[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4213140B2 - メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 - Google Patents

メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4213140B2
JP4213140B2 JP2005163988A JP2005163988A JP4213140B2 JP 4213140 B2 JP4213140 B2 JP 4213140B2 JP 2005163988 A JP2005163988 A JP 2005163988A JP 2005163988 A JP2005163988 A JP 2005163988A JP 4213140 B2 JP4213140 B2 JP 4213140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
device information
flash memory
type identification
acquired
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005163988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006338481A (ja
Inventor
直樹 向田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005163988A priority Critical patent/JP4213140B2/ja
Publication of JP2006338481A publication Critical patent/JP2006338481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4213140B2 publication Critical patent/JP4213140B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、メモリコントローラ及び当該メモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステムに関する。
近年、不揮発性の記憶媒体であるフラッシュメモリの開発が盛んに行われ、デジタルカメラ等の情報機器の記憶媒体として普及している。
情報機器によるフラッシュメモリへのアクセスを制御するために、メモリコントローラが用いられる。フラッシュメモリは、品種によってアクセスの際の仕様(容量、ブロックサイズ、データ幅、セル構造、読み出しスピード等)が異なるため、各品種の仕様に対応したメモリコントローラが必要となる。
フラッシュメモリの品種毎に、別々にメモリコントローラを開発するのでは、フラッシュメモリの多様化にメモリコントローラの開発が追いつかないという状況が生じる。
このため、フラッシュメモリの品種を識別して、品種に対応した仕様でフラッシュメモリへのアクセスを制御できるメモリコントローラが提案されている(例えば特許文献1を参照)。このようなメモリコントローラは、多くの場合、フラッシュメモリが有する識別情報を読み出す。そして、メモリコントローラ内部に設けられたROMに格納されたデバイス情報の中から当該フラッシュメモリの識別情報に対応するデバイス情報を取得し、取得したデバイス情報に応じた仕様でフラッシュメモリへのアクセスを制御する。
特開平10−336562号公報
しかしながら、新たな品種のフラッシュメモリが開発された場合には、その品種に対応したデバイス情報がメモリコントローラのROMに格納されていないことがある。これに対して、新たなフラッシュメモリが開発される度に、ROMを交換するという対応策が考えられるが、これを実行することは非常に煩雑である。
本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、新規なフラッシュメモリに対応可能なメモリコントローラ、当該メモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、及び、フラッシュメモリの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るメモリコントローラは、フラッシュメモリを記憶媒体として利用するホストシステムからの命令に応答してフラッシュメモリを制御することにより、前記フラッシュメモリへのアクセスを実行するメモリコントローラであって、設定されたデバイス情報により定められる仕様で、前記フラッシュメモリへのアクセスを実行する、フラッシュメモリインターフェース手段と、読み出し専用の記憶素子であって、前記フラッシュメモリの品種に対応付けられたデバイス情報を予め記憶する、第1のデバイス情報記憶手段と、書き換え可能かつ不揮発性の記憶素子であって、デバイス情報を前記フラッシュメモリの品種に対応付けて記憶する、第2のデバイス情報記憶手段と、制御対象となる前記フラッシュメモリが有する品種識別情報を取得する品種識別情報取得手段と、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応したデバイス情報を、前記第1のデバイス情報記憶手段又は前記第2のデバイス情報記憶手段から取得し、当該取得したデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定するデバイス情報設定手段と、から構成される、ことを特徴とする。
前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記第1のデバイス情報記憶手段が記憶していない品種のフラッシュメモリに対応するデバイス情報を記憶し、前記デバイス情報設定手段は、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が、前記第1のデバイス情報記憶手段に記録されている場合、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を前記第1のデバイス情報記憶手段から取得し、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が、前記第1のデバイス情報記憶手段に記録されていない場合、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を前記第2のデバイス情報記憶手段から取得し、当該取得したデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定してもよい。
前記第1のデバイス情報記憶手段及び前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記フラッシュメモリにアクセスするための仕様を定義するデバイス情報のうち、少なくとも最小限のデバイス情報を含む第1のデバイス情報を記憶し、前記フラッシュメモリは、デバイス情報のうち、前記第1のデバイス情報に含まれない第2のデバイス情報を、所定のメモリ領域に記憶し、前記フラッシュメモリインターフェース手段は、前記デバイス情報設定手段によって設定される前記第1のデバイス情報により定められる仕様で前記フラッシュメモリへアクセスし、前記フラッシュメモリの所定のメモリ領域から前記第2のデバイス情報を読み出して前記デバイス情報設定手段に供給し、前記デバイス情報設定手段は、前記フラッシュメモリインターフェース手段により読み出された前記第2のデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定してもよい。
前記第1のデバイス情報記憶手段及び前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記フラッシュメモリにアクセスするための仕様を定義するデバイス情報のうち、最小限のデバイス情報である必須デバイス情報を記憶し、前記フラッシュメモリは、デバイス情報のうち、前記必須デバイス情報に含まれない任意デバイス情報を、所定のメモリ領域に記憶し、前記フラッシュメモリインターフェース手段は、前記デバイス情報設定手段によって設定される前記必須デバイス情報により定められる仕様で前記フラッシュメモリへアクセスし、前記フラッシュメモリの所定のメモリ領域から前記任意デバイス情報を読み出して前記デバイス情報設定手段に供給し、前記デバイス情報設定手段は、前記フラッシュメモリインターフェース手段により読み出された前記任意デバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定してもよい。
本発明の第2の観点に係るフラッシュメモリシステムは、上記の特徴のうち少なくともいずれか一つを有するメモリコントローラと、フラッシュメモリとを備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るフラッシュメモリの制御方法は、フラッシュメモリから当該フラッシュメモリの品種を特定するための品種識別情報を取得する品種識別情報取得ステップと、読み出し専用の記憶素子であって、前記フラッシュメモリの品種に対応付けられたデバイス情報を予め記憶する、第1のデバイス情報記憶手段に、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されているか否かを判別する、第1の判別ステップと、前記第1の判別ステップで格納されていないと判別した場合に、書き換え可能かつ不揮発性の記憶素子であって、デバイス情報を前記フラッシュメモリの品種に対応付けて記憶する、第2のデバイス情報記憶手段に、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されているか否かを判別する、第2の判別ステップと、前記第1の判別ステップ又は第2の判別ステップにおいて、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されていると判別した場合に、前記第1のデバイス情報記憶手段又は前記第2のデバイス情報記憶手段から、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を取得する、デバイス情報取得ステップと、前記デバイス情報取得ステップで取得したデバイス情報を、前記フラッシュメモリにアクセスするためのインターフェース手段に設定する、デバイス情報設定ステップと、から構成される、ことを特徴とする。
本発明によれば、メモリコントローラが書き換え可能な不揮発性記憶媒体を備え、当該不揮発性記憶媒体に新規のフラッシュメモリに対応するデバイス情報を記憶する。このため、本発明のメモリコントローラ、フラッシュメモリシステム、及び、フラッシュメモリの制御方法は、新規のフラッシュメモリに対応できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[フラッシュメモリシステムの説明]
図1は、本発明に係るフラッシュメモリシステム1を概略的に示すブロック図である。図1に示したようにフラッシュメモリシステム1は、フラッシュメモリ2と、それを制御するコントローラ3で構成されている。
なお、フラッシュメモリシステム1は、外部バス13を介してホストシステム4と接続される。ホストシステム4は、ホストシステム4の全体の動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリシステム1との情報の授受を担うコンパニオンチップ等から構成される。ホストシステム4は、例えば、文字、音声、あるいは画像情報等の種々の情報を処理するパーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラをはじめとする各種情報処理装置であってもよい。
コントローラ3は、マイクロプロセッサ6と、ホストインターフェースブロック7と、ワークエリア8と、バッファ9と、フラッシュメモリインターフェースブロック10と、ECC(エラー・コレクション・コード)ブロック11と、ROM(Read Only Memory)12と、FRAM(Ferroelectric Random Access Memory)15と、から構成される。これら機能ブロックによって構成されるコントローラ3は、一つの半導体チップ上に集積される。以下に各機能ブロックについて説明する。
マイクロプロセッサ6は、ROM12に記録されたプログラムに従って、コントローラ3の全体の動作を制御する。マイクロプロセッサ6は、例えば、フラッシュメモリシステム1の起動時にフラッシュメモリ2の品種に対応したデバイス情報を設定するための、デバイス情報設定処理を実行するように各部を制御する。
ホストインターフェースブロック7は、ホストシステム4とデータ、アドレス情報、ステータス情報、外部コマンド情報等の授受を行なう。すなわち、フラッシュメモリシステム1とホストシステム4は、外部バス13を介して相互に接続される。かかる状態において、ホストシステム4よりフラッシュメモリシステム1に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を入口としてコントローラ3の内部に取り込まれ、フラッシュメモリシステム1からホストシステム4に供給されるデータ等は、ホストインターフェースブロック7を出口としてホストシステム4に供給される。
より詳細には、ホストインターフェースブロック7は、ホストシステム4より供給されるホストアドレス及び外部コマンドを一時的に格納するコマンドレジスタ、書き込み又は読み出しを行うデータのサイズを格納するセクタ数レジスタ、書き込み又は読み出しを行うデータのアドレスを格納するLBA(Logical Block Addressing)レジスタ、等を有する。そして、これらのレジスタを介してホストシステム4との情報の授受を行う。
ワークエリア8は、フラッシュメモリ2の制御に必要なデータが一時的に格納される作業領域であり、複数のSRAM(Static Random Access Memory)セルによって構成される。
バッファ9は、フラッシュメモリ2から読出したデータ及びフラッシュメモリ2に書込むデータを一時的に保持する。
フラッシュメモリインターフェースブロック10は、内部バス14を介して、フラッシュメモリ2とデータ、アドレス情報、ステータス情報、内部コマンド情報等の授受を行う。フラッシュメモリインターフェースブロック10は、ブロックサイズ、データ幅、セル構造、読み出しスピード、記憶容量等のデバイス情報を設定されることによって、様々な品種のフラッシュメモリ2へのアクセスに対応することを可能とする。
以下、デバイス情報について、簡単に説明する。
ブロックサイズは、フラッシュメモリ2におけるデータの消去単位であるブロックのサイズを定義するデバイス情報で、例えば、スモールブロック(S)とラージブロック(L)とが設定可能とされる。
データ幅は、フラッシュメモリ2が内部バス14を介して送受信できるデータのビット数を定義するデバイス情報で、例えば、8ビットと16ビットとが設定可能とされる。
セル構造は、フラッシュメモリ2を構成するメモリセルの構造を定義するデバイス情報で、例えば、シングルレベルセル(SL)とマルチレベルセル(ML)とが設定可能とされる。
読み出しスピードは、フラッシュメモリ2に書き込まれているデータを読み出す際のスピード(より具体的にはリードイネーブル信号のパルス周期)を定義するデバイス情報である。読み出しスピードは、例えば、30ns、50ns等が設定可能とされる。
記憶容量は、フラッシュメモリ2の記憶容量を定義するデバイス情報で、例えば、32Mb、64Mb、128Mb等が設定可能とされる。
また、フラッシュメモリインターフェースブロック10は、フラッシュメモリシステム1の起動時に、マイクロプロセッサ6による制御に従い、フラッシュメモリ2にデバイスID読み出し命令を送る。そして、これに応答してフラッシュメモリ2から出力されるデバイスID(メーカコード、デバイスコード及び拡張コード)を受け取ってマイクロプロセッサ6に供給する。
ECCブロック11は、フラッシュメモリ2に書込むデータに付加されるエラーコレクションコードを生成するとともに、読出しデータに付加されたエラーコレクションコードに基づいて、読出したデータに含まれる誤りを検出・訂正する。
ROM12は、不揮発性の記憶素子で、格納したデータを書き換えることができない。ROM12は、マイクロプロセッサ6による処理の手順を定義するプログラムを格納する。ROM12は、例えば、後述するデバイス情報設定処理の手順を定義するプログラムを格納する。
また、ROM12は、上記のプログラムの他、フラッシュメモリ2にアクセスする際に設定する必要があるデバイス情報をフラッシュメモリ2の品種に対応付けた第1のデバイス情報テーブルを格納する。図3に示すように、第1のデバイス情報テーブルは、フラッシュメモリ2の品種に対応付けて、フラッシュメモリ2にアクセスする際に必要となる最小限のデバイス情報である、ブロックサイズと、データ幅と、セル構造とを格納する。
ここで、最小限のデバイス情報のみが既知である場合、これに含まれない任意デバイス情報である記憶容量と読み出しスピードについては、以下のような仮の値を設定すれば、フラッシュメモリ2へのアクセスが可能となる。すなわち、記憶容量には最小の容量値を設定し、読み出しスピードには最低速の読み出しスピードを設定する。このとき、コントローラ3がアクセス可能なメモリ空間は、フラッシュメモリ2の有するメモリ空間のうち、最小の容量値に対応するメモリ空間となる。また、より高速な読み出しが可能な品種のフラッシュメモリ2が接続された場合でも、最低速の読み出しスピードとなる。
FRAM15は、不揮発性の記憶媒体で、格納したデータを書き換えることや、データを書き加えることが可能である。FRAM15は、図3に示すように、ROM12に格納される第1のデバイス情報テーブルと同種の情報を記録する第2のデバイス情報テーブルを格納する。第2のデバイス情報テーブルは、例えば、新規のフラッシュメモリ2が開発された場合や、後述するデバイス情報設定処理においてエラー情報が通知された場合に、ホストシステム4により更新される。
上述の第1又は第2のデバイス情報テーブルに格納される最小限のデバイス情報のみでは、フラッシュメモリ2に効率的にアクセスをすることはできない。一般に、フラッシュメモリ2に効率的なアクセスをするためには、上記の最小限のデバイス情報の他に、フラッシュメモリ2の記憶容量や読み出しスピード等のデバイス情報が要求される。本実施の形態のコントローラ3は、後述するデバイス情報設定処理において、最小限のデバイス情報以外のデバイス情報を、フラッシュメモリ2の所定のページから読み出し、当該読み出したデバイス情報を再設定して、以後のアクセスを実行する。
なお、最小限のデバイス情報以外のデバイス情報であっても、デバイスコードに基づいて一意に定まる記憶容量については、前記第1と第2のデバイス情報テーブルに格納するようにしてもよい。
[フラッシュメモリの説明]
次に、フラッシュメモリ2について説明する。図2に示すように、フラッシュメモリ2は、ホストシステム4によって利用される記憶領域であるメモリ部21と、フラッシュメモリ2の品種を識別するためのデバイスIDを保持するデバイスID保持部22とから構成される。
図4は、メモリ部21のメモリ構造を概略的に示す図である。図4に示したように、フラッシュメモリ2はデータの読み出し及び書き込みにおける処理単位であるページと、データの消去単位であるブロックで構成されている。
上記ページは、例えば、512バイトのユーザ領域25と、16バイトの冗長領域26によって構成される。ユーザ領域25は、主に、ホストシステム4から供給されるデータが格納される領域であり、冗長領域26は、エラーコレクションコード、ブロックステータス等の付加情報が格納される領域である。
エラーコレクションコードは、ユーザ領域25に格納されたデータに含まれる誤りを訂正するための付加情報であり、ECCブロック11によって生成される。このエラーコレクションコードに基づき、ユーザ領域25に格納されたデータに含まれる誤りが所定数以下であれば、その誤りが訂正される。
ブロックステータスは、そのブロックが不良ブロック(正常にデータの書込み等を行なうことができないブロック)であるか否かを示すフラグであり、そのブロックが不良ブロックであると判断された場合には、不良ブロックであることを示すフラグが設定される。
フラッシュメモリ2は、メモリ部21の所定のページに当該フラッシュメモリ2に対するアクセスに最小限必要なデバイス情報以外のデバイス情報(本実施の形態では、記憶容量と読み出しスピード)を格納する。つまり、メモリ部21の所定のページには、上述の第1及び第2のデバイス情報テーブルに格納されていないデバイス情報が格納される。デバイス情報は、フラッシュメモリシステム1の起動時にコントローラ3によって読み出される。
デバイスID保持部22は、フラッシュメモリ2の品種を特定するためのメーカコード、デバイスコード及び拡張コードを保持する。フラッシュメモリ2は、コントローラ3からデバイスID読み出し命令を受け取ると、これに応答して、内部バス14を介して、デバイスID保持部22に格納されているデバイスIDをコントローラ3に供給する。
次に、このように構成されるフラッシュメモリシステム1の動作について、説明する。
[起動時の動作の説明]
フラッシュメモリシステム1の起動時に、コントローラ3は、フラッシュメモリ2の品種に対応したデバイス情報を設定するための、デバイス情報設定処理を実行する。
以下、デバイス情報設定処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
デバイス情報設定処理は、フラッシュメモリシステム1に電源が投入されることにより開始される。
デバイス情報設定処理が開始されると、コントローラ3のマイクロプロセッサ6は、フラッシュメモリインターフェースブロック10を制御して、デバイスID読み出し命令をフラッシュメモリ2に送出し、これに応答してフラッシュメモリ2から出力されるデバイスコード(デバイスIDに含まれるデバイスコード)を取得する(ステップS100)。
次に、マイクロプロセッサ6は、ROM12に格納された第1のデバイス情報テーブルを検索し、ステップS100で取得したデバイスコードに対応するデバイス情報が有るか否かを判別する(ステップS110)。
第1のデバイステーブルに、取得したデバイスコードに対応するデバイス情報がある場合(ステップS110;Yes)、マイクロプロセッサ6は、処理をステップS140に進める。
一方、第1のデバイステーブルに、取得したデバイスコードに対応するデバイス情報がない場合(ステップS110;No)、マイクロプロセッサ6は、FRAM15に格納された第2のデバイス情報テーブルを検索し、ステップS100で取得したデバイスコードに対応するデバイス情報が有るか否かを判別する(ステップS120)。
第2のデバイステーブルに、取得したデバイスコードに対応するデバイス情報がある場合(ステップS120;Yes)、マイクロプロセッサ6は、処理をステップS140に進める。
一方、第2のデバイステーブルに、取得したデバイスコードに対応するデバイス情報がない場合(ステップS120;No)、マイクロプロセッサ6は、ホストインターフェースブロック7及び外部バス13を介して、接続されたフラッシュメモリ2が未対応の品種である旨を示すエラー情報をホストシステム4に通知し(ステップS130)、デバイス情報設定処理を終了する。
なお、エラー情報を受け取ったホストシステム4は、これに応答して、フラッシュメモリ2に対応するデバイス情報を取得し、第2のデバイス情報テーブルを更新する処理を実行するようにしてもよい。
第1又は第2のデバイス情報テーブルに、取得したデバイスコードに対応するデバイス情報がある場合、ステップS140において、マイクロプロセッサ6は、第1又は第2のデバイス情報テーブルから、当該デバイスコードに対応するデバイス情報を取得する(ステップS140)。なお、このとき取得するデバイス情報には、フラッシュメモリ2のメモリ部21にアクセスするために必要とされる最小限のデバイス情報(ブロックサイズ、データ幅、及び、セル構造)が含まれる。つまり、第1及び第2のデバイス情報テーブルには、少なくともフラッシュメモリ2のメモリ部21にアクセスするために必要とされるデバイス情報を格納しておく。
次に、マイクロプロセッサ6は、取得した最小限のデバイス情報を、フラッシュメモリインターフェースブロック10に設定する。また、読み出しスピードを定義するデバイス情報を、最低速度の読み出しスピードとなるように設定し、記憶容量を最小の記憶容量に設定する(ステップS150)。このとき、設定する読み出しスピード及び記憶容量は、仮の設定値である。なお、第1及び第2のデバイス情報テーブルに、記憶容量を格納する場合には、記憶容量はデバイス情報テーブルに格納されている値に設定する。
次に、マイクロプロセッサ6は、フラッシュメモリインターフェースブロック10及び内部バス14を介して、フラッシュメモリ2のメモリ部21の所定のページから、最小限のデバイス情報以外のデバイス情報(読み出しスピード及び記憶容量)を読み出す(ステップS160)。そして、マイクロプロセッサ6は、読み出したデバイス情報をフラッシュメモリインターフェースブロック10に再設定して(ステップS170)、デバイス情報設定処理を終了する。
上記のデバイス情報設定処理によって、デバイス情報が適切に設定されると、コントローラ3は、設定されたデバイス情報に基づいてフラッシュメモリ2への以後のアクセスを制御する。
以上で説明したように、本実施の形態のフラッシュメモリシステム1は、コントローラ3にデバイス情報を追加することができる不揮発性の記憶媒体(FRAM15)を備えるため、ROM12を更新することなく新規な品種のフラッシュメモリ2に対応できる。
また、本実施の形態のフラッシュメモリシステム1は、第1又は第2のデバイス情報テーブルに格納されるデバイス情報が、必要最小限のデバイス情報に限られ、他のデバイス情報はフラッシュメモリ2の所定のページから読み出すこととしている。このため、ROM12及びFRAM15におけるフラッシュメモリ一品種当たりの記憶容量を最小限度に抑制することができる。別の観点から見れば、一定の記憶容量のROM12及びFRAM15によって最多の品種のフラッシュメモリに対応することができる。
上記の実施の形態では、第1又は第2のデバイス情報テーブルに、最小限のデバイス情報のみを格納する場合を例に説明したが、第1又は第2のデバイス情報テーブルには他のデバイス情報も格納するようにしてもよい。この場合、デバイス情報設定処理において、フラッシュメモリ2の所定のページに記録された他のデバイス情報を取得するための手順を省略することができる。
上記の実施の形態では、ROMに第1のデバイス情報テーブルを設け、既知の品種のフラッシュメモリに対応するデバイス情報を予め格納する場合を例に説明した。しかし、ROMに第1のデバイス情報テーブルを設けることなく、FRAMの第2のデバイス情報テーブルに、全ての品種についてのデバイス情報を記録するようにしてもよい。
上記の実施の形態では、メモリコントローラが、第2のデバイス情報テーブルを格納する不揮発性の記憶媒体としてFRAMを備える場合を例に説明した。しかし、当該不揮発性の記憶媒体はFRAMに限られない。例えば、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、ハードディスク等で構成されてもよい。
本発明に係るフラッシュメモリシステムを概略的に示すブロック図である。 フラッシュメモリの構成を示すブロック図である。 第1及び第2のデバイス情報テーブルのフォーマットを示す図である。 フラッシュメモリのメモリ部のメモリ構造を概略的に示す図である。 デバイス情報設定処理の手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 フラッシュメモリシステム
2 フラッシュメモリ
3 コントローラ
4 ホストシステム
6 マイクロプロセッサ
7 ホストインターフェースブロック
8 ワークエリア
9 バッファ
10 フラッシュメモリインターフェースブロック
11 ECCブロック
12 ROM
13 外部バス
14 内部バス
15 FRAM
21 メモリ部
22 デバイスID保持部
25 ユーザ領域
26 冗長領域

Claims (6)

  1. フラッシュメモリを記憶媒体として利用するホストシステムからの命令に応答してフラッシュメモリを制御することにより、前記フラッシュメモリへのアクセスを実行するメモリコントローラであって、
    設定されたデバイス情報により定められる仕様で、前記フラッシュメモリへのアクセスを実行する、フラッシュメモリインターフェース手段と、
    読み出し専用の記憶素子であって、前記フラッシュメモリの品種に対応付けられたデバイス情報を予め記憶する、第1のデバイス情報記憶手段と、
    書き換え可能かつ不揮発性の記憶素子であって、デバイス情報を前記フラッシュメモリの品種に対応付けて記憶する、第2のデバイス情報記憶手段と、
    制御対象となる前記フラッシュメモリが有する品種識別情報を取得する品種識別情報取得手段と、
    前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応したデバイス情報を、前記第1のデバイス情報記憶手段又は前記第2のデバイス情報記憶手段から取得し、当該取得したデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定するデバイス情報設定手段と、から構成される、
    ことを特徴とするメモリコントローラ。
  2. 前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記第1のデバイス情報記憶手段が記憶していない品種のフラッシュメモリに対応するデバイス情報を記憶し、
    前記デバイス情報設定手段は、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が、前記第1のデバイス情報記憶手段に記録されている場合、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を前記第1のデバイス情報記憶手段から取得し、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が、前記第1のデバイス情報記憶手段に記録されていない場合、前記品種識別情報取得手段が取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を前記第2のデバイス情報記憶手段から取得し、当該取得したデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリコントローラ。
  3. 前記第1のデバイス情報記憶手段及び前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記フラッシュメモリにアクセスするための仕様を定義するデバイス情報のうち、少なくとも最小限のデバイス情報を含む第1のデバイス情報を記憶し、
    前記フラッシュメモリは、デバイス情報のうち、前記第1のデバイス情報に含まれない第2のデバイス情報を、所定のメモリ領域に記憶し、
    前記フラッシュメモリインターフェース手段は、前記デバイス情報設定手段によって設定される前記第1のデバイス情報により定められる仕様で前記フラッシュメモリへアクセスし、前記フラッシュメモリの所定のメモリ領域から前記第2のデバイス情報を読み出して前記デバイス情報設定手段に供給し、
    前記デバイス情報設定手段は、前記フラッシュメモリインターフェース手段により読み出された前記第2のデバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメモリコントローラ。
  4. 前記第1のデバイス情報記憶手段及び前記第2のデバイス情報記憶手段は、前記フラッシュメモリにアクセスするための仕様を定義するデバイス情報のうち、最小限のデバイス情報である必須デバイス情報を記憶し、
    前記フラッシュメモリは、デバイス情報のうち、前記必須デバイス情報に含まれない任意デバイス情報を、所定のメモリ領域に記憶し、
    前記フラッシュメモリインターフェース手段は、前記デバイス情報設定手段によって設定される前記必須デバイス情報により定められる仕様で前記フラッシュメモリへアクセスし、前記フラッシュメモリの所定のメモリ領域から前記任意デバイス情報を読み出して前記デバイス情報設定手段に供給し、
    前記デバイス情報設定手段は、前記フラッシュメモリインターフェース手段により読み出された前記任意デバイス情報を前記フラッシュメモリインターフェース手段に設定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のメモリコントローラと、フラッシュメモリとを備えることを特徴とするフラッシュメモリシステム。
  6. フラッシュメモリから当該フラッシュメモリの品種を特定するための品種識別情報を取得する品種識別情報取得ステップと、
    読み出し専用の記憶素子であって、前記フラッシュメモリの品種に対応付けられたデバイス情報を予め記憶する、第1のデバイス情報記憶手段に、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されているか否かを判別する、第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップで格納されていないと判別した場合に、書き換え可能かつ不揮発性の記憶素子であって、デバイス情報を前記フラッシュメモリの品種に対応付けて記憶する、第2のデバイス情報記憶手段に、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されているか否かを判別する、第2の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップ又は第2の判別ステップにおいて、前記品種識別情報取得ステップで取得した品種識別情報に対応するデバイス情報が格納されていると判別した場合に、前記第1のデバイス情報記憶手段又は前記第2のデバイス情報記憶手段から、前記品種識別情報取得ステップで取得した前記品種識別情報に対応するデバイス情報を取得する、デバイス情報取得ステップと、
    前記デバイス情報取得ステップで取得したデバイス情報を、前記フラッシュメモリにアクセスするためのインターフェース手段に設定する、デバイス情報設定ステップと、から構成される、
    ことを特徴とするフラッシュメモリの制御方法。
JP2005163988A 2005-06-03 2005-06-03 メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 Expired - Fee Related JP4213140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005163988A JP4213140B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005163988A JP4213140B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006338481A JP2006338481A (ja) 2006-12-14
JP4213140B2 true JP4213140B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=37558970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005163988A Expired - Fee Related JP4213140B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4213140B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823171B1 (ko) * 2007-02-01 2008-04-18 삼성전자주식회사 파티션된 플래시 변환 계층을 갖는 컴퓨터 시스템 및플래시 변환 계층의 파티션 방법
JP2008084340A (ja) * 2007-11-12 2008-04-10 Ricoh Co Ltd Pcカード制御装置、当該pcカード制御装置を備えるコンピュータシステム及びpcカード識別方法
JP5119947B2 (ja) * 2008-01-24 2013-01-16 富士通株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006338481A (ja) 2006-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8037232B2 (en) Data protection method for power failure and controller using the same
JP4722839B2 (ja) メモリ制御回路、不揮発性記憶装置及びメモリ制御方法
US7877562B2 (en) Memory controller, flash memory system, and control method of flash memory
JP4828816B2 (ja) メモリカード、半導体装置、及びメモリカードの制御方法
US8392797B2 (en) Error correcting controller, flash memory chip system, and error correcting method thereof
JPWO2007000862A1 (ja) メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、不揮発性記憶システム、及びデータ書き込み方法
JP2008198310A (ja) ビットエラーの修復方法および情報処理装置
JPWO2005083573A1 (ja) 半導体メモリ装置
JP4373943B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP7395388B2 (ja) メモリシステム及びその制御方法
JP2004220068A (ja) メモリカード及びメモリへのデータ書き込み方法
JP4177360B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4213140B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4843222B2 (ja) 半導体記憶装置の制御方法、メモリカード、及びホスト機器
JP4235624B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4710918B2 (ja) メモリコントローラ、メモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、並びにフラッシュメモリの制御方法
JP4661369B2 (ja) メモリコントローラ
JP4655034B2 (ja) メモリコントローラ及びフラッシュメモリシステム並びにフラッシュメモリの制御方法
JP4177292B2 (ja) メモリンコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4818453B1 (ja) 電子機器およびデータ読み出し方法
JP4177301B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4194518B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム、並びに、フラッシュメモリの制御方法
JP2006178909A (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP4332134B2 (ja) メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法
JP2012037971A (ja) メモリコントローラ及びメモリコントローラを備える不揮発性メモリシステム、並びに不揮発性メモリの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4213140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees