JP4220565B2 - 酸化防護効果の高い溶媒を用いる還元型補酵素q10の製造方法 - Google Patents
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Description
即ち、本発明は、酸化型補酵素Q10を還元して還元型補酵素Q10を合成する方法において、ヘキサンを除く炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種を溶媒として用いることを特徴とする還元型補酵素Q10の製造方法に関する。
また、本発明は、酸化型補酵素Q10を還元して還元型補酵素Q10を合成する方法において、脱酸素雰囲気下、炭化水素類を溶媒として用いることを特徴とする還元型補酵素Q10の製造方法に関する。
また、本発明は、還元型補酵素Q10を炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種の溶媒に溶解させて取り扱うことにより、分子酸素による酸化を防護することを特徴とする還元型補酵素Q10の安定化方法に関する。
さらに、本発明は、還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比が96/4以上である還元型補酵素Q10結晶に関する。
本発明においては、還元型補酵素Q10から酸化型補酵素Q10への分子酸素による酸化を抑制して、高品質の還元型補酵素Q10を合成するため、及び、晶析するため、さらに、還元型補酵素Q10を安定に取り扱うために、上記酸化からの防護効果の高い溶媒、即ち、炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種を用いる。還元型補酵素Q10は、驚くべきことに、結晶状態よりも、上記溶媒に溶解した、又は、懸濁した状態において、分子酸素による酸化からより好適に防護される。このような上記溶媒による酸化防護効果は、本発明者らにより初めて見出されたものである。
具体例としては、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、2−ペンテン、ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、1−ヘキセン、シクロヘキセン、ヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、メチルシクロヘキサン、1−ヘプテン、オクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン、1−オクテン、ノナン、2,2,5−トリメチルヘキサン、1−ノネン、デカン、1−デセン、p−メンタン、ウンデカン、ドデカン等を挙げることができる。
中でも、炭素数5〜8の飽和脂肪族炭化水素がより好ましく、炭素数5のペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン(ペンタン類と称す);炭素数6のヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン(ヘキサン類と称す);炭素数7のヘプタン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、メチルシクロヘキサン(ヘプタン類と称す);炭素数8のオクタン、2,2,3−トリメチルペンタン、イソオクタン、エチルシクロヘキサン(オクタン類と称す);及びこれらの混合物が好ましく用いられる。とりわけ、上記ヘプタン類は酸化からの防護効果が特に高い傾向があり、特に好ましく、ヘプタンが最も好ましい。
具体例としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,2−ジクロロプロパン、1,2,3−トリクロロプロパン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン等を挙げることができる。好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。より好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロベンゼン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンである。さらに好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、トリクロロエチレンである。
具体例としては、例えば、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、フラン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等を挙げることができる。
好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ジオキサン、2−メチルフラン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルである。より好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルである。さらに好ましくは、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、アニソール等であり、最も好ましくは、メチルtert−ブチルエーテルである。
具体例としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、マロノニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、スクシノニトリル、バレロニトリル、グルタロニトリル、ヘキサンニトリル、ヘプチルシアニド、オクチルシアニド、ウンデカンニトリル、ドデカンニトリル、トリデカンニトリル、ペンタデカンニトリル、ステアロニトリル、クロロアセトニトリル、ブロモアセトニトリル、クロロプロピオニトリル、ブロモプロピオニトリル、メトキシアセトニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、トルニトリル、ベンゾニトリル、クロロベンゾニトリル、ブロモベンゾニトリル、シアノ安息香酸、ニトロベンゾニトリル、アニソニトリル、フタロニトリル、ブロモトルニトリル、メチルシアノベンゾエート、メトキシベンゾニトリル、アセチルベンゾニトリル、ナフトニトリル、ビフェニルカルボニトリル、フェニルプロピオニトリル、フェニルブチロニトリル、メチルフェニルアセトニトリル、ジフェニルアセトニトリル、ナフチルアセトニトリル、ニトロフェニルアセトニトリル、クロロベンジルシアニド、シクロプロパンカルボニトリル、シクロヘキサンカルボニトリル、シクロヘプタンカルボニトリル、フェニルシクロヘキサンカルボニトリル、トリルシクロヘキサンカルボニトリル等を挙げることができる。
好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、スクシノニトリル、バレロニトリル、クロロプロピオニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢酸エチル、トルニトリル、ベンゾニトリルである。より好ましくは、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルであり、最も好ましくは、アセトニトリルである。
このような他の溶媒としては、特に制限されず、例えば、水、アルコール類、脂肪酸類、ケトン類、ニトリル類を除く窒素化合物類、硫黄化合物類等を挙げることができる。
好ましくは、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、3−メチル−2−ブタノール、ネオペンチルアルコール、1−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノール、シクロヘキサノールである。より好ましくは、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソペンチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、3−メチル−2−ブタノール、ネオペンチルアルコールである。さらに好ましくは、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、2−メチル−1−ブタノール、イソペンチルアルコールである。特に好ましくは、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールであり、とりわけ好ましくは、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールであり、最も好ましくは、エタノールである。
3価アルコールとしては、例えばグリセリン等を好適に用いることができる。
ケトン類としては、特に制限されず、炭素数3〜6のものが好適に用いられる。具体例としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等を挙げることができる。好ましくは、アセトン、メチルエチルケトンであり、最も好ましくは、アセトンである。
窒素化合物類としては、例えば、ニトロメタン、トリエチルアミン、ピリジン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等を挙げることができる。
硫黄化合物類としては、例えば、ジメチルスルホキシド、スルホラン等を挙げることができる。
上記の他の溶媒のなかでも、酸化型補酵素Q10の還元反応においては、反応速度や収率向上の点から、アルコール類及び/又は水を併用するのが特に好ましい。還元型補酵素Q10の晶析においては、流動性等のスラリー性状改善の点から、水を好ましく用いることができる。
本発明に用いる酸化型補酵素Q10は、前述のように合成、発酵、天然物からの抽出等により調製したものであってもよく、既存の高純度補酵素Q10であってもよい。また、酸化型補酵素Q10のみを含有するものであってもよく、酸化型補酵素Q10と還元型補酵素Q10の混合物であってもよい。
鉄の使用量は、特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、例えば、約1/5重量以上で好適に実施できる。上限は特に制限されないが、経済性の観点等から、約2倍重量以下である。なお、鉄は、金属鉄のみならず、硫酸鉄(II)等の塩の形態でも使用できる。
亜鉛の使用量は、特に制限されないが、酸化型補酵素Q10の仕込み重量に対して、例えば、約1/10重量以上で好適に実施できる。上限は特に制限されないが、経済性の観点等から、約2倍重量以下である。
上記のアスコルビン酸類の使用量は、特に制限されず、酸化型補酵素Q10を還元型補酵素Q10に変換しうる有効量であればよく、酸化型補酵素Q10に対して、通常1倍モル量以上、好ましくは1.2倍モル量以上である。上限は特に制限されないが、経済性を考慮して、通常10倍モル量以下、好ましくは5倍モル量以下、より好ましくは3倍モル量以下である。
上記次亜硫酸類を用いる還元は、水を併用して、上記の炭化水素類、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種の有機溶媒と水との混合溶媒系で実施するのが好ましい。その際、反応時のpHは、収率等の観点から、通常pH7以下、好ましくはpH3〜7、より好ましくはpH3〜6で実施される。上記pHは、酸(例えば、塩酸や硫酸等の無機酸)や塩基(例えば水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物)を用いて調整することができる。
また、上記亜硫酸水素塩としては、例えば、亜硫酸水素ナトリウム等のアルカリ金属亜硫酸水素塩等を好適なものとして挙げることができる。
晶析に用いる還元型補酵素Q10は、例えば、合成、発酵、天然物からの抽出等の従来公知の方法により得ることができる。好ましくは、還元型補酵素Q10中に含まれる酸化型補酵素Q10を還元、或いは、酸化型補酵素Q10を還元することにより得られたものであり、より好ましくは、前記の本発明の還元反応を用いて得られたものである。
上記の補助的な他の溶媒は、晶析に際して、予め添加しても良く、晶析途中で添加して良く、また、晶出量が安定した後に添加しても良い。
カラム;SYMMETRY C18(Waters製),250mm(長さ),4.6mm(内径)、移動相;C2H5OH:CH3OH=4:3(v:v)、検出波長;210nm、流速;1ml/min、還元型補酵素Q10の保持時間;9.1min、酸化型補酵素Q10の保持時間;13.3min。
100gの酸化型補酵素Q10(酸化型補酵素Q9を0.40%含有、純度99.4%)を25℃で1000gのヘプタンに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、脱気した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗して還元型補酵素Q10を100g(還元型補酵素Q9を0.40%含有)を含むヘプタン相を得た。このヘプタン相を撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却し、白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷ヘプタン、冷エタノール、冷水、冷エタノール、冷ヘプタンで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶93g(還元型補酵素Q9を0.29%含有、除去率28%)を得た(有姿収率93モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4、還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
実施例1で得られた1gの還元型補酵素Q10を、25℃下で表1に示す各種溶媒20gに溶解した。大気中、25℃で24時間の撹拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果と、比較のため上記と同条件下(1gの還元型補酵素Q10を大気中25℃で24時間)で結晶を保存した結果を表1に示す。
実施例1で得られた1gの還元型補酵素Q10を、35℃下で表2に示す各種溶媒100gに溶解した。大気中、35℃で24時間の撹拌後、液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表2に示す。
10gの酸化型補酵素Q10を25℃で表3に記載の各種溶媒100gに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として市販の次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)10gに100mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、さらに脱気した飽和食塩水100gで有機相を6回水洗した。なお、すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。有機相中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定した結果を表3に示す。
10gの酸化型補酵素Q10を25℃で100gのヘプタンに溶解させ、亜鉛粉末1.5g及び2.9N硫酸110gを添加し、25℃で6時間の撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)後、100gの濃塩酸を添加した。ヘプタン相の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比を測定したところ99.6/0.4であった。なお、すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。
酸化型補酵素Q10を溶解する溶媒としてヘキサンを用いる以外、実施例1と同様に、還元および晶析を行った。その結果、白色の乾燥結晶93gを得た(有姿収率93モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の純度は99.0%であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gのヘキサンに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解した水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、さらに脱気した飽和食塩水1000gでヘキサン相を6回水洗した。このヘキサン相にメタノール50gを添加し、撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却して、白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷ヘキサン、冷エタノール、冷水、冷エタノール、冷ヘキサンで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶92gを得た(有姿収率92モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の純度は99.0%であった。
100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)を25℃で1000gの酢酸エチルに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)100gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加して、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、さらに脱気した飽和食塩水1000gで酢酸エチル相を6回水洗した。この酢酸エチル相にエタノール300gおよび水50gを添加し、撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却し、実施例1と比較して流動性の改善された白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶89gを得た(有姿収率89モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
還元型補酵素Q10100g(還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比=95/5、補酵素Q10の純度は99.4%)を25℃で1000gのヘプタンに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)10gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、さらに脱気した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗した。このヘプタン相を撹拌しながら(撹拌所要動力0.3kW/m3)2℃まで冷却し、白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷ヘプタン、冷エタノール、冷水、冷エタノール、冷ヘプタンで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶93gを得た(有姿収率93モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4、還元型補酵素Q10の純度は99.2%であった。
使用した酸化型補酵素Q10の純度が98.4%(酸化型補酵素Q9を1.0%、酸化型補酵素Q8を0.30%、及び、酸化型補酵素Q7を0.04%含有)であること以外は、実施例1とまったく同条件下にて還元及び晶析を行った。その結果、白色の乾燥結晶93g(還元型補酵素Q9を0.72%含有:除去率28%、還元型補酵素Q8を0.11%含有:除去率63%、還元型補酵素Q7は検出されず)を得た(有姿収率93モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.6/0.4、還元型補酵素Q10の純度は99.0%であった。
実施例1と同様の方法で得られた還元型補酵素Q10の結晶(還元型補酵素Q9を0.29%含有、純度99.1%、還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6)10gを45℃で140gのアセトニトリルに溶解させ、撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却して白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷アセトニトリル、冷水、冷アセトニトリルで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶9.5g(還元型補酵素Q9を0.25%含有、除去率14%)を得た(有姿収率95モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.4/0.6、還元型補酵素Q10の純度は99.1%であった。
実施例1と同様の方法で得られた還元型補酵素Q10の結晶(還元型補酵素Q9を0.29%含有、純度98.8%、還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.1/0.9)10gを25℃で100gのヘプタンに溶解させ、撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却して白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は空気中で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷ヘプタン、冷エタノール、冷水、冷エタノール、冷ヘプタンで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶(還元型補酵素Q9を0.20%含有、除去率31%)9.3gを得た(有姿収率93モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.0/1.0、還元型補酵素Q10の純度は98.8%であった。
実施例1で得られた還元型補酵素Q10の結晶10gを25℃で70gのN−メチルピロリドンに溶解させた。さらに水10gを添加し、撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却して淡黄色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は空気中で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷エタノール、冷水、冷エタノールで順に洗浄し(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、淡黄色の乾燥結晶9.6gを得た(有姿収率96モル%)。得られた結晶は淡黄色で、還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は88.6/11.4、還元型補酵素Q10の純度は88.3%であった。
100gの酸化型補酵素Q10を25℃で1000gのヘキサンに溶解させた。撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら、還元剤として次亜硫酸ナトリウム(純度75%以上)40gに1000mlの水を加えて溶解させた水溶液を、徐々に添加し、25℃、pH4〜6で還元反応を行った。2時間後、反応液から水相を除去し、脱気した飽和食塩水1000gでヘキサン相を6回水洗した。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。このヘキサン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.2/0.8であった。
1000gのアセトニトリル中に、100gの酸化型補酵素Q10(純度99.4%)、60gのL−アスコルビン酸及び30gの炭酸水素ナトリウムを加え、55℃にて撹拌し、還元反応を行った。40時間後、反応液にヘプタン1000g、脱気した水1000gを加えて25℃に冷却した。水層を除去した後、さらに脱気した飽和食塩水1000gでヘプタン相を6回水洗した。この、ヘプタン相を撹拌(撹拌所要動力0.3kW/m3)しながら2℃まで冷却し、白色のスラリーを得た。なお、以上すべての操作は窒素雰囲気下で実施した。得られたスラリーを減圧ろ過し、湿結晶を冷ヘプタン、冷エタノール、冷水、冷エタノール、冷ヘプタンで順に洗浄(洗浄に用いた冷溶媒の温度は2℃)して、さらに、湿結晶を減圧乾燥(20〜40℃、1〜30mmHg)することにより、白色の乾燥結晶95gを得た(有姿収率95モル%)。得られた結晶の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は99.5/0.5、還元型補酵素Q10の純度は99.0%であった。
すべての操作を空気中で行うこと以外、すべて実施例13と同様にして還元反応を行った。得られたヘキサン溶液中の還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比は45.3/54.7であった。
Claims (15)
- 脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種を晶析溶媒として用いる還元型補酵素Q10の晶析方法であって、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類、以外の他の溶媒の使用量が、均一系の場合は、全溶媒量に対する容量比として、不均一系の場合は、還元型補酵素Q10をより良く溶解する溶媒相の容量に対する容量比として、0.3未満であることを特徴とする晶析方法。
- 脂肪族炭化水素を溶媒に用いる請求項1記載の晶析方法。
- 脂肪族炭化水素が、非環状脂肪族炭化水素である請求項2記載の晶析方法。
- 脂肪族炭化水素が、ペンタン類、ヘキサン類、ヘプタン類及びオクタン類から選ばれる少なくとも1種である請求項2記載の晶析方法。
- 不純物を母液に除去する請求項1〜4のいずれかに記載の晶析方法。
- 除去される不純物が、還元型補酵素Q9、還元型補酵素Q8、及び、還元型補酵素Q7から選ばれる少なくとも1種である請求項5記載の晶析方法。
- 還元型補酵素Q10の晶析は、冷却晶析、又は、冷却晶析に他の晶析法を組み合わせて行う請求項1〜6のいずれかに記載の晶析方法。
- 晶析時の冷却温度は、20℃以下である請求項7記載の晶析方法。
- 晶析濃度が、晶析終了時の晶析溶媒の重量に対する還元型補酵素Q10の重量として、15w/w%以下である請求項1〜8のいずれかに記載の晶析方法。
- 晶析は、単位容積当たりの撹拌所要動力として0.01kW/m3以上の強制流動下に実施する請求項1〜9のいずれかに記載の晶析方法。
- 晶析に際して種晶を添加する請求項1〜10のいずれかに記載の晶析方法。
- 脱酸素雰囲気下で実施する請求項1〜11のいずれかに記載の晶析方法。
- 還元型補酵素Q10/酸化型補酵素Q10の重量比が96/4以上である還元型補酵素Q10結晶。
- 晶析に用いる還元型補酵素Q10は、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種を溶媒として用いて、酸化型補酵素Q10を還元して得られたものである、請求項1記載の晶析方法。
- 脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸エステル類、エーテル類、及び、ニトリル類から選ばれる少なくとも1種を溶媒として用いて、酸化型補酵素Q10を還元して得られた還元反応液、又は、該反応液から還元型補酵素Q10含む有機相を採取し、必要に応じて有機相を洗浄して得られた溶液から還元型補酵素Q10を晶析する請求項1記載の晶析方法。
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