JP4340770B2 - 燃焼器エミッションを減少させる方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本出願は、一般的に燃焼器に関し、より具体的には、ガスタービン燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
全世界での空気汚染問題により、結果として国内的にも国際的にもより厳しい排出(エミッション)基準を導入することになった。航空機は、環境保護庁(EPA)及び国際民間航空機関(ICAO)の両方の基準により管理されている。これらの基準は、都市の光化学スモッグの一因となる、空港付近の航空機からの窒素酸化物(NOx)、未燃焼炭化水素(HC)、及び一酸化炭素(CO)のエミッションを規制する。一般的に、エンジンエミッションは、高い火炎温度のために生成されるもの(NOx)と、燃料・空気の反応を完全には行うことができない低い火炎温度のために生成されるもの(HC及びCO)との2つの部類に分かれる。
【0003】
少なくとも一部の既知のガスタービン燃焼器は、10個乃至30個のミキサを含み、高速空気を微細な燃料噴霧と混合する。これらのミキサは、通常スワーラの中心に設置された単一の燃料インジェクタから成り、スワーラは流入空気を旋回させて保炎及び混合を向上させる。燃料インジェクタ及びミキサの両方共が燃焼器ドームに設置される。
【0004】
一般的に、ミキサ中の空気に対する燃料の比(燃空比)は濃厚(リッチ)である。ガスタービン燃焼器の全体的な燃空比は希薄(リーン)であるので、燃焼器から流出する前に個々の希釈孔を通して追加の空気が添加される。混合不良及びホットスポットが、噴射された燃料を燃焼に先立ち気化させ混合する必要があるドーム、及び空気がリッチなドーム混合気に添加される希釈孔の付近の両方において発生する可能性がある。
【0005】
1つの最新式のリーン式ドーム燃焼器は、燃焼器の正面から見た場合に2つの環状のリングに見える、各燃料ノズル上の2つの半径方向に積み重ねられたミキサを含むので、複式環状燃焼器(DAC)と呼ばれる。追加の列のミキサにより、異なる状態での運転に対する調整ができるようになっている。アイドリング時には、外側ミキサに燃料が供給されて、アイドリング状態で効率的に作動できるように設計されている。高出力運転時には、両方のミキサに燃料の大部分が供給され、空気が内側環状空間に供給されて、高出力運転時に最も効率的にしかもほとんどエミッションがない状態で作動できるように設計されている。これまでミキサは各ドームにより最適の作動になるように調整されてきたが、ドームの間の境界面が広い領域にわたってCO反応を消炎し、そのことがこれらの設計におけるCOを類似のリッチ式ドーム単一環状燃焼器(SAC)より多くすることになる。このような燃焼器は、低出力時のエミッションと高出力時のNOxとの妥協の産物である。
【特許文献1】
米国特許第6389815号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
他の既知の燃焼器は、リーン式ドーム燃焼器として作動する。パイロット段階及び主段階を別個のドームに分離して、境界面に著しいCO消炎領域を生じるのに代えて、ミキサは、装置の内部に同心ではあるが別個にパイロット空気流と主空気流とを組み入れられる。しかしながら、多くの場合、燃料/空気の混合を高めるとCO/HCエミッションが増大するので、このような設計では低出力時のCO/HC及び排煙エミッションを同時に制御することは困難である。旋回する主空気は、本来的にパイロット火炎を引き込み、それを消炎させがちである。燃料噴霧が主空気中に引き込まれるのを防止するために、パイロットは狭角噴霧を構成する。このことにより、結果として少ない旋回数の流れに特有の長いジェット火炎を生じることになる。かかるパイロット火炎は、高い排煙、一酸化炭素、及び炭化水素エミッションを発生し、また安定性が劣る。
【0007】
更に、狭角噴霧と旋回空気の組み合わせによって、ミキサに衝突する燃料がドーム組立体の後部の丸みのあるコーナ部の周りに沿ってドーム組立体の後部表面まで移動することを許すことになる。このような燃料が衝突する状態で連続運転をすれば、付着物の形成を生じる可能性があるか又は燃料が主ミキサ流れ内に引き込まれる可能性がある。これら両方の悪影響により、火炎域内部の平均的な燃料滞留を減少させるのを助長することになり、いっそう狭く低温の火炎域を生じ、低出力時の燃焼効率を低下させる結果になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
1つの態様において、燃焼器からのエミッション量を減少させるのを促進するようにガスタービンエンジンを運転する方法が、提供される。燃焼器は、パイロットミキサと、主ミキサと、それらの間で延びるセンタボデーとを備えるミキサ組立体を含む。パイロットミキサは、パイロット燃料ノズル及び複数のアキシァルスワーラを備える。主ミキサは、主スワーラ及び複数の燃料噴射ポートを備える。この方法は、燃料がパイロットミキサのアキシャルスワーラから下流方向に吐出されるように、パイロットミキサを通して燃焼器中に燃料を噴射する段階と、センタボデーから延びるリップ部を用いてパイロットミキサを流出する流れを該パイロットミキサの下流のパイロット火炎域中に向ける段階とを含む。
【0009】
本発明の別の形態において、ガスタービンエンジン用の燃焼器が提供される。燃焼器は、パイロットミキサと、主ミキサと、環状のセンタボデーとを含む。パイロットミキサは、空気スプリッタ、パイロット燃料ノズル、及び該パイロット燃料ノズルの上流に位置する複数のアキシァル空気スワーラを含む。空気スプリッタは、パイロット燃料ノズルの下流に位置し、また空気スワーラは、パイロット燃料ノズルの半径方向外側に位置しかつ該パイロット燃料ノズルに対して同心に取り付けられている。主ミキサは、パイロットミキサの半径方向外側に位置しかつ該パイロットミキサに対して同心に整合され、また複数の燃料噴射ポートと、コニカル空気スワーラ及びサイクロン空気スワーラのうちの少なくとも1つを備えるスワーラとを含む。主ミキサスワーラは、主ミキサ燃料噴射ポートの上流に位置する。センタボデーは、パイロットミキサと主ミキサとの間で延び、発散部分、後部部分、及びそれらの間で外向きに延びるリップ部を備える半径方向内側表面を含む。
【0010】
別の形態において、ガスタービンエンジンの燃焼器用のミキサ組立体が提供される。ミキサ組立体は、燃焼器からのエミッションを制御するように構成され、パイロットミキサと主ミキサと環状のセンタボデーとを含む。パイロットミキサは、パイロット燃料ノズル、及び該パイロット燃料ノズルの上流にかつ半径方向外側に位置する複数のアキシァルスワーラを含む。主ミキサは、パイロットミキサの半径方向外側にかつ該パイロットミキサに対して同心に位置し、また複数の燃料噴射ポート及び該燃料噴射ポートの上流に位置するスワーラを含む。センタボデーは、主ミキサとパイロットミキサとの間で延び、かつパイロットミキサを流出する流れを該パイロットミキサの下流のパイロット火炎域中に向けるように構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は低圧圧縮機12、高圧圧縮機14、及び燃焼器16を含むガスタービンエンジン10の概略図である。エンジン10はまた、高圧タービン18及び低圧タービン20を含む。
【0012】
運転中、空気は低圧圧縮機12を通って流れ、加圧された空気は低圧圧縮機12から高圧圧縮機14に供給される。高度に加圧された空気は燃焼器16に送り込まれる。燃焼器16からの空気流(図1には示さず)はタービン18及び20を駆動する。
【0013】
図2は、図1に示すエンジン10と類似のガスタービンエンジンに用いられる燃焼器16の断面図であり、また図3は、区域3に沿った燃焼器16の拡大図である。図4は、図3に示す区域4に沿った燃焼器の拡大図である。1つの実施形態において、ガスタービンエンジンは、CFM Internationalから入手可能なCFM型エンジンである。別の実施形態において、ガスタービンエンジンは、オハイオ州シンシナチにあるGeneral Electric Companyから入手可能なGE90型エンジンである。
【0014】
各燃焼器16は、環状の半径方向外側ライナ32及び半径方向内側ライナ34により形成される燃焼領域すなわち燃焼室30を含む。より具体的には、外側ライナ32は燃焼室30の外側境界面を形成し、また内側ライナ34は燃焼室30の内側境界面を形成する。ライナ32及び34は、ライナ32及び34の周りに周方向に延びる環状の燃焼器ケーシング36から半径方向内側に位置する。
【0015】
燃焼器16はまた、それぞれ外側ライナ32及び内側ライナ34の上流に取り付けられた環状のドーム40を含む。ドーム40は燃焼室30の上流端を形成し、またミキサ組立体41はドーム40の周りに周方向に間隔を置いて配置されて、燃料及び空気の混合気を燃焼室30に供給する。
【0016】
各ミキサ組立体41は、パイロットミキサ42と、主ミキサ44と、それらの間で延びるセンタボデー43とを含む。センタボデー43は、パイロットミキサ42と流体連通しかつ該パイロットミキサ42の下流に位置するチャンバ50を形成する。チャンバ50は対称軸線52を有しており、ほぼ円筒形の形状である。パイロット燃料ノズル54はチャンバ50中に延びて、対称軸線52に対して対称的に取り付けられる。ノズル54は、燃料の液滴をパイロットチャンバ50中に供給するための燃料インジェクタ58を含む。1つの実施形態において、パイロット燃料インジェクタ58は、噴射噴出口(図示せず)を通して燃料を供給する。別の実施形態において、パイロット燃料インジェクタ58は、単式噴射スプレー(図示せず)によって燃料を供給する。
【0017】
パイロットミキサ42はまた、1対の同心に取り付けられたスワーラ60を含む。より具体的には、スワーラ60はアキシァルスワーラであり、パイロット内側スワーラ62及びパイロット外側スワーラ64を含む。パイロット内側スワーラ62は環状であり、パイロット燃料インジェクタ58の周りに周方向に配置される。各スワーラ62及び64は、それぞれパイロット燃料インジェクタ58の上流に配置された複数の翼66及び68を含む。翼66及び68は、エンジンの低出力運転時に、所望の点火特性、リーン安定性、しかも低い一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)エミッションが得られるように選ばれる。
【0018】
パイロットスプリッタ70は、パイロット内側スワーラ62とパイロット外側スワーラ64との半径方向の間に位置し、かつパイロット内側スワーラ62及びパイロット外側スワーラ64から下流に延びる。より具体的には、パイロットスプリッタ70は、環状であり、パイロット内側スワーラ62の周りに周方向に延びて、内側スワーラ62を通って移動する空気流を外側スワーラ64を通って流れる空気流から分離する。スプリッタ70は、エンジンの低出力運転時に燃料の被膜面を生じる、中細の内側表面74を有する。スプリッタ70はまた、パイロットミキサ42を通って流れる空気の軸方向速度を減少させて、高温ガスの再循環を可能にする。
【0019】
パイロット外側スワーラ64は、パイロット内側スワーラ62の半径方向外側に位置し、かつパイロットハウジング46の内側表面78の半径方向内側に位置する。より具体的には、パイロット外側スワーラ64は、パイロット内側スワーラ62の周りに周方向に延び、かつパイロットスプリッタ70とパイロットハウジング46との半径方向の間に位置する。1つの実施形態において、パイロット内側旋回翼66は、それを通って流れる空気を、パイロット外側旋回翼68を通って流れる空気と同じ方向に旋回させる。別の実施形態において、パイロット内側旋回翼66は、それを通って流れる空気を、パイロット外側旋回翼68がそれを通って流れる空気を旋回させる第2の方向と反対方向の第1の方向に旋回させる。
【0020】
主ミキサ44は、環状の空洞92を形成する環状の主ハウジング90を含む。主ミキサ44は、パイロットミキサ42に対して同心に整合され、かつ該パイロットミキサ42の周りに周方向に延びる。燃料マニホルド94が、パイロットミキサ42と主ミキサ44との間で延びる。より具体的には、燃料マニホルド94は、パイロットミキサ42の周りで周方向に延び、センタボデー43と主ハウジング90との間に位置する。
【0021】
燃料マニホルド94は、ハウジング96の外部表面100に取り付けられた複数の噴射ポート98を含み、燃料マニホルド94から半径方向外向きに主ミキサ空洞92中に燃料を噴射する。燃料噴射ポート98は、主ミキサ44の内部での周方向の燃料・空気の混合を促進する。
【0022】
1つの実施形態において、マニホルド94は、1対の列の周方向に間隔を置いて配置された噴射ポート98を含む。別の実施形態において、マニホルド94は、周方向に間隔を置いて配置された列には配列されていない複数の噴射ポート98を含む。噴射ポート98の位置は、燃料・空気の混合の度合を調節して、変化するエンジン運転状態のもとで低い窒素酸化物(NOx)エミッションを達成し、また完全燃焼を保証するように選ばれる。更に、噴射ポート位置はまた、燃焼の不安定性を減少又は防止するのを促進するように選ばれる。
【0023】
センタボデー43は、パイロットミキサ42と主ミキサ44とを分離する。従って、パイロットミキサ42は、パイロット運転中に主ミキサ44から覆い隠されて、CO及びHCエミッションも減少させながらパイロット性能の安定性及び効率を向上させるのを促進する。更に、センタボデー43は、燃焼器16中に噴射されたパイロット燃料を完全に燃焼終了させるのを促進するような形状にされる。より具体的には、センタボデー43の内側壁102は、中細の表面104、後部シールド106、及びそれらの間で外向きに延びるリップ部108を含み、主ミキサ44を流出する空気流中へのパイロット火炎の拡散及び混合を制御するのを促進する。
【0024】
中細表面104は、前縁110からリップ部108まで延び、後部シールド106は、リップ部108から後縁112まで延びる。リップ部108は、ほぼ平坦な表面120、背部アプローチ122、及びそれらの間で延びる鋭いコーナ部124を含む。表面120は、表面104からコーナ部124まで延びて、コーナ部124においてリップ部幅130を形成する。更に、コーナ部124は、後部シールド106から距離134だけ上流にオフセットされている。距離134は、リップ部凹部又はリップ部沈設部として公知である。この例示的な実施形態において、距離134は、おおよそ5.0ミルに等しい。
【0025】
リップ部コーナ部124は、表面の下流端132に位置し、表面120と背部アプローチ122との間で延びる。より具体的には、リップ部コーナ部124は、アプローチ122から90度より大きく、表面120からは90度より僅かに小さい角位置で配向されている。
【0026】
背部アプローチ122は、半径R1により形成される弧状形状でリップ部表面120に向かって凹設されている。この例示的な実施形態において、半径R1は、おおよそ5.0ミルに等しい。別の実施形態においては、背部アプローチ122は、リップ部表面120に向かって凹設されておらず又半径R1により形成されていない。背部アプローチ半径R1は、表面104に対して後部シールド106の配向を定めるセンタボデーの半径R2より小さい。この例示的な実施形態において、センタボデーの半径R2は、おおよそ95ミルに等しい。
【0027】
リップ部108の配向は、点火特性、高出力及び低出力運転における燃焼安定性、並びに低出力運転状態において発生するエミッションを向上させるのを促進するように可変に選ばれる。より具体的には、半径R1、リップ部幅130、オフセット距離134、半径R2、表面104に対する表面120の配向、並びに背部アプローチ122及び表面120に対するコーナ部122の配向は、可変に選定されて、点火特性、高出力及び低出力運転における燃焼安定性、並びに低出力運転状態において発生するエミッションを向上させるのを促進するように可変に選ばれる。
【0028】
主ミキサ44はまた、それぞれが燃料噴射ポート98の上流に配置された、第1のスワーラ140及び第2のスワーラ142を含む。第1のスワーラ140は、コニカルスワーラであり、それを通って流れる空気流は、コニカルスワーラ角度(図示せず)で吐出される。コニカルスワーラ角度は、第1のスワーラ140から吐出される空気流に比較的低い半径方向内向きの運動量を与えるように選ばれ、このことが、噴射ポート98から半径方向外向きに噴射される燃料の半径方向の燃料・空気の混合を向上させるのを促進する。別の実施形態において、第1のスワーラ140は、同一方向に回転又は反対方向に回転することができる対になった旋回翼(図示せず)に分割される。
【0029】
第2のスワーラ142は、中心ミキサの対称軸線52にほぼ平行な方向に空気を吐出して、主ミキサの燃料・空気の混合を向上させるのを促進するアキシァルスワーラである。1つの実施形態において、主ミキサ44は、第1のスワーラ140を含むのみであり、第2のスワーラ142を含まない。
【0030】
燃料供給装置150は、燃料を燃焼器16に供給し、またパイロット燃料回路152及び主燃料回路154を含む。パイロット燃料回路152は、パイロット燃料インジェクタ58に燃料を供給し、また主燃料回路154は、主ミキサ44に燃料を供給し、かつ燃焼器16内で発生する窒素酸化物エミッションを制御するのに用いられる複数の独立した燃料段を含む。
【0031】
運転に際して、ガスタービンエンジン10が始動してアイドリング運転状態で運転されると、燃料及び空気が燃焼器16に供給される。ガスタービンのアイドリング運転状態では、燃焼器16は、作動のためにパイロットミキサ42のみを用いる。パイロット燃料回路152は、パイロット燃料インジェクタ58を通して燃焼器16に燃料を噴射する。同時に、空気流は、パイロットスワーラ60並びに主ミキサスワーラ140及び142に流入する。パイロット空気流は、中心ミキサの対称軸線52にほぼ平行に流れて、パイロットスプリッタ70に突き当たり、パイロットスプリッタ70が旋回運動をしているパイロット空気流をパイロット燃料インジェクタ58から流出する燃料の方向に導く。より具体的には、空気流は、リップ部108によってパイロットミキサ42の下流のパイロット火炎域中に向けられる。パイロット空気流は、パイロット燃料インジェクタ58からの噴射パターン(図示せず)を崩壊させないで、代わりに燃料を安定させ霧化する。主ミキサ44を通して吐出される空気流は、燃焼室30中に流入する。
【0032】
更に、運転中には、リップ部コーナ部124は、パイロットミキサ流れをセンタボデー後部シールド106の下流の主ミキサ流れから分離するのを促進する。その上に、背部アプローチ122の弧状形状は、センタボデー表面120及び後部シールド122に沿って燃料が付着するのを防止するのを促進し、このようにして表面120及び後部シールド122に沿った付着物の形成を減少させるのを促進する。パイロット燃料段のみを利用することにより、燃焼器16が低出力運転効率を維持して、燃焼器16から排出されるエミッションを制御して最小限にすることが可能になる。パイロット空気流はリップ部108によって主ミキサ空気流から更に分離されているので、パイロット燃料は完全に点火され燃焼され、その結果リーン安定性と低い一酸化炭素、炭化水素、及び窒素酸化物の低出力時エミッションをもたらす。
【0033】
ガスタービンエンジン10が、アイドリング運転状態から増大出力運転状態に加速されると、追加の燃料及び空気が燃焼器16中に導入される。増大出力運転状態では、パイロット燃料段に加えて、主ミキサ44には、燃料が主燃料回路154により供給され、燃料噴射ポート98によって半径方向内向きに噴射される。主ミキサスワーラ140及び142は、半径方向及び周方向の燃料・空気の混合を促進して、燃焼のためのほぼ均一な燃料及び空気の分配をもたらす。より具体的には、主ミキサスワーラ140及び142を流出する空気流は、主ミキサ空洞92を貫くように燃料を強制的に半径方向外向きに広げて、燃料・空気の混合を促進し、主ミキサ44がリーンな空気・燃料混合気で作動するのを可能にする。その上に、燃料・空気混合気を一様に分配することで、完全燃焼させるのを促進し、高出力運転時のNOxエミッションを減少させる。
【0034】
上述の燃焼器は、費用効果が良くかつ高い信頼性がある。燃焼器は、パイロットミキサと主ミキサとセンタボデーとを備えるミキサ組立体を含む。パイロットミキサは低出力運転時に用いられ、また主ミキサは中間及び高出力運転時に用いられる。アイドリング運転状態の間は、燃焼器は低エミッションで作動し、主ミキサには空気のみが供給される。増大出力運転状態の間は、燃焼器は、コニカルスワーラを含む主ミキサにも燃料が供給され、主ミキサの燃料・空気の混合を向上させる。センタボデーのリップ部は、パイロット燃料・空気混合気を一様に分配するのを促進して、燃焼を向上させかつ燃焼器内部の全体的な火炎温度を低下させる。作動温度が低下し燃焼が向上することで、高出力運転時における作動効率の向上と燃焼器エミッションの減少を促進する。その結果、燃焼器は、高い燃焼効率でしかも低い一酸化炭素、窒素酸化物、及び排煙エミッションで作動する。
【0035】
本発明を種々の特定の実施形態に関して説明してきたが、本発明は特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内の変形形態で実施可能であることは、当業者には明らかであろう。また、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 燃焼器を含むガスタービンエンジンの概略図。
【図2】 図1に示すガスタービンエンジンに用いることができる燃焼器の断面図。
【図3】 図2に示す燃焼器の区域3に沿った部分の拡大図。
【図4】 図3に示す区域4に沿った燃焼器の拡大図。
【符号の説明】
42 パイロットミキサ
43 センタボデー
44 主ミキサ
50 チャンバ
54 パイロット燃料ノズル
60 アキシャルスワーラ
70 空気スプリッタ
74 センタボデーの半径方向内側表面
90 主ハウジング
92 主ミキサ空洞
94 燃料マニホルド
96 ハウジング
98 燃料噴射ポート
104 センタボデーの中細表面
106 後部シールド
108 リップ部
140 第1のスワーラ
142 第2のスワーラ
150 燃料供給装置
152 パイロット燃料回路
154 主燃料回路
Claims (9)
- パイロット燃料ノズル(54)及び複数のアキシァルスワーラ(60)を備えるパイロットミキサ(42)と、主スワーラ及び複数の燃料噴射ポート(98)を備える主ミキサ(44)と、それらの間で延び、発散部分、第2の半径(R 2 )を有する後部部分(106)、及びそれらの間で外向きに延びるリップ部(108)を備える半径方向内側表面(104)を含む環状のセンタボデー(43)とを有するミキサ組立体(41)を含む燃焼器(16)からのエミッション量を減少させるのを促進するように、ガスタービンエンジン(10)を運転する方法であって、
燃料が前記パイロットミキサのアキシァルスワーラから下流方向に吐出されるように、前記パイロットミキサを通して前記燃焼器中に燃料を噴射する段階と、
前記センタボデーから延びるリップ部(108)であって、前記第2の半径(R 2 )より小さい第1の半径(R 1 )を有して弧状に凹設された背面アプローチ(122)と、平坦な表面(120)と、前記背面アプローチ及び平坦な表面の間で延びるコーナ部(124)とを備えるリップ部(108)を用いて前記パイロットミキサを流出する流れを前記パイロットミキサの下流のパイロット火炎域中に向ける段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記センタボデー(43)は、発散部分、後部部分(106)、及びそれらの間で延びるリップ部(108)を含んでおり、前記パイロットミキサ(42)を流出する流れを向ける前記段階は、前記センタボデーのリップ部を用いて前記パイロット火炎域中に流れを向ける段階を更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記センタボデーのリップ部(108)を用いて前記パイロット火炎域中に流れを向ける前記段階は、前記センタボデーの半径方向内側表面(74)に沿った付着物の形成を減少させるのを促進するように、前記リップ部を用いて流れを向ける段階を更に含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- 前記センタボデーのリップ部(108)を用いて前記パイロット火炎域中に流れを向ける前記段階は、前記パイロットミキサ(42)を流出する流れを前記主ミキサ(44)を流出する流れから隔離するのを促進するように、前記リップ部を用いて流れを向ける段階を更に含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
- ガスタービンエンジン(10)用の燃焼器(16)であって、
空気スプリッタ(70)、パイロット燃料ノズル(54)、及び該パイロット燃料ノズルの上流に位置する複数のアキシァル空気スワーラ(60)を含み、前記空気スプリッタが前記パイロット燃料ノズルの下流に位置し、前記空気スワーラが前記パイロット燃料ノズルの半径方向外側に位置しかつ該パイロット燃料ノズルに対して同心に取り付けられている、パイロットミキサ(42)と、
該パイロットミキサの半径方向外側に位置しかつ該パイロットミキサに対して同心に整合され、また複数の燃料噴射ポート(98)と、コニカル空気スワーラ及びサイクロン空気スワーラのうちの少なくとも1つを備えかつ前記燃料噴射ポートの上流に位置しているスワーラとを含む、主ミキサ(44)と、
前記パイロットミキサと主ミキサとの間で延び、発散部分、第2の半径(R 2 )を有する後部部分(106)、及びそれらの間で外向きに延びるリップ部(108)を備える半径方向内側表面(104)を含む環状のセンタボデー(43)と、
を含み、
前記リップ部(108)が、前記第2の半径(R 2 )より小さい第1の半径(R 1 )を有して弧状に凹設された背面アプローチ(122)と、平坦な表面(120)と、前記背面アプローチ及び平坦な表面の間で延びるコーナ部(124)とを備えている
ことを特徴とする燃焼器(16)。 - 前記センタボデー内側表面のリップ部(108)は、流れを前記センタボデー内側表面からはく離させるように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の燃焼器(16)。
- 前記センタボデー内側表面のリップ部(108)は、前記センタボデーの半径方向内側表面に沿った付着物の形成を減少させるのを促進するように構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の燃焼器(16)。
- 燃焼器からのエミッションを制御するように構成されている、ガスタービンエンジン(10)の燃焼器(16)用のミキサ組立体(41)であって、
パイロットミキサ(42)と主ミキサ(44)と環状のセンタボデー(43)とを含み、
前記パイロットミキサは、パイロット燃料ノズル(54)、及び該パイロット燃料ノズルの上流にかつ半径方向外側に位置する複数のアキシァルスワーラ(60)を含み、
前記主ミキサは、前記パイロットミキサの半径方向外側にかつ該パイロットミキサに対して同心に位置し、また複数の燃料噴射ポート(98)、及び該燃料噴射ポートの上流に位置するスワーラを含み、
前記センタボデーは、前記主ミキサと前記パイロットミキサとの間で延び、かつ該パイロットミキサを流出する流れを該パイロットミキサの下流のパイロット火炎域中に向けるように、発散部分、第2の半径(R 2 )を有する後部部分(106)、及びそれらの間で外向きに延びるリップ部(108)を備える半径方向内側表面(104)を含み、前記リップ部(108)が、前記第2の半径(R 2 )より小さい第1の半径(R 1 )を有して弧状に凹設された背面アプローチ(122)と、平坦な表面(120)と、前記背面アプローチ及び平坦な表面の間で延びるコーナ部(124)とを備えている
ことを特徴とするミキサ組立体(41)。 - 前記センタボデー内側表面のリップ部(108)は、前記センタボデーの半径方向内側表面に沿った付着物の形成を減少させるのを促進するように構成されていることを特徴とする、請求項8に記載のミキサ組立体(41)。
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