JP4211325B2 - 直動アクチュエータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばクリーンルーム内で使用される防塵タイプの直動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
クリーンルーム内でワークを一軸方向に往復動させる機構部として、たとえば、特開平8−290384号公報に記載されているような防塵タイプの直動アクチュエータが知られている。この種の直動アクチュエータは、ワークを搬送するキャリッジと、このキャリッジを一軸方向に往復駆動するキャリッジ駆動機構とを備えており、このキャリッジ駆動機構を防塵ケース内に収容してクリーンルーム内への発塵量を抑えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような直動アクチュエータは、防塵ケース内に収容されたキャリッジ駆動機構が例えばリニアガイドとボールねじとで構成されているため、キャリッジに搭載されたワークを一軸方向に高精度に往復動させることができる。しかしながら、キャリッジ駆動機構を収容する防塵ケースの長さを少なくともワークの搬送距離よりも長くする必要があり、床面への設置面積が大きくなるという問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、クリーンルーム内での使用が可能であって、キャリッジ駆動機構を収容する防塵ケースの長さをワークの搬送距離よりも小さくすることのできるコンパクトな直動アクチュエータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る直動アクチュエータは、ワークを搬送するキャリッジと、このキャリッジを一軸方向に往復駆動するキャリッジ駆動機構と、このキャリッジ駆動機構を収容する固定防塵ケースとを備えた直動アクチュエータであって、前記キャリッジのストロークを増倍して前記ワークに伝えるストローク増倍機構を有し、前記ストローク増倍機構を、前記キャリッジに固定された可動防塵ケースと、この可動防塵ケースに形成された開口窓を通じて前記ワークを保持するワーク取付座と、このワーク取付座を前記キャリッジの移動方向に移動させるスライダを有するリニアガイドと、このリニアガイドのスライダを前記キャリッジの移動方向に牽引する牽引ベルトと、この牽引ベルトを前記キャリッジの移動量に応じて走行駆動する走行駆動機構部とから構成し、前記牽引ベルトを前記可動防塵ケース内に前記開口窓を閉塞するように設けたことを特徴とする。
【0006】
このような構成であると、キャリッジの移動ストロークを約半分にしてワークを搬送することが可能となる。したがって、キャリッジ駆動機構を収容する固定防塵ケースの長さをワークの搬送距離よりも小さくすることができ、これにより、固定防塵ケースのコンパクト化を図ることができる。
そして、ストローク増倍機構を、前記キャリッジに固定された可動防塵ケースと、この可動防塵ケースに形成された開口窓を通じて前記ワークを保持するワーク取付座と、このワーク取付座を前記キャリッジの移動方向に移動させるスライダを有するリニアガイドと、このリニアガイドのスライダを前記キャリッジの移動方向に牽引する牽引ベルトと、この牽引ベルトを前記キャリッジの移動量に応じて走行駆動する走行駆動機構部とから構成し、前記牽引ベルトを前記可動防塵ケース内に前記開口窓を閉塞するように設けたので、可動防塵ケース内で発生した摩耗粉等の塵埃が開口窓から可動防塵ケース外(例えばクリーンルーム内)に放出されることがないので、クリーンルーム内でも好適に使用することができる。
【0007】
また、牽引ベルトとしては、請求項2記載の発明のように、平ベルト状に形成されているものを使用することができ、このような牽引ベルトを使用することにより、発塵性の比較的高いタイミングベルトを牽引ベルトとして使用した場合に比較して、外部への発塵量を低く抑えることができる。
さらに、可動防塵ケースとしては、請求項3記載の発明のように、前記キャリッジ内に形成された排気通路を介して前記固定防塵ケース内に連通する排気孔を有するものを使用することができ、このような可動防塵ケースを使用することにより、可動防塵ケース内の空気が固定防塵ケース内に排気されるため、可動防塵ケースの開口窓から外部に放出される塵埃の放出量を低減することができる。
また、請求項4記載の発明のように、固定防塵ケースには、該固定防塵ケース内を強制排気すると共に前記排気通路及び前記排気孔を介して前記可動防塵ケース内を強制排気する強制排気手段が取り付けられていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係る直動アクチュエ−タの側面図、平面図および正面図を図1乃至図3に示す。これらの図に示されるように、本発明の一実施形態に係る直動アクチュエ−タ10は箱形の固定防塵ケース11を備えており、この固定防塵ケース11内には、図5に示されるように、キャリッジ12を一軸方向に往復駆動するキャリッジ駆動機構13が収容されている。
【0009】
キャリッジ駆動機構13はリニアガイド14およびボールねじ15から構成されており、リニアガイド14の案内レール14aは図示しない複数本のボルトにより固定防塵ケース11の底面部に固定されている。また、案内レール14aは幅方向に沿う断面が略コ字形に形成されており、この案内レール14aの下面中央部と固定防塵ケース11の底面中央部との間には、後述する帯状シール体24を固定防塵ケース11の長手方向(図1中左右方向)に走行させるためのシール体走行路16が形成されている。
【0010】
一方、リニアガイド14のスライダ14bはボールねじ15のナット15aと一体化されており、固定防塵ケース11の外部に設けられた駆動モータ17の回転トルクがタイミングプーリ18、タイミングベルト19およびボールねじ15のねじ軸15bに取り付けられた不図示のタイミングプーリを介してボールねじ15のねじ軸15bに伝わるとナット15aと一体に固定防塵ケース11の長手方向に移動するようになっている。上記タイミングベルト19は固定防塵ケース11の側面に設けられた開口を通して前述した二つのタイミングプーリ間に掛け渡されている。なお、駆動モータ17の出力軸及びタイミングプーリ18はモータケース20内に収容されており、前述した固定防塵ケース側面の開口はモータケース20により塞がれている。このモータケース20と固定防塵ケース11との接合部はパッキン21により気密構造とされている。
【0011】
キャリッジ12は連結板22を介してスライダ14bの上面に取り付けられており、このキャリッジ12はスライダ14bが固定防塵ケース11の長手方向に移動すると固定防塵ケース11の上面中央部に形成された細長い矩形状の開口窓23(図2及び図4参照)内を固定防塵ケース11の長手方向に移動するようになっている。
【0012】
開口窓23はスチール製の帯状シール体24により閉塞されており、開口窓23の図5中左右側縁部には、帯状シール体24を固定防塵ケース11の長手方向に案内するシール体案内溝25(図6参照)が相対向して形成されている。なお、帯状シール体24としては、スチールの他に、例えばポリウレタン含浸帆布あるいはプラスチック等の発塵性の低い材質のものであれば好ましく用いることができる。
【0013】
帯状シール体24は平ベルト状に形成されており、この帯状シール体24の長手方向両端部はキャリッジ12の移動側両端部に固定されている。また、帯状シール体24は、図4に示されるように、固定防塵ケース11内に設けられた複数個のプーリ26により固定防塵ケース11の長手方向に走行可能に支持されている。
【0014】
前記キャリッジ12には、図1乃至図3に示されるように、キャリッジ12のストロークを増倍してワークWに伝えるストローク増倍機構27が搭載されている。このストローク増倍機構27は、長手方向を固定防塵ケース11の長手方向に一致させてキャリッジ12の可動防塵ケース取付面12a(図4参照)に取り付けられた箱形の可動防塵ケース28と、この可動防塵ケース28内に設けられてキャリッジ12の移動ストロークをワークWに伝えるストローク伝達機構40(図8参照)とからなり、可動防塵ケース28の底面中央部には排気孔33(図7参照)が形成されている。この排気孔33はキャリッジ12内に形成された排気通路34(図4及び図5参照)を介して固定防塵ケース11内に連通しており、固定防塵ケース11には、固定防塵ケース11内を強制排気すると共に上記排気通路34および強制排気孔33を介して可動防塵ケース28内を強制排気する強制排気手段としての排気ファン35(図1参照)が取り付けられている。
【0015】
さらに詳細に説明すると、排気通路34は、キャリッジ12を上下に貫通する軸方向断面略T字状の貫通孔34aと、連結板22の上面中央部に固定防塵ケース11の長手方向に沿って形成された凹溝34bと、案内レール14a及び固定防塵ケース11の底面を貫通してファン35に対応する部位に設けられた貫通孔34cとからなる。
【0016】
可動防塵ケース28は固定防塵ケース11のほぼ2/3程度の長さを有しており、この可動防塵ケース28の左右両側面には、細長い矩形状の開口窓29a,29b(図8参照)が可動防塵ケース28の長手方向一端部から長手方向他端部にかけて形成されている。
前記ストローク伝達機構40は、図7に示されるように、可動防塵ケース28の一方の開口窓(例えば29a)を通じてワークWを保持するワーク取付座30と、このワーク取付座30をキャリッジ12の移動方向に移動させるスライダ31及びスライダ31をキャリッジ12の移動方向に案内する案内レール32を有するリニアガイド41と、このリニアガイド41のスライダ31をキャリッジ12の移動方向に牽引する牽引ベルト36と、この牽引ベルト36をキャリッジ12の移動量に応じて走行駆動する走行駆動機構部42とから構成されている。
【0017】
スチール製の牽引ベルト36は平ベルト状に形成されており、この牽引ベルト36の長手方向両端部はワーク取付座30の移動側両端部に固定されている。また、牽引ベルト36は可動防塵ケース28の開口窓29a,29bを閉塞するように可動防塵ケース28内に設けられており、開口窓29a,29bの上縁部と下縁部には、牽引ベルト36を可動防塵ケース28の長手方向に案内する牽引ベルト案内溝37(図8及び図9参照)が相対向して形成されている。
【0018】
走行駆動機構部42は牽引ベルト36を走行可能に支持する4つのプーリ38を備えており、これらのプーリ38は可動防塵ケース28内の四隅に配置されている。また、走行駆動機構部42は取付板39a及び固定金具39bからなる牽引ベルト固定部材39(図9参照)を備えており、牽引ベルト36の長手方向中央部は牽引ベルト固定部材39により固定防塵ケース11に固定されている。なお、牽引バンド36は発塵性の低いものであればスチール製以外のものでもよい。
【0019】
このような構成において、駆動モータ17の回転トルクがタイミングプーリ18、タイミングベルト19および不図示のタイミングプーリを介してボールねじ15のねじ軸15bに伝わると、ナット15a及びスライダ14bが固定防塵ケース11の長手方向に移動し、これと一体にキャリッジ12及び可動防塵ケース28が固定防塵ケース11の長手方向に移動する。そして、可動防塵ケース28が固定防塵ケース11の長手方向に移動すると、これに連動して可動防塵ケース28内に設けられたストローク伝達機構40の牽引ベルト36が可動防塵ケース28の移動量に応じて固定防塵ケース11の長手方向に走行し、これによってストローク伝達機構40のワーク取付座30及びスライダ31が固定防塵ケース11の長手方向に牽引駆動される。このとき、ワーク取付座30及びスライダ31はキャリッジ12の移動量と可動防塵ケース28の移動量とを足し合わせたストロークで固定防塵ケース11の長手方向に移動するので、キャリッジ12の移動ストロークを約半分にしてワークWを搬送することができる。したがって、上述した実施形態では、キャリッジ駆動機構13を収容する固定防塵ケース11の長さをワークWの搬送距離よりも小さくすることができ、これにより、固定防塵ケース11のコンパクト化を図ることができる。
【0020】
また、上述した実施形態のように、ストローク伝達機構40を、可動防塵ケース28の一方の開口窓29aを通じてワークWを保持するワーク取付座30と、このワーク取付座30をキャリッジ12の移動方向に移動させるスライダ31を有するリニアガイド41と、このリニアガイド41のスライダ31をキャリッジ12の移動方向に牽引する牽引ベルト36と、この牽引ベルト36をキャリッジ12の移動量に応じて走行駆動する走行駆動機構部42とから構成し、牽引ベルト36を可動防塵ケース28内に開口窓29a,29bを閉塞するように設けると、ワーク取付座30及び牽引ベルト固定部材39が位置しない部分においては開口窓29a,29bが牽引ベルト36により常に塞がれているので、可動防塵ケース28内で発生した摩耗粉等の塵埃が可動防塵ケース28の開口窓29a,29bから可動防塵ケース28外に放出されることを防止でき、これにより、クリーンルーム内でも好適に使用することができる。
【0021】
さらに、上述した本発明の一実施形態では、牽引バンド36が発塵性の低い平ベルト状のもので形成されているため、例えば発塵性が比較的高いタイミングベルトとした場合に比べて外部への発塵量を低減することができる。
上述した本発明の一実施形態では、排気ファン35を作動させると可動防塵ケース28内の空気が排気孔33および排気通路34を経て固定防塵ケース11内に排気されるため、可動防塵ケース28内で発生した摩耗粉等の塵埃が開口窓29から可動防塵ケース28外に放出されることを防止することができる。また、排気ファン35を作動させると固定防塵ケース11内および可動防塵ケース28内が負圧となる。これにより、帯状シール体24および牽引ベルト36が案内溝26,37の溝面に接触あるいは接触していないとしても両者間の隙間が小さくなり、内部が負圧にされることも相俟って、固定防塵ケース11および可動防塵ケース28内で発生した摩耗粉等の塵埃が開口窓23,29a,29bから外部に放出され、クリーンルーム内の汚染源となることを防止することができる。
【0022】
なお、牽引ベルト案内溝37の断面形状を図10に示すような断面形状すなわち開口側が狭い断面形状とすることにより、外部への発塵をより確実に防止することができる。また、固定防塵ケース11および可動防塵ケース28内を排気する手段として排気ファンを使用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば特開平8−290384号公報に開示されているような、適宜の本数、空気抜き管を外部から固定防塵ケース11を貫通させて一端側を内部に臨ませる共に他端を排気ポンプに接続させた排気手段を使用してもよい。
【0023】
さらに、上述した実施形態ではキャリッジ12上に単段構成のストローク増倍機構27を設けたが、例えばキャリッジ12上に多段構成のストローク増倍機構を設けることにより、ワークをさらに高速で移動させることができる。また、開口窓29a,29bを可動防塵ケース28の左右側面に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば開口窓29a,29bを可動防塵ケース28の上下面に形成してもよい。その場合、牽引ベルト固定部材39の取付板39aは下面の開口窓内に臨むように固定され、ワーク取付座30は上面の開口窓から延出するように構成され、これに伴いプーリ38の位置も適宜変更される。
【0024】
また、牽引バンド36の両端部をスライダ31の移動側両端部に固定し、牽引バンド36の長手方向中央部を牽引ベルト固定部材39に固定するようにしたが、逆に牽引バンド36の両端部を牽引ベルト固定部材39に、牽引バンド36の長手方向中央部をスライダ31に固定するようにしてもよい。あるいは2枚の牽引バンド36を用い、それぞれの一端をスライダ31に、他端を牽引ベルト固定部材39に固定するようにしてもよい。また、プーリ26及び38をそれぞれ4個ずつ用いることにより、固定防塵ケース11および可動防塵ケース28の長さに対するキャリッジ12、スライダ31のストローク長の割合を大きく取れるようにしているが、このような利点を多少犠牲にしてもよい場合であれば、例えば、プーリ26あるいは38を2つにしてもよい。さらにまた、キャリッジ駆動機構13はボールねじとリニアガイドの組合せに限らず、リニアモータやベルトとプーリの組合せ等、他の方式でもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係る直動アクチュエータによれば、キャリッジの移動ストロークを約半分にしてワークを搬送することが可能となるので、キャリッジ駆動機構を収容する固定防塵ケースの長さをワークの搬送距離よりも小さくすることができ、これにより、固定防塵ケースのコンパクト化を図ることができる。
【0026】
また、請求項1の発明に係る直動アクチュエータによれば、上記の効果に加え、可動防塵ケース内で発生した摩耗粉等の塵埃が開口窓から可動防塵ケース外に放出されることを防止することができる。
請求項2の発明に係る直動アクチュエータによれば、請求項1の発明の効果に加え、可動防塵ケースに形成された開口窓を帯状シール体によって確実にシールすることができる。
請求項3の発明に係る直動アクチュエータによれば、請求項1の発明の効果に加え、可動防塵ケースの開口窓から外部に放出される塵埃の放出量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る直動アクチュエータの側面図である。
【図2】図1に示す直動アクチュエータの平面図である。
【図3】図1に示す直動アクチュエータの正面図である。
【図4】図1に示す直動アクチュエータの一部を示す図である。
【図5】図4の軸方向の直角方向の断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う矢視断面図である。
【図7】図1のVII−VII線に沿う矢視断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線に沿う矢視断面図である。
【図9】図2のIX−IX線に沿う矢視断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態を説明するためのシール体案内溝の断面図である。
【符号の説明】
11 固定防塵ケース
W ワーク
12 キャリッジ
13 キャリッジ駆動機構
14 リニアガイド
14a 案内レール
14b スライダ
15 ボールねじ
15a ナット
15b ねじ軸
16 シール体走行路
17 駆動モータ
18 タイミングプーリ
19 タイミングベルト
20 モータケース
21 パッキン
22 連結板
23 開口窓
24 帯状シール体
25 シール体案内溝
26 プーリ
27 ストローク増倍機構
28 可動防塵ケース
29a,29b 開口窓
30 ワーク取付座
31 スライダ
32 案内レール
33 強制排気孔
34 排気通路
35 排気ファン
36 牽引バンド
37 牽引バンド案内溝
38 プーリ
39 牽引バンド固定部材
40 ストローク伝達機構
41 リニアガイド
42 走行駆動機構部
Claims (4)
- ワークを搬送するキャリッジと、このキャリッジを一軸方向に往復駆動するキャリッジ駆動機構と、このキャリッジ駆動機構を収容する固定防塵ケースとを備えた直動アクチュエータであって、
前記キャリッジのストロークを増倍して前記ワークに伝えるストローク増倍機構を有し、
前記ストローク増倍機構を、前記キャリッジに固定された可動防塵ケースと、この可動防塵ケースに形成された開口窓を通じて前記ワークを保持するワーク取付座と、このワーク取付座を前記キャリッジの移動方向に移動させるスライダを有するリニアガイドと、このリニアガイドのスライダを前記キャリッジの移動方向に牽引する牽引ベルトと、この牽引ベルトを前記キャリッジの移動量に応じて走行駆動する走行駆動機構部とから構成し、前記牽引ベルトを前記可動防塵ケース内に前記開口窓を閉塞するように設けたことを特徴とする直動アクチュエータ。 - 前記牽引ベルトは、平ベルト状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の直動アクチュエータ。
- 前記可動防塵ケースは、前記キャリッジ内に形成された排気通路を介して前記固定防塵ケース内に連通する排気孔を有することを特徴とする請求項1又は2記載の直動アクチュエータ。
- 前記固定防塵ケースには、該固定防塵ケース内を強制排気すると共に前記排気通路及び前記排気孔を介して前記可動防塵ケース内を強制排気する強制排気手段が取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の直動アクチュエータ。
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