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JP4213886B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP4213886B2
JP4213886B2 JP2001315512A JP2001315512A JP4213886B2 JP 4213886 B2 JP4213886 B2 JP 4213886B2 JP 2001315512 A JP2001315512 A JP 2001315512A JP 2001315512 A JP2001315512 A JP 2001315512A JP 4213886 B2 JP4213886 B2 JP 4213886B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を、所定の図柄と背景とで構成される図柄変動パターンにより遊技者に報知する図柄変動表示装置を備え、前記抽選の結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態とすることが可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並びで当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】
ここで、従来の遊技機では、当り予告の1つとして、リーチ状態を設定している。例えば、図柄が3列でそれぞれ変動し、停止時に全ての列の図柄が同一である場合に当たりとなるが、このとき、2列を先に停止させることでリーチ状態となる。
【0005】
また、従来では、このリーチ状態となり得るか否かを、例えば、全図柄の変動中に特定のキャラクタを出現させることで報知している(リーチ予告)。遊技者はこの時期にキャラクタが出るか否かによってリーチ状態となるか否かを判別することができる。また、リーチ状態となった後、当りになるか否かの期待度を上記リーチ予告によって表現することもなされている。すなわち、リーチ予告時期に出現するキャラクタの種類や出現の仕方を僅かに変えることで、期待度を異ならせている。
【0006】
しかしながら、従来の期待度の報知(キャラクタの出現)は、図柄変動中のどの時期になるかが定められていないため、期待度の違いを表現するには、出現するキャラクタの種類や出現の仕方を異ならせなければならず、その分、画像メモリが増え、制御系も複雑となる。
【0007】
また、複数のキャラクタを用いたり、出現の仕方を変えることで、遊技者へバラエティに富んだ表現が可能であるが、逆に図柄変動パターンを複雑とし、本来注目するべき図柄の変動並びに停止を見逃す可能性も出てくるため、リーチ予告は比較的シンプルな方が好ましい。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、少なくとも1つの期待度表現画像を用いることで画像メモリの負担を軽減し、かつこの少なくとも1つの期待度の表現画像で複数種類の期待度を表現することができる遊技機を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を、所定の図柄と背景とで構成される図柄変動パターンにより遊技者に報知する図柄変動表示装置を備え、前記抽選の結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態とすることが可能な遊技機であって、前記図柄変動表示装置による図柄変動パターンの変動中に、抽選結果が当りとなる可能性の度合いを示す期待度を、同一の前記背景を用いて表現する期待度表現制御手段と、前記期待度表現制御手段による期待度の表現時期を、前記期待度の度合いにより異ならせる表現状態制御手段とを有し、前記期待度表現制御手段による期待度の度合いが標準時期である状態を常時表示させ、実際の期待度の度合いを表現する背景とオーバーラップさせ、かつ、前記標準時期である状態の背景を、所定の透明度を持たせて表示することを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、図柄変動表示装置により、抽選の結果に基づいて設定された図柄変動パターンを表示しているとき、期待度表現制御手段では、背景を用いて期待度を表現する。このとき、表現状態制御手段では、期待度の度合いにより期待度の表現時期を変更する。例えば、図柄変動開始からすぐに期待度を表現した場合は期待度は低く、変動終了に近づくにつれて期待度を高くする。遊技者は、期待度の表現時期によって、その期待度の度合いを認識することができ、またシンプルな期待度表現であるため、本来必要な図柄変動パターンを見逃すようなことがない。一方、遊技機では、複数の異なる期待度表現パターンを記憶しておかなくてもよくなり、画像メモリの負担を軽減すると共に、制御系を単純化することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記期待度表現制御手段による期待度表現が、前記図柄変動パターンの全表示時間の中の予め定められた時間中に実行されることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、期待度表現の時間を決めておき、この時間中のどの時期に期待度表現が開始されるか否かで期待度の度合いを変えることで、遊技者は、特定時期のみ期待度表現の状態を注視すればよい。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記背景が、静止画像と動画像とで構成され、前記期待度表現制御手段では、前記動画像の一部を期待度表現画像として、表示画面内に所定時間出現するように制御することを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、期待度表現を動画像で実行することで、遊技者に分かり易くすることができる。例えば、動画像としては、当該遊技機のコンセプトとなっているテーマに基づくキャラクタの登場等が好ましい。
【0015】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記表現状態制御手段が、少なくとも前記期待度の度合いが100%当りの可能性のときに、当該期待度の表現時期を他の期待度の表現時期に比べて最も遅くすることを特徴としている。
【0016】
遊技者が特に初心者の場合、期待度の度合いを表現時期のみで行なうと、比較するものがないため、分かり難い。そこで、期待度の度合いが標準状態である期待度表示時期に背景を常時表示させ、これと実際の期待度の度合いを表現する背景とをオーバーラップさせる。これにより、比較対象があるため、初心者の遊技者にも分かり易くなる。
【0018】
前記オーバラップさせる場合、標準状態の背景を、例えば半透明とすることで、比較対象の期待度表現時期と実際の期待度表現時期の区別がつき易い。前述した例(図柄変動開始からすぐに期待度を表現した場合は期待度は低く、変動終了に近づくにつれて期待度を高くする)の一態様であり、少なくとも前記期待度の度合いが100%当りの可能性のときに、当該期待度の表現時期を他の期待度の表現時期に比べて最も遅くする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、第1の実施の形態に係るパチンコ機110が示されている。このパチンコ機110は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店側のベース面115に支持されている。また、枠体113には、装飾版113A、スピーカ162、キーシリンダ113B等が配設されている。
【0020】
枠体113の内側正面には、透明ガラス板110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内側領域には、遊技盤111が配設されている。また、この遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれた領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0021】
図2に示される如く、ゲージ部114には、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内路に案内されながら、落下していくようになっている。また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左右対称の位置には、風車118が取り付けられており、パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようになっている。
【0022】
さらに、ゲージ部114には複数の位置に入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払い出されるようになっている。
【0023】
このようなゲージ部114は、ほぼ左右対称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置としての電動役物ユニット122が配置され、その表示部124が露出されている。この表示部124の下方には電動役物ユニット122を始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられている。
【0024】
特別図柄始動入賞口126のさらに下方には、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット122での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっている。
【0025】
また、前記電動役物ユニット122の上部には、横1列に4個の保留ランプ200が配列されている。この保留ランプ200は、特別図柄始動入賞口126に入賞したパチンコ球が最大4球分保留されていることを点灯状態で報知するものであり、電動役物ユニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留された分が消化されて消灯するようになっている。
【0026】
また、ゲージ部114には、普通図柄始動入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口130にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図柄表示部の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チューリップ134が所定時間開放するようになっている。この電動チューリップ134の開放により、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まることになる。
【0027】
図1に示される如く、上記ゲージ部114の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられている。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設けられている。
【0028】
ハンドル136は、前記パネル140の内部から突出された回転軸に取付けられており、この回転軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者がこのハンドル136を把持して回転することで、発射装置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度が設定されるようになっている。なお、この回転には、復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0029】
図3には、パチンコ機110を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板151という)。
【0030】
なお、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側のホールコンピュータ208に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0031】
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板150からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板151が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
【0032】
払出制御基板152は、パチンコ球の払出し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パチンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御する。
【0033】
図柄表示制御基板160は、前記表示部124が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制御基板160は、普通図柄表示部も制御する。
【0034】
前記主制御基板150には、特別図柄始動入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板150に接続されている。
【0035】
また、この主制御基板150には、電動チューリップ134を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるためのソレノイド175、保留ランプ200が接続されている。
【0036】
また、主制御基板150では、特別図柄や普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0037】
ここで、本実施の形態では、前記図柄表示制御基板160の制御による図柄変動制御の変動パターンにおいて、予め主制御基板150で既知となっている抽選結果に基づいて、当りの期待度を表現するようになっている。
【0038】
この期待度には度合いが設けられている。本実施の形態では、以下の表1に示される4種類の期待度の度合い(以下、期待値という)が設定されており、前記表示部124での図柄変動が開始されてから終了するまでの間の所定の範囲で、それぞれの期待値を表現する画像が表示されるようになっている。期待値は、低(例えば20%)、中(例えば50%)、高(例えば70%)並びに100%であり、この期待値はリーチ予告となり得る。
【0039】
【表1】
Figure 0004213886
【0040】
本実施の形態では、期待値を表現する画像は1種類であり、その画像の出現時期をそれぞれの期待値毎に異ならせている。表1に示される如く、期待値が「低」の場合は変動開始から0.2秒後に出現し、1.7秒後まで続く。また、期待値が「中」の場合は1.7秒後に出現し、3.2秒後まで続く。同様に期待値が「高」の場合は3.2秒〜4.7秒、期待値が「100%」の場合は4.7秒〜6.2秒となっている。
【0041】
図4に、図柄表示制御基板160における、上記期待値の表現を変動パターンに組み込むための機能ブロック図を示す。
【0042】
主制御基板150からのコマンド信号は、設定期待度読出部250と変動パターン選択部252とに入力される。このコマンド信号は、抽選の結果に基づいて設定される変動パターンを指示する情報と、期待度の度合い(期待値)を指示する情報とが含まれている。
【0043】
変動パターン選択部252では、コマンド信号に含まれる変動パターン指示情報に基づいて、変動パターンメモリ254から所定の変動パターンを読出し、画像処理部256へ送出する。
【0044】
また、設定期待度読出部250では、コマンド信号に含まれる期待度指示情報を読み出し、この読出した期待度指示情報に基づいて期待値を設定し、出現時期設定部258へ送出する。
【0045】
出現時期設定部258では、表1に示す期待度度合い−表示開始時期マップが記憶されたメモリ260に基づいて、前記設定期待度読出部250から入力される期待値に対応する表示開始時期を読出し、画像処理部256へ送出する。
【0046】
画像処理部256では、変動パターンとこの表示開始時期との同期をとり、図柄変動を開始するべく、表示ドライバ166を介して表示部124へ画像情報を送出する。
【0047】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0048】
まず、パチンコ球が発射されると、レール112に案内されてゲージ部114の釘116や風車118等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。また、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通図柄入賞センサ170で検出する。
【0049】
この検出により、主制御基板150では、普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタを用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はない。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ134を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電する。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入り易い、高確率状態とすることができる。
【0050】
前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御基板へコマンド信号を送出する。
【0051】
図柄表示制御基板160では、受信したコマンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0052】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0053】
ここで、本実施の形態では、上記図柄変動パターンの表示中において、抽選の結果が当りである期待度を表示部124に表示する。この期待度は、予め定められたキャラクタの出現であり、動画像として所定時間(1.5秒)画面上に表示される。この期待度を表示するキャラクタの出現は、リーチ予告でもあり、上記リーチ演出が実行される。
【0054】
また、期待度には度合い(期待値)があり、この期待値を本実施の形態では、キャラクタ出現時期の変えることによって、遊技者に報知している。以下、図5のフローチャート及び図6のタイムチャートに従い、前記特別図柄始動入賞口126への入賞から大当たり処理までの流れに基づいて、その中の図柄変動パターンに期待値を加味した図柄変動制御について説明する。
【0055】
ステップ300では特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ302へ移行して抽選が実行される。
【0056】
ステップ302での抽選後は、ステップ304へ移行して期待値を設定し、ステップ306へ移行する。
【0057】
次のステップ306では、期待値に基づく出現時期tを設定する。これは、設定された期待値に基づいて、期待度度合い−表示開始時間マップが記憶されたメモリ260(図4参照)から読み出されるものである。
【0058】
ステップ306で出現時期tが読み出されると、ステップ308へ移行して変動を開始し、次いでステップ310でタイマをリセット・スタートさせる。
【0059】
次のステップ312では、t秒経過したか否かが判断される。ここで、出現時間tは、期待値毎に異なり、期待値が「低」の場合はt=0.2秒、期待値が「中」の場合はt=1.7秒、期待値が「高」の場合はt=3.2秒、期待値が「100%」の場合はt=4.7秒であり、それぞれ出現時間は1.5秒となっている(表1参照)。
【0060】
ステップ312で肯定判定されると、ステップ314へ移行してタイマをストップさせ、次いでステップ316で期待値キャラクタを出現させる。
【0061】
この出現時期によって、遊技者は図柄変動がリーチ演出に突入することと、期待値が一瞬にして認識することができる。
【0062】
ここで、従来は期待値の違いを異なるキャラクタの出現や異なる動きで表現していたが、これでは画像メモリが膨大となり、制御系に多大な負担をかけていた。しかし、本実施の形態では、同一のキャラクタで同一の動きであるため、制御系の負担が大幅に軽減される。また、遊技者から見ても、見逃すようなことが少なく、初心者でも理解し易くなるため、本来の抽選に直接関係ある特別図柄の変動及び停止状態に集中することができる。
【0063】
次のステップ318では、全ての図柄が停止したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ320へ移行し抽選の結果が当りか否かが判断される。
【0064】
ステップで肯定判定された場合には、当りであるため、ステップ322へ移行して上述の大当たり制御が実行される。また、ステップ320で否定判定の場合は外れであるため、このルーチンは終了する。
【0065】
以上説明したように、本実施の形態では、同一のキャラクタを用い、かつ同一の動きでその出現時期を変えることで、出現時期の違いにより期待値を表現することができるため、画像メモリ等、制御系の負担を大幅に軽減することができる。また、遊技者は複数種類の画像と期待値とを対応させて記憶しておく必要がなく、単純に出現時期のみに集中すればよいため、初心者にも分かり易く、本来の抽選に直接関係する特別図柄の変動状態等に集中することができる。
【0066】
また、複数のキャラクタやその動作を単純化することで、パチンコ機自体の開発期間を短縮することが可能となり、画像形成が単純な分、開発中のバグ等も軽減することができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、期待値に基づく出現時期のみに期待値キャラクタを出現させるようにしたが、これだと時間の差がつかみにくい場合がある。そこで、標準的な期待値(例えば、期待値「中」)に対応する出現時期に常に期待値キャラクタを出現させるようにしてもよい。この場合、本来の出現時期の期待値キャラクタと区別するために、半透明で表示することが好ましい。これによれば、比較対象が明確となるため、全く遊技の仕様を知らない遊技者でも期待値キャラクタの出現時期の違いを把握することができ、遊技していくにつれて、この時間差が期待値の違いであることを迅速に認識することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、少なくとも1つの期待度表現画像を用いることで画像メモリの負担を軽減し、かつこの少なくとも1つの期待度の表現画像で複数種類の期待度を表現することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】本実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る表示制御基板内の期待度表現を含む変動制御のためのブロック図である。
【図5】図柄変動制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】変動パターンにおける期待度出現時期を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機)
114 ゲージ部
122 電動役物ユニット
124 表示部
126 特別図柄始動入賞口
128 大入賞口
129 蓋部材
150 主制御基板
154 音声制御基板
156 ランプ制御基板
160 図柄表示制御基板
250 設定期待度読出部
252 変動パターン選択部
254 変動パターンメモリ
256 画像処理部
258 出現時期設定部
260 期待度度合い−表示開始時期マップメモリ

Claims (4)

  1. 始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結果を、所定の図柄と背景とで構成される図柄変動パターンにより遊技者に報知する図柄変動表示装置を備え、前記抽選の結果が当たりの場合に遊技者に有利な遊技状態とすることが可能な遊技機であって、
    前記図柄変動表示装置による図柄変動パターンの変動中に、抽選結果が当りとなる可能性の度合いを示す期待度を、同一の前記背景を用いて表現する期待度表現制御手段と、
    前記期待度表現制御手段による期待度の表現時期を、前記期待度の度合いにより異ならせる表現状態制御手段とを有し、
    前記期待度表現制御手段による期待度の度合いが標準時期である状態を常時表示させ、実際の期待度の度合いを表現する背景とオーバーラップさせ、かつ、前記標準時期である状態の背景を、所定の透明度を持たせて表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記期待度表現制御手段による期待度表現が、前記図柄変動パターンの全表示時間の中の予め定められた時間中に実行されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記背景が、静止画像と動画像とで構成され、前記期待度表現制御手段では、前記動画像の一部を期待度表現画像として、表示画面内に所定時間出現するように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記表現状態制御手段が、少なくとも前記期待度の度合いが100%当りの可能性のときに、当該期待度の表現時期を他の期待度の表現時期に比べて最も遅くすることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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