JP4227909B2 - クリーニングブレードの製造方法、該製造方法で製造されたクリーニングブレードおよび該クリーニングブレードを組み込んでなる電子写真装置 - Google Patents
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Description
(1)ウレタン樹脂で形成されたブレード表面の少なくとも一部にイソシアネート化合物を含浸させる工程、
(2)含浸後、ブレード表面に、イソシアネート化合物の融点以上の温度の温風を当てて、ブレード表面に残留しているイソシアネート化合物を除去し、さらに、ブレード表面に残留しているイソシアネート化合物を、溶剤で除去する工程、および、
(3)ブレードを形成しているウレタン樹脂と、ブレード中に含浸したイソシアネート化合物を反応させて硬化層を形成する工程
を有することを特徴とするものである。
を50mm/分の移動速度で測定したものである。
NCO%=(100g中のイソシアネート官能基等量)×42
(あ)高分子ポリオール、ポリイソシアネート、架橋剤及び触媒等を一度に混合して、金型または遠心成形円筒金型に注型して成形するワンショット法、
(い)高分子ポリオールおよびポリイソシアネートを予備反応させてプレポリマーとし、その後架橋剤や触媒等を混合して、金型または遠心成形円筒金型に注型して成形するプレポリマー法、
(う)ポリイソシアネートに高分子ポリオールを反応させたセミプレポリマーと、架橋剤に高分子ポリオールを添加した硬化剤を反応させて、金型または遠心成形円筒金型に注型して成形するセミワンショット法
等を挙げることができる。
工程(1)トナー担持体と当接する該クリーニングブレードの少なくとも当接部のウレタン樹脂にイソシアネート化合物を含浸させる工程;
工程(2)ウレタン樹脂表面に付着した過剰なイソシアネート化合物を溶剤にて、除去する工程;および、
工程(3)ウレタン樹脂と含浸したイソシアネート化合物とを反応させて硬化層を形成する工程。
重量平均分子量2000のブチレンヘキシレンアジペート系ポリエステルポリオールとMDIとから製造したプレポリマー(NCO7%)に1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンの混合架橋剤(質量比65:35)を、水酸基/NCOモル比が0.8になるように混合し、厚み2mmのブレード(IRDH:77°)を成型した。このブレードを板金に貼り付け、クリーニングブレードとした。なお、板金の貼り付け代は5mmで、ブレードの自由長の長さは10mmである。
実施例1において、トルエンを含むスポンジでの仕上げ拭き・乾燥とその後の硬化処理の間に、アンモニア3質量%を含むエタノール中に10分間室温で浸漬処理し、その後風乾する処理を行なったこと以外は実施例1と同様にして、表面が白濁したクリーニングブレードを得た。以下、実施例1と同様の評価をした。
実施例1において、MDI浴の温度を100℃とする以外は、実施例1と同様にしてクリーニングブレードを得た。以下、実施例1と同様の評価をした。
実施例1において、ウレタン樹脂の予備乾燥を行わずMDI浴に浸漬し、温風除去せずにトルエンを含むスポンジで過剰のMDIを十分に拭う以外は実施例1と同様にし、硬化層を有するクリーニングブレードを得た。以下、実施例1と同様の評価をした。
実施例1で作成した、MDI含浸以降の工程を行わない通常のウレタン樹脂製クリーニングブレードを用いて、実施例1と同様の評価をした。
実施例1において、重量平均分子量1300のエチレンブチレンアジペート系ポリエステルポリオールとMDIとから製造したプレポリマー(NCO6.0%)に1,4−ブタンジオールとトリメチロールプロパンの混合架橋剤(質量比65:35)を、水酸基/NCOモル比が0.9になるようにして得た、厚み1.6mmのウレタン樹脂製クリーニングブレード(IRHD:63°)を用いる以外は実施例1と同様にして、クリーニングブレードを得た。なお、実装試験は下記による他は実施例1と同様の評価をした。
比較例1において、硬化層を形成するクリーニングブレードとして実施例4で製造したと同様のものを用いる以外は比較例1同様にしてクリーニングブレードを得た。以下、実施例4と同様の評価をした。
2 感光体
3 前露光装置
4 現像ロール
10 原稿台ガラス
11 光源
12 CCD
13 潜像書込装置(ROS)
30 現像ロール回転軸
31〜34 現像器
35a〜d 現像スリーブ
36a〜d 規制ブレード
37a〜d 現像容器
40 中間転写ベルト
41 位置センサ
42 一次転写ロール
43 テンションロール
44 二次転写用バックアップロール
45 ベルト駆動ロール
46、47 アイドラロール
48 二次転写器
49 ベルトクリーナ
50 感光体クリーナ
51 クリーニング容器
52 クリーニングブレード
60 給紙トレイ
61 ピックアップロール
62 レジロール対
63 シート搬送ベルト
64a〜b 定着器
65 記録シート排出トレイ
100 クリーニングブレードの長手方向
110 クリーニングブレードの自由長方向
120 クリーニングブレードの厚み方向
130 自由長部
140 トナー担持体への当接部
150 硬化層
160 端部
A 潜像書込位置
B 現像領域
D 一次転写領域
Da 感光体の回転方向
E 二次転写領域
G 原稿
L ROSからのレーザービーム
L1 硬化層の自由長方向の長さ
L2 硬化層のクリーニングブレードの厚み方向の長さ
S 記録シート
T 硬化層自体の厚み
Claims (8)
- 下記工程を有することを特徴とするクリーニングブレードの製造方法:
(1)ウレタン樹脂で形成されたブレード表面の少なくとも一部にイソシアネート化合物を含浸させる工程、
(2)含浸後、ブレード表面に、イソシアネート化合物の融点以上の温度の温風を当てて、ブレード表面に残留しているイソシアネート化合物を除去し、さらに、ブレード表面に残留しているイソシアネート化合物を、溶剤で除去する工程、および
(3)ブレードを形成しているウレタン樹脂と、ブレード中に含浸したイソシアネート化合物を反応させて硬化層を形成する工程。 - 工程(1)のイソシアナート化合物のブレードへの含浸が、イソシアナート化合物未含浸のブレードをイソシアネート化合物浴中に浸漬することであることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングブレードの製造方法。
- 工程(1)において、ブレードを形成しているウレタン樹脂中の水分量が、イソシアネート化合物を含浸させる際には、1質量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニングブレードの製造方法。
- 工程(3)終了後に、さらに架橋反応を起こさない活性水素化合物により過剰の未反応のイソシアネート基を失活させる工程を有する請求項1〜3のいずれかに記載のクリーニングブレードの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法により製造されたクリーニングブレードであって、該クリーニングブレードの硬化層表面の十点平均粗さRzjisが5μm以下であることを特徴とするクリーニングブレード。
- 硬化層の硬さが、国際ゴム硬さ(IRHD)で60〜90°であることを特徴とする請求項5に記載のクリーニングブレード。
- ブレードの硬化層が形成されていない部分のIRHDに対し、硬化層のIRHDが1〜10°大きいものである請求項7に記載のクリーニングブレード。
- 請求項5〜7に記載のクリーニングブレードがイソシアネート化合物を含浸させ反応させて形成された硬化層でトナー担持体に当接するように配置されていることを特徴とする電子写真装置。
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