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JP4239086B2 - 店舗用冷凍機 - Google Patents

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Description

この発明は、スーパーやコンビニエンスストアなどの店舗において、冷蔵冷凍ショーケースや空調機などの機器に冷媒を供給する冷凍機に関する。
上記した冷凍機は一般に冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮機により高温高圧にされた冷媒ガスを冷却液化させる凝縮器とを備え、この凝縮器で液化した液冷媒を店舗建屋内に設置された複数台の冷蔵冷凍ショーケースや空調機に供給している。この種の冷凍機については、例えば特許文献1に記載されているが、図11にその従来構成の一例を示す。図11において、店舗建屋1内に冷蔵冷凍ショーケース(図示例は多段式のオープンショーケース、以下、単に「ショーケース」という。)2が設置され、屋外に冷凍機(室外機)3が設置されており、ショーケース2と冷凍機3とは冷媒配管4により結ばれている。なお、図11ではショーケース2は1台のみが示されているが、冷凍機3は複数台のショーケースや図示しない空調機(室内機)にも冷媒を供給することが可能である。
ショーケース2は、断熱壁からなるケース本体2a内に商品陳列室5が設けられ、その外側に内外二重の通風路6及び7が形成されている。内側通風路6には蒸発器8が設けられ、ケース本体下部には通風路6,7に共通に送風ファン9が設けられている。商品陳列室5には、図示しない商品を陳列する商品棚10が多段に設けられている。送風ファン9の運転により、庫内空気は白抜き矢印で示すように循環し、商品陳列室5の前面開口にエアカーテンを形成する。一方、冷凍機3は圧縮機11、その上方にV字形に配置された凝縮器12、冷却ファン13等からなり、冷却ファン13の運転により、外気が黒塗り矢印で示すように凝縮器12を通して吸排気される。
図11において、圧縮機11で高温高圧に圧縮された冷媒ガスは、凝縮器12で外気との熱交換により冷却されて凝縮液化する。この液冷媒は冷媒配管4により蒸発器8に送られ、循環する庫内空気との熱交換により蒸発する。これにより、庫内空気が冷却され、この庫内空気に接触する商品陳列室5の商品が冷却される。蒸発器8で蒸発した冷媒ガスは再び圧縮機11で圧縮される。図示しない空調機についても、冷凍機3から液冷媒が同様に蒸発器に供給され、蒸発器を通して循環する室内空気との熱交換により蒸発して店舗建屋内を冷房する。
特開2000−240980号公報
図11に示したような従来の冷凍機は室外機として店舗建屋の屋外に別置され、冷凍サイクルで発生した熱はそのまま外気に排出されている。また、この排熱を暖房などに利用しようとしても、冷凍機は屋外に位置するため店舗建屋への排気の引き込みが困難である。
この発明の課題は、冷凍機からの排熱を容易に利用し、エネルギ効率の向上と売り場環境の快適化を図ることにある。
上記課題を解決するために、この発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮機により高温高圧にされた冷媒ガスを冷却液化させる凝縮器とを備え、この凝縮器で液化した液冷媒を店舗建屋内に設置された機器に供給する店舗用冷凍機において、前記店舗建屋の壁及び床の内側に放熱チューブを這わせて前記凝縮器を構成し、前記壁及び床からの自然放熱により冷媒ガスを冷却液化させるようにするとともに、前記圧縮機からの冷媒ガスを前記壁側の凝縮器と前記床側の凝縮器とに配分する制御弁を設けるものとする(請求項1)。
請求項1の発明によれば、店舗建屋の壁及び床を凝縮器として構成することにより、床からの自然放熱で冬季には暖房し、夏季にはショーケースからの漏れ冷気の溜り(コールドアイル)を加熱するなど、冷凍機の排熱を有効利用することができる。その場合、制御弁で冷媒ガスを壁側の凝縮器と床側の凝縮器とに適度に配分することにより、床からの放熱量を適切に調整することができる。
請求項1の発明において、前記制御弁として、前記冷媒ガスを前記壁側の凝縮器又は前記床側の凝縮器のいずれかに切り換える切換弁を設けることができる(請求項2)。この切換弁により、夏季は壁側に切り換えて冷凍機の排熱を外部に排出し、冬季には床側に切り換えて暖房等に利用する。
請求項1の発明において、前記制御弁として、前記壁側の凝縮器及び前記床側の凝縮器にそれぞれ流す前記冷媒ガスの流量を調整する流量調整弁を設けることができる(請求項3)。流量調整弁によれば、床側に流す冷媒ガス流量を任意に調整できるので、暖房等の温度調節が容易になる。
請求項1の発明において、前記店舗建屋内に設置される冷蔵冷凍ショーケースからの漏れ冷気が滞留する場所に前記床側の凝縮器を設けることができる(請求項4)。これにより、冷凍機の排熱をコールドアイルの解消に利用する。
請求項1の発明において、前記店舗建屋内に設置される冷蔵冷凍ショーケースからの漏れ冷気が滞留する場所とその他の場所とに区分して前記床側の凝縮器を設けることができる(請求項5)。これにより、冷凍機の排熱をコールドアイルの解消と暖房の両方に区分して利用する。
また、この発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮機により高温高圧にされた冷媒ガスを冷却液化させる凝縮器とを備え、この凝縮器で液化した液冷媒を店舗建屋内に設置された機器に供給する店舗用冷凍機において、前記店舗建屋の壁の内部にダクトを形成し、このダクトに前記凝縮器と冷却ファンとを収容して、この冷却ファンにより前記ダクトを通して前記凝縮器に外気を通風するようにするとともに、前記凝縮器を通流した暖気を前記機器が設置される売り場の外部と内部とに分けて排気するようにし、かつこれらの排気の排気口に排気量を調整するエアダンパをそれぞれ設けるものとする(請求項6)。
請求項6の発明は、壁内部の空間を利用して凝縮器を収容するもので、これにより冷凍機が店舗建屋内部(売り場)に接近し、冷凍機排熱の利用が容易になる。そこで、冷却ファンにより壁内部のダクトを通して凝縮器に外気を通風し、生じた暖気を売り場の外部と内部とに分けて排気し、売り場に排気した暖気で暖房する。売り場に排気する暖気の流量はエアダンパにより調整することができる。
請求項6の発明において、前記売り場の内部に排気する暖気は、この売り場の床面上に流すことができる(請求項7)。これにより、売り場の足元を直に暖房する。
請求項6の発明において、前記売り場の内部に排気する暖気は、この売り場の床下に流すことができる(請求項8)。これにより、売り場を床暖房する。
この発明によれば、店舗建屋の壁及び床を凝縮器として構成し、あるいは店舗建屋の壁に凝縮器を収容することにより、冷凍機を店舗建屋に接近させ排熱を暖房等に容易に利用してエネルギー効率を高め得るとともに、コールドアイルを解消して店舗内の快適性を高めることができる。また、凝縮器の壁内への組込みにより、冷凍機の設置スペースの縮小を図ることができる。
以下、図1〜図10に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用いるものとする。
図1は、この発明の実施例1を示す店舗建屋の縦断面図である。図1において、店舗建屋1における壁14の外装パネル15の内側に放熱チューブ16が蛇行するように這わされて壁側凝縮器12Aが構成され、床17のフロアパネル18の内側に放熱チューブ19が蛇行するように這わされて床側凝縮器12Bが構成されている。後述するように、壁側凝縮器12A及び床側凝縮器12Bは、蒸発器8及び圧縮機11に対して互いに並列に接続されている。圧縮機11からの高温高圧の冷媒ガスは壁側凝縮器12A及び床側凝縮器12Bに送られ、壁14及び床17からの自然放熱で冷却されて液化する。この液冷媒はショーケース2の蒸発器8に送られて蒸発し、再び圧縮機11に吸引されて圧縮される。
図2は図1における建屋の壁の一部分を破断して示した斜視図、図3は図2における壁パネルの斜視図、図4は同じく壁パネルの縦断面図である。図2〜図4に示すように、店舗建屋1の壁14は、定尺の壁パネル20が複数枚連結されて構成されている。圧縮機11は、壁パネル20の下部凹所内に設置されている。
図3及び図4に示すように、壁パネル20は、外装パネル15と、この外装パネル15に放熱チューブ16を挟んで対向する内装パネル21と、その間に注入された断熱材22とからなっている。外装パネル15は熱伝導性のよい金属板、例えばカラー鋼板からなり、銅パイプからなる放熱チューブ16は外装パネル15の内側面に、粘着テープ23(図4)により固定されている。放熱チューブ16は、接着剤で外装パネル15に接着してもよい。内装パネル21には、合板などの一般の建材が使用される。断熱材22は、例えば発泡ウレタンが用いられ、放熱チューブ16の取り付け後に、外装パネル15と内装パネル21との間に注入されて発泡固化する。
図2において、隣接する壁パネル20の放熱チューブ16同士は接続パイプ24を介して連結され、圧縮機11及び図示しないショーケースの蒸発器とは冷媒配管4(図1)により接続される。図2では、壁側凝縮器12Aは4枚の壁パネル20により構成されているが、壁パネル20は枚数を増減することにより、壁側凝縮器12Aの容量を調節することができる。図3及び図4は壁14を構成する壁パネル20を示すものであるが、床17も同様の床パネルで構成される。
図5は、図1における冷媒回路図を示すものである。図5において、壁側凝縮器12A及び床側凝縮器12Bは、冷媒の配分を制御する制御弁としての切換弁(三方弁)25及び26を介して、圧縮機11及び蒸発器8に互いに並列に接続され、圧縮機11からの冷媒ガスは切換弁(三方弁)25及び26により壁側凝縮器12Aと床側凝縮器12Bとに配分されている。三方弁26と蒸発器8との間には受液器27及び膨張弁28が順次挿入され、蒸発器8と圧縮機11との間には気液分離器29が挿入されている。
図5の冷媒回路において、夏季には三方弁25,26は壁側凝縮器12A側に切り換えられ、冷媒は実線矢印で示すように送られる。すなわち、圧縮機11からの高温高圧の冷媒ガスは三方弁25を通して壁側凝縮器12Aに送られ、外装パネル15(図1)からの自然放熱により冷却されて液化する。この液冷媒は三方弁26を通して受液器27に貯留された後、膨張弁28で減圧されて蒸発器8に送られ、ショーケース2(図1)の庫内空気を冷却して蒸発する。蒸発後の低温低圧の冷媒ガスは、気液分離器29で未蒸発の液分が分離された後、ガス分だけが圧縮機11に吸引されて再圧縮される。この冷凍サイクルにおいて、壁側凝縮器12Aの排熱は夏季には大気中に放出される。
一方、図5の冷媒回路において、冬季には三方弁25,26は床側凝縮器12B側に切り換えられ、圧縮機11からの高温高圧の冷媒ガスは、破線矢印で示すように三方弁25を通して壁側凝縮器12Bに送られ、フロアパネル18(図1)からの自然放熱により冷却されて液化する。この液冷媒は夏季の場合と同様に、三方弁26、受液器27、膨張弁28を経て蒸発器8に送られ、蒸発した後に気液分離器29を経て圧縮機11で再圧縮される。この冷凍サイクルにおいて、冬季には床側凝縮器12Bの排熱により売り場の床暖房が行われる。なお、三方弁25,26はそれぞれ2個の二方弁で代替可能である。
図6は、図1における冷媒回路の異なる態様を示すものである。図5の冷媒回路においては、圧縮機11を出た高温高圧の冷媒ガスは三方弁25,26の切り換えにより、全量が壁側凝縮器12A又は床側凝縮器12Bのいずれかに配分されるが、その場合には排熱が暖房に必要とする熱量を上回ることがある。そこで、図6の冷媒回路では制御弁として、壁側凝縮器12A及び床側凝縮器12Bの入り口に、冷媒の流量を調整する流量調整弁30及び31をそれぞれ挿入したものである。流量調整弁30,31には、例えばニードルの進退により、流量を0%(全閉)から100%(全開)まで調整可能なものが用いられる。
図6の冷媒回路において、圧縮機11からの冷媒ガスは、夏季には実線矢印で示すように壁側凝縮器12Aに送られて放出され、冬季には破線矢印で示すように床側凝縮器12Bに送られて床暖房に利用されるが、冬季においても流量調整弁30,31の操作により床側凝縮器12Bに配分される冷媒の流量が加減され、床暖房の放熱量が適切に調整される。
ところで、図1において、ショーケース2の前面開口はエアカーテンにより外気からの遮断が図られているが、それでも破線矢印で示すように庫内からの冷気の漏れは否めず、この漏れ冷気はショーケース2の前方の床面上に冷気の溜り(コールドアイル)32となって滞留する。このコールドアイル32は、夏季においても利用客の足元を過度に冷やし不快感を与える。そこで図7はコールドアイル対策として、図6の冷媒回路における床側の凝縮器12Bをコールドアイル32が滞留する場所とその他の場所とに区分して設けたものである。
すなわち、図7において、図6の床側凝縮器12Bは12B1と12B2とに区分され、床側凝縮器12B1と12B2とは、それぞれ流量調整弁31及び33を介して互いに並列に圧縮機11に接続されている。そして、床側凝縮器12B2はコールドアイル32(図1)が生じやすい場所に、また床側凝縮器12B1はその他の場所に配置される。図7の冷媒回路において、圧縮機11からの冷媒ガスは、夏季には主として壁側凝縮器12Aに送られ、冬季には主として床側凝縮器12B1及び12B2に送られるが、夏季においても床側凝縮器12B2に一部の冷媒ガスが送られ、部分床暖房によりコールドアイル32の解消が図られる。なお、コールドアイル対策としては、図5あるいは図6の冷媒回路における床側凝縮器12Bは、専らコールドアイル用として構成することも可能である。
上記した実施例1によれば、従来は大気に放出していた凝縮器12の排熱を暖房やコールドアイル32の解消に利用することにより、エネルギ効率と売り場の快適性の向上を図ることができる。また、圧縮機11からの高温高圧の冷媒ガスを壁14及び床17を放熱面とする自然放熱で凝縮させるので、凝縮器12の冷却のための冷却ファンや通風ダクトが不要になる。その場合、定尺の壁パネル20や床パネルを連結して壁14や床17を形成することにより、工場生産したパネル材を現地で連結するだけで、建屋の壁14や床17の施工と凝縮器12の組込みとを同時に行うことができ現地作業が簡単になる。
図8はこの発明の実施例2を示す店舗建屋の縦断面図、図9は図8における冷凍機の一部を破断して示した斜視図である。図8において、凝縮器12は店舗建屋1の壁14に組み込まれ、ショーケース2は背面が壁14に近接するように設置されている。圧縮機11は凝縮器12の下部空間に設置されている。壁14は外装パネル15と内装パネル21とからなり、凝縮器12が組み込まれる部分には、外装パネル15と内装パネル2との間にダクト34が形成され、かつ内装パネル21には凝縮器12の輪郭に合わせて切欠が設けられている。一方、ダクト34の上部には冷却ファン13が収容され、外装パネル15には冷却ファン13に合わせて吸気穴35があけられている。
ここで、図9に示すように、冷凍機3は圧縮機11と凝縮器12とが一体的にユニット化されて構成されている。すなわち、図9において、ベース36の前端部にL字形に立ち上げられた支持板37の上端部にプレートフィン・チューブ型の凝縮器12が取り付け支持され、圧縮機11はベース36上に据え付けられている。支持板37には屋外に臨むように排気口38が形成され、かつこの排気口38には排気量を調整するエアダンパ39が取り付けられている。
図8に示すように、冷凍機3は切欠を通して壁14に室内側から嵌め込まれ、外装パネル15に押し当てられる。次いで、ショーケース2がその背面が凝縮器12に接するように設置される。これにより、凝縮器12の室内側の面はショーケース2のケース本体2aで塞がれ、また凝縮器12の下部空間は、冷凍機3に合わせて斜めに形成されたケース本体2aの角面及びショーケース2の中空箱状のベース40で塞がれる。しかして、ベース40には凝縮器12の下部空間から店舗建屋内の売り場41の床面上に向かう排気口42が形成され、かつこの排気口42には排気量を調整するエアダンパ43が取り付けられている。冷凍機3とショーケース2の蒸発器8とは、冷媒配管4により接続されている。
図8において、冷却ファン13の運転により吸引された外気は、黒塗り矢印で示すようにダクト34を通して凝縮器12に通風され、圧縮機11から凝縮器12に送られた冷媒ガスは外気との熱交換により凝縮する。生じた液冷媒は蒸発器8に送られ、蒸発して庫内商品を冷却する。凝縮器12を通流した暖気は、排気口38及び42から売り場41の外部(図示は屋外)と内部とに分けて排気され、売り場41の内部に排気された暖気は床面上に放出されて室内を暖房し、またコールドアイル32を解消する。売り場41の外部と内部の排気量の割合はエアダンパ39及び43の開度で調整される。この実施例2によっても、凝縮器12の排熱が暖房及びコールドアイル32の解消に有効に利用される。
図10は、この発明の実施例3を示す店舗建屋の縦断面図である。この実施例3は、図8の実施例2における売り場側の排気で床暖房を行うようにしたものである。すなわち、図10において、排気口42から排出された暖気は、エアダンパ43を介して床下に導かれ排気口44から屋外に排出される。これにより、凝縮器12の排熱で床暖房が行われる。その他の構成は実施例2と同じであるので説明を省略する。
この発明の実施例1を示す店舗建屋及び冷凍機の縦断面図である。 図1における建屋の壁の斜視図である。 図2における壁パネルを示す斜視図である。 図3の壁パネルの縦断面図である。 図1における冷媒回路を示す図である。 図1における異なる冷媒回路を示す図である。 図1における更に異なる冷媒回路を示す図である。 この発明の実施例2を示す店舗建屋及び冷凍機の縦断面図である。 図8における冷凍機の斜視図である。 この発明の実施例3を示す店舗建屋及び冷凍機の縦断面図である。 従来例を示す店舗建屋及び冷凍機の縦断面図である。
符号の説明
1 店舗建屋
2 冷蔵冷凍ショーケース
3 冷凍機
4 冷媒配管
8 蒸発器
11 圧縮機
12 凝縮器
13 冷却ファン
14 壁
16 放熱チューブ
17 床
19 放熱チューブ
25 三方弁
26 三方弁
30 流量調整弁
31 流量調整弁
32 コールドアイル
33 流量調整弁
34 ダクト
38 排気口
39 エアダンパ
42 排気口
43 エアダンパ

Claims (8)

  1. 冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮機により高温高圧にされた冷媒ガスを冷却液化させる凝縮器とを備え、この凝縮器で液化した液冷媒を店舗建屋内に設置された機器に供給する店舗用冷凍機において、
    前記店舗建屋の壁及び床の内側に放熱チューブを這わせて前記凝縮器を構成し、前記壁及び床からの自然放熱により冷媒ガスを冷却液化させるようにするとともに、前記圧縮機からの冷媒ガスを前記壁側の凝縮器と前記床側の凝縮器とに配分する制御弁を設けたことを特徴とする店舗用冷凍機。
  2. 前記制御弁として、前記冷媒ガスを前記壁側の凝縮器又は前記床側の凝縮器のいずれかに切り換える切換弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の店舗用冷凍機。
  3. 前記制御弁として、前記壁側の凝縮器及び前記床側の凝縮器に送る前記冷媒ガスの流量を調整する流量調整弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の店舗用冷凍機。
  4. 前記店舗建屋内に設置される冷蔵冷凍ショーケースからの漏れ冷気が滞留する場所に前記床側の凝縮器を設けたことを特徴とする請求項1記載の店舗用冷凍機。
  5. 前記床側の凝縮器を前記店舗建屋内に設置される冷蔵冷凍ショーケースからの漏れ冷気が滞留する場所とその他の場所とに区分して設けたことを特徴とする請求項1記載の店舗用冷凍機。
  6. 冷媒ガスを圧縮する圧縮機と、この圧縮機により高温高圧にされた冷媒ガスを冷却液化させる凝縮器とを備え、この凝縮器で液化した液冷媒を店舗建屋内に設置された機器に供給する店舗用冷凍機において、
    前記店舗建屋の壁の内部にダクトを形成し、このダクトに前記凝縮器と冷却ファンとを収容して、この冷却ファンにより前記ダクトを通して前記凝縮器に外気を通風するようにするとともに、前記凝縮器を通流した暖気を前記機器が設置される売り場の外部と内部とに分けて排気するようにし、かつこれらの排気の排気口に排気量を調整するエアダンパをそれぞれ設けたことを特徴とする店舗用冷凍機。
  7. 前記売り場の内部に排気する暖気をこの売り場の床面上に通風することを特徴とする請求項6記載の店舗用冷凍機。
  8. 前記売り場の内部に排気する暖気をこの売り場の床下に通風することを特徴とする請求項6記載の店舗用冷凍機。
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