JP4233744B2 - Method for manufacturing dynamic vibration absorber - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶や車両などの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物に用いて好適な動吸振器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、船舶や車両などの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物には、振動を抑制する動吸振器が用いられている。この動吸振器としては、対象構造物に異なる振動系(質量−バネ−減衰系)を付加して振動の応答を抑制するものが一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構造物に使用される動吸振器は、一般に対象構造物の一点に集中して適用されるため、大型かつバネや流体を用いた複雑なものとなってしまう。また、動吸振器は対象構造物の振動数に合わせた最適作動状態とするためのバネや減衰の調整も極めて煩雑であり、この大型かつ複雑な動吸振器を用いるには、多大な費用及び労力を要してしまう。
しかも、この種の動吸振器を大型客船の居室内に適用する場合、動吸振器が大型であるばかりか動吸振器への配管を引き回さなければならず、このため、船舶内の限られたスペースへの設置が困難であった。さらには、この種の大型客船等にあっては、居室数の関係から動吸振器によって振動を抑制させる範囲が広範囲となるため、大型かつ複雑であり、しかも調整が煩雑な動吸振器は、適用が極めて難しいという問題があった。
【0004】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大型船舶などの適用範囲が広い場合にも極めて容易にかつ低コストにて設置して良好に制振させることが可能な動吸振器の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の動吸振器の製造方法は、被吸振対象構造物に取り付けられて、この被吸振対象構造物の振動を吸振する動吸振器の製造方法であって、底板と、この底板の上面に立設されて、前記底板上を区画する枠板と、この枠板によって区画された区画内にて前記底板の上面に設けられた中子とを有する製造治具に、前記被吸振対象構造物に固定される筒状のケースを、その上端部において外周側へ屈曲された取 付片が前記枠板と前記中子との間に入り込むように設置し、この状態にて、前記ケース内における前記中子の上に錘を配設し、この錘の角部と前記ケースの隅部との間に、スペーサを配設して、前記ケースと前記錘との間に溶融状態の弾性材を流し込み、冷却させて硬化させた後、前記製造治具から取り外すとともに、前記スペーサを取り外すようにしたことを特徴とする。
【0006】
このように、筒状のケース内に、その内周面と間隔をあけて錘を配設し、内周面と錘との間に溶融させた弾性材を流し込み、この弾性材を冷却して硬化させることにより、極めて容易にかつ低コストにて、弾性材によってケース内に錘が支持された動吸振器を製造することができる。
また、このように、溶融させた弾性材を流し込む前に、ケースと錘との間に配設したスペーサによってケースと錘との間隔を容易に位置決めすることができ、錘が偏りなく弾性材によってケース内に支持された高精度な動吸振器を製造することができる。
【0007】
請求項2記載の動吸振器の製造方法は、請求項1記載の動吸振器の製造方法において、硬化した前記弾性材の一部を削ることにより、前記弾性材の量を調整し、吸振振動数の範囲を調整することを特徴としている。
【0008】
つまり、弾性材の一部を削ってその量を調整することにより、極めて容易に、吸振振動数の範囲が調整された動吸振器を製造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の動吸振器の製造方法の実施の形態例を図面を参照して説明する。
図1〜図3において、符号1は、本発明の動吸振器の製造方法にて製造された動吸振器である。この動吸振器1は、船舶や車両などの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物である被吸振対象構造物に設置されるもので、周囲を囲うように設けられた例えば鋼板からなる矩形状の筒状に形成されたケース2と、このケース2内に設けられた例えば鉄鋼からなる錘3と、ケース2の内周面と錘3の外周面との間に設けられてケース2の内周面に錘3を支持する、例えば、合成ゴム、天然ゴム等の樹脂から形成された弾性材4とから構成されている。また、ケース2には、その上端部に、外周側へ屈曲された取付片5が形成されている。
【0010】
また、錘3は、その厚さ寸法が、ケース2の高さ寸法よりも小さくされ、これにより、この錘3の上下面がケース2の上下端より内側に配置されて錘3の上下にスペースが形成されている。また、錘3の角部には、弾性材4が除去された切欠部6が形成されている。
なお、上記構造の動吸振器1において、その寸法は、縦寸法Hが約70mm、幅寸法Wが約200mm、長さ寸法Lが約250mmとされ、さらに、錘3の重量は約30kgとされている。
【0011】
次に、上記構造の動吸振器1を製造する場合について説明する。
この動吸振器1を製造する場合は、図4に示すような製造治具11を用いる。この製造治具11は、底板12と、この底板12の上面に立設されて、この底板12上を複数単位Sの格子状に区画する枠板13と、これら枠板13によって区画された単位S内にて、底板12の上面に設けられた中子14とを有している。
【0012】
そして、この製造治具11によって動吸振器1を製造する場合は、まず、この製造治具11の単位Sにて、ケース2を、その取付片5を下方へ向けて設置する。このようにすると、ケース2の取付片5が枠板13と中子14との間に入り込むとともに、ケース2内に中子14が入り込む。
この状態にて、図5に示すように、ケース2内における中子14上に錘3を配設し、この錘3の角部とケース2の隅部との間に、スペーサ15を配設する。
【0013】
次いで、図6に示すように、ケース2と錘3との間に溶融状態の弾性材4を流し込み、冷却させて硬化させる。
その後、製造治具11から取り外すとともに、スペーサ15を取り外すことにより、ケース2内に弾性材4によって錘3が支持された複数の動吸振器1が得られる。
さらに、このようにして製造した動吸振器1の吸振振動数の調整は、スペーサ15によって形成された切欠部6にて、弾性材4を削ることにより行う。
【0014】
上記のように製造された動吸振器1は、被吸振対象構造物の振動の振動部、入力部あるいは伝播部のいずれにも設置することができる。
次に、上記のようにして製造し、弾性材4を削って量を調整して各種の吸振振動数に設定した複数の動吸振器1を被吸振対象構造物に使用した吸振構造の例を説明する。
【0015】
図7に示すものは、複数の動吸振器1を、船舶のデッキプレート21の下面に取り付けた例である。このように船舶のデッキプレート21には、その下面側に防熱材22を配設するスペースAが形成されており、この既存のスペースA内にて、複数の動吸振器1を、その取付片5をデッキプレート21の下面に溶接あるいは接着によって固定する。
【0016】
そして、このように、複数の動吸振器1をデッキプレート21の下面に取り付けることにより、振動源からデッキプレート21に伝達される振動が、各動吸振器1によって吸振され、このデッキプレート21が確実に制振される。
【0017】
図8に示すものは、複数の動吸振器1を、鋼板からなる床31上に、スチールプレート32、デッキコンポジション33及びビニルタイルやカーペットからなる仕上げ材34を順に積層した浮床35を支持した船舶用の浮床構造に設置した例である。この場合、これら動吸振器1を、浮床35を支持している床31に、取付片5を溶接あるいは接着によって取り付けることにより、この床31と浮床35との間の断熱材36が設けられた既存のスペースB内に設置されている。
【0018】
そして、このように、複数の動吸振器1を床31に取り付けることにより、振動源から床31に伝達される振動が、各動吸振器1によって吸振され、この床31上に設置された浮床35への振動の伝達が確実に抑えられる。
【0019】
図9に示すものは、複数の動吸振器1を、鋼材からなる床41に支承部材42によって浮床43を支持した鉄鋼構造物の浮床構造に設置した例である。この場合も、動吸振器1を、浮床43を支持している床41に、取付片5を溶接あるいは接着によって取り付けることにより、床41と浮床43との間の既存のスペースC内に設置されている。
【0020】
そして、このように、複数の動吸振器1を床41に取り付けることにより、振動源から床41に伝達される振動が、各動吸振器1によって吸振され、この床41上に設置された浮床43への振動の伝達が確実に抑えられる。
【0021】
図10及び図11に示すものは、複数の動吸振器1を、大型船舶の振動源であるスクリュー51付近における船体52の既存のスペースD内の底板53上に設置した例である。つまり、振動源であるスクリュー51の振動が船体52へ入力される入力部分に動吸振器1が設置されている。
【0022】
そして、このように、スクリュー51からの振動が船体52へ入力される入力部に複数の動吸振器1を設置することにより、スクリュー51から船体52へ入力される振動が、各動吸振器1によって確実に吸振される。
なお、エンジンなどの動力源である振動の入力部に動吸振器1を設置しても良い。
【0023】
このように、上記構造の動吸振器1によれば、弾性材4によってケース2内に錘3が支持された単純な構造であるので、コストを大幅に低減させることができる。また、弾性材4の量を調整することにより極めて容易に吸振振動数の範囲を調整することができるので、動吸振器1を複数用意し、それぞれ弾性材4の量を調整して各種の吸振振動数の範囲として設置することにより、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用いることなく、広範囲の振動を吸収することができ、特に船舶や車両などの設置スペースに限りがあり、しかも客室数の関係から広範囲の振動を吸収する必要がある移動構造物に用いて好適である。
【0024】
また、ケース2に形成された取付片5を被吸振対象構造物に固定することにより、極めて容易に動吸振器1を所定の場所に設置することができ、設置作業の容易化を図ることができる。
【0025】
さらに、この動吸振器1を用いた吸振構造によれば、船舶や車両などの移動構造物あるいは劇場や橋などの大型構造物からなる被吸振対象構造物に、弾性材4によってケース2内に錘3が支持され、弾性材4の量を調整することにより各種の範囲の吸振振動数に調整された複数の動吸振器1を設置したので、これら各種の範囲の吸振振動数に調整された複数の動吸振器1によって被吸振対象構造物の振動を広範囲にて吸振することができる。つまり、大型かつ複雑で高価な動吸振器を用いることなく、被吸振対象構造物の床下などの既存のスペースA、B、C、D(図7〜図11参照)に分布させて、広範囲の振動を吸収することができる。
【0026】
また、この動吸振器1の製造方法によれば、筒状のケース2内に、その内周面と間隔をあけて錘3を配設し、内周面と錘3との間に溶融させた弾性材4を流し込み、この弾性材4を冷却して硬化させることにより、極めて容易にかつ低コストにて、弾性材4によってケース2内に錘3が支持された動吸振器1を製造することができる。
【0027】
そして、弾性材4の一部を削ってその量を調整することにより、極めて容易に、吸振振動数の範囲が調整された動吸振器1を製造することができる。
さらには、溶融させた弾性材4を流し込む前に、ケース2と錘3との間に配設したスペーサ15によってケース2と錘3との間隔を容易に位置決めすることができ、錘3が偏りなく弾性材4によってケース2内に支持された高精度な動吸振器1を製造することができる。
【0028】
なお、上記の例では、動吸振器1として、平面視矩形状のものを例にとって説明したが、この動吸振器1としては、平面視矩形状に限定されることはなく、例えば、平面視円形であっても良い。つまり、円筒状のケース2内に、円形に形成された錘3を配設し、これらケース2と錘3との間に弾性材4を設け、この弾性材4によって錘3を支持する構造としても良い。
【0029】
また、この動吸振器1の設置場所も上記の例に限定されることなく、制振させる必要のあるあらゆる場所に設置することができる。また、上記の例では、船舶や車両などの振動を生じさせる入力部であるスクリュー51の近傍及び振動源によって振動される客室や走行路面を形成する床部分に動吸振器1を設置したが、入力部から振動部へ伝達される振動の伝播部に動吸振器1を設置して、振動の伝達を抑制しても良い。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の動吸振器の製造方法によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載の動吸振器の製造方法によれば、筒状のケース内に、その内周面と間隔をあけて錘を配設し、内周面と錘との間に溶融させた弾性材を流し込み、この弾性材を冷却して硬化させることにより、極めて容易にかつ低コストにて、弾性材によってケース内に錘が支持された動吸振器を製造することができる。
また、溶融させた弾性材を流し込む前に、ケースと錘との間に配設したスペーサによってケースと錘との間隔を容易に位置決めすることができ、錘が偏りなく弾性材によってケース内に支持された高精度な動吸振器を製造することができる。
【0031】
請求項2記載の動吸振器の製造方法によれば、弾性材の一部を削ってその量を調整することにより、極めて容易に、吸振振動数の範囲が調整された動吸振器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の構成及び構造を説明する動吸振器の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の構成及び構造を説明する動吸振器の平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の構成及び構造を説明する動吸振器の断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の製造方法を説明する製造治具の斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の製造方法を説明する製造途中の動吸振器の断面図及び平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態例にて用いられる動吸振器の製造方法を説明する製造途中の動吸振器の平面図である。
【図7】 本発明の実施の形態例の動吸振器の配設構造を説明する船舶の床部分の断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態例の動吸振器の配設構造を説明する船舶の床部分の断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態例の動吸振器の配設構造を説明する鉄鋼構造物の床部分の断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態例の動吸振器の配設構造を説明する船舶のスクリュー付近における船体の断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態例の動吸振器の配設構造を説明する船舶のスクリュー付近における船体の側断面図である。
【符号の説明】
1 動吸振器
2 ケース
3 錘
4 弾性材
5 取付片
15 スペーサ
21 デッキプレート(被吸振対象構造物)
31、41 床(被吸振対象構造物)
52 船体(被吸振対象構造物)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a dynamic vibration absorber suitable for use in moving structures such as ships and vehicles, or large structures such as theaters and bridges.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a dynamic vibration absorber that suppresses vibration is used for a moving structure such as a ship or a vehicle or a large structure such as a theater or a bridge. As this dynamic vibration absorber, one that suppresses vibration response by adding a different vibration system (mass-spring-damping system) to a target structure is generally used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the dynamic vibration absorber used for the structure as described above is generally concentrated and applied to one point of the target structure, and thus becomes large and complicated using a spring or a fluid. In addition, the dynamic vibration absorber is very complicated to adjust the spring and damping to obtain the optimum operating state according to the frequency of the target structure. To use this large and complex dynamic vibration absorber, a large amount of cost and It takes effort.
Moreover, when this type of dynamic vibration absorber is applied to the cabin of a large passenger ship, not only the dynamic vibration absorber is large, but also the piping to the dynamic vibration absorber must be routed. It was difficult to install in the designated space. Furthermore, in this type of large passenger ship, etc., because the range of vibration suppression by the dynamic vibration absorber is wide due to the number of rooms, the dynamic vibration absorber is large and complicated, and the adjustment is complicated. There was a problem that it was extremely difficult to apply.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is possible to manufacture a dynamic vibration absorber that can be easily and inexpensively installed and satisfactorily controlled even in a wide range of applications such as large ships. It aims to provide a method .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a method of manufacturing a dynamic vibration absorber according to
[0006]
In this way, a weight is disposed in the cylindrical case with a space from the inner peripheral surface, and a molten elastic material is poured between the inner peripheral surface and the weight, and the elastic material is cooled. By curing, a dynamic vibration absorber in which the weight is supported in the case by the elastic material can be manufactured very easily and at low cost.
In addition, before the molten elastic material is poured in this way, the distance between the case and the weight can be easily positioned by the spacer disposed between the case and the weight, and the weight is not biased by the elastic material. A highly accurate dynamic vibration absorber supported in the case can be manufactured.
[0007]
The method of manufacturing a dynamic vibration absorber according to
[0008]
That is, it is possible to manufacture a dynamic vibration absorber in which the range of vibration absorption frequency is adjusted very easily by cutting a part of the elastic material and adjusting the amount thereof.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a method for manufacturing a dynamic vibration absorber according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
1-3, the code |
[0010]
Further, the
In the dynamic vibration absorber 1 having the above structure, the vertical dimension H is about 70 mm, the width dimension W is about 200 mm, the length dimension L is about 250 mm, and the
[0011]
Next, the case where the
When manufacturing this dynamic vibration absorber 1, the
[0012]
And when manufacturing the
In this state, as shown in FIG. 5, the
[0013]
Next, as shown in FIG. 6, the molten
Thereafter, the plurality of dynamic vibration absorbers 1 in which the
Further, the vibration absorption frequency of the dynamic vibration absorber 1 manufactured in this way is adjusted by cutting the
[0014]
The dynamic vibration absorber 1 manufactured as described above can be installed in any of the vibration part, the input part, or the propagation part of the vibration of the structure to be absorbed.
Next, an example of a vibration absorbing structure manufactured as described above, and using a plurality of dynamic vibration absorbers 1 that are adjusted to various vibration absorption frequencies by cutting the
[0015]
FIG. 7 shows an example in which a plurality of
[0016]
Thus, by attaching a plurality of
[0017]
In FIG. 8, a plurality of
[0018]
Thus, by attaching a plurality of
[0019]
9 shows an example in which a plurality of
[0020]
In this way, by attaching a plurality of
[0021]
10 and 11 show an example in which a plurality of
[0022]
In this way, by installing the plurality of
In addition, you may install the
[0023]
Thus, according to the
[0024]
Further, by fixing the mounting
[0025]
Furthermore, according to the vibration absorbing structure using the
[0026]
Further, according to the method of manufacturing the
[0027]
Then, by removing a part of the
Furthermore, before pouring the molten
[0028]
In the above example, the
[0029]
The installation location of the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for manufacturing a dynamic vibration absorber of the present invention, the following effects can be obtained.
According to the method for manufacturing a dynamic vibration absorber according to
Also, before pouring the molten elastic material, the distance between the case and the weight can be easily positioned by the spacer disposed between the case and the weight, and the weight is supported in the case by the elastic material without bias. A highly accurate dynamic vibration absorber can be manufactured.
[0031]
According to the method for manufacturing a dynamic vibration absorber according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a dynamic vibration absorber for explaining the configuration and structure of a dynamic vibration absorber used in an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the dynamic vibration absorber for explaining the configuration and structure of the dynamic vibration absorber used in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a dynamic vibration absorber for explaining the configuration and structure of the dynamic vibration absorber used in the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a manufacturing jig for explaining a method of manufacturing a dynamic vibration absorber used in an embodiment of the present invention.
FIGS. 5A and 5B are a cross-sectional view and a plan view of a dynamic vibration absorber in the middle of manufacture, illustrating a method of manufacturing the dynamic vibration absorber used in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view of a dynamic vibration absorber in the middle of manufacture, illustrating a method for manufacturing the dynamic vibration absorber used in the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of the floor portion of the ship, illustrating the arrangement structure of the dynamic vibration absorber according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the floor portion of the ship for explaining the arrangement structure of the dynamic vibration absorber according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a floor portion of a steel structure for explaining an arrangement structure of a dynamic vibration absorber according to an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view of the hull in the vicinity of the screw of the ship for explaining the arrangement structure of the dynamic vibration absorber according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side cross-sectional view of the hull in the vicinity of the screw of the ship for explaining the arrangement structure of the dynamic vibration absorber according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
31, 41 Floor (structure subject to vibration absorption)
52 Hull (Structure subject to vibration absorption)
Claims (2)
底板と、この底板の上面に立設されて、前記底板上を区画する枠板と、この枠板によって区画された区画内にて前記底板の上面に設けられた中子とを有する製造治具に、前記被吸振対象構造物に固定される筒状のケースを、その上端部において外周側へ屈曲された取付片が前記枠板と前記中子との間に入り込むように設置し、
この状態にて、前記ケース内における前記中子の上に錘を配設し、この錘の角部と前記ケースの隅部との間に、スペーサを配設して、
前記ケースと前記錘との間に溶融状態の弾性材を流し込み、冷却させて硬化させた後、前記製造治具から取り外すとともに、前記スペーサを取り外すようにしたことを特徴とする動吸振器の製造方法。A method of manufacturing a dynamic vibration absorber that is attached to a structure to be subjected to vibration absorption and absorbs vibration of the structure to be absorbed.
A manufacturing jig having a bottom plate, a frame plate standing on the top surface of the bottom plate and defining the bottom plate, and a core provided on the top surface of the bottom plate in a partition defined by the frame plate In addition, a cylindrical case fixed to the structure to be subjected to vibration absorption is installed so that an attachment piece bent toward the outer peripheral side at the upper end portion enters between the frame plate and the core,
In this state, a weight is disposed on the core in the case, and a spacer is disposed between a corner portion of the weight and a corner portion of the case,
A molten vibration absorber is poured between the case and the weight, cooled and cured, and then removed from the production jig and the spacer is removed. Method.
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