JP4355158B2 - Reception information system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自律的に移動するロボットを用いて来訪者の案内を行う受付案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業等において業務の効率化や人件費の削減を目的とするため、ロボットを用いて来訪者の案内を行う受付案内システムが開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1に記載されている接客ロボットは、操作者の操作を受けて、登録された一連の動作を行い、来訪者の案内を行う装置である。
【0004】
しかし、この接客ロボットには、次のような問題点があった。
(1) 接客ロボットの動作開始には、操作者による操作が必要である。すなわち、操作者が来訪者の有無を確認して操作する必要があり、ロボットによる案内の自動化とはいえない。
(2) 接客ロボットは、来訪者の識別を行うことができず、どの来訪者に対しても同一の動作を行う。すなわち、来訪者ごとに異なる案内動作を行うことができない。
(3) 来訪者が来たことを面会者に伝えることができない。
【0005】
また、特許文献2に記載されている受付・案内ロボットシステムは、主に、ロボット本体および来客検知部から構成されている。
【0006】
しかし、この受付案内ロボットシステムには、次のような問題点があった。
(1) 来客検知部が来訪者を検知した後、LEDの点滅等により、来訪者にロボットの存在を知らせながら、所定の位置まで移動するので、案内を行うためには、来訪者が所定位置にいることが必要であり、来訪者の不測の行動に対応できない等、案内に支障をきたすおそれがある。
(2) 来客検知部は来訪者の有無を検知するための機器であり、来訪者の位置情報、ID情報等を検知するものではない。そのため、ロボットが来訪者を案内中に別の来訪者が来た場合や、未案内の来訪者が複数いる場合には、うまく対応できないおそれがある。
(3) ロボットは走行ラインの磁気テープを検知しながら移動するので、ロボットが案内する環境内に磁気テープを設置する必要があり、また、移動の自由度が磁気テープにより制限され、好適な案内ができないおそれがある。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−240684号公報(2〜3頁、第5図)
【特許文献2】
特開平7−295637号公報([0011]〜[0013]、図3、図4、図5)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、ロボットが来訪者を案内中であっても次の来訪者に備えることができ、複数の来訪者に効率的に対応できる受付案内システムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の受付案内システムは、自律的に移動するロボットと前記ロボットの案内動作を制御する案内動作制御手段とからなる受付案内システムであって、前記案内動作制御手段は、前記ロボットが移動する環境の地図情報を保持する地図情報データベースと、前記ロボットの位置を特定するロボット位置情報を取得するロボット位置取得手段と、来訪者の位置を特定して来訪者位置情報を取得する来訪者検出手段と、前記地図情報、前記ロボット位置情報および前記来訪者位置情報に基づいて、前記来訪者の案内情報を作成し管理する案内情報管理手段と、前記案内情報に基づいて、前記ロボットに案内動作を指示する案内動作指示手段と、を備え、前記来訪者検出手段は、前記来訪者が出入りする出入口に前記ロボットとは別に設けられ、当該出入口を撮像する出入口カメラと、前記出入口から入場した前記来訪者が存在する場内に前記ロボットとは別に設けられ、当該場内を撮像する場内カメラと、前記出入口カメラによって撮像された移動体を来訪者であると判定し、前記場内カメラが撮像した画像情報に基づいて、当該来訪者の位置を特定して来訪者位置情報を取得する画像認識部と、を備えた構成とした。
【0010】
請求項1に記載の受付案内システムによれば、自律移動可能なロボットを使用するので、ロボットが移動する環境に磁気テープを設置する必要がない。また、来訪者検出手段の出入口カメラおよび場内カメラは、ロボットとは別に設けられており、来訪者検出手段の画像認識部は、これらのカメラによる撮像結果に基づいて、来訪者位置情報を検出することができる。したがって、ロボットが来訪者を案内中に別の来訪者が訪れた場合や、未案内の来訪者が複数いる場合であっても、その来訪者位置情報を検出することができ、ロボットに効率のよい案内動作を指示することが可能となる。
【0011】
また、請求項2に記載の受付案内システムは、請求項1に記載の受付案内システムにおいて、前記ロボットは、案内動作の履歴である案内履歴情報を前記案内情報管理手段に送信し、前記案内情報は、当該案内履歴情報にも基づいて作成され、前記案内履歴情報は、前記案内動作が完了した際に送信され、案内動作が完了した旨を伝える案内完了情報を含む構成とした。
【0012】
ここでいう案内履歴情報として、案内完了情報以外にも、ロボットが来訪者を認識し、案内動作を開始する際にその旨を伝える案内開始情報等が好適に使用できる。請求項2に記載の受付案内システムによれば、案内情報は案内完了情報を含む案内履歴情報にも基づいて作成されるので、来訪者が案内済みであるか否かが識別可能となる。このことにより、ロボットが案内済みの来訪者を再度案内することを防止できる。なお、案内履歴情報が案内開始情報を含む場合には、ロボットを複数使用するときに、あるロボットが案内中の来訪者に対し、別のロボットが案内しようとすることを防止できる。
【0013】
また、請求項3に記載の受付案内システムは、請求項1または請求項2に記載の受付案内システムにおいて、前記案内動作指示手段は、前記来訪者検出手段が前記来訪者位置情報を取得した時刻に基づいて来訪者の案内順序を決める構成とした。
【0014】
多くの来訪者が来訪した場合には、未案内の来訪者が複数いる状況が生じることがある。請求項3に記載の受付案内システムによれば、来訪時刻順に基づいて来訪者の案内順序を決めるので、未案内の来訪者が複数いる場合にも対応可能である。
【0015】
また、請求項4に記載の受付案内システムは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受付案内システムにおいて、少なくとも来訪者の顔画像と、来訪者ID情報とを関連付けて記憶した来訪者ID情報データベースと、前記来訪者ID情報と来訪者のスケジュール情報とを関連付けて記憶したスケジュール情報データベースとをさらに備え、前記来訪者検出手段は、来訪者の顔画像をも取得した上で、この顔画像を前記案内情報管理手段へ送り、前記案内情報管理手段は、前記顔画像に基づいて前記来訪者ID情報データベースを参照して来訪者ID情報を取得するとともに、この来訪者ID情報に基づいて前記スケジュール情報データベースを参照して、来訪者のスケジュール情報を取得し、これらの来訪者ID情報およびスケジュール情報に基づいて来訪者の案内順序を決める構成とした。
【0016】
請求項4に記載の受付案内システムによれば、来訪者検出手段が取得した顔画像と、来訪者ID情報データベースに格納された顔画像とから、来訪者を特定することができる。すなわち、ロボットが案内動作を開始する前に、来訪者が誰であるかがわかる。したがって、ロボットによる来訪者の特定が簡略化でき、よりスムーズな案内が可能となる。また、未案内の来訪者が複数いる場合には、来訪者を特定し、来訪者ID情報、スケジュール情報等に基づいて来訪者の案内順序を決めるので、より効率的な案内が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について適宜図面を参照しながら説明する。以下、二足歩行による自律移動が可能な人間型ロボットを使用し、オフィスビルに設けられたロビーに訪れた来訪者を案内する場合を例にとって説明する。
【0018】
図1は、本発明における実施形態に係る受付案内システムを示す概略図である。図2は、受付案内システムのロボットを示すブロック図である。図3は、受付案内システムの案内動作制御手段を示すブロック図である。
図1に示すように、受付案内システム1は、ロボット2および案内動作制御手段Bから構成される。案内動作制御手段Bは、ロボット支援サーバ3、送受信部36、出入口カメラ4、場内カメラ5および社員出入口カメラ6から構成されている。ロボット支援サーバ3および送受信部36は、中継器D、D´を介して各PCにLAN接続されている。なお、図1では、ロボット支援サーバ3はロビー内に設置されている構成としたが、別室に設置される構成であってもよい。
【0019】
まず、ロボット2について説明する。図2に示すように、ロボット2は、二足歩行による自律移動が可能であり、カメラ21a,21a、マイク22a、スピーカ23a、制御部2A、自律移動手段27および送受信部28から構成されている。制御部2Aは、画像認識部21b、音声認識部22b、発話生成部23b、人応答部24、自己位置推定手段25、移動制御部26、シナリオDB29aおよび地図情報DB29bから構成されている。
【0020】
カメラ21aは、ロボット2の周囲の状況や来訪者の顔等の画像情報を撮像して画像認識部21bに送るための機器である。ここで、カメラ21aは、モノクロまたはカラーカメラであってもよく、単眼または複眼(図2では複眼とした)で構成できる。また、図示しないモータにより、パン(左右方向)およびチルト(上下方向)に駆動され、所望の方向を向くことができるよう構成した。
【0021】
画像認識部21bは、カメラ21aが撮像した画像情報をデジタル化して取り込む。また、動的輪郭モデル(Snakesともいう)等の移動体の自動抽出・追跡機能を有し、来訪者の位置情報を検出することが可能な構成となっている。また、画像認識部21bは、デジタル化した画像情報を人応答部24および自己位置推定手段25に送る。
【0022】
マイク22aは、周囲の音や、来訪者の発話等の音情報を集め、音声認識部22bに送る。
【0023】
音声認識部22bは、マイク22aが集めた音情報に基づいて、音源を定位する。また、予め登録された語彙を参照して、来訪者の発話内容を認識する。
【0024】
スピーカ23aは、発話生成部23bが生成した音声を出力し、来訪者とのコミュニケーションを行うための機器である。
【0025】
発話生成部23bは、人応答部24からシナリオDB29aに格納されるコミュニケーションのためのシナリオや、案内動作指示手段33からの案内動作の指示に基づき、来訪者に伝える内容を音声に合成してスピーカ23aに出力する。
【0026】
人応答部24は、ロボット支援サーバ3から送られてきた各情報、画像認識部21bから送られた画像情報、マイク22aからの来訪者の発話等をもとに、会話を生成したり、ロボットの動作(腕をあげる等)を制御したりする。また、来訪者を認識し、案内動作を開始するときに、案内開始情報を送受信部28からロボット支援サーバ側の送受信部36に送信する。さらに、来訪者の案内動作が完了したときには、案内完了情報を送受信部28からロボット支援サーバ3側の送受信部36に送信する。
【0027】
自己位置推定手段25は、画像認識部21bから送られた画像情報および地図情報DB29bに格納された地図情報を基に、ロボット2の現在位置を推定する。
【0028】
移動制御部26は、ロボットの現在位置、地図情報DB29bに格納される地図情報およびロボット支援サーバ3から送られる案内動作をもとに自律移動手段27の動作を制御する。
【0029】
自律移動手段27は、ロボット2が自律的に移動するための機器であり、本実施形態ではロボット2の足に相当する部分である。
【0030】
送受信部28は、ロボット支援サーバ3との無線による送受信を行うための機器である。
【0031】
シナリオDB29aは、来訪者とのコミュニケーションを支援するデータベースである。「どちら様ですか?」、「○○様でいらっしゃいますか?」等の、来訪者との間で行われる会話に用いられる文例等が格納されている。
【0032】
地図情報DB29bは、ロボット2が移動可能な区域の地図情報を格納するデータベースである。この地図情報は、ロボット支援サーバ3の地図情報DB35a(図3参照)に格納されている地図情報と同一のものであり、ロボット支援サーバ3との送受信により情報の更新が可能である。
【0033】
次に、図3を参照して、案内動作制御手段Bについて説明する。案内動作制御手段Bは、ロボット支援サーバ3、送受信部36、出入口カメラ4、場内カメラ5および社員出入口カメラ6から構成される。ロボット支援サーバ3は、画像認識部31、案内情報管理手段32、案内動作指示手段33、ロボット位置取得手段34、地図情報DB35a、来訪者ID情報DB35bおよびスケジュール情報DB35cから構成され、送受信部36を通じて、ロボット2と送受信可能となっている。
【0034】
画像認識部31は、出入口カメラ4、場内カメラ5および社員出入口カメラ6が撮像した画像情報をデジタル化して取り込む。また、動的輪郭モデル等の移動体自動抽出・追跡機能を有し、来訪者の位置情報を検出することが可能に構成されている。
【0035】
ここで、各カメラ4〜6について説明する。出入口カメラ4は、出入口付近の画像情報を撮像し、画像認識部31に送るカメラである。場内カメラ5は、ロビー内全体の画像情報を撮像し、画像認識部31に送るカメラである。社員出入口カメラ6は、社員出入口付近の画像情報を撮像し、画像認識部31に送るカメラである。
【0036】
ちなみに、出入口カメラ4、場内カメラ5および画像認識部31が請求項1における来訪者検出手段に該当する。
【0037】
出入口カメラ4、場内カメラ5および社員出入口カメラ6が撮像した画像情報は、画像認識部31に送られる。これらの各カメラの中で、出入口カメラ4で撮像し画像情報から画像認識部31が認識した移動体を来訪者であると認識する。そして、この来訪者をはじめに認識した時刻が、来訪時刻として案内情報管理手段32に送られる。
一方、社員出入口カメラ6で撮像した画像をもとに検出された移動体は、社員であると認識される。
このようにすることで、ロビー内に存在する移動体が来訪者であるか社員であるかを判断可能となる。
そして、場内カメラ5が撮像した画像情報をもとに、画像認識部31は、該来訪者および該社員の位置を計算してこれらの位置情報を取得する。
【0038】
地図情報DB35aは、ロボット2が移動可能な領域の地図情報を格納している。例えば、会議室の場所、階段の場所、ロビー内の観葉植物、ソファ等の障害物等が地図情報として格納されている。この地図情報は、PCからの入力により、情報の更新が可能な構成となっている。したがって、会議室の名称の変更や、テーブル、ソファ等のレイアウトの変更にも対応できる。
【0039】
来訪者ID情報DB35bは、来訪者ID情報と顔画像とを関連付けて格納している。来訪者ID情報は、来訪者のID番号・所属会社名・肩書き・氏名等を含んでいる。これらの来訪者ID情報のうち、少なくとも一つの情報が、スケジュール情報を検索する際のキーとなる。例えば、前記したID番号がキーとして利用できる。
なお、顔画像は、主にロボット2が撮像し、来訪者の承諾を得て登録したものである。
【0040】
スケジュール情報DB35cは、予定された来訪者に関するスケジュール情報と来訪者ID情報(例えば、ID番号)を関連付けて格納している。スケジュール情報は、例えば、来訪する日付・時刻、来訪者の所属会社名・肩書き・氏名、面会予定者、案内先等であり、これらの情報は、サーバと接続されたパソコンや携帯端末から入力、更新可能である。
【0041】
案内情報管理手段32は、地図情報DB35a、来訪者ID情報DB35bおよびスケジュール情報DB35cに格納される各情報、ならびに画像認識部31から送られる画像情報をもとに来訪者の案内情報を作成し管理する。
【0042】
案内情報の作成例について説明する。画像認識部31は、来訪者の来訪時刻、顔画像および位置情報を案内情報管理手段に送る。そして、案内情報管理手段32は、この顔画像をキーとして来訪者ID情報DB35bを参照し、来訪者ID情報を取得する。そして、来訪者ID情報の一つ、例えばID番号をキーとして、スケジュール情報DB35cを参照し、スケジュール情報を取得する。さらに、来訪者ID情報と、スケジュール情報と、画像認識部31から取得した来訪者位置情報とをあわせて案内情報を作成する。この案内情報は、案内動作指示手段33に送られる。
【0043】
案内動作指示手段33は、案内情報管理手段32に管理されている案内情報をもとに案内動作を作成する。ここで、未案内の来訪者が複数いる場合には、各来訪者の案内情報をもとに、案内順序を作成し、この案内順序に基づいて案内する。作成された案内動作は、送受信部36からロボット2に送信される。
【0044】
以下案内順序の作成方法について説明する。
(1) 来訪者の来訪時刻が早い順に案内順序を決める。
(2) 来訪者のスケジュール情報(面会時刻、面会の重要度等)により案内順序を決める。
(3) 来訪者ID情報(肩書き等)により案内順序を決める。
(4) これらの方法を組み合わせて案内順序を決める。
【0045】
このような案内を好適に行うためには、できるだけ多くの来訪者の来訪者ID情報を格納していることが望ましい。そのため、顔画像等を格納していない来訪者との面会予定を立てた際に、来訪者の顔写真等を電子メールで送信してもらい、予め格納しておく等の工夫を行うとよい。
【0046】
ロボット位置取得手段34は、ロボット2の画像認識部21b(図2参照)でデジタル化して取得した画像情報と、地図情報DB35aに格納された地図情報をもとに、ロボットの現在位置を特定する。
【0047】
送受信部36は、ロボット2の送受信部28(図2参照)との間で無線による送受信を行う。送受信の具体例としては、案内動作指示手段33が作成した案内動作をロボット2側に送信する。また、ロボット2の画像認識部21bがデジタル化して取得した画像情報を受信する。また、ロボット2側からの案内開始情報や案内完了情報を受信し、この信号をロボット支援サーバ3に送る。これら案内開始情報および案内完了情報は、案内情報管理手段32に送られ、前記案内情報に付け加えられる。すなわち、これらが来訪者位置情報と組み合わせられることにより、ロビー内の来訪者が未案内であるか、案内中であるか、案内済みであるかが識別可能となる。また、これらがスケジュール情報と組み合わせられることにより、予定された来訪者が未案内であるか、案内済みであるかが確認可能となる。
【0048】
また、ロボット支援サーバ3は、複数のPCと接続されている。これらPCから各情報を入力、表示、更新等の作業を行うことができる。また、サーバから各PCに、来訪者の案内状況等を通知することにより、面会者に知らせることができる。
【0049】
オペレータ用PCは、各DB内の情報や案内状況等を入力、表示、更新するための機器である。オペレータは、オペレータ用PCの画面から案内状況を確認したりすることができる。
【0050】
これらのPCだけでなく、携帯端末を使用してロボット支援サーバ3と送受信するよう構成することも可能である。
【0051】
続いて、本実施形態に係る受付案内システムを用いた来訪者の案内動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0052】
(S1) 来訪者有無判断ステップ
出入口カメラ4が撮像した画像情報をもとに、ロボット支援サーバ3は、来訪者の有無を確認する。
【0053】
(S2) 来訪者位置情報検出ステップ
S1で来訪者の入場を検出した場合には、場内カメラ5が撮像した画像情報をもとに、ロボット支援サーバ3は、来訪者の顔情報および位置情報を検出する。
【0054】
(S3) 接近動作指示ステップ
S2で検出した来訪者位置情報に基づいて、ロボット支援サーバ3は、ロボット2に来訪者に接近するよう指示する。
【0055】
(S4) ロボット移動ステップ
ロボット2は、S3の指示を受け、来訪者に接近する。そして、ロボット2と来訪者との距離が、来訪者とのコミュニケーションを行うのに好適な場所まで移動する。
【0056】
(S5) 来訪者認識ステップ
ロボット2は、来訪者を撮像し、来訪者の位置情報および顔画像を取得する。
【0057】
(S6) 顔画像登録ステップ
ロボット2は、来訪者に、顔画像を登録してもいいかを確認する。承諾を得た場合には、会社名、氏名等その他の来訪者ID情報を聞き出し、登録する。
【0058】
(S7) 来訪者情報送信ステップ
ロボット2は、来訪者の位置情報、顔情報および案内開始情報をロボット支援サーバ3に送信する。また、顔画像の登録の承諾が得られている場合には、顔画像を含む来訪者ID情報を来訪者ID情報DB35bに格納する。
【0059】
(S8) 来訪者確認ステップ
ロボット支援サーバ3は、ロボット2から送信された顔画像および位置情報が、場内カメラ5が撮像した顔画像および位置情報と一致するかを確認する。すなわち、ロボット支援サーバ3が近づくように指示した来訪者と、実際にロボット2が近づいた来訪者が同一であるか否かを確認する。さらに、来訪者ID情報DB35bに格納された顔画像のなかに、ロボット2から送られた顔画像と一致するものがあるかを確認する。
【0060】
(S9) 案内動作指示ステップ
S8の結果を受け、ロボット支援サーバ3は、案内動作を作成し、作成した案内動作をロボット2に送信する。
【0061】
(S10) 来訪者案内ステップ
ロボット2は、受信した案内動作にしたがい来訪者を案内する。例えば、コミュニケーションを行い、来訪者を誘導し、面会場所まで同行する。また、来訪者のスケジュール等が不明である場合には、所定の場所(ロビー内のソファ等)に来訪者を誘導し、その旨をオペレータ用PCに表示することで、オペレータに応援をたのむ構成でもよい。
【0062】
(S11) 案内完了ステップ
来訪者の案内動作が完了したら、案内完了情報を、ロボット支援サーバ3に送信する。そして、ロボット2が行った案内動作の履歴がスケジュール情報DB35cに格納される。また、完了した旨を、面会者のPCの画面上に表示して伝える。
【0063】
(S12) 未案内来訪者判断ステップ
未案内の来訪者がいるかどうかを判断する。ここでいう未案内の来訪者は、S1〜S11を実行している間に新たな来訪者が訪れることにより発生する。未案内の来訪者がいる場合には、S3に戻り、案内動作を繰り返す。ここで、未案内の来訪者が複数いる場合には、各来訪者に付された案内順序にしたがい案内する。いない場合には、ロボット2による案内動作を終了する。
【0064】
ここでいう案内動作の終了とは、ロボット2が、ホームポジション(例えば、ロビーの受付カウンタ付近)に戻ることをさす。ホームポジションに戻るようにするのは、案内動作が終了した場所で次の来訪者が訪れるのを待つようにすると、次の来訪者の案内動作に移るのに時間がかかるようになり、また、ロボット2が社員等にとって邪魔になるからである。そして一定時間経過後に省電力モードに切り替わり、次の来訪者が検出されるのを待つ。なお、ホームポジションに戻ることにより、ロボット2の充電が開始される構成にすることにより、案内動作中にロボット2のバッテリが切れる事態を防ぐことができる。
【0065】
かかる構成、動作により、ロボット2が来訪者を案内中であっても、出入口カメラ4および場内カメラ5が来訪者の有無、位置情報、顔画像を検出する。したがって、次の来訪者の案内へスムーズに移行することができる。
【0066】
続いて、顔画像登録について詳しく説明する。ロボット2は、音声により来訪者とコミュニケーションをとり、来訪者の承諾を得られた場合には、来訪者の顔画像を取得し、ロボット支援サーバ3の来訪者ID情報DB35bに保存する。さらに、来訪者のその他のID情報(会社名、肩書、氏名、生年月日等)を質問し、回答を得た分については、顔画像とともに登録される。次回来訪時には、これら来訪者ID情報を参照することにより、来訪者が誰であるかを特定することが可能となる。
【0067】
顔画像を登録する方法として、いくつかの方法を以下に示す。
(1) 案内動作を行うたびに毎回行う。
(2) オペレータや面会者が、PC等を用いて顔画像登録の実施・不実施を設定可能な構成とする。
(3) 顔画像情報が未登録、あるいは、登録された情報が一定期間過ぎた場合には再登録を行う構成とする。
(4) 前記した各方法を適宜設定可能な構成とする。
また、顔画像登録を案内動作のどの段階で行うかについても適宜設定可能である。例えば、来訪者に接近し、来訪者の氏名等を確認する際に行ってもよいし、来訪者を面会場所へ案内した後に行ってもよい。
【0068】
顔画像の登録で重要なのは、来訪者の承諾を得た場合にのみ登録を行うことである。これは、来訪者の肖像権等に対する配慮である。
【0069】
前記した実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、場内カメラ5が撮像した画像情報により来訪者を特定した段階で、面会者に通知する構成であってもよい。かかる構成によりロボット2による案内と、面会者の行動開始のタイムラグをより少なくすることが可能となる。
【0070】
また、来訪者のスケジュール情報が格納されていない場合等には、所定の場所に来訪者を案内後、オペレータに応援をたのむ構成としたが、これに限定されない。例えば、ロボット2が、来訪者と音声によるコミュニケーションを行い、来訪者から面会者、面会場所等を聞き出し、それらの情報をもとに案内を行う構成であってもよい。
【0071】
また、一台のロボット2を用いて案内動作を行う構成としたが、複数のロボットを有する構成であってもよい。この場合には、さらにロボットごとに異なる役割を与えることが可能となる。例えば、既に顔画像等を登録済みの来訪者を案内するロボットと、未登録の来訪者を案内し、顔画像の登録を行うロボットとを備える構成であってもよい。
【0072】
また、ロボット2の仕様も適宜設計変更可能である。自律移動手段として、複数の車輪を有する構成であってもよい。また、画像表示部を有し、文字情報や画像情報により来訪者とコミュニケーションを行うことが可能な構成であってもよい。また、タッチパネルを有し、来訪者が来訪の目的等を入力可能な構成であってもよい。
【0073】
また、来訪者検出手段として、出入口カメラ4および場内カメラ5を各1台ずつ備えた構成としたが、これに限定されない。カメラの台数、各カメラの有する機能、カメラの設置場所等は適宜設計変更可能である。
【0074】
また、来訪者と社員とを区別するために、出入口カメラ4で最初に検出された移動体を来訪者、社員出入口カメラ6で最初に検出された移動体を社員、であると認識し区別する構成としたが、これに限定されない。例えば、各社員は、社員であることを認識できるような制服や靴を着るようにしたり、社員IDカードを所定に位置に着けたりする構成であってもよい。かかる構成により、場内カメラ5に映った移動体が社員であるか否かを認識可能となる。
【0075】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明によれば、ロボットが来訪者を案内中であっても、次の来訪者の位置情報を取得することができる受付案内システムを提供することができる。
【0076】
また、請求項2に記載の発明によれば、来訪者が案内済みであるか否かを識別可能な受付案内システムを提供することができる。
【0077】
また、請求項3に記載の発明によれば、未案内の来訪者が複数いる場合において、これらの来訪者を来訪時刻順に案内することができる受付案内システムを提供することができる。
【0078】
また、請求項4に記載の受付案内システムによれば、未案内の来訪者が複数いる場合において、来訪者の顔画像や、スケジュール情報をもとにして来訪者の案内順序を決め、その案内順序に基づいた案内動作を行うことができる受付案内システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る受付案内システムを配置したロビーを示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態に係る受付案内システムのロボットを示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る受付案内システムの案内動作制御手段を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係る受付案内システムを用いた案内を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 受付案内システム
2 ロボット
21a カメラ
21b 画像認識部
22a マイク
22b 音声認識部
23a スピーカ
23b 発話生成部
24 人応答部
25 自己位置推定手段
26 移動制御部
27 自律移動手段
28 送受信部
29a シナリオDB
29b 地図情報DB
B 案内動作制御手段
3 ロボット支援サーバ
31 画像認識部
32 案内情報管理手段
33 案内動作指示手段
34 ロボット位置取得手段
35a 地図情報DB
35b 来訪者ID情報DB
35c スケジュール情報DB
36 送受信部
4 出入口カメラ
5 場内カメラ
6 社員出入口カメラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reception guidance system for guiding visitors using a robot that moves autonomously.
[0002]
[Prior art]
In order to improve business efficiency and reduce labor costs in companies and the like, a reception guidance system that guides visitors using a robot has been disclosed (see, for example, Patent Document 1 and Patent Document 2).
[0003]
The customer service robot described in Patent Document 1 is a device that receives a user's operation, performs a series of registered operations, and guides a visitor.
[0004]
However, this customer service robot has the following problems.
(1) An operation by the operator is required to start the operation of the customer service robot. That is, it is necessary for the operator to check the presence or absence of a visitor and operate, and it cannot be said that the guidance is automated by a robot.
(2) The customer service robot cannot identify a visitor and performs the same operation for any visitor. That is, different guidance operations cannot be performed for each visitor.
(3) I cannot tell visitors that a visitor has come.
[0005]
The reception / guidance robot system described in Patent Document 2 mainly includes a robot body and a visitor detection unit.
[0006]
However, this reception guidance robot system has the following problems.
(1) After the visitor detection unit detects a visitor, it moves to a predetermined position while notifying the visitor of the presence of the robot by blinking an LED or the like. It may be necessary to be in the area, and may not be able to respond to the unexpected behavior of visitors.
(2) The visitor detection unit is a device for detecting the presence or absence of a visitor, and does not detect visitor location information, ID information, or the like. For this reason, when another visitor comes while the robot is guiding a visitor, or when there are a plurality of unguided visitors, there is a possibility that the robot cannot respond well.
(3) Since the robot moves while detecting the magnetic tape on the running line, it is necessary to install the magnetic tape in the environment guided by the robot, and the degree of freedom of movement is limited by the magnetic tape. You may not be able to.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-2-240684 (2-3 pages, Fig. 5)
[Patent Document 2]
JP-A-7-295537 ([0011] to [0013], FIG. 3, FIG. 4, FIG. 5)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a reception guidance system that can be prepared for the next visitor even when the robot is guiding the visitor, and can efficiently deal with a plurality of visitors.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the reception guidance system according to claim 1 is a reception guidance system including a robot that moves autonomously and a guidance operation control unit that controls a guidance operation of the robot. The operation control means includes a map information database that holds map information of an environment in which the robot moves, a robot position acquisition means for acquiring robot position information for specifying the position of the robot, and a visitor specifying the position of the visitor. Visitor detection means for acquiring visitor position information, guide information management means for creating and managing the visitor guide information based on the map information, the robot position information, and the visitor position information, and the guide information Guide operation instruction means for instructing the robot to perform a guide operation based onThe visitor detection means is provided separately from the robot at an entrance / exit where the visitor enters / exits, and an entrance / exit camera for imaging the entrance / exit and the visitor entering from the entrance / exit It is provided separately from the robot, and an in-field camera that images the inside of the field and a moving body imaged by the entrance / exit camera is determined as a visitor, and the visitor is based on image information captured by the in-field camera. And an image recognizing unit for acquiring the visitor position information by specifying the position.
[0010]
According to the reception guidance system of the first aspect, since the autonomously movable robot is used, it is not necessary to install a magnetic tape in an environment in which the robot moves. Visitor detection meansEntrance and exit cameras, Is provided separately from the robot,The image recognition unit of the visitor detection means is based on the imaging results of these cameras,Visitor location information can be detected. Therefore, even when another visitor visits while the robot is guiding a visitor or when there are multiple unvisited visitors, the location information of the visitor can be detected, and the robot A good guidance operation can be instructed.
[0011]
The reception guidance system according to claim 2 is the reception guidance system according to claim 1, wherein the robot transmits guidance history information, which is a history of guidance operation, to the guidance information management means. Based on the guidance history informationThe created guidance history information includes guidance completion information that is transmitted when the guidance operation is completed and that indicates that the guidance operation is completed.
[0012]
As guidance history information here,In addition to guidance completion information,Guidance start information that informs the robot when it recognizes the visitor and starts the guidance operationEtc.It can be used suitably. According to the reception guidance system according to claim 2, the guidance information isIncludes guidance completion informationSince it is created based on the guidance history information,Whether or notCan be identified. This prevents the robot from guiding the already-visited visitors again.If the guidance history information includes guidance start information,When a plurality of robots are used, it is possible to prevent another robot from trying to guide a visitor being guided by a certain robot.
[0013]
The reception guidance system according to claim 3 is the reception guidance system according to claim 1 or 2, wherein the guidance operation instruction means is a time at which the visitor detection means acquires the visitor position information. The order of visitor guidance is determined based on this.
[0014]
When many visitors visit, there may be a situation where there are a plurality of unguided visitors. According to the reception guidance system of the third aspect, the visitor's guidance order is determined based on the order of the visit time, so that it is possible to cope with a case where there are a plurality of unguided visitors.
[0015]
A reception guidance system according to claim 4 is the reception guidance system according to any one of claims 1 to 3, wherein at least a face image of a visitor and visitor ID information are stored in association with each other. A visitor ID information database, and a schedule information database that stores the visitor ID information and the visitor schedule information in association with each other, and the visitor detection means acquires the face image of the visitor. The face image is sent to the guidance information management means, and the guidance information management means obtains visitor ID information by referring to the visitor ID information database based on the face image, and the visitor ID. Based on the information, the schedule information database is referred to, the visitor schedule information is obtained, and the visitor ID information and the schedule are acquired. And configured to determine the guidance order of visitors based on Lumpur information.
[0016]
According to the reception guidance system of the fourth aspect, the visitor can be specified from the face image acquired by the visitor detection means and the face image stored in the visitor ID information database. That is, it is possible to know who the visitor is before the robot starts the guidance operation. Therefore, the identification of the visitor by the robot can be simplified, and smoother guidance is possible. In addition, when there are a plurality of unguided visitors, the visitor is identified and the order of visitor guidance is determined based on the visitor ID information, schedule information, etc., so that more efficient guidance is possible.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings as appropriate. Hereinafter, a case will be described as an example in which a humanoid robot capable of autonomous movement by biped walking is used to guide a visitor who has visited a lobby provided in an office building.
[0018]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a reception guidance system according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a block diagram showing a robot of the reception guidance system. FIG. 3 is a block diagram showing the guidance operation control means of the reception guidance system.
As shown in FIG. 1, the reception guidance system 1 includes a robot 2 and guidance operation control means B. The guidance operation control means B includes a robot support server 3, a transmission /
[0019]
First, the robot 2 will be described. As shown in FIG. 2, the robot 2 can autonomously move by biped walking, and includes a
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The self-position estimating means 25 estimates the current position of the robot 2 based on the image information sent from the
[0028]
The
[0029]
The autonomous moving means 27 is a device for the robot 2 to move autonomously, and is a portion corresponding to the leg of the robot 2 in this embodiment.
[0030]
The transmission /
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
Next, the guidance operation control means B will be described with reference to FIG. The guidance operation control means B includes a robot support server 3, a transmission /
[0034]
The
[0035]
Here, each camera 4-6 is demonstrated. The entrance / exit camera 4 is a camera that captures image information near the entrance and sends it to the
[0036]
Incidentally, the entrance / exit camera 4, the on-
[0037]
Image information captured by the entrance camera 4, the on-
On the other hand, a moving body detected based on an image captured by the
By doing in this way, it becomes possible to judge whether the mobile body existing in the lobby is a visitor or an employee.
Then, based on the image information captured by the on-
[0038]
The
[0039]
The visitor
The face image is mainly captured by the robot 2 and registered with the consent of the visitor.
[0040]
The
[0041]
The guide information management means 32 creates and manages visitor guide information based on the information stored in the
[0042]
An example of creating guidance information will be described. The
[0043]
The guidance
[0044]
Hereinafter, a method for creating a guidance order will be described.
(1) The order of guidance is determined in the order of arrival time of visitors.
(2) The order of guidance is determined by the visitor's schedule information (visit time, importance of visit, etc.).
(3) The guidance order is determined based on the visitor ID information (title, etc.).
(4) The guidance order is determined by combining these methods.
[0045]
In order to suitably perform such guidance, it is desirable to store visitor ID information of as many visitors as possible. For this reason, when making a meeting with a visitor who does not store a face image or the like, it is advisable to send a photograph of the visitor's face by e-mail and store it in advance.
[0046]
The robot
[0047]
The transmission /
[0048]
The robot support server 3 is connected to a plurality of PCs. Each piece of information can be input, displayed, updated, etc. from these PCs. In addition, it is possible to notify the visitor by notifying the PC of the guidance status of the visitors from the server.
[0049]
The operator PC is a device for inputting, displaying, and updating information in each DB, guidance status, and the like. The operator can check the guidance status from the screen of the operator PC.
[0050]
In addition to these PCs, a mobile terminal can be used for transmission / reception with the robot support server 3.
[0051]
Next, a visitor guidance operation using the reception guidance system according to the present embodiment will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
[0052]
(S1) Visitor presence / absence determination step
Based on the image information captured by the entrance camera 4, the robot support server 3 confirms whether or not there is a visitor.
[0053]
(S2) Visitor location information detection step
When the entrance of the visitor is detected in S1, the robot support server 3 detects the visitor's face information and position information based on the image information captured by the on-
[0054]
(S3) Approaching operation instruction step
Based on the visitor position information detected in S2, the robot support server 3 instructs the robot 2 to approach the visitor.
[0055]
(S4) Robot movement step
The robot 2 receives the instruction of S3 and approaches the visitor. Then, the distance between the robot 2 and the visitor moves to a place suitable for communication with the visitor.
[0056]
(S5) Visitor recognition step
The robot 2 images the visitor and acquires the visitor's position information and face image.
[0057]
(S6) Face image registration step
The robot 2 confirms with the visitor whether or not to register the face image. If consent is obtained, other visitor ID information such as company name, name, etc. is heard and registered.
[0058]
(S7) Visitor information transmission step
The robot 2 transmits the visitor's position information, face information, and guidance start information to the robot support server 3. Further, when the consent to register the face image is obtained, the visitor ID information including the face image is stored in the visitor
[0059]
(S8) Visitor confirmation step
The robot support server 3 indicates that the face image and position information transmitted from the robot 25Confirms that it matches the captured face image and position information. That is, it is confirmed whether or not the visitor instructed to approach the robot support server 3 and the visitor who has actually approached the robot 2 are the same. Further, it is confirmed whether any of the face images stored in the visitor
[0060]
(S9) Guidance operation instruction step
In response to the result of S8, the robot support server 3 creates a guidance operation and transmits the created guidance operation to the robot 2.
[0061]
(S10) Visitor guide step
The robot 2 guides the visitor according to the received guidance operation. For example, communicate, guide visitors, and accompany you to the meeting place. In addition, when the visitor's schedule is unknown, the visitor is guided to a predetermined place (such as a sofa in the lobby), and the fact is displayed on the operator's PC to support the operator. But you can.
[0062]
(S11) Guidance completion step
When the guidance operation of the visitor is completed, guidance completion information is transmitted to the robot support server 3. Then, a history of guidance operations performed by the robot 2 is stored in the
[0063]
(S12) Unguided visitor judgment step
Determine if there are unvisited visitors. The unguided visitor here is generated when a new visitor visits while executing S1 to S11. If there is an unguided visitor, the process returns to S3 and the guidance operation is repeated. Here, when there are a plurality of unguided visitors, guidance is performed according to the guidance order assigned to each visitor. If not, the guidance operation by the robot 2 is terminated.
[0064]
The end of the guidance operation here means that the robot 2 returns to the home position (for example, near the reception counter in the lobby). To return to the home position, if you wait for the next visitor at the place where the guidance operation has ended, it will take time to move to the next visitor's guidance operation, This is because the robot 2 gets in the way for employees. Then, after a predetermined time elapses, the mode is switched to the power saving mode and waits for the next visitor to be detected. In addition, the situation where the battery of the robot 2 runs out during the guidance operation can be prevented by adopting a configuration in which charging of the robot 2 is started by returning to the home position.
[0065]
With this configuration and operation, even when the robot 2 is guiding a visitor, the entrance camera 4 and the on-
[0066]
Next, face image registration will be described in detail. When the robot 2 communicates with the visitor by voice and obtains the consent of the visitor, the robot 2 acquires a face image of the visitor and stores it in the visitor
[0067]
Several methods for registering face images are shown below.
(1) Every time the guidance operation is performed.
(2) A configuration in which an operator or a visitor can set execution / non-execution of face image registration using a PC or the like.
(3) A configuration is adopted in which re-registration is performed when face image information is not registered or when the registered information has passed a certain period.
(4) The above-described methods can be appropriately set.
Further, it is possible to appropriately set at which stage of the guidance operation the face image registration is performed. For example, it may be performed when the visitor is approached and the name of the visitor is confirmed, or after the visitor is guided to the meeting place.
[0068]
It is important to register a face image only when the visitor's consent is obtained. This is a consideration for the portrait rights of visitors.
[0069]
The above-described embodiment can be appropriately changed in design without departing from the gist of the present invention. For example, the configuration may be such that the visitor is notified at the stage where the visitor is specified by the image information captured by the on-
[0070]
In addition, when the schedule information of the visitor is not stored, etc., the visitor is guided to a predetermined place and then the operator is supported. However, the present invention is not limited to this. For example, the robot 2 may perform voice communication with the visitor, hear the visitor, the place of visit, etc. from the visitor, and perform guidance based on the information.
[0071]
Moreover, although it was set as the structure which performs guidance operation | movement using the one robot 2, the structure which has a some robot may be sufficient. In this case, a different role can be given to each robot. For example, it may be configured to include a robot that guides visitors who have already registered face images and the like and a robot that guides unregistered visitors and registers face images.
[0072]
Further, the design of the robot 2 can be changed as appropriate. As an autonomous movement means, the structure which has a some wheel may be sufficient. Further, it may be configured to have an image display unit and be able to communicate with a visitor using character information or image information. Further, it may have a touch panel so that a visitor can input the purpose of the visit.
[0073]
Moreover, although it was set as the structure provided with the entrance camera 4 and the
[0074]
In order to distinguish between a visitor and an employee, the mobile body first detected by the entrance / exit camera 4 is recognized as a visitor, and the mobile body first detected by the
[0075]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, it is possible to provide a reception guidance system that can acquire position information of the next visitor even when the robot is guiding the visitor.
[0076]
Further, according to the invention described in claim 2, a visitor canGuidedIt is possible to provide a reception guidance system that can identify whether or not.
[0077]
According to the third aspect of the present invention, when there are a plurality of unguided visitors, it is possible to provide a reception guidance system that can guide these visitors in order of visit time.
[0078]
According to the reception guidance system described in claim 4, when there are a plurality of unguided visitors, the guidance order of the visitors is determined based on the face images of the visitors and schedule information, and the guidance is provided. A reception guidance system capable of performing a guidance operation based on the order can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a lobby in which a reception guidance system according to an embodiment of the present invention is arranged.
FIG. 2 is a block diagram showing a robot of the reception guidance system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing guidance operation control means of the reception guidance system according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing guidance using the reception guidance system according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Reception guidance system
2 Robot
21a camera
21b Image recognition unit
22a microphone
22b Voice recognition unit
23a Speaker
23b Utterance generator
24 person response part
25 Self-position estimation means
26 Movement control unit
27 Autonomous moving means
28 Transceiver
29aScenario DB
29bMap information DB
B Guide operation control means
3 Robot support server
31 Image recognition unit
32 Guidance information management means
33 Guiding operation instruction means
34 Robot position acquisition means
35a Map information DB
35b Visitor ID information DB
35c Schedule information DB
36 Transceiver
4 gateway camera
5 Cameras in the hall
6 Employee entrance camera
Claims (4)
前記案内動作制御手段は、
前記ロボットが移動する環境の地図情報を保持する地図情報データベースと、前記ロボットの位置を特定するロボット位置情報を取得するロボット位置取得手段と、
来訪者の位置を特定して来訪者位置情報を取得する来訪者検出手段と、
前記地図情報、前記ロボット位置情報および前記来訪者位置情報に基づいて、前記来訪者の案内情報を作成し管理する案内情報管理手段と、
前記案内情報に基づいて、前記ロボットに案内動作を指示する案内動作指示手段と、
を備え、
前記来訪者検出手段は、
前記来訪者が出入りする出入口に前記ロボットとは別に設けられ、当該出入口を撮像する出入口カメラと、
前記出入口から入場した前記来訪者が存在する場内に前記ロボットとは別に設けられ、当該場内を撮像する場内カメラと、
前記出入口カメラによって撮像された移動体を来訪者であると判定し、前記場内カメラが撮像した画像情報に基づいて、当該来訪者の位置を特定して来訪者位置情報を取得する画像認識部と、
を備えたことを特徴とする受付案内システム。A reception guidance system comprising a robot that moves autonomously and guidance operation control means for controlling the guidance operation of the robot,
The guide operation control means includes
A map information database that holds map information of an environment in which the robot moves; robot position acquisition means for acquiring robot position information for specifying the position of the robot;
A visitor detection means for identifying a visitor's location and obtaining visitor location information;
Guide information management means for creating and managing the visitor guide information based on the map information, the robot position information, and the visitor position information;
Guidance operation instruction means for instructing the robot to perform a guidance operation based on the guidance information ;
With
The visitor detection means includes:
An entrance / exit camera that images the entrance / exit provided separately from the robot at the entrance / exit where the visitor enters / exits,
An in-field camera that is provided separately from the robot in a place where the visitor who has entered from the entrance / exit exists,
An image recognition unit that determines that the moving body imaged by the entrance / exit camera is a visitor, identifies the position of the visitor based on the image information captured by the in-field camera, and acquires the visitor position information; ,
Accept guidance system, characterized in that with.
前記案内履歴情報は、前記案内動作が完了した際に送信され、案内動作が完了した旨を伝える案内完了情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の受付案内システム。The robot transmits guidance history information that is a history of guidance operations to the guidance information management means, and the guidance information is created based on the guidance history information ,
The reception guidance system according to claim 1, wherein the guidance history information includes guidance completion information that is transmitted when the guidance operation is completed and reports that the guidance operation is completed .
前記来訪者検出手段は、来訪者の顔画像をも取得した上で、この顔画像を前記案内情報管理手段へ送り、
前記案内情報管理手段は、前記顔画像に基づいて前記来訪者ID情報データベースを参照して来訪者ID情報を取得するとともに、この来訪者ID情報に基づいて前記スケジュール情報データベースを参照して、来訪者のスケジュール情報を取得し、これらの来訪者ID情報およびスケジュール情報に基づいて来訪者の案内順序を決めることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受付案内システム。A visitor ID information database storing at least the face image of the visitor and the visitor ID information, and a schedule information database storing the visitor ID information and the visitor schedule information in association with each other;
The visitor detection means acquires the face image of the visitor and sends the face image to the guidance information management means.
The guidance information management means obtains visitor ID information by referring to the visitor ID information database based on the face image, and refers to the schedule information database based on the visitor ID information to visit the visitor ID information. The reception guide system according to any one of claims 1 to 3, wherein the schedule information of the visitor is acquired, and the guide order of the visitor is determined based on the visitor ID information and the schedule information. .
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