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JP4231124B2 - 帯鋸盤による端部切断方法およびその装置 - Google Patents

帯鋸盤による端部切断方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
この発明は、所定の長さを有したワークに切断工具としての帯鋸刃により切断加工を行う帯鋸盤による端部切断方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の長さを有したワークに切断工具としての例えば帯鋸刃で切断加工を行う際には、ワークの端部、ワークの長手方向の中央部を問わず、材質、断面形状、断面サイズが同一ならば、帯鋸刃の送り、速度からなる切断条件を同一にして切断加工を行っているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、所定の長さを有するワークの端部は、長手方向の中央部に比べて熱影響等により硬化していることが多いため、長手方向の中央部と同一の切断条件で切断加工を行うと、工具としての帯鋸刃に悪影響を与え、長寿命化を図ることができないという問題点があった。
【0004】
この発明の目的は、所定の長さを有するワークに切断加工を行ったときの切断工具の長寿命化を図るようにした切断方法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に記載の帯鋸盤による端部切断方法は、ワークを切断するための帯鋸刃を備えた帯鋸盤にして、所定の長さを有したワークに前記帯鋸刃により切断加工を行う際、前記ワークの切断位置が該ワークの長手方向の端部であるか否かを設定された判断条件により判断し、該端部に切断加工を行う際には前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工を行うことを特徴とするものである
【0006】
したがって、所定の長さを有するワークに帯鋸盤により切断加工を行う場合、ワークの長手方向の端部かどうかを判断し、その端部に切断加工を行う際にはその端部以外の部分の切断条件と同じでなく切断条件を変えて、より最適に近い切断条件で切断加工を行う。また、端部以外の部分に切断加工を行う際いは、予め設定した切断条件で切断加工が行われる。而して、従来のワークの長手方向の端部とその端部以外の部分を同じ切断条件で切断加工を行ったときよりも切断工具である帯鋸刃の長寿命化が図られる。
【0007】
請求項2に記載の帯鋸盤による端部切断装置は、ワークの実際の送り長さ(L)を測長する測長装置を備えた帯鋸盤にして、該帯鋸盤を制御する制御装置に前記帯鋸刃の鋸刃送りを制御する鋸刃送り制御部と、前記帯鋸刃の鋸速を制御する鋸刃速度制御部と、前記ワークの長手方向の端部以外を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度をファイルした切断条件ファイルと、該切断条件ファイルにファイルされた切断条件ファイルを基にして前記ワークの長手方向の前端部と後端部を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度を演算して求める演算処理手段と、ワークの長さ(L )であるワークにおいて前端部と後端部の端部切断位置を両端部の端面から長さ(α)に予め設定して記憶させた端部長さメモリと、前記測長装置により実測された前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)に位置する前記前端部の端部切断位置とが一致したか否かと、該前端部が切断された後のワークに対して切断寸法がL の複数回の切断加工が行われた後、前記複数回目の切断位置から切断寸法がL の位置に行われる最後の切断位置までの前記前端面からのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致したか否かを判断するワーク長さ比較判断手段を備えてなり、前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)とが一致した場合、および前記最後の切断位置までのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致した場合、前記前端部と後端部の端部切断位置において切断加工を行う際には、前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工を行うことを特徴とするものである。
【0008】
したがって、所定の長さを有するワークの端部に切断加工を行う場合には、切断機である帯鋸盤に備えられた測長装置でワークの実際の送り長さ(L)を測定し、この実測値が該ワークの長手方向の端部であるか否かを、制御装置の端部長さメモリに予め記憶させてあるワークの端部の長さ(α)と、前記測長装置により実測された前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)に位置する前記前端部の端部切断位置とが一致したか否かと、該前端部が切断された後のワークに対して切断寸法がL の複数回の切断加工が行われた後、前記複数回目の切断位置から切断寸法がL の位置に行われる最後の切断位置までの前記前端面からのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致したか否かをワーク長さ比較判断手段により判断し、のワークの実際の送り長さがL −αに一致したか否かをワーク長さ比較判断手段により判断し、この測定により求められた端部位置に切断加工を行う際には、前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件を前記ワークの長手方向の端部以外を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度をファイルした切断条件ファイルを基にして演算処理手段により求めて、この求められた切断条件の鋸刃速度および鋸刃送りに変更して前記端部の切断加工が行われる。
【0009】
測長装置でワークの長手方向の端部以外の部分の切断位置を測定し、この測定された長手方向の端部以外の切断位置に切断加工を行う際には、ワークの長手方向の端部以外を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度をファイルした切断条件ファイルの鋸刃送りおよび鋸刃速度からなる切断条件で切断加工が行われる
【0010】
而して、従来の端部と端部以外の部分を同じ切断条件で切断加工を行ったときよりも切断工具の長寿命化が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
【0012】
図2には切断機の一例としての例えば横型帯鋸盤1の全体が示されている。この横型帯鋸盤1は、ワークWを切断するための切断部3と、ワークWを載置支持するための支持部5と、この支持部5に併設されてワークWを所定長さ送材するための送材部7と、切断の際に送材されたワークWを挟持固定するためのバイス機構部9とを有している。
【0013】
切断部3は、切断工具の一例としての帯鋸刃BSと、この帯鋸刃BSを走行自在に支持する鋸刃ハウジング11を有している。鋸刃ハウジング11内には、帯鋸刃BSを回転駆動自在に懸架する一対の駆動,従動ホイール13,15が内装されており、図1に示した切断工具送りコントロールモジュールの一例としての鋸刃切込み制御部17により、すでに公知の昇降装置でもって上下方向に回動するようになっている。また、帯鋸刃BSは図1に示した切断工具速度コントロールモジュールとしての鋸刃速度制御部19により、帯鋸刃BSの速度が制御されるようになっている。
【0014】
支持部5は材料を移動自在に載置支持すべく水平方向に設けられた複数の支持ローラ21を備えた送材用テーブル23を有している。この送材用テーブル23には、ワークWを所定位置に送材するための基準ローラ25(図3参照)がその回転軸を鉛直方向にして設けられている。
【0015】
送材部7では、ワークW送材用のガイドレール27が前記送材用テーブル23に沿って送材方向(図2中X軸方向)に併設されており、このガイドレール27上にワークWの送材長さを測長する測長装置としての一例の測長車29が移動自在に設けられている。この測長車29には支持部材31が設けられており、図3および図4に示されるように支持部材31の先端には接触子33が設けられている。
【0016】
バイス機構部9は、切断時に帯鋸刃BSの手前位置(図2において左上側)においてワークWを固定するための本体バイス機構35と、帯鋸刃BSの前方位置(図2において右下側)において切断されるワークWを固定するとともに切断されたワークWを搬出するための前バイス機構37とにより構成されている。また、横型帯鋸盤1本体の近傍には、制御装置39が設けられている。
【0017】
本体バイス機構35は、基準バイスジョーとしての本体固定バイスジョー41(図4参照)とこの本体固定バイスジョー41に対して接近離反自在の本体可動バイスジョー43を有している。
【0018】
また、前バイス機構37は、前固定バイスジョー45とこの前固定バイスジョー45に対して接近離反自在の前可動バイスジョー47を有すると共に、切断されたワークWを搬出すべくワークWの送材方向へ往復移動自在となっている。なお、ワークWを角度切りするために、前記切断部3、バイス機構部9が一体となって旋回可能となっている。
【0019】
以上のように構成されているので、支持ローラ21上に載置されると共に基準ローラ25に当接しているワークWの最後端面を測長車29の接触子33が押すことにより、送材されるワークWの長さを測長しながらワークWを帯鋸刃BS位置へ送材する。そして、本体バイス機構35および帯鋸刃BSに接近している前バイス機構37によりワークWを固定し、走行する帯鋸刃BSによりワークWを切断する。切断されたワークWは、前バイス機構37により挟まれた状態で送材方向へ移動されて搬出される。
【0020】
次に、図4には前述の測長車29に設けられている接触子33およびこの接触子33がワークWの最後端面を押す状態の詳細が示されている。
【0021】
すなわち、接触子33では、ワークWの最後端面を押すための矩形状をした押圧部49から図4中左側へ突出したアーム51が設けられている。また、基準側となる本体固定バイスジョー41における前記アーム51位置に対応する位置には、アーム51との干渉を防止すべく溝53が送材方向(図4中紙面直角方向)に形成されている。
【0022】
以上のように構成されているので、接触子33が板厚の薄いフランジWFを有するH形鋼を押す場合に、図3に示されるようにワークWの後端部が基準ローラ25に当接した状態で押されることになる。
【0023】
また、本体固定バイスジョー41には、接触子33のアーム51に対応する位置に溝53が形成されているので、測長車33が切断位置に近づいても接触子33のアーム51が本体固定バイスジョー41と衝突することはない。
【0024】
従って、このような横型帯鋸盤1における測長装置29によれば、薄い板厚の形鋼に対しても正確な測長が可能となり、所望の長さに切断することが可能となる。
【0025】
前記制御装置39はCPU55を備えており、このCPU55には種々のデータを入力せしめるキーボードなどの入力手段57が接続されていると共に種々のデータを表示せしめるCRTなどの表示手段59が接続されている。前記CPU55には前記測長車29、鋸刃送り制御部17、鋸刃速度制御部19が接続されている。
【0026】
前記CPU55にはワークWの前端面、後端面から端部までの例えば3〜20mmの長さαが予め入力手段57より入力されて記憶されている端部長さ・メモリ61が接続されている。
【0027】
また、CPU55には測長車29で実際に測定されたワークの長さLが測定されて取り込まれて、LとαおよびLと(L0 −α)(但し:L0 :ワークの長さ)を比較判断するワーク長さ比較判断手段63が接続されている。さらに、CPU55には端部以外の部分を切断加工する際の最適な鋸刃送りF、鋸刃速度Vを予め設定してファイルされている切断条件・ファイル65が接続されていると共に、ワークWの端部を切断加工する際の切断条件を、前記切断条件・ファイル65にファイルされている切断条件の鋸刃送りF、鋸刃速度Vを基に演算処理する演算処理手段67が接続されている。
【0028】
上記構成により、ワークの長さを有するワークWに切断加工を行う場合には、横型帯鋸盤1に備えられた測長車29でワークWの端面からの長さLを測定し、制御装置39のワーク長さ比較判断手段63に取り込まれる。このワーク長さ比較判断手段63には端部長さ・メモリ61に記憶されている端部長さαが取り込まれているので、ワーク長さ比較判断手段63では実際に測定された長さLと端部長さαとが比較され、L=αになったときに端部の1回目の切断加工が行われる。
【0029】
このときには、切断条件・ファイル65にファイルされている端部以外の切断条件としての切断鋸刃送りF、鋸刃速度Vが演算処理手段67に取り込まれて、端部の切断条件として鋸刃送りF・A、鋸刃速度V・Bが演算処理された後、鋸刃送り制御部17、鋸刃速度制御部19が制御されて端部αに切断加工が行われる。但し、A,Bのパラメータは予め定義された比率である。しかも、このパラメータA,Bは、材質、断面形状、断面サイズに関係なく一律に定義、もしくは材質、断面形状、断面サイズ別に定義するようにしてもよい。なお、通常、端部の切断条件の鋸刃送り、鋸刃速度は、端部以外の切断条件の鋸刃送り、鋸刃速度よりも遅くし、最適に近い条件とするものである。
【0030】
ワークWの端部に1回目の切断加工を行った後、ワークWを横型帯鋸盤1へ送材し、端部αから所定の寸法Lを測定車29で測定し、この信号が切断条件・ファイル65に取り込まれて端部以外の部分の切断条件としての鋸刃送りF、鋸刃速度Vが指定された後、鋸刃送り制御部17、鋸刃速度制御部19が制御されて端部以外の部分に2回目の切断加工が行われる。
【0031】
さらに、ワークWの長さ に対して所定の寸法Lの切断加工が複数回行われた後、ワークWの実際の送り長さLが取り込まれて、ワーク長さ比較判断手段63でワークWの長さL と比較され、L=(L−α)になったときには、上述した前端部αのときと同様な最後の切断加工が行われる。
【0032】
このように、ワークWの端部αとこの端部以外の部分の切断条件(鋸刃送り、鋸刃速度)を変えることにより、熱影響等を受け硬化した端部をより最適に近い条件で切断加工するようにしたので、切断工具としての一例の帯鋸刃BSの長寿命化を図ることができる。
【0033】
図5には図2に代る他の実施の形態が示されている。図5において図2における部品と同じ部品には同一の符号を符して重複する説明を省略する。図5において本体バイス機構35の後側(図5において左側)には、リヤ固定バイスジョー69とリヤ移動バイスジョー71とからなるリヤバイス機構73が前後方向へ移動可能に設けられている。このリヤバイス機構73にはワーク検出センサ75が設けられている。すなわち、リヤ固定バイスジョー69側には投光器75Aが、リヤ移動バイスジョー71には受光器75Bが設けられている。
【0034】
上記構成により、ワークWが前進して図5の状態においてリヤバイス機構73を通過すると、ワーク検出センサ75の投光器75Aからの光がワークWに遮られて受光器75Bに到達しないことでワークWが検出されることになる。
【0035】
図5に示した帯鋸盤でワークWの先端検出動作を、図6に示されているフローチャートを基にして説明すると、ステップS1〜S3で本体バイス機構35で0(ゼロ)クランプ処理を行う。すなわち、本体固定バイスジョー41に本体移動バイスジョー43を移動せしめて突当てる。またリヤバイス機構73を後端に待機せしめると共にリヤバイス機構73のリヤ移動バイスジョー71を大開きせしめる。
【0036】
ステップS4でワークWを支持した支持ローラ21を回転せしめてワークWを高速前進せしめる。ステップS5でリヤバイス機構73のワーク検出センサ75でワークWが検出されたかどうかの判断が行われて、ワーク検出センサ75でワークWが検出されると、ステップS6で支持ローラ21の回転がゆっくりとなりワークWが低速前進される。ステップS7で、リヤバイス機構73の帯鋸刃BS側端面によりワークWの端面が規定長分、帯鋸刃BS側に出る様タイマ時間だけワークWを前進せしめる。ステップS8で支持ローラ21を停止せしめる。
【0037】
ステップS9ではリヤバイス機構73を作動せしめてワークWをクランプせしめる。ステップS10でリヤバイス機構73を低速前進せしめる。ステップS10ではリヤバイス機構73のX軸エンコーダパルスが規定時間(パラメータ)停止したかどうかを判断し、停止すると、ステップS12でワークWの先端が確定する(先端=突当位置(パラメータ)。ステップS13でリヤパイス機構73を低速後退せしめる。ステップS14では本体バイス機構35が幅方向の動作を行うとき、ワークWと本体バイス機構35とがこすらないようにするため、パラメータ値の距離分後退せしめると、ステップS15で、本体バイス機構35の幅位置決め処理が行われて、ワークW先端の位置決めが行われる。この状態で、以後通常の送材位置決め処理がなされてワークWの切断が行われる。
【0038】
次に、図7に示したフローチャートを基にしてワークWの尾端検出を説明すると、まずステップS21で、リヤバイス機構73がアンクランプ状態で後退中、ワーク検出センサ75でワークWの検出中であるかどうかの判断を行い、ワークWの検出中であると、リヤバイス機構73を後退端で停止させてワークをクランプした後、ステップS22でリヤバイス機構73を中速前進せしめる。次いで、リヤバイス機構73が前進し、ワークWをアンクランプしての後退時に、ステップS23でワーク検出センサ75でワークW検出中であると、ステップS24でリヤバイス機構73を低速後退せしめ、そして、ステップS25でワーク検出センサ75でワークWの後端が検出されると、ステップS26で図8に示されているように、ワークWの尾端が確定される。すなわち、尾端=リヤバイス機構73のX座標+リヤバイスワーク検出オフセット(パラメータ)で求められる。
【0039】
以上説明したような帯鋸盤においても、図1〜図4で説明したような切断方法を行うことができる。
【0040】
なお、この発明は、前述した発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断機として横型帯鋸盤を例にとって説明したが、竪型帯鋸盤やその他の切断機であっても構わない。
【0041】
【発明の効果】
以上の如き発明の実施の形態より理解されるように、請求項1の発明によれば、ワークを切断するための帯鋸刃を備えた帯鋸盤にして、所定の長さを有したワークに帯鋸刃により切断加工を行う際、ワークの切断位置がワークの長手方向の端部であるか否かを設定された判断条件により判断し、その端部に切断加工を行う際には、前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工を行うことを特徴とするものであり、而して従来の如く端部と、その端部以外の部分を同じ切断条件で切断加工を行ったときよりも切断工具である帯鋸刃の長寿命化を図ることができる。
【0042】
請求項2の発明によれば、所定の長さを有するワークの端部に切断加工を行う場合には、切断機である帯鋸盤に備えられた測長装置でワークの送材長さ(L)を測定し、この実測値が該ワークの長手方向の端部であるか否かを、ワークの長さ(L )であるワークにおいて前端部と後端部の端部切断位置を両端部の端面から長さ(α)に予め設定して記憶させた端部長さメモリと、前記測長装置により実測された前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)に位置する前記前端部の端部切断位置とが一致したか否かと、該前端部が切断された後のワークに対して切断寸法がL の複数回の切断加工が行われた後、前記複数回目の切断位置から切断寸法がL の位置に行われる最後の切断位置までの前記前端面からのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致したか否かを、ワーク長さ比較判断手段により判断し、前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)とが一致した場合、および前記最後の切断位置までのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致した場合、前記前端部と後端部の端部切断位置において切断加工を行う際には、前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工が行われる。
【0043】
測長装置でワークの長手方向の端部以外の部分の切断位置を測定し、この測定された長手方向の端部以外の切断位置に切断加工を行う際には、ワークの長手方向の端部以外を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度をファイルした切断条件ファイルの鋸刃送りおよび鋸刃速度からなる切断条件で切断加工が行われる
【0044】
而して、従来の如くワークの長手方向の端部と、この端部以外の部分を同じ切断条件で切断加工を行ったときよりも切断工具である帯鋸刃の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、切断機における構成ブロック図である。
【図2】この発明の切断機に測長装置を備えた切断装置の斜視図である。
【図3】切断装置における送材テーブル部分の平面図である。
【図4】切断装置における測長装置の一部である接触子の一例を示す説明図である。
【図5】切断機の別の実施の形態を示す平面図である。
【図6】図5でワークの先端を検出する動作のフローチャートである。
【図7】図5でワークの尾端を検出する動作のフローチャートである。
【図8】ワークの尾端の位置を検出するための説明図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断機)
17 鋸刃送り制御部(切断工具送りコントロールモジュール)
19 鋸刃速度制御部(切断工具速度コントロールモジュール)
29 測長車(測長装置)
39 制御装置
61 端部長さ・メモリ
63 ワーク長さ比較判断手段
65 切断条件・ファイル
67 演算処理手段
BS 帯鋸刃(切断工具)

Claims (2)

  1. ワークを切断するための帯鋸刃を備えた帯鋸盤にして、所定の長さを有したワークに前記帯鋸刃により切断加工を行う際、前記ワークの切断位置が該ワークの長手方向の端部であるか否かを設定された判断条件により判断し、該端部に切断加工を行う際には前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工を行うことを特徴とする帯鋸盤による端部切断方法。
  2. ワークの実際の送り長さ(L)を測長する測長装置を備えた帯鋸盤にして、該帯鋸盤を制御する制御装置に前記帯鋸刃の鋸刃送りを制御する鋸刃送り制御部と、前記帯鋸刃の鋸速を制御する鋸刃速度制御部と、前記ワークの長手方向の端部以外を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度をファイルした切断条件ファイルと、該切断条件ファイルにファイルされた切断条件ファイルを基にして前記ワークの長手方向の前端部と後端部を切断する際の鋸刃送りおよび鋸刃速度を演算して求める演算処理手段と、ワークの長さ(L )であるワークにおいて前端部と後端部の端部切断位置を両端部の端面から長さ(α)に予め設定して記憶させた端部長さメモリと、前記測長装置により実測された前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)に位置する前記前端部の端部切断位置とが一致したか否かと、該前端部が切断された後のワークに対して切断寸法がL の複数回の切断加工が行われた後、前記複数回目の切断位置から切断寸法がL の位置に行われる最後の切断位置までの前記前端面からのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致したか否かを判断するワーク長さ比較判断手段を備えてなり、前記ワークの実際の送り長さ(L)と前記ワークの前端面から長さ(α)とが一致した場合、および前記最後の切断位置までのワークの実際の送り長さ(L)がL −αに一致した場合、前記前端部と後端部の端部切断位置において切断加工を行う際には、前記長手方向の端部以外の部分を切断加工する際の切断条件である鋸刃速度および鋸刃送りよりも遅い鋸刃速度および鋸刃送りからなる切断条件に変更して切断加工を行うことを特徴とする帯鋸盤による端部切断装置。
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