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JP4350018B2 - 粘着テープ貼着装置 - Google Patents

粘着テープ貼着装置 Download PDF

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JP4350018B2
JP4350018B2 JP2004288317A JP2004288317A JP4350018B2 JP 4350018 B2 JP4350018 B2 JP 4350018B2 JP 2004288317 A JP2004288317 A JP 2004288317A JP 2004288317 A JP2004288317 A JP 2004288317A JP 4350018 B2 JP4350018 B2 JP 4350018B2
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Description

本発明は、半導体ウェハの製造プロセスの一工程である半導体ウェハのダイシング処理を行う為に、半導体ウェハを円環形状を有するリングフレームに対して粘着テープにより一体に保持する工程において、リングフレームの周方向に沿って押圧ローラを周回させることにより粘着テープをリングフレームに貼着する粘着テープ貼着装置に関するものである。
一般に半導体ウェハの製造プロセスにおいて、パターン形成処理が行われた半導体ウェハ(以下、ウェハと称する)は、ウェハの裏面の研磨処理が行われた後に、ダイシングと呼ばれる切断処理が行われる。その切断処理では、切断後において切断された各ウェハ片を保持する為に先ず、ウェハと円環形状を有するリングフレームとをダイシングテープと呼ばれる粘着テープを用いて一体に貼着し、その後に粘着テープによりリングフレームに支持された状態のウェハを所定間隔に切断していた。
ここで、従来より粘着テープをリングフレーム及びウェハにそれぞれ貼着する際には、均一の張力で全体に貼着する為に、リングフレームの径より幅広のローラを一方向より転動させることにより、帯状の粘着テープをリングフレームに対して押圧し、貼着させた後にリングフレームの形状に沿って円形状に粘着テープを切断していた。図10はリングフレーム101に粘着テープ102を用いて一体に貼着(マウント)されたウェハ103を示した模式図である。図10に示すように粘着テープ102は、リングフレーム101上においてリングフレーム101の形状(円環形状)に沿って円形状に切断され、リングフレーム101の中空部に位置する粘着テープ102に対してウェハ103の一面が貼着されている。
そして、このように粘着テープを貼着する装置として、例えば特開2001−123128号公報には、基板の表面の周縁部を基板保持台で支持するとともに、周縁支持部位より内側において基板に表面側から負圧を作用させて、基板の周縁部を基板保持台に吸着保持し、基板の裏面に供給された粘着テープを、基板に沿って転動する中太状のゴムロールで押圧して基板の表面に貼付ける粘着テープ貼付け装置が記載されている。ここで、前記従来の粘着テープ貼付け装置では、基板とともにリングフレームに対して粘着テープを貼着させる際にも、同様に幅広のローラを一方向より転動させることにより行っていた。
特開2001−123128号公報(第3頁〜第4頁、図2、図3)
しかしながら、前記した特許文献1に記載された粘着テープ貼付け装置のように、幅広のローラを一方向より転動させることにより貼着を行う方法では、円板形状を有する基板を気泡のないように適切に貼着させることは可能であったが、円環形状を有するリングフレームを同様の方法で貼着させると、リングフレームの面に当接するテープ部分と、中央の中空部に位置するテープ部分とで、ローラから受ける力が異なることとなる。図11は従来の粘着テープ貼着装置によるリングフレームへの粘着テープの貼着方法を示した模式図である。
図11に示すように幅広のローラ105をリングフレーム106上に載置された粘着テープ107上で転動させると、リングフレーム上に位置するローラ105から受ける力がリングフレーム106の面に当接するテープ部分108と、中央の中空部に位置するテープ部分109とで異なる。従って、リングフレーム106の最後に貼着される部分110では、その受ける力の差によって粘着テープの長さにずれが生じ、シワが発生することとなる。
そして、前記原因により貼着された粘着テープにシワが発生することにより、後の工程でウェハを切断する際にウェハを水平に支持することが困難となる。即ち、粘着テープ面に形成されたシワの分だけウェハが一方に傾斜することとなり、ウェハの切断が正しく行うことができない虞があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、リングフレームの周方向に沿って押圧ローラを周回させることによって粘着テープをリングフレームに貼着することによって、円環状を有するリングフレームに対して貼着した後の粘着テープにシワが生じることを防止し、半導体ウェハの加工を適切に行うことを可能とした粘着テープ貼着装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る粘着テープ貼着装置は、回転可能に支持された押圧ローラと、半導体ウェハをマウントするリングフレームの一面に粘着テープを供給する粘着テープ供給手段と、を有し、前記粘着テープ供給手段により供給された前記粘着テープを前記押圧ローラによって前記リングフレームの一面に対して押圧することにより、粘着テープをリングフレームに貼着する粘着テープ貼着装置において、前記押圧ローラを前記リングフレームの周方向に周回させるローラ周回手段と、回転軸を中心に回転可能に支持された回転刃と、前記回転刃を所定の回転速度で前記回転軸を中心に回転駆動させる駆動手段と、前記回転刃を前記リングフレームの周方向に所定の周回速度で周回させる回転刃周回手段と、を有し、前記ローラ周回手段によって周回する前記押圧ローラを前記粘着テープ上で転動させることにより粘着テープをリングフレームの一面に対して押圧して貼着させつつ、前記回転刃を前記リングフレームの周方向に周回させるとともに前記回転軸を中心に回転駆動させることによって貼着された粘着テープをリングフレームの周方向に沿って切断することを特徴とする。
また、請求項2に係る粘着テープ貼着装置は、請求項1に記載の粘着テープ貼着装置において、前記回転刃周回手段によって周回する前記回転刃の周回速度に対応して回転刃が前記回転軸を中心に回転されるように前記駆動手段を制御する回転制御手段と、を備えたことを特徴とする。
更に、請求項3に係る粘着テープ貼着装置は、請求項1又は請求項2に記載の粘着テープ貼着装置において、前記押圧ローラ及び前記回転刃が設けられた回転部と、前記回転部を回転駆動させる回転駆動手段と、を有し、前記ローラ周回手段及び前記回転刃周回手段は、前記回転部の回転駆動に基づいて前記押圧ローラ及び前記回転刃を一体に周回させることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係る粘着テープ貼着装置では、リングフレームの周方向に沿って周回する押圧ローラを粘着テープ上で転動させることにより、粘着テープをリングフレームの一面に貼着するので、リングフレームの下方に配置された粘着テープをリングフレームに対して周方向に順に押圧し、貼着後の粘着テープにシワ等が生じることなく、適切にリングフレームに対して貼着することが可能となる。
また、請求項1に係る粘着テープ貼着装置では、押圧ローラを周回させることによって粘着テープをリングフレームの一面に貼着させつつ、回転刃を周回させることによって貼着された粘着テープをリングフレームの周方向に沿って切断するので、同一の工程内でリングフレームに対して粘着テープの貼着と切断とを同時に行うことが可能であり、製造工程を簡略化することができるとともに作業効率も向上する。
また、請求項1に係る粘着テープ貼着装置では、回転刃を所定の回転速度で回転軸を中心に回転駆動させるので、粘着テープ上を周回する回転刃が粘着テープとの間で生じる摩擦力を最小限に押さえることができ、周回する回転刃を正確に円軌道上を周回させることが可能となる。従って、切断開始位置と切断終了時の回転刃の位置とにズレを生じさせることなく、切り抜き後の粘着テープの切断面にヒゲが生じることを防止することができる。
また、請求項2に係る粘着テープ貼着装置では、周回する回転刃の周回速度に対応して回転刃が回転されるように駆動手段を制御するので、粘着テープの種類及び厚さに関わらず、粘着テープ上を周回する回転刃が粘着テープとの間で生じる摩擦力を最小限に押さえることができ、周回する回転刃を正確に円軌道上を周回させることが可能となる。従って、切断開始位置と切断終了時の回転刃の位置とにズレを生じさせることなく、切り抜き後の粘着テープの切断面にヒゲが生じることを防止することができる。
更に、請求項3に係る粘着テープ貼着装置では、回転部の回転駆動に基づいて押圧ローラ及び回転刃を一体に周回させるので、一の駆動源に基づいて押圧ローラ及び回転刃を周回させ、リングフレームに対して粘着テープの貼着と切断とを同時に行うことが可能である。従って、製造工程を簡略化することができるとともに作業効率も向上する。
以下、本発明に係る粘着テープ貼着装置について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る粘着テープ貼着装置を備えた粘着テープ貼付装置1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係る粘着テープ貼付装置の要部を示す斜視概略図である。
ここで、本実施形態例における粘着テープ貼付装置1は、半導体ウェハ(以下、ウェハと称する)の製造の一工程で使用される装置であり、裏面加工処理が完了したウェハWをダイシング(切断)加工する前にリングフレームに対してダイシングテープと呼ばれる粘着テープにより支持するものである。
具体的には、円環形状を有するリングフレームの一面に粘着テープを貼着し、円環内部にウェハWを同様に粘着テープに対して貼着することによって一体に支持するものである(図10参照)。
図1に示すように、本実施形態例における粘着テープ貼付装置1は、裏面加工処理が完了したウェハWを積層収納したカセットが装填されるウェハ供給部2と、屈曲回動するロボットアームが装備されたウェハ搬送装置3と、反ったウェハWを平面に矯正するウェハ押圧装置4と、位置合わせするアライメントステージ5と、表面保護テープに紫外線を照射する紫外線照射ユニット6と、ウェハWを吸着保持するとともに、ウェハWを保持する保持部材であるウェハチャックテーブル7と、リングフレーム8が装填されるリングフレーム供給部9と、リングフレーム8を移載するリングフレーム搬送装置10と、ダイシング用の粘着テープ11を供給する粘着テープ供給部12と、粘着テープ供給部12から供給された粘着テープ11を搬送する粘着テープ搬送ユニット13と、押圧ローラ30と回転刃31とを有しリングフレーム8の一面に粘着テープ11を粘着するとともにリングフレーム8の形状に沿って切断する粘着テープ貼着装置14と、カット後の粘着テープ11を回収する粘着テープ回収部15と、粘着テープ11が貼り付けられたリングフレーム8を昇降するリングフレーム昇降装置16と、ウェハWをリングフレーム8に貼り付けられた粘着テープ11に貼り合わせるウェハマウント装置17と、ウェハマウントするリングフレーム8を移載するリングフレーム搬送装置18と、離脱装置を構成するリングフレームを吸着保持して表面保護テープ20を剥離する剥離テーブル19と、剥離テーブル19上のウェハマウントされたウェハWに剥離テープ21を貼り付ける剥離テープ貼付ユニット22と、貼り付けた剥離テープ21を剥離する剥離テープ剥離ユニット23と、剥離された処理済の剥離テープを巻き取り回収するテープ回収部24と、リングフレームを収納するリングフレーム収納装置25と、処理済のリングフレームを積層収納するためのカセットが装填されるリングフレーム回収部26と、から基本的に構成されている。
次に、粘着テープ貼付装置1を構成する上記複数の装置及びユニットについて工程順に沿って詳細に説明する。
ウェハ供給部2は、保護テープ20が貼り付けられた表面を上向きにした水平姿勢のウェハWを、上下に適当な間隔を持った状態でカセットに差し込み収納して、カセット台に装填する。リングフレーム回収部26も、保護テープ剥離処理の済んだウェハWがウェハマウントされたリングフレーム8を、上下に適当な間隔を持った状態でリングフレームカセットに差し込み収納して、カセット台に装填する。
また、ウェハ搬送装置3のロボットアームは、水平進退及び旋回可能に構成されており、ウェハ供給部2からのウェハWの取り出し、アライメントステージ5へのウェハWの供給を行う。
ウェハ押圧装置4は、アライメントステージ5に供給されたウェハWが反りにより真空吸着保持ができない場合にウェハW表面側より押圧することにより平面に矯正し、アライメントステージ5に吸着保持させる。
また、アライメントステージ5は、ウェハWのオリエンテーションフラットやノッチ等の検出に基づいて、ウェハWの位置合わせを行う。更に、ウェハW表面に貼り付けられた表面保護テープ20が紫外線硬化型粘着テープの場合は、アライメントステージ5上方に配置してある紫外線照射ユニット6により紫外線照射を行う。これによって、表面保護テープ20の粘着力が低下し、後述する表面保護テープ20の剥離を容易に行うことが可能となる。
その後、ウェハWは、平面に矯正された状態のままアライメントステージ5より保持部材であるウェハチャックテーブル7へ受け渡しを行う。
リングフレーム供給部9は、一定方向に位置決めされたリングフレーム8をワゴンに積層収納するようになっている。また、リングフレーム搬送装置18は、リングフレーム8を真空吸着保持して移載を行う。
また、粘着テープ供給部12は、原反ロールから導出した粘着テープ11をリングフレーム8の下方を通って粘着テープ搬送ユニット13及び粘着テープ回収部15にまで導くように構成されている。尚、粘着テープ11はリングフレーム8の径よりも幅広のものが使用される。
粘着テープ搬送ユニット13は、前記リングフレーム搬送装置18によりリングフレーム供給部9から移載されたリングフレーム8の下面に対して粘着テープ11を搬送する。次いで、粘着テープ貼着装置14は、搬送された粘着テープ11をリングフレーム8の周方向に転動させる押圧ローラによりリングフレーム8に対して押圧して貼着させ、それと同時にリングフレーム8に貼着された粘着テープ11を回転刃31によって円形状に切断する。尚、粘着テープ貼着装置14については後に詳細に説明する。
また、粘着テープ回収部15は、切断後の粘着テープ11の回収を行う。
リングフレーム8に貼られている粘着テープ11をウェハWに貼り付ける貼り付け機構を構成するリングフレーム昇降装置16は、粘着テープ11が貼り付けられたリングフレーム8を上下に昇降するようになっている。そして、ウェハW裏面の下方側から、粘着テープ11が貼られたリングフレーム8を上昇して、ウェハWとリングフレーム8に貼られている粘着テープ11とを貼り合わせてウェハWとリングフレーム8とを一体化するウェハマウントを行う。このとき、リングフレーム8は、ウェハWに対してわずかに傾斜した状態で、対向して配置されている。そのため、リングフレーム昇降装置16によって、リングフレーム8をウェハW側に、即ちウェハWの下方から上昇させることによって、リングフレーム8に貼り付けられている粘着テープ11は、ウェハWの端部から順次貼り付けられるようになる。
従って、リングフレーム昇降装置16の上昇に伴って、粘着テープ11が気泡を押し出すようにウェハWに貼り合わされるようになり、ウェハWと粘着テープ11との間に気泡が残存することなく両者を一体化することができる。
リングフレーム搬送装置18は、ウェハWが粘着テープ11に貼り合わされて、ウェハWと一体化されたリングフレーム8を真空吸着保持して剥離テーブル19へと移載する。
剥離テーブル19は、粘着テープ11が貼り付けられたリングフレーム8を載置保持し、リングフレーム8を真空吸着保持し、剥離テープ貼付ユニット22によってウェハW上の表面保護テープ20に剥離テープ21の貼付を行う。そして、剥離テープ剥離ユニット23は、貼り付けた剥離テープ21と表面保護テープ20を一体で剥離するようになっている。テープ回収部24は、剥離された処理済の剥離テープ21を回収する。表面保護テープ20の剥離時には、剥離テーブル19内に設けられている図示しないヒータ等によってリングフレーム8を加温し、表面保護テープ20の剥離を容易なものとすることもできる。
また、リングフレーム収納装置25は、表面保護テープが剥離されたリングフレーム8を真空吸着保持して移載し、リングフレーム回収部26への収納を行う。
次に、本実施形態に係る粘着テープ貼着装置14について図2及び図3を用いて詳細に説明する。図2は本実施形態に係る粘着テープ貼着装置14を示した平面図、図3は図2の線A−Aで粘着テープ貼着装置14を切断した矢視断面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る粘着テープ貼着装置14は、前記粘着テープ貼付装置1に支持されるとともにシリンダやモータ等の駆動部を備える台座部35と、台座部35に対して昇降可能に支持されるとともに押圧ローラ30及び回転刃31が上面に設けられた昇降部36とから基本的に構成されている。
また、台座部35は、前記粘着テープ貼付装置1と連結された平板部37と、平板部37の下面に設けられた略円筒形状を有するハウジング38と、ハウジング38の下端に設けられ昇降部36を昇降運動させるシリンダ39と、昇降部36を回転駆動させる駆動源たる回転駆動モータ40と、回転駆動モータ40から上方に延出された駆動軸41に連結され回転駆動モータ40の駆動を後述の従動ギヤ43を介して昇降部36に伝える駆動ギヤ42と、ハウジング38内部に設置されシリンダ39によって上下動するとともに回転軸となるスライドシャフト47を円滑に支持するベアリング45とから構成されている。
一方、昇降部36は、ハウジング38の内部に挿通されシリンダ39によって上下方向にスライドされるスライドシャフト47と、前記駆動ギヤ42に連結され回転駆動モータ40からの駆動に基づいて昇降部36をスライドシャフト47を中心に回転させる従動ギヤ43と、略円板形状を有するとともに押圧ローラ30及び回転刃31を上面に備えた回転盤44とから構成されている。
そして、回転盤44の上面には回転盤44の外周に沿ってそれぞれ3箇所にローラ支持部48が設けられ、各ローラ支持部48の先端部には押圧ローラ30がローラ回転軸32を中心に回転可能に支持されている。
また、同じく回転盤44の上面には回転盤44の外周に沿ってカッタ支持部49が設けられ、カッタ支持部49の外側には回転刃31が回転軸33を中心に回転可能に支持されている。更に、カッタ支持部49には回転刃31を回転軸33を介して回転駆動させる駆動源たるステッピングモータ50が設けられている。
そして、前記ローラ支持部48及びカッタ支持部49は回転盤44の回転中心(スライドシャフト47との接点)を通る直線上において前後方向にスライド可能に構成されている。従って、昇降部36が回転する際に押圧ローラ30及び回転刃31が描く円軌道(図5参照)の径を自由に変更することが可能であり、サイズの異なるリングフレーム8に対しても適切な粘着テープ11の貼着及び切断を行うことが可能となる。
また、前記シリンダ39、回転駆動モータ40、及びステッピングモータ50は後述の制御回路71に接続されており、CPU72はROM73及びRAM74に記憶されたプログラムに従って後述のように動作を制御する(図8参照)。
次に、図4に基づいて本実施形態に係る押圧ローラ30が支持されるローラ支持部48について説明する。図4は本実施形態に係るローラ支持部を示した正面図である。
図4に示すように、本実施形態に係るローラ支持部48は、略円筒形状を有する押圧ローラ30と、押圧ローラ30の回転軸となるローラ回転軸32と、回転盤44の上面に対してスライド可能に当接される底板部54と、押圧ローラ30を回転軸32を中心に回転可能に支持する支持板55とからなる。更に、底板部54と支持板55との間にはバネ56が設けられており、回動軸57を軸に連結された底板部54と支持板55は、バネ56の弾性に基づいて揺動し、押圧ローラ30は回転盤44に対して上下動可能に構成されている。
従って、粘着テープ11の切断を行う為に昇降部36を上昇させ、押圧ローラ30の上面30Aをリングフレーム8の下面に位置する粘着テープ11に対して当接させる際に、適切な押圧力で押し当てることが可能となり、押圧不足や押圧が強すぎることにより貼着が不完全となることを防止することができる。尚、ここでは回転盤44に対して三箇所に設けられた三つのローラ支持部48の内、一のローラ支持部48のみについて説明したが、他のローラ支持部48についても全て同じ構成を有しており、ここではその説明は省略する。
そして、上記押圧ローラ30は、昇降部36が回転駆動モータ40によって回転駆動され図2の矢印方向に周回を開始すると、当接された粘着テープ11上で転動が開始される。図5は本実施形態に係る押圧ローラ30の周回の機構について模式的に示した説明図である。
図5に示すように、昇降部36の回転に伴って矢印61方向に周回される三つの押圧ローラ30はリングフレーム8に載置された粘着テープ11上でそれぞれ同一の円形の周回軌道62を描く。ここで、周回軌道62はスライドシャフト47の回転軸を中心とする押圧ローラ30までの距離を半径とした円となる。そして、周回軌道62上を周回する押圧ローラ30は、図3に示すように押圧ローラ30の上面30Aが粘着テープ11の下面11Aに接し、リングフレーム8の形状に沿って粘着テープ11上を転動する。そして、粘着テープ11上を転動する押圧ローラ30は、リングフレーム8の下面8Aに載置される粘着テープ11を周方向に順にリングフレーム8に対して貼着させる。尚、その際に押圧ローラ30が周回する速度Vは、後述する回転刃31の周回する速度Vと同一である。
更に、本実施形態では一定角度を有して押圧ローラ30が計三箇所に形成されているので、360度周回させた際に各部分が3回ずつ押圧されることとなり、より確実に貼着することが可能となる。
以上のように、リングフレーム8の形状に沿って押圧ローラ30を周回させ、リングフレーム8の下方に配置された粘着テープ11をリングフレーム8に対して周方向に順に押圧することにより貼着させるので、粘着テープ11にシワ等が生じることなく、適切にリングフレーム8に対して貼着することが可能となる。
次に、図6に基づいて本実施形態に係る回転刃31が支持されるカッタ支持部49について説明する。図6は本実施形態に係るカッタ支持部を示した正面図である。
図6に示すように、本実施形態に係るカッタ支持部49は、略円形板形状を有する回転刃31と、回転刃31の回転軸33と、回転盤44の上面に対してスライド可能に当接される底板部51と、回転刃31を回転軸33中心に回転可能に支持する支持板52とからなり、支持板52の内側面には回転刃31を回転駆動させるステッピングモータ50が設けられている。更に、底板部51と支持板52との間にはバネ53が設けられており、支持板52がバネ53の弾性に基づいて回転盤44に対して上下動可能に構成されている。
従って、粘着テープ11の切断を行う為に昇降部36を上昇させ、回転刃31の端部をリングフレーム8に貼着された粘着テープ11に対して当接させる際に、適切な押圧力で押し当てることが可能となり、押圧不足により切断が不完全となったり、押圧が強すぎてリングフレーム8に回転刃31によって深い傷が生じることを防止することができる。
また、回転刃31は、押圧ローラ30とともに回転盤44に対して設置されているので、昇降部36が回転駆動モータ40によって回転駆動されると、図2の矢印方向に前記押圧ローラ30と一体に周回が開始される。更に、それに伴ってステッピングモータ50が駆動し、自転が開始される。図7は本実施形態に係る回転刃31の周回及び自転の機構を合わせて、より具体的に押圧ローラの周回機構について示した説明図である。
図7に示すように、昇降部36の回転に伴って矢印63方向に周回される回転刃31は押圧ローラ30によって貼着された粘着テープ11上で押圧ローラ30と同一の円形の周回軌道62を描く。一方、それと同時に回転刃31はステッピングモータ50の駆動に従って、矢印65方向に回転軸33を中心に回転駆動される。
また、回転刃31及び押圧ローラ30の周回する速度V、及び回転刃31の回転する角速度ωは後述の制御回路71のCPU72によって制御される。
具体的には、周回する回転刃31及び押圧ローラ30の速度Vは使用される粘着テープ11の種類及び厚さに基づいて使用者が操作パネル(図示せず)で設定することが可能であり、その速度は10〜100mm/secの間で設定することができる。ここで、ダイシングテープとして用いられる粘着テープ11としては、紫外線硬化型テープや再剥離型テープなどがあり、更に、その厚さはウェハWの厚さによって変化する(ウェハの厚さを薄くすると、粘着テープの厚さは厚くしなければならない)。
従って、粘着テープ11の種類や厚さによってテープの剛性が異なる場合であっても、剛性が高いテープに対しては周回速度Vを低く設定することにより粘着テープの切断を確実に行うことができる。また、剛性が低いテープに対しては周回速度Vを高く設定することにより粘着テープの切断を迅速に行うことができる。
また、周回速度Vは最も回転刃31に負荷のかかる切断開始時から所定距離(例えば円周の1/4)を切断するまでの間において徐々に速度を上げて切断を行うように制御し、また、切断終了時までの所定距離(例えば円周の1/4)において徐々に速度を下げて切断を行うように制御することにより、切断開始位置と切断終了時の回転刃31の位置とにズレを生じさせることなく、切り抜き後の粘着テープ11の切断面にヒゲが生じることを防止することができる。
尚、本実施形態では回転刃31の周回速度を操作パネルを用いて具体的な数値で設定することとしているが、使用される粘着テープ11の種類及び厚さに基づいてそれぞれ最適な周回速度を予め設定しておき、操作パネルで粘着テープ11の種類と厚さを選択することによって自動的に最適な周回速度で回転刃31及び押圧ローラ30を周回するように制御することも可能である。
また、回転する回転刃31の角速度ωは、周回する回転刃31及び押圧ローラ30の速度Vに基づいて制御される。具体的には、粘着テープ11上を周回する回転刃31が粘着テープ11との間で生じる摩擦力が最も小さくなるように(粘着テープ11と回転刃31との間ですべりが生じないように)その角速度ωを制御する。具体的には、回転刃31及び押圧ローラ30の周回速度をV、回転刃31の半径をrとすると、角速度ωは「ω=V/r」となるように制御される。
以上の制御を行うことにより、粘着テープ11の種類及び厚さに関わらず、粘着テープ11上を周回する回転刃31が粘着テープ11との間で生じる摩擦力を最小限に押さえることができ、周回する回転刃31を正確に周回軌道62上を周回させることが可能となる。従って、切断開始位置と切断終了時の回転刃31の位置とにズレを生じさせることなく、切り抜き後の粘着テープ11の切断面にヒゲが生じることを防止することができる。
更に、同一の工程内でリングフレーム8に対して押圧ローラ30により粘着テープ11を貼着させつつ、押圧ローラ30と一体に周回する回転刃31を用いて粘着テープ11を同時に切断することが可能となるので、製造工程を簡略化することができるとともに作業効率も向上する。
続いて、前記のように構成された粘着テープ貼付装置1の制御系について図8に基づき説明する。図8は粘着テープ貼付装置の制御ブロック図を模式的に示す説明図である。
図8において、粘着テープ貼付装置1の制御系は、粘着テープ貼付装置1における処理動作を制御する制御回路71と、制御回路71に電気的に接続される粘着テープ貼着装置14を始め各装置及びユニット(ウェハ搬送装置3、ウェハ押圧装置4、紫外線照射ユニット6等)とから基本的に構成されている。
制御回路71は、回路基板上に配置され予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU72と、記憶手段であるROM73及びRAM74を備える。
ROM73には、各装置及びユニットの制御行うための各種プログラム、その他制御上必要な各種のデータが格納されている。そして、CPU72は、かかるROM73に記憶されている各種プログラムやデータに基づいて各種の演算を行うものである。
また、RAM74は、CPU72で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリである。
CPU72からの制御信号により動作が制御される装置として、特に粘着テープ貼着装置14では、回転刃31を回転駆動させるステッピングモータ50と、昇降部36を回転駆動させる回転駆動モータ40と、昇降部36を上下方向に昇降させるシリンダ39とがある。
更に、ステッピングモータ50及び回転駆動モータ40とを駆動制御するモータ駆動回路75がCPU72の出力に接続されている。モータ駆動回路75は、CPU72から出力される駆動指令等の制御信号を受けて各駆動モータの動作を制御する。
また、CPU72には、操作パネル76が接続されており、かかる操作パネル76は、粘着テープ11の種類に応じて回転刃31及び押圧ローラ30の周回速度Vを10mm/sec〜100mm/secの範囲で設定することができる。
続いて、前記構成を有する本実施形態に係る粘着テープ貼付装置1の粘着テープ11の貼着動作について図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係る粘着テープ貼付装置1におけるリングフレーム8への粘着テープ11の貼着動作の一連の工程を示すフローチャートである。
先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、操作パネル76により使用する粘着テープ11の種類及び厚さに基づいて粘着テープ貼着装置14における回転刃31及び押圧ローラ30の周回速度Vを設定する。
続いて、S2においてウェハ搬送装置3のロボットアームがウェハ供給部2のカセットからパターンが形成された表面が上方を向いて収納されているウェハWを1枚吸着保持して取り出してアライメントステージ5上に移載する。
その後、ウェハWの吸着状態を確認し(S3)、ウェハWの平面度が悪く、反り等によって、吸着状態が悪い場合(S4:YES)は、ウェハ押圧装置4によりウェハWを平面に矯正する(S5)。更に、ウェハWのオリエンテーションフラットやノッチ等の検出に基づいて、ウェハWの位置合わせが行われる。
一方、吸着状態が問題ない場合(S4:NO)で、更に、ウェハWに貼り付けられている表面保護テープ20が紫外線硬化型の場合(S6:YES)には、アライメントステージ5上で紫外線照射処理が行われる(S7)。また、紫外線硬化型以外の場合(S6:NO)には、S8へと移行する。
続いて、S8においてウェハWはアライメントステージ5がウェハチャックテーブル7の下方まで移動し、ウェハチャックテーブル7への平面の状態を保持したまま受け渡しが行われる(S9)。
一方、リングフレーム搬送装置10は、積層されているリングフレーム供給部9の上方よりリングフレーム8を一枚ずつ吸着保持して取り出して粘着テープ11の貼付位置まで移載する(S10)。
次に、粘着テープ貼着装置14によりリングフレーム8に対する粘着テープ11の貼着及び切断が行われる。
先ず、S11においてシリンダ39を駆動させ、昇降部36を所定高さまで上昇させる。その後、回転駆動モータ40によって昇降部36の回転駆動を開始するとともに、ステッピングモータ50によって回転刃31を回転駆動させる(S12)。その際、昇降部36の回転速度は前記S1において設定した回転刃31及び押圧ローラ30の周回速度Vによって決定され回転駆動モータ40の駆動が制御される。更に、回転刃31の自転する角速度ωは前記したように周回速度Vに基づいて決定され、CPU72によりステッピングモータ50の駆動が制御される。

尚、使用される粘着テープ11の種類及び厚さに基づいてそれぞれ最適な周回速度を予めRAM74に記憶させておき、操作パネル76で粘着テープ11の種類と厚さを選択することによって、自動的に最適な周回速度で回転刃31を周回するように制御することも可能である。それにより、一連の作業をより高効率化することが可能となる。
その後、昇降部36が360度回転した時点で、回転駆動モータ40及びステッピングモータ50の駆動を停止させ、昇降部36及び回転刃31の回転を停止させる(S13)。更に、S14においてシリンダ39を駆動させ、昇降部36を元の高さまで下降させる。
その後、切断後の不要となったダイシング用の粘着テープ11の巻き取りが行われ(S15)、ダイシング用粘着テープ11の貼り付けられたリングフレーム8の作成が完了する。
次いで、粘着テープ11が貼られたリングフレーム8はリングフレーム昇降装置16によってウェハWの下方から上昇する。ここで、リングフレーム8は、ウェハWに対してわずかに傾斜して対向して配置されているため、リングフレーム8の上昇に伴って、ダイシング用粘着テープ11は、ウェハWの端部から貼り合わされて、ウェハWとリングフレーム8とが一体化するウェハマウントが行われる(S16)。
ウェハWと一体化されたリングフレーム8は、ウェハW上の表面保護テープ20を剥離するために剥離テーブル19へ移載されて、吸着保持される。そして、剥離テープ21をウェハW上に貼り付けられた表面保護テープ20上に貼り付けて、剥離テープ21を剥離することで表面保護テープ20を剥離していく(S17)。その後、リングフレーム8は、リングフレーム回収部26に一枚づつ収納される(S18)。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る粘着テープ貼付装置1では、リングフレーム8にダンシングテープである粘着テープ11を貼着するとともに、リングフレーム8の形状に沿って粘着テープ11を切断する粘着テープ貼着装置14に関し、リングフレーム8の形状に沿って押圧ローラ30を周回させ、リングフレーム8の下方に配置された粘着テープ11をリングフレーム8に対して周方向に順に押圧することによって、粘着テープ11にシワ等が生じることなく、適切にリングフレーム8に対して貼着することが可能となる。
また、同一の工程内でリングフレーム8に対して押圧ローラ30により粘着テープ11を貼着させつつ、押圧ローラ30と一体に周回する回転刃31を用いて粘着テープ11を切断することが同時に可能となるので、製造工程を簡略化することができるとともに作業効率も向上する。
更に、回転刃31を粘着テープ上で切断する際に回転刃31を周回速度Vに応じた角速度ωによって自転させるようにステッピングモータ50を制御するので、粘着テープ11の種類及び厚さに関わらず、粘着テープ11上を周回する回転刃31が粘着テープ11との間で生じる摩擦力を最小限に押さえることができ、周回する回転刃31を正確に周回軌道62上を周回させることが可能となる。従って、切断開始位置と切断終了時の回転刃31の位置とにズレを生じさせることなく、切り抜き後の粘着テープ11の切断面にヒゲが生じることを防止することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記本実施形態においては、押圧ローラ30及び回転刃31を回転盤44に対して設け、粘着テープ11のリングフレーム8への貼着と切断とを同時に行っているが、必ずしも同時に行う必要はなく、先ず、押圧ローラ30を周回させて貼着を行い、貼着が終了した後に回転刃31を周回させて粘着テープの切断を行うようにしても良い。
本発明は、円環形状を有するリングフレームに対しても、粘着テープをシワ等を生じさせることなく適切に貼着することが可能な粘着テープ貼着装置を提供することができる。
本実施形態に係る粘着テープ貼付装置の要部を示す斜視概略図である。 本実施形態に係る粘着テープ貼着装置を示した平面図である。 図2の線A−Aで粘着テープ貼着装置を切断した矢視断面図である。 本実施形態に係るローラ支持部を示した正面図である。 本実施形態に係る押圧ローラの周回機構について模式的に示した説明図である。 本実施形態に係るカッタ支持部を示した正面図である。 本実施形態に係る回転刃の周回及び自転の機構について模式的に示した説明図である。 本実施形態に係る粘着テープ貼付装置の制御ブロック図を模式的に示す説明図である。 本実施形態に係る粘着テープ貼付装置における粘着テープの貼着動作の一連の工程を示すフローチャートである。 粘着テープによってリングフレームに一体に支持されたウェハを示す模式図である。 従来のリングフレームへの粘着テープの貼着構造を示した模式図である。
1 粘着テープ貼付装置
8 リングフレーム
11 粘着テープ
14 粘着テープ貼着装置
30 押圧ローラ
31 回転刃
33 回転軸
40 回転駆動モータ
50 ステッピングモータ
62 周回軌道
72 CPU
73 ROM
74 RAM
76 操作パネル
W 半導体ウェハ

Claims (3)

  1. 回転可能に支持された押圧ローラと、
    半導体ウェハをマウントするリングフレームの一面に粘着テープを供給する粘着テープ供給手段と、を有し、
    前記粘着テープ供給手段により供給された前記粘着テープを前記押圧ローラによって前記リングフレームの一面に対して押圧することにより、粘着テープをリングフレームに貼着する粘着テープ貼着装置において、
    前記押圧ローラを前記リングフレームの周方向に周回させるローラ周回手段と、
    回転軸を中心に回転可能に支持された回転刃と、
    前記回転刃を所定の回転速度で前記回転軸を中心に回転駆動させる駆動手段と、
    前記回転刃を前記リングフレームの周方向に所定の周回速度で周回させる回転刃周回手段と、を有し、
    前記ローラ周回手段によって周回する前記押圧ローラを前記粘着テープ上で転動させることにより粘着テープをリングフレームの一面に対して押圧して貼着させつつ、前記回転刃を前記リングフレームの周方向に周回させるとともに前記回転軸を中心に回転駆動させることによって貼着された粘着テープをリングフレームの周方向に沿って切断することを特徴とする粘着テープ貼着装置。
  2. 前記回転刃周回手段によって周回する前記回転刃の周回速度に対応して回転刃が前記回転軸を中心に回転されるように前記駆動手段を制御する回転制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ貼着装置。
  3. 前記押圧ローラ及び前記回転刃が設けられた回転部と、
    前記回転部を回転駆動させる回転駆動手段と、を有し、
    前記ローラ周回手段及び前記回転刃周回手段は、前記回転部の回転駆動に基づいて前記押圧ローラ及び前記回転刃を一体に周回させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粘着テープ貼着装置。
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