JP4230654B2 - Digital terrestrial broadcast transmitter and receiver - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日本における地上デジタル放送用送信装置および受信装置に係り、特に、送受信に際して階層パラメータを切り替える方式の送信装置および受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本における地上デジタル放送は、表1に示す諸元をもつ狭帯域のOFDM信号を基本単位(以下、OFDMセグメントと呼ぶ)とし、これを幾つか組み合わせて1つのOFDM信号を構成している。地上デジタルテレビジヨン放送の場合は13個のOFDMセグメンで、また、地上デジタル音声放送の場合は1個もしくは3個を組み合わせて構成する。
【0003】
【表1】
【0004】
OFDMセグメントには、キャリア間隔の異なる(従って、キャリア間隔の逆数である有効シンボル長の異なる)モード、ガードインターバル長、誤り訂正(畳み込み符号の符号化率)、時間インターリーブの深さ、キャリア変調方式などの伝送パラメータに関し複数の選択肢が用意されている。
【0005】
これらのうち、モードとガードインターバル長は1つのOFDM信号を構成するOFDMセグメントに対しては同一の値とする必要があるが、誤り訂正、時間インターリーブの深さ、キャリア変調方式はOFDMセグメントごとに異ならせて設定することが可能であり、1つのOFDM信号に異なる伝送パラメータの信号が混在する階層伝送とすることができる(以下、OFDMセグメントごとに設定可能なこれら3つの伝送パラメータを階層パラメータと呼ぶ)。
【0006】
OFDMセグメントごとに設定可能な階層パラメータに関し、同一の階層パラメータのOFDMセグメントをまとめて1つの階層が構成される。テレビジョン放送の場合は、上述したように、13個のOFDMセグメントで構成されるので、原理的には最大13階層まで設定できることになるが、日本の地上デジタルテレビジョン放送方式では階層数を最大3に制限している。また、地上デジタル音声放送の場合、3個のOFDMセグメントで構成される場合について2階層に限定している。
【0007】
図1は、日本の地上デジタル放送用送信装置の系統を示している。
図1において、多重化部1から多重フレーム化されたMPEG−2トランスポートストリーム(以下、TSと呼ぶ)が出力される、TSは外符号化を考慮して204バイトのTSパケット(以下、TSPと呼ぶ)を基本単位としこれが連続する信号である。TSは、外符号化部2で外符号化された後、階層分割部3でパケット単位で各階層に割り振られ、エネルギー拡散、バイトインターリーブを経て畳み込み符号化部4で階層別に畳み込み符号化され、さらに、OFDM変調部5においてOFDM変調(キャリア変調、時間軸インターリーブ、周波数インターリーブ、およびOFDMフレーム化)される。
【0008】
OFDMフレームは時間軸方向に204シンボルで構成され、多重フレームの信号は1OFDMフレームで伝送される(厳密には、次に説明するインターリーブのためデータ量は同じであるが内容は一致しない)。また、OFDMフレーム化の際に復調の基準となるパイロット信号やTMCCと呼ばれる制御信号が組み込まれる。OFDM信号の各セグメントの階層パラメータは、このTMCCで受信装置に伝達される。各階層パラメータは、この多重およびOFDMフレームの境界で設定を切り替えることが可能であり、TMCCでは、現在の階層パラメータに加え切り替わり後の階層パラメータを受信側に伝送するとともに、階層の切り替わりの15フレーム前からカウントダウンで切り替わりを知らせる。
【0009】
図2は、図1中のOFDM変調部5の系統を示している。
ところで、送信装置では、バイトインターリーブ部6、キャリア変調部8中ののビットインターリーブ部7、および時間インターリーブ部9で、インターリーブ方式として畳み込みインターリーブ方式を用いており、受信装置でそれぞれをデインターリーブしている(受信装置の系統を示す図3、図4に、上記インターリーブ部6,7,9に対応するデインターリーブ部が符号6′、キャリア復調部8′中のビットデインターリーブ部7′、および9′でそれぞれ示されている)。また、符号10はOFDMフレーム構成部を示している。
【0010】
図5(a),(b)は、送信装置、受信装置における畳み込みインターリーブ、畳み込みデインターリーブの動作をそれぞれ示している。
図5(a),(b)に示すように、送信装置における畳み込みインターリーブは、ビットあるいはバイト単位にデータをスイッチして深さの異なるバッファを通過させることで、データの並び順を変更する。また、受信装置におけるデインターリーブは、送信側のインターリーブバッファとは深さが対称となるように構成されており、送、受合わせての遅延量を等しくすることで、インターリーブされたデータを元の並び順序に復元する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような畳み込みインターリーブを用いる場合、OFDMフレームの境界を越えて前後のデータが混ざり合い、階層パラメータの切り替えをフレームの境界で行うとしても、装置内の信号の切り替え境界が不明確となり、実際の運用においてどの段階でどのような送受信装置で切り替えを行うか、また、その切り替え時に、各インターリーブおよび誤り訂正・復号、変調方式・復調処理に際してバッファ内のデータをどのように取り扱うかを明確にしておかないと、切り替わり時にデータの損失・破損等が発生するという問題がある。
【0012】
本発明の目的は、送受信に際して階層パラメータを切り替える方式の地上デジタル放送用送信装置および受信装置において、上述した問題を解決するべく、階層パラメータの切り替わり時に生じるデータの損失・破損を少なくするようにした地上デジタル放送用送信装置および受信装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明地上デジタル放送用送信装置は、バイトインターリーブ部の出力信号における階層パラメータの切り替えポイントが、バイトインターリーブ部への入力信号における階層パラメータの切り替え直前のフレームの最後のデータが含まれる前記出力信号のフレームの最後尾に設定される切り替えポイント設定手段を具えてなることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明地上デジタル放送用送信装置はさらに、階層パラメータの切り替え時に生じるデータ量の不整合を調整するためのバイトデータ補正部を前記バイトインターリーブ部より前段に具えてなることを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明地上デジタル放送用送信装置は、時間インターリーブ部の出力信号における階層パラメータの切り替えポイントが、時間インターリーブ部への入力信号における階層パラメータの切り替え直前のフレームの最後のデータが含まれる前記出力信号のフレームの最後尾に設定される切り替えポイント設定手段を具えてなることを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明地上デジタル放送用送信装置はさらに、時間インターリーブの切り替えにより生じる切り替え前のデータの破損・消失を少なくするための、階層パラメータの切り替え前の時間インターリーブ長用に設定された第1の時間インターリーブ部と階層パラメータの切り替え後の時間インターリーブ長用に設定された第2の時間インターリーブ部とを具えてなることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明地上デジタル放送用送信装置はさらに、階層パラメータの切り替え前の時間インターリーブ長が階層パラメータの切り替え後の時間インターリーブ長より短くなるとき、あらかじめ定めたフレーム時間にわたって階層パラメータの切り替え後の時間インターリーブ部への入力を停止する手段を具えてなることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明地上デジタル放送用受信装置は、階層パラメータの切り替え前の時間インターリーブ長が階層パラメータの切り替え後の時間インターリーブ長より長くなるとき、時間インターリーブの切り替えにより生じる切り替え前のデータの破損・消失を少なくするための、階層パラメータの切り替え前の時間デインターリーブバッファのデータを階層パラメータの切り替え後の時間デインターリーブバッファに利用する手段を具えてなることを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明地上デジタル放送用受信装置は、時間インターリーブの切り替えにより生じる切り替え前のデータの破損・消失を少なくするための、階層パラメータの切り替え前の時間デインターリーブバッファのデータを階層パラメータの切り替え後の時間デインターリーブバッファに利用する手段を具えてなることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照し、発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
表2、表3は、階層パラメータの切り替え時に、本発明によって処理の変更が必要となる部分を送信装置と受信装置に関してそれぞれ示している。
表2から、送信装置(図1、図2参照)では、階層パラメータの切り替え時に処理の変更が必要となる部分は、バイトインターリーブ部6、畳み込み符号化部4、キャリア変調部8、時間インターリーブ部9、およびOFDMフレーム構成部10であることが分かる。
また、表3から、受信装置(図3、図4参照)では、階層パラメータの切り替え時に処理の変更が必要となる部分は、時間デインターリーブ部9′、キャリア復調部8′、畳み込み復号化部4′、および、バイトデインターリーブ部6′であることが分かる。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
表2、表3に示した階層パラメータの切り替え時に影響のある処理部に関して、各処理部のバッファ等の切り替え時の動作手続き、および各処理部への入力信号の切り替えフレームポイントと出力信号の切り替えフレームポイントの対応について規定する。なお、表2、表3から明らかなように、実際の階層パラメータの切り替え時には、複数の処理部が切り替わるが、これは各処理部の切り替え動作を組み合わせることで実現できる。
【0025】
また、データが消失、破損する量を明確にすることで、TS生成時にデータ消失・破損分を考慮に入れることができる。
【0026】
畳み込みインターリーブ、デインターリーブは、図5(a),(b)を参照して説明したように、深さの異なるバッファをスイッチすることにより行われ、以下の説明では、図5(a),(b)に破線で囲んで示すように、インターリーブバッファのそれぞれのバッファをまとめて送、受で対称となる三角形11,11′によって簡略に表現する。
【0027】
以下に、本発明による送信装置、受信装置の各部の切り替え処理について説明する。
1−1.バイトインターリーブ部(送信側)の切り替え処理
図6は、バイトインターリーブ部の構成を示している。
図6において、バイトインターリーブ部は、遅延補正バッファとバイト畳み込みインターリーブとから構成され、遅延補正バッファは、表4に示すように、モード、階層パラメータのキャリア変調方式、畳み込み符号化率とその階層を構成するセグメント数によって値が規定されており、送、受合わせて遅延が1フレームとなるようになっている。
【0028】
【表4】
【0029】
図7は、バイトインターリーブ部の動作を示している。
いま、この図7に従い、バイトインターリーブ部の動作について考える。ここで、符号A,B,C,Dは、多重フレームをエネルギー拡散した後にバイトインターリーブ部へ入力されるフレームを示し、いま、フレームCの先頭で階層パラメータの切り替えが生じたとする。すなわち、切り替えフレームポイントをフレームCの先頭とする。バイトインターリーブ処理により、各フレームはバッファに残っている前のフレームのデータと混ざることになる。例えば、フレームBの一部のデータは、バイトインターリーブの遅延補正バッファとインターリーブバッファに残っているフレームAのデータとインターリーブされる。このときの出力をフレームBAと表わす。フレームBの残りのデータはバイトインターリーブの遅延補正バッファとインターリーブバッファに残る。
【0030】
階層パラメータが変更されるときに、送信装置側では、表4に従い1フレームの大きさに適合するようにバイトインターリーブ部の遅延補正バッファの大きさが変わる。切り替え処理は、フレームCがバイトインターリーブ部にすべて入った直後、フレームDがバッファに入る直前に行う。このとき、遅延補正バッファは、まだ切り替え前のバッファ量であるため、フレームCの1フレームのデータ量との整合が取れていない。
【0031】
図8(a),(b)は、バイトインターリーブ部の構成の2例をそれぞれ示している。
遅延補正バッファは、フレームCの1フレームのデータ量との整合が取れていないため、図8(a)に示すように、本来のバイトインターリーブ部より前段にバイトデータ補正部12を配置してデータ量の補正を行う。いま仮に、図7に示すように、フレームCのデータ量がフレームBより大きい場合、インターリーブ部に入力しきれないフレームCとフレームBの差分データを、バイトデータ補正部12の蓄積用バッファ13にバッファリングして蓄える。この差分のデータ量は、バイトインターリーブ部の切替え時に増加する遅延補正バッファの量と同じであるため、切り替え補正部にバッファリングしてあるデータをそこに挿入し整合をとる。
【0032】
また、切り替え後のデータ量の方が小さい場合、フレームBとフレームCの差分データだけインターリーブ部に入力すべきデータが不足するため、その不足分を、バイトデータ補正部12のダミーデータ発生部14からダミーデータを発生させることで遅延補正バッファを埋める。この差分データの量は切り替え時に減少する遅延補正バッファ量と同じであるため、ダミーデータの入っている余分なバッファを削除しデータ量の整合をとる。このような処理の結果、図7に示す出力信号が得られる。ここで、バイトインターリーブ後の切り替えフレームポイントはフレームDCの先頭になる(図7参照)。
【0033】
バイトインターリーブ部があらかじめ表4の最大値以上の遅延補正バッファ量を持ち、その遅延補正バッファの読み出しと書き込みのアドレスを制御することで、上記と同等の出力が得られる。このようなバイトインターリーブ部の構成例を図8(b)に示す。
なお、切り替え前後の階層パラメータによって、遅延補正バッファの大きさの変更が発生しない場合でも、入出力信号の切り替えフレームポイントは上述と同様の関係になるものとする。
【0034】
1−2.バイトデインターリーブ部(受信側)の切り替え処理
図9は、バイトデインターリーブ部の構成を示している。
図9において、バイトインターリーブ部は、送信側で図6の構成のバイトインターリーブ部によって処理を行うことにより、図10に示すように、階層パラメータの切り替え時に、このバイトデインターリーブ部はバッファのクリアなど特殊な切り替え動作を行わないで復号化することができる。
また、入出力信号の切り替えフレームポイントは、入力信号はフレームDCの先頭にある時、出力信号では、フレームCの先頭になる。
【0035】
1−3.階層数が増える場合
地上デジタルテレビジョン方式では、階層数が増える場合が考えられる。増えた階層の送信側におけるバイトインターリーブ部の処理を図11に示す。増えた階層のバイトインターリーブ部は、入力ストリームに適した遅延補正バッファが準備され、バッファは初期値Nで初期化されている。出力ストリームとしてフレームCN、DC、EDが得られるが、切り替えフレームポイントは、フレームDCの先頭であるので、フレームCNは階層合成部(図2参照)で廃棄されることになるが、畳み込み符号化部とキャリア変調部のバッファ初期値クリアのために階層合成部までは伝送される。
【0036】
一方、受信側では、図12に示すように、フレームDC、EDが入力される前に、初期値Nで初期化されたデインターリーブバッファが準備される。出力信号は、図示のように、最初の1フレーム目が正しく伝送されていない。TSはこの点を考慮して生成する必要がある。
【0037】
1−4.階層数が減る場合
次に、階層数が減る場合に、減る階層の送信側におけるバイトインターリーブ部の処理を図13に示している。いま、入力信号は、フレームZ,A,Bで終了するものとする。送信側において、フレームBが入力された後、仮想的にフレームNが入力されたとし、バイトインターリーブ部の遅延補正バッファとインターリーブバッファに残っているフレームCのデータを送り出すようにする。これは、バイトインターリーブ部の構成例を示す図8(a)のダミーデータ発生部14において、仮想フレームNに相当するデータを発生させることで実現可能である。その結果、送信装置から図13に示す出力信号が得られ、従って、受信装置においては、図14に示すように、フレームZ,A,Bを正しく復号化することができる。
【0038】
2−1.畳み込み符号化部(送信側)の切り替え処理
畳み込み符号化部は、図15に示すように、1/2畳み込み符号化部とパンクチュアド化部とで構成されている。また、図16に1/2畳み込み符号化部の回路構成例を、表5にパンクチュアー化パターンをそれぞれ示している。いま、バイトインターリーブ部の出力信号フレームBA,CB,DCが入力され、フレームDCの先頭が、切り替えフレームポイントであるとする。このとき、1/2畳み込み符号化部は切り替え前後で処理は変わらず、パンクチュアド化部がフレームDCの先頭からパンクチュアー化パターンを変更する。この結果、フレームBA′,CB′,DC′が出力され、切り替えフレームポイントはフレームDC′の先頭になる。
【0039】
【表5】
【0040】
このとき、1つ前のフレームCBに含まれるバイトインターリーブ前のフレームCに含まれていた一部のデータは、前の階層パラメータの畳み込み符号化率で符号化されている点に注意する必要がある。特に、畳み込み符号化率が高くなる方向に切り替える場合(例えば、5/6から1/2に切り替える場合など)、切替りの最初のフレームの一部のデータが前の符号化率で符号化されるため、伝送特性が弱くなってしまうので、TS上の番組は、階層パラメータが切替る次のフレームから切り替える方が安全である。
【0041】
2−2.畳み込み復号化部(受信側)の切り替え処理
畳み込み復号化部は、図17に示すように、デパンクチュアド化部と1/2ビタビ復号化部とで構成されている。いま、入力信号の切り替えフレームポイントがフレームDC′の先頭であったとすると、フレームDC′の先頭でデパンクチュアー化パターンを変更する。その結果、出力信号の切り替えフレームポイントはフレームDCの先頭となる。1/2ビタビ復号化部は切り替え前後で処理の変更をしなくても復号化することができるが、特に、切替り時はTSPの同期バイトであるOx47の固定パターンを利用し、1/2ビタビ復号化処理を一旦終端すると、畳み込み符号化率の違いによる誤りの伝播を防ぐことができる。
【0042】
2−3.階層数が増えるとき
送信側は、1−3.項で説明した出力信号CN,DC,EDからはじまるフレームが入力信号となる。実際には伝送されないフレームCNが1/2畳み込み符号化部に入力されることにより、1/2畳み込み符号化部のバッファの初期値がクリアされ、フレームDC以降は問題なく処理される。
【0043】
2−4.階層数が減るとき
送信側は、1−3.項で説明した出力信号AZ,BA,NBで終わるフレームが入力信号となる。1/2畳み込み符号化部のバッファに最後に残るデータは、最終フレームNBのNULLの部分であるため、そのデータは破棄されても、特に問題はない。
【0044】
3.キャリア変調部(送信側)
キャリア変調部は、図18に示すように、遅延補正部、ビットインターリーブ部、および変調マッピング部で構成されている。ビットインターリーブ部は、各変調方式に対してそれぞれ図19(a),(b),(c)に示すように回路構成が規定されている。また、遅延補正部(遅延補正バッファ)の大きさは、表6に示すようにモード、キャリア変調方式、および階層を構成するセグメント数によって規定され、送、受合わせて2シンボルの遅延となるようになっている。この2シンボルの遅延を見込んで、送信信号では、ビットインターリーブ処理後にフレームの境界を2シンボル分だけ前にずらす。いま、フレームW,X,Y,Zがキャリア変調部に入力されたとして、そのうちフレームX,Yについての信号処理をみると、キャリア変調部の出力のフレームY′,Z′にはそれぞれ先頭の2シンボルに前のフレームのデータが混ざっている。さらに2シンボル分だけフレームの先頭をずらすことで、フレームY′′,Z′′が出力される。
【0045】
【表6】
【0046】
3−1.キャリア変調部の切り替え
キャリア変調部においてキャリア変調パラメータが変わると、ビットインターリーブの遅延補正バッファの大きさ、インターリーブバッファの構成(大きさと数)、変調マッピングが変わる。
【0047】
いま、図20に示すように、フレームW,X,Y,Zがキャリア変調部に入力され、フレームYの先頭を切り替えフレームポイントとし、キャリア変調方式を16QAMからQPSKに切り替えるものとする。このとき、16QAMのキャリア変調部のバッファに残っているフレームXの最後の2シンボルの一部のデータは伝送されない。一方、切り替え後のQPSKのビットインターリーブバッファは初期化(値Nとする)されている。従って、フレームY′の先頭の2シンボルには、QPSKのキャリア変調部のバッファの初期値Nが混ざることになる。これにより、フレーム同期が2シンボルずれるため、出力信号のフレームX′′の最後の2シンボルについては、フレームYの先頭の2シンボルの一部と、バッファの初期値NがQPSKマッピングされたデータとなっている。なお、出力信号の切り替えフレームポイントは、図20に示すように、フレームY′′の先頭となる。
【0048】
3−2.キャリア復調部(受信側)の切り替え
図21に示すように、3−1.項で説明した出力データが受信装置に入力されたとき、切り替えフレームポイントはY′′となる。フレームX′′を16QAMでデマッピングするため、QPSKでマッピングされた最後の2シンボルのデータは正しく復号化できない。つまり、フレームXの最後の2シンボルのデータは正しく復号化できないことになる。続いて受信機側で切り替えが行われるY′′が入力されるとき、ビットデインターリーブ部を切り替えるため、16QAMのビットデインターリーブバッファに残っているフレームYの最初の2シンボルの一部は出力されない。また、QPSKのビットデインターリーブバッファは初期値Nに初期化されているため、フレームYの始めの2シンボルに初期値Nが混入し、正しく復号化できない。なお、出力信号の切り替えフレームポイントは、図21に示すように、フレームYの先頭であり、フレーム切り替えの前後2シンボルが正しく復号化できない。
【0049】
3−3.キャリア変調部(送信側)の切り替え方法
切り替え前のフレームの破損をなくし、切り替え後の始めの2シンボルの誤りのみにする方法について説明する。
図22は、キャリア変調を16QAMからQPSKに切り替える方法を例に示している。
図22に示すように、切り替え時には、切り替え前と切り替え後の両方のキャリア変調部を並行して動作させ、出力はスイッチにより選択する。切り替え直後のフレームYは、切り替え後のキャリア変調部に入力され、切り替え前のキャリア変調部にダミーデータ補正部15からの出力データを入力する。キャリア変調部の出力は、始めの2シンボルについては切り替え前のキャリア変調部を選択し、それ以降は切り替え後のキャリア変調部に切り替える。
【0050】
これにより、切り替え前の時間インターリーブ部のバッファに残っていたフレームXの一部のデータが出力され、切り替え後のキャリア変調部の初期化されたバッファの中身をフレームYの一部のデータに更新することができる。このようにして、切り替え前のフレームの破損をなくし、切り替え後の始めの2シンボルの誤りのみにすることができる。
【0051】
図23(a),(b),(c)は、上述のキャリア変調の切り替えを実施したときのデータの流れを、入力信号、キャリア変調後の出力信号、同期の2シンボルずれ後の出力信号の順にそれぞれ示している。
【0052】
3−4.受信装置の切り替え
受信側では、図24に示すように、3−2.項で説明したのと同様の処理を行う。いま、送信側において3−3.項で説明した処理が行われた信号が入力されたとき、フレームX′′が復号化され、フレームXが出力される。続いてフレームY′′が入力されたとき、受信装置の構成を切り替える。このとき、ビットデインターリーブバッファにフレームX′′のダミーデータが残っている。フレームYについては、3−2.項で説明したのと同様、先頭の2シンボルのデータにはバッファの初期値が出力されるため、正しいデータを復号化することができない。
【0053】
3−5.階層構成が増えるとき
送信側において、入力信号をX,Y,Zで始まるフレームとし、出力信号をフレーム同期を2シンボルずらした後のフレームX′′,Y′′,Z′′であるとする。Xはバイトインターリーブで発生した伝送されないフレームであるため、入力信号の切り替えフレームポイントはYとなる。従って、出力信号の切り替えフレームポイントはY′′となる。また、フレームXによって、ビットインターリーブバッファの初期値がクリアされるので、出力信号Y′′フレーム以降は問題なく伝送される。
【0054】
受信側においては、3−4.項で説明したのと同様、ビットデインターリーブバッファの初期値が先頭の2シンボルのデータに出力されるため、その分、正しく復号化することはできない。
【0055】
3−6.階層構成が減るとき
送信側において、入力信号がX,Y,Zで終わるフレームであるとすると、切り替えフレームポイントは、最終のZフレームの最後となる。また、出力信号をフレーム同期を2シンボルずらした後のフレームX′′,Y′′,Z′′であるとすると切り替えフレームポイントはZ′′の最後となる。いま、何らの処理も施さないものとすると、最終のフレームZのうちの2シンボルがビットインターリーブバッファに残る。また、フレーム同期が2シンボルずらされることにより、フレームZ′′の最後の2シンボルが不足する。そこで、3−3.項で説明した図22中に示されるダミーデータ補正部15により、2シンボル分のデータを追加し、ビットインターリーブバッファ内のデータをフレームZの後に追加する。これにより、フレームZ′′は正しく伝送することができる。
【0056】
以上により、切り替え前のフレームは破損なく受信することができる。一方、切り替え後のフレームについては先頭の2シンボルが破損するので、元のTSは、その点を考慮して構成する必要がある。2シンボルのデータはバイトインターリーブにより分散され、伝送誤りがなければリードソロモンで誤り訂正可能な範囲内に収まる。しかし、この期間の信号は伝送誤りに対する耐性が弱くなっていることに注意する必要がある。
【0057】
4.時間インターリーブ部の切り替え
図25(a),(b)は、時間インターリーブ部(送信側)の構成およびモデル化した図をそれぞれ示している。
また、図26(a),(b)は、時間デインターリーブ部(受信側)の構成およびモデル化した図をそれぞれ示している。
時間インターリーブ部は、図25(a)に示すように、遅延補正バッファと時間インターリーブバッファとで構成されている。時間インターリーブ部は、また、表7に示すように、時間インターリーブの長さとモードに対し遅延補正シンボル数が規定されていて、送、受合わせて遅延時間がフレームの整数倍となるようになっている。
【0058】
【表7】
【0059】
また、時間インターリーブ部はバッファ量がキャリア番号に対し単調に増加、減少してはいないが、以後の説明では図25(b)に示すようにモデル化する。また、時間インターリーブ処理への入力フレームをα1 ,α2 ,--- ,β1 ,β2 ,--- として、フレームβ1 の先頭で時間インターリーブの切り替わりが発生するものとする。このとき、フレームαi は切り替わり前のフレーム、フレームβi は切り替わり後のフレームを表す。また、フレームαi は表6における送、受の遅延フレーム数がL、フレームβi は送、受の遅延フレーム数がL′の時間インターリーブであるとする。
【0060】
また、時間デインターリーブ部は、図26(a)に示すように、時間デインターリーブバッファから構成されている。この時間デインターリーブ部に関しても、以後の説明では図26(b)に示すようにモデル化する。
【0061】
4−1.時間インターリーブ部切り替えの第1の方法
時間インターリーブの長さを切り替える場合の信号処理の一例を、送、受の遅延量が増えるときと減るときに対応して図27と図28にそれぞれ示している。すなわち、図27では、切り替え前よりも切り替え後の方が、遅延フレーム数が大きくなる場合(L<L′)、また、図28では、遅延フレーム数が小さくなる場合(L>L′)である。時間インターリーブ部の切り替えはLフレーム後、つまりフレームαi のデータがすべて時間インターリーブ処理のバッファから出力された後とする。これにより、切り替え前のフレームαは破損なく送信される。一方、時間インターリーブの構成切り替え後、バッファの初期値Nが、L′フレームにわたって出力信号に混在してしまう。以上の結果、図27、図28に示す出力が得られ、切り替えフレームポイントもそれぞれ図示の位置となる。
【0062】
4−2.時間インターリーブ部切り替えの第2の方法
図29、図30は、時間インターリーブ切り替え後に、バッファの初期値Nを出力信号に混在させないで時間インターリーブを切り替える方法を示している。ここに、図29は切り替え前より切り替え後のほうが遅延フレーム数が大きくなる場合、図30は切り替え前より切り替え後のほうが遅延フレーム数が小さくなる場合にそれぞれ対応している。図29、図30に遅延補正バッファ、インターリーブバッファとして示すように、あらかじめこれらのバッファを切り替え前と切り替え後につい両方用意しておく。データは両方のバッファに入力しておき、切り替え時にはバッファの出力をスイッチすることにより行う。フレームの切り替えは、4−1.項で説明したのと同様、Lフレーム後、すなわち、フレームαのデータがすべて時間インターリーブ処理のバッファから出力された直後とする。これにより、切り替え前のデータαは破損なく送信される。一方、時間インターリーブの構成切り替え後のバッファも初期値が十分クリアされ、初期値Nを含まない出力が得られ、切り替えフレームポイトンもそれぞれ図示の位置となる。
【0063】
4−3.時間デインターリーブ部切り替えの方法
受信側における時間デインターリーブ部の切り替えは、送信されてくるフレームの切り替えフレームポイントで切り替えるが、以下では、送信側で上述の4−1.項で説明した第1の方法により時間インターリーブ部切り替えが行われた場合と、4−2.項で説明した第2の方法により時間インターリーブ部切り替えが行われた場合とに分けて説明する。
【0064】
4−3−1.送信側で、第1の方法により時間インターリーブ部切り替えが行われた場合の時間デインターリーブ部切り替えの方法
第1の方法、すなわち、図27、図28の処理により得られた出力信号の受信処理を図31、図32にそれぞれ示している。切り替わりのフレームで受信装置は時間デインターリーブを切り替える。このときバッファは初期値Nで初期化されている。その結果、切り替え前のフレームαは正しく復号することができる。しかし、入力信号中の初期値Nと全体バッファの初期値Nのため、切り替え後の遅延フレーム数L′だけ破損したフレームが出力される。例えば、図31に示すように、遅延フレーム数がL=2からL′=4へと長くなる場合、L′=4の破損が生じる。すなわち、β1 ,β2 の2フレームが破損し、正しくないフレームが2フレーム挿入される。また、図32に示すように、遅延フレーム数がL=4からL′=2へと短くなる場合、L′=2の破損フレームが出力される。しかし、受信信号では、2フレームの損失が発生し、β1 ,β2 ,β3 ,β4 の4フレームが正しく受信できない点に注意する必要がある。
【0065】
4−3−2.送信側で、第2の方法により時間インターリーブ部切り替えが行われた場合の時間デインターリーブ部切り替えの方法
第2の方法、すなわち、図29、図30の処理により得られた出力信号の受信処理を図33、図34にそれぞれ示している。切り替わりのフレームで受信装置は時間デインターリーブを切り替える。このときバッファは初期値Nで初期化されている。送信信号には初期値Nが含まれていないため、送信側の切り替え時に切り替え後の遅延補正バッファに入っていたデータ(図29に示すβ2 の一部、および図30に示すβ4 の一部)は、破損を起こさない。従って、送、受の遅延時間が増える場合も減る場合も、上述の4−3−1.項で説明した方法に比べて切り替え後の遅延補正バッファ分だけ破損が少なく切り替えが行われる。
【0066】
4−4.時間デインターリーブバッファの値を継承する切り替え方法
これまでは、受信側で時間インターリーブを切り替える時、前のバッファのデータを廃棄していたが、ここでは、これを有効利用し、受信出力の破損フレームを小さくする方法を説明する。
【0067】
まず、切り替え前の時間デインターリーブバッファの内容を、切り替え後において時間デインターリーブバッファに利用する方法を示す。
【外1】
【0068】
時間インターリーブ長が長くなる場合、送信側は上述した第2の方法、すなわち、4−2.項で説明した方法で時間インターリーブを切り替える。
図35は、図29の出力信号が入力されたとき、すなわち、時間インターリーブの遅延フレーム数がL=2からL=4に切り替わる切り替え処理を示している。
切り替え動作は、切り替えフレーム(β3 β2 β1 α3 α2 )を受信したときに行われる。図36は、受信装置の時間デインターリーブバッファの動作を示している。
【0069】
時間デインターリーブバッファの切り替えは、〔外1〕の(1)に従って切り替え前の時間デインターリーブバッファの内容を利用する。
すなわち、切り替え前の時間デインターリーブの各バッファの値をB(i,j)とし、切り替え後の各バッファの値をb(i,k)とするとき、0≦j+204×(I′−I)/2<I′×(95−mi )の範囲において切り替えるときには、b(i,j+204×(I′−I)/2)にB(i,j)の値を入れる。ここで、(I′−I)/2は表7における、送、受遅延フレーム数の切り替え前後の差を表わしている。
この処理は、切り替え後のフレームを受信したときに正しくフレームβ2 β1が出力できるように、切り替え前の時間デインターリーブバッファからβ2 β1の一部分を抜き出して切り替え後のバッファに代入している。その結果、図35に示すように、値が初期値のままのNに相当する部分((L′−L)フレーム)は正しくないフレームが出力されるが、β1 ,β2 は正しいフレームが出力される。ただし、Mode3のI=1の場合は上述の式が適用できないため、いまここで説明している切り替え方法を適用することができない。
【0070】
図37は、遅延量がL=4からL′=2に変わる場合を例に、遅延時間が短くなる場合の送信側の構成方法を示している。送信側における切り替わり時の動作は、基本的には、図30に示したのと同じであるが、切り替えのL−L′フレーム前(図37では2フレーム前)から切り替え後のバッファへのデータ入力を停止させる。そして、フレームβ5 の先頭がきたら切り替え後のバッファへの挿入を再開するとともに、データの出力を切り替え前から切り替え後のバッファに切り替える。その結果、図示の出力結果が得られる。
【0071】
図38は、受信側における切り替え動作を示している。
図38に示すように、受信側の切り替えは、フレームβ5 β2 β1 を受信したときに行われ、図39に示す受信装置の時間デインターリーブバッファの動作に基づき、また、上述した切り替え前の時間デインターリーブバッファの内容〔外1〕の(2)に従って、0≦j<I′×(95−mi )においてb(i,j)にB(i,j)の値を入れることにより行う。これにより、切り替え前のバッファの内容をすべて切り替え後に利用することができ、フレームβ1 ,β2 は正しく復号することができる。しかし、出力信号からL−L′フレームは消失する。図示の例では、フレームβ3 ,β4 が消失している。
なお、時間インターリーブ部(図37参照)の出力の切り替えフレームポイントをL−L′だけ前にずらすことにより、時間デインターリーブの出力の切り替えフレームポイントの直後を消失フレームとすることができる。つまり、切り替えフレームポイントとフレームの不連続ポイントとを一致させることができる。図38に示す例では、β1 ,β2 が消失フレームとなり、β3 以降を正しく復号することができるようになる。
【0072】
また、受信側において、4−3.項で説明した方法でバッファを初期化する場合は、図40に示す出力が得られる。
図37に示す信号の送り方では、図38に示すように、時間デインターリーブの出力は、β3 ,β4 が消失してしまうという問題がある。そこで、図41に、消失するフレームにあらかじめ送信側でNULLフレームを挿入する方法を示す。これにより、図38の受信方法でも消失するフレームをなくすことができる。
【0073】
なお、送信側において、階層パラメータの変更によって時間インターリーブ構成に変更が発生しない場合でも、入力信号の切り替わりフレームポイントに対する出力信号の切り替えフレームポイントは、上述の各例におけると同様、切り替り前のデータがすべて時間インターリーブ処理のバッファから出力された後とする。
受信側においても、上述と同様に受信信号の切り替えフレームポイントに従う。
【0074】
以上説明したように、時間インターリーブを切り替えるときデータの破損、消失が発生するため、この点を考慮して、TSを構成する必要がある。
【0075】
5.OFDMフレーム構成の切り替えの影響
OFDMフレームは、図42および図43に示すように、パイロットとデータのシンボル配置が同期変調部と差動変調部で異なる構成となっている。このため、切り替えによってキャリア変調が同期変調部から同期変調部へと変わるとき(例えば、キャリア変調方式が16QAMから64QAMに変わるとき)は、その構成は変わらないが、キャリア変調が同期変調部から差動変調部、あるいは差動変調部から同期変調部に変わったときにOFDMフレームの構成が変わる。
【0076】
また、図44に示すように、入力信号の切り替えフレームポイントとOFDMフレームの切り替えフレームポイントとは一致している。前項まで、各処理部で切り替え位置は、切り替え前のデータを含むフレームの最終フレームの次のフレームの先頭となるようにしている。従って、切り替え前の時間インターリーブの遅延フレーム数をLとすると、Lフレーム+2シンボルにわたり、切り替え後の変調方式で変調されたデータが、切り替え前のOFDMフレームに含まれていることになる。特に、切り替え時にOFDMフレーム構成が変わるときには、同期系(例えば、16QAM)で変調されたシンボルが差動変調部のシンボルで送られてしまう。また、差動変調部で変調されたシンボルが同期変調部のシンボルで送られてしまうため、正しく復調することができず、この分、切り替え後のフレームに誤りが混入することになる。したがって、これらの点を考慮してTSを構成する必要がある。
【0077】
6.階層全体への影響
以上説明した4.項(時間インターリーブ部および時間デインターリーブ部の切り替え)、および5.項(OFDMフレーム構成の切り替え)では、セグメント単位で階層パラメータ切り替えの処理を規定した。そのため、図45に示すように、階層パラメータが切り替わる際に階層を構成するセグメント数が変わらないときは、セグメント単位で発生するデータの破損、消失はその階層のセグメントにすべて共通に発生する。すなわち、図45では、A階層で時間インターリーブ長の変更時に発生するデータの破損・消失はA階層を構成する各セグメント(0〜4)で共通に発生する。これに対し、階層パラメータの切り替わりで階層を構成するセグメント数が変わるとき、セグメントによって切り替え処理が異なるため、データの破損・消失も異なってくる。
【0078】
例えば、いま、図46に示すように、A階層の時間インターリーブ長とB階層の時間インターリーブ長が異なっており、階層パラメータ切り替わり時にA階層が2セグメント増え、その分B階層のセグメント数が減るとする。セグメント0〜4までは、パラメータが変更されないので破損・消失は起こらないが、切り替え後のセグメント5,6では少なくとも時間インターリーブによる遅延時間差分の破損・消失が起こる。この階層パラメータ切り替え後の破損・消失は、時間デインターリーブ以降の復号化処理によりA階層すべてのセグメント内のデータに影響が及ぶことに注意する必要がある。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、送受信に際して階層パラメータを切り替える方式の地上デジタル放送において、階層パラメータを切り替えた際に生じる受信側でのデータの破損・消失を少なくするとともに、破損・消失したデータ量を明確にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタル放送用送信装置の系統を示している。
【図2】 図1中のOFDM変調部の系統を示している。
【図3】 デジタル放送用受信装置の系統を示している。
【図4】 デジタル放送用受信装置の系統を示している。
【図5】 送信装置、受信装置における畳み込みインターリーブ、畳み込みデインターリーブの動作をそれぞれ示している。
【図6】 バイトインターリーブ部の構成を示している。
【図7】 バイトインターリーブ部の動作を示している。
【図8】 バイトインターリーブ部の構成の2例をそれぞれ示している。
【図9】 バイトデインターリーブ部の構成を示している。
【図10】 送信側で図6の構成のバイトインターリーブ部によって処理を行うことによる受信側における効果を示している。
【図11】 バイトインターリーブ部における増えた階層の処理を示している。
【図12】 階層数が増えた場合、受信側では、フレームDC、EDが入力される前に、初期値Nで初期化されたデインターリーブバッファが準備されることを示している。
【図13】 バイトインターリーブ部における減る階層の処理を示している。
【図14】 階層数が減る場合、受信装置において、フレームZ,A,Bを正しく復号化することができることを示している。
【図15】 畳み込み符号化部の構成を示している。
【図16】 1/2畳み込み符号化部の回路構成例を示している。
【図17】 畳み込み復号化部の構成を示している。
【図18】 キャリア変調部の構成を示している。
【図19】 図18中のビットインターリーブ部の回路構成を示している。
【図20】 16QAMからQPSKへのキャリア変調方式の切り替えを示している。
【図21】 キャリア復調部の切り替えを示している。
【図22】 キャリア変調を16QAMからQPSKに切り替える方法を示している。
【図23】 キャリア変調の切り替えを実施したときのデータの流れを示している。
【図24】 受信装置の構成の切り替えを示している。
【図25】 時間インターリーブ部の構成およびモデル化した図をそれぞれ示している。
【図26】 時間デインターリーブ部の構成およびモデル化した図をそれぞれ示している。
【図27】 時間インターリーブの長さを切り替える場合の信号処理の一例を、送、受の遅延量が増えるときに対応して示している。
【図28】 時間インターリーブの長さを切り替える場合の信号処理の一例を、送、受の遅延量が減るときに対応して示している。
【図29】 時間インターリーブ切り替え後に、バッファの初期値Nを出力信号に混在させないで時間インターリーブを切り替える方法を示している。
【図30】 時間インターリーブ切り替え後に、バッファの初期値Nを出力信号に混在させないで時間インターリーブを切り替える方法を示している。
【図31】 図27の処理により得られた出力信号の受信処理を示している。
【図32】 図28の処理により得られた出力信号の受信処理を示している。
【図33】 図29の処理により得られた出力信号の受信処理を示している。
【図34】 図30の処理により得られた出力信号の受信処理を示している。
【図35】 図29の出力信号が入力されたときの切り替え処理を示している。
【図36】 受信装置の時間デインターリーブバッファの動作を示している。
【図37】 遅延量がL=4からL′=2に変わる場合を例に、遅延時間が短くなる場合の送信側の処理を示している。
【図38】 受信側における切り替え動作を示している。
【図39】 受信装置の時間デインターリーブバッファの動作を示している。
【図40】 受信側においてバッファを初期化した場合に得られる出力を示している。
【図41】 図37の送信側の処理では消失してしまうフレームに、あらかじめNULLフレームを挿入する方法を示している。
【図42】 OFDMフレームの差動変調部におけるパイロットとデータのシンボル配置を示している。
【図43】 OFDMフレームの同期変調部におけるパイロットとデータのシンボル配置を示している。
【図44】 入力信号の切り替えフレームポイントとOFDMフレームの切り替えフレームポイントとは一致していることを示している。
【図45】 OFDMフレーム構成の切り替えによって、A階層で時間インターリーブ長の変更時に発生するデータの破損・消失はA階層を構成する各セグメントで共通に発生することを示している。
【図46】 OFDMフレーム構成の切り替えによって、A階層が2セグメント増え、B階層のセグメント数が減るとすると、セグメント0〜4までは破損・消失は起こらないが、セグメント5,6では少なくとも時間インターリーブによる遅延時間差分の破損・消失が起こることを示している。
【符号の説明】
1 多重化部
2 外符号化部
3 階層分割部
4 畳み込み符号化部
4′畳み込み復号化部
5 OFDM変調部
6 バイトインターリーブ部
6′バイトデインターリーブ部
7 ビットインターリーブ部
7′ビットデインターリーブ部
8 キャリア変調部
8′キャリア復調部
9 時間インターリーブ部
9′時間デインターリーブ部
10 OFDMフレーム構成部
11 三角形
12 バイトデータ補正部
13 蓄積用バッファ
14 ダミーデータ発生部
15 ダミーデータ補正部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital terrestrial broadcast transmission apparatus and reception apparatus in Japan, and more particularly to a transmission apparatus and a reception apparatus that switch hierarchical parameters when transmitting and receiving.
[0002]
[Prior art]
In terrestrial digital broadcasting in Japan, a narrowband OFDM signal having the specifications shown in Table 1 is used as a basic unit (hereinafter referred to as an OFDM segment), and several OFDM signals are combined to form one OFDM signal. In the case of terrestrial digital television broadcasting, it is composed of 13 OFDM segments, and in the case of terrestrial digital audio broadcasting, one or three are combined.
[0003]
[Table 1]
[0004]
For OFDM segments, modes with different carrier intervals (thus, different effective symbol lengths, which are the reciprocal of carrier intervals), guard interval lengths, error correction (convolutional code coding rate), time interleaving depth, carrier modulation scheme There are multiple options for transmission parameters such as
[0005]
Of these, the mode and guard interval length must be the same value for the OFDM segments that make up one OFDM signal, but the error correction, time interleaving depth, and carrier modulation scheme are different for each OFDM segment. It can be set differently, and it can be a hierarchical transmission in which signals of different transmission parameters are mixed in one OFDM signal (hereinafter, these three transmission parameters that can be set for each OFDM segment are referred to as hierarchical parameters). Call).
[0006]
Regarding the layer parameters that can be set for each OFDM segment, OFDM layers having the same layer parameter are grouped to form one layer. In the case of television broadcasting, since it is composed of 13 OFDM segments as described above, in principle it can be set up to a maximum of 13 layers, but the number of layers is maximum in the Japanese terrestrial digital television broadcasting system. Limited to 3. Further, in the case of digital terrestrial audio broadcasting, the case where it is composed of three OFDM segments is limited to two layers.
[0007]
FIG. 1 shows a system of a Japanese terrestrial digital broadcasting transmitter.
In FIG. 1, a multiplexed frame-2 MPEG-2 transport stream (hereinafter referred to as TS) is output from the
[0008]
An OFDM frame is composed of 204 symbols in the time axis direction, and a signal of multiple frames is transmitted in one OFDM frame (strictly speaking, the amount of data is the same because of the interleaving described below, but the contents do not match). In addition, a pilot signal and a control signal called TMCC, which are used as a reference for demodulation during OFDM frame formation, are incorporated. The hierarchical parameters of each segment of the OFDM signal are transmitted to the receiving device by this TMCC. The setting of each layer parameter can be switched at the boundary between the multiplexed and OFDM frames. In TMCC, the layer parameter after switching is transmitted to the receiving side in addition to the current layer parameter, and 15 frames of layer switching are transmitted. Inform the switch by countdown from the front.
[0009]
FIG. 2 shows a system of the
By the way, in the transmission device, the byte interleaving
[0010]
FIGS. 5A and 5B show the operations of convolutional interleaving and convolutional deinterleaving in the transmission device and the reception device, respectively.
As shown in FIGS. 5A and 5B, the convolutional interleaving in the transmission device changes the data arrangement order by switching data in units of bits or bytes and passing through buffers having different depths. In addition, the deinterleaving in the receiving apparatus is configured so that the depth is symmetric with respect to the interleave buffer on the transmission side, and by making the delay amount in transmission and reception equal, the interleaved data is converted into the original data. Restore the order.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, when using such convolutional interleaving, the data before and after the OFDM frame boundary are mixed, and even if the hierarchical parameter is switched at the frame boundary, the signal switching boundary in the device becomes unclear, Clarify at what stage in the actual operation what kind of transmission / reception device is switched, and at the time of switching, how to handle the data in the buffer for each interleaving, error correction / decoding, modulation method / demodulation processing Otherwise, there is a problem that data loss / damage occurs at the time of switching.
[0012]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to reduce loss / damage of data that occurs when layer parameters are switched in a terrestrial digital broadcast transmitter and receiver that switches layer parameters during transmission and reception in order to solve the above-described problems. An object of the present invention is to provide a terrestrial digital broadcast transmitter and receiver.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the transmission device for digital terrestrial broadcasting according to the present invention is configured such that the layer parameter switching point in the output signal of the byte interleave unit is the last of the frame immediately before the layer parameter switching in the input signal to the byte interleave unit. It is characterized by comprising switching point setting means set at the end of the frame of the output signal containing data.
[0014]
The digital terrestrial broadcasting transmission apparatus according to the present invention further includes a byte data correction unit for adjusting a data amount mismatch occurring at the time of switching hierarchical parameters before the byte interleaving unit. It is.
[0016]
Also, in the terrestrial digital broadcast transmitting apparatus of the present invention, the switching point of the hierarchical parameter in the output signal of the time interleave unit includes the last data of the frame immediately before the switching of the hierarchical parameter in the input signal to the time interleave unit. It is characterized by comprising switching point setting means set at the end of the signal frame.
[0017]
The digital terrestrial broadcasting transmission apparatus according to the present invention further includes a first time interleave length set before the hierarchical parameter switching, in order to reduce damage or loss of data before the switching caused by the time interleaving switching. It is characterized by comprising a time interleave part and a second time interleave part set for the time interleave length after switching of hierarchical parameters.
[0018]
The digital terrestrial broadcasting transmission apparatus of the present invention further includes a time after layer parameter switching over a predetermined frame time when the time interleave length before layer parameter switching is shorter than the time interleave length after layer parameter switching. It is characterized by comprising means for stopping the input to the interleave unit.
[0019]
In addition, the receiving apparatus for digital terrestrial broadcasting of the present invention is capable of damaging or erasing data before switching caused by switching of time interleaving when the time interleaving length before switching of hierarchical parameters is longer than the time interleaving length after switching of hierarchical parameters. In order to reduce the time, the time deinterleave buffer data before the hierarchical parameter switching is used for the time deinterleave buffer after the hierarchical parameter switching.
[0020]
Further, the terrestrial digital broadcast receiving apparatus of the present invention reduces the data in the time deinterleave buffer before switching the hierarchical parameters after switching the hierarchical parameters in order to reduce the damage / disappearance of the data before switching caused by switching of the time interleaving. The present invention is characterized by comprising means for use in the time deinterleave buffer.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on an embodiment of the invention with reference to the accompanying drawings.
Tables 2 and 3 show the parts that require processing change according to the present invention when switching hierarchical parameters, respectively, with respect to the transmission device and the reception device.
From Table 2, in the transmission apparatus (see FIGS. 1 and 2), the parts that need to be changed when the hierarchical parameters are switched are the
Also, from Table 3, in the receiving apparatus (see FIGS. 3 and 4), the parts that need to be changed when layer parameters are switched are the
[0022]
[Table 2]
[0023]
[Table 3]
[0024]
Regarding the processing units that are affected when the hierarchical parameters are switched as shown in Tables 2 and 3, operation procedures when switching the buffers of each processing unit, switching of input signals to each processing unit, switching of frame points and output signals Define the correspondence of frame points. As is clear from Tables 2 and 3, when actual hierarchical parameters are switched, a plurality of processing units are switched. This can be realized by combining switching operations of the respective processing units.
[0025]
In addition, by clarifying the amount of data lost or damaged, it is possible to take into account the amount of data lost or damaged during TS generation.
[0026]
As described with reference to FIGS. 5A and 5B, convolutional interleaving and deinterleaving are performed by switching buffers having different depths. In the following description, FIGS. As indicated by a broken line in b), each buffer of the interleave buffer is simply expressed by
[0027]
Hereinafter, switching processing of each unit of the transmission device and the reception device according to the present invention will be described.
1-1. Byte interleave (transmission side) switching process
FIG. 6 shows the configuration of the byte interleave unit.
In FIG. 6, the byte interleave unit is composed of a delay correction buffer and a byte convolutional interleave. As shown in Table 4, the delay correction buffer includes a mode, a carrier parameter modulation method of a hierarchical parameter, a convolutional coding rate, and its hierarchy. The value is defined by the number of segments to be configured, and the delay is 1 frame for transmission and reception.
[0028]
[Table 4]
[0029]
FIG. 7 shows the operation of the byte interleave unit.
Now, the operation of the byte interleave unit will be considered according to FIG. Here, symbols A, B, C, and D indicate frames that are input to the byte interleave unit after energy diffusion of multiple frames, and it is assumed that switching of hierarchical parameters has occurred at the beginning of frame C. That is, the switching frame point is set to the head of frame C. Through the byte interleaving process, each frame is mixed with the data of the previous frame remaining in the buffer. For example, a part of the data of the frame B is interleaved with the data of the frame A remaining in the byte interleave delay correction buffer and the interleave buffer. The output at this time is represented as a frame BA. The remaining data of frame B remains in the byte interleave delay correction buffer and interleave buffer.
[0030]
When the hierarchical parameter is changed, the size of the delay correction buffer of the byte interleave unit is changed on the transmission device side so as to conform to the size of one frame according to Table 4. The switching process is performed immediately after all of the frame C enters the byte interleave unit and immediately before the frame D enters the buffer. At this time, since the delay correction buffer is still the buffer amount before switching, it is not consistent with the data amount of one frame of frame C.
[0031]
FIGS. 8A and 8B show two examples of the configuration of the byte interleave unit, respectively.
Since the delay correction buffer is not consistent with the data amount of one frame of frame C, as shown in FIG. 8A, the byte
[0032]
Further, when the data amount after switching is smaller, there is insufficient data to be input to the interleave unit by the difference data of frame B and frame C, so that the deficit is used as the dummy
[0033]
The byte interleave unit has a delay correction buffer amount equal to or larger than the maximum value in Table 4 in advance, and by controlling the read and write addresses of the delay correction buffer, an output equivalent to the above can be obtained. A configuration example of such a byte interleave unit is shown in FIG.
Even when the size of the delay correction buffer does not change due to the hierarchical parameters before and after switching, the switching frame points of the input / output signals have the same relationship as described above.
[0034]
1-2. Byte deinterleaving (reception side) switching process
FIG. 9 shows the configuration of the byte deinterleave unit.
In FIG. 9, the byte interleaving unit performs processing by the byte interleaving unit having the configuration shown in FIG. 6 on the transmission side, so that this byte deinterleaving unit performs buffer clearing when switching hierarchical parameters as shown in FIG. Decoding can be performed without performing a special switching operation.
The input / output signal switching frame point is at the head of the frame C in the output signal when the input signal is at the head of the frame DC.
[0035]
1-3. When the number of levels increases
In the terrestrial digital television system, the number of layers may be increased. FIG. 11 shows the processing of the byte interleave unit on the transmission side of the increased hierarchy. For the byte interleave unit of the increased hierarchy, a delay correction buffer suitable for the input stream is prepared, and the buffer is initialized with an initial value N. Frames CN, DC, and ED are obtained as output streams. Since the switching frame point is the head of the frame DC, the frame CN is discarded by the hierarchical synthesis unit (see FIG. 2). In order to clear the buffer initial values of the unit and the carrier modulation unit, the data is transmitted to the layer synthesis unit.
[0036]
On the other hand, on the receiving side, as shown in FIG. 12, before the frames DC and ED are input, a deinterleave buffer initialized with the initial value N is prepared. As shown in the figure, the first first frame of the output signal is not correctly transmitted. TS needs to be generated in consideration of this point.
[0037]
1-4. When the number of levels decreases
Next, FIG. 13 shows the processing of the byte interleaving unit on the transmission side of the hierarchy to be reduced when the number of hierarchies is reduced. Now, it is assumed that the input signal ends in frames Z, A, and B. On the transmission side, after frame B is input, it is assumed that frame N is virtually input, and the delay correction buffer of the byte interleave unit and the data of frame C remaining in the interleave buffer are sent out. This can be realized by generating data corresponding to the virtual frame N in the dummy
[0038]
2-1. Switching process of convolutional coding unit (transmission side)
As shown in FIG. 15, the convolutional coding unit is composed of a 1/2 convolutional coding unit and a punctured unit. FIG. 16 shows a circuit configuration example of the 1/2 convolutional encoding unit, and Table 5 shows a puncturing pattern. Assume that the output signal frames BA, CB, and DC of the byte interleave unit are input, and the head of the frame DC is a switching frame point. At this time, the 1/2 convolutional coding unit does not change the process before and after switching, and the punctured unit changes the punctured pattern from the beginning of the frame DC. As a result, frames BA ′, CB ′, and DC ′ are output, and the switching frame point is the head of the frame DC ′.
[0039]
[Table 5]
[0040]
At this time, it should be noted that a part of the data included in the frame C before byte interleaving included in the previous frame CB is encoded at the convolutional coding rate of the previous hierarchical parameter. is there. In particular, when switching in a direction in which the convolutional coding rate is increased (for example, switching from 5/6 to 1/2), a part of data of the first frame to be switched is encoded at the previous coding rate. Therefore, since the transmission characteristics are weakened, it is safer to switch the program on the TS from the next frame where the hierarchical parameter is switched.
[0041]
2-2. Switching process of convolutional decoding unit (receiving side)
As shown in FIG. 17, the convolutional decoding unit is composed of a depunctured unit and a 1/2 Viterbi decoding unit. Now, assuming that the switching frame point of the input signal is the head of the frame DC ′, the depuncturing pattern is changed at the head of the frame DC ′. As a result, the output signal switching frame point is the head of the frame DC. The 1/2 Viterbi decoding unit can perform decoding without changing the process before and after switching. In particular, at the time of switching, a fixed pattern of Ox47, which is a synchronization byte of TSP, is used. Once the Viterbi decoding process is terminated, error propagation due to a difference in the convolutional coding rate can be prevented.
[0042]
2-3. When the number of levels increases
The transmission side is 1-3. A frame starting from the output signals CN, DC, and ED described in the section is an input signal. When the frame CN that is not actually transmitted is input to the 1/2 convolutional coding unit, the initial value of the buffer of the 1/2 convolutional coding unit is cleared, and the frame DC and subsequent are processed without any problem.
[0043]
2-4. When the number of levels decreases
The transmission side is 1-3. A frame ending with the output signals AZ, BA, NB described in the section becomes an input signal. Since the last remaining data in the buffer of the 1/2 convolutional coding unit is a NULL part of the final frame NB, there is no particular problem even if the data is discarded.
[0044]
3. Carrier modulation unit (transmission side)
As shown in FIG. 18, the carrier modulation unit includes a delay correction unit, a bit interleave unit, and a modulation mapping unit. The bit interleaving unit has a circuit configuration as shown in FIGS. 19A, 19B, and 19C for each modulation method. The size of the delay correction unit (delay correction buffer) is defined by the mode, the carrier modulation scheme, and the number of segments constituting the hierarchy, as shown in Table 6, so that a delay of 2 symbols is obtained by transmission and reception. It has become. In consideration of the delay of 2 symbols, in the transmission signal, the frame boundary is shifted forward by 2 symbols after bit interleaving processing. Now, assuming that the frames W, X, Y, and Z are input to the carrier modulation unit, when the signal processing for the frames X and Y is seen, the frames Y ′ and Z ′ that are output from the carrier modulation unit respectively The data of the previous frame is mixed with 2 symbols. Further, the frames Y ″ and Z ″ are output by shifting the head of the frame by two symbols.
[0045]
[Table 6]
[0046]
3-1. Switching carrier modulation section
When the carrier modulation parameter changes in the carrier modulation section, the size of the bit interleave delay correction buffer, the configuration (size and number) of the interleave buffer, and the modulation mapping change.
[0047]
Now, as shown in FIG. 20, it is assumed that frames W, X, Y, and Z are input to the carrier modulation unit, the head of frame Y is the switching frame point, and the carrier modulation method is switched from 16QAM to QPSK. At this time, some data of the last two symbols of the frame X remaining in the buffer of the 16QAM carrier modulation unit is not transmitted. On the other hand, the bit interleave buffer of QPSK after switching is initialized (set to value N). Therefore, the initial value N of the buffer of the QPSK carrier modulation unit is mixed with the first two symbols of the frame Y ′. As a result, the frame synchronization is shifted by 2 symbols, and therefore, for the last 2 symbols of the frame X ″ of the output signal, a part of the top 2 symbols of the frame Y and data in which the buffer initial value N is QPSK mapped It has become. As shown in FIG. 20, the output signal switching frame point is the head of the frame Y ″.
[0048]
3-2. Switching of carrier demodulation unit (reception side)
As shown in FIG. 21, 3-1. When the output data described in the section is input to the receiving apparatus, the switching frame point is Y ″. Since the frame X ″ is demapped by 16QAM, the data of the last two symbols mapped by QPSK cannot be correctly decoded. That is, the last two symbols of data in frame X cannot be correctly decoded. Subsequently, when Y ″ which is switched at the receiver side is input, the bit deinterleave unit is switched, so that the first two symbols of the frame Y remaining in the 16QAM bit deinterleave buffer are not output. . Further, since the QPSK bit deinterleave buffer is initialized to the initial value N, the initial value N is mixed in the first two symbols of the frame Y, and cannot be correctly decoded. Note that the switching frame point of the output signal is the head of the frame Y as shown in FIG. 21, and the two symbols before and after the frame switching cannot be correctly decoded.
[0049]
3-3. Switching method of carrier modulation section (transmission side)
A description will be given of a method in which the frame is not damaged before switching and only the first two symbols after switching are errored.
FIG. 22 shows an example of a method for switching carrier modulation from 16QAM to QPSK.
As shown in FIG. 22, at the time of switching, both the carrier modulation units before and after switching are operated in parallel, and the output is selected by the switch. The frame Y immediately after switching is input to the carrier modulation unit after switching, and the output data from the dummy
[0050]
As a result, a part of the data of the frame X remaining in the buffer of the time interleave part before switching is output, and the contents of the initialized buffer of the carrier modulation part after the switching are updated to a part of data of the frame Y. can do. In this way, it is possible to eliminate the damage of the frame before switching and to make only the error of the first two symbols after switching.
[0051]
23 (a), (b), and (c) show the flow of data when the above-described carrier modulation switching is performed. The input signal, the output signal after carrier modulation, and the output signal after two symbols shift in synchronization. They are shown in order.
[0052]
3-4. Switching receiver
On the receiving side, as shown in FIG. The same processing as described in the section is performed. Now, on the transmission side, 3-3. When the signal subjected to the processing described in the section is input, the frame X ″ is decoded and the frame X is output. Subsequently, when the frame Y ″ is input, the configuration of the receiving apparatus is switched. At this time, the dummy data of the frame X ″ remains in the bit deinterleave buffer. For the frame Y, 3-2. As described in the section, since the initial value of the buffer is output for the first two symbols of data, correct data cannot be decoded.
[0053]
3-5. When the hierarchy increases
On the transmission side, it is assumed that the input signal is a frame starting with X, Y, Z, and the output signal is a frame X ″, Y ″, Z ″ after the frame synchronization is shifted by two symbols. Since X is a non-transmitted frame generated by byte interleaving, the switching frame point of the input signal is Y. Therefore, the output signal switching frame point is Y ″. Further, since the initial value of the bit interleave buffer is cleared by the frame X, the output signal Y ″ frame and subsequent frames are transmitted without any problem.
[0054]
On the receiving side, 3-4. As described in the section, since the initial value of the bit deinterleave buffer is output to the first two symbols of data, it cannot be decoded correctly.
[0055]
3-6. When the hierarchy is reduced
On the transmission side, if the input signal is a frame ending with X, Y, Z, the switching frame point is the last of the last Z frame. If the output signal is a frame X ″, Y ″, Z ″ after the frame synchronization is shifted by two symbols, the switching frame point is the last of Z ″. Now, assuming that no processing is performed, two symbols of the final frame Z remain in the bit interleave buffer. Further, since the frame synchronization is shifted by two symbols, the last two symbols of the frame Z ″ are insufficient. Therefore, 3-3. The dummy
[0056]
As described above, the frame before switching can be received without being damaged. On the other hand, since the first two symbols are damaged in the frame after switching, it is necessary to configure the original TS in consideration of this point. Two-symbol data is distributed by byte interleaving, and if there is no transmission error, it falls within a range that can be corrected by Reed-Solomon. However, it should be noted that the signal during this period is less resistant to transmission errors.
[0057]
4). Switching the time interleave part
FIGS. 25A and 25B respectively show the configuration and modeled diagram of the time interleave unit (transmission side).
FIGS. 26A and 26B respectively show the configuration and modeled diagram of the time deinterleave unit (reception side).
As shown in FIG. 25A, the time interleave unit includes a delay correction buffer and a time interleave buffer. As shown in Table 7, the time interleaving unit defines the number of delay correction symbols for the time interleaving length and mode, and the delay time is an integral multiple of the frame when transmitted and received. Yes.
[0058]
[Table 7]
[0059]
In the time interleave unit, the buffer amount does not increase or decrease monotonously with respect to the carrier number, but in the following description, it is modeled as shown in FIG. Also, the input frame to the time interleaving process is α 1 , Α 2 , ---, β 1 , Β 2 , --- as frame β 1 Assume that time interleave switching occurs at the beginning of. At this time, frame α i Is the frame before switching, frame β i Represents the frame after switching. Also, frame α i Is the number of delay frames for transmission and reception in Table 6, frame β i Is assumed to be time interleaving with a transmission / reception delay frame number L ′.
[0060]
The time deinterleave unit is composed of a time deinterleave buffer as shown in FIG. The time deinterleave unit is also modeled as shown in FIG. 26B in the following description.
[0061]
4-1. 1st method of time interleave part switching
An example of signal processing when switching the length of time interleaving is shown in FIGS. 27 and 28, corresponding to when the transmission and reception delay amounts increase and decrease, respectively. That is, in FIG. 27, the number of delayed frames is larger after switching than before switching (L <L ′), and in FIG. 28, the number of delayed frames is small (L> L ′). is there. Switching of the time interleave part is after L frames, that is, frame α i After all of the data is output from the time interleave buffer. Thereby, the frame α before switching is transmitted without breakage. On the other hand, after switching the configuration of time interleaving, the initial value N of the buffer is mixed in the output signal over the L ′ frame. As a result, the outputs shown in FIGS. 27 and 28 are obtained, and the switching frame point is also in the position shown in the figure.
[0062]
4-2. Second method of time interleave switching
FIGS. 29 and 30 show a method of switching the time interleave without mixing the initial value N of the buffer in the output signal after the time interleave switching. Here, FIG. 29 corresponds to the case where the number of delayed frames is larger after switching than before switching, and FIG. 30 corresponds to the case where the number of delayed frames is smaller after switching than before switching. As shown in FIG. 29 and FIG. 30 as a delay correction buffer and an interleave buffer, these buffers are prepared in advance both before and after switching. Data is input to both buffers, and at the time of switching, the output of the buffer is switched. For frame switching, refer to 4-1. As described in the section, it is assumed that after the L frame, that is, immediately after all the data of the frame α is output from the buffer of the time interleave processing. Thereby, the data α before switching is transmitted without being damaged. On the other hand, the initial value of the buffer after time interleave configuration switching is sufficiently cleared, an output not including the initial value N is obtained, and the switching frame point is also in the position shown in the figure.
[0063]
4-3. Time deinterleaving section switching method
Switching of the time deinterleave unit on the reception side is performed at a switching frame point of a frame to be transmitted. When the time interleave unit is switched by the first method described in the
[0064]
4-3-1. Method of switching time deinterleave part when time interleave part switching is performed by the first method on the transmission side
The first method, that is, the reception processing of the output signal obtained by the processing of FIGS. 27 and 28 is shown in FIGS. 31 and 32, respectively. The receiving apparatus switches time deinterleaving with the switching frame. At this time, the buffer is initialized with the initial value N. As a result, the frame α before switching can be correctly decoded. However, because of the initial value N in the input signal and the initial value N of the entire buffer, a frame damaged by the number of delayed frames L ′ after switching is output. For example, as shown in FIG. 31, when the number of delay frames increases from L = 2 to L ′ = 4, damage of L ′ = 4 occurs. That is, β 1 ,
[0065]
4-3-2. Method of switching time deinterleave part when time interleave part switching is performed by the second method on the transmission side
The second method, that is, the reception processing of the output signal obtained by the processing of FIGS. 29 and 30 is shown in FIGS. 33 and 34, respectively. The receiving apparatus switches time deinterleaving with the switching frame. At this time, the buffer is initialized with the initial value N. Since the transmission signal does not include the initial value N, the data stored in the delay correction buffer after switching at the time of switching on the transmission side (β shown in FIG. 29) 2 And β shown in FIG. Four Part of) does not cause damage. Therefore, whether the transmission / reception delay time increases or decreases, the above-described 4-3-1. Compared with the method described in the section, switching is performed with less damage by the delay correction buffer after switching.
[0066]
4-4. Switching method to inherit time deinterleave buffer value
Up to now, when switching the time interleaving on the receiving side, data in the previous buffer was discarded. Here, a method of effectively using this to reduce the corrupted frame of the received output will be described.
[0067]
First, a method of using the contents of the time deinterleave buffer before switching for the time deinterleave buffer after switching will be described.
[Outside 1]
[0068]
When the time interleaving length becomes long, the transmitting side performs the above-described second method, that is, 4-2. Switch time interleaving using the method described in section.
FIG. 35 illustrates a switching process when the output signal of FIG. 29 is input, that is, the number of time interleave delay frames is switched from L = 2 to L = 4.
The switching operation is the switching frame (β Three β 2 β 1 α Three α 2 ) Is received. FIG. 36 shows the operation of the time deinterleave buffer of the receiving apparatus.
[0069]
The switching of the time deinterleave buffer uses the contents of the time deinterleave buffer before switching according to (1) of [Outside 1].
That is, when the value of each buffer for time deinterleaving before switching is B (i, j) and the value of each buffer after switching is b (i, k), 0 ≦ j + 204 × (I′−I) / 2 <I ′ × (95−m i ), The value of B (i, j) is entered in b (i, j + 204 × (I′−I) / 2). Here, (I′−I) / 2 represents the difference before and after switching of the number of transmission / reception delay frames in Table 7.
This process is performed correctly when a frame after switching is received. 2 β 1 From the time deinterleave buffer before switching 2 β 1 A part of is extracted and assigned to the buffer after switching. As a result, as shown in FIG. 35, an incorrect frame is output in the portion corresponding to N ((L′−L) frame) whose value is the initial value. 1 , Β 2 Will output the correct frame. However, since the above formula cannot be applied when I = 1 in
[0070]
FIG. 37 shows a configuration method on the transmission side when the delay time is shortened, taking as an example the case where the delay amount changes from L = 4 to L ′ = 2. The operation at the time of switching on the transmission side is basically the same as that shown in FIG. 30, but the data from the LL ′ frame before switching (2 frames before in FIG. 37) to the buffer after switching. Stop input. And frame β Five When the head of the message comes, the insertion into the buffer after switching is resumed and the data output is switched from before switching to the buffer after switching. As a result, the illustrated output result is obtained.
[0071]
FIG. 38 shows a switching operation on the receiving side.
As shown in FIG. Five β 2 β 1 39, based on the operation of the time deinterleave buffer of the receiving apparatus shown in FIG. 39, and in accordance with (2) of the time deinterleave buffer before switching described above (outside 1), 0 ≦ j <I '× (95-m i ) By inserting the value of B (i, j) into b (i, j). As a result, all the contents of the buffer before switching can be used after switching, and the frame β 1 , Β 2 Can be decoded correctly. However, the LL ′ frame disappears from the output signal. In the illustrated example, frame β Three , Β Four Disappeared.
It should be noted that by shifting the output switching frame point of the time interleaving unit (see FIG. 37) forward by LL ′, it is possible to make the lost frame immediately after the switching frame point of the time deinterleaving output. That is, the switching frame point and the discontinuous point of the frame can be matched. In the example shown in FIG. 38, β1, β 2 Becomes the lost frame and β Three The subsequent processes can be correctly decoded.
[0072]
On the receiving side, 4-3. When the buffer is initialized by the method described in the section, the output shown in FIG. 40 is obtained.
In the signal sending method shown in FIG. 37, as shown in FIG. 38, the output of the time deinterleave is β Three , Β Four There is a problem that disappears. Thus, FIG. 41 shows a method of inserting a NULL frame in advance on the transmitting side into a frame to be lost. Thereby, it is possible to eliminate frames that are lost even in the reception method of FIG.
[0073]
Note that, on the transmitting side, even when the time interleave configuration does not change due to the change of the hierarchical parameter, the switching frame point of the output signal with respect to the switching frame point of the input signal is the data before switching as in the above examples. Are all output from the time interleave buffer.
The receiving side also follows the switching frame point of the received signal as described above.
[0074]
As described above, since data corruption or loss occurs when switching time interleaving, it is necessary to configure the TS in consideration of this point.
[0075]
5. Effect of switching OFDM frame structure
As shown in FIGS. 42 and 43, the OFDM frame has a configuration in which the pilot and data symbol arrangements are different between the synchronous modulation unit and the differential modulation unit. For this reason, when the carrier modulation is changed from the synchronous modulation unit to the synchronous modulation unit by switching (for example, when the carrier modulation scheme is changed from 16QAM to 64QAM), the configuration is not changed, but the carrier modulation is different from the synchronous modulation unit. The configuration of the OFDM frame changes when the dynamic modulation unit or the differential modulation unit is changed to the synchronous modulation unit.
[0076]
Also, as shown in FIG. 44, the switching frame point of the input signal and the switching frame point of the OFDM frame match. Up to the previous section, the switching position in each processing unit is set to be the head of the frame next to the last frame of the frame including the data before switching. Therefore, if the number of time interleaved delay frames before switching is L, data modulated by the modulation scheme after switching over L frames + 2 symbols is included in the OFDM frame before switching. In particular, when the OFDM frame configuration changes at the time of switching, a symbol modulated by a synchronous system (for example, 16QAM) is transmitted as a symbol of a differential modulation unit. Further, since the symbol modulated by the differential modulation unit is transmitted as the symbol of the synchronous modulation unit, it cannot be demodulated correctly, and an error is mixed in the frame after switching accordingly. Therefore, it is necessary to configure the TS in consideration of these points.
[0077]
6). Impact on the entire hierarchy
4. explained above. 4. Term (switching between time interleave part and time deinterleave part), and In the section (switching of OFDM frame configuration), the process of switching the hierarchical parameter is defined for each segment. Therefore, as shown in FIG. 45, when the number of segments constituting a hierarchy does not change when the hierarchy parameter is switched, the data corruption and loss that occur in the segment unit occur in common in the segments of the hierarchy. That is, in FIG. 45, data corruption / disappearance that occurs when the time interleave length is changed in the A layer occurs in common in each segment (0 to 4) that configures the A layer. On the other hand, when the number of segments constituting a hierarchy changes due to the switching of the hierarchy parameter, the switching process differs depending on the segment, so that the data is damaged or lost.
[0078]
For example, as shown in FIG. 46, when the time interleave length of the A layer is different from the time interleave length of the B layer, the layer A increases by 2 segments when the layer parameter is switched, and the number of segments in the layer B decreases accordingly. To do. The
[0079]
【The invention's effect】
According to the present invention, in terrestrial digital broadcasting in which hierarchical parameters are switched at the time of transmission and reception, damage and loss of data on the receiving side that occurs when hierarchical parameters are switched are reduced, and the amount of data that is damaged and lost is clarified. can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a system of a digital broadcast transmission apparatus.
FIG. 2 shows a system of an OFDM modulation unit in FIG.
FIG. 3 shows a system of a digital broadcast receiving apparatus.
FIG. 4 shows a system of a digital broadcast receiving apparatus.
FIG. 5 shows operations of convolutional interleaving and convolutional deinterleaving in the transmission device and the reception device, respectively.
FIG. 6 shows a configuration of a byte interleave unit.
FIG. 7 shows the operation of the byte interleave unit.
FIG. 8 shows two examples of the configuration of the byte interleave unit, respectively.
FIG. 9 shows a configuration of a byte deinterleave unit.
10 shows the effect on the reception side by performing processing by the byte interleaving unit having the configuration of FIG. 6 on the transmission side.
FIG. 11 shows processing of an increased hierarchy in the byte interleave unit.
FIG. 12 shows that when the number of layers is increased, a deinterleave buffer initialized with an initial value N is prepared on the receiving side before the frames DC and ED are input.
FIG. 13 illustrates a process of decreasing hierarchy in the byte interleave unit.
FIG. 14 shows that the frames Z, A, and B can be correctly decoded in the receiving apparatus when the number of layers decreases.
FIG. 15 shows a configuration of a convolutional coding unit.
FIG. 16 shows a circuit configuration example of a 1/2 convolutional coding unit.
FIG. 17 shows a configuration of a convolution decoding unit.
FIG. 18 shows a configuration of a carrier modulation unit.
FIG. 19 shows a circuit configuration of a bit interleave unit in FIG.
FIG. 20 shows switching of a carrier modulation scheme from 16QAM to QPSK.
FIG. 21 shows switching of the carrier demodulation unit.
FIG. 22 shows a method of switching carrier modulation from 16QAM to QPSK.
FIG. 23 shows a data flow when carrier modulation switching is performed.
FIG. 24 shows switching of the configuration of the receiving apparatus.
FIG. 25 shows a configuration and modeled diagram of a time interleave unit, respectively.
FIG. 26 shows a configuration and a modeled view of the time deinterleave unit, respectively.
FIG. 27 shows an example of signal processing when the length of time interleaving is switched in correspondence with an increase in transmission and reception delay amounts.
FIG. 28 shows an example of signal processing in the case of switching the length of time interleaving, corresponding to when the transmission and reception delay amounts are reduced.
FIG. 29 shows a method of switching time interleaving without mixing the initial value N of the buffer in the output signal after time interleaving switching.
FIG. 30 shows a method of switching time interleaving without mixing the initial value N of the buffer in the output signal after switching time interleaving.
31 shows reception processing of an output signal obtained by the processing of FIG.
32 shows reception processing of an output signal obtained by the processing of FIG.
FIG. 33 shows reception processing of an output signal obtained by the processing of FIG.
34 shows reception processing of an output signal obtained by the processing of FIG.
FIG. 35 shows a switching process when the output signal of FIG. 29 is input.
FIG. 36 shows the operation of the time deinterleave buffer of the receiving device.
FIG. 37 shows processing on the transmission side when the delay time is shortened, taking as an example the case where the delay amount changes from L = 4 to L ′ = 2.
FIG. 38 shows a switching operation on the receiving side.
FIG. 39 shows the operation of the time deinterleave buffer of the receiving apparatus.
FIG. 40 shows the output obtained when the buffer is initialized on the receiving side.
41 shows a method of inserting a NULL frame in advance into a frame that is lost in the processing on the transmission side in FIG.
[Fig. 42] Fig. 42 illustrates pilot and data symbol arrangement in a differential modulation unit of an OFDM frame.
FIG. 43 shows a pilot and data symbol arrangement in a synchronous modulation section of an OFDM frame.
FIG. 44 shows that the switching frame point of the input signal matches the switching frame point of the OFDM frame.
FIG. 45 shows that data corruption / disappearance that occurs when the time interleave length is changed in the A layer due to switching of the OFDM frame configuration occurs in common in each segment constituting the A layer.
FIG. 46. If the A layer is increased by 2 segments and the number of segments in the B layer is decreased by switching the OFDM frame configuration, the
[Explanation of symbols]
1 Multiplexer
2 Outer encoding unit
3 Hierarchy division
4 Convolutional coding unit
4 'convolution decoding unit
5 OFDM modulation section
6-byte interleave section
6 'byte deinterleave section
7-bit interleave part
7'-bit deinterleave section
8 Carrier modulation part
8 'carrier demodulator
9-hour interleaving club
9 'time deinterleaving
10 OFDM frame component
11 triangle
12-byte data correction unit
13 Accumulation buffer
14 Dummy data generator
15 Dummy data correction unit
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