平軸回りに回転させると、その回転角度が操作パネル8の表示部にアナログ方式で円盤状の指針で表示されていた。また、X線撮影距離(X線管7の上下動による撮影台までの垂直距離、又は長手動による撮影スタンドまでの水平距離)が目盛付貼銘板と指針で表示されていた。そして、最近ではデジタル式が用いられ、X線管7の水平軸周りの回転角度あるいはX線撮影距離を個別にデジタル表示している。
しかし、アナログ方式では表示精度が低いため、任意位置での角度および距離を読み取りにくい。また、個別のデジタル表示では、各表示が小さくなり読み取りにくいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、X線管の回転角度または撮影距離を精度よく読み取りやすく表示したX線管保持装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のX線管保持装置は、天井から伸縮自在に懸垂された支柱の下方部にブロックを介しその水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管と、X線管の上下動および回転のロック解除用の操作スイッチを備えた操作パネルと、この操作パネルに取り付けられた操作用のハンドルと、その操作パネルに設けられX線管の回転角度または撮影距離をデジタル表示する表示部と、操作パネルの操作スイッチを操作して支柱の上下動、X線管の回転を制御する制御部とを備え、前記操作スイッチとハンドルの操作でX線管を上下に移動させ、回転操作を行わせX線を必要な方向に照射できるX線管保持装置において、X線管の回転角度を検出する手段と、X線管から撮影位置までの撮影距離を検出する手段と、前記表示部の表示を回転角度表示と撮影距離表示に切換制御する表示制御部とを設け、ロック解除用の操作スイッチをONしたとき操作したスイッチの種類に応じて前記表示部の表示が角度表示または撮影距離表示になり、操作スイッチをOFFしたときX線管が水平位または垂直位の状態では撮影距離表示になり、X線管が斜位の状態では角度表示になるようにしたものである。
本発明のX線管保持装置は上記のように構成されており、X線管の水平軸回転角度位置をマイクロスイッチ、フォトセンサ、ポテンショメータなどで検出する回転角度検出器をX線管支持軸に設け、X線管の支柱の伸縮による上下位置をフォトセンサ、ポテンショメータなどで検出する上下位置検出器を支柱に設け、回転角度検出器と上下位置検出器からのデータによってX線管から撮影位置までの撮影距離を算出する撮影距離検出機構を設け、操作パネルのデジタル表示器の表示を操作パネルの操作したスイッチの種類とX線管の向きに応じた表示に切換制御する表示制御部とを設け、そして、操作パネルのデジタル表示器の表示が、ロック解除用の操作スイッチをONしたとき操作スイッチに応じて表示部の表示が角度表示または撮影距離表示になり、操作スイッチをOFFしたときX線管が水平位または垂直位の状態では撮影距離表示になり、X線管が斜位の状態では角度表示になるように制御する。
本発明のX線管保持装置は上記のように構成されており、操作パネルの操作スイッチの操作によってX線管の水平回転角度、及び上下位置がそれぞれ検出器によって検出され、回転角度と上下位置からX線管から撮影位置までの撮影距離が自動的に算出される。操作者は、回転動の操作スイッチをONするとデジタル表示器には回転角度が表示され、上下動の操作スイッチをONすると撮影距離が表示される。また、操作者が操作スイッチをOFFした状態では、X線管が水平位または垂直位の状態で撮影距離表示になり、X線管が斜位の状態で角度表示になるので、即座に撮影距離、及び回転角度を読み取ることができる。これにより被検者の斜位撮影角度が正確になり、撮影距離によってX線条件を正確に設定することができる。従来のアナログ式の表示器に比べて精度がよく、デジタル表示では表示器そのものを大きく設計することができ視認性が向上し、操作パネルの表示を見て操作をすればよく、効率よく操作することができる。また、デジタル表示器を一式準備し表示制御回路を構成すればよいので操作パネルの製造コストを低減することができる。
本発明のX線管保持装置は、操作パネル8の操作スイッチを操作して、X線管7を指定する角度に回転し適切な撮影距離に設定する場合、操作したスイッチの種類、またはX線管7の水平位、垂直位、斜位によってデジタル表示器の表示(角度表示または撮影距離表示)を切換えることができる装置を実現した。
本発明の天井懸垂式のX線管保持装置の1実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は、本X線管保持装置の動作制御系統図を示す。
本発明のX線管保持装置は、天井から伸縮自在に懸垂された図5に示す支柱4の下方部にブロック5を介しその水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管7と、X線管7の上下動ロック解除スイッチ12および回転動ロック解除スイッチ11を備えた操作パネル8と、その操作パネル8に設けられX線管7の回転角度または撮影距離をデジタル表示するデジタル表示器13と、この操作パネル8に取り付けられた操作用のハンドル9と、操作パネル8の操作スイッチを操作して支柱4の上下動、X線管7の回転をロック機構で制御する制御部14と、X線管7の回転角度を回転角度検出器15aと電気変換回路15bで検出する回転角度検出機構15と、X線管7の上下位置を検出する上下位置検出器16aと、回転角度の電気変換回路15bと上下位置の電気変換回路16bからの信号によってX線管7と撮影台間の撮影距離を演算する演算部16cを備えた撮影距離検出機構16と、デジタル表示器13の表示を回転角度表示と撮影距離表示に切換制御する表示制御部17とから構成される。
本X線管保持装置は、従来の装置と異なるところは、従来の装置は、図5に示すX線管7を水平軸回りに回転させると、その回転角度が操作パネル8の表示部にアナログ方式で円盤状の指針で表示され、また、X線撮影距離がX線管7の上下動による撮影台までの垂直距離、又は水平距離を目盛付貼銘板と指針で表示されていた。また、デジタル式の表示では、X線管7の水平軸周りの回転角度あるいはX線撮影距離が個別にデジタル表示されている。これに対し本X線管保持装置は、デジタル表示器13の表示を回転角度表示と撮影距離表示に切換制御する表示制御部17を設け、回転動ロック解除スイッチ11または上下動ロック解除スイッチ12をONしたとき、操作した側のスイッチの種類に応じてデジタル表示器13の表示が角度表示または撮影距離表示になり、回転動ロック解除スイッチ11または上下動ロック解除スイッチ12をOFFしたとき、X線管7が水平位または垂直位の状態では撮影距離表示になり、X線管7が斜位の状態では角度表示になるようにしている。これにより操作スイッチON時に必要な情報が表示され、操作スイッチOFF後にX線管7の状態に応じた表示に切り換わり、また、垂直距離だけでなく斜入角撮影での距離も表示される。
図2に、本装置の操作パネル8の方向によってデジタル表示器13の表示が切換わる状態を示し、(a)はX線管が水平位の時を示し、(b)はX線管が垂直位の時を示し、(c)はX線管が斜位の時を示す。
(a)では、ハンドル9を握って、操作パネル8の上下動ロック解除スイッチ12を押し、図5に示すX線管7を上下動させる時、デジタル表示器13には撮影距離が表示される。また、回転動ロック解除スイッチ11を押すと、デジタル表示器13には回転角度0°が表示される。そして操作スイッチを離すと、撮影距離表示に切り換わる。
(b)では、ハンドル9を握って、操作パネル8の回転動ロック解除スイッチ11を押して、X線管7を垂直位に回転すると、回転時はデジタル表示器13に回転角度が表示される。操作スイッチを離すと、立位撮影台までの記憶された撮影距離が表示される。また、上下動ロック解除スイッチ12を押しても同様に撮影距離が表示される。
(c)では、ハンドル9を握って、操作パネル8の回転動ロック解除スイッチ11を押して、X線管7を回転すると、回転時、デジタル表示器13に回転角度が表示される。そして、操作スイッチを離しても、X線管の回転角度が表示される。また、上下動ロック解除スイッチ12をその状態で押すと斜位での撮影距離が表示される。
次に、天井懸垂式の本X線管保持装置の構成各部について、図1及び図5を参照しながら説明する。
X線管7は、天井から伸縮自在に懸垂された支柱4の下方部にブロック5を介しその水平軸を介して回転可能に取り付けられたもので、X線放射口にコリメータ10が取付けられる。
操作パネル8は、操作表示記号が表示された回転動ロック解除スイッチ11と、上下動ロック解除スイッチ12と、中央にデジタル表示器13を備えるとともに、ハンドル9をX線管7に一体的に取付け、制御部14(図示せず)が背後に配置されたものである。そして、ハンドル9を握り操作パネル8の操作スイッチ(回転動ロック解除スイッチ11、上下動ロック解除スイッチ12)でロックを解除して、ブロック5に対してX線管7を、水平軸を介して回転し、支柱4を伸縮させて上下動ができる。
デジタル表示器13は、操作パネル8の中央に設けられ、X線管7の回転角度または撮影距離をデジタル表示し、観察しやすい大きさのデジタル表示器である。
ハンドル9は、操作パネル8にX線管7と一体的に取り付けられ、操作パネル8の周囲に円形上に取り付けられたもので、ハンドル9を握りながら操作パネル8に設けられた操作スイッチ(回転動ロック解除スイッチ11、上下動ロック解除スイッチ12)を解除してX線管7の位置決めを手動操作で行われる。
制御部14は、操作パネル8の後部に配置され、操作パネル8の操作スイッチ(回転動ロック解除スイッチ11、上下動ロック解除スイッチ12)を操作したとき、支柱4の動作、X線管7の回転のロック/解除の制御を行う機能と、デジタル表示器13の表示を撮影距離表示または角度表示に切換える表示制御部17を内蔵している。
回転角度検出機構15は、X線管の水平軸に対する回転角度を検出する機構で、X線管7が取り付けられたブロック5などに設けられ、フォトセンサ、ポテンショメータなどを用いた回転角度検出器15aと電気変換回路15bで構成される。
上下位置検出器16aは、支柱4の下端に設けられ、支柱4の伸縮によるX線管7の上下位置を検出する検出器で、フォトセンサ、ポテンショメータなどが用いられる。そして、電気変換回路16bによって、撮影台上面からX線管7の焦点位置までの高さが、支柱4の伸縮によって検出された値から撮影台上面の高さを減算して、垂直距離hが算出される。
撮影距離検出機構16は、回転角度と上下位置の電気信号によって、X線管7と撮影位置間の撮影距離を演算するもので、上下位置検出器16aと電気変換回路16bと演算部16cとから構成される。演算部16cは、上下位置検出器16aで検出されたX線管の焦点から撮影台上面までの垂直距離hと、回転角度検出器15aで検出されたX線管7の回転角度θとから、垂直距離h/cosθ=撮影距離を演算するものである。
図5に示すX線管7を垂直位にして撮影を行うときは、撮影台までの距離が据付け時または、その後に表示制御部17に投入され、記憶されており、その撮影距離に自動的に切換えられ、読み出される。そして回転角度の定義が90°切換えられ、同様な機構でデジタル表示される。
表示制御部17は、制御部14に内蔵し、ロック解除用の操作スイッチ(回転動ロック解除スイッチ11、上下動ロック解除スイッチ12)をONしたとき操作したスイッチの種類に応じてデジタル表示器13の表示が角度表示または撮影距離表示になり、操作スイッチをOFFしたとき、X線管7が水平位、または垂直位の状態では、図2(a)、(b)に示すように撮影距離表示になり、X線管7が斜位の状態では、図2(c)に示すように角度表示になるように、デジタル表示器13の表示を回転角度表示と撮影距離表示に切換制御する。
次に、本X線管保持装置の動作に付いて、制御系統を示す図1を参照しながら説明する。
図3に、X線管7による斜位入射撮影を行う時の操作手順を示す。操作パネル8の回転動ロック解除スイッチ11をON(押す)すると、制御部14のロック機構が解除され、操作パネル8のハンドル9を握ってX線管7を水平軸上で所望の角度に回転する。操作パネル8から表示制御部17に信号が送られる。ここで一旦回転角度を表示する。X線管7を回転させると回転角度検出器15aが回転角度を検出し、電気変換回路15bを介して、表示制御部17と、撮影距離検出機構16の演算部16cにその信号を送る。ここで、デジタル表示器13は回転角度を表示する。また、X線管7の上下位置検出器16aがその上下位置を検出し、電気変換回路16bを介してその信号が演算部16cに送られる。演算部16cは、上下位置検出器16aで検出されたX線管7の焦点から撮影台上面までの垂直距離hと、回転角度検出器15aで検出されたX線管7の回転角度θとから、垂直距離h/cosθ=撮影距離を演算する。そして、表示制御部17にその値が送られ、ここでX線管7を回転した状態で上下動ロック解除スイッチ12をON(押す)とデジタル表示器13に斜めからの撮影距離が表示される。X線管7を斜位状態で回転動ロック解除スイッチ11又は上下動ロック解除スイッチ12をOFF(リリース)すると、デジタル表示器13は回転角度(X線管7の向きに応じた表示)を表示する。そして、回転角度と撮影距離を確認して撮影条件を設定し、撮影を行う。
図4に、X線管7を上下動させて位置決めし、垂直入射撮影を行う時の操作手順を示す。操作パネル8の上下動ロック解除スイッチ12をON(押す)すると、操作パネル8の背面にある制御部14(図示せず)のロック機構が解除され、操作パネル8のハンドル9を握ってX線管7を所望の高さ位置に位置決めする。操作パネル8から表示制御部17に信号が送られる。ここで一旦撮影距離が表示される。X線管7を上下動すると回転角度検出器15aが回転角度0度を検出し、電気変換回路15bを介して、表示制御部17と、撮影距離検出機構16の演算部16cにその信号が送られる。そして、X線管7の上下位置検出器16aがその上下位置を検出し、電気変換回路16bを介してその信号が演算部16cに送られる。演算部16cは、上下位置検出器16aで検出されたX線管7の焦点から撮影台上面までの垂直距離hと、回転角度検出器15aで検出されたX線管7の回転角度θ=0°とから、垂直距離h/cosθ=撮影距離を演算する。そして、表示制御部17にその信号が送られ、ここで、デジタル表示器13は撮影距離を表示する。X線管7を水平位にした状態で回転動ロック解除スイッチ11を押すとデジタル表示器13に回転角度0°が表示される。X線管7を水平位状態で回転動ロック解除スイッチ11又は上下動ロック解除スイッチ12をOFF(リリース)した状態にすると、デジタル表示器13は撮影距離(X線管7の向きに応じた表示)を表示する。そして、回転角度と撮影距離を確認して撮影条件を設定し、撮影を行う。
本発明のX線管保持装置の1実施例の制御系統を示した図である。 本発明のX線管保持装置の操作パネルを横・縦・斜状態にした図である。 本発明のX線管保持装置の操作パネルを回転操作する手順を示す図である。 本発明のX線管保持装置の操作パネルを上下操作する手順を示す図である。 従来のX線管保持装置を説明するための図である。
符号の説明
1 固定レール
2 移動レール
3 キャリッジ部
4 支柱
5 ブロック
7 X線管
8 操作パネル
9 ハンドル
10 コリメータ
11 回転動ロック解除スイッチ
12 上下動ロック解除スイッチ
13 デジタル表示器
14 制御部
15 回転角度検出機構
15a 回転角度検出器
15b 電気変換回路
16 撮影距離検出機構
16a 上下位置検出器
16b 電気変換回路
16c 演算部
17 表示制御部

Claims (1)

  1. 天井から伸縮自在に懸垂された支柱の下方部にブロックを介しその水平軸を介して回転可能に取り付けられたX線管と、X線管の上下動および回転のロック解除用の操作スイッチを備えた操作パネルと、この操作パネルに取り付けられた操作用のハンドルと、その操作パネルに設けられX線管の回転角度または撮影距離をデジタル表示する表示部と、操作パネルの操作スイッチを操作して支柱の上下動、X線管の回転を制御する制御部とを備え、前記操作スイッチとハンドルの操作でX線管を上下に移動させ、回転操作を行わせX線を必要な方向に照射できるX線管保持装置において、X線管の回転角度を検出する手段と、X線管から撮影位置までの撮影距離を検出する手段と、前記表示部の表示を回転角度表示と撮影距離表示に切換制御する表示制御部とを設け、ロック解除用の操作スイッチをONしたとき操作したスイッチの種類に応じて前記表示部の表示が角度表示または撮影距離表示になり、操作スイッチをOFFしたときX線管が水平位または垂直位の状態では撮影距離表示になり、X線管が斜位の状態では角度表示になるようにしたことを特徴とするX線管保持装置。
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