JP4236165B2 - Content linkage system and content linkage method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツの連携技術に関するものである。特に、ネットワークを介した異なるクライアント上のコンテンツ間の連携に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像、音声、静止画、テキスト、アニメーションなどのマルチメディアコンテンツを連携させる技術として、SMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)が広く用いられている。SMILを用いることで、複数のマルチメディアコンテンツを同期させて再生することができる。また、映像や音声とアプリケーションを連携させるシステムとして、例えば、SVMV(Software Vision Multi-Vision)がある(特許文献1参照)。
SMILやSVMVを用いることにより、複数のマルチメディアコンテンツを連携して提示することが可能になっている。特に、映像や音声コンテンツの再生に同期して、その映像や音声コンテンツの内容に関連した静止画やテキスト、アニメーションなどを提示することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−244889号公報(段落[0035]〜[0045]、図3、図4参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SMILやSVMVでは、事前にスケジュール(時間とイベントとの関係を記述するドキュメント)やシナリオ(イベントに伴うシステムの状態遷移を記述するドキュメント)を作成することによって、予めコンテンツ間の連携を指定する必要がある。この際、連携内容はスケジュールやシナリオにより固定されてしまう。そのため、SMILやSVMVでは、スケジュールやシナリオに記載されていないコンテンツ間の連携は行えない。また、コンテンツの組み合わせの数に比例して、作成するスケジュールやシナリオが増加するという問題もある。
また、SMILやSVMVで作成されるコンテンツは、コンテンツ、スケジュール、シナリオなどがパッケージされた形で提供されるので、そのパッケージ単体で動作するのが通常である。そのため、SMILやSVMVでは、ネットワークを介して、異なるクライアントに存在するコンテンツ同士を動的に連携させることはできない。
【0005】
そこで、本発明は、前記課題に鑑み、コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、利用者が任意に選択したコンテンツ間の連携を実現することを目的とする。特に、異なるクライアントに存在するコンテンツ同士の連携を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明のうち、請求項1に係る発明は、ピア・ツー・ピア型のネットワークに接続されたコンテンツ連携システムが、コンテンツの登録・解除を行うコンテンツ登録部と、コンテンツのファイルタイプ別に連携コンポーネントを管理するとともに、コンテンツを登録したときに、その登録したコンテンツのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを取得する連携コンポーネント管理部と、登録したコンテンツの表示に使用するメディアビューワ及び連携コンポーネント管理部が取得した連携コンポーネントの間にメッセージ通信用のパスを設けるとともに、メディアビューワを使用することによって登録したコンテンツを表示するブラウザ部と、登録したコンテンツのうち、共有するコンテンツを共有用DBに格納し、その格納したコンテンツを、予めコンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを登録したクライアント管理テーブルに基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するとともに、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信したコンテンツを共有用DBに格納するクライアント間通信部とを具備したことを特徴とする。
【0007】
この構成において、コンテンツを登録するときには、コンテンツ登録部が、コンテンツ自体ではなく、コンテンツに関する情報(ファイル名、識別用IDなど)をコンテンツ管理テーブルに登録する。そして、コンテンツ連携の準備として、ブラウザ部が、そのコンテンツのファイルタイプに対応するメディアビューワ及び連携コンポーネント管理部が取得した連携コンポーネントの間にメッセージ通信用のパスを設けるとともに、そのコンテンツを表示する。また、コンテンツを共有するときには、クライアント間通信部が、予めコンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを登録したクライアント管理テーブルを参照して、そのコンテンツを相手のコンテンツ連携システムに送信する。それに対して、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムからコンテンツを受信したクライアント間通信部は、そのコンテンツを共有用DBに格納する。それと同時に、コンテンツ登録部が、その格納したコンテンツを登録し、ブラウザ部が、前記したコンテンツ連携の準備を行う。なお、コンテンツの登録及び共有は、コンテンツ連携システムの利用者の操作によるものとする。以上によれば、コンテンツ連携システムの登録は、利用者によるコンテンツ連携システムの登録操作があった場合、及び、コンテンツが共有された場合に行われる。
【0008】
請求項2に係る発明は、コンテンツ連携システムが、コンポーネント間通信部を具備し、メディアビューワが、表示したコンテンツ上にイベントが発生したときに、そのイベントの内容を示すイベント情報を作成し、その作成したイベント情報を連携コンポーネントに送信するとともに、連携コンポーネントから受信した制御情報に記述されている制御関数に基づく処理をコンテンツに対して実行し、連携コンポーネントは、メディアビューワから受信したイベント情報を、イベント情報に含まれるイベント名ごとにそのイベント名に対応する連携メソッド名および制御関数名を示した連携ルールに基づいて、他のコンテンツ連携システムのコンテンツに対し実行すべき連携メソッド名を示した連携メッセージに変換し、その連携メッセージをコンポーネント間通信部に送信するとともに、コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを連携ルールに基づいて制御情報に変換し、その制御情報をメディアビューワに送信し、コンポーネント間通信部は、連携コンポーネントから受信した連携メッセージをクライアント間通信部に送信するとともに、クライアント間通信部から受信した連携メッセージを、そのとき登録されているコンテンツに対応する連携コンポーネントに送信し、クライアント間通信部は、コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージをクライアント管理テーブルに基づいて他のコンテンツに送信するとともに、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージをコンポーネント間通信部に送信する構成を有することを特徴とする。
【0009】
この構成において、コンテンツへの働きかけが発生したときに、連携コンポーネントは、その働きかけに対応するイベント情報を連携ルールに基づいて連携メッセージに変換するが、具体的には、イベント情報を連携情報に変換し、その連携情報を記述した連携メッセージを作成する。また、連携コンポーネントは、コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを制御情報に変換するが、具体的には、連携メッセージに記述されている連携情報を取得し、その連携情報を制御情報に変換する。その変換の基になる連携ルールは、「イベント名・連携メソッド名・制御関数名」の組み合わせで記述することを特徴とし、連携コンポーネントは、その連携ルールを参照し、イベント名から連携メソッド名、連携メソッド名から制御関数名への変換を行う。このとき、連携メソッド名をファイルタイプ間で共通にし、イベント名と制御関数名とをファイルタイプ毎に設定することで、多彩な連携を実現することができる。例えば、イベント名に対する連携メッセージをファイルタイプ間で共通にしたり、個別にしたりするために、イベント名と連携メソッド名との対応関係をファイルタイプ毎に設定することができる。また、連携メソッドに対する連携処理の内容をファイルタイプ間で共通にしたり、個別にしたりするために、連携メソッド名と制御関数名との対応関係をファイルタイプ毎に設定することができる。
また、クライアント間通信部は、コンポーネント間通信部を介して、連携コンポーネントと連携メッセージのやりとりを行うとともに、そのクライアント間通信部同士が、ネットワークを介して、予めコンテンツの連携を行う相手のコンテンツ連携システムを登録したクライアント管理テーブルに基づいて、連携メッセージのやりとりを行う。これによって、ネットワークを介した異なるコンテンツ連携システム間において、一方のコンテンツ連携システム上のコンテンツへの働きかけに対応して、他方のコンテンツ連携システム上のコンテンツを変化させることができる。すなわち、異なるコンテンツ連携システム上のコンテンツ間の連携を行うことができる。なお、コンポーネント間通信部において、連携コンポーネントから受信した連携メッセージを折り返すことによって、一つのコンテンツ連携システム内のコンテンツ間の連携を行うこともできる。
ここで、コンテンツへの働きかけとしては、例えば、利用者のコンテンツに対する入力(マウスなどのポインティングデバイスによるクリック操作やドラッグ操作)やコンテンツの状態変化(映像コンテンツにおける再生位置の変化)などがある。
【0010】
請求項3に係る発明は、コンテンツ連携システムの一構成要素であるクライアント間通信部が、コンテンツ連携システムが起動したときに、ネットワークに接続されたコンテンツ連携システム間で、端末情報を送受信し、受信した他のコンテンツ連携システムの端末情報をクライアント管理テーブルに登録するクライアント管理部と、コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを他のコンテンツ連携システムに送信するとともに、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージをコンポーネント間通信部へ送信するメッセージ送受信部と、ネットワークに接続されたコンテンツ連携システム間で、共有するコンテンツを送受信する共有操作部とを具備したことを特徴とする。
【0011】
この構成において、クライアント間通信部は、ネットワークに接続されたコンテンツ連携システム間で、端末情報、連携メッセージ及びコンテンツを送受信するが、実際には、クライアント管理部、メッセージ送受信部及び共有操作部がそれぞれの送受信を行う。
ここで、端末情報は、そのコンテンツ連携システムを特定するための情報であり、例えば、そのクライアントのIP(InternetProtocol)アドレスや利用者のユーザ名などである。具体的には、クライアント管理部が、コンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを特定するために端末情報を送受信し、受信した端末情報をクライアント管理テーブルに登録する。
【0012】
請求項4に係る発明は、ピア・ツー・ピア型のネットワークに接続されたコンテンツ連携システムにおけるコンテンツ連携方法であって、コンテンツ連携システムは、コンテンツ登録部と、クライアント間通信部と、メディアビューワとを備え、コンテンツ登録部が、所定のコンテンツを登録するステップを実行し、クライアント間通信部が、コンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを特定するために、コンテンツ連携システムの端末情報を送受信するステップと、登録したコンテンツを、受信した端末情報に基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するステップと、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信したコンテンツを共有用DBに登録するステップと、コンテンツ上に発生したイベントに対応する連携メッセージを、受信した端末情報に基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するステップとを実行し、メディアビューワが、ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージに示されるコンテンツに対し実行すべき連携メソッド名に対応する処理を、登録又は共有したコンテンツに対して実行することによって、コンテンツの連携を行うステップとを含んで実行する方法であることを特徴とする。
【0013】
この方法によれば、まず、ネットワーク上のコンテンツ連携システム同士で、そのコンテンツ連携システムの端末情報を送受信する。そして、コンテンツを登録し、その登録したコンテンツを共有及び連携するときに、コンテンツや連携メッセージを送信する相手先のコンテンツ連携システムを特定するために、先に受信した端末情報を参照する。これによって、ネットワークに接続された異なるコンテンツ連携システム上のコンテンツ間の連携を行う。
【0015】
また、ネットワーク上にある第1のコンテンツ連携システムが、起動したときに、第1のクライアント固有情報をネットワークに送信する。それに対して、そのとき既に起動している全てのコンテンツ連携システム(第2のコンテンツ連携システム)が、第1のクライアント固有情報を受信し、記憶するとともに、応答メッセージとして、第2のクライアント固有情報を第1のコンテンツ連携システムに送信する。第1のコンテンツ連携システムは、1以上の第2のクライアント固有情報を受信し、記憶する。以上の一連の手順を、ネットワークに接続されている各コンテンツ連携システムが起動するたびに行うことによって、起動しているコンテンツ連携システムは、他のコンテンツ連携システムの固有情報を取得する。なお、「クライアント固有情報」の一例が「端末情報」である。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
≪コンテンツ連携システムの構成と概要≫
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携システムのブロック構成とネットワーク接続構成である。コンテンツ連携システムは、PC(Personal Computer)等のクライアント上で動作するシステムであり、そのシステム内でコンテンツ間の連携を実現すると共に、ピア・ツー・ピア(Peer to Peer)型ネットワークを介して複数のシステムに存在するコンテンツ間の連携を実現するものである。以下、各構成要素とその概要について説明する。
【0018】
図1に示すように、コンテンツ連携システムA、コンテンツ連携システムB及びコンテンツ連携システムCは、ネットワークを介して相互に接続されている。コンテンツ連携システムAは、利用者によるコンテンツ連携システムヘのコンテンツの登録・解除操作を受けて、その登録・解除を行うコンテンツ登録部A1と、連携コンポーネントをコンテンツのファイルタイプ別に管理し、コンテンツが登録されたときにそのコンテンツに対応する連携コンポーネントを提供する連携コンポーネント管理部A2と、そのコンテンツの表示のためのメディアビューワ及び連携コンポーネント管理部A2から提供された連携コンポーネントの間にメッセージ通信用のパスを設けるとともに、そのコンテンツを表示するブラウザ部A3と、ブラウザ部A3に複数のコンテンツが表示されているとき、コンテンツ間の連携メッセージの通信を制御するコンポーネント間通信部A4と、各クライアントで動作するコンテンツ連携システム間の通信を制御するクライアント間通信部A6とから構成される。
ブラウザ部A3には、HTML(Hyper Text Markup Language)文書連携コンポーネントA5、WebブラウザなどのHTML文書メディアビューワA7が備わっているものとする。なお、その他のファイルタイプのコンテンツ、例えば、WORD文書や映像コンテンツに対応する連携コンポーネント及びメディアビューワ(WORDアプリケーションや映像プレイヤー)を含むこともある。
【0019】
図3は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ登録部のブロック構成図である。図3に示すように、コンテンツ登録部A1は、利用者によるコンテンツ連携システムヘのコンテンツの登録・解除操作を受信する登録・解除操作受信部A12と、コンテンツ連携システム内のコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理テーブルA13と、そのコンテンツ管理テーブルA13に対してコンテンツの登録・解除を行うコンテンツ管理部A12と、コンテンツが登録されたときにそのコンテンツのファイルタイプを判別し、連携コンポーネント管理部A2に通知するファイルタイプ通知部A14とから構成される。
【0020】
図4は、本発明の実施の形態に係る連携コンポーネント管理部のブロック構成図である。図4に示すように、連携コンポーネント管理部A2は、ファイルタイプ毎に対応する連携コンポーネントを管理する連携コンポーネントDBA23と、コンテンツ登録部A1のファイルタイプ通知部A14から新たに登録されたコンテンツのファイルタイプを受信し、そのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを連携コンポーネントDBA23から検索するコンポーネント検索部A21と、コンポーネント検索部A21で検索された連携コンポーネントを連携コンポーネントDBA23から取得し、ブラウザ部A3に送信するコンポーネント配布部A22とから構成される。
【0021】
図5は、本発明の実施の形態に係るHTML文書連携コンポーネント及びHTML文書メディアビューワのブロック構成図である。図5に示すように、HTML文書連携コンポーネントA5は、コンテンツ上で発生したイベント情報(例えば、イベント名とデータ)をそのコンテンツを表示しているHTML文書メディアビューワA7から取得するイベント受信部A51と、そのイベント情報を連携ルール53に基づき連携情報(例えば、連携メソッドとデータ)に変換するイベント・メソッド変換部A52と、その連携情報を記述した連携メッセージを作成し、コンポーネント間通信部A4に送信する連携メッセージ送信部A54と、コンポーネント間通信部A4から送信された連携メッセージを受信し、その連携メッセージに記述されている連携情報を取得する連携メッセージ受信部A55と、その連携情報を連携ルールA53に基づき制御情報(例えば、制御関数名とデータ)に変換するメソッド・関数変換部A56と、その制御情報をHTML文書メディアビューワA7に送信する制御情報送信部A57とから構成される。HTML文書メディアビューワA7は、コンテンツ上で生じたイベントを外部に送信するイベント出力部A71と、外部から制御情報を受信し、その制御情報に記述されている処理をコンテンツに対して実行する外部制御入力部A72とを予め備えているものとする。
【0022】
図7は、本発明の実施の形態に係るコンポーネント間通信部のブロック構成図である。図7に示すように、コンポーネント間通信部A4は、各連携コンポーネントやクライアント間通信部から送信される連携メッセージを受信するメッセージ受信部A41と、コンテンツ登録部A1のコンテンツ管理テーブルA13を参照し、現在コンテンツ連携システムAに登録されている各コンテンツに関する情報を取得するコンテンツID取得部A42と、コンテンツID取得部A42で取得した各IDが示すコンテンツに対応する連携コンポーネントや、クライアント間通信部に対して連携メッセージを送信するメッセージ配信部A43とから構成される。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態に係るクライアント間通信部のブロック構成図である。図2に示すように、クライアント間通信部A6は、ネットワークに接続された各クライアントで動作するコンテンツ連携システム間で、各クライアントの端末情報を送受信するクライアント管理部A61と、クライアント管理部A61で受信した他のクライアントの端末情報を管理するクライアント管理テーブルA62と、コンポーネント間通信部A4から連携メッセージを受信し、その連携メッセージを他のクライアントで動作するコンテンツ連携システムに送信するとともに、他のクライアントで動作するコンテンツ連携システムから送信された連携メッセージを受信し、コンポーネント間通信部A4へ送信するメッセージ送受信部A65と、各クライアントで動作するコンテンツ連携システム間でコンテンツを送受信する共有操作部A63と、共有操作部A63で送受信するコンテンツを保管する共有用DBA64とから構成される。
以上、コンテンツ連携システムAのブロック構成について説明したが、コンテンツ連携システムB、Cについても同様であり、図2乃至図5、図7においては、符号AX(Xは数字)をそのままBX、CXに読み替えることができる。
【0024】
≪コンテンツ連携に関する処理概要≫
以上説明した構成を踏まえて、複数のコンテンツ連携システム間でコンテンツ同士を連携させる処理について詳細に説明する。
最初に、その処理の概要を、図9に示すフローチャートに沿って説明する。まず、各クライアントにおいて、コンテンツ連携システムが起動されるが、そのとき、各コンテンツ連携システムは、自クライアントの端末情報を送信すると共に、他のクライアントの端末情報を受信する。これによって、コンテンツの連携を行う相手クライアントの端末情報を取得することができる(ステップS100)。次に、利用者が、自分のクライアントを使って、所望のコンテンツの登録操作を行う。これに対応して、コンテンツ連携システムは、その登録操作を行ったコンテンツを登録する(ステップS200)。続いて、利用者は、所望のコンテンツの共有操作を行う。これに対応して、コンテンツ連携システムは、その共有操作を行ったコンテンツに対して、他のコンテンツ連携システムと共有する処理を行う(ステップS300)。そして、このようにコンテンツを共有したコンテンツ連携システム間においてコンテンツ同士の連携を行う(ステップS400)。
以下、図9の各ステップの処理について詳細に説明する。
【0025】
≪端末情報取得の処理≫
まず、利用者A、B、Cが各クライアントA、B、Cでコンテンツ連携システムA、B、Cを起動したとき、その起動されたコンテンツ連携システムA、B、Cが、ネットワークに接続されている各クライアントで動作するコンテンツ連携システムの情報(クライアントの端末情報)を取得する処理について、図10のフローチャートに沿って説明する。
【0026】
まず、利用者Aがコンテンツ連携システムAを起動した場合(ステップS101)、クライアント間通信部A6のクライアント管理部A61は、クライアントAの端末情報をネットワークに送信する(ステップS102)。このとき、端末情報としては、例えば、クライアントAのIPアドレス及び利用者Aのユーザ名を送信する。その後、ネットワーク上の他のクライアントで動作するコンテンツ連携システムが存在すれば、そのコンテンツ連携システムから応答メッセージが返信される。しかしながら、現時点では、ネットワーク上に接続しているコンテンツ連携システムはクライアントAのコンテンツ連携システムAのみであるため、応答メッセージの受信は発生しない。
【0027】
次に、利用者Bがコンテンツ連携システムBを起動した場合(ステップS103)、クライアント間通信部B6のクライアント管理部B61は、クライアントBの端末情報(クライアントBのIPアドレス及び利用者Bのユーザ名)をネットワークに送信する(ステップS104)。コンテンツ連携システムAでは、クライアント管理部A61が、コンテンツ連携システムBが送信した端末情報を受信し、その端末情報に記述されているクライアントBのIPアドレス及び利用者Bのユーザ名をクライアント管理テーブルA62に登録する(ステップS105)。そして、クライアント管理部A61は、応答メッセージとして、クライアントAの端末情報(クライアントAのIPアドレス及び利用者Aのユーザ名)をクライアントBに送信する(ステップS106)。コンテンツ連携システムBでは、クライアント管理部B61が、コンテンツ連携システムAから送信された端末情報を受信し、その端末情報に記述されているクライアントAのIPアドレス及び利用者Aのユーザ名をクライアント管理テーブルB62に登録する(ステップS107)。
【0028】
次に、利用者Cがコンテンツ連携システムCを起動した場合(ステップS108)、クライアント間通信部C6のクライアント管理部C61は、クライアントCの端末情報(クライアントCのIPアドレス及び利用者Cのユーザ名)をネットワークに送信する(ステップS109)。コンテンツ連携システムA、Bでは、クライアント管理部A61、B61が、コンテンツ連携システムCから受信した端末情報をクライアント管理テーブルA62、B62にそれぞれ登録し(ステップS110)、応答メッセージとして、クライアントA、Bの端末情報をクライアントCにそれぞれ送信する(ステップS111)。コンテンツ連携システムCでは、クライアント管理部C61が、コンテンツ連携システムA、Bから受信した端末情報をクライアント管理テーブルC62に登録する(ステップS112)。
【0029】
このようにして、コンテンツ連携システムA、B、Cは、お互いのクライアントの端末情報を取得し合うことによって、コンテンツや連携メッセージの送信相手先を特定することができる。
ここで、各クライアントがネットワークに端末情報を送信する方法として、ブロードキャスト、マルチキャストすることや、クライアント管理テーブルに登録されているアドレスに順次ユニキャストすることが考えられる。このとき、コンテンツ連携システム起動時におけるクライアントの端末情報の取得によって各クライアントのIPアドレスをクライアント管理テーブルに登録するだけでなく、主要なクライアントのIPアドレスは予め登録しておくことで対処することも考えられる。また、クライアント間で送受信される端末情報として、IPアドレス及び利用者のユーザ名の他に、例えば、クライアントのCPU(Central Processing Unit)の機種名、ネットワーク接続機器の通信速度、コンテンツ連携システムに登録されているコンテンツの数やその内容、更には、利用者の属性情報(性別、年齢、趣味など)などを送信し、クライアント管理テーブルで管理することも考えられる。
【0030】
≪コンテンツ登録の処理≫
続いて、利用者AによるHTML文書コンテンツの登録操作を受けて、コンテンツ連携システムAが、そのコンテンツを登録する処理について、図11のフローチャートに沿って説明する。
【0031】
まず、利用者Aは、クライアントAのデスクトップ上にあるHTML文書アイコンをブラウザ部A3のウインドウ内にドロップする(ステップS201、図14(a)参照)ことで、そのHTML文書コンテンツをコンテンツ連携システムAに登録する。ここで、コンテンツの登録・解除方法としては、ファイルアイコンやWebブラウザ上のハイパーテキストをドラッグして、ブラウザ部A3にドロップすることで登録し、コンテンツが表示されているウインドウを閉じることでそのコンテンツを解除する方法や、ダイアログを用いてコンテンツのファイル名やURL(Uniform Resource Locator)を登録・解除する方法などが考えられる。
このとき、図3に示すコンテンツ登録部A1では、利用者によるHTML文書コンテンツの登録操作を、登録・解除操作受信部A11が受信し、その後、コンテンツ管理部A12がそのHTML文書コンテンツに関する情報(例えば、ファイル名及び識別用ID)をコンテンツ管理テーブルA13に登録する(ステップS202)。また、ファイルタイプ通知部A14は、そのHTML文書コンテンツのファイルタイプ(“HTML”)を判別し、その判別したファイルタイプを連携コンポーネント管理部A2に通知する(ステップS203)。ここで、コンテンツのファイルタイプを判別する手段としては、ファイル名の拡張子を参照する方法や、ファイルのへッダに記載されている属性情報を参照する方法などが考えられる。
【0032】
次に、図4に示す連携コンポーネント管理部A2では、コンポーネント検索部A21が、ファイルタイプ通知部A14から受信したファイルタイプ(“HTML”)に対応する連携コンポーネントを連携コンポーネントDBA23に照会し、コンポーネント配布部A22が、対応する連携コンポーネント、この場合は、HTML文書連携コンポーネントA5を取得し、ブラウザ部A3に送信する(ステップS204)。
【0033】
そして、ブラウザ部A3では、連携コンポーネント管理部A2から受信したHTML文書連携コンポーネントA5をそのHTML文書コンテンツに付与し、HTML文書メディアビューワA7を用いてそのHTML文書をクライアントAのデスクトップに表示する(ステップS206)。ここで、「付与」の実際の処理としては、そのHTML文書を表示しているHTML文書メディアビューワA7と、HTML文書連携コンポーネントA5との間に論理的なパスを設けて、その間におけるメッセージやデータの通信を可能にする(ステップS205)。以下、「付与」を同様の意味で用いる。
【0034】
≪コンテンツ共有の処理≫
次に、コンテンツ連携システムAに登録したHTML文書コンテンツをコンテンツ連携システムB、Cで共有する処理について、図12のフローチャートに沿って説明する。
【0035】
利用者Aは、クライアントAのデスクトップに表示されているHTML文書コンテンツに対して共有操作を行う。このとき、コンテンツの共有操作としては、例えば、そのHTML文書コンテンツが表示されているウィンドウをマウスなどのポインティングデバイスにより右クリックし、そのときに開くメニューから共有操作を選択する方法や、デスクトップ上に共有用アイコンを表示し、その表示した共有用アイコンに、そのHTML文書コンテンツが表示されているウィンドウまたはHTML文書アイコンをドロップする方法などが考えられる。このとき、図2に示すクライアント間通信部A6の共有操作部A63は、利用者によるコンテンツの共有操作を受信し(ステップS301)、その共有操作が行われたHTML文書コンテンツを共有用DBA64に格納する(ステップS302)。そして、クライアント管理テーブルA62に登録されているクライアント上で動作するコンテンツ連携システム(ここでは、コンテンツ連携システムB、C)に対して、そのHTML文書コンテンツを送信する(ステップS303)。
【0036】
これに対して、コンテンツ連携システムB、Cでは、共有操作部B63、C63が、コンテンツ連携システムAから送信されたHTML文書コンテンツを受信し(ステップS304)、そのHTML文書コンテンツを共有用DBB64、C64に保管する(ステップS305)。その後、コンテンツ登録部B1、C1が、共有用DBB64、C64に保管したそのHTML文書コンテンツを呼び出し、コンテンツ連携システムB、C内のコンテンツの登録状況を管理するコンテンツ管理テーブルB13、C13にそのHTML文書コンテンツに関する情報を登録する(ステップS306)。次に、連携コンポーネント管理部B2、C2は、そのHTML文書コンテンツに対応する連携コンポーネント(HTML連携コンポーネントB5、C5)を取得する。そして、ブラウザ部B3、C3が、そのHTML文書コンテンツにHTML連携コンポーネントB5、C5を付与し(ステップS307)、HTML文書メディアビューワB7、C7を用いてそのHTML文書コンテンツをクライアントB、Cのデスクトップに表示する(ステップS308)。以上の処理により、コンテンツ連携システムAが所持するHTML文書コンテンツをコンテンツ連携システムB、Cで共有することができる。
【0037】
このとき、前記のように、所定のコンテンツ連携システムがコンテンツ自体を送信することでコンテンツの共有を実現する以外に、その所定のコンテンツ連携システムの共有用DBを用いたコンテンツの共有処理が考えられる。例えば、所定のコンテンツ連携システムの共有用DBを他のクライアントに公開し、コンテンツの共有操作では、共有するコンテンツをその共有用DBに格納し、コンテンツ自体ではなく、格納したコンテンツのURI(Uniform Resource Identifier、ネットワーク上にある資源を識別する情報)を他のコンテンツ連携システムに送信する。その後、他のコンテンツ連携システムが、受信したURIの示すコンテンツを前記共有用DBからダウンロードすることで、コンテンツの共有を実現することができる。
【0038】
≪コンテンツ連携の処理≫
更に、コンテンツ連携システムA上のHTML文書コンテンツに対する働きかけに連携して、コンテンツ連携システムB、C上のHTML文書コンテンツを変化させる処理について、図13のフローチャートに沿って説明する。
【0039】
まず、利用者Aが、コンテンツ連携システムA上のHTML文書コンテンツに対する働きかけとして、例えば、HTML文書コンテンツ内のある文字列(“富士山”)をドラッグする(ステップS401、図14(b)参照)。このとき、図5に示すHTML文書連携コンポーネントA5のイベント受信部A51は、HTML文書メディアビューワA7上で発生したイベント情報(“Drag,富士山”)を取得する(ステップS402)。その後、イベント・メソッド変換部A52は、連携ルールA53を参照し、イベント名(“Drag”)を連携メソッド名(“SearchText”)に変換する(ステップS403)。そして、連携メッセージ送信部A54は、イベント・メソッド変換部A52で取得した連携情報(“SearchText,富士山”)を記述した連携メッセージを作成し(ステップS404)、コンポーネント間通信部A4に送信する。図6に示す連携ルールでは、event要素に処理するイベント名、method要素に連携メッセージに記述する連携メソッド名、function要素に連携操作として実行する制御関数名を記述している。
【0040】
次に、図7に示すコンポーネント間通信部A4では、メッセージ受信部A41がHTML文書連携コンポーネントA5から送信された連携メッセージを受信し、その後、コンテンツID取得部A42が、コンテンツ管理部A1のコンテンツ管理テーブルA13を参照し、現在コンテンツ連携システムAに登録されているコンテンツ(ここでは、HTML文書コンテンツ)のIDを取得する。そして、メッセージ配信部A43が、その取得したIDのコンテンツに付与された連携コンポーネント(ここでは、HTML文書連携コンポーネントA5)及びクライアント間通信部A6に対して連携メッセージを送信する。
【0041】
そして、図2に示すクライアント間通信部A6のメッセージ送受信部A65は、コンポーネント間通信部A4から送信された連携メッセージを受信し、クライアント管理テーブルA62に登録されているクライアント上で動作するコンテンツ連携システム(ここでは、コンテンツ連携システムB、C)に、その連携メッセージを送信する(ステップS405)。ここで、連携メッセージには、コンテンツ連携システムAの端末情報(クライアントAのIPアドレス及び利用者Aのユーザ名)及び連携情報(“SearchText,富士山”)を記述する。
【0042】
その後、コンテンツ連携システムAでは、図5に示すHTML文書連携コンポーネントA5の連携メッセージ受信部A55が、コンポーネント間通信部A4から送信された連携メッセージを受信し、その連携メッセージに記述されている連携情報(“SearchText,富士山”)を取得する(ステップS406)。次に、メソッド・関数変換部A56が、連携ルールA53を参照し、連携メソッド名(“SearchText”)を制御関数名(“SearchHtmlText”)に変換する(ステップS407)。そして、制御情報送信部A57が、制御情報(“SearchHtmltext,富士山”)をHTML文書メディアビューワA7に送信する。HTML文書メディアビューワA7の外部制御入力部A72は、受信した制御情報に記述されている処理を実行する(ステップS408)。ここでは、HTML文書コンテンツ中に記述されている“富士山”という文字列を検索し、ハイライト表示する(図14(c)参照)。
【0043】
次に、コンテンツ連携システムB、Cでは、コンテンツ連携システムAから送信された連携メッセージをクライアント間通信部B6、C6が受信し(ステップS409)、その連携メッセージをコンポーネント間通信部B4、C4に送信する。そして、コンポーネント間通信部B4、C4は、受信した連携メッセージをHTML文書連携コンポーネントB5、C5に送信する。その後、HTML文書連携コンポーネントB5、C5は、HTML文書連携コンポーネントA5と同様の処理(ステップS410、S411)を経て、受信した連携メッセージを変換した制御情報に記述された処理を、HTML文書コンテンツに対して実行する(ステップS412)。ここでは、HTML文書コンテンツ中で“富士山”が記述されている部分を検索し、その部分をハイライト表示する(図14(c)参照)。
【0044】
以上の処理により、利用者Aによるコンテンツ連携システムA上のHTML文書コンテンツに対する働きかけによって生じたイベント情報は、連携メッセージとして、ネットワークに接続されたコンテンツ連携システムB、Cに伝えられ、その連携メッセージに対応する変化が各コンテンツで発生する。このように、コンテンツ連携システムが連携メッセージを相互に通信し合うことで、異なるクライアントに存在するコンテンツ間の連携が可能となる。
【0045】
なお、本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携システムはコンピュータ及びプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録することでその記録媒体によって提供することが可能である。また、そのプログラムをネットワークを通して提供することも可能である。
【0046】
≪その他の実施の形態≫
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1)前記実施の形態では、コンテンツ連携システムA、B、C間でコンテンツ連携システムAが所持するHTML文書コンテンツを共有し、コンテンツ連携システムA上のHTML文書コンテンツに対する働きかけに連携して、コンテンツ連携システムB、C上のHTML文書コンテンツが変化することを説明したが、本発明はその実施の形態に限定されるものではない。例えば、コンテンツ連携システムB上に、共有したHTML文書コンテンツに加えて、WORD文書コンテンツが存在し、そのWORD文書コンテンツに“富士山”という文字列が含まれていた場合、コンテンツ連携システムA上のHTML文書コンテンツに対する働きかけに連携して、コンテンツ連携システムB上のHTML文書コンテンツの表示が変化するとともに、WORD文書コンテンツの表示も変化するように処理する。ここでは、WORD文書コンテンツ中の“富士山”が記述されている部分をハイライト表示させることが考えられる。このように、本発明では、連携するコンテンツは、共有するコンテンツに限定されず、多彩な連携が実現可能である。
【0047】
(2)前記実施の形態では、コンテンツ連携システムは3つとして記載したが、3つに限定されるものではない。図8に示すように、複数のコンテンツ連携システムが網の目状にネットワーク接続されることで、そのネットワーク接続されているコンテンツ連携システム上にある全てのコンテンツ間の連携を実現することができる。
【0048】
(3)前記実施の形態では、コンテンツ連携システムAのクライアント間通信部A6から、コンテンツ連携システムB、Cに連携メッセージやコンテンツを送信するとき、クライアント管理テーブルA62に記載されている全クライアントに対して送信処理を行っているが、利用者が予め送信先を任意に指定しておくことも考えられる。例えば、利用者が、クライアント管理テーブルA62を参照し、送信先を選択するダイアログを表示し、そのダイアログで送信先を指定する方法や、クライアント管理テーブルA62に、別途チェック項目を設け、所望の送信先をチェックする方法などが考えられる。
同様に、クライアント間通信部B6、C6で、コンテンツ連携システムAから送信された連携メッセージや共有するコンテンツを受信するとき、送信元であるコンテンツ連携システムにより、連携メッセージやコンテンツの受信の可否を操作することが考えられる。例えば、連携メッセージやコンテンツの受信時に、送信元のコンテンツ連携システムとメッセージの内容を記述したダイアログを表示し、利用者に受信の可否を求める方法や、クライアント管理テーブルA62に、別途チェック項目を設け、チェックされているコンテンツ連携システムからのみ受信する方法などが考えられる。また、クライアント管理テーブルA62に別途チェック項目を設ける場合、チェックされているコンテンツ連携システムからの受信を拒否するようにしてもよい。
【0049】
(4)前記実施の形態では、コンテンツのファイルタイプ毎に連携コンポーネントを用意し、ファイルタイプ別に連携コンポーネントの付与を行っているが、このとき、多種多様な連携コンポーネントを用意し、コンテンツ毎に付与する連携コンポーネントを変化させることで、同一のファイルタイプのコンテンツでも多彩な連携が可能となる。このとき、付与する連携コンポーネントの選択方法としては、選択ダイアログを表示し、利用者に選択させることなどが考えられる。
【0050】
(5)前記実施の形態では、クライアントにおいてコンテンツ連携システムが起動したときに、端末情報を送受信するように記載したが、連携ルールを含めて送受信することが考えられる。クライアント間で必ずしも連携ルールを同じにする必要はないが、例えば、極力最新の連携ルールを利用するために、各クライアントで設定する連携ルールに改訂番号を付しておき、他のクライアントから受信した連携ルールの改訂番号が、現在の連携ルールの改訂番号より大きい場合には、現在の連携ルールを受信した連携ルールに更新するようにしてもよい。
【0051】
(6)前記実施の形態では、他のクライアントにコンテンツや連携メッセージを送信するときに、クライアント管理テーブルに登録されているクライアントを送信する相手先とするように記載したが、登録されているクライアントの一部を送信先とすることが考えられる。例えば、クライアントのユーザ名の頭文字が、コンテンツのファイル名の頭文字に一致するような端末情報のクライアント(IPアドレス)に対して、コンテンツや連携メッセージを送信するようにしてもよい。この実施の形態を有効に活用するには、クライアントのユーザ名及びコンテンツのファイル名の付与方法を体系的に整理しておくことが肝要である。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ネットワーク上のあるコンテンツ連携システムで登録したコンテンツを、他のコンテンツ連携システムと共有するので、ネットワーク上のコンテンツ連携システム間のコンテンツ連携を可能にするソフトウエア環境を提供することができる。
【0053】
請求項2に係る発明によれば、ネットワーク上のあるコンテンツ連携システムでコンテンツへの働きかけが発生したときに、他のコンテンツ連携システムでその働きかけに対応した処理をコンテンツに対して実行するので、異なるコンテンツ連携システムに存在するコンテンツ同士の連携を行うことができる。特に、連携ルールを利用することによって、コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、コンテンツ間の連携を実現することができる。
【0054】
請求項3に係る発明によれば、ネットワーク上のコンテンツ連携システム間で、端末情報、連携メッセージ及びコンテンツを送受信するので、コンテンツ連携システム間におけるコンテンツの共有及び連携を行うための基本通信機能を提供することができる。
【0055】
請求項4に係る発明によれば、まず、コンテンツ連携システムの端末情報の送受信を行い、次に、コンテンツを登録し、続いて、受信した端末情報に基づいて、登録したコンテンツの共有及び連携を行うので、ピア・ツー・ピア型ネットワーク上のコンテンツ連携システム間のコンテンツ連携を手順に従って実現することができる。
【0057】
以上説明した本発明によれば、コンテンツ間の連携を記述したスケジュールやシナリオを予め作成することを必要とせず、利用者が任意に選択したコンテンツ間の連携を実現できる。特に、異なるコンテンツ連携システムに存在するコンテンツ同士の連携を、サーバを用いることなく、各コンテンツ連携システム間での連携メッセージの相互通信により実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携システムのブロック構成とネットワーク接続構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るクライアント間通信部のブロック構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ登録部のブロック構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る連携コンポーネント管理部のブロック構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るHTML文書メディアビューワ及びHTML文書連携コンポーネントのブロック構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る連携ルールの例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るコンポーネント間通信部のブロック構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るネットワーク接続構成の例を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携に関する処理概要を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態に係る端末情報取得の処理を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ登録の処理を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ共有の処理を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携の処理を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態に係るコンテンツ連携システムのデスクトップの表示内容を示す図である。
【符号の説明】
A、B、C…コンテンツ連携システム
A1、B1、C1…コンテンツ登録部
A2、B2、C2…連携コンポーネント管理部
A3、B3、C3…ブラウザ部
A4、B4、C4…コンポーネント間通信部
A5、B5、C5…HTML文書連携コンポーネント
A6、B6、C6…クライアント間通信部
A7、B7、C7…HTML文書メディアビューワ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a content cooperation technique. In particular, the present invention relates to cooperation between contents on different clients via a network.
[0002]
[Prior art]
In recent years, SMIL (Synchronized Multimedia Integration Language) has been widely used as a technology for linking multimedia contents such as video, audio, still images, text, and animation. By using SMIL, a plurality of multimedia contents can be reproduced in synchronization. Moreover, as a system that links video and audio with an application, for example, there is SVMV (Software Vision Multi-Vision) (see Patent Document 1).
By using SMIL and SVMV, a plurality of multimedia contents can be presented in cooperation with each other. In particular, it is possible to present a still image, text, animation, or the like related to the content of the video or audio content in synchronization with the reproduction of the video or audio content.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-244889 (see paragraphs [0035] to [0045], FIG. 3 and FIG. 4)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, SMIL and SVMV specify the linkage between contents in advance by creating a schedule (document that describes the relationship between time and event) and a scenario (document that describes the system state transition associated with the event). There is a need to. At this time, the cooperation contents are fixed according to the schedule and the scenario. Therefore, in SMIL and SVMV, cooperation between contents not described in the schedule or scenario cannot be performed. Another problem is that the number of schedules and scenarios to be created increases in proportion to the number of content combinations.
In addition, since the content created by SMIL or SVMV is provided in a form in which the content, schedule, scenario, and the like are packaged, it normally operates by the package alone. Therefore, in SMIL and SVMV, contents existing in different clients cannot be dynamically linked via a network.
[0005]
Therefore, in view of the above-described problems, the present invention has an object to realize cooperation between contents arbitrarily selected by a user without needing to create a schedule or a scenario describing the cooperation between contents in advance. . In particular, an object is to realize cooperation between contents existing in different clients.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Of the present invention that solves the above problems, the invention according to claim 1 is connected to a peer-to-peer network. Tako The content collaboration system manages the content registration unit for registering and canceling content, and the linked components for each content file type. When content is registered, the linked component corresponding to the registered content file type is acquired. A message communication path is provided between the linked component management unit and the media viewer used to display the registered content and the linked component acquired by the linked component management unit, and the registered content by using the media viewer Of the registered contents and the browser part to be displayed, the shared contents are stored in the sharing DB, and the stored contents are stored. , Previously registered the content cooperation system of the other party to share and cooperate Other based on client management table Content linkage system And send to other over the network Content linkage system And an inter-client communication unit that stores content received from the sharing DB.
[0007]
In this configuration, when registering content, the content registration unit registers information (file name, identification ID, etc.) related to the content, not the content itself, in the content management table. In preparation for content cooperation, the browser unit provides a message communication path between the media viewer corresponding to the file type of the content and the cooperation component acquired by the cooperation component management unit, and displays the content. Also, when sharing content, the inter-client communication unit is the partner of the partner that will share and cooperate in advance. Content linkage system Refer to the client management table that registered the Content linkage system Send to. On the other hand, other through the network Content linkage system The client-to-client communication unit that receives the content stores the content in the sharing DB. At the same time, the content registration unit registers the stored content, and the browser unit prepares for the content linkage described above. In addition, registration and sharing of content Content linkage system It is assumed that the operation is performed by the user. According to the above, Content linkage system Registration by the user Content linkage system This is performed when there is a registration operation and when content is shared.
[0008]
In the invention according to claim 2, the content cooperation system , Inter-component communication Part Content displayed by the media viewer Event on When that happens Indicates the contents of the event Create event information, send the created event information to the linkage component and receive it from the linkage component Processing based on the control function described in the control information Is executed on the content, and the coordination component receives the event information received from the media viewer, For each event name included in the event information, the linkage method name and control function name corresponding to the event name are shown. Based on linkage rules , Indicates the name of the linkage method to be executed for content in other content linkage systems Convert to a cooperation message, and send the cooperation message to the inter-component communication unit, convert the cooperation message received from the inter-component communication unit to control information based on the cooperation rule, send the control information to the media viewer, The inter-component communication unit transmits the cooperation message received from the cooperation component to the inter-client communication unit, and transmits the cooperation message received from the inter-client communication unit to the cooperation component corresponding to the registered content at that time. The inter-client communication unit transmits the cooperation message received from the inter-component communication unit to other contents based on the client management table, and transmits other messages via the network. Content linkage system It has the structure which transmits the cooperation message received from 1 to the communication part between components.
[0009]
In this configuration, when a content action occurs, the linkage component converts event information corresponding to the action into a linkage message based on the linkage rule. Specifically, event information is converted to linkage information. Then, create a linkage message describing the linkage information. The cooperation component converts the cooperation message received from the inter-component communication unit into control information. Specifically, the cooperation component acquires the cooperation information described in the cooperation message and converts the cooperation information into control information. . The linkage rule that is the basis of the conversion is characterized by a combination of “event name, linkage method name, control function name”. The linkage component refers to the linkage rule, and from the event name to the linkage method name, Performs conversion from the linked method name to the control function name. At this time, various linkages can be realized by making the linkage method name common among the file types and setting the event name and the control function name for each file type. For example, the correspondence between the event name and the linkage method name can be set for each file type in order to make the linkage message for the event name common between file types or individually. In addition, in order to make the contents of the linkage processing for the linkage method common between file types or individually, the correspondence between the linkage method name and the control function name can be set for each file type.
In addition, the inter-client communication unit exchanges cooperation messages with the cooperation component via the inter-component communication unit, and the inter-client communication units communicate with each other in advance through the network. Content linkage system Exchanges cooperative messages based on the client management table in which is registered. This makes it different over the network Content linkage system In between Content linkage system In response to the approach to the above content, Content linkage system The above content can be changed. That is, different Content linkage system The above content can be linked. In the inter-component communication unit, by returning the cooperation message received from the cooperation component, Content linkage system It is also possible to link between the contents within.
Here, the action on the content includes, for example, an input to the user's content (click operation or drag operation using a pointing device such as a mouse) or a change in content state (change in playback position in video content).
[0010]
In the invention according to claim 3, the inter-client communication unit, which is a component of the content cooperation system, is connected to the network when the content cooperation system is activated. Content linkage system Send and receive device information And register the received terminal information of other content linkage systems in the client management table. The cooperation message received from the client management unit and the inter-component communication unit Content linkage system And send to other over the network Content linkage system Connected to the network and a message sending / receiving unit that sends the cooperative message received from the component to the inter-component communication unit Content linkage system Sharing operation unit for sending and receiving shared content And It is characterized by having.
[0011]
In this configuration, the inter-client communication unit is connected to the network. Content linkage system The terminal information, the linkage message, and the content are transmitted / received between them, but actually, the client management unit, the message transmission / reception unit, and the sharing operation unit perform the respective transmission / reception.
Here, the terminal information is Content linkage system For example, the IP (Internet Protocol) address of the client and the user name of the user. Specifically, the client management unit is the partner of content sharing and cooperation. Content linkage system Terminal information is transmitted / received to specify the received terminal information, and the received terminal information is registered in the client management table.
[0012]
The invention according to claim 4 is connected to a peer-to-peer network. Tako Content linkage method in content linkage system The content linkage system includes a content registration unit, an inter-client communication unit, and a media viewer. Step of registering predetermined contents Run , The inter-client communication department The other party to share and collaborate with Content linkage system To identify Content linkage system Sending and receiving device information for the device and the registered content based on the received device information Content linkage system Steps to send and other over the network Content linkage system Content received from In DB for sharing Register Rusu Tep and content The event that occurred above Based on the received terminal information, other cooperation messages corresponding to Content linkage system Step to send to And the media viewer Other through the network Content linkage system Message received from Name of linkage method to be executed for the content shown in And executing the processing corresponding to the above for the registered or shared content to perform the content linkage step.
[0013]
According to this method, first on the network Content linkage system Between each other Content linkage system Send and receive terminal information. And when registering the content and sharing and cooperating with the registered content, Content linkage system To identify the terminal information received earlier. This makes it different connected to the network Content linkage system Link between the above contents.
[0015]
Also, The first on the network Content linkage When the system is activated, it sends first client specific information to the network. In contrast, at that time Wake up All moving Content linkage system (Second Content linkage system ) Receives and stores the first client-specific information and uses the second client-specific information as the response message in the first Content linkage system Send to. First Content linkage system Receives and stores one or more second client specific information. Repeat the above steps for each network connected device. Content linkage system By doing every time it starts , Starting Moving Content linkage system The other Content linkage system Get the unique information of. An example of “client specific information” is “terminal information”.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0017]
≪Configuration and overview of content collaboration system≫
FIG. 1 shows a block configuration and a network connection configuration of a content cooperation system according to an embodiment of the present invention. A content cooperation system is a system that operates on a client such as a PC (Personal Computer), and realizes cooperation between contents in the system and a plurality of them via a peer-to-peer network. It realizes cooperation between contents existing in this system. Hereinafter, each component and its outline will be described.
[0018]
As shown in FIG. 1, the content cooperation system A, the content cooperation system B, and the content cooperation system C are mutually connected via the network. The content linkage system A receives a content registration / release operation from the content linkage system by the user, manages the content registration unit A1 that performs registration / release, and the linkage component for each content file type, and the content is registered. Message communication path between the linkage component management unit A2 that provides a linkage component corresponding to the content when it is performed and the media viewer for displaying the content and the linkage component provided from the linkage component management unit A2. And a browser part A3 for displaying the content, and when a plurality of contents are displayed in the browser part A3, the inter-component communication part A4 for controlling communication of the linkage message between the contents, and each client operate. Co Composed of client communication unit A6 which controls communication between the Ceiling cooperation system.
It is assumed that the browser unit A3 includes an HTML (Hyper Text Markup Language) document cooperation component A5 and an HTML document media viewer A7 such as a Web browser. Note that content of other file types, for example, a cooperation component and a media viewer (WORD application or video player) corresponding to a WORD document or video content may be included.
[0019]
FIG. 3 is a block configuration diagram of the content registration unit according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 3, the content registration unit A1 manages a registration / release operation receiving unit A12 that receives a user registration / release operation of content in the content linkage system, and a registration status of content in the content linkage system. Content management table A13, content management unit A12 for registering / releasing content to the content management table A13, and determining the file type of the content when the content is registered, It comprises a file type notification unit A14 for notification.
[0020]
FIG. 4 is a block configuration diagram of the cooperation component management unit according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 4, the linkage component management unit A2 includes the linkage component DBA 23 that manages the linkage component corresponding to each file type, and the file type of content newly registered from the file type notification unit A14 of the content registration unit A1. The component search unit A21 that searches the link component DBA23 for a link component corresponding to the file type, and the component that acquires the link component searched by the component search unit A21 from the link component DBA23 and transmits it to the browser unit A3 It is comprised from distribution part A22.
[0021]
FIG. 5 is a block configuration diagram of the HTML document cooperation component and the HTML document media viewer according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 5, the HTML document cooperation component A5 includes event reception unit A51 that acquires event information (for example, event name and data) generated on the content from the HTML document media viewer A7 displaying the content. The event / method conversion unit A52 that converts the event information into linkage information (for example, linkage method and data) based on the linkage rule 53, and a linkage message describing the linkage information are created and transmitted to the inter-component communication unit A4. The cooperative message transmitting unit A54 that receives the cooperative message transmitted from the inter-component communication unit A4, acquires the cooperative information described in the cooperative message, and the cooperative rule A53 Control information (for example, control function name And Method function conversion unit A56 for converting the data), and a control information transmitting unit A57 Prefecture for transmitting the control information in the HTML document media viewer A7. The HTML document media viewer A7 receives an event output unit A71 that transmits an event generated on the content to the outside, and external control that receives control information from the outside and executes processing described in the control information on the content It is assumed that an input unit A72 is provided in advance.
[0022]
FIG. 7 is a block configuration diagram of the inter-component communication unit according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 7, the inter-component communication unit A4 refers to the message reception unit A41 that receives the cooperation message transmitted from each cooperation component or the communication unit between clients, and the content management table A13 of the content registration unit A1. A content ID acquisition unit A42 that acquires information related to each content currently registered in the content cooperation system A, a cooperation component corresponding to the content indicated by each ID acquired by the content ID acquisition unit A42, and an inter-client communication unit And a message delivery unit A43 that transmits the cooperation message.
[0023]
FIG. 2 is a block configuration diagram of the inter-client communication unit according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 2, the inter-client communication unit A6 is received by the client management unit A61 that transmits and receives terminal information of each client between the content cooperation systems that operate on each client connected to the network, and the client management unit A61. The client management table A62 for managing the terminal information of the other clients and the cooperation message received from the inter-component communication unit A4, and the cooperation message is transmitted to the content cooperation system operating on the other client. A message transmission / reception unit A65 that receives the cooperation message transmitted from the operating content cooperation system and transmits it to the inter-component communication unit A4, and a sharing operation unit A that transmits / receives content between the content cooperation systems operating on each client 3, and a sharing DBA64 Metropolitan storing content to send and receive the shared operating unit A63.
The block configuration of the content cooperation system A has been described above, but the same applies to the content cooperation systems B and C. In FIGS. 2 to 5 and 7, the reference numeral AX (X is a number) is directly used as BX and CX. It can be replaced.
[0024]
≪Outline of processing related to content collaboration≫
Based on the configuration described above, a process for coordinating contents among a plurality of content cooperation systems will be described in detail.
First, an outline of the processing will be described along the flowchart shown in FIG. First, the content cooperation system is activated in each client. At that time, each content cooperation system transmits terminal information of the own client and receives terminal information of other clients. As a result, the terminal information of the partner client that performs content cooperation can be acquired (step S100). Next, the user performs a desired content registration operation using his / her client. In response to this, the content cooperation system registers the content for which the registration operation has been performed (step S200). Subsequently, the user performs a desired content sharing operation. In response to this, the content cooperation system performs processing for sharing the shared operation with other content cooperation systems (step S300). Then, the contents cooperate with each other between the contents cooperation systems sharing the contents in this way (step S400).
Hereinafter, the processing of each step in FIG. 9 will be described in detail.
[0025]
≪Terminal information acquisition process≫
First, when the users A, B, and C activate the content cooperation systems A, B, and C with the clients A, B, and C, the activated content cooperation systems A, B, and C are connected to the network. A process for acquiring information of a content cooperation system (client terminal information) operating on each client is described with reference to the flowchart of FIG.
[0026]
First, when the user A activates the content cooperation system A (step S101), the client management unit A61 of the inter-client communication unit A6 transmits the terminal information of the client A to the network (step S102). At this time, for example, the IP address of the client A and the user name of the user A are transmitted as the terminal information. Thereafter, if there is a content cooperation system that operates on another client on the network, a response message is returned from the content cooperation system. However, at this time, since the content cooperation system connected to the network is only the content cooperation system A of the client A, no response message is received.
[0027]
Next, when the user B activates the content cooperation system B (step S103), the client management unit B61 of the inter-client communication unit B6 displays the terminal information of the client B (the IP address of the client B and the user name of the user B). ) Is transmitted to the network (step S104). In the content cooperation system A, the client management unit A61 receives the terminal information transmitted from the content cooperation system B, and the client management table A62 displays the IP address of the client B and the user name of the user B described in the terminal information. (Step S105). Then, the client management unit A61 transmits the client A terminal information (the IP address of the client A and the user name of the user A) to the client B as a response message (step S106). In the content cooperation system B, the client management unit B61 receives the terminal information transmitted from the content cooperation system A, and the client management table shows the IP address of the client A and the user name of the user A described in the terminal information. Register in B62 (step S107).
[0028]
Next, when the user C activates the content cooperation system C (step S108), the client management unit C61 of the inter-client communication unit C6 displays the terminal information of the client C (the IP address of the client C and the user name of the user C). ) Is transmitted to the network (step S109). In the content cooperation systems A and B, the client management units A61 and B61 register the terminal information received from the content cooperation system C in the client management tables A62 and B62, respectively (step S110), and the client A and B receive response messages as response messages. The terminal information is transmitted to the client C (step S111). In the content cooperation system C, the client management unit C61 registers the terminal information received from the content cooperation systems A and B in the client management table C62 (step S112).
[0029]
In this way, the content cooperation systems A, B, and C can specify the transmission destination of the content and the cooperation message by acquiring the terminal information of each client.
Here, as a method in which each client transmits terminal information to the network, it is conceivable to broadcast or multicast, or sequentially unicast to an address registered in the client management table. At this time, not only the IP address of each client is registered in the client management table by acquiring the terminal information of the client at the time of starting the content cooperation system, but it is also possible to deal with by registering the IP address of the main client in advance. Conceivable. In addition to the IP address and user name of the user as terminal information transmitted and received between clients, for example, the model name of the CPU (Central Processing Unit) of the client, the communication speed of the network connection device, and the content linkage system are registered. It is also conceivable to transmit the number of contents and their contents, user attribute information (gender, age, hobbies, etc.), etc., and manage them with a client management table.
[0030]
≪Content registration process≫
Next, a process in which the content cooperation system A registers the content in response to the registration operation of the HTML document content by the user A will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0031]
First, the user A drops the HTML document icon on the desktop of the client A into the window of the browser part A3 (see step S201, FIG. 14 (a)), and the HTML document content is stored in the content cooperation system A. Register with. Here, as a content registration / cancellation method, a file icon or hypertext on a web browser is dragged and dropped into the browser part A3, and the content is displayed by closing the window displaying the content. And a method for registering / releasing a content file name and URL (Uniform Resource Locator) using a dialog.
At this time, in the content registration unit A1 shown in FIG. 3, the registration operation of the HTML document content by the user is received by the registration / release operation reception unit A11, and thereafter the content management unit A12 receives information (for example, the HTML document content) , File name and identification ID) are registered in the content management table A13 (step S202). Further, the file type notifying unit A14 determines the file type (“HTML”) of the HTML document content and notifies the determined file type to the cooperative component management unit A2 (step S203). Here, as a means for determining the file type of the content, a method of referring to an extension of a file name, a method of referring to attribute information described in a file header, and the like can be considered.
[0032]
Next, in the cooperation component management unit A2 shown in FIG. 4, the component search unit A21 inquires the cooperation component DBA23 for the cooperation component corresponding to the file type (“HTML”) received from the file type notification unit A14, and distributes the components. The part A22 acquires the corresponding cooperative component, in this case, the HTML document cooperative component A5, and transmits it to the browser part A3 (step S204).
[0033]
Then, the browser unit A3 attaches the HTML document cooperation component A5 received from the cooperation component management unit A2 to the HTML document content, and displays the HTML document on the desktop of the client A using the HTML document media viewer A7 (step) S206). Here, as an actual process of “granting”, a logical path is provided between the HTML document media viewer A7 displaying the HTML document and the HTML document cooperation component A5, and messages and data between them are provided. Communication is enabled (step S205). Hereinafter, “grant” is used in the same meaning.
[0034]
≪Content sharing process≫
Next, processing for sharing HTML document content registered in the content cooperation system A between the content cooperation systems B and C will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0035]
User A performs a sharing operation on the HTML document content displayed on the desktop of client A. At this time, as a content sharing operation, for example, a window in which the HTML document content is displayed is right-clicked with a pointing device such as a mouse, and a sharing operation is selected from a menu that opens at that time. A method of displaying a sharing icon and dropping the window or HTML document icon displaying the HTML document content on the displayed sharing icon can be considered. At this time, the sharing operation unit A63 of the inter-client communication unit A6 shown in FIG. 2 receives the content sharing operation by the user (step S301), and stores the HTML document content on which the sharing operation has been performed in the sharing DBA 64. (Step S302). Then, the HTML document content is transmitted to the content cooperation system (in this case, the content cooperation systems B and C) operating on the client registered in the client management table A62 (step S303).
[0036]
On the other hand, in the content cooperation systems B and C, the sharing operation units B63 and C63 receive the HTML document content transmitted from the content cooperation system A (step S304), and the HTML document content is shared with the DBB 64 and C64. (Step S305). Thereafter, the content registration units B1 and C1 call the HTML document content stored in the sharing DBB 64 and C64, and the HTML document is stored in the content management tables B13 and C13 that manage the registration status of the content in the content cooperation systems B and C. Information regarding the content is registered (step S306). Next, the cooperation component management units B2 and C2 acquire a cooperation component (HTML cooperation components B5 and C5) corresponding to the HTML document content. Then, the browser units B3 and C3 add HTML cooperation components B5 and C5 to the HTML document content (step S307), and the HTML document content is displayed on the desktops of the clients B and C using the HTML document media viewers B7 and C7. It is displayed (step S308). Through the above processing, the HTML document content possessed by the content cooperation system A can be shared by the content cooperation systems B and C.
[0037]
At this time, as described above, in addition to realizing content sharing by transmitting the content itself, the content sharing process using the sharing DB of the predetermined content collaboration system is conceivable. . For example, a sharing DB of a predetermined content linkage system is disclosed to other clients, and in content sharing operation, the shared content is stored in the sharing DB, and the URI (Uniform Resource) of the stored content is stored instead of the content itself. Identifier, information for identifying resources on the network) is transmitted to another content linkage system. Thereafter, another content cooperation system can download the content indicated by the received URI from the sharing DB, thereby realizing content sharing.
[0038]
≪Content linkage processing≫
Further, a process of changing the HTML document content on the content cooperation systems B and C in cooperation with the action on the HTML document content on the content cooperation system A will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0039]
First, the user A drags a character string (“Mt. Fuji”) in the HTML document content as an action on the HTML document content on the content cooperation system A (see step S401, FIG. 14B). At this time, the event receiving unit A51 of the HTML document cooperation component A5 shown in FIG. 5 acquires event information (“Drag, Mt. Fuji”) generated on the HTML document media viewer A7 (step S402). Thereafter, the event / method conversion unit A52 refers to the cooperation rule A53 and converts the event name (“Drag”) into the cooperation method name (“SearchText”) (step S403). Then, the cooperation message transmission unit A54 creates a cooperation message describing the cooperation information (“SearchText, Mt. Fuji”) acquired by the event / method conversion unit A52 (step S404), and transmits it to the inter-component communication unit A4. In the cooperation rule shown in FIG. 6, the event name to be processed is described in the event element, the cooperation method name described in the cooperation message is described in the method element, and the control function name executed as the cooperation operation is described in the function element.
[0040]
Next, in the inter-component communication unit A4 shown in FIG. 7, the message reception unit A41 receives the cooperation message transmitted from the HTML document cooperation component A5, and then the content ID acquisition unit A42 performs the content management of the content management unit A1. With reference to the table A13, the ID of the content (here, HTML document content) registered in the content cooperation system A is acquired. Then, the message delivery unit A43 transmits a cooperation message to the cooperation component (here, the HTML document cooperation component A5) given to the content of the acquired ID and the inter-client communication unit A6.
[0041]
Then, the message transmission / reception unit A65 of the inter-client communication unit A6 shown in FIG. 2 receives the cooperation message transmitted from the inter-component communication unit A4, and operates on the client registered in the client management table A62. Here, the cooperation message is transmitted to the content cooperation systems B and C (step S405). Here, in the cooperation message, the terminal information of the content cooperation system A (the IP address of the client A and the user name of the user A) and the cooperation information (“SearchText, Mt. Fuji”) are described.
[0042]
Thereafter, in the content cooperation system A, the cooperation message receiving unit A55 of the HTML document cooperation component A5 shown in FIG. 5 receives the cooperation message transmitted from the inter-component communication unit A4, and the cooperation information described in the cooperation message. ("SearchText, Mt. Fuji") is acquired (step S406). Next, the method / function conversion unit A56 refers to the cooperation rule A53 and converts the cooperation method name (“SearchText”) into the control function name (“SearchHtmlText”) (step S407). Then, the control information transmitting unit A57 transmits the control information (“SearchHtmltext, Mt. Fuji”) to the HTML document media viewer A7. The external control input unit A72 of the HTML document media viewer A7 executes the process described in the received control information (step S408). Here, the character string “Mt. Fuji” described in the HTML document content is searched for and highlighted (see FIG. 14C).
[0043]
Next, in the content cooperation systems B and C, the inter-client communication units B6 and C6 receive the cooperation message transmitted from the content cooperation system A (step S409), and transmit the cooperation message to the inter-component communication units B4 and C4. To do. Then, the inter-component communication units B4 and C4 transmit the received cooperation message to the HTML document cooperation components B5 and C5. Thereafter, the HTML document cooperation components B5 and C5 perform the process described in the control information obtained by converting the received cooperation message on the HTML document content through the same processing (steps S410 and S411) as the HTML document cooperation component A5. (Step S412). Here, the part in which “Mt. Fuji” is described in the HTML document content is searched, and the part is highlighted (see FIG. 14C).
[0044]
Through the above processing, the event information generated by the user A's action on the HTML document content on the content cooperation system A is transmitted as a cooperation message to the content cooperation systems B and C connected to the network, and the cooperation message is included in the cooperation message. Corresponding changes occur for each content. As described above, the content cooperation system communicates the cooperation messages with each other, thereby enabling cooperation between contents existing in different clients.
[0045]
The content linkage system according to the embodiment of the present invention can be realized by a computer and a program, and the program can be provided by recording the program on a computer-readable recording medium. . It is also possible to provide the program through a network.
[0046]
<< Other embodiments >>
An example of the preferred embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention. For example, the following embodiments can be considered.
(1) In the above embodiment, the HTML document content possessed by the content collaboration system A is shared between the content collaboration systems A, B, and C, and the content is linked to the action on the HTML document content on the content collaboration system A. Although it has been described that the HTML document content on the linkage systems B and C changes, the present invention is not limited to the embodiment. For example, if there is a WORD document content in addition to the shared HTML document content on the content cooperation system B and the word document content includes the character string “Mt. Fuji”, the HTML on the content cooperation system A In cooperation with the action on the document content, processing is performed so that the display of the HTML document content on the content cooperation system B changes and the display of the WORD document content also changes. Here, it is conceivable to highlight a portion where “Mt. Fuji” is described in the WORD document content. As described above, in the present invention, the content to be linked is not limited to the shared content, and various linkages can be realized.
[0047]
(2) In the above-described embodiment, the content cooperation system is described as three, but is not limited to three. As shown in FIG. 8, a plurality of content cooperation systems are network-connected in the form of a network, whereby cooperation between all contents on the network-connected content cooperation system can be realized.
[0048]
(3) In the above embodiment, when a cooperation message or content is transmitted from the inter-client communication unit A6 of the content cooperation system A to the content cooperation systems B and C, all clients described in the client management table A62 are dealt with. However, it is also conceivable that the user arbitrarily designates a transmission destination in advance. For example, the user refers to the client management table A62, displays a dialog for selecting a transmission destination, specifies a transmission destination in the dialog, or separately provides check items in the client management table A62 to obtain a desired transmission. A method of checking the destination can be considered.
Similarly, when the inter-client communication units B6 and C6 receive the cooperation message transmitted from the content cooperation system A and the content to be shared, the content cooperation system that is the transmission source operates whether to receive the cooperation message or the content. It is possible to do. For example, when a cooperative message or content is received, a dialog describing the content cooperation system of the transmission source and the content of the message is displayed, and a check item is separately provided in the client management table A62. For example, a method of receiving only from a checked content cooperation system can be considered. When a separate check item is provided in the client management table A62, reception from the checked content cooperation system may be rejected.
[0049]
(4) In the above embodiment, a linkage component is prepared for each file type of content and a linkage component is assigned for each file type. At this time, a variety of linkage components are prepared and assigned for each content. By changing the linkage component to be used, various linkages are possible even for content of the same file type. At this time, as a method for selecting the cooperation component to be given, a selection dialog may be displayed and the user may select it.
[0050]
(5) In the above-described embodiment, the terminal information is transmitted / received when the content cooperation system is activated in the client. However, it is conceivable that the terminal information is transmitted / received including the cooperation rule. It is not always necessary to set the same cooperation rule between clients. For example, in order to use the latest cooperation rule as much as possible, a revision number is assigned to the cooperation rule set in each client and received from other clients. When the revision number of the cooperation rule is larger than the revision number of the current cooperation rule, the current cooperation rule may be updated to the received cooperation rule.
[0051]
(6) In the above-described embodiment, when content or a cooperation message is transmitted to another client, the client registered in the client management table is described as the transmission destination. It is conceivable that a part of the destination is the transmission destination. For example, the content and the cooperation message may be transmitted to the client (IP address) of the terminal information in which the initial of the user name of the client matches the initial of the file name of the content. In order to effectively use this embodiment, it is important to systematically organize the method of assigning the user name of the client and the file name of the content.
[0052]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, there is on the network Content linkage system The content registered in Content linkage system And share on the network Content linkage system A software environment that enables content linkage between the two can be provided.
[0053]
According to the invention of claim 2, there is on the network Content linkage system When an action is taken on content, Content linkage system Because the processing corresponding to the action is executed on the content, it is different Content linkage system Can cooperate with each other. In particular, by using the cooperation rules, it is possible to realize the cooperation between contents without the need to previously create a schedule or scenario describing the cooperation between contents.
[0054]
According to the invention of claim 3, on the network Content linkage system Because terminal information, linkage messages and content are sent and received between Content linkage system It is possible to provide a basic communication function for sharing and coordinating content between users.
[0055]
According to the invention of claim 4, first, Content linkage system On the peer-to-peer network because the registered content is shared and linked based on the received terminal information. Content linkage system Can be realized according to the procedure.
[0057]
According to the present invention described above, it is possible to realize cooperation between contents arbitrarily selected by a user without requiring the creation of a schedule or scenario describing the cooperation between contents in advance. Especially different Content linkage system Without the use of a server. Content linkage system This can be realized by mutual communication of cooperative messages between them.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a block configuration and a network connection configuration of a content cooperation system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block configuration diagram of an inter-client communication unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block configuration diagram of a content registration unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a block configuration diagram of a cooperation component management unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a block configuration diagram of an HTML document media viewer and an HTML document cooperation component according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a cooperation rule according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a block configuration diagram of an inter-component communication unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a network connection configuration according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart showing an outline of processing related to content cooperation according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing terminal information acquisition processing according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart showing content registration processing according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing content sharing processing according to the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a flowchart showing content linkage processing according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing the display contents of the desktop of the content cooperation system according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
A, B, C ... Contents cooperation system
A1, B1, C1 ... Content registration section
A2, B2, C2 ... Cooperation component management part
A3, B3, C3 ... Browser part
A4, B4, C4 ... Inter-component communication unit
A5, B5, C5 ... HTML document cooperation component
A6, B6, C6 ... Inter-client communication section
A7, B7, C7 ... HTML document media viewer
Claims (4)
前記コンテンツ連携システムは、
コンテンツの登録・解除を行うコンテンツ登録部と、
コンテンツのファイルタイプ別に連携コンポーネントを管理するとともに、コンテンツを登録したときに、その登録したコンテンツのファイルタイプに対応する連携コンポーネントを取得する連携コンポーネント管理部と、
前記登録したコンテンツの表示に使用するメディアビューワ及び前記連携コンポーネント管理部が取得した連携コンポーネントの間にメッセージ通信用のパスを設けるとともに、前記メディアビューワを使用することによって前記登録したコンテンツを表示するブラウザ部と、
前記登録したコンテンツのうち、共有するコンテンツを共有用DBに格納し、その格納したコンテンツを、予め前記コンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを登録したクライアント管理テーブルに基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するとともに、前記ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信したコンテンツを共有用DBに格納するクライアント間通信部と、
を具備したことを特徴とするコンテンツ連携システム。A content linkage system connected to the peer-to-peer network,
The content linkage system includes:
A content registration unit for registering and releasing content;
A linked component management unit that manages linked components according to content file types and acquires linked components corresponding to the registered content file types when content is registered,
A browser that provides a path for message communication between the media viewer used to display the registered content and the cooperative component acquired by the cooperative component management unit, and displays the registered content by using the media viewer And
Among the registered contents, the contents to be shared are stored in the sharing DB, and the stored contents are stored in the other contents based on the client management table in which the other party's content cooperation system that shares and cooperates with the contents is registered in advance. An inter-client communication unit that stores content received from another content cooperation system via the network in a shared DB,
The content cooperation system characterized by comprising.
前記メディアビューワは、前記表示したコンテンツ上にイベントが発生したときに、そのイベントの内容を示すイベント情報を作成し、その作成したイベント情報を前記連携コンポーネントに送信するとともに、前記連携コンポーネントから受信した制御情報に記述されている制御関数に基づく処理をコンテンツに対して実行し、
前記連携コンポーネントは、前記メディアビューワから受信したイベント情報を、イベント情報に含まれるイベント名ごとにそのイベント名に対応する連携メソッド名および制御関数名を示した連携ルールに基づいて、他のコンテンツ連携システムのコンテンツに対し実行すべき連携メソッド名を示した連携メッセージに変換し、その連携メッセージを前記コンポーネント間通信部に送信するとともに、前記コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを前記連携ルールに基づいて制御情報に変換し、その制御情報を前記メディアビューワに送信し、
前記コンポーネント間通信部は、前記連携コンポーネントから受信した連携メッセージを前記クライアント間通信部に送信するとともに、前記クライアント間通信部から受信した連携メッセージを、そのとき登録されているコンテンツに対応する連携コンポーネントに送信し、
前記クライアント間通信部は、前記コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを前記クライアント管理テーブルに基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するとともに、前記ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージを前記コンポーネント間通信部に送信する
構成を有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ連携システム。The content linkage system comprises a communication unit between components,
When an event occurs on the displayed content, the media viewer creates event information indicating the content of the event, transmits the created event information to the cooperation component, and receives the event information from the cooperation component. Processing based on the control function described in the control information is executed for the content,
The coordination component, an event information received from the media viewer, based on the coordination method name and coordination rule showing a control function name corresponding to the event name for each event name included in the event information, other content cooperation Based on the linkage rule, the linkage message indicating the linkage method name to be executed on the contents of the system is converted to the linkage message, and the linkage message is transmitted to the inter-component communication unit. To control information, send the control information to the media viewer,
The inter-component communication unit transmits the cooperation message received from the cooperation component to the inter-client communication unit, and the cooperation component received from the inter-client communication unit corresponds to the content registered at that time. To
The client communication unit is adapted to send to other content cooperative system based coordination message received from the inter-component communication unit to the client management table, linkage messages received from other content linkage system via the network The content linkage system according to claim 1, wherein the content linkage system has a configuration for transmitting the message to the inter-component communication unit.
前記コンテンツ連携システムが起動したときに、前記ネットワークに接続されたコンテンツ連携システム間で、端末情報を送受信し、受信した他のコンテンツ連携システムの端末情報を前記クライアント管理テーブルに登録するクライアント管理部と、
前記コンポーネント間通信部から受信した連携メッセージを他のコンテンツ連携システムに送信するとともに、前記ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージを前記コンポーネント間通信部へ送信するメッセージ送受信部と、
前記ネットワークに接続されたコンテンツ連携システム間で、共有するコンテンツを送受信する共有操作部と、
を具備したことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ連携システム。The inter-client communication unit is
A client management unit that transmits and receives terminal information between the content cooperation systems connected to the network when the content cooperation system is activated, and registers the received terminal information of other content cooperation systems in the client management table ; ,
A message transmission / reception unit that transmits a cooperation message received from the inter-component communication unit to another content cooperation system, and transmits a cooperation message received from another content cooperation system via the network to the inter-component communication unit;
A sharing operation unit that transmits and receives content to be shared between content cooperation systems connected to the network;
Content cooperation system according to claim 2, characterized by comprising a.
前記コンテンツ連携システムは、コンテンツ登録部と、クライアント間通信部と、メディアビューワとを備え、
前記コンテンツ登録部が、
所定のコンテンツを登録するステップを実行し、
前記クライアント間通信部が、
コンテンツの共有及び連携を行う相手のコンテンツ連携システムを特定するために、コンテンツ連携システムの端末情報を送受信するステップと、
前記登録したコンテンツを、前記受信した端末情報に基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するステップと、
前記ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信したコンテンツを共有用DBに登録するステップと、
コンテンツ上に発生したイベントに対応する連携メッセージを、前記受信した端末情報に基づいて他のコンテンツ連携システムに送信するステップとを実行し、
前記メディアビューワが、
前記ネットワークを介して他のコンテンツ連携システムから受信した連携メッセージに示される前記コンテンツに対し実行すべき連携メソッド名に対応する処理を、前記登録又は共有したコンテンツに対して実行することによって、コンテンツの連携を行うステップと、
を含んで実行することを特徴とするコンテンツ連携方法。A content cooperation method in the connected content linkage system in a peer-to-peer network,
The content linkage system includes a content registration unit, an inter-client communication unit, and a media viewer.
The content registration unit
Execute a step of registering predetermined content;
The inter-client communication unit is
Transmitting and receiving terminal information of the content cooperation system in order to identify the content cooperation system of the other party to share and cooperate with the content ;
Transmitting the registered content to another content cooperation system based on the received terminal information;
And Luz steps to register the sharing DB content received from other content linkage system via the network,
Transmitting a cooperation message corresponding to an event occurring on the content to another content cooperation system based on the received terminal information ;
The media viewer is
By executing the processing corresponding to the cooperation method name to be executed on the content indicated in the cooperation message received from another content cooperation system via the network on the registered or shared content, The step of linking,
The content cooperation method characterized by performing including this.
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