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JP4345568B2 - 排気処理装置用凝集器 - Google Patents

排気処理装置用凝集器 Download PDF

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JP4345568B2 JP2004142683A JP2004142683A JP4345568B2 JP 4345568 B2 JP4345568 B2 JP 4345568B2 JP 2004142683 A JP2004142683 A JP 2004142683A JP 2004142683 A JP2004142683 A JP 2004142683A JP 4345568 B2 JP4345568 B2 JP 4345568B2
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Description

本発明は、排気処理装置用凝集器に関し、例えば内燃機関の排気ガスに含まれるパティキュレート等の排気微粒子を浄化する排気処理装置に用いられる凝集器に適用して好適なものである。
内燃機関の排気ガスに含まれるパティキュレート等の排気微粒子の大気中への放出を削減させることが大きな課題となっている。
特許文献1では、パティキュレート等の排気微粒子を帯電させるコロナ放電電極と、旋回気流を発生するサイクロンを組合わせた技術が開示されている。排気ガスが流通する筒内面へ、サイクロンにより筒内面に沿って旋回する排気ガスの旋回流を発生させる。排気ガスの旋回流の発生により、コロナ放電電極のコロナ放電による排気微粒子へのマイナス帯電させる電子帯加時間を確保している。その結果、マイナス帯電した排気微粒子が筒内面へ静電捕集される。
特開2003−144979号公報
しかしながら、従来技術では、排気微粒子を筒内面へ静電捕集を行なうことができるが、排気微粒子の大きさの大粒子化など凝集性を向上させるものではない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、コロナ放電を利用して排気微粒子を浄化するものにおいて、排気微粒子の凝集性の向上が図れる排気処理装置用凝集器を提供することにある。
本発明の請求項1によると、帯電部と、凝集部と、筒状を呈し、内部に排気通路を形成する内周壁を有するケーングと、を備え、帯電部に発生するコロナ放電を利用して内燃機関からの排気ガス中に含まれる排気微粒子を浄化する排気処理装置に用いられ、コロナ放電により帯電された排気微粒子を凝集部により凝集する排気処理装置用凝集器において、
凝集部は、帯電部の排気ガス流れの下流側に配置される導電性体であって、正電位に印加されている導電性体を備え、
帯電部は、先端部に複数の突起を有する放電電極と、放電電極からコロナ放電を受ける接地電極であって、ケーシングの内周壁で構成される接地電極とを有し、放電電極において複数の突起部は、接地電極である前記内周壁に対し中央部に配置され、かつ内周壁内の同一平面上のみに放射状に配置されていることを特徴とする。
これによると、帯電部と、凝集部とを備え、帯電部に発生するコロナ放電により帯電された排気微粒子を凝集部により凝集する排気処理装置用凝集器において、凝集部には、帯電部の排気ガス流れの下流側に配置される導電性体であって、正電位に印加されている導電性体を備えているので、帯電部のコロナ放電により負電荷の単極性に帯電された排気微粒子は、静電気力で、正電極である導電性体に引き寄せられ易くなる。さらに、排気微粒子が導電性体に引き付けられると、排気微粒子に帯電している負電荷の電子は、導電性体とは逆極性であるために直ちに導電性体に移動し、負電荷が失われた排気微粒子が導電性体に堆積していく。したがって、負電荷が失われた排気微粒子が導電性体に堆積するので、排気微粒子を大粒子化するための凝集性が向上する。
なお、堆積した排気微粒子は、負電荷が失われているので、所定の大きさの粒子に成長すると、排気ガスの流れ等によって導電性体から剥離する。例えば大粒子化した排気微粒子が排気処理装置のパティキュレートフィルタに供給されることで、排気処理装置の排気微粒子の捕集効率が向上される。
本発明の請求項2によると、上記導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って所定距離の間隔を置いて複数配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3によると、凝集部は、前記導電性体である第1の導電性体とは異なる電位に印加されている第2の導電性体を更に備え、第2の導電性体は、前記第1の導電性体の排気ガス流れの位置に前記第1の導電性体に対向して配置されていることを特徴とする。
これによると、第1の導電性体と第2の導電性体との間で所定の電位差が生じるので、いずれか正電位の高い側、例えば第1の導電性体に引き寄せられ易くすることができる。その結果、第1の導電性体および第2の導電性体のいずれか、例えば第1の導電性体に堆積し易くなるので、排気微粒子の凝集性が更に高められる。
本発明の請求項4によると、第2の導電性体は、負電位に印加されていることを特徴とする。
これによると、第2の導電性体は、負電位に印加されていることが好ましい。これにより、第1の導電性体および第2の導電性体とも正電位を印加されるものに比べて、印加する電力装置を大型化することなく、第1の導電性体と第2の導電性体との電位差を所定の大きさにすることができる。その結果、第1の導電性体に排気微粒子を引き寄せし易くし、排気微粒子の凝集性が更に高められる。
本発明の請求項5によると、第1の導電性体と第2の導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って交互に配置されていることを特徴とする。
これにより、第1の導電性体と第2の導電性体が排気ガス流れの流路断面に複数配置される場合においても、第1の導電性体と第2の導電性体との間には、所定の電位差を確保することができるので、例えば流路断面に配置される各第1の導電性体へ効率的に排気微粒子を引き寄せることができる。
本発明の請求項6によると、排気ガス流れの流路断面にほぼ沿って配置されるメッシュ状の複数の窓を有する隔壁を備え、第1の導電性体および第2の導電性体は、それぞれ、窓のいずれかに配置されていることを特徴とする。
これによると、排気ガス流れの流路断面にほぼ沿って配置されるメッシュ状の複数の窓を有する隔壁を備え、第1の導電性体および第2の導電性体は、それぞれ、窓のいずれかに配置されていることが好ましい。これにより、隔壁は、第1の導電性体および第2の導電性体が配置されていない窓から排気ガスを流通させることができる。さらに、メッシュ状の隔壁の窓自体は、排気微粒子の捕集を目的とするものではないので、内燃機関の性能等に影響を及ぼさない開口面積つまり流路面積を確保することが容易である。
本発明の請求項7によると、前記導電性体は、略板状または略棒状の断面形状を有することを特徴とする。
これによると、第1の導電性体は、略板状または略棒状の断面形状を有するので、例えば排気ガス流れの流路に対して、内燃機関の性能等に影響を及ぼさない流路面積を確保しながら、第1の導電性体を複数配置することが可能である。
本発明の請求項8によると、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の排気処理装置は、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、凝集器とパティキュレートフィルタは、排気ガスの流れ方向に向かって、凝集器、パティキュレートフィルタの順に配置されていることを特徴とする。
これによると、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、排気ガスの流れ方向に凝集器、パティキュレートフィルタの順に配置されているので、凝集器で凝集され大粒子化された排気微粒子を、パティキュレートフィルタが補足し易くなり、排気処理装置の浄化性能が向上する。
本発明の請求項9によると、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の排気処理装置は、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、凝集器とパティキュレートフィルタは、排気ガスの流れ方向に向かって、パティキュレートフィルタ、凝集器の順に配置されていることを特徴とする。
これによると、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、排気ガスの流れ方向にパティキュレートフィルタ、凝集器の順に配置されているので、パティキュレートフィルタを流れる排気微粒子が、パティキュレートフィルタの捕集可能な微粒子の大きさよりも小さい微細なものを含む場合であっても、排気ガス流れの下流側にある凝集器で、微細な排気微粒子を凝集させて大粒子化できる。したがって、例えば人体等に無害な微粒子の大きさ程度に凝集させることが可能であるので、排気処理装置から排出される排気微粒子の浄化が図れる。
以下、本発明の排気処理装置用凝集器を、ディーゼルエンジンの排気処理装置に適用して具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の排気処理装置用凝集器の概略構成を示す図であって、図1(a)は構成図、図1(b)は図1(a)のB−Bからみた断面図である。図2は、図1中の凝集部の第1の導電性体を示す模式的断面図である。図3は、図2中の第1の導電性体間の離間距離と、圧損および静電捕集率との関係を説明する図であって、図3(a)は離間距離と圧損のグラフ、図3(b)は圧損と静電捕集率のグラフである。図4は、図3(b)において静電捕集率が100%となる第1の導電性体間の離間距離を説明する図であって、図4(a)は離間距離と圧損のグラフ、図4(b)は圧損と静電捕集率のグラフである。図5は、図1中の第1の導電性体に印加する電位を示すグラフである。図6は、本発明の作動を説明するための図であって、図1(a)の凝集器内の作動を示す模式図である。
排気処理装置用凝集器(以下、凝集器と呼ぶ)1は、内燃機関(本実施例ではディーゼルエンジン、以下、エンジンと呼ぶ)の排気管(図示せず)の途中に設けられている。図1(a)に示すように、凝集器1は、排気管の一部を構成する筒状のケーシング11と、コロナ放電を発生する帯電部2と、コロナ放電により帯電された排気微粒子を凝集する凝集部4とを含んで構成されている。
なお、排気微粒子は、排気ガスに含まれるパティキュレート等の微粒子であって、炭化系物質を主とする粒子状物質(以下、PMと呼ぶ)、例えばカーボン、SOF(Soluble Organic Fraction)、高分子有機化合物、硫酸ミストなどからなる。排気粒子は、0.1μmから数十μm程度の粒径であり、凝集した微粒子は、 1μmから数百μm程度の粒径の粗大粒子となる。
帯電部2は、筒状硝子22と、筒状硝子22から露出する先端部21とを有する放電電極と、接地電極3とから構成されている。放電電極21、22は、図示しない直流高電圧電源に接続されている。接地電極3は、導電性材からなり、電気的に接地されている。なお、本実施例では、この接地電極3は、図1(a)に示すように、ケーシング11の内周壁で構成されている。また、本実施例では、放電電極21、22を負極とし、直流高圧電源からの負の直流高電圧を印可することにより、放電電極21、22の先端部21と、ケーシング11内周壁からなる接地電極3の間でコロナ放電を発生させる構成となっている。なお、詳しくは、放電電極は、略棒状であり、両端を除く部位を筒状硝子22内に絶縁保持した状態でケーシング11に固定されている。両端のうちケーシング11内に突き出ている先端部21をL字状に屈曲させて、ケーシング11から外部へ筒状硝子22が取り出されるように形成されている。先端部21には、多数の突起21aが設けられており、突起21は星型状に径方向に突出する形状となっている。このように、先端部21を、鋭角な突起21aを多数有する形状とすることで、放電率を高めるとともに、ケーシング11内に略均等にコロナ放電をさせて、ケーシング11内に導かれる排気ガスに含まれる排気微粒子を負(マイナス)帯電させることができる。なお、先端部21は、星型状に限らず、複数の突起21が放射状に位置する形状であればよい。突起21aの数や形状も、必要に応じて適宜設定変更することができる。なお、この先端部21には、直流高圧電源から負の直流高電圧(例えば、−20KV)を印可され、先端部21の突起21aの近傍においてコロナ放電を発生させる。
凝集部4は、図1(a)に示すように、放電電極21、22の先端部21の排気ガス流れの下流に設けられた導電性体(以下、第1の導電性体と呼ぶ)41を有している。図1(b)に示すように、第1の導電性体41は略板状に形成される導電性材からなり、直流電源90に接続されている。第1の導電性体41は、図1(a)および図1(b)に示すように、ケーシング11内に複数個(本実施例では6個)に設けられ、排気ガス流れの流路断面に沿って配置されている。なお、これら第1の導電性体41は、直流電源90からの直流電圧E(図5参照)が印可されている。図1(b)に示すように、第1の導電性体41とケーシング11内周壁との間は、絶縁性材からなる絶縁性体49で接続されている。
図1(b)および図2に示すように、第1の導電性体41間は所定の距離(以下、メッシュギャップと呼ぶ)Gaに離間されており、排気ガスの流れ方向(図2の白抜き矢印方向)に所定の長さ(以下、メッシュ長と呼ぶ)Lに第1の導電性体41が形成されている。第1の導電性体41のメッシュ長さLが大きいほど、正(プラス)電荷の界面の面積が拡大される。なお、以下の図3および図4における第1の導電性体41のメッシュ長さLを、凝集器1内に搭載可能な大きさの上限とする。図3(a)および図3(b)に示すグラフの横軸は、それぞれ、メッシュギャップGa、帯電部2により負(マイナス)帯電した排気微粒子を第1の導電性体41に静電捕集する静電捕集率を示し、縦軸は第1の導電性体41を流通する排気流れ(流量)の圧損を示している。図3(a)においては、メッシュギャップGaを小さく設定するほど、圧損が大きくなる。廃棄管内に流通する排気ガスの排気流量が所定量以上確保可能な所定の圧損量を、圧損上限とする。図3(b)においては、第1の導電性体41の正(プラス)電荷の界面に、負(マイナス)帯電した排気微粒子が捕集され、堆積すると、実際のメッシュギャップGaが小さくなるため、静電捕集率が大きくなるほど、圧損が大きくなる。所定の圧損量(本実施例では、圧損上限より小さい圧損量)以上の圧損範囲では、静電捕集率が100%となる。図3(a)および図3(b)に示すように、メッシュギャップGaがGa=aのとき、静電捕集率は、b%となる。そのため、図4(a)および図4(b)に示すように、静電捕集率100%になる、メッシュギャップGaを、Ga=c〜dの範囲になるように、図1(a)および図1(b)に示す6個の第1の導電性体41を配設する。
次に、上述した構成を有する本実施形態の凝集器1の作動を、以下図1(a)および図6に従って説明する。放電電極21、22に、直流高圧電源から負の直流高電圧(本実施例では、−20KV)を印可すると、先端部21の突起21a(図1(a)参照)近傍において、コロナ放電が発生する(図6中1)。コロナ放電が発生すると、先端部21(詳しくは、突起21a)から電子が放射される。電子がケーシング11内に流れる排気ガスに放出されるため、電子親和性の高い酸素などの気体分子がマイナスイオン化し(図6中2)、付近の排気微粒子(PM)に付着して排気微粒子(PM)を負(マイナス)に帯電させる(図6中3)。排気微粒子(PM)は、クーロン力と排気ガス流によって、排気ガス流れの下流側に移動する(図6中4)。なお詳しくは、この下流側には、正電位に印加される第1の導電性体41が配置されており、排気微粒子(PM)には主にクーロン力が作用する。ここで、クーロン力Fおよび排気ガス流から受ける力Fmは、それぞれ次のように表される。F=q×E、Fm=6×f×a×Vであり、qは電荷量、Eは電界強度、fは粘性係数、aは粒子径、Vは排気ガス流れの流速を表す。負(マイナス)に帯電した排気微粒子(PM)の下流側には、正電位に印加される第1の導電性体41が配置されているので、排気ガス流れが低流量、高流量に係わらず、クーロン力Fによって第1の導電性体41に引き付けられ、凝集する。第1の導電性体41は、アース接地された接地電極3に比べて、負(マイナス)に帯電した排気微粒子(PM)に作用する電位差が大きいため(クーロン力Fが大)、効果的に排気微粒子(PM)が第1の導電性体41に静電捕集される(図6中5)。静電捕集されると、排気微粒子(PM)は第1の導電性体41の界面に堆積する。堆積した排気微粒子(PM)は負電荷が失われ、電子を放出し(図6中6)、第1の導電性体41側に電子が移動する。排気微粒子(PM)は、排気微粒子(PM)が堆積していない界面に主に堆積していく。負電荷が失われ、堆積した排気微粒子(PM)は、所定の大きさに凝集し、粗大化されると、排気ガスの流れ等によって第1の導電性体41から剥離し、凝集微粒子(凝集PM)が第1の導電性体41から放出され、粗大化された凝集微粒子(凝集PM)が第1の導電性体41のメッシュギャップGaを通過して下流側へ移動する。その結果、粗大化された凝集微粒子(凝集PM)が凝集器1で生成される。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)帯電部2と、凝集部4とを備え、帯電部2に発生するコロナ放電により帯電された排気微粒子(PM)を凝集部4により凝集する凝集器1において、凝集部4には、帯電部2の排気ガス流れの下流側に配置される第1の導電性体41を備え、第1の導電性体41は、正電位に印加されているので、帯電部2のコロナ放電により負電荷の単極性に帯電された排気微粒子(PM)は、静電気力としてのクーロン力Fで、正電極である第1の導電性体41に引き寄せられ易くなる。さらに、第1の導電性体41に引き寄せられ、排気微粒子(PM)が第1の導電性体41に引き付けられると、排気微粒子(PM)に帯電している負電荷の電子は、第1の導電性体41とは逆極性であるために直ちに第1の導電性体41に移動し、負電荷が失われた排気微粒子(PM)が第1の導電性体41に堆積していく。したがって、負電荷が失われた排気微粒子(PM)が第1の導電性体41に堆積するので、排気微粒子(PM)を凝集・大粒子かした凝集微粒子(凝集PM)にするための凝集性が向上する。
(2)なお、堆積した排気微粒子(PM)は、負電荷が失われているので、所定の大きさの粗大化された凝集微粒子(凝集PM)に成長すると、排気ガスの流れ等によって第1の導電性体41から剥離する。例えば大粒子化した排気微粒子(凝集PM9が排気処理装置の図示しないパティキュレートフィルタに供給されることで、排気処理装置の排気微粒子の捕集効率が向上される。
(3)さらになお、本実施形態では、第1の導電性体41は、略板状の断面形状を有するので、排気ガス流れの流路に対して、エンジンの性能等に影響を及ぼさない流路面積を確保しながら、第1の導電性体41をケーシング11内に複数(本実施例では6個)配置することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第2の実施形態では、図7に示すように、凝集部4において、第1の実施形態で説明した第1の導電性体41の排気流れの位置に第1の導電性体41に対向して配置され、異なる電位の第2の導電性体42が設けられている。図7は、本実施形態の排気処理装置用凝集器を示す図であって、図7(a)は構成図、図7(b)は図7(a)のB−Bからみた断面図である。
図7に示すように、第2の導電性体42は、略板状に形成される導電性材からなり、電気的に接地している。第1の導電性体41には正電位Eが印加されているため、第1の導電性体41と第2の導電性体42との電位差は、所定の電位差Eが生じている。
なお、本実施形態では、図7(b)に示すように、第1の導電性体と第2の導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って交互に配置されている
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)第1の導電性体と第2の導電性体との間で所定の電位差Eが生じるので、コロナ放電により負(マイナス)帯電した排気微粒子(PM)を、第1の導電性体41に引き寄せられ易くすることができる。
(2)なお、第1の導電性体41と第2の導電性体42の組合せが、アース接地されている第2の導電性体42に比べて電位が高い第1の導電性体41の場合に限らず、第1の導電性体41および第2の導電性体42のうち、いずれか一方が他方に比べて正電位の高い場合であてもよい。これにより、いずれか正電位の高い側、例えば第1の導電性体41に引き寄せられ易くすることができる。その結果、第1の導電性体41および第2の導電性体42のいずれか、例えば第1の導電性体41に堆積し易くなるので、排気微粒子(PM)の凝集性が更に高められる。
(3)さらになお、第1の導電性体41と第2の導電性体42が排気ガス流れの流路断面に複数配置される場合において、第1の導電性体と第2の導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って交互に配置されているため、第1の導電性体41と第2の導電性体42との間には、所定の電位差Eを確保することができるので、流路断面に配置される各第1の導電性体41へ効率的に排気微粒子を引き寄せることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第2の実施形態で説明した第2の導電性体42を、電気的に接地させるものに代えて、図8に示すように、負電位に印加されているものとする。図8は、本実施形態に係わる第1の導電性体および第2の導電性体に印加する電位を示すグラフである。
図8に示すように、第2の導電性体42には、負電位E0に印加されている。
なお、本実施形態では、負電位E0は、第2の導電性体42に直流電圧−Eが印加されていることが好ましい。これにより、第1の導電性体41および第2の導電性体42には、それぞれ、直流電源90からの直流電圧E、直流電圧E0(詳しくは−E)(図8参照)を印可することができる。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)負(マイナス)帯電した排気微粒子(PM)に対して、第1の導電性体41および第2の導電性体42を、それぞれ、逆極性、同じ極性に設定するので、第1の導電性体41と第2の導電性体42の間に作用する電界に沿って、負(マイナス)帯電した排気微粒子(PM)を第1の導電性体41に効率的に引き付けることができる。したがって、第1の導電性体41への静電捕集性の向上が図れるので、第1の導電性体41における排気微粒子(PM)の凝集性が高められる。
(2)なお、本実施形態では、所定の電位差を第1の導電性体41と第2の導電性体42の間に発生する場合において、第1の導電性体41および第2の導電性体42とも正電位を印加されるものに比べて、印加する電力装置を大型化することなく、第1の導電性体41と第2の導電性体42との電位差を所定の大きさにすることができる。
(3)その結果、第1の導電性体41に排気微粒子(PM)を引き寄せし易くし、排気微粒子(PM)の凝集性が更に高められる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、第1の実施形態で説明した略板状の第1の導電性体41に代えて、図9に示すように、略棒状の第1の導電性体141とする。図9は、本実施形態の排気処理装置用凝集器を示す模式的断面図である。
図9に示すように、第1の導電性体141は、排気ガス流れの流路断面に沿って複数個(本実施例では、25個)配置されている。略棒状の第1の導電性体141は、排気ガスの流れ方向に延在している。なお、詳しくは、図9に示すように、排気ガス流れの流路断面にほぼ沿って隔壁140が設けられており、隔壁140には排気ガス流れの流路断面にほぼ沿って配置されるメッシュ状の複数の開口部(以下、窓と呼ぶ)を有する。第1の導電性体141は、隔壁140の窓のいずれかに配置されている。
なお、隔壁140は、絶縁性材で形成されていることが好ましい。これにより、第1の導電性体41と接地電極3(詳しくは、ケーシング11内周壁)との短絡防止が図れる。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)第1の導電性体141は略板状の断面形状を有するものに限らず、略棒状の断面形状を有するものであっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(2)なお、メッシュ状の隔壁140の窓自体は、略棒状の第1の導電性体141を配置可能な窓の大きさを有するため、排気微粒子(PM)の捕集を目的とするものではないので、エンジンの性能等に影響を及ぼさない開口面積つまり流路面積を確保することが容易である。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、第4の実施形態で説明したメッシュ状の複数の窓を有する隔壁140において、図10に示すように、第2の導電性体142が隔壁140の窓のいずれかに配置さている。図10は、本実施形態の排気処理装置用凝集器を示す模式的断面図である。
図10に示すように、隔壁140の窓には、略棒状の第2の導電性体142が配置されており、第2の導電性体142には負電位−Eが印加されている。なお、第2の導電性体142は電気的に接地されていてもよい。
これにより、隔壁140は、第1の導電性体141および第2の導電性体142が配置されていない窓から排気ガスを流通させることができる。さらに、メッシュ状の隔壁140の窓自体は、排気微粒子(PM)の捕集を目的とするものではないので、エンジンの性能等に影響を及ぼさない流路面積を確保することが容易である。
なお、第1の導電性体141と第2の導電性体142の間に作用する電界に沿って、負(マイナス)帯電した排気微粒子(PM)を第1の導電性体141に効率的に引き付けることができる。したがって、第1の導電性体141への静電捕集性の向上が図れるので、第1の導電性体141における排気微粒子(PM)の凝集性が高められる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、第1の実施形態で説明した凝集器1を、図11に示すように、エンジン100の排気管3途中に、排気ガスの流れ方向に向かって、凝集器1、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタ(以下、DPFと呼ぶ)114の順で配置している。図11は、本実施形態に係わる排気処理装置を示す模式的構成図である。
図11に示すように、エンジン100は、吸気管(以下、吸気通路と呼ぶ)102と排気管(以下、排気通路と呼ぶ)103を備え、吸気通路102を通して外部の空気を吸入空気として吸入し、排気通路103を通して排気ガスを排出する。排気通路103には、図11に示すように、排気ガスの流れ方向に凝集器1、酸化触媒104、DPF114の順で配置されている。なお、DPF114は、周知の構成のものであって、例えば、排気ガスが流通可能なセラミック等の多孔質体に白金等の酸化触媒を担持したものが用いられている。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)排気処理装置には、凝集器1と、排気微粒子を捕集可能なDPF114を備えており、排気ガスの流れ方向に凝集器1、DPF114の順に配置されているので、凝集器1で凝集され大粒子化された排気微粒子(凝集PM)を、DPF114が補足し易くなり、排気処理装置の浄化性能が向上する。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第1の実施形態で説明した凝集器1を、図12に示すように、エンジン100の排気通路3途中に、排気ガスの流れ方向に向かって、DPF114、凝集器1の順で配置している。図12は、本実施形態に係わる排気処理装置を示す模式的構成図である。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)排気処理装置には、凝集器1と、排気微粒子を捕集可能なDPF114を備えており、排気ガスの流れ方向にDPF114、凝集器1の順に配置されているので、DPF114を流れる排気微粒子(PM)が、DPF114の捕集可能な微粒子の大きさよりも小さい微細なものを含む場合であっても、排気ガス流れの下流側にある凝集器1で、微細な排気微粒子(PM)を凝集させて大粒子化できる。したがって、例えば人体等に無害な微粒子の大きさ程度に凝集させることが可能であるので、排気処理装置から排出される排気微粒子(PM)の浄化が図れる。
(その他の実施形態)
以上説明した第6および第7実施形態では、凝集器1として、第1の実施形態で説明した凝集器1を用いたが、凝集器1は、第1の実施形態で説明した凝集器1に限らず、第2の実施形態から第5の実施形態で説明したいずれの凝集器1であってもよい。
本発明の第1の実施形態の排気処理装置用凝集器の概略構成を示す図であって、図1(a)は構成図、図1(b)は図1(a)のB−Bからみた断面図である。 図1中の凝集部の第1の導電性体を示す模式的断面図である。 図2中の第1の導電性体間の離間距離と、圧損および静電捕集率との関係を説明する図であって、図3(a)は離間距離と圧損のグラフ、図3(b)は圧損と静電捕集率のグラフである。 図3(b)において静電捕集率が100%となる第1の導電性体間の離間距離を説明する図であって、図4(a)は離間距離と圧損のグラフ、図4(b)は圧損と静電捕集率のグラフである。 図1中の第1の導電性体に印加する電位を示すグラフである。 本発明の作動を説明するための図であって、図1(a)の凝集器内の作動を示す模式図である。 第2の実施形態の排気処理装置用凝集器を示す図であって、図7(a)は構成図、図7(b)は図7(a)のB−Bからみた断面図である。 第3の実施形態に係わる第1の導電性体および第2の導電性体に印加する電位を示すグラフである。 第4の実施形態の排気処理装置用凝集器を示す模式的断面図である。 第5の実施形態の排気処理装置用凝集器を示す模式的断面図である。 第6の実施形態に係わる排気処理装置を示す模式的構成図である。 第7の実施形態に係わる排気処理装置を示す模式的構成図である。
符号の説明
1 凝集器
11 ケーシング
2 帯電部
21 先端部
21a 突起
22 筒状硝子
3 ケーシング11の内周壁(接地電極)
4 凝集部
41 第1の導電性体(導電性体)
90 直流電源

Claims (9)

  1. 帯電部と、凝集部と、筒状を呈し、内部に排気通路を形成する内周壁を有するケーングと、を備え、前記帯電部に発生するコロナ放電を利用して内燃機関からの排気ガス中に含まれる排気微粒子を浄化する排気処理装置に用いられ、前記コロナ放電により帯電された排気微粒子を前記凝集部により凝集する排気処理装置用凝集器において、
    前記凝集部は、前記帯電部の排気ガス流れの下流側に配置される導電性体であって、正電位に印加されている導電性体を備え、
    前記帯電部は、先端部に複数の突起を有する放電電極と、前記放電電極から前記コロナ放電を受ける接地電極であって、前記ケーシングの前記内周壁で構成される接地電極とを有し、
    前記放電電極において前記複数の突起部は、前記接地電極である前記内周壁に対し中央部に配置され、かつ前記内周壁内の同一平面上のみに放射状に配置されていることを特徴とする排気処理装置用凝集器。
  2. 前記導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って所定距離の間隔を置いて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の排気処理装置用凝集器。
  3. 前記凝集部は、
    前記導電性体である第1の導電性体とは異なる電位に印加されている第2の導電性体を更に備え、
    前記第2の導電性体は、前記第1の導電性体の排気ガス流れの位置に前記第1の導電性体に対向して配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気処理装置用凝集器。
  4. 前記第2の導電性体は、負電位に印加されていることを特徴とする請求項3に記載の排気処理装置用凝集器。
  5. 前記第1の導電性体と前記第2の導電性体は、排気ガス流れの流路断面に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の排気処理装置用凝集器。
  6. 排気ガス流れの流路断面にほぼ沿って配置されるメッシュ状の複数の窓を有する隔壁を備え、
    前記第1の導電性体および前記第2の導電性体は、それぞれ、前記窓のいずれかに配置されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の排気処理装置用凝集器。
  7. 前記導電性体は、略板状または略棒状の断面形状を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の排気処理装置用凝集器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の排気処理装置は、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、
    前記凝集器と前記パティキュレートフィルタは、排気ガスの流れ方向に向かって、前記凝集器、前記パティキュレートフィルタの順に配置されていることを特徴とする排気処理装置用凝集器。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の排気処理装置は、排気微粒子を捕集可能なパティキュレートフィルタを備えており、
    前記凝集器と前記パティキュレートフィルタは、排気ガスの流れ方向に向かって、前記パティキュレートフィルタ、前記凝集器の順に配置されていることを特徴とする排気処理装置用凝集器。
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