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JP4225712B2 - 業務情報管理システム、情報管理サーバ、業務情報管理方法及びプログラム - Google Patents

業務情報管理システム、情報管理サーバ、業務情報管理方法及びプログラム Download PDF

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JP4225712B2
JP4225712B2 JP2001233440A JP2001233440A JP4225712B2 JP 4225712 B2 JP4225712 B2 JP 4225712B2 JP 2001233440 A JP2001233440 A JP 2001233440A JP 2001233440 A JP2001233440 A JP 2001233440A JP 4225712 B2 JP4225712 B2 JP 4225712B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、業務に関する情報を記録する業務情報管理システムに係り、特に、契約情報等の業務に関する情報を統合的に管理することができる業務情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業における法務部や総務部といった法務管理部門が携わる業務として、契約の締結にあたっての契約内容の検討、契約期間の管理等がある。
これらの業務に関する情報を、コンピュータ等を用いて電磁的に記録し、管理することが考えられる。
こうした業務情報を管理する際には、使用される用語を統一したり、繰り返しの入力を簡素化したりすることが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、業務に関して使用される用語は、システムの導入先によって区々であり、各用語が使用される頻度も導入先に応じて大きく異なることがある。また、業務情報を管理する方式や業務の参加者等も、導入先に応じて異なるものとなり、導入先ごとの設定が必要となる。
従来では、こうした用語の統一や入力の簡素化等を実現するためには、導入先に対応したシステムを構築するための動作プログラムを、導入先ごとに作成しなければならなかった。このため、開発工程が増大し、システムの導入に多くの時間と手間を要するという問題があった。
【0004】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、容易に導入可能で、導入先に応じた設定を簡単に行うことができる業務情報管理システムを、提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る業務情報管理システムは、
契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談データベースと、
締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理データベースと、
端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談データベースに記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理データベースに記録して、端末装置からの指示に応じて当該端末装置に出力させる情報管理サーバと、
システムの導入先に対応したシステム設定を示すシステム設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
前記情報管理サーバは、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
ことを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、システムの導入先に対応したシステム設定を示すシステム設定情報が、システム設定記録手段に変更可能に記録され、情報管理サーバは、システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する。
これにより、汎用性の高いシステムを構築して開発工程を低減し、システムを簡単に導入可能とすると共に、システムの導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0007】
また、前記情報管理サーバは、端末装置により入力された情報を前記システム設定記録手段に記録することにより、システム設定情報を変更してもよい。
【0008】
例えば、人名及び/又は会社名を含むアドレス情報を記録するアドレス帳データベースを備え、
前記情報管理サーバは、前記アドレス帳データベースに記録されているアドレス情報を取得するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録することが望ましい。
【0009】
前記情報管理サーバは、前記契約相談データベースに記録される契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報と、前記契約管理データベースに記録される締結契約情報とに付加する識別番号のフォーマットを規定する情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0010】
前記情報管理サーバは、業務の参加者を登録して連絡用の電子メールを送信するための設定を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0011】
前記情報管理サーバは、端末装置にて情報が入力される際に、所定の項目についてキーワードからの選択入力を可能とする情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0012】
前記情報管理サーバは、端末装置にて入力される情報における必須の入力項目を設定するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0013】
前記情報管理サーバは、システムの導入先における参照権限を設定するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0014】
前記情報管理サーバは、自己の管理外となるデータベースに管理期間が満了した契約に関する情報を保管するための設定を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0015】
前記情報管理サーバは、契約を管理するために送信する電子メールの送付先と送付時期を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0016】
前記情報管理サーバは、システムの導入先にて追加される項目を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録してもよい。
【0017】
この発明の第2の観点に係る情報管理サーバは、
ネットワークを介して端末装置と接続された情報管理サーバであって、
契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談情報記録手段と、締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理情報記録手段と、
導入先に対応した設定を示す設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
前記端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談情報記録手段に記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理情報記録手段に記録して、前記端末装置からの指示に応じて前記端末装置に出力させ、また、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
ことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、導入先に対応した設定を示す設定情報を、システム設定記録手段に変更可能に記録し、システム設定記録手段に記録されている情報を用いて契約を管理するための処理を実行する。
これにより、簡単に導入可能とし、導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0019】
この発明の第3の観点に係る業務情報管理方法は、
ネットワークを介して接続された端末装置と情報管理サーバとを備える業務情報管理システムによる業務情報管理方法であって、
システムの導入先に対応したシステム設定を示すシステム設定情報を前記情報管理サーバに変更可能に記録し、契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約協議依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを、契約相談データベースに記録し、前記端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記情報管理サーバが、前記契約相談データベースに記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて、締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を作成し、作成した締結契約情報を契約管理データベースに記録し、前記端末装置からの指示に応じて、前記契約相談データベースに記録されている情報及び/又は前記契約管理データベースに記録されている情報を前記端末装置に出力させ、また、前記情報管理サーバが、記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
ことを特徴とする。
【0020】
この発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談情報記録手段と、締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理情報記録手段と、
導入先に対応した設定を示す設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談情報記録手段に記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理情報記録手段に記録して、端末装置からの指示に応じて当該端末装置に出力させ、また、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する情報管理サーバ、として機能させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る業務情報管理システムについて詳細に説明する。
【0022】
図1は、この発明の実施の形態に係る業務情報管理システムの構成の一例を示す図である。
図示するように、この業務情報管理システムは、管理サーバ1と、LAN(Local Area Network)等を用いて管理サーバ1に接続された事業部端末2と、法務管理部端末3と、契約相談データベース4と、契約管理データベース5と、文書管理データベース6と、サンプルデータベース7と、画像データ管理データベース8と、アドレス帳データベース9と、蓄積データベース10aを備えたホスト10と、を備えている。
【0023】
管理サーバ1は、ワークステーション等のサーバ用コンピュータから構成され、この業務情報管理システム全体を管理するためのものである。すなわち、管理サーバ1は、事業部端末2及び法務管理部端末3から業務に関する情報の入力・変更等の指示を受け、各データベース4〜9に記録されている情報の更新等の処理を実行し、業務に関する情報を管理する。
このような処理を実行するため、管理サーバ1は、図2(a)に示すように、通信制御部11と、処理制御部12と、データ記憶部13とを備えている。
【0024】
通信制御部11は、事業部端末2や法務管理部端末3との間で通信することにより、各種の情報を伝達するためのものである。
【0025】
処理制御部12は、管理サーバ1全体の動作を制御するためのものである。
【0026】
データ記憶部13は、半導体メモリ、磁気ディスク記録装置等から構成され、管理サーバ1の動作を規定するプログラムや各種のデータを記録する。
ここで、データ記憶部13は、システム設定記録領域14を備えている。
【0027】
システム設定記録領域14は、この業務情報管理システムの導入先に対応した設定を示すシステム設定情報を変更可能に記録する。
例えば、システム設定記録領域14は、図2(b)に示すように、漢字名取得情報14−1と、採番情報14−2と、ワークフロー情報14−3と、キーワード情報14−4と、必須項目情報14−5と、参照情報14−6と、アーカイブ情報14−7と、期間管理情報14−8と、追加項目情報14−9とからなるシステム設定情報を記録する。
【0028】
ここで、漢字名取得情報14−1は、アドレス帳データベース9の漢字項目名や検索方法(ビュー名)等を示す情報である。
採番情報14−2は、契約書の管理番号体系を示す情報である。
ワークフロー情報14−3は、業務の参加者を登録し、連絡メールの送付あり/なしといった、契約に関する業務情報を管理する方式を、業務の参加者ごとに設定するための情報である。
キーワード情報14−4は、契約協議依頼情報等の各種の情報に含まれる項目を入力する際に利用可能なキーワードを、事前に登録するための情報である。
必須項目情報14−5は、各種の情報を入力する際に必ず入力しなければならない項目を設定するための情報である。
参照情報14−6は、導入先に応じた特別な参照権限を設定するための情報である。
アーカイブ情報14−7は、契約に関する情報の管理期間が満了したのちの情報を保管するための設定に関する情報である。
期間管理情報14−8は、締結契約情報等により登録された案件の期間管理に関する詳細な設定を示す情報である。
追加項目情報14−9は、契約に関する情報以外に追加される項目を示す情報である。
【0029】
事業部端末2は、各事業部に設置されるパーソナルコンピュータ等から構成され、各事業部の構成員により入力される契約に関する情報の入力・変更等の指示を受け付け、管理サーバ1にアクセスして情報を処理するためのものである。
例えば、事業部端末2は、契約の相手方と契約交渉を行う事業部の事案担当者から、事業部の法務担当者や法務管理部の構成員(以下、法務管理部員という。)に契約の協議を依頼する契約協議依頼情報の入力を受け付ける。
この他、事業部端末2は、契約協議依頼情報について、各事業部の法務担当者による事案担当者への回答を示す情報の入力を受け付ける等、事業部の事案担当者や法務担当者により入力される様々な指示・情報を受け付ける。
【0030】
また、事業部端末2は、管理サーバ1から受けた情報に応じた画像を表示して、事業部の構成員(事案担当者、法務担当者等。以下、事業部員という。)から閲覧を要求された情報を提示(出力)する。
このような処理を実行するため、事業部端末2は、図3に示すように、通信制御部15と、処理制御部16と、データ記憶部17と、入力処理部18と、表示処理部19とを備えている。
【0031】
通信制御部15は、処理制御部16の制御により、管理サーバ1にアクセスして各種の情報を伝達するためのものである。
【0032】
処理制御部16は、入力処理部18から入力された指示に従って、通信制御部15を介して管理サーバ1と通信し、各種の情報を送受信する。また、処理制御部16は管理サーバ1から受けた情報に従った画像を表示するための画像情報を作成し、表示処理部19に供給する。
【0033】
データ記憶部17は、半導体メモリ、磁気ディスク記録装置等から構成され、管理サーバ1から取得した各種の情報や事業部端末2の動作を規定するプログラムを記録する。
【0034】
入力処理部18は、キーボード、ポインティングデバイス等から構成され、事業部員がこの業務情報管理システムに所定の処理を実行させる旨の指示を入力するためのものである。
【0035】
表示処理部19は、ディスプレイ装置、ビデオメモリ等から構成され、処理制御部16から供給された画像情報に従った画像を表示して、管理サーバ1から受けた情報等を事業部員に提示(出力)する。
【0036】
また、事業部端末2には、図1に示すように、OCR(Optical Character Reader)等から構成され、紙製の契約書を読み取る読取装置20を結合してもよい。
ここで、事業部端末2は、読取装置20により読み取った契約書を、例えばPDF(Portable Document Format)方式の画像ファイルに画像データとして格納し、管理サーバ1に送る。管理サーバ1に送られた契約書の画像データは、画像データ管理データベース8に記録される。
【0037】
法務管理部端末3は、例えば法務部や総務部といった、法務管理部門に設置されるパーソナルコンピュータ等から構成され、法務管理部員により入力される契約や紛争に関する情報の入力・変更等の指示を受け付け、管理サーバ1にアクセスして情報を処理するためのものである。
例えば、法務管理部端末3は、事業部の事案担当者からの依頼を割り振られた法務管理部員が、事案担当者により入力された契約協議依頼情報についての回答を入力すると、これを受け付けて契約に関する協議依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報を変更するなどの処理を実行する。
【0038】
このような処理を実行するため、法務管理部端末3は、図4に示すように、通信制御部21と、処理制御部22と、データ記憶部23と、入力処理部24と、表示処理部25とを備えている。
【0039】
通信制御部21は、処理制御部22の制御により、管理サーバ1にアクセスして各種の情報を伝達するためのものである。
【0040】
処理制御部22は、入力処理部24から入力された指示に従って通信制御部21を介して管理サーバ1と通信し、各種の情報を送受信する。また、処理制御部22は管理サーバ1から受けた情報を表示するための画像情報を作成し、表示処理部25に供給する。
【0041】
データ記憶部23は、半導体メモリ、磁気ディスク記録装置等から構成され、管理サーバ1から取得した各種の情報や法務管理部端末3の動作を規定するプログラムを記録する。
【0042】
入力処理部24は、キーボード、ポインティングデバイス等から構成され、法務管理部員がこの業務情報管理システムに所定の処理を実行させる旨の指示を入力するためのものである。
【0043】
表示処理部25は、ディスプレイ装置、ビデオメモリ等から構成され、処理制御部22から供給された画像情報に従った画像を表示して、管理サーバ1から受けた情報等を法務管理部員に提示(出力)する。
【0044】
図1に戻って、契約相談データベース4は、事業部の事案担当者が契約の相手方と契約を結ぶにあたっての基本情報である契約協議依頼情報と、その情報の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録するためのものである。
【0045】
図5は、契約協議依頼情報の構成の一例を示す図である。
図示するように、契約協議依頼情報は、例えば、契約相手方名称や契約相手方担当者名や契約相手方連絡先等を示す契約相手方情報、取引の内容(売買、リース等の区別)や契約金額や物件の設置場所等を示す契約情報、事案担当者や事業部の法務担当者や法務管理部にて協議の依頼を割り当てられた担当者等を示す担当者情報、案件の進捗状況を示す案件進捗情報等から構成される。
【0046】
また、図6は、契約依頼詳細情報の構成の一例を示す図である。
図示するように、契約依頼詳細情報は、事案担当者からの依頼の詳細や、それに対する法務担当者及び法務管理部員の回答や、契約協議の依頼を事案担当者に差し戻す際の差し戻し理由等を示すコメント等を示す情報から構成される。
【0047】
図1に示す契約管理データベース5は、締結された契約に関する事項を示す締結契約情報を記録するためのものである。
【0048】
図7は、締結契約情報の構成の一例を示す図である。
図示するように、締結契約情報は、例えば、契約の管理番号等を示す管理情報、契約の相手方に関する事項(地域、名称、所在地等)を示す契約相手方情報、契約の種類や内容及び対象物等を示す契約情報、契約期間等を示す期間情報、契約の担当者を示す担当者情報等から構成される。
【0049】
また、契約管理データベース5は、締結契約情報に関連する情報を、覚書として関連付けて記録可能であり、事業部端末2に締結契約情報を提供する際に、締結契約情報に示される契約についての覚書を読み出して事業部端末2に提供することができる。
【0050】
文書管理データベース6は、契約相談データベース4及び契約管理データベース5に記録されている情報の、より詳細な内容を示す情報を、文書型式のファイル(以下、文書ファイルという。)に格納して記録するためのものである。
より具体的には、文書管理データベース6は、契約相談データベース4に記録されている契約依頼詳細情報に関連して、事案担当者からのより詳細な依頼内容を示す文字情報や、依頼に対する法務担当者及び法務管理部員の回答の全文を示す文字情報を、文書ファイルに格納して記録する。
また、文書管理データベース6は、契約管理データベース5に記録されている締結契約情報についての覚書の詳細を示す文字情報を、文書ファイルに格納して記録する。
【0051】
サンプルデータベース7は、文書管理データベース6に記録された文字情報のうちで契約書のサンプルを示すサンプル情報となるものを文書ファイルに格納して記録する。
なお、サンプルデータベース7に記録されている文字情報等は、原則として法務管理部員のみが編集・閲覧可能とし、参照制限の設定が変更された場合に法務管理部員以外の者も閲覧可能とし、法務管理部のシステム管理者のみが削除可能とすることで、内容を保全するようにしてもよい。
【0052】
画像データ管理データベース8は、読取装置20が契約書を読み取ることにより生成された画像データを、画像ファイルに格納して記録するためのものである。
【0053】
アドレス帳データベース9は、例えば人名や会社名などの漢字名称や、所在地、連絡先といった、住所録に含まれるアドレス情報となるデータを記録する。
なお、アドレス帳データベース9は、この業務情報管理システム専用に設けられたものでなくてもよく、このシステムが含まれるネットワーク環境下の記録装置等に設けられて公開されているものであればよい。
【0054】
ホスト10は、例えばRDB(Relational DataBase)を用いて各データベース4〜8に記憶されている情報を取得し、蓄積データとして蓄積データベース10aに記録する。
例えば、ホスト10は、契約相談データベース4に記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報や、契約管理データベース5に記録されている締結契約情報のうち、管理期間が満了した契約に対応する情報を取得して記録する。
【0055】
以下に、この発明の実施の形態に係る業務情報管理システムの動作を説明する。
この業務情報管理システムは、例えば、事業部員が、事業部に設置された事業部端末2の表示処理部19が表示する起動用アイコンを、入力処理部18により選択することで起動する。また、この業務情報管理システムは、例えば、法務管理部員が、法務管理部門に設置された法務管理部端末3の表示処理部25が表示する起動用アイコンを、入力処理部24により選択することで起動する。
【0056】
事業部端末2が備える処理制御部16は、入力処理部18により起動用アイコンが選択されたことに応答して、通信制御部15により管理サーバ1にアクセスし、ログイン処理等の初期処理を実行したのち、図8に例示するような初期画面を表示処理部19に表示させる。
また、法務管理部端末3が備える処理制御部22は、入力処理部24により起動用アイコンが選択されたことに応答して、処理制御部16と同様の動作により、図8に示すような初期画面を表示処理部25に表示させる。
【0057】
この初期画面に表示された「契約相談」アイコンを選択することで、契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報を入力するための画面が表示され、これらの情報を入力することができる。
例えば、事業部端末2にて入力された契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報は、管理サーバ1に送られたのち、識別番号が付加されて契約相談データベース4に記録される。この際、管理サーバ1は、契約協議依頼情報に含まれる契約の種類を示す情報に基づいて、参照制限を設定する。
【0058】
また、管理サーバ1は、事業部端末2から通知を受けた識別番号等に基づいて、締結された契約に対応する契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報を特定し、締結された契約の内容等を示す締結契約情報を作成する。管理サーバ1は、契約協議依頼情報の識別番号とは異なる体系で管理された識別番号を締結契約情報に付加したのち、作成した締結契約情報を契約管理データベース5に記録する。この際、管理サーバ1は、契約協議依頼情報等と同様にして、締結契約情報の参照制限を設定する。
【0059】
こうして契約相談データベース4や契約管理データベース5に記録された情報は、事業部端末2や法務管理部端末3からの指示に応答して動作する管理サーバ1により読み出され、閲覧の指示を発信した事業部端末2や法務管理部端末3に転送されて、閲覧可能に出力される。
【0060】
また、管理サーバ1は、例えばログイン処理を実行する際に法務管理部端末3により指定されたアカウントがシステム設定用のアカウントである場合、アクセスを受けた法務管理部端末3に制御情報を送り、図9に例示するようなシステム設定画面を表示させる。
このシステム設定画面では、漢字名取得情報や採番情報、ワークフロー情報、キーワード情報、必須項目情報、参照情報、アーカイブ情報、期間管理情報、追加項目情報といった、システム設定に関する情報を入力するためのメニュー30〜38が表示される。
【0061】
例えば、法務管理部端末3にて漢字名取得情報を設定する際には、入力処理部24から「漢字名取得情報」メニュー30の選択が指示されたことに応答して、図10に示すような入力欄30aをプルダウン表示する。
法務管理部端末3が備える処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報を、入力フィールド30bに表示するなどして、漢字名取得情報の設定を可能とする。
【0062】
また、例えば法務管理部端末3にて採番情報を設定する際には、入力処理部24から「採番情報」メニュー31の選択が指示されたことに応答して、図11に示すような入力欄31aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報を、入力フィールド31bに表示するなどして、採番情報の設定を可能とする。
【0063】
例えば法務管理部端末3にてワークフロー情報を設定する際には、入力処理部24から「ワークフロー情報」メニュー32の選択が指示されたことに応答して、図12に示すような入力欄32aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報を、レコード32bに表示するなどして、ワークフロー情報の設定を可能とする。
【0064】
例えば法務管理部端末3にてキーワード情報を設定する際には、入力処理部24から「キーワード情報」メニュー33の選択が指示されたことに応答して、図13に示すような入力欄33aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報を、レコード33bに表示するなどして、キーワード情報の設定を可能とする。
【0065】
例えば法務管理部端末3にて必須項目情報を設定する際には、入力処理部24から「必須項目情報」メニュー34の選択が指示されたことに応答して、図14に示すような入力欄34aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報をフィールド34bに表示するなどして、必須項目情報の設定を可能とする。
【0066】
例えば法務管理部端末3にて参照情報を設定する際には、入力処理部24から「参照情報」メニュー35の選択が指示されたことに応答して、図15に示すような入力欄35aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報をフィールド35bに表示するなどして、参照情報の設定を可能とする。
【0067】
例えば法務管理部端末3にてアーカイブ情報を設定する際には、入力処理部24から「アーカイブ情報」メニュー36の選択が指示されたことに応答して、図16に示すような入力欄36aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報をフィールド36bに表示するなどして、アーカイブ情報の設定を可能とする。
【0068】
例えば法務管理部端末3にて期間管理情報を設定する際には、入力処理部24から「期間管理情報」メニュー37の選択が指示されたことに応答して、図17に示すような入力欄37aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報をフィールド37bに表示するなどして、期間管理情報の設定を可能とする。
【0069】
例えば法務管理部端末3にて追加項目情報を設定する際には、入力処理部24から「追加項目情報」メニュー38の選択が指示されたことに応答して、図18に示すような入力欄38aをプルダウン表示する。
処理制御部22は、入力処理部24から入力された情報をレコード38bに表示するなどして、追加項目情報の設定を可能とする。
【0070】
処理制御部22は、入力処理部24からシステム設定に関する情報の保存が指示されると、入力された情報を管理サーバ1に送る。
管理サーバ1は、例えば法務管理部端末3から送られたシステム設定に関する情報を、データ記憶部13のシステム設定記録領域14に記録する。
すなわち、管理サーバ1は、図10に示すような入力欄30aにて入力された情報を、漢字名取得情報14−1として記録する。また、管理サーバ1は、図11に示すような入力欄31aにて入力された情報を、採番情報14−2として記録する。管理サーバ1は、図12に示すような入力欄32aにて入力された情報を、ワークフロー情報14−3として記録する。管理サーバ1は、図13に示すような入力欄33aにて入力された情報を、キーワード情報14−4として記録する。管理サーバ1は、図14に示すような入力欄34aにて入力された情報を、必須項目情報14−5として記録する。管理サーバ1は、図15に示すような入力欄35aにて入力された情報を、参照情報14−6として記録する。管理サーバ1は、図16に示すような入力欄36aにて入力された情報を、アーカイブ情報14−7として記録する。管理サーバ1は、図17に示すような入力欄37aにて入力された情報を、期間管理情報14−8として記録する。管理サーバ1は、図18に示すような入力欄38aにて入力された情報を、追加項目情報14−9として記録する。
このようにして、システムの導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0071】
管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されている情報を利用することで、この業務情報管理システムの導入先に応じて契約を管理するための処理を実行する。
【0072】
例えば、管理サーバ1は、漢字名取得情報14−1を利用することにより、事業部端末2にて契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報が入力される際に、人名や会社名、所在地、連絡先等を示す情報について、アドレス帳データベース9に記録されているアドレス情報からの選択入力を可能とする。
【0073】
すなわち、例えば契約協議依頼情報における契約相手方名称を入力する際、事業部端末2は、管理サーバ1から送られた制御情報に従って、図19(a)に示すように、選択ボタン40bと、新規ボタン40cとを含んだ契約相手方名称入力欄40aを表示処理部19に表示する。
【0074】
ここで、事案担当者が入力処理部18を操作して選択ボタン40bの押下を指示すると、事業部端末2は、管理サーバ1に対して、アドレス帳データベース9に記録されたアドレス情報の取得を要求する。
管理サーバ1は、事業部端末2からの要求に応答して、システム設定記録領域14に記録されている漢字名取得情報14−1を参照することによりアドレス帳データベース9にアクセスし、アドレス情報を取得する。管理サーバ1は、取得したアドレス情報を、要求を発信した事業部端末2に送って選択可能に表示させる。例えば、事業部端末2は、管理サーバ1から受けたアドレス情報にて人名や会社名を示す情報を、表示処理部19にリスト表示して、入力処理部18による選択入力を可能とする。
【0075】
この際、処理制御部16は、管理サーバ1から送られたアドレス情報を用いて、契約相手方所在地や契約相手方連絡先を特定するようにしてもよい。すなわち、処理制御部16は、入力処理部18により選択が指示された人名や会社名に対応する所在地や連絡先を、アドレス情報から抽出する。処理制御部16は、抽出した所在地や連絡先を、それぞれ契約相手方所在地や契約相手方連絡先として、契約協議依頼情報に自動的に取り込む。これにより、契約協議依頼情報の入力を簡単に行うことができる。
契約依頼詳細情報にて相手先会社名や事案担当者漢字名を入力する際などにも、同様にして、アドレス帳データベース9に記録されているアドレス情報に含まれる会社名や人名の選択入力機能を実現することができる。
【0076】
このように、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されている漢字名取得情報14−1を参照してアドレス帳データベース9にアクセスすることで、アドレス情報を取得することができる。従って、この業務情報管理システムの導入先に応じたアドレス帳データベース9へのアクセス方法を簡単に定義することができ、システムを簡単に導入可能とすると共に、システムの導入先に応じた各種の情報の入力を簡単化することができる。
【0077】
また、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録された採番情報14−2を利用することにより、契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報、締結契約情報等に対して、システムの導入先に合わせた識別番号を付加することができる。
【0078】
すなわち、管理サーバ1は、契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報を契約相談データベース4に記録する際に、採番情報14−2により指定されたフォーマットの識別番号を付加する。また、管理サーバ1は、締結契約情報を契約管理データベース5に記録する際に、採番情報14−2により指定されたフォーマットの識別番号を付加する。
これにより、契約協議依頼情報等に付加する識別番号を、この業務情報管理システムの導入先に応じて簡単に設定することができ、システムを簡単に導入可能とし、導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0079】
また、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されたワークフロー情報14−3を利用することにより、業務の参加者の登録や、連絡メールの送信設定といった、契約の管理に関しての設定を行うことができる。
【0080】
すなわち、管理サーバ1は、例えば、締結契約情報を契約管理データベース5に記録して契約期間の管理を開始する際に、ワークフロー情報14−3に示される設定を選択可能とし、選択された設定に従った契約の管理を可能とする。
例えば、ワークフロー情報14−3では、契約の登録、延長、終了といった業務ごとに独立して参加者を登録することができる。また、ワークフロー情報14−3では、連絡メールの送付あり/なし、期限管理の実施あり/なし、期限管理を行う場合の警告期間等を設定することができる。
管理サーバ1は、例えば事業部端末2から締結された契約に対応する契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報の識別番号が通知されると、当該通知を発信した事業部端末2に制御情報を送り、ワークフロー情報14−3に示される設定を選択するための画面を表示させる。
このようにして、管理サーバ1は、ワークフロー情報14−3に示される設定を選択可能として契約を管理することで、契約の管理についての設定を、システムの導入先に応じて容易に定義することができる。これにより、システムを簡単に導入可能とし、導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0081】
また、管理サーバ1は、キーワード情報14−4を利用することにより、例えば事業部端末2にて契約協議依頼情報等が入力される際に、予め指定した項目について、キーワードからの選択入力を可能とする。
【0082】
すなわち、例えば契約協議依頼情報における契約相手方地域を入力する際、事業部端末2は、管理サーバ1から送られた制御情報に従って、図19(b)に示すように、『日本』と『海外』とを選択可能にリスト表示する。このリスト表示されたキーワード『日本』と『海外』は、図13に示すような入力欄33aにて指定され、キーワード情報14−4としてシステム設定記録領域14に記録されている。
【0083】
このように、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されているキーワード情報14−4を利用して各種の情報に含まれる項目におけるキーワードの選択入力を可能とすることで、システムの導入先に応じて統一された用語を簡単に入力することができる。すなわち、この業務情報管理システムの導入先に応じた用語を容易に定義して、システムを簡単に導入可能とすると共に、システムの導入先に応じた各種の情報の入力を簡単化することができる。
【0084】
また、管理サーバ1は、必須項目情報14−5を利用することにより、例えば事業部端末2にて契約協議依頼情報等が入力される際に、入力漏れがある項目をチェックすることができる。
【0085】
すなわち、必須項目情報14−5では、契約協議依頼情報等を入力する際に必須の項目が指定されている。
管理サーバ1は、例えば事業部端末2から契約協議依頼情報を受けると、必須項目情報14−5に基づいて、契約協議依頼情報に含まれる項目のうちで必須の項目に、入力漏れがあるか否かを判別する。
管理サーバ1は、入力漏れがあると判別すると、例えば、契約協議依頼情報を発信した事業部端末2に制御情報を送り、再入力を促すメッセージを出力させる。一方、管理サーバ1は、入力漏れがないと判別すると、事業部端末2から受けた契約依頼詳細情報を契約相談データベース4に記録する。
契約依頼詳細情報や締結契約情報を記録する際などにも、同様にして、必須の項目に入力漏れがないかをチェックすることができる。
【0086】
このように、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されている必須項目情報14−5を利用して必須の項目をシステムの導入先ごとに設定し、各種の情報を記録する際に入力漏れをチェックすることができる。これにより、システムの導入先に応じて入力が必要な項目を簡単に設定可能とし、システムを簡単に導入可能とすると共に、入力漏れを防止することができる。
【0087】
また、管理サーバ1は、参照情報14−6を利用することにより、システムの導入先に応じた参照権限を設定する。
【0088】
すなわち、参照情報14−6では、例えば社長や役員といった、登録内容に関係なく参照権限が必要な人が登録されている。
管理サーバ1は、参照情報14−6に登録されている人に割り当てられたアカウントでのログインを許可した場合等に、契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報などに対して個別に設定した参照制限とは関わりなく、各種の情報を閲覧可能とする。
これにより、システムの導入先に応じて参照権限を容易に設定することができ、システムを簡単に導入可能とすると共に、必要な情報を漏れなく閲覧させることができる。
【0089】
また、管理サーバ1は、アーカイブ情報14−7を利用することにより、管理外である蓄積データベース10aに保管する情報を、システムの導入先に応じて設定することができる。
【0090】
すなわち、管理サーバ1は、契約相談データベース4や契約管理データベース5を検索して、管理期間が満了した契約に対応する契約協議依頼情報や契約依頼詳細情報、締結契約情報等を抽出する。管理サーバ1は、アーカイブ情報14−7により、情報を保管する蓄積データベース10aの所在を特定し、契約管理データベース5等から抽出した情報をホスト10に転送する。この際、管理サーバ1は、抽出した情報を契約管理データベース5等から削除してよい。
ホスト10は、管理サーバ1から受けた情報を蓄積データベース10aに記録することで、管理サーバ1の管理外にて、管理期間が満了した契約に対応する情報を保管する。
また、管理サーバ1は、ホスト10に定期的にアクセスするなどして、アーカイブ情報14−7にて指定されたアーカイブ対象を外れた情報の削除を要求する。
【0091】
このようにして、管理サーバ1は、システム設定記録領域14に記録されているアーカイブ情報14−7を利用して管理期間が満了した契約に関する情報を、システムの導入先に応じて保管可能とする。すなわち、この業務情報管理システムの導入先に応じて、管理対象となる案件の情報のみを管理できると共に、過去の案件の情報を保管させることができる。
【0092】
また、管理サーバ1は、期間管理情報14−8を利用することにより、登録案件の期間管理に関する詳細な設定を行うことができる。
【0093】
すなわち、期間管理情報14−8では、期間管理用の連絡メールを送付する送付先やメール形式(契約1件毎に1通送るか、対象案件を集約して1通送るか、など)、送付時期、警告メールのあり/なし等が設定されている。
管理サーバ1は、期間管理情報14−8にて指定された内容に応じた電子メールを作成して送信することで、例えば契約担当者や契約管理担当者等に、適切な時期に適切な形式の連絡メール等を送付して、契約を管理することができる。
これにより、システムの導入先に応じて期間管理についての詳細な設定を行うことができ、システムを簡単に導入可能とすると共に、システムの導入先に応じた契約の管理を簡単に行うことができる。
【0094】
また、管理サーバ1は、追加項目情報14−9を利用することにより、各種の情報に追加する項目をシステムの導入先に応じて設定することができる。
すなわち、管理サーバ1は、例えば事業部端末2にて契約協議依頼情報等が入力される際に、追加項目情報14−9にて指定された項目を追加して、各種の情報の入力を可能とする。
これにより、システムの導入先に応じて独自に設定した項目の入力を可能とし、契約相談データベース4等に記録することができる。
【0095】
以上説明したように、この発明によれば、システム設定記録領域14に記録した各種の情報により、導入先に応じたシステム設定を行うことができる。
すなわち、例えば法務管理部端末3といった端末装置から送られた情報をシステム設定記録領域14に記録して、契約を管理するための動作についてのシステム設定を変更することができる。
これにより、汎用性の高いシステムを構築して開発工程を低減し、システムを簡単に導入可能とすると共に、システムの導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【0096】
なお、各データベース4〜9の全部又は一部は、管理サーバ1内に設けてもよく、管理サーバ1により制御可能な単一のコンピュータに集中して、又は、複数のコンピュータに分散して、設けるようにしてもよい。
【0097】
システム設定記録領域14に記録される情報は、法務管理部端末3から入力されなければならないものではなく、例えば、事業部端末2から入力されてもよいし、管理サーバ1が備える所定の入力処理部等から入力されてもよい。
【0098】
また、事業部端末2と法務管理部端末3は、1台の端末装置のみでも実現可能であり、ログイン時のアカウントにより、事業部員であるか法務管理部員であるかを識別してもよい。さらに、管理サーバ1、事業部端末2及び法務管理部端末3を、1台のコンピュータで実現してもよい。
【0099】
また、この業務情報管理システムは、紛争を解決するための協議を依頼する紛争協議情報や、紛争を解決するための依頼の詳細を示す紛争依頼詳細情報を記録する紛争相談データベースを備えていてもよい。さらに、この業務情報管理システムは、業務についての相談事項を示す業務相談情報を記録する業務相談データベースを備えていてもよい。
【0100】
システム設定記録領域14は、管理サーバ1が備えるデータ記憶部13に備えられるものとして説明したが、これに限定されず、管理サーバ1が利用可能な任意の記録装置等に設けてもよい。
【0101】
事業部端末2や法務管理部端末3と管理サーバ1との間を接続するネットワークは、公衆回線、インターネット、高速ディジタル回線等を利用して接続を可能とする広域ネットワークであってもよく、LAN等のネットワークに限定されるものではない。
【0102】
管理サーバ1、事業部端末2、法務管理部端末3及びホスト10は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。すなわち、記録媒体(CD−ROM、MO、ICメモリー等)に格納されたプログラムを配布してコンピュータにインストールしたのち、OS(オペレーティングシステム)上で動作させることにより、管理サーバ1、事業部端末2、法務管理部端末3及びホスト10として機能させることが可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明は、システムの導入先に対応したシステム設定を示す情報を変更可能に記録し、当該情報を用いて契約を管理するための処理を実行する。
これにより、システムを簡単に導入可能とし、導入先に応じた設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る業務情報管理システムの構成の一例を示す図である。
【図2】管理サーバの構成と、システム設定記録領域に記録されるシステム設定情報を示す図である。
【図3】事業部端末の構成を示す図である。
【図4】法務管理部端末の構成を示す図である。
【図5】契約協議依頼情報の構成の一例を示す図である。
【図6】契約依頼詳細情報の構成の一例を示す図である。
【図7】締結契約情報の構成の一例を示す図である。
【図8】初期画面を例示する図である。
【図9】システム設定画面を例示する図である。
【図10】「漢字名取得情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図11】「採番情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図12】「ワークフロー情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図13】「キーワード情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図14】「必須項目情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図15】「参照情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図16】「アーカイブ情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図17】「期間管理情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図18】「追加項目情報」メニューの選択が指示された際のシステム設定画面を例示する図である。
【図19】システム設定記録領域に記録されているシステム設定情報を利用した動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 管理サーバ
2 事業部端末
3 法務管理部端末
4 契約相談データベース
5 契約管理データベース
6 文書管理データベース
7 サンプルデータベース
8 画像データ管理データベース
9 アドレス帳データベース
10 ホスト
10a 蓄積データベース
11、15、21 通信制御部
12、16、22 処理制御部
13、17、23 データ記憶部
14 システム設定記録領域
14−1 漢字名取得情報
14−2 採番情報
14−3 ワークフロー情報
14−4 キーワード情報
14−5 必須項目情報
14−6 参照情報
14−7 アーカイブ情報
14−8 期間管理情報
14−9 追加項目情報
18、24 入力処理部
19、25 表示処理部
20 読取装置

Claims (14)

  1. 契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談データベースと、
    締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理データベースと、
    端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談データベースに記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理データベースに記録して、端末装置からの指示に応じて当該端末装置に出力させる情報管理サーバと、
    システムの導入先に対応したシステム設定を示すシステム設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
    前記情報管理サーバは、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
    ことを特徴とする業務情報管理システム。
  2. 前記情報管理サーバは、端末装置により入力された情報を前記システム設定記録手段に記録することにより、システム設定情報を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の業務情報管理システム。
  3. 人名及び/又は会社名を含むアドレス情報を記録するアドレス帳データベースを備え、
    前記情報管理サーバは、前記アドレス帳データベースに記録されているアドレス情報を取得するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の業務情報管理システム。
  4. 前記情報管理サーバは、前記契約相談データベースに記録される契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報と、前記契約管理データベースに記録される締結契約情報とに付加する識別番号のフォーマットを規定する情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の業務情報管理システム。
  5. 前記情報管理サーバは、業務の参加者を登録して連絡用の電子メールを送信するための設定を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  6. 前記情報管理サーバは、端末装置にて情報が入力される際に、所定の項目についてキーワードからの選択入力を可能とする情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  7. 前記情報管理サーバは、端末装置にて入力される情報における必須の入力項目を設定するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  8. 前記情報管理サーバは、システムの導入先における参照権限を設定するための情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  9. 前記情報管理サーバは、自己の管理外となるデータベースに管理期間が満了した契約に関する情報を保管するための設定を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  10. 前記情報管理サーバは、契約を管理するために送信する電子メールの送付先と送付時期を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  11. 前記情報管理サーバは、システムの導入先にて追加される項目を示す情報を含むシステム設定情報を、前記システム設定記録手段に記録する、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の業務情報管理システム。
  12. ネットワークを介して端末装置と接続された情報管理サーバであって、
    契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談情報記録手段と、
    締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理情報記録手段と、
    導入先に対応した設定を示す設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
    前記端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談情報記録手段に記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理情報記録手段に記録して、前記端末装置からの指示に応じて前記端末装置に出力させ、また、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
    ことを特徴とする情報管理サーバ。
  13. ネットワークを介して接続された端末装置と情報管理サーバとを備える業務情報管理システムによる業務情報管理方法であって、
    システムの導入先に対応したシステム設定を示すシステム設定情報を前記情報管理サーバに変更可能に記録し、契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約協議依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを、契約相談データベースに記録し、前記端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記情報管理サーバが、前記契約相談データベースに記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて、締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を作成し、作成した締結契約情報を契約管理データベースに記録し、前記端末装置からの指示に応じて、前記契約相談データベースに記録されている情報及び/又は前記契約管理データベースに記録されている情報を前記端末装置に出力させ、また、前記情報管理サーバが、記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する、
    ことを特徴とする業務情報管理方法。
  14. コンピュータを、
    契約を締結するための協議を依頼する契約協議依頼情報と、契約を締結するための依頼の詳細を示す契約依頼詳細情報とを記録する契約相談情報記録手段と、
    締結した契約に関する事項を示す締結契約情報を記録する契約管理情報記録手段と、
    導入先に対応した設定を示す設定情報を、変更可能に記録するシステム設定記録手段とを備え、
    端末装置により契約が締結された旨の指示が入力されると、前記契約相談情報記録手段に記録されている契約協議依頼情報及び契約依頼詳細情報に基づいて締結契約情報を作成し、前記契約管理情報記録手段に記録して、端末装置からの指示に応じて当該端末装置に出力させ、また、前記システム設定記録手段に記録されているシステム設定情報を用いて契約を管理するための処理を実行する情報管理サーバ、として機能させるためのプログラム。
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