JP4207616B2 - 裁断装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動制御により被裁断材を所望の製品に裁断する裁断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動制御による裁断装置は、搬送機構(送り出し機構)により上面を被型抜材が排出方向に搬送されるテーブル(固定盤)と、テーブルに上下動可能に設けられた可動盤(圧盤)と、この可動盤の下面に交換可能に取り付けられる刃型と、搬送機構および可動盤を入力された製品情報に応じて動作させる制御装置とを備えて構成される。可動盤の動作時には、可動盤下方のテーブル(固定盤)上に刃の破損を防ぐための当て板が配置されるようになっている。当て板はラミネートフィルム等からなる消耗品で、ある回数利用されて刃により傷みが生じると廃棄される。被裁断材には、樹脂フィルム、セロハン、パッキン、フェルト、スポンジ、ゴム、ウレタンフォーム、アルミホイール、銅ホイール、布、紙等のロール材、シート材等、軟質硬質を問わず種々の素材が用いられる。
【0003】
従来、被裁断材がロール材とシート材との異なる材料に応じて材料を送る機構が異なる2タイプの裁断装置が知られている。例えば、シート材を裁断する裁断装置の場合、テーブルに載せてテーブルごと移動させるようになっており、図8に示すように、搬送機構は、上面に当て板2が載置され固定盤3上を摺動する移動テーブル4と、この移動テーブル4と固定盤3との間に設けられ回転駆動力により移動テーブル4を固定盤3に対して所定の移動量往復動させるボールねじ9と、このボールねじ9を正逆に回転駆動させるサーボモータ5とを備えて構成される。シート状被裁断材M1は当て板2に載せられて位置決めされ、サーボモータ5の回転駆動により可動盤6側に送り出され裁断(カットまたはトリミング)され、裁断終了後、元の位置に送り戻されるようになっている。
【0004】
また、ロール材M2を裁断する裁断装置の場合、上下の両ローラ間に挟んで送るようになっており、図9に示すように、搬送機構は、固定盤3上のロール状被裁断材M2を挾持する上下のローラ7A、7Bを備えたロールフィーダ7と、これらローラ7A、7Bを回転駆動させロール状被裁断材M2を可動盤6側に送り出すロールフィーダ駆動機構(サーボモータ)8とを備えて構成される(例えば、特許文献1参照。)。ロール状被裁断材M2はロールフィーダ7により可動盤6側に送り出される。可動盤6下方の固定盤3には当て板2が載置され、この当て板2上でロール状被裁断材M2は裁断(カットまたはトリミング)される。当て板2に代えて、予めロール状被裁断材M2の下面に当て板19が張り付けられた状態で可動盤6側に送り出される場合もある。
【0005】
このように、従来、裁断装置では、被裁断材を裁断、すなわち切断(カット)したり、型抜き(トリミング)したりする場合、被裁断材を送る機構として、移動テーブル上にシート状の被裁断材を載せて送る機構と、ロールフィーダにより一対のロールでロール状の被裁断材を送る機構とがあり、これら送る機構に応じて別々の機械を設置する必要があった。このため、本発明者らは機種の兼用を図るため、ロールフィーダの一対のローラ間にシート状の被裁断材が載置された当て板を挟み込む裁断装置をすでに提案している(特許文献2参照)。この裁断装置では、ロール状の被裁断材を裁断する場合には、ロールフィーダから当て板を取り外し、ロールフィーダにロール状被裁断材を挟み込んで可動盤に送り出し、シート状の被裁断材を裁断する場合には、当て板にシート状の被裁断材を位置決めして載置し、この被裁断材が載置された当て板を一対のローラ間に挟みロールフィーダにより可動盤に送り出すようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特公平7−36997号公報(第2−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開2001−219394号公報(第3−4頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成に係る従来の裁断装置では、被裁断材が載置された当て板を一対のローラ間に挟みロールフィーダにより可動盤に送り出すようにしているので、正確な加工精度を確保するためには、被裁断材のローラに対する位置決めを正確に行わなければならず、位置決め作業に手間がかかるという問題がある。また、被裁断材が載置された当て板を一対のローラ間に挟み込んで送り出すようにしているので、被裁断材の材質により、当て板と被裁断材とが固定盤上を摺動する際、蛇行したり斜行してしまい加工精度に影響を与えるという問題がある。また、ローラ間に挟み込んで送り出すため、挟み込みできない被裁断材(例えば、薬剤の封入された材料等)には使用できないという問題がある。
【0008】
本発明は上記欠点を除くためになされたもので、簡素な構成で素材により種類の異なる裁断装置を1台で兼用させることができるとともに、加工精度を向上させ、しかも、被裁断材の材質に制約されることなく裁断することができる裁断装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る裁断装置は、被裁断材が載置される固定盤と、固定盤の上方に設けられ、下側に刃型が交換可能に取り付けられた可動盤と、固定盤上の被裁断材を移動させて可動盤の下方に送り出す送り出し手段とを備えた裁断装置において、送り出し手段を、上端面の高さが固定盤上面にほぼ合致する下側ローラとこの下側ローラの上方に配置された上側ローラとを備え被裁断材をこれら上下のローラで挟持するロールフィーダと、駆動系によりこのロールフィーダの上下のローラを正逆に駆動させる駆動機構と、ロールフィーダの上側ローラを可動軸に取り付けられた回動支持部材を介して昇降させる昇降機構と、上下のローラ間に取り外し可能に配置され、上記駆動系に接続されて固定盤上を移動するテーブルとにより構成するとともに、上側ローラの可動軸には、送り出し歯車を設け、下側ローラの軸には、鍔部が外周面外側に形成されたカラーを上記送り出し歯車に臨ませて設け、テーブルの幅方向両端には、カラーの鍔部の内側に配置されるとともに上面に上記送り出し歯車に噛合するラック歯が形成されたラックガイドを設けたものである。
【0010】
本発明に係る裁断装置では、被裁断材が載置される固定盤と、固定盤の上方に設けられ、下側に刃型が交換可能に取り付けられた可動盤と、固定盤上の被裁断材を移動させて可動盤の下方に送り出す送り出し手段とを備えた裁断装置において、送り出し手段を、上端面の高さが固定盤上面にほぼ合致する下側ローラとこの下側ローラの上方に配置された上側ローラとを備え被裁断材をこれら上下のローラで挟持するロールフィーダと、駆動系によりこのロールフィーダの上下のローラを正逆に駆動させる駆動機構と、ロールフィーダの上側ローラを可動軸に取り付けられた回動支持部材を介して昇降させる昇降機構と、上下のローラ間に取り外し可能に配置され、上記駆動系に接続されて固定盤上を移動するテーブルとにより構成するとともに、上側ローラの可動軸には、送り出し歯車を設け、下側ローラの軸には、鍔部が外周面外側に形成されたカラーを上記送り出し歯車に臨ませて設け、テーブルの幅方向両端には、カラーの鍔部の内側に配置されるとともに上面に上記送り出し歯車に噛合するラック歯が形成されたラックガイドを設けたことにより、被裁断材がシート状部材の場合、まず、テーブルに当て板を介してシート状被裁断部材を載置し、昇降機構により挟持機構の上側ローラを上昇させ、テーブルの送り出し方向前端部を上下のローラ間に配置し、このテーブルを駆動機構の駆動系に接続させる。駆動機構の駆動系を正方向に駆動させると、上下のローラは送り出し方向に駆動され、テーブルは固定盤上を可動盤側に移動し、可動盤によりテーブルに載置されたシート状被裁断材に裁断が施される。裁断後、可動盤の動作を停止し、駆動機構の駆動系を逆方向に同じ量駆動させると、上下のローラは送り戻し方向に駆動され、テーブルは元の位置まで戻る。被裁断材がロール状部材の場合、テーブルをローラから取り外し、ロール状被裁断材の送り出し端部を上下のローラ間に挟み込み、駆動系を正方向に駆動させると、上下のローラは送り出し方向に駆動されるので、ロール状被裁断材は可動盤側に送り出され裁断される。このため、一台で種類の異なる被裁断材の裁断に兼用することができる。また、テーブル下面を固定盤上で移動させて可動盤側への送り出し送り戻しを行うことができるので、移動テーブルを簡素な構成とすることができる。しかも、上側ローラを被裁断材上に保持してテーブルを移動させることができるので、挟むことのできない被裁断材であっても送ることができ、被裁断材の材質による制限を受けることがなく、加工の自由度が向上する。また、被裁断材は当て板を介してテーブルにより支持された状態で、可動盤側に送り出され、裁断されるので、従来のように当て板のみの場合に比較してより正確な加工精度を確保することができる。さらに、両側のラックガイドは係止部により幅方向の変位を規制されるので、被裁断材はテーブルと一体に直線状に送り出される。このため、被裁断材が蛇行や斜行を起こすことがない。
【0015】
請求項2に係る裁断装置は、上側ローラが最も下方の位置にあるとき送り出し歯車とカラーとを互いに干渉しないように、カラーの外周面に送り出し歯車を受け入れる周溝を形成したものである。
【0016】
請求項2に係る裁断装置では、上側ローラが最も下方の位置にあるとき送り出し歯車とカラーとを互いに干渉しないように、カラーの外周面に送り出し歯車を受け入れる周溝を形成したことにより、上側ローラが最も下方の位置にあり上下側ローラ間の空隙がほぼゼロに近い値であっても送り出し歯車とカラーとは干渉することがないので、テーブルの有無にかかわらずきわめて薄い被裁断材でも裁断することができ、被裁断材の種類に制限を設ける必要がない。また、送り出し歯車とカラーとをそれぞれ上下側ローラ両端部の近傍に配置することができるので、装置の小型化を図ることができる。さらに、テーブルの幅寸法を有効最小幅に近い短寸にすることができ、軽量化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る裁断装置について図面に基づいて説明する。図1ないし図3はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る裁断装置を示す正面図、側面図および平面図である。裁断装置10は、図1ないし図3に示すように、固定盤13と、固定盤13の上方に上下動可能に設けられた可動盤14と、この可動盤14の下面に交換可能に取り付けられる刃型15と、固定盤13の可動盤14上流側に設けられ、供給側(図1および図3の左方)から送り込まれる固定盤13上のロール状の被裁断材M2(図9参照、以下、ロール状の被裁断材M2をロール材M2と称す)を可動盤14の上流側(図1の左方)から下流側(図1の右方)に送り出すロールフィーダ(挟持機構)16と、可動盤14およびロールフィーダ16を入力された作業プログラムに基づいて動作させる駆動制御装置17とを備えて構成される。
【0018】
ロール材M2は、下面に当て板19が密着されてロールフィーダ16に送り込まれる。当て板19は刃の破損を防ぐもので、例えば、ラミネートフィルム等のフィルム材から構成される。当て板19はロール材M2の場合、ロール材M2と同一の幅寸法に形成され、被裁断材が後述するシート状の場合、シート状被裁断材M1(図8参照)の形状に応じて形成される。
【0019】
固定盤13上面には、図1および図3に示すように、一対の材料ガイド20A、20Bがロール材M2の幅寸法に合致させて取り付けられる。材料ガイド20A、20Bは、ロール材M2の幅寸法に応じて幅方向を調整できるようになっている。この材料ガイド20A、20Bはロール材M2専用のガイドで、後述する樹脂テーブル50をロールフィーダ16に装着する際には、取り外される。
【0020】
裁断装置10は、ロール材M2を裁断する場合、固定盤13の上流側(供給側)に材料巻出装置11(図9参照)が、固定盤13の下流側(可動盤14の下流側)に製品巻き取り装置12A(図9参照)および滓巻き取り装置12B(図9参照)がそれぞれ設けられる。これら製品巻き取り装置12Aと滓巻き取り装置12Bは後述するサーボモータ21と接続され駆動制御装置17に入力された作業プログラムに基づいて制御されるようになっている。駆動制御装置17は、図1に示すように、可動盤14とロールフィーダ16とを駆動制御し、可動盤14を一定の上下ストロークで上下動させるとともに固定盤13上の被裁断材M2を可動盤14の上下動に同期させて送り出すようになっている。また、駆動制御装置17は、入力された作業プログラムに基づいて製品巻き取り装置12Aと滓巻き取り装置12Bとを可動盤14と同期させ、刃型15によりロール材M2を裁断するようにしている。このため、裁断装置10は、材料巻出装置11にロール材M2がセットされ、ロール材M2の先端がロールフィーダ16に挟持されて可動盤14の下流側に送り出しされると、刃型15により裁断されたロール材(製品)が製品巻き取り装置12Aに巻き取られるとともに、裁断時に発生したかすが滓巻き取り装置12Bに巻き取られるようになっている。
【0021】
ロールフィーダ16は、図1に示すように一対のローラ16A、16Bに当て板19が密着されたロール材M2を挟み込んで可動盤14側に送り出すようになっている。このロールフィーダ16は、図4および図5に示すように、駆動軸22に設けられた下側ローラ16Aと、上下に変位する可動軸23に取り付けられた上側ローラ16Bとを備え、駆動機構30により駆動される。下側ローラ16Aは、図1に示すように、上端面が固定盤13の上面にほぼ合致して配置される。上側のローラ16Bは、図5に示すように、可動軸23の両端に取り付けられた回動支持部材33、33を介してエアシリンダ(昇降機構)31、31に連結され、これらエアシリンダ31、31の作動により上下方向に変位されるようになっている。エアシリンダ31、31下方の駆動軸22には、回動支持部材34、34が取り付けられる。駆動軸22と可動軸23との間には、回動支持部材33、34を介して上側ローラ用のバランサスプリング32、32が設けられる。符号35、36はそれぞれエアシリンダ31、31に接続されたチェック弁付レギュレータおよびソレノイドバルブである。
【0022】
下側ローラ16Aの駆動軸22には、図4に示すように、サーボモータ21が連結される。サーボモータ21は下側ローラ16Aを正逆に回転駆動するようになっている。この駆動軸22の両側には、駆動ギヤ24A、24Bが取り付けられる。これら各駆動ギヤ24A、24Bにはそれぞれ、図6に示すように、固定ピン25Cに取り付けられた第1のアイドラギヤ25A、25Bが噛合される。これら第1のアイドラギヤ25A、25Bにはそれぞれ、第2のアイドラギヤ27A、27Bが噛合され、第1第2の両アイドラギヤ25A−27A、25B−27B間には、互いに軸同士25C、27Cを連結する第1のリンク26A、26Bが取り付けられる。第2のアイドラギヤ27A、27Bはそれぞれ、上側ローラ16Bの可動軸23に取り付けられた従動ギヤ29A、29Bに噛合するようになっている。第2のアイドラギヤと従動ギヤとの間27A−29A、27B−29Bには、第2のリンク28A、28Bが互いに軸同士27C、23を連結して取り付けられる。
【0023】
このように、駆動機構30の駆動系は、サーボモータ21、駆動軸22、駆動ギヤ24A、24B、第1のアイドラギヤ25A、25B、第2のアイドラギヤ27A、27B、従動ギヤ29A、29Bおよび可動軸23とにより構成される。このため、サーボモータ21が回転駆動されると、駆動軸22の回転が各アイドラギヤ25A−27A、25B−27Bを介して従動ギヤ29A、29Bに伝達され、上側ローラ16Bは、下側ローラ16Aと逆回転するようになっている。そして、上側ローラ16Bがエアシリンダ31、31により上方に変位すると、第2のリンク28A、28Bと第1のリンク26A、26Bとの動きに応じて第2のアイドラギヤ27A、27Bのみが従動ギヤ29A、29Bおよび第1のアイドラギヤ25A、25Bと噛合したまま従動ギヤ29A、29Bに追従して変位し、常にサーボモータ21からの回転駆動力を上側ローラ16Bの可動軸23に伝達するようになっている。
【0024】
上側ローラ16Bは、エアシリンダ31により昇降し、被裁断材M2の材質に応じて上下方向に変位するようになっており、被裁断材M2の材質により所定の押圧力を付与することもできるようになっている。上側のローラ16Bが上昇して上方の非挟持位置に保持されると、上下のローラ16A,16B間に空隙が形成される。この空隙にロール材M2と当て板19が差し入れられた状態で上側ローラ16Bが降下すると、ロール材M2と当て板19は上下の両ローラ16A、16Bにより挟持されるようになっている。
【0025】
ところで、上側ローラ16Bの可動軸23には、図4、図5および図7に示すように、上側ローラ16Bの両側端部近傍に送り出し歯車40A、40Bが取り付けられる。下側ローラ16Aの駆動軸22には、カラー41A、41Bが送り出し歯車40A、40Bに臨んで取り付けられる。カラー41A、41Bには、外周面に凹陥した周溝42Aが形成されるとともに、幅方向外側には鍔部(係止部)42Bが突出して形成される。送り出し歯車40A、40Bとカラー41A、41Bとは、上側ローラ16Bが最も下方の位置にあるとき、例えば、上側ローラ16Bが下側ローラ16Aに接触する位置まで降下したとき、カラー41A、41Bの周溝42Aに、送り出し歯車40A、40Bの歯部が受け入れられるようになっており、互いに干渉しないようになっている。すなわち、本実施の形態では、送り出し歯車40A、40Bの外径が上側ローラ16Bの外径とほぼ合致するか、やや大径に形成されている。そして、送り出し歯車40A、40Bの径が上側ローラ16Bの外径より大径であっても、送り出し歯車40A、40Bの歯は、カラー41A、41Bの周溝42Aに遊びを持たせて収まるようになっている。
【0026】
これら送り出し歯車40A、40Bとカラー41A、41Bとの間には、図4、図5および図7に示すように、板状の合成樹脂製テーブル50が装着される。テーブル50の幅方向両端には、棒状のラックガイド51A、51Bが取り付けられる。ラックガイド51A、51Bには、上面に送り出し歯車40A、40Bに噛合するラック歯52A、52Bが形成される。ラックガイド51A、51Bは、L字型金具53A、53Bを介してテーブル50に取り付けられる。L字型金具53A、53Bはテーブル50の下面から図示しない皿ねじによりラックガイド51A、51Bに取り付けられる。このテーブル50上には、縦横所定の寸法にそれぞれカットされた当て板2(図8参照)とシート状の被裁断材M1(図8参照、以下、シート状被裁断材M1をシート材M1と称す)とが載置される。これら当て板2とシート材M1は、テーブル50上で粘着テープにより位置決めされるようになっている。当て板2は刃の破損を防ぐもので、被裁断材の裁断時、刃が内部まで入るようになっており、例えば、ラミネートフィルム等のフィルム材や合成樹脂材から構成される。
【0027】
幅方向両端部にラックガイド51A、51Bを備えたテーブル50は、上側ローラ16Bがエアシリンダ31により持ち上げられ上方に保持されると、送り出し方向前方端が上下のローラ16A,16B間に形成された空隙に差し入れられる。そして、テーブル50は、この送り出し方向前方端のL字型金具53A、53Bの外側面が鍔部42B、42Bの内側面に当接されるようになっており、上側ローラ16Bが降下されると、ラック歯52A、52Bが送り出し歯車40A、40Bに噛合されるようになっている。このため、ロールフィーダ16が駆動機構30により回転駆動されると、送り出し歯車40A、40Bの回転に従動してラックガイド51A、51Bが送り出し方向にカラー41A、41Bに案内されて直線運動し、テーブル50は両鍔部42B、42B間で幅方向の変位が規制され、ローラ16A,16B間で固定盤13上面を直線状に滑動するようになっている。このため、予めテーブル50の送り方向距離を駆動制御装置17に入力し、可動盤14による裁断終了後、ローラ16A、16Bを送り方向距離分逆転させるように設定しておくと、テーブル50は、元の位置に戻るようになっている。また、上側ローラ16Bが降下されラック歯52A、52Bが送り出し歯車40A、40Bに噛合された際、図4に示すように、上下のローラ16A、16B間には、所定の空隙が設けられ、シート材M1は上下のローラ16A、16Bに挟まれることなく送り出されるようになっている。
【0028】
そして、シート材M1に代えてロール材M2を裁断(カットまたはトリミング)する場合には、上側ローラ16Bをエアシリンダ31により持ち上げ、テーブル50をローラ16A,16B間から取り外し、ローラ16A,16B間にロール材M2の送り出し端部を載せ、上側ローラ16Bをエアシリンダ31により降下させてローラ16A,16B間に挟持し、作業を行うようになっている。
【0029】
また、ロールフィーダ16と可動盤14との間には、被裁断材M1、M2の送り出し方向前端を検知し、検知信号を駆動制御装置17に出力するセンサ(図示せず)が設けられる。シート材M1をテーブル50に載せて裁断する場合、上下のローラ16A、16B間にテーブル50が配置され、駆動制御装置17がオンされると、センサがシート材M1の前端を検知するまで、駆動制御装置17はロールフィーダ16を駆動させて、テーブル50を可動盤14側に送り出し、センサがシート材M1の前端を検知し、検知信号が駆動制御装置17に送出されると、駆動制御装置17はシート材M1のセット位置への頭出しが完了したものとして、裁断作業を開始するようになっている。すなわち、駆動制御装置17は作業プログラムに基づいて、サーボモータ21に正の駆動信号を送出すると、サーボモータ21はローラ16A、16Bを正転方向に回転駆動し、テーブル50を送り出し歯車40A、40Bの回転に同期させて可動盤14側に向けて送り出すようになっている。そして、駆動制御装置17は図示しないセンサが裁断の行われたシート材M1を検出しなくなるか、または、予め設定された作業プログラムにより、サーボモータ21に負の駆動信号を送出し、サーボモータ21によりローラ16A、16Bを逆転させ、送り出し歯車40A、40Bの逆回転に同期させてテーブル50を可動盤14側から元の位置に向けて送り戻すようになっている。
【0030】
ロール材M2をローラ16A、16Bに挟持させて送り出し裁断する場合、テーブル50が取り外された上下のローラ16A、16B間に、ロール材M2の送り出し方向前端部を挟み込む。このとき、ロール材M2は上側ローラ16Bによりロール材M2の材質に応じた所定の押圧力で押さえられる。駆動制御装置17がオンされると、センサがロール材M2の前端を検知するまで、駆動制御装置17はロールフィーダ16を駆動させて、ロール材M2を可動盤14側に送り出し、センサがロール材M2の前端を検知し、検知信号が駆動制御装置17に送出されると、駆動制御装置17はロール材M2のセット位置への頭出しが完了したものとして、裁断作業を開始するようになっている。
【0031】
次に、上記実施の形態に係る裁断装置の作用について説明する。裁断装置10により、シート材M1を裁断するには、まず、テーブル50を、固定盤13の上面に配置し、未裁断状態のシート材M1を当て板2を介してテーブル50の上面に載置して粘着テープで位置決めする。次に、上側ローラ16Bを上方の非挟持位置に上昇させローラ16A、16B間の空隙にテーブル50の送り出し方向前端を差し込み、L字型金具53A、53Bを両鍔部42B、42B間に入れる。この差し込み作業は人力で行う。次に、上側ローラ16Bを降下させ、ラックガイド51A、51Bのラック歯52A、52Bに送り出し歯車40A、40Bの歯を噛合させる。このとき、テーブル50下面は下側ローラ16A上端部に接触するようになっている。シート材M1はテーブル50上で上側ローラ16Bに挟まれないようになっている。そして、駆動制御装置17は、図示しないセンサによりシート材M1が検知されるまで、ロールフィーダ16を動作させ、センサがシート材M1の送り出し方向前端部を検知すると、シート材M1が裁断開始位置にセットされたものとみなし、裁断作業の準備が完了する。
【0032】
次に、入力された作業プログラムに基づいてロールフィーダ16と可動盤14とを同期させて、テーブル50を固定盤13の上面を滑動させ、テーブル50とともに送り出されるシート材M1に刃型15により裁断を行う。このとき、テーブル50は、L字型金具53A、53Bが両鍔部42B、42B間に入った状態で送り出されるので、幅方向の変位が規制され直線状に送り出される。このため、テーブル50が蛇行したり、斜行したりすることがない。従って、テーブル50上に載置された被裁断材M1も直線状に送り出され蛇行したり、斜行したりすることがない。
【0033】
シート材M1とテーブル50とが可動盤14の上流側から下流側に送り出され、裁断が行われた後、図示しないセンサが裁断済みのシート材M1を検出しなくなるか、または、予め設定された作業プログラムにより、駆動制御装置17はサーボモータ21を逆に駆動させ、裁断が完了したシート材M1を可動盤14側からロールフィーダ16側に向けて送り戻し、裁断済みのシート材M1をロールフィーダ16上流側の元の位置に戻し置く。シート材M1を多数裁断する場合、裁断済みのシート材M1を取り外し、次の未裁断のシート材M1を当て板2に位置決めし、上記工程を繰り返すようになっている。このため、作業者が移動することなく同じ場所で作業を行うことができるので、作業が効率化される。なお、裁断が行われた後、裁断済みのシート材M1を可動盤14下流側でテーブル50から取り外すようにしてもよい。
【0034】
次に、シート材M1に代えてロール材M2を裁断(カットまたはトリミング)する場合には、まず、上側ローラ16Bをエアシリンダ31、31により持ち上げ、テーブル50をローラ16A,16B間から取り除く。次に、ロール材M2の幅に合わせて材料ガイド20A、20Bの間隔を調整し、ローラ16A,16B間にロール材M2の送り出し端部を載せて、上側ローラ16Bをエアシリンダ31により降下させてローラ16A,16B間に挟持し、作業を行うようになっている。このように、上記実施の形態に係る裁断装置では、被裁断材がロール材であっても、シート材であっても裁断が可能な裁断装置として用いることができるので、簡素な構成で兼用化を図ることができる。また、上記実施の形態に係る裁断装置では、作業者が移動することなく同じ場所で作業を行うことができるので、作業が効率化される。
【0035】
なお、上記実施の形態では、テーブル50は合成樹脂から形成されているがこれに限られるものではなく、金属製(例えば、ステンレス、真鍮等)であってもよい。また、上記実施の形態では、ラックガイド51A、51Bは送り出し歯車40A、40Bとカラー41A、41Bに係合するように構成されているがこれに限られるものではなく、カラー41A、41Bに代えて送り出し歯車40A、40Bを駆動軸22側に設け、ラックガイドの下面に送り出し歯車40A、40Bに噛合するラック歯を形成するようにしてもよい。この場合、上側ローラ16Bを上昇させ作業の邪魔にならないよう上方の位置に保持しておけばよい。そして、テーブルは駆動軸22が正逆に駆動すると、それに応じて固定盤13上を移動する。また、シート材M1はテーブル50上で上側ローラ16Bに挟まれないで送り出されるようになっているが、これに限られるものではなく、当て板の下面に底上げ材を介在させ、上側ローラ16Bに挟んで送り出すようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る裁断装置は、被裁断材が載置される固定盤と、固定盤の上方に設けられ、下側に刃型が交換可能に取り付けられた可動盤と、固定盤上の被裁断材を移動させて可動盤の下方に送り出す送り出し手段とを備えた裁断装置において、送り出し手段を、上端面の高さが固定盤上面にほぼ合致する下側ローラとこの下側ローラの上方に配置された上側ローラとを備え被裁断材をこれら上下のローラで挟持するロールフィーダと、駆動系によりこのロールフィーダの上下のローラを正逆に駆動させる駆動機構と、ロールフィーダの上側ローラを可動軸に取り付けられた回動支持部材を介して昇降させる昇降機構と、上下のローラ間に取り外し可能に配置され、上記駆動系に接続されて固定盤上を移動するテーブルとにより構成するとともに、上側ローラの可動軸には、送り出し歯車を設け、下側ローラの軸には、鍔部が外周面外側に形成されたカラーを上記送り出し歯車に臨ませて設け、テーブルの幅方向両端には、カラーの鍔部の内側に配置されるとともに上面に上記送り出し歯車に噛合するラック歯が形成されたラックガイドを設けたことにより、シート状被裁断材とロール状被裁断材とで異なる裁断装置の機種を1台で兼用させて用いることができるので、コストダウンを図ることができる。また、シート状被裁断材の裁断時、蛇行や斜行することがなく直線状に送り出されるので、正確に加工することができる。さらに、作業者は排出側に移動することなく一ヶ所で作業を続けることができるので、作業効率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る裁断装置を示す正面図である。
【図2】図1の裁断装置の側面図である。
【図3】図1の裁断装置の平面図である。
【図4】ロールフィーダの要部を示す説明図である。
【図5】駆動機構と昇降機構とを一部省略して示す断面図である。
【図6】駆動機構の駆動伝達部を示す側面図である。
【図7】テーブルのラックガイドと送り出し歯車およびカラーとの係合状態を示す説明図である。
【図8】従来のシート状被裁断材の裁断装置を示す説明図である。
【図9】従来のロール状被裁断材の裁断装置を示す説明図である。
【符号の説明】
2 当て板
10 裁断装置
13 固定盤
14 可動盤
15 刃型
16 ロールフィーダ(挟持機構)
16A、16B ローラ(挟持部)
31 エアシリンダ(昇降機構)
50 テーブル
M1 被裁断材
M2 被裁断材
Claims (2)
- 被裁断材が載置される固定盤と、固定盤の上方に設けられ、下側に刃型が交換可能に取り付けられた可動盤と、固定盤上の被裁断材を移動させて可動盤の下方に送り出す送り出し手段とを備えた裁断装置において、
送り出し手段を、上端面の高さが固定盤上面にほぼ合致する下側ローラとこの下側ローラの上方に配置された上側ローラとを備え被裁断材をこれら上下のローラで挟持するロールフィーダと、駆動系によりこのロールフィーダの上下のローラを正逆に駆動させる駆動機構と、ロールフィーダの上側ローラを可動軸に取り付けられた回動支持部材を介して昇降させる昇降機構と、上下のローラ間に取り外し可能に配置され、上記駆動系に接続されて固定盤上を移動するテーブルとにより構成するとともに、
上側ローラの可動軸には、送り出し歯車を設け、下側ローラの軸には、鍔部が外周面外側に形成されたカラーを上記送り出し歯車に臨ませて設け、テーブルの幅方向両端には、カラーの鍔部の内側に配置されるとともに上面に上記送り出し歯車に噛合するラック歯が形成されたラックガイドを設けたことを特徴とする裁断装置。 - 上側ローラが最も下方の位置にあるとき送り出し歯車とカラーとを互いに干渉しないように、カラーの外周面に送り出し歯車を受け入れる周溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の裁断装置。
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